かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

TUBE

Dance With You / TUBE

1987_09_Dance With You_チューブ


今回の1曲セレクトは、「Dance With You」TUBEです。

まずはデータから。

・タイトル    Dance With You
・アーティスト       TUBE
・作詞      亜蘭知子
・作曲      栗林誠一郎
・編曲      長戸大幸
・リリース日   1987年8月26日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   11.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1987年9月14日〜10月12日付

昨日、夏の終わりを感じさせる曲ということで、C-C-Bの「不自然な君が好き」を書いたんだけども、本当は、今日引っ張ってきた、この曲が本命だったのね。

TUBE 「Dance With You」

正確には「夏の終わりを感じさせる」というよりも、「秋を感じる」というほうが正しいんだけども。

なぜにこの曲が「秋を感じさせる」のか・・と言ったら、やっぱり、ザ・ベストテンでの黒柳さんの「秋でも売れるチューブになってよかったですね」っていうコメントに尽きますね。

前年の「シーズン・イン・ザ・サン」のブレイク以来、「チューブ=夏」っていうイメージが定着して・・・うんにゃ、んな生易しいもんじゃなく、夏以外は活動してないようなイメージになっちゃったじゃん。

まあ、現実に前年の86年については冬はシングルリリースしてなかったしな。 いや、正確に言えば
9月に「ビコーズ アイ ラブ ユー」っていうバラードをリリースしてたんだけども、ベストテン入りできずに、今一つ不発だったために、一層「チューブ=夏」っていうイメージが強くなっちゃったんだよね。

そんなわけで、翌87年は、秋にリリースしたこの「Dance With You」も、めでたくベストテン入りし、件の黒柳さんのコメントに繋がったんだろうね。

たださ、やっぱり、私的には勘違いしてたんだよなぁ。 

「秋でも売れるチューブ」ということで、やっぱり9月リリースの10月のヒット曲とずっと思いこんでたんだよなぁ。

そしたら、実際はリリースが1987年8月26日の、9月のヒットだったんだよね。

うーん、そうだったかなぁ。 やっぱり昨日書いたC-C-Bの「不自然な君が好き」同様、この曲と言ったら、スズムシの鳴き声っていうイメージが強いんだけどねぇ。。。

そそそ、当時、この時期になると毎年、おふくろがどこかからか貰ってきて飼ってたスズムシ。

その証拠に、ベストテンから録音したカセットの後ろにスズムシの鳴き声も入ってたんだけどなぁ。。

いや、あれは、徳永英明の「輝きながら」だったかなぁ・・・・。

ただ、今、この曲のベストテン入り期間を改めて調べたら、確かにランクインしてきたのは、1987年9月14日と、丁度33年前の今頃だったわけだけど、それから1か月間ランクインしてたわけで、やっぱり10月までベストテン入りしてたんだよな。

恐らく、ワタシの中では、そんなベストテン入り終盤の頃の記憶が残っていたのかもしれないな。

昨日のC-C-B「不自然な君が好き」はニューウェーブっぽくて、当時は引っかからなかったと書いたんだけども、この「Dance With You」は好きだったな。

まさか、TUBEがこんなダンサブルなポップチューンをやってくるとは思っても見なかったし、これがダンスナンバーが合うんですわ。

デビュー曲からそうだったけど、この人たちはもっと土臭い曲の方があってるようなイメージだったんだけどね。

その証拠に、前年秋にリリースした「ビコーズ アイ ラブ ユー」は、いわいるシティポップっぽいバラードだったじゃん。どこかオメガトライブを意識したかのような。
だからあんまり売れなかったのか・・とも思えちゃったりするし、 そうなるとやっぱり土臭い、どこかダサい曲の方がこの人たちには合ってるのか・・ともますます思えたりしてたんだよね。

そこにきて、このダンスチューン。 でも、予想に反してこの人たちにもあってたんだよなぁ。

やっぱり、オメガトライブになり過ぎてなかったのがよかったんだろうな。 つまりダンスチューントイッテもシティポップにより過ぎなかったところかよかったんではないかってこと。

作詞 亜蘭知子  アレンジ 長戸大幸 っていうのは、「ビコーズ アイ ラブ ユー」と同じ布陣だけど、勉強したんだろうね。 同じ轍は踏まないってところは、さすがはビーイングの中心メンバーというところですかねぇ。

