新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年の一発目の書き込みはこれ!
Official髭男dismの新曲「SOULSOUP」
まずはデータから
・タイトル SOULSOUP
・アーティスト Official髭男dism
・作詞 藤原聡
・作曲 藤原聡
・編曲 Official髭男dism
・リリース日 2023年12月13日
・発売元 ポニーキャニオン
・タイアップ:劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」主題歌
今週のランキングつくってたら、この曲に目が留まった。
む? ヒゲダンの新曲?
劇場版 SPY×FAMILYの主題歌か。。。
聴いてみた。
めっちゃ、ソウルフルなロック! これぞヒゲダン。
このくらい、声を張り上げても大丈夫なら、藤原氏の声帯ポリープも回復したといってもいいんだろうね。
まあ、もっとも紅白に出るというところからして、その兆しはあったんだろうけど。。。
藤原氏の状態が悪いのであれば、辞退しただろうし。。。
メロディアスな曲もよいけど、やっぱ、アッパーチューンだよな、ヒゲダンは。
ここんところ勝負曲は、アッパーチューンというのが相場になってきているし、なにより、このヒトたちのバロメーターにもなっている。
その点、藤原氏のポリープ発覚で、休養を余儀なくされていた昨年、一応、新曲のリリースはしてきていたけども、おとなしめな曲が多かったし。。。
でも、この曲のように「攻めた」アッパーチューンが出てきたら大丈夫。
うん、ひげだん復活ですわ。
ただ、気になっているのは、↑に書いたような復活感に加え、「SPY×FAMILY」の主題歌っていうタイアップが付いているにもかかわらず、ここまでは今一つ、盛り上がらないな。。ってこと。
ビルボードジャパンHOT100 12/27 付では13位。
当然ベストテン入りさせてくるだろうと期待していただけにね。。。
やっぱり、実質1年間のブランクっていうのは、少なからず影響があったんでしょうかね。。
まあ、そう言い切ってしまうのは時期尚早だけども、ここまでの動きを見る限りでは、少し心配になってしまうな。
それにしてもMV見てて気になったのは、メンバーみんな肥えたね。
休んでいる間、不摂生してた? 藤原氏なんてまんまるやん
Official髭男dism
次週、ヒゲダン自身が持つ「I LOVE...」の19週の最多首位記録を賭けることになる。
ビルボードでも13週目の首位ということで、「ジャパン」チャートとしては最多1位記録となったようだ。
今週・・・うんにゃ、もう先週か。。。・・・リリースの なにわ男子「Special Love」あたりが次のチャートのライバルになってくるんだろうけども。。。
まあ、ワタシのランキングでは、次週もヒゲダン首位が濃厚なんだろうな。
それにしても、ここのところ話題曲から、次のチャートを席巻するような楽曲パワーにまで昇華するような「強力曲」の存在が、ここにきてぱったり止まっている。ニューカマーの台頭も今一つ鈍い。
一番目新しい曲としては、映画「THE FIRST SLAM DUNK」から出てきた、10-FEETの「第ゼロ感」くらいなもんですね。
個人的には、ドラマ「星降る夜に」主題歌の「星月夜/由薫」のブレイクに期待しているんだけども、今一つ伸びきれてない。
この先に、ヒットチャートを席巻、牽引するような強力曲のリリースが控えているのか?
