かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

Superfly

ROCK IN JAPAN2018 その2(8月12日編)

えー、今日から9月ですわ。なんで、今頃「ROCK IN JAPAN」なんやねん? なんて思われてしまいそうですが。。。
「8月11日編」を書いてから、またまた2週間、やーっと重い腰が上がり、PCに向かっておりまする。



8月12日(日) 天気がはっきりしませんなぁ。 くもり一時小雨模様。
朝9時30分過ぎ。本日の駐車場は海浜公園「南」駐車場を指定されており、南駐車場に向かう。 
ここ海浜公園内の遊園地利用の一般客と共用の駐車場のため渋滞、長蛇の列。

こりゃー、10時30分からの「GLIM SPANKY」間に合わねーよ。 ・・・と一時は諦めたものの・・・。
「南駐車場」に駐車した人だけは、中央メインゲートでは、なく遊園地入口の南ゲートからも会場に入れるんだよね。
超ラッキー。めっちゃ時間短縮出来るわ。 逆に帰りも、人でごった返すメインゲートまで行かなくて済むんで楽。

ちなみに「南駐車場」は、今回初めて指定されたけど、こりゃ、いいね。次もここ指定して欲しい。


一時は、間に合わねーよ、と諦めかけてたけど10時10分。LAKE STAGEに到着。 
本日最初のステージなんで、まだ空席が目立つ。 曇り空なんで昨日より涼しい。ただ、湿気がね。。。


10月20分、本日の最初のステージのため、ロッキンオン編集長 山崎洋一郎氏登場。 いわいる前説ですね。

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まあ前説は毎回恒例の事なんで、特に珍しくないんだけど、来年、2019年のROCK IN JAPANは「20回目」という節目ということもあり、 初の「5日間開催」を表明 

2019年8月3日、4日、10日、11日、12日

来年は、8月11日の「山の日」が日曜日ってことで、12日は振り替え休日なんだよわね。 これに引っかけたこともある。

20回目の節目と言う事は勿論の事、これは大変なフェスになりそうだな。

5日間ということは、総勢250組ほどのアーティストが出演することになる訳だけど、一体誰が出るんだろう?

もちんワタシも参戦 いや出演アーティスト次第ですね。。。。



・・・ちょっと驚きの表明のあと、本日のオープニング、GLIM SPANKEY スタート!

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ヒラヒラした民族風の衣装をまとった、ボーカルの松尾レミが登場。一瞬ぎょっとする。 なんじゃ、この衣装は。。。

オープニングは、いきなり今年のシングル「愚か者たち」。
亀本のギターが唸る!

やっぱり、このヒトたちの音楽はロックだよね。オーソドックスな意味でのロック。
昨今のラウド系でもなく、ポップ系なロックでもない。 重低音でギンギンなギター。しわがれた(ハスキーな)松尾のボーカル。 かと思えば、これでもか!? と早弾きテクや、泣きのチョーキングを魅せる亀本のギター。

どれをとっても、これぞロック! と言わせる様な音楽。 それがGLIM SPANKY。

70年代初頭、日比谷野音で頻繁に行われていた、ロック系アーティストによるフリーライブ。 そこから抜け出してきたんじゃね? と言っても全く不思議じゃない。

そもそも、今回の松尾レミのイデタチからして70年代ロックそのものじゃねーか。

佐野元春、桑田佳佑、野宮真貴らから絶賛されたGLIM SPANKYだけど、それは分かるんだよな。 彼らにとって原点的な音・・・・70年代ロック・・・・そのものだからさ。

それを90年、91年生まれ。 まだ20代の彼らが演る・・・ってところに、音楽の不思議さを感じるのよ。

これが、今50代後半、60代の人たちが演るっていうと不思議さは無い。70年代当時、まだ、この世には居なかったっていう彼らがやるって言うところが魅力なんだよな。

特に、松尾レミのボーカル。 どう聴いても、ジャニス・ジョプリンなんだよな。 そそそ、ジョプリンの再来っていうのか。

こういう声質を持ったロックボーカリストが、この時代の日本にいるって事が快挙だよな。

だってさ、今、20代の女子アーティストのほとんどは、アイドル声じゃん。それか、アニメ声優声。 みんな子供に返ってる。 そこにきて、このドスの効いたぶっといハスキーボイスですよ。 これ、快挙といわなくてなんと言う・・・って感じわな。 

たしかに、この手のオーソドックスなロックサウンドを見せたアーティストって、ここ20年の間に居なかった訳ではない。 例えばthe brilliant greenなんかはそうだよね。 ただ川瀬智子のボーカルはアイドル声だったわけだし、やっぱ、そこが違うんだよな。 

ロック的に見てより本物志向っちゅうのかなぁ、日本の音楽業界もまだまだ捨てたもんじゃねーよ・・。って思わせる人たちですわ。

45分間、8曲だけじゃ物足りない。 やっぱワンマンライブを見たい人たちですね。

【GLIM SPANKY セットリスト】
1.愚か者たち
2.END ROLL
3.怒りをくれよ
4.ハートが冷める前に
5.褒めろよ
6.The Flowers
7.大人になったら
8.アイスタンドアローン



お次は、「ゲスの極み乙女」だぁ〜  メインのGRASS STAGEに向かう。
昨日、miwaを見に一度GRASS STAGEにはきたが、半分冷やかし気味だったこともあり、腰を落ち着けての参戦は、今回初めて。
このヒトたちは、昨日の「Official髭男dism」同様、毎回サウンドチェックを自分たちで行うんで、本番前から楽しめるんだよね。

そんな中、11時45分 ゲスの極み乙女 スタート!!