ただですよ・・・。オリコン最高位は前曲の「サマードリーム」と同じ3位まで行ったものの、売り上げが半減なんだよなぁ。
うーむ、このあたりがちょっと個人的には納得しがたいんですけどねぇ。。。。

秋でも、ベストテン入り、売れてよかった・・というても、やっぱりTUBEは「夏」っていうイメージが俄然強いって事だったんだろうね。




「ザ・ベストテン」の初登場の時のだ。
うーん、スタジオで歌った時があったんだな。 どうも、この曲って野外で歌っているイメージが強かったんでね、ちょっとこれは意外だった。
しかも、キーが半音低いよな。 だからなのかレコードで聴いたときのスピード感、独独のドライブ感も今一つですねぇ。

それでも高々2分半のワンハーフ(TV用)でも、ここまで生演奏でノせてくれるとはね。メンバー一人一人は、まだまだみんな若かったけどテクニックはあったんだよね。
さすがはビーイング系というべきですかね。


関係ないけど動画の冒頭は、年末にジャニーズ退所を発表した少年隊のニッキ。「君だけに」でランクインしてた時ですね。


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さよならイエスタディ / TUBE

1991_07_さよならイエスタディ_チューブ

今回の1曲セレクトは、「さよならイエスタディ」TUBEです。

まずはデータです。

・タイトル    さよならイエスタディ
・アーティスト  TUBE
・作詞      前田亘輝
・作曲      春畑道哉
・編曲      TUBE
・リリース日   1991年7月1日
・発売元     ソニーレコーズ
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数  57.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1991年7月29日〜10月7日
・タイアップ:コニカ「撮りっきりコニカ」CM曲

 さて、今回の1曲セレクトも「夏」っぽい曲を持って来ましょうかねぇ。
ただ、ここ数日関東地方は、あんまりぱっとしない天気が続いており、思いっきり「夏」!っていう感じは、今んところしてないんだけどね。なんせ、まだ「梅雨」明けてないし。。。。

そんな訳で、今回は夏っぽいけど、「太陽サンサン」っていう感じの曲ではない曲を。。。。

TUBE「さよならイエスタディ」。

少し前に頻繁にTUBEの曲を書いてたんだけど、少しインターバルを置いたんでTUBE祭り第2弾・・・ってところかなぁ、また少し頻繁に書くような予感。

まあ、長年ヒットチャートを見て来ている方には常識だろうけど、90年代入ってからTUBEって夏場に2枚のシングルを出すようになったんだよね。
 80年代は、「初夏」に1枚出して、それを夏まで引っ張る形だったけど、90年代に入ってからは、5月頃に1枚、ミディアムテンポの曲をリリースし、7月の初めに「夏本番」のアップチューンをリリース・・・ってのがパターンになったんだよね。

90年代でも例外だったのが、1990年で、この年だけは5月21日に「あー夏休み」、1枚だけをリリースだったな。
だから、上に書いたようなパターンになったのが、今回引っ張ってきた「さよならイエスタディ」をリリースした1991年からでしたね。

この年は5月に「夏だね」っていうミディアムテンポの曲をリリース。 ただね、この「夏だね」は、個人的には今一つだったんだよなぁ。「こんな大人しい曲でひと夏を過ごすのか」みたいなことを思って記憶があるなぁ。

だからね、この「さよならイエスタディ」をリリースしてきた時は、「やっぱこうじやなくちゃ」なんて気分になったもんだよなぁ。
 しかも曲調がね、それまでのTUBEには見られなかったような「ラテン」調だったしさ。これが如何にも夏っぽいんだよね。
 一歩間違えると、リズム歌謡になっちまいそうな、ダサイ曲調でさ。でも、だから良かったんだけどね。 

前年の「あー夏休み」も一歩間違えると歌謡曲になっちゃいそうなダサい歌詞内容が、如何にも「日本の夏」を思い起こしてくれたけど、この曲は、それよりもエスカレートしてたもんなぁ。

ダサいことがカッコイイ・・・もしかするとそんな時代だったのかもしれないな、あの年は。
その前にTUBEってヒトたちも、何年かのキャリアを重ねて自分たちのポジションがはっきり分かった来たのかもしれないよね。ダサいギリギリのラインがTUBEのスタイルってことがさ。
リズムはラテンだけども、向こうの匂いよりも、土着的な歌謡曲ギリギリのラインっていうスタイルだよね。