今年に入って、ずっとそんな傾向がみられてたけど、現在のところ改善されそうな気配が見えない。
ここ数年、新たなニューカマーの台頭や、相次ぐ強力曲のリリースが続き、ここまで層が薄くなったこともなかったヒットチャート界隈だけに、ちょっと心配な状況ではあるな。
・・・なんて書いてたら、ヒゲダンのボーカル、藤原聡氏、声帯ポリープで暫くライブ休止へ・・なんていうニュースが。。。
今年は夏フェスへの参戦を期待していたのにな。。。。残念
まあ、この人たちは喉を酷使する曲が多いし、もしかすると、これも必然だったのかも。。。 今後の活動を考えると、療養の決断をしたのは賢明だと思う。 ・・とすると、暫く新曲も出ないということなんですかねぇ。 ヒットチャート的に、この人たちの新曲が暫く聴けないとなると、かなりの損失だけども。。。 なんせ、↑最初に書いたように、今のヒットチャートはこの人たちに、おんぶに抱っこの状態だから。。。
「業界」に片足を突っ込んで以来20年。ライブ参戦する機会が多くなっているワタシだけども。ここ2年半は件の「コロナ禍」のイベント自粛・中止措置で、すっかりライブへの足が遠のいた。
それらの措置は今年になってだいぶ緩和されたわけでさ。ここ2年余りの反動もあり、今年は「怒涛の如く」ライブに参戦してたりするなぁ。。。
2月 小泉今日子TOUR2022 KKPP
5月 チューリップデビュー50周年Live@東京国際フォーラム
7月 FUIJI ROCK FESTIVAL
8月 ROCK IN JAPAN FESTIVAL
9月 大村雅朗メモリアル25th Super Live
そして10月は、今回参戦したヒゲダンの「SHOCKING NUTS TOUR」・・と。
月1ペースで、Fes、あるいはホールライブに参戦してますねぇ。
本当はこれに加えて、 7月に あいみょん「AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”」の代々木体育館に参戦する予定だったんだけども、直前に予定が入ってしまったので行けなかったのと、ヤマタツさんがコロナに感染してしまって延期になった8月の中野サンプラザのライブも本当だったら加わるわけで。。。
「ライブハウス」のライブは某T社にいたころ仕事がらみの付き合いで、今年以上に参戦してたことはあったけども、仕事がらみ抜きにしてプライベートでここまでライブに参戦してる年っていうのは、これまでなかったような気がするなぁ。。。。
2年あまりのライブ自粛で参戦できなかった反動というても、ちょっと反動がありすぎましたかねぇ。。。
ちなみに、年内はこの後 12月に 桑田佳祐LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう‼」 @東京ドーム、と 年末にCOUNTDOWN JAPAN に参戦予定。。。
おかげで、慢性的なライブチケット貧乏。。。。
But But、この欲求は止められない!
・・・ってわけで、参戦してまいりましたわ。
Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館 10月29日(土)
これまで、ROCK IN JAPANやCOUNTDOWN JAPANでは何度か、ヒゲダンのステージは見てきた。
なので、厳密にいえば、ヒゲダンのライブ参戦は今回が初めてではない。
2018年夏のROCK IN JAPAN。 初めてヒゲダンのライブを見た。
まだブレイク前で、ROCK IN JAPANでも一番小さな「HILL SIDE STAGE」。
ライブハウス程のこじんまりとしたSTAGEの目の前でライブを堪能できたことは、今、日本NO.1バンドの地位にある彼らからすると信じられないですけどね。
通常、スタッフが行うライブ前のサウンドチェックも、彼ら自身でチェックをするという律義さに感心し、フレンドリーな態度に共感したのを覚えてますね。
最も、一番小さなステージということもあり持ち時間は30分程度、5曲ほどのステージだったけども、
その後、大ブレイクしてからもずっと追いかけ続けているヒゲダン。 まあ、正直、ここまでビッグになるとは、あの2018年の「HILL SIDE STAGE」で見たライブのころは全く予想がつかなかったけどね。
考えてみれば、2018年のあの時も入場制限ギリギリまで観客が膨れ上がったと思う。すでに、あのころから大ブレイクの予感はあったんだよね。
あれから4年、まさか、全国アリーナツアー、 武道館4daysを行えるほどのビッグバンドまで成長するとはなぁ。。。。
この先ブレイクしそうなアーティストに唾つけて、実際にライブを見るということは、仕事柄ここ20年あまりずっと続けてきたことなんだけども、ここまでブレイクしたアーティストは他にいない。
それだけに強く気にかけている人たちでもあるわけで、COUNTDOWN JAPAN19/20での圧巻のステージングを見た後、フェスではなく、一度ワンマンホールツアーを見てみたいと。。。
で、参戦を決意していたんだけども、直後、コロナ禍ということで、ツアーは中止。
今回、満を持してのワンマンツアー参戦となったわけですわ。
久しぶりの日本武道館。
ちょっと時間が悪かった。九段下駅の改札口から長蛇の列。。。。
武道館の入り口には、「祝」の花飾りの数が半端なかったわ。
前も書いたように、最近のライブはコロナ禍以前に比べると花飾りの数が少なくて、なんとなくわびしい感じがしたんだけども、ひげだん にはそういった風潮は関係なかったようですね。
今回のツアーは電子チケットのみ。
電子チケット方式は、今年のROCK IN JAPANで経験済みとは言え、紙チケットに慣れた身としては、実際ホントにこれで入れるのかなあ・・・と直前まで不安だったんだけども、やってみると楽。
チケットも先行予約どはあるけども、ファンクラブ先行ではなく、一般選考から応募。 指定された席は
北西2階K列8番。
なんせ、今やNo.1バンドのヒゲダン。ファンクラブ先行ならともかく、一般応募でまともに行ったら抽選に外れるかもしれない。。。。
みんな、普通はバックステージ席なんて選ばないもんね。 案の定、結構すんなりチケットとれたし。。。
まあ、個人的には意外とバックステージ側の席って好きなんですよね。
あんときは外れ席のような印象があったんだけども、実際に参戦してみると、バックバンドの演奏を後ろから見るっていうシチュエーションが新鮮で、結構面白かったのよ。
それにステージがすぐ下に見えるわけでさ、正面2階席よりも、よっぼとステージが近くに見えるのよ。自分がステージ上に立っているような錯覚も覚えたりするし、ある意味では特等席的でもあるのよ。。。。
ちなみに、サントリーホールにクラシックを聴きに行くときも、バックステージ席が解放されるときは、極力バックステージ席を選ぶ変わり者なのですよ。
もっとも、音は期待できないし、メンバーをほとんど後ろから見ることになるんで、メンバーの「顔」を拝みたいという方にはおススメしないですけどね。
すなわち、4dayということは、日本武道館だけでも5万6千人ほどの動員ということになる。
ということは、東京ドームでもよかったのに・・・というところなんだけども。。。
それをやらないで、日本武道館4daysとするところに ヒゲダンの「漢」気を感じたりするんだよね。。。
17時5分 超満員の武道館にて、定刻より5分遅れでライブスタート!