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オープニングは、「私以外私じゃないの」。なるほど、そう来ますか。

ROCK IN JAPAN & COUNTDOWN JAPANで、ゲス乙女は、何回見てるんだろう 3〜4回は見てるような気がする。
フェスに参戦する度に、なぜか見たくなる人たちであり、見ちゃうんだよね。

でも、今回の一番分かりやすいスタートだったような気がする。

2曲目 「猟奇的なキスを私にして」 

と、シングルを連発。

いいじゃんか。やっぱりフェスは分かりやすい選曲にしてくれた方が、気が楽だ。 どのみち10曲もやらないんだからさ。 でも、逆に言えば、このヒトたちもそれだけシングルヒットが多くなったと言う事ではあるわな。

初めてみたのはCOUNTDOWN FES 14/15だったかなぁ。「入場制限」がかかったあの時のステージを見て、こいつらタダ者じゃない・・・って思ったんだよな。

でも正直言うと楽曲自体は、本当の意味ではよく理解出来てないんだよ、ワタシ。 

それなのに、また見たくなるっていうのは、このヒトたちのただならぬ楽器テクニックがあるが故なんだろうな。
最近の音楽って、ポップスでもロックでも、何かと言うとダンス・ダンスじゃんか。踊れないと許せない・・というか。
逆に言えば、踊れさえすれば楽曲のクオリティや演奏テクニックは重要じゃないんだよね。

個人的にその流れには許容できないんだよなぁ。 やっぱ音楽をやるからには演奏テクニックも重要。テクニックが無いバンドは、やっぱツマンナイいしな。

ゲス乙女の連中は、ボーカル、ギターの川谷を始め、キーボードのちゃんMARI、ドラムのほな・いこか、 ベースの休日課長。全員テクニックがあるんだよ。

初めてテレビで、このヒトたちを見て、ちょっと驚いたもの。曲はよく分かんないけど、なんだ? このテクニックは ・・・と。

特に休日課長のファンキーなランニングベースにゃ、思わず心酔しちゃうワタシなんだけどさ。
いや、端からドコドコドコドコ〜って動く、ランニングベースラインって好きなんだわ。 
単にコードのルートをなぞってるだけって言うのが多いじゃん、最近のバンドのベースマンって。こう言うのはベースマンとしては認めてないからさ。

ま、こういう個々がテクニックを持ったバンドって、概してアンサンブルはバラバラになりがちなもんだけど、このヒトたちはきっちり揃ってるってるんだよな。個人個人の音の縦のタイミングがきっちり合っている。
その結果独特のグルーヴ感が醸し出され、そこに引っかかっちゃうんだろうな。

特に3曲目の「戦ってしまうよ」。 この曲今年のシングルの中ではイントロに驚異的なインパクトを感じるんだよな。 ブラックホールかなんか分かんないけど、うわっ、引き込まれるぅ〜・・って言うような強力な吸引力を持った磁場を感じちゃうんだよ。

一時、川谷の例の不倫疑惑で、空中分解な感じだった、ゲス乙女だけど、 この曲・・いや、このイントロで「チャラ」だよな・・・なんて、個人的に勝手に思ってるんだけどさ。。。

欲を言えば、ブレイク曲とも言える「パラレルスペック」をまた聴きたかったけど・・・・。
それだけこのヒトたちにも曲が増えたって事ですかねぇ。

【ゲスの極み乙女 セットリスト】
1.私以外私じゃないの
2.猟奇的なキスを私にして
3.戦ってしまうよ
4.サイデンティティ
5.もう切ないとは言わせない
6.ロマンスがありあまる
7.ドレスを脱げ
8.オンナは変わる
9.crying march
10.キラーボール


さて、午後は女性アーティストを見るべく、再度、LAKE STAGEを戻る。

まずは阿部真央。

今まで見たいと思ったことも無かったし、曲も10年くらい前のデビュー後何曲かしか知らないんだけども、なぜか、今回見たくなった。


12時50分 阿部真央 スタート!

デビューの頃の阿部真央って、アコギ1本の一途なアーティストか っていう印象があったんたよな。
アコギを持って、長髪で、大分出身で・・・。っていうところから、どうも山崎ハコさんの印象とダブッてしまったりして

ま、実際は、あそこまで「真っ暗」な音楽をやっていた訳ヂゃ無く、あくまでポップなロックだった訳だけども。
ただ、ポップな曲をやっていても、どこか哀愁を帯びた影の部分を感じたのは、やっぱどこかしら山崎ハコさんと共通した所を感じてたんでしょうかねぇ。

BUT、実際、ステージに立った阿部真央さんには、そんな哀愁を帯びた影な部分は微塵もなかった。

背中までの長髪を後ろでまとめ、ロングなホーステールに白のドレス姿の阿部真央さんは健康的そのもの。
アーティストというより、むしろアイドル的な健康さを感じたりして。

この姿には、個人的には逆に違和感だったりしてね。 「え? こんなに健康的なの?」って言うところで。

曲も、最近の曲が主体で、デビューの頃のワタシが知ってる曲はほとんどなし。 

でも、最後に2010年の「ロンリー」をやってくれた。 これだけでも感謝 

【阿部真央 セットリスト】
1.K.I.S.S.I.N.G.
2.Believe in yourself
3.ふりぃ
4.immorality
5.喝采
6.まだ僕は生きてる
7.モットー。
8.ロンリー


昼食タイムを挟み、しばし休憩。。

SILENT SIRENを聴きながらベンチでまったりタイム。
本当は、SILENT SIRENも見ようかと思っていたがメシ食って間に始まっちゃったんで飛ばし。。。。


次は、そのままLAKE STAGEで大塚愛。
太陽が西に傾いてきた。 いつもことだけど、午後のLAKE STAGEは西日が直接あたり強烈。
以前だったら、階段芝生席の上段にテントが張ってあり、そこに逃げ込めば良かったものの、今年はテントが取り払われていて逃げ場が無い。 体がジリジリ焼かれるのが分かりますわ。

そんな中、15時10分 大塚愛 スタート!