この曲、爆発的なヒットではなかったんだけども、かなりのロングヒットになったのは、結局さ、そんな土着的な匂いの所が受けたんだろうね。

ロングヒットと言えば、ちょうど、この曲がヒットしてた頃ってさあ、ほとんどの曲がロングヒットだったんだよな。
1991年って、今から思えば特異的な年だったよなぁ。
この曲と、槇原敬之の「どんなときも。」と、チャゲアスの「SAY YES」。 この年の夏の間、この3曲だけでベスト3が全く動かなかったんだもの。 今じゃ考えらにれない様なチャートアクションを展開した年でしたね。

まあ、カラオケブームの頂点でもあったんだけど、それだけあの年は「楽曲の年」だったんだろうね。

たださ、それにしては、売り上げはそれほどでもなかったんだよね。57.5万枚でしょ。個人的には、もっと売れてた様な感覚だったんだけどなぁ。
次の年92年の「ガラスのメモリーズ」の方が売れるんだけども、感覚的に逆だったような気がするんだよね。
それだけ、この曲はロングヒットしてたんだよなぁ。

あとは、「撮りっきりコニカ」のCMかなぁ
↓ コレ


山口弘美さんかわいかったな。
フィルム撮り終わったら、このままカメラ屋に持ってって現像・・・っていうお手軽カメラでしたね。
デジカメが当たり前になった今では、すっかり忘れられた商品だけどさ。






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夏を抱きしめて / TUBE

1994_06_夏を抱きしめて_TUBE


今回の1曲セレクトは、「夏を抱きしめて」TUBEです。

まずはデータです。

・タイトル    夏を抱きしめて
・アーティスト  TUBE
・作詞      前田亘輝
・作曲      春畑道哉
・編曲      TUBE
・リリース日   1994年5月11日
・発売元     ソニーミュージックレコーズ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 93.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1994年5月30日〜7月18日付
・タイアップ:トヨタ「カローラセレス」CM曲

前回まで数日間、「新御三家」ということで、少々時代を遡ってたんで、今回は少し時代を戻って1990年代の曲と行きますか。
 で、ここのところ「TUBE」特集って感じで、TUBEの曲を頻繁に書いてきてるんだけどさ。まあ「夏はTUBE」ってことで、この季節毎年のように新曲をリリースしてたんで曲が溜まってる・・・って事が大きいんだけど、そんなTUBEから今回は1994年の大ヒットをひとつ。

「夏を抱きしめて」

少し前に、大黒摩季さんの「夏が来る」の時、1994年の夏は猛暑だったんで、夏っぽい曲は気候にマッチしてヒットが加速した・・・って書いたんだけど、それは、この曲にももろ当てはまったんだよね。

90年代前半当時のTUBEのリリースパターンは、5月にやや大人し目のミディアムチューンをリリースし、7月に「夏本番」って言うイメージのアッパーチューンをリリースって感じだった訳でね。
 そのパターンからすると、この「夏を抱きしめて」は、やや大人し目の「ミディアムチューン」に属するはずなんだけど、この曲はちょっと趣が違いましたよね。

たしかにAメロは、それまでのミディアムチューンと同じような大人し目なんだけど、Bメロの ♪ この愛信じて〜 ♪ から展開が盛り上がる。
例えば、それまで薄曇りだった天気が、一気に晴れ間が広がってきたようなイメージ。

そして、ど派手な春畑氏のギターソロから、松本氏の嵐のようなドラムのフィルインの間奏、そして高音域の ♪この愛 感じて〜 ♪から始まるCメロと、展開がドラマティックなんだよな、この曲。

こんなドラマティックな展開は、例えば前年のミディアムチューンだった「夏を待ちきれなくて」なんかにゃなかったしさ。

それより、曲が持っている温度感が、この年のこの時期の気候にやっぱり、ピッタリマッチしてたってことも相乗効果になって、実を言えば、この曲がTUBEの最高売り上げシングルなんだよね。

そそそ、だからTUBEってシングルのミリオンセラーは出してないんだよね。これ結構意外なんだけどさ。

ま、私個人もTUBEの曲の中では、この曲が一番好きかなぁ。下世話な感じがしない、TUBEとしてはソフィケートされた世界だしさ、なんと言っても↑で書いたように、ギターソロ、そしてドラムのフィルインのドラマティックな展開が印象深いしさ。