のっけから
Pretender
I Love...
ここまでのヒゲダンの代表曲といえそうな2曲をオープニングからもってくるとは、強気だねぇ、ヒゲダン。
今回のライブ、特にアルバムリリースからのツアーというわけではない。
バンド結成10周年ということでのツアーというわけで、懐かしい曲を含め、ここまでの代表曲を惜しみなく披露するツアーというシチュエーション。
なので、どの曲をオープニングに持ってくるのか・・というのも注目だったんだけども、いきなり代表曲か。。。
うーむ、どこまでも強気なヒゲダン。
それだけ自分たちにはみんな知っているような代表曲がいくらでもある・・という自信の表れでもあったんだろうな。
3曲目の「イスタデイ」をはさみ、 初期のインディーズ時代のアルバム「MAN IN THE MIRROR」「レポート」、メジャーファーストアルバム「エスカパレード」から数曲。
曲が終わるごとの、フロントマン藤原聡氏の深々としたお辞儀するという姿勢とコメントが印象に残る。
このあたりの礼儀正しさは、さすがは国立大出身、一時期サラリーマンを経験したという経歴を持つバンドだけあるよなあ。
結局さ、個人的にこの人たちに好感を見てるのは、ヒトとしての礼儀正しさっていうのもあるんだろうな。
それは、彼らの音楽にも出てきているような。
アルバム曲ということで、正直知らない曲が、何曲もあった。
・・あ、いや、「エスカパレード」は音源持っているんで、本来は知っているはずなのに、ステージ用のアレンジで、どの曲なのか・・って判断がつかない曲も何曲かあったのよ。
それでも、生理的な拒否感がなく、すっと入ってくるのは、彼らの「音楽性」なんだろうなぁ。
ともかく、これらの音楽には「毒」がない。 これらは、最近の第一線のアーティストにはも、あまり見られない傾向なのよ。
King Gnuにしても、米津玄師にしても、あるいは、セカオワにしても、ワンオクにしても、藤井風にしても、今ウレテル人たちのほとんどから、ある種独特の毒を感じるのよ、彼らの音楽性には。
そこにインパクトを感じるわけでさ、そこにみんな惹かれるんだろうな・・というのもわかる。
だけども、ヒゲダンには、そんな毒性が感じられないのよ。 そこが安心してして彼らの音楽に接することができる一番の要因だと思う。
今回のライブ、家族連れの方たちも多かった印象があるんだけどさ、子供達でも安心してみることができるからなんだろうし、ヒゲダンが幅広い年齢の人たちに支持される要因でもあるんだろうな。
「風船」という、まだ未発表、未音源の新曲、MCをはさみ、マーチ風にアレンジした「Parade」から後半戦がスタート。
続く「Cry Baby」
これよこれ、これが聴きたかったのよ。
状況によっては、もしかすると、昨年のCOUNTDOWN JAPAN、あるいは、今年のROCK IN JAPANでこの迫力ある「Cry Baby」が聴けたかもしれない。
いや、聴きたかったのよ。 でも、ご存じのように、昨年のCOUNTDOWN JAPANも今年のROCK IN JAPANもひげだんは参戦しなかったわけで。。。
カメラが入ってたんで、もしかすると、後日ライブ映像が発売されるのかもしれないけど、残念ながらそういったライブ映像でも、この迫力は感じることはできないと思う。
これが聴きたいばかりに、今回のワンマンライブに参戦した・・・っていうのは、いやがおうにも、あるだろうなぁ。
ライブでは超定番の盛り上がり曲、「Stand By You」 「宿命」。
そして、今回のライブのメインタイトル曲でもある「ミックスナッツ」で大団円。
「UNIVERSE」からのアンコールは3曲。
アンコール最後は、会場全員の「スマホ」の懐中電灯をサイリウム代わりに切々と歌い上げた「破顔」には感動。
全20曲 150分にわたるライブを締めた。
↑で書いたように、 ヒゲダンのライブは、ロッキンやCOUNTDOWN JAPANで何度か経験済みだけども、ワンマンとなると気合の入れ方がハンパない。
ただ、個人的に超推し曲である「LADY」が聴けなかったこと。
シングルEP扱い曲として、「HELLO」や「パラボラ」が今回聴けなかったのは、ちょっと心残り。