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オープニングは「フレンジャー」から。
これは予想してなかった曲からだな。 まあ、アップテンポの「おバカ」ソングが来るんだろうとは思ってはいたけど、「フレンジャー」からとは考えても無かった。

それにしても、大塚愛さんも、大分お年を召して来ましたね。「さくらんぼ」のPVで見せていた、キュートな大塚愛さんはどこへ行った  ま、考えてみれば82年生まれの大塚愛さんなので今年36才。そりゃ年もとりますわな。

加えて、なぜにエイベックスから、ここんところ毎年ROCK IN JAPANに出演しているのか・・・っていうのも、疑問っちゃ疑問。 エイペックスっていう「看板」からして、どうもROCK IN JAPANとのつながりが見えてこなかったんでさ。
 まあ、一見するとエイベックスのポップス系アーティストたけど、自分で作詞・作曲するシンガーソングライターだし、ピアノ弾くし、ダンナは、RIPPSLYMEの「SU」だし・・・っていうところが大きいか。 仮にも、RIP SLYMEはその昔、GRASS STAGEの大トリをとったアーティストだし。。。

ただ、どうしてもアウェー感を感じちゃったりするんだよな。

ROCK IN JAPANでは、これまではSOUND OF FOREST STAGEが続いてきたけど、今回はLAKE STAGE。ステージ規模が一段階上がった。
ただ、写真のとおり、人の入りはいまいち。。。結構空きが目立つ。ちょっとおさびしい状況。。。

ポップな「フレンジャー」から入ったものの、中盤は自らピアノを弾き、弾き語り形式のスローな曲が続く。

どうなんだろう? 一服の清涼剤のつもりだったんだろうかねぇ。
でも逆にこの流れにちょっとステージがだれ気味な感じも。。。。  
だれ気味な空気が流れたのはマイナーな曲が多かったのも大きかったろう。
スローな曲でも、「金魚花火」などの初期のヒット曲も織り交ぜた方がアクセントがあって良かったかと思う。

しかし、終盤、再びハンドマイクに持ち替え、「HAPPY DAYS」。

だれ気味だったステージが一気に生き返った。 やっぱ夏フェスとこのヒトといったら、この手のアッパーなおバカソングぢゃないと。。。

ラストは、「さくらんぼ」。 いつやるかいつやるか・・とジリジリしていたが最後の最後にもってきたか。
イントロが流れた途端、それまで会場を後にしていたヒトの流れが、一気になだれ込んできた。

やっぱ、このヒトにとって「さくらんぼ」は永遠のキラー楽曲なんだろうね、今となっては。 もうね、この曲やらないと、ラストサビ前の「もう一回」って言う掛け声をやらないと、みんな許しません って言う感じだもんなぁ。

かくいうワタシもその一人だったんだけど。。。。

ちなみに、「さくらんぼ」は、ヒット当時、配信楽曲セレクターをやってた、某大手着メロサイトで最もダウンロードされた楽曲。携帯3社合計350万ダウンロード。 多分これは未だに破られていないと思う。
おかけでJASRACにかなりの著作権使用料払ったもんよ。
その代わりいろんなバージョン作ったもんなぁ。 個人的には件の「もう一回!」って言う掛け声をいれて永遠ループさせたサビバージョンがお気に入りだったけど・・・。

【大塚愛 セットリスト】
1.フレンジャー
2.ゾッ婚ディション
3.ドラセナ
4.ネコに風船
5.RounD
6.ロケットスニーカー
7.Happy Days
8.さくらんぼ



大塚愛終了。午後の日差しも大分傾いてきた。 
いよいよオーラスに向けてGRASS STAGEへ移動。 途中、サザンの40周年記念T-シャツを着たり、タオルを巻いた人たちが目についてくる。 そろそろ「サザンファン」が本格的に終結しつつあるようだ。

そんな中、GRASS STAGEへ。 昔から定位置としている、ステージ向かって上手側オーロラビジョン前に陣取る。 ステージから見て、左45度位の位置。この角度からが一番しっくりと来るんだよな。

ここからまずはsuperflyを堪能することにする。

どの程度、人が埋まるんだろう・・・って言う疑問もあったが、思ったよりも人は埋まらなかった。 周りは、まだ結構な余裕がある。
そう言えば、前回サザンが参戦した、2005年の時もそうだった。 サザンの前が坂本龍一氏。 そそそ、あの「世界の坂本」だったんだよね。さぞかし人が埋まるだろう・・と思ったら、予想に反してステージ前以外はガラガラ。
あの時の様子が甦る。

そんな中、16時45分 Superfly  スタート!