それと、当時、自分が置かれた環境ってのもあるな。 この曲がヒットしてた頃は、社会人3カ月目で、毎日毎日がきつくてしょうがなかった頃ですわ。
 毎日、どう逃げようか・・・なんてばっか考えてた頃だな。やっぱ、きつい環境に置かれれば置かれるほど、音楽、とりわけワタシの場合はヒット曲にすがりたくなっちゃうんで、余計印象に残るんだよなぁ。

あれから22年経った今でも、この曲を聴くたびに、あのキツかった毎日が脳裏をかすめますよ。 まあ、今となってはいい思い出ですけどね。



ウームこの時の前田氏、高校の同級生の大山君に似てるな。。。
・・・なんてめちゃくちゃローカルな事を書いてみる
だれも知らねーって。。。


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Beach Time / TUBE

1988_06_BEACH TIME_チューブ


今回の1曲セレクトは、「Beach Time」TUBEです。

まずはデータです。

・タイトル     Beach Time
・アーティスト   TUBE
・作詞       亜蘭知子
・作曲       織田哲郎
・編曲       織田哲郎
・リリース日    1988年4月30日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   17.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1988年5月23日~6月27日付
・タイアップ:キリン「キリンレモン'88イメージソング」

えー、先週書いた「サマードリーム」に引き続いてTUBEです。
この間も書いたけど、「夏はTUBE」ってことで、暫くは集中的に書いていこうかな・・・と思っておりまして、なんか頻繁だなぁ・・・とは分かっているんだけど、引っ張って来ちゃいました。

今回は、前回の87年「サマードリーム」の翌年88年の今頃のヒットだった「Beach Time」。

・・・・と言うモノの、もしかすると今となっては「忘れられてる」ような1曲かもしれないなぁ。
「夏はTUBE」ということで、当時、毎年のこの時期に新曲リリースしていたTUBEだけど、この曲は、あんまり派手には売れなかったからなぁ。
前年までは20万枚を上回っていたレコード売り上げも、この曲では20万枚割れだったしね。

まあ、曲調が曲調だったからねぇ。。。正直言って、前年の「サマードリーム」とどう違うの? って言うくらいイメージが似てたからなぁ。さすがに3年連続で、亜蘭知子 織田哲郎ペアの作品ともなると、飽きられてきていたっていうのは隠せなかったよね。

ただね、一番致命的だったのが、この年1988年っていうのが、記録的な「冷夏」だったんだよね。その影響が一番大きかったろうねぇ。
前回、大黒摩季の「夏が来る」で書いたのとは「真逆」な展開(気候)だった訳ですね。

そそそ、「夏が来る」の94年は、曲のイメージ通りの「暑い夏」だったために、ヒットが加速した訳なんだけど、逆に88年は、記録的な「冷夏」だったために、「夏の曲」と言われても、全くピンと来なかった訳なんだよね。
 
あの年は、夏の間中ずっと天候不順な日が続いて、夏らしくない涼しい日が続いたんですよ。真夏日も数えるほどしかなかったと思う。

そんな影響は大きかっただろうな。仮に、1988年が1994年のように「暑い夏」だったととしたら、同じような曲調が続いて飽きられてきたように思えても、もっと売れてただろうね。 少なくとも20万枚割れって事はなかったんじゃないかなぁ。ま、あくまでも「推測」の範疇ですけどね。
 でも、楽曲イメージと実際の気候っていのうは密接に関係していると思うなぁ。
最近は、夏場だから「夏っぽい曲」。秋だから「飽きっぽい曲」・・・って感じで季節を感じる曲って少なくなってきたからねぇ、こんなこともあんまり感じ無くなってきたように思えるけどさ。



個人的には、この年は大学受験の「浪人」生活を送っていたんでねぇ、この曲なんか聴くと、あの暗黒な状態を思い出すな。


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サマードリーム / TUBE

1987_05_サマードリーム_TUBE








今回の1曲セレクトは「サマードリーム」TUBEです。

まずはデータです。

・タイトル    サマードリーム
・アーティスト  TUBE
・作詞      亜蘭知子
・作曲      織田哲郎
・編曲      織田哲郎
・リリース日   1987年4月10日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数  21.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1987年4月27日~6月29日付
・タイアップ:キリン「キリンレモン'87イメージソング」

