今回の1曲セレクトは、「P.S I LOVE YOU」PINK SAPPHIREです。
まずはデータです。
・タイトル P.S I LOVE YOU
・アーティスト PINK SAPPHIRE
・作詞 石田美紀
・作曲 小路隆
・編曲 P.S I LOVE YOU 土方隆行
・リリース日 1990年7月25日
・発売元 ハミングバード
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 45.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1990年8月20日〜10月22日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「キモチいい恋したい!」主題歌
ガールズバンド。まあ、今では当たり前になりましたわな。
昔は、「非力」な女子が、ブォンブォン爆音をぶっ放す・・・なんてあんまり考えられなかったですけどねぇ。
なんせ「なでしこ」の国ですからニッポンは。女子は「おしとやか」っていうのがニッポン女子の基本でしたからねぇ。
でも、いまは、「肉食女子」っていうのも、普通になりーの、逆に「草食」に成り下がった男子の代わりに・・・って言う訳でもないんだろうけど、 ガールズバンドが増えたよなぁ。
しかも、草食の「なよっ」・・・としたオカマみたいなボーカルが多くなった男子バンドよりも、より「ロック」な感じがするバンドもあったりしてね。
まあ、それとともに、「ガールズバンド」の「アイドル化」も進行して、バンドなのにアイドル・・・って感じのオジさんの世代では、意味が良く分かんないスタイルのガールズバンドが増えているのも事実だけど・・・・。
・・・ということで、今回は、そんな日本における「初期」のガールズバンドの曲を持って来ますか
PINK SAPPHIRE 「P.S I LOVE YOU」
さすがに、今の40代以上の方は覚えてますよねぇ。 デビュー曲である「同曲」が、いきなりフジの「月9」主題歌に抜擢されて大ヒット。
昨日まで、普通のオネーチャンたちだった、彼女たちだけど、いきなりスターダムに躍り出た1曲ですわな。
まあ、普通のオネーチャンとか書いたけど、この曲がリリースされる1年前に、TBSの「イカ天」に出場してたりするから、全くの「ぽっ」と出のオネーチャンたちではないんだけどね。
当時は、プリプリが超大ブレイクし、ガールズバンドの先輩格だったSHOW-YAも注目を浴びる・・・って感じで、ガールズバンドが注目されだした時代。
バンドではないけど、キャンディロックって形で、浜田麻理さんもブレイクしてたしね。
そんな感じで、ロックの、それもヒット曲界にも「女子」の進出がどんどん進んていた時代ですわ。
そこに、このヒトたちがタイミングよく滑りこんできた・・・って感じだったよな。
まあ、曲については、サウンド的には、ギンギンギターノハードロックテイストだたけど、メロディラインはキャッチーな完全なウレ線・・・って感じで、まあ、あくまで「売れる」ことを前提にしたような曲ではあったよな。
時代がもう少し前だったら、ロックのこういう路線は「けっ」なんて、毛嫌いされていたんだろうけど、この頃はロックも売れてナンボ・・・って言う感じになりつつあったからなぁ。 こういう曲調でも許されてたような感じだったよなぁ。
ただね、演奏が思ったよりも達者だったからさあ、最初は、本当に本人たちが演奏してるの? ってのはギモンだったりしたな。
いつかも書いたけどプリプリだって、最初はめちゃくちゃ「ヘタ」だったからさあ演奏。 それを、ひたすら「練習」で、上達して行った人たちだったしね。
それから比べると、このヒトたち、最初からそれなりの演奏力だったからなぁ。 この「P.S I LOVE YOU」だって、女子からすれば、必ずしも易しい曲ではなかったはずだけどね。
だから、余計ギモンに感じたりして。
しかも、メンバーそれぞれ、濃いルックスだったからなぁ。 ガールズロッカーというよりも、「お水」の・・・って言うイメージだったじゃん。 それで、結構叩かれてましたよね、週刊誌界隈では。 本当はロッカーじゃなく、お水のオネーチャンじゃないのか・・・とか
でも、一応、イカ天にも出てたわけだから、それなりに演奏力はあったんだろうしな・・・ってか、イカ天に出た時、どの程度の演奏力だったは知らないけどさ。
でもね、デビュー時、急激にスターダムになりあがったヒト達は長続きしない・・・・っていうジンクス通り、結局は、このヒトたちも、ヒットという点では長続きしなかったよな。
一応、この「P.S I LOVE YOU」から4曲連続で、オリコンでベストテン入りを果たしたものの、売り上げは急落。
今となっては、「一発屋」のようなイメージが強いしね。
同じガールズバンドでも、第2のプリプリには成り切れなかった・・・・そんな感じのヒト達なんだよな。
ちなみに、全員、ワタシとは同世代。当時は21才〜23才でしたねぇ。
そそそ、画像見ると、20代前半に見えないほど落ち着いた感じだけどさ。
特に、ボーカルの塚田さんとベースの石田さんは、共に昭和44年生まれで、ワタシと同い年なんだよな。
まあ、当時流行りの「ワンレン」なんで、余計大人っぽく見えるんだけどさ。今の感覚からすると。
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