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髪をショートしに、黒の水玉模様のドレス姿のSuperflyが登場。wikipediaによると、自身、サイケデリックやヒッピー的なファッションが好みと言っているようだけど、まさにサイケ調の風貌に一瞬ギョギョギョってする。

それにしても思ったよりも大分小柄なんだな、越智志帆さんは。 この体で、あのパワフルかつダイナミックな歌唱力の持ち主かと思うと舌をまいちゃうほど。

オープニングは、「Beautiful」から。 

うわーっ、個人的にSuperflyの中で一番好きな曲が、1曲目から来たか〜  一気にテンションが上がるワタシ。
この曲もある意味サイケを感じるんだよね。と書くとちょっと意外かもしれないけど、この曲から思い浮かぶイメージって「原色」の虹色なんだよなぁ。 やっぱりこの曲が収録されているアルバム「WHITE」のイメージが大きいからかしらねぇ。 ちなみにアルバム「WHITE」って収録曲の多くがサイケなんだよね。 個人的にはめっちゃっくちゃ遠い昔の記憶がよみがえるっていうかさ。そう言う意味で大好きなアルバムなんだけども。

そのアルバムのリード曲である「Beautiful」。好きにならない訳が無いわなぁ。 

ちなみに、Superflyのライブは初めてなんだよな、ワタシ。
いや、正確に言えば、以前幕張メッセイベントホールでのライブチケットを取った。 当日幕張メッセまで行った・・・と思ったら、チケットを忘れーの・・・なんて言う失態をし、見れなかった事がある。

だからというか、一度見たかったんだよなSuperfly。 ここ暫くは、活動も半ば休止してたんでワンマンを見れる機会もなかなか無かったんで、ちょうど良かったんだよ、今回のROCK IN JAPANは。

2曲目は 「愛をこめて花束を」 Superflyの代名詞的な曲が続く。

これは、この後も期待できるぞ・・・と思ってたら、 中盤は若干トーンダウン。 やや落ち着き目の曲が続く。

個人的には、「Bi-Li-Li Emotion」や「愛をからだに吹き込んで」など、件の「ドクターX」の主題歌となった肉食女子的な超攻撃的な曲は来るだろうって思ってたんだよね。夏フェスだしさ。

でも、実際、攻撃的なアップチューンは、「タマシイレボリューション」のみ。 

これは、ちょっと期待外れだったなぁ。 もっともっと攻めて欲しかったわぁ。
やっぱり、体調不良だった後最初の夏フェスってこともありーの、まだ「ならし運転」気味だったんでしょうかねぇ。

いつか、肉食系フェロモン全開でギンギンなSuperflyのライブも見てみたいなぁ。それはやっぱりワンマンじゃなきゃダメか・・・。

【Superfly セットリスト】
1.Beautiful
2.愛をこめて花束を
3.Wildflower
4.Alright!!
5.タマシイレボリューション
6.やさしい気持ちで(ジャズアレンジ)
7.Bloom
8.マニフェスト
9.Fall


Superfly終了、 いよいよ大トリのサザンですわ。
人が入れ替わる。件のサザン40周年T-シャツに、タオルといういでたちのヒトがまわりにも増える。
それでも、場所は移動せず。ステージ向かって上手側オーロラビジョン前のまま。

前回2005年の時は、サザンのライブ見るの初めてだったんだよな。そそそ、それまでワンマンのライブも見た事無かったの。
で、舞い上がっちゃってかなり前方まで移動したんだよな。でも、前に行っても背が高いヒトに囲まれると結局は、直接ステージ見えないからさ。

それでも、開演10分前には、まわりは人の波。助かったのは、前方ほどギューギューづめじゃ無い事かな。
気分的にも、盛り上がりつつ、2005年の時ほどは舞い上がって無い。結構冷静な自分が居たりする。

2005年以降、桑田氏のソロライブも含め、サザンのライブ参戦は場数踏んできたからさあ。今回は「ホーム」の気分。 サザンT-シャツ着たヒトに囲まれたってのもある。一目で、あ、このヒトたちサザンファンだ・・って分かるのも気分的に楽だったし。。。


Superflyからのインターバルの時間はあっという間に過ぎ、18時丁度 サザンオールスターズ スタート!

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オープニング、 おーっといきなり「希望の轍」ぢゃねーか。

サザンクラスのアーティストともなれば、コアなファンしか知らないような、マニアックなアルバムの曲ではなく、誰でも知ってるような定番曲しかやんないだろうし、・・となれば、自ずから曲は決まってくるしさ。だから、ある程度の予想はつくんで、「希望の轍」が来た時は、なほどそう来たか・・・っていう気分。
あくまで冷静な自分が居たな。

まあ、そういいながら、一緒に歌ってたけど・・・。 

こういう時に、周りがサザンファンっていうのは心強い。 みんな歌ってたからさあ。

いや、2005年の時は、隣にいたのがサザンファンでは無さそうな、ワタシより明らかに年が若いカップルでさあ、ワタシが大声で歌ってたら、「何? このオッサン・・・」って顔で見てるのよ。
なんかアウェー感だったんだよなぁ。

今回はそんなことも無かったからさ。

ただ、客観的だったのは、オープニングだけだった。

2曲目に「いとしのエリー」を持って来られて、いっきにノックダウン。 まさかぁ、2曲目にこの曲が来るなんて〜。予想外も予想外。 いや、それ以前にROCK IN JAPANで「いとしのエリー」が聴けるなんて・・・。

もうね、 涙もんですよ〜 

39年前、ベストテンで初めてこの曲を聴いた時の記憶が一気に甦る。 
2013年の茅ヶ崎ライブでも、アンコールで「いとしのエリー」はやったけど、あの時は、帰る準備をしててゆっくり聴けなかったんだよな。 今回は序盤2曲目だもの。初めてキチンとライブで聴けたもの。