もっとも、今回のツアー、ほとんどの会場が2days以上となっているけども、2日それぞれで、若干セットリストが違っているようだ。
そそそ、具体的には3曲目から、新曲「風船」までの数曲が、Live Fansなどで確認してみたところ、日によってセットリストが異なる。
どうも大まかに2パターンあるようで、もう一パターンのセットリストでは、「LADY」が入っている模様。
さらに言えば、もう1パターンには「115万キロのフィルム」も含まれているようで・・・。
個人的に好きな曲はこっちのパターンに固まっていたようですね
うーむ、これはちょっと悔しいな。。。。
でも、またライブに参戦する「口実」も残ったということで、次回のお楽しみ・・・・ですかね。
あ、でも、この1会場2日間開催で、各日ごとにセットリストが一部異なるっていうのは、今回のひげだんのライブで気が付いたことなんだけども、これって昨今のトレンドなんでしょうかねぇ。
少なくともこれまでは、こういうパターンは気が付かなかったし、先週から始まった、桑田佳祐氏の1会場2daysツアーも2日間同じセットリストのようだったしね。。。
例えばYOASOBIなんかも、この後、1会場2daysのツアーの予定があるようなので、確認してみようか。。。
●Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館 2022年10月29日 せットリスト
1. Pretender (2019年 2nd CDシングル)
4. コーヒーとシロップ (2016年 2ndミニアルバム「MAN IN THE MIRROR」より)
7. 相思相愛 (2018年 1stアルバム「エスカバレード」より)
12. parade (2015年 1stミニアルバム「ラブとピースは君の中より)
もういっちょ 本日2曲め「キニナル曲」はこれだ
Official髭男dism「アポトーシス」
まずはデータです。
・タイトル アポトーシス
・アーティスト Official髭男dism
・作詞 藤原聡
・作曲 藤原聡
・編曲 Official髭男dism
・リリース日 2021年8月11日(デジタル配信)
2021年8月18日(CDパッケージ アルバム「Editorial」より)
・発売元 ポニーキャニオン
先ほど書いたAdoの「会いたくて」同様、前作「Cry Baby」とはガラッと変わったミディアムバラードチューン。
正直ね、前作「Cry Baby」のヒットチャート的なチャートアクションを見てて、果たしてヒゲダンは大丈夫なんだろうか・・と一時思ったんだよね。
少し前にやはり「キニナル曲」で「Cry Baby」を書いた時、この曲は凄い、久しぶりにホームランかもと書いたんだよね。
兎に角、全編にわたる転調の嵐の曲調は、聴き手の方にぐいぐいと迫りくるような、これまでのヒゲダンには見られなかったような攻めの姿勢を感じられたし。 それでいて曲としてまとまりがあった。完成度がかなり高いように思えたからさ。
でも、いざふたを開けてみたら、思ったほどチャートアクションが伸びなかったしさ。
やっぱり、当初から配信のみの曲は、CDリリース曲よりも広がりが少ないからなのか・・とか、プロモーションが少ないのか・・・とか、マイナスの面ばかり感じられたりしたわけでさ。
ま、結果的には、時間をかけてジワリとヒットチャートの順位を上げ、未だに上位に位置するようなロングヒットにはなっているものの、やはりプロモーション的な面では、今一つ地味さを感じたりする。
そこが残念であり、個人的には少し納得いなかったからするんだけども・・・・。
もっとも、そもそもヒゲダンのアーティストパワー問題なのかというところも危惧していたんだけども。
でも、今回引っ張ってきた「アポトーシス」のヒットチャートの急上昇ぶりを見る限りでは、やはり、ヒゲダン、アーティストパワーは、まだまだ健在と思わせてくれる。
ただねぇ、この曲、個人的には、未だによく分かんないんですよ。
悪い曲ではないんだけども、今一つ、消化しきれないでいる。
難しいんだよね曲調的に。
技術的な面から言えば、前作の「Cry Baby」で見せたような転調の嵐のほうが難しいんだろう。
この曲は、あのような転調の嵐ではないし、パッと聴き、表面的にはこれまでのヒゲダンのメロディラインを受け継いでいるような印象がある。