なんか毎回書いてるようだけど・・・・「暑ちぃ」1日だったわい。 東京も30℃を越え、真夏日だったぞい。 え? 真夏日 本当に5月 って言いたくなるよなぁ。

こりは、今回は「ナッツ~」な曲を持って来たいですな。

うーん、そう言えば夏といえば「TUBE」・・・なんて言われてたのに、今まで「TUBE」の曲ってあんまり書いてなかったような・・・気がするな。。。
 こりは、春先にアルフィーを「集中的」書いたように、これから夏にかけてTUBEを集中的に書くしかないかなぁ・・・。 なんて思ったりして。

でぇ、今回は87年の「サマードリーム」。 

え? 「シーズン・イン・ザ・サン」ぢゃないのかって? うーむ、残念ながら「シーズン・イン・ザ・サン」だけは、すでに書いちゃったんですねぇ。 なので、今回は86年の「シーズン・イン・ザ・サン」に続き、87年の「サマードリーム」・・・とな。

夏はTUBEと大団的に言い切ってしまったワタシなんだけど、じつは、この曲リリースは「4月10日」なんだよね。
まだ、「春」サクラが咲いてる頃のリリースだったんだよなぁ。

いつかも書いたように80年代って季節先取りな傾向が強くて、4月なのにタイトルに「夏」がつく曲リリース、結構多いんだよね。
 まあ80年代も最初の頃は、リリースされてからヒットのピークまで、ある程度の時間を要していたんで、ヒットのピークを迎えた頃、「夏の匂い」を感じることが多かった訳でさ。だから、4月リリースでも納得できた。

でも、80年代も中盤を過ぎると、初登場=ヒットのピーク・・・なんて今と変わらないチャートアクションの傾向がアイドルを中心に起こってきた訳でさ。
 そうすると、4月、リリース時点で「夏」を感じなくちゃならない。  ・・・・なんてそんなこと出来る訳ないじゃん。
4月なんてさあ、まだ寒いですよ~。 だから、タイトルに「夏」がついてもピンボケな曲が多くなってきてたんだよなぁ。

うむ、この曲も本来ならそんな「ピンボケ」な曲になってしまいそうなんだけど・・・。

でも、この曲、4月中はそれほど大きなヒットじゃなかったんだよね。5月には入ってジワリとチャートを上げてきたって感じのヒットだったわけですわ。
まあ、さすがに、アイドルとは違って、季節を感じるごとにヒットしたって訳ですね。

 曲的には、基本、前年の「シーズン・イン・ザ・サン」と変わらない色合い。まさに「ナッツ~」っていう温度感の曲なんだけど、でも、「シーズン・イン・ザ・サン」に比べると、若干大人し目だったかなぁ。
 うん、ワイルド感は少なかったよね、「シーズン・イン・ザ・サン」に比べると。 その分インパクトも少なかったんだよね。
 なんていうのかねぇ、ちょっと品行方正な感じに落ち着いちゃった・・・っていうかねぇ。 まあ大ヒットの後の第2弾なんてのは、こんなもんなんだけどね。

ただ、この曲の頃は、ワタシもTUBEって割と好きで、この曲もリリースしてすぐにレコードを買ったような気がするなぁ。
ただねぇ、この年、余りにも聴きすぎて、いい加減に食傷気味になってのを覚えてるなぁ。
 いや、それは今でも続いていて、正直言うと、この曲には飽きちゃってるワタシがいたりしてね。 うん、なんかさ、あんまり聴きすぎて、新鮮さを全く感じなくなっちゃったんだよなぁ。。。残念ながら。。。



あ、この動画、曲が途中で切れてる。。。。
「フル」バージョンぢゃなくてスミマセン。。。でも、意外とこの曲の動画って上がってないんだな。。。



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あー夏休み / TUBE

1990_07_あー夏休み_TUBE







今回の1曲セレクトは、「あー夏休み」TUBEです。

まずはデータでーす。

・タイトル      あー夏休み
・アーティスト    TUBE
・作詞        前田亘輝
・作曲        前田亘輝、春畑道哉
・編曲        TUBE
・リリース日     1990年5月21日
・発売元       CBSソニー
・オリコン最高位   10位
・売上げ枚数     23.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン日時 1990年7月23日付