それだけじゃない。 序盤、この曲以外に81年のアルバム「ステレオ太陽族」に収録されていた「My Foreplay Music」を持って来られたのも、ノックダウン×2。

この曲大好きなのよ、ワタシャ。 なんだよー、アルバムの曲は持って来ないって上で書いたじゃんよ〜・・・って言われそうだけど、この曲、大抵の人は知ってる筈なのよ。 そそそ、ドラマ「ふぞろいの林檎たち」で頻繁に流れてたからな。

♪ 見つめ合って髪にTouch oh oh oh〜 ♪って曲。

イントロのギターソロが溜まんないのよ。

オリジナルメンバーの大森氏が、ああいうことになって、ギンギンのギターソロなこの曲は、もうやんないんだろうな・・・と思ったりもしたんで・・・。 この曲もちょい一本取られたわ。

サポートメンバーの斉藤誠氏、ガンバリましたねぇ〜。 この曲のギターソロ、絶対に大森氏の指クセがあるはずなんですよ。でも、実際のギターソロは、大森氏そのものだったな。 良かった


いやー、でも、この曲で、完全に壊れましたね、ワタシャ   

あとは、野となれ山となれ・・・でしたわ。  そのままラストまで突っ走るだけ〜 ってな感じで一体何回ジャンプしたんだろう 

・・・うむ、実際、次の日は全身筋肉痛で大変なことになりましたが。。。。。

曲の配分も良かったんだよね。 最初に書いたように、誰でも知ってる曲ばっかだったっていうもあったけど、70年代〜現在 まで、バランスよく配分されたセットリストも良かったんじゃないかな。
そうだな、各年代での「代表曲」といる曲は、ほぼやってくれたしな。
コアなサザンファンぢやなくても十二分に楽しめたセットリストだったとは思う。

各年代の代表曲でやらなかったのは、2000年の「TSUNAMI」位じゃ無かったか。

個人的には毛ガニ氏が、でっかい「拍手棒」もってたんで、「匂艶THE NIGHT CLUB」もやって欲しかったんだけどね。 ・・・というか、やるもんだと思ってたんだけど。。。。。 これは、ちょい残念。

まあ、欲を言えばきりが無い訳だけど・・・・。

【サザンオールスターズ セットリスト】
1.希望の轍
2.いとしのエリー
3.涙のキッス
4.せつない胸に風が吹いてた
5.栄光の男
6.My Foreplay Music
7.愛の言霊〜Spiritual Message〜
8.闘う戦士たちへ愛を込めて
9.真夏の果実
10.LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜
11.壮年JUMP
12.東京VICTORY
13.ミス・ブランニュー・デイ
14.HOTEL PACIFIC
15.マンピーのG★SPOT
(アンコール)
1.みんなのうた
2.勝手にシンドバッド

兎も角、アンコールを含め怒涛の全17曲。 90分のステージは、めちゃくちゃ素晴らしかった。
こんなにステージ、お客さん、そしてワタシ自身、三位一体感を感じたのは、これまで参戦したワンマンライブでも無かったわぁ。

まさか17曲もやるとは思っても無かったしね。2005年の時はアンコールを含め14曲だった。たしか。
アンコールも1曲だけで、結構あっさりと終了だったんだよ。。
あー、やっぱり、最後まで「余韻」を味わうにはワンマンライブに行くしかないかぁ〜。 と思いーのこの年の年末の東京ドームに参戦したんだっけ。

今回はアンコール2曲もやってくれたしなぁ。 ここまでやってくれれば大満足よ。

でも、終演後、恒例の「花火」を見ながら、 「さあ次は来年春の全国ツアー」って言う新たな気分になったワタシでもありましたわ。。。。



毎度のことだけど、FES最終日の大トリが終了した後のこの一抹の寂しさ感って言うのは何なんだろうねぇ。
「祭りの後」の脱力感と寂しさ感。 これも夏FESの味の一つなんだろうな。
来年もまた・・・と思いたくなる。

まあ、実際、来年も参戦するかどうかは、来年の出演アーティスト次第ですけどね。

ただ、今回参戦したことで、車で来る場合の「駐車場」は、「南駐車場」が便利とか、ホテルの選び方とか、新たな発見もあった訳で、来年参戦への参考にしたいなとは思いまする。


【キニナル曲】Beautiful / Superfly

2015_05_beautiful_Superfly











・タイトル   Beautiful
・アーティスト Superfly
・作詞     越智志帆
・作曲     越智志帆 蔦谷好位置
・編曲     蔦谷好位置
・リリース日  2015年5月27日
・発売元    ワーナーミュージック
・タイアップ:TBS系ドラマ「マザーゲーム〜彼女たちの階級〜」主題歌


 5月27日リリース、Superfly 5枚目のオリジナルアルバム「White」に収録されており、、今のところ「シングル」リリースの予定はないこの曲だけど、現在TBS、火曜21時〜放送中のドラマ「マザーゲーム〜彼女たちの階級〜」の主題歌として流れているこの曲なんで、既に耳にした事のある方も多いんじゃないかなぁ。

 Superflyというと、どうしても、ボーカルの越智志帆さんの「肉食系」パワフルボーカルなアップチューンっていうイメージが強いんだけども、ソフトなミディアム系の曲もなかなかいいんだよね。
 いや、ミディアム系の曲の方が印象に残る曲が多いかもしれない。「やしい気持ちで」しかり、「輝く月のように」しかり。
 