でも、細かく見ると藤原氏の曲をクリエイトする能力レベルが、どんどん上がってきているのか、メロディラインは確実に複雑に難解になってきているんだよな。
この曲を消化するには一筋縄ではいかないような印象を受けるのよ。
長年「ヒット曲」を聴き続けているワタシとしても、付いていくのはかなり辛いですよ〜、最近のヒット曲は、難しくて。
あー、ロートル オヤジを感じる瞬間。。。。。
もっとも、前作「Cry baby」のように全編転調だらけのメロディラインを見事にまとるきった手腕は、驚きを感じるわけで。 あれから見ると、今回のこの曲の難解なメロディラインも頷けるところなのかもしれないなぁ。
ただ、もっと驚くべきなのは、そんな難解な曲にもかかわらず、この曲のヒットチャートの動きの良さなんだよな。
果たして、聴き手のユーザーのかたたちは、この曲を理解しきって支持しているのかなぁ。
もし、そうであれば、今の聴き手として音楽的な消化レベルは、かなり高いと思う。
いや、millennium parade の「U」がこれだけヒットしているということは、やっぱり、今の聴き手としてのユーザーレベルは確実にかなり高いってことが言えるんだろうな。
凄いですよ、今の聴き手の方たちは。
ところで、アポトーシスとは、多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つために積極的に引き起こされる、一種の自殺的な細胞死 の事。
藤原氏が、現在のタイミングでこのようなタイトルを、歌詞内容の曲を書いたのかはよく分からない。
密着ドキュメントによると、「29歳を迎え、残された20代があと1年になった時に、自分の大切な人たちはいつまで元気でいてくれるだろうか」とある。
この言葉の意味としては、コロナ禍の収束の光が見えず、世界に目を転じれば紛争が絶えず、先が見えない不透明なこの世の中を感じてからなのではないだろうかと思えてならないですね。
この曲の詞もメロディラインの難解さ同様、内容は深い。
久々のキニナル曲、今回はこの曲だ
Official髭男dism「Cry Baby」
まずはデータです。
・タイトル Cry Baby
・アーティスト Official髭男dism
・作詞 藤原聡
・作曲 藤原聡
・編曲 Official髭男dism
・リリース日 2021年5月7日
・発売元 ポニーキャニオン
・タイアップ:MBS、テレビ東京アニメ「東京リベンジャーズ」主題歌
久しぶりの「キニナル曲」。
それにしても最近、「キニナル曲」といえばヒゲダンばっかやな・・・。と思われている方もいるかもしれないですが。。。 大目に見てね。
ヒゲダンは、ブレイク前、まだインディーズ時代だった頃に刺さって、ずっと追っかけているヒトたち。
ROCK IN JAPANでも初登場の2017年。 まだ一番小さなHILL SIDE STAGEの頃から見て来ていたわけで。
その頃からブレイクして欲しいと思っていたものの、まさか、こんなビッグバンドにまで成長するとは思っても見なかった。 それだけに思入れがひとしおなんですよね。
そんなわけで、今でも新曲が出るたびにキニなってしまうわけです。
前曲「Universe」では、「いつものヒゲダンでほっとした」と書いたわけなんだけども、正直に言えば、それとは裏腹に、若干の物足りなさも感じた。
クオリティは、これまでと変わっていないんですよ。これまで通りの安定感がある楽曲だし。
いや、だからこそ物足りなさなさを感じたのかもしれない。
そろそろ、これまでの安定感をぶち壊して、次のフェーズに進んで欲しい・・・という希望もあったんだよね。
今回の新曲「Cry Baby」
そんな物足りなさをぶち壊してくれましたね。 この曲はいい。 いや凄いね。
緊張感たっぷりのマイナー路線のヒゲダン。これもいい。
まずもってこの曲で刺さったのはこの点ですね。
ここの所ずっと、メジャーポップス系の曲調が続いてたじゃない
個人的にはそこに、若干物足りなさを感じてたんだよね。はっきり言えば飽きてきていたのよ。
ここの所、以前に比べれば、若干、勢いが止まってきているようにも見えるヒゲダンだけど、同じような感じてる方もいるんじゃないのかな?