 いや〜〜。東京地方はジドーーーーーーーーーーーっとした湿気ムシムシの暑い一日どした。
でも、クーラーが壊れているワタシの部屋は、この暑さでもクーラーでの生活を送ってますデス。。。


そう言えば、今週末は、墨田川花火大会でしたね。いやいや、昔は見に行ったなーー。
 オリコンチャート研究会のサークル活動してる頃。リーダーの家が「台東区」で、会場の近くだったんですよ。
 そういうこともあって、毎年、隅田川の花火大会の日は集まって、花火みて、オールナイトカラオケやるのが定番・・・・と言っても、メンバーが大学生だった2,3年かな。。。

 それが1991年からで、この曲がヒットした次の年でしたね。
でも、この曲っていったら、あのジトーーーーっと蒸し暑い中でみた花火大会を思い出すんだよなぁ。

 うーん、ヒットした1990年にこの曲を聴いて記憶は正直言ってあまりない。
 たださ、「暑さ」といったら、1990年の方が数倍「猛暑」だったわけで、この曲も数倍「らしさ」があったんだけどね。

 ただ、この曲は、リリース日をみると、1990年5月21日。まだまだ夏休みにゃ程遠い頃のリリースなんだよね。
まあ、私は大学生になってたんで、毎日が夏休みのようなもんでしたけど。。。
 あ、いや、まだ、1年だったから「必修」が多くて、結構毎日大学行ってたか。。。。

 ともかく、まだ、「夏休み」ムードがほとんど無かった頃にリリース。

 でも、この年の長期間の「猛暑」に助けられたんだよね。
リリース当初こそ、そんなにパッとしなかったものの、長い期間「ジワジワ」と売れ続ける、TUBEとしては、結構珍しいパターンでのロングヒットになりましたもんね。

 なにせオリコン最高10位というTUBEとしては、ランクだけみると必ずしも「売れた」ようには思えなかったけど、ロングヒットということで、イメージ以上にヒットしている感がありましたよね。


 このころには、すでに「夏はTUBE」が定番になってたけど、実は、この前の年の「SUMMER CITY」からセールスは下がってきてたんだよね。
「シーズン イン ザ サン」から続いてきた、「横文字」による、いわいるシティーポップス路線にちょっと「飽き」られて来た時期なんだよね。

 たしかに、80年代後半は、ちょっと音が固めのAORっぽい、いわいるシティーポップス路線がウケテたわけで、TUBEは、そのなかの「夏」の旗手的存在だったんだけど、90年代に入って、そのシティーポップス自体に飽きがこられてたんだもんね。

 ま、そういうこともあってか、この曲からタイトルも「横文字」をやめて、「あー夏休み」なんて、一見、超ダサダサな路線に変えてきたんだよね。

 うーん、なんていうか、メロディラインはより、歌謡曲的にそれでいて、ラテンのリズムに乗せて、その当時の「最先端」な夏というよりも、60年代〜70年代っていう、ちょい古めな「日本の夏」を演出し始めたんだよね。 このヒトたち。


 ま、それが、逆に新鮮だったっていうかね、もともと、このヒトたち、「シティポップス」って言うのもいかにも作り物っぽかったし、こういうダサダササウンドにしたおかけで、より、「地」に帰ったというか、自然体になったような気はしたなぁ。

 この自然体な曲作りが、次の年の「さよならイエスタディ」にも繋がって、ここから第2期TUBEの黄金期がはじまるんだもんね。 しかも、第1期のシティポップス時代より、より高い人気での再スタートというかね。

 そのきっかけとなったのが、この曲ではなかったかなぁ。


 それにしても、サビの

♪ あーーーーーーーーなーつすみ ♪


の「あーーーーー」の声質、インパクトは、やっぱし、前田氏でないとでないねー、雰囲気が。

 曲、メロディラインのインパクトという点では、TUBEではこの曲の右にでる曲はないんぢゃないかなぁ。

 さしもの「シーズン イン ザ サン」もこの曲の前ではインパクトも霞むような気がするな。


ちなみに今年のワラシの「あー夏休み」・・・・・は、さ来週のROCK IN JAPANに合わせて8/1〜8/4に、第1弾の夏休み。第2弾は9月かな。




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