まあ、普段の「肉食系」的な、あのパワフルなボーカルがあってこそ、ミディアム系のソフトな曲が引き立つっていうのもあるんだけどね。

 この曲は、そんなミディアム系ソフト路線な1曲ですね。
ただ、初聴で感じたのは、これまでのミディアム系路線とは、肌触りが違うな・・・っていう点。
 これまでの曲よりも、よりストレートな肌触りなんだよね。いつもこのヒトの曲に感じる独特の「ザラツキ」感がない。
 うーん、コトバでは上手い表現が思いつかないんだけども、これまでの曲のような「クセ」がないんだよね。
このヒトの曲には、アップチューンにしろミディアムテンポの曲にしろ、独特のクセがあるじゃないですか。チーズで言えば「ブルーチーズ」のような独特の匂いと味わいっていうかね。それを今回の曲には感じなかった。
 それじゃ、駄曲なのか・・・というと、そんなことはない、逆に言えば、これまでのSuperflyには感じなかった爽快感があるんだよなぁ、この曲には。
個人的には、そんなところに引っかかった感じだよなぁ。






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キニナル曲vol.21

久々のキニナル曲シリーズどぇす。たしか9月に書いた以来だから、約3か月ぶりかな?
ま、その間にキニナル曲が無かったわけじゃないんだけど、いつもの通り、どうも腰が重くてねぇ、なかなか筆が上がらなかったわけです。
 でもまぁ、今年ももうすぐ終わるわけだし、年が改まる前にもう1回くらい書いとくか・・・と思いーの、ようやっとこ重い腰をあげてみました。
 そんなわけで、今回は、9月以降にキニナッテいた曲を書こうと思いまする。
なんで、今回は、リリース以来ちょこっと、時間が経っている曲も含まれていますが、あしからず。。。。

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●Drogon Night / SEKAI NO OWARI
・作詞 Fukase
・作曲 Fukase
・編曲 SEKAI NO OWARI Nicky Romero
・発売元 トイズファクトリー
・発売日 2014年10月15日

 正直言って、個人的には、未だにSEKAI NO OWARIってよく理解できてないんだよね。
まあ、必ずしもキライではないんだけど、かといって、熱狂的に好きでもない。なんかいつも消化不良気味なんだよなぁ
それでも、バンドとしては、今、ウレセンとしては一番手を言ってるわけだから、ヒット曲を聴き続けているワタシにとっては、無視できない存在・・・って感じかな。

 よく分かんない・・・っていうのは、このヒトたちの曲構成なんだよな。
 いや、必ずしも貶しているわけではないし、下手と思っているわけではない。
むしろ、メロディラインはキャッチーだし、ポップスロックとしては、かなりハイクオリティなバンドだと思うわけで、人気があるのも当然だと思う。

・・・・んだけど、なんか今一つしっくりこないんだよな。

なんかね、聴いた後に、いつもどっかにモヤモヤ感が残るんだよね。スッキリ感が得られないんだよなぁ。

なぜか?

うーん、考えるに、このヒトたちの曲構成にあるんじゃないんかなぁ。

どうも、このヒトたちの曲・・・・特にシングルの構成はとっ散らかってるんだよなぁ。スッキリとまとまっていない・・・っていうかね。
 あ、このヒトたちのブレイク曲となった「スターライトパレード」は良かったと思うのよ、曲として纏まっているし、メロディもキャッチーだし、シングルらしい曲だよね。
でもね、2曲前の「スノーマジックファンタジー」は、どうもよく分かんなかった。
曲構成がぶつ切りなんだよね。Aメロ、Bメロ、サビ・・・場面場面でメロディ構成がぶつ切りでイメージが散漫になっちゃう。で、曲が終わると、結局は何が言いたかったの? っていう感じにとらわれるんだよなぁ。

でぇ、肝心のこの曲だけど、残念ながら、「スノーマジックファンタジー」と同じく、イメージが散漫になっちゃう・・・って方だな。
初めて聴いたのがFMでのOAからだったけど、相変わらず、メロディが場面場面でぶつ切りだな・・・っていうイメージが強かった。
 まあ、ここに来てCD音源をゲットしてサウンド的に体に入ってきたんで、やっと理解してきましたよ、この曲。
 消化不良なのは、きっと、このヒトたちの音楽(サウンド)が、いままでのワタシの中に無かったってことなんだろうね。
 若いうちは高カロリーな食べんでもすんなり受け付けるけど、年取ってくると消化不良を起こすでしょ。それと同じ。
こういう、今まで自分中に無かった曲はどんどこ聴いていかないと、自分の中に入ってこないし、理解できないんだよな。
それでもホコーダーをかけたボーカルトラックは、歌詞カードがないと、どうも、内容が伝わってこないな。折角のキャッチーなメロディの効果が半減するよね。
 

それにしても、このヒトたちのサウンドは、いつも、ディズニーランドのエレクトロパレードだなぁ。
 EDMは、こうだ・・・と言われりゃそうなのかもしれないけど、今やトップバンドに上り詰めたわけだし、そろそろ、この路線から脱却してもいいんじゃないですかねぇ。
このヒトたちの音楽性を広げるためにも、真の実力を図るためにも、こういうファンタジーの世界以外にも、もっといろんなサウンドを聴いてみたいね。



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●熱情のスペクトラム / いきものがかり
・作詞 水野芳樹
・作曲 水野芳樹
・編曲 近藤隆史 田中ユウスケ
・発売元 エピックレコード
・発売日 2014年10月15日
・タイアップ:TBS系アニメ「七つの大罪」オープニング・テーマ