この曲は、そんな杞憂を打破してくれる。 前曲とは180度異なる曲想。
だからこそ新鮮味を感じる。
楽曲全編にわたってのインパクト。気合が入ってるな。 そう感じさせてくれる1曲ですね。
それ以上に、転調の嵐にも耳が行ってしまう。
昔から転調が多い曲はあった。 例えば松田聖子さんの「天国のキッス」とかさ(ここに来てしまうのはやっぱり世代か。。。)
でも、昔は転調が多いと曲想が不安定になり、イメージがばらつく曲が多かったんだよね。 まとまりがなくなるんですよ。転調に逃げたとみられることもあったし。
だからなのか、とかく評価が低くなることが多かったんだけども。。。
この曲は、うまくまとめている。
改めて、藤原聡というヒトのソングライティング能力の高さには舌を巻いてしまうな。
マイナー系を軸とした転調を多用し目まぐるしく場面が変わる。そんな不安定な曲調にすることによって、コロナ禍以降の先の見えない不安定な日常を表現しているのではないか。 そんな風にも思えてくる。
日々状況が変わる不安定な日常と、それによっての生まれる不安定な精神状態。
そう、この曲は、「今」の世の中をタイムリーに表現した曲なんだ。
実際には今話題のアニメ「東京リベンジャーズ」の主題歌ということで、アニメの内容に沿った曲内容なんだと思うけど。 ただ、個人的にアニメ内容が良くわからないので、本当にそうなのかどうか・・というのは、何とも言えないんだけども。。。
ただ、個人的にこの曲に感じたのはそういうことですね。 それは、この曲の「MV」にも表れていると思う。
今をタイムリーに表現する曲ということで、個人的には、今、イチオシのこの曲。
ただ、実際のところ、リリース以来ここまでの動きを見ると、必ずしも多くの方に支持されてきているな・・という実感は、今一つなんだよなぁ。
確かに、現在You Tubeでは「人気急上昇NO.1」となっているし、Spotifyバイラルチャートや各ラジオ局のヒットチャートでも軒並み急上昇して来ている。
傍から何も考えずに見ると予想通りの動き・・・とも見えるんだけども、どうも今一つ物足りなさも感じるんだよね。
これは恐らく、今週のオリコン「合算チャート」で初登場19位。という、予想以上の低ランキングからの発車という印象が大きいだろうな。
これは、まだダウンロードチャートのみ対象という所からの動きであり、サブスクリプションも対象となる次週にはランクを上げて来るんだろう。
・・・というのは、左脳では分かってるんだけども、どうも、物足りなさの方が先行してしまう。
やっぱり2019年の「Pretender」や、昨年の「I LOVE...」のような圧倒的に強いヒゲダンを見てしまっているだけに、まだ「初登場」段階とはいえ、19位という順位に物足りなさを感じるのは、どうしても否めないわけです。
まあ、冷静に考えれば、やはり昨年に比べると「勢い」に陰りが見えてきているところは、認めなきゃいけないのかもしれないけれど。。。。
ただ、そもそもは、これまで続いてきたメジャー系ポップスという安定感を打破した「NEW」ヒゲダンを魅せてくれた佳曲であるのに、CDリリースが無いというとろこに、物足りなさを感じちゃうんだよね。
前曲「Universe」がCDシングルリリースの1曲だっただけに、今回の曲が配信のみというのは既定路線なんだうろけども、この曲だけはシングルCDに切ってほしかったと思うのよ。
↑で書いたように、全編にわたってたのインパクトというのは、まさに「シングル」と思わせてくれる1曲だと思うんだよね。 だからこそシングルCDに切って欲しかった。
昨年の「HELLO EP」のように、いつか「EP」という形で切ってくるのかもしれないけど。。。
蛇足だけど、「東京リベンジャーズ」ってアニメは、放送局がかなり多様ですね。
MBS(大阪・関西)であるならば、東京・関東はネット局のTBSであるはずなのに、テレビ東京(東京・関東)だし。 さらにBS朝日ってくると、全く持ってどういう繋がり? なんて思っちゃいますよ。
おっさんのワタシからすると。
いまは、以前のようなネット局にこだわらないんですねぇ。なんか新しい発見のようで新鮮。
ちなみに、大昔(〜1975年3月)は、関西MBS(毎日新聞系)に対して、関東テレビ朝日(当時NET 朝日新聞系)がネットという「腸ねん転」状態だったのは、古い方によく知られた事実ですね。
MBSに対して、BS朝日が放送なんて、いまでもその古い「しきたり」が残っている? なんてことはないですよね。。。
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さてさて、今回のキニナル曲はこの曲だぁ
Official髭男dismの新曲「Universe 」
まずはデータから
・タイトル Universe
・アーティスト Official髭男dism
・作詞 藤原聡
・作曲 藤原聡
・編曲 Official髭男dism
・リリース日 2021年2月24日(デジタル配信2021年1月9日)
・発売元 ポニーキャニオン
・タイアップ :映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021」主題歌
昨年8月リリースの「HELLO e.p」以来、ヒゲダン久々の新曲ですな。
「シングル」CDと言う形でのリリースは昨年2月の「I LOVE...」以来1年ぶりのリリースとなる。
デジタル配信は、先週1月9日に先行リリースとなっているので、すでに耳にしている方も多い事だろう。
今回はいったいどういう曲で来るんだろう? と期待半分、不安半分ではあったんだけど、実際、曲を視聴した際、イントロ聴いて安心した。いや大分安心した。
いつも通りのヒゲダンの曲調だ。
正直、「ドラえもん」の主題歌ということで、奇をてらった曲調で来るのか・・という一抹の不安もあったりしたんで。
ただね、逆説的に言えば、だからこそ少し不安な部分もあるんだよな。
・・・というのも、ヒゲダン、ヒットチャート的に昨年の「I LOVE...」を頂点に、動きにやや陰りが見え始めてきている。
例えばYoutubeの動画再生回数を見ると 現在までで
・I LOVE... 2020年2月リリース 11,000万回
・パラボラ 2020年4月リリース 2,000万回
・Laughter 2020年7月リリース 2,400万回
・HELLO 2020年8月リリース 1,300万回
と「I LOVE...」以降右肩下がりになってきている。
Youtubeの動画再回数のみならず、ネット配信等の動きを総合的に見た総合ランキングでも、昨今のヒゲダンの専売特許である「粘り」のあるロングヒットも影を潜めてきている。
これらの傾向から、さしものヒゲダンも人気に陰りが見えてきたか・・・と、少なくとも昨年の後半以降はそんな傾向が見え始めているんだよね。
その要因として、ヒゲダンのあのキャッチーなメロディラインとサウンドもちょっと飽きられてきているんじゃないのか・・とも思えるんだよなぁ。
キャッチーな曲調は永遠です。
・・と言いたいところではあるんだけど、トレンドの移ろいは早いもの。 2019年〜2020年にかけてトップトレンドであった、あのキャッチーなエレピ主体のサウンドも2020年後半以降、すこしトップトレンドから外れつつあるんじゃないのか・・・とも思えるんだよね。
そういう意味でも今回の新曲、今後のヒゲダンを占うためにもターニングポイントとなるような気がする。
昨年の「I LOVE...」はCDシングルリリースで大ヒットした事、それとヒゲダンと映画主題歌というと「コンフィデンスマン.JP」での「Pretender」「Laughter」での実績から相性もいい。
これらの事例から、この「Universe」もヒットのポテンシャルは十分あるだろう。
いやいや、だからこそ、今回のこの新曲のチャートの動きには注目なんだよね。
・・・でもって1/9にリリースされたネット配信の動きとしては、オリコンの週間配信チャートでは週間8位、Youtubeの動画再生回数も:現在までの再生回数、約280万回と、当初危惧したように思ったほど伸びて来ていない。
もっとも、ネット配信は土曜配信開始だったこともあり、集計期間がイレギュラーではあるが・・・。
まあ、映画の公開もまだだし、CDリリースもまだ1か月以上も先なんで、現在の動きで悲観することは無いだろうけど、一抹の不安が残る出足ではあるな。
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・タイトル HELLO.EP
・アーティスト名 Official髭男dism
・リリース日 2020年8月5日
・発売元 ポニーキャニオン
いつ以来のキニナル曲だろう? 2か月ぶりくらいかな?