へえ、この曲は面白いね。アニメの主題歌ということもあってか、まずもって、サビのメロディラインがいつもの、いきものがかりらしくないのが良いね。
 ここのところ、怒涛のリリースラッシュを行っている、いきものがかりだけど、大体は、「これまで」のいきものがかりなんだよね。メロディを聴いただけで、それと分かっちゃうような。さすがに、「あ、またか」っていう気分は払えないわけで、その中でも、この曲は、これまでの「いきものがかり」とは、ちょいと毛色がちがい、「おっ」と思わせるな。
 
 まあ、メロディライン自体、決して新しいモノでもなく、実験的でもないんだけどさ。いや、逆に完全にアナクロな世界なんだけどさ。
この質感は、70年代を懐古した感じの80年代のヒット曲って感じなんだよね。
ちょいとマイナーで簡単なメロディに簡単なコトバが並んでいるだけ、サウンドにしてもギターのリフとかさ、これは70年代の山口百恵とか桜田淳子って感じだよね、このチープさは。
 でも、このヒト達が歌うと、なんか新しい気分にさせてくれる。そこが良かった。
というか、尖がってるんだよね、メロディが。簡単で分かりやすい、かつキャッチーっていういかにもシングル的なんですよ。そこに引っかかるんだろうな

このヒトたちって、たまにワンポイント的に、こういう大衆的懐古系な曲を出してくれるよなぁ。例えば2008年の「ブルーバード」とかさ。
 まあ、この辺が、当初一発屋だと思ってたのに10年も続いている一番の要因なんだろうな。

 それと、ボーカルの吉岡聖恵って、低音が意外としっかりしてるな。声が太いし安定性もある。
 これまで、このヒトって、どちらかといえば中音域なボーカルっていうイメージが強いけど、もしかすると低音をフィーチャーしても、今後いけるかもしれないなぁ。
もしかすると、このヒトたちの新たなフィールドが広がるかもしれない。「あ、またか」っという曲だけじゃなくてさ。



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●好き /西野カナ
・作詞 西野カナ
・作曲 SAEKI youthK
・編曲 Pochi
・発売元 SME
・発売日 2014年10月15日
・タイアップ フジテレビ系「めざましテレビ」火曜日テーマ曲


 この曲で、まず耳が行っちゃうのは、その「音質の良さ」かなぁ。さすがに「ハイレゾはソニー」と宣伝してるだけあってか、「ソニー」所属のこのヒトには力の入れ方が違うわ。
 イントロの出足のシンセの音色、臨場感あるわぁ。CDから聴いても、16bitのCD音質のはずなのに、24bitのハイレゾと錯覚するほど音質がいいのよ。
 なるほどな、今後の展開も考えて、ちゃんと「ハイレゾ」対応の曲作りも始まっているんだな・・・とハッキリと認識させてくれる曲ですね。

 そんなハイパーなサウンドに対して、曲は、まあ「牧歌的」ですねぇ。めちゃくちゃストレートなメロディ。

個人的なイメージは、83年の秋って感じかなぁ。
堀ちえみの「夕暮れ気分」とか、あの辺りの「夕陽に染まった茜色の・・・・」っていう。いかにも「中高生」受けしそうな「素朴」さですねぇ。
 それも、東京の・・・というよりも、どこか片田舎の・・・っていう素朴さ。
 うちらが中学生だった、30年前には、まだあったような光景だけど、果たして、平成の御世まっただ中の「現在」に、この素朴さって、まだ存在するんですかねぇ・・・っていうのは、疑問に思ったりして。。今の中高生って、もっとマセてるんじゃないかなぁ。
 大体、タイトルからして、めちゃくちゃストレートだもんね。一言「好き」だし。
完全にアナクロな雰囲気ムンムンでしょ。


でも、逆に言えば、これは、西野カナっていうヒトの自信の表れなのかなぁ・・・。とか思っちゃりして。
それは、メロディラインにも感じるなぁ。これまでのこのヒトの曲って、古臭いようで、メロディラインに所々、なんか変なクセのような仕掛けがしてあったりして、そこがただの「古臭い」とは一線を画しているようなところがあったんだけどさ。
 なんて言うのかなぁ、子供のころから民謡をやっていたせいか、ロングトーンなのに、ところどころコブシ見たいな変なフェイクが入ってたりしてたじゃん。
 まあ、そころが西野カナの西野カナらしい部分でもあったんだろうけどさ。
 でも、この曲は、メロディが全くのストレート。ロングトーンは、しっかりロングトーンとして歌ってる・・・。
 そんな部分に、「あ、変わった」・・・って感じるんだよね。

対象的に、全体的なインパクトは少ないよなぁ。前曲「Darling」」はシチュエーション的にも、今までにない角度の曲だったりして、そこが面白かったんだけど、この曲はストレート過ぎるだけに、余計インパクトが感じられない。
 逆に言えば、そこにもこのヒトの「自信」の表れなのかもしれないなぁ。次の展開へ行くためのブリッジ的な作品としての
例えば、中森明菜が83年に「トワイライト」と「北ウイング」の間に、それまでとは全く違う展開の「禁区」って曲を持ってきたでしょ。あの時も明菜の「自信」を感じさせてくれたんだよね。それに近いモノを感じたりしてさ。
 もしかすると、このヒトなんかも、来年あたりは、違う展開の曲を持ってくるかもしれない。

・・・っていうか、このヒトって、もう25歳でしょ。そろそろ変わらなきゃねぇ。
いつまでも中高生のカリスマっていうわけにもいかないだろうし




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●BRIGHTER DAY /安室奈美恵
・作詞 TIGER
・作曲 Erik Lidbom Ylva Dimberg
・発売元 Dimension Point
・発売日 2014年11月12日
・タイアップ フジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」

先月、11月頭の3連休に福島へ紅葉を見にドライブに行ったんだけど、向こうでは専ら地元のFM福島をかけてたんだよね。
 そこでやおら、この曲が流れてきた。向こうのパーソナリティは、「本日O.A解禁となった〜」といってたけど・・・・。「あれ? FM東京じゃ、前の週から流れてたぞ。。。」・・・・
 うーん、ネットが日本津々浦々まで普及して、東京も地方も分け隔てなく、ネット網の整備で、日本全国、同時に情報が行きわたるこの時代なのに、ラジオの世界では、未だに東京と地方には「時間の壁」があるんですかねぇ。。。

・・・・ととと、話がずれた。

「ファッションミュージック」・・・最近では、「シティーミュージック」と同じように全く耳にしなくなったジャンルだな。
 まあ、なんだ? 都会的な洗練された「オシャレ」な音楽・・・とでも言うべきか。
30年近く年前のバブル前、一味違ったハイセンスな音楽として流行に敏感なオネーサマたちが愛聴していた音楽とでもいうべきかな。
 この曲を聴くと、あの時代の「ファッションミュージック」が蘇ってくるな。「ファツション」を扱ったドラマ「ファーストクラス」の主題歌ということでもあるからか、まずもってイントロ出足のシンセの音色からしてオシャレ。思わずワクワクしちゃうような。

それにしても安室って、いい年の取り方をしてるよなぁ。
兎角、エイベックスのヒトたちってさあ、どうも幸せな年の取り方をしてる人が少ないと思うのよ。
全盛期のころはカリスマだぁ〜、ウタ姫だぁ〜ともてはやさせていた人たちが、今となっては幻想のようになってる人が多いよな。
 それは、「商用音楽」はワカモノのモノのためにあるという一貫姿勢が崩れないからだと思う。だから、いつまでたってもワカモノ向け限定の音楽を発信し続ける。
 でもさ、悲しいことに、ヒトはピーターパンじゃないからさ、年々、年をとるんだわ。 だから、年々大人になっていくファンのためにも、アーティストも、年とともに、大人へと脱皮していくべきなんだよね、本来は。
 でも、ワカモノにしがみ付いてるから、そこが上手く出来ない。そういうヒト達が多いと思うんだよな。特にエイベックスは。
 そのあたりを、冷静に対処してきた安室っていうヒトだからこそ、いまだに「歌姫」の地位に居られているのかもしれないと思うのよ。

「アムラー」教の教祖と祭り上げられていた、10代の頃の安室をずっと引っ張っていたら、今頃はとっくに「過去のヒト」になっていたかもしれん。
 でも、ここ10年くらいは、そんな鎧をいとも簡単に脱ぎ捨てて、新たにフィールドへ挑戦して来てたでしょ。それが今の安室に繋がってきていると思う。
 正直、個人的には「アムラー」として祀り挙げられていた、「幻想」として作り挙げられていた頃よりも、ここ10年くらいの安室の曲の方が、「現実味」が感じられて好きなんだよな。
 
 この曲なんかさ、正直、「あの頃」の安室の姿は、全然見えないじゃん。それよりも、もっと現実味を帯びた安室が感じられるんだよなぁ。

それはそうと、サビの♪I'll be there for you〜♪ってところ

♪I'll be there〜 ♪ っていうフレーズは、感情豊かに駆け上がっているのに対して、なんんで ♪ for you〜 ♪っちゅうフレーズはあんなに「ぶっきらぼう」やねん。

もしかして、この曲で個人的に一番引っかかった部分は「ココ」かもしれん。。。。




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●愛をからだに吹きこんで/Superfly
・作詞 いしわたり淳治
・作曲 Tomoya.S 越智志帆
・編曲 蔦谷好位置
・発売元 ワーナーミュージック
・発売日 2014/11/19
・タイアップ テレビ朝日系ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌

相変わらずハイテンション、かつ高カロリーな曲を聴かせてくれるSuperflyですねぇ。
いや、今回の新曲、これまでよりもさらに「高カロリー」な楽曲に仕上がったような。。。。
サビの♪おーおお おっおおー〜♪と駆け上がるところに執念を感ますわ。
さすがに、昨年、予期せぬ高視聴率をゲットしたドラマ「ドクターX」の主題歌という事もあってか「気合い」の入れ方が違う。
 でもね、そんな高カロリーな曲にもかかわらず、全体的に分かりやすいねぇ。
このヒトは、いつもは、西野カナとは別の意味で、クセのある歌い方、メロディラインなんだけど、今回はストレート。
ロックなんだけど、往年の「歌謡曲」に近いイメージだよなぁ。うん、これは完全な「歌謡ロック」だわ。
 一瞬、Superflyがアン・ルイスに思えたもの。

でも、いいんじゃないかなぁ、このワイセツ感。
アイドルばかりで「性的」な曲がめっきり少なくなった、昨今のヒット曲界。このヒトなんかは、その中でも「オトナ」な歌が歌える数少ないアーティストなんだからさあ、もっとワイセツになって欲しいなぁ。




動画はいつ消されるか分かんないんで、見たい方はお早めに
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