ま、その間、新曲を聴いてなかったわけでも、刺さった曲がなかったわけでもないんだけどね。如何せん「生業」が忙しく、なかなかこちらに手を回す余裕がなかったんだよね。
で、この4連休。 ようやっと手が空いた・・・ってことでPCに向かっておりまする。
書かなかった2か月の間、ヒットチャートも大分様変わりしてきましたな。 この前書いたときはヒゲダンの「I LOVE...」とかLiSAの「紅蓮華」がトップ争いを繰り広げ、そこに瑛人が割って入りかけたころですわ。
その間、個人的にはヒゲダンの新曲「Laughter」がやっぱ、気になってはいたんだけどね。
何分、前曲「パラボラ」が、期待していた程ヒット面で伸びなかったというのもある。
まあ、この曲は(当初)配信のみだったこともあり、やっぱCDリリースない曲は、そんなものなのか・・・という半ばあきらめもあったり。。
そんな中で、ヒゲダンのCDニューリリースが情報が。。。
新曲「Laughter」は、映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」の主題歌ということが早々と情報リリースされていたし、当然次のシングルタイトル曲はこの曲だろうなんて思ってたんだよね。
CDシングルリリースのある「I LOVE...」の大ヒット。さらに、前作の映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌だった、「Pretender」の超ロングヒットを考えると、いやがおうにも「Laughter」に期待してた私だったりして。。。
でもさ、先日、いざニュー「シングル」情報が発表になって拍子抜けした。 いや大分拍子抜けした。。
8月5日リリースのCDは、シングルではなく「e.p」であること、 しかもタイトルも「Laughter」ではなく、「HELLO」であること。
●HELLO e.p track
1.HELLO
作詞 藤原聡 作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism
2.パラボラ
作詞 藤原聡 作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism
3.Laughter
作詞 藤原聡 作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism
4.夏模様の猫
作詞 藤原聡 作曲 藤原聡 編曲 Official髭男dism
うーん。。。。なんともはや。
まあ、「HELLO」も「めざましテレビ」の現在のテーマソングとして毎朝流れている定番曲と言えば定番曲ではある。
でも、昨年、大ヒットの実績をつくった映画「コンフィデンスマンJP」の主題歌をタイトル曲から外してくる
しかも「Laughter」は、「HELLO」「パラボラ」につづく3曲目というトラックになる。
この曲順にも、めちゃくちゃ肩透かしを食らってしまった。
ま、サブスクを含めたネット配信、Youtubeなどの動画配信では「神」的な再生回数を誇るヒゲダンなわけで、パッケージは軽視という向きも考えられなくもない。
ただ、タイトル曲としてのCDリリースがあった「I LOVE...」と、これまでCDリリースがなかった「パラボラ」のヒット言う面での動きの違いを見る限りでは、やっぱりタイトル曲としてのCDリリースの有る無しではヒットという面で差がつくな・・・っていうのは実感なんだよね。
これは、昨年リリースの「Pretemder」「宿命」「イエスタディ」を含めてそう感じますね。
・・ということは、この先「ヒット」という意味での本命はタイトル曲となる「HELLO」になってくるんかなぁ・・・なんて思える。
ま、実際の曲調面から見て「Laughter」は、初聴での印象は思ったよりも「インパクト」が薄いなとは感じた。
昨年の「Pretender」のような初聴から、イントロからして思わず引き込まれてしまうようなインパクト、サビ前の例の♪Good-bye〜♪のようなフックとなるようなフレーズ、それは感じなかった。その点、不安感を覚えなかったわけではない。
しいて言えば、雑味が有る太い音色のギターサウンドから始まるイントロ。 いつものまとまりの有るサウンドのヒゲダンではなく、どちらかと言えば他のラウド系バンドのようなラフさ。
これは、ここのところのヒゲダンにはない味だなという印象を受ける。
でも、それだけなんだよね、残るのは。
ま、噛めば噛むほど味が出るスルメソングがヒゲダンの持ち味でもあり、この後聴き込めば味が出てくのかもしれない。。
今の時点では、毎日のように流れ、すでに耳になじんでいる「HELLO」の方がインパクトは上だよね。 っていうイメージ。 それは、どうしてもあるんだよな。
ちなみに、「HELLO」は、速い3連調テンポのこれまでのシングルにはなかったような曲調。
サビがリズム体的にスティービーワンダーの「パートタイムラバー」を連想してしまった私だったり。。
ラフで音の輪郭の太いサウンドは「Laughter」のイントロ出だしのギターサウンドと同じような印象も受けるけど、こちらの方がロック色が強いし、バンド色も強い。
これは個人的なイメージなんたけども、ここまでのヒゲダンのシングルを見ると、ホーンセクションを多用したソウルテイストな曲や、ストリングスを多用したサウンドよりも、あくまで、キーボードを前面に出し、バンドサウンドを強調した素直なポップ・ロックテイストの曲の方がこの人たちには、よりフィットしているような印象が強い。
昨年の「Pretender」や、個人的にヒゲダンに注目したインディーズの頃の「LADY」にしてもそうだし、今回リリースのタイトル曲となる「HELLO」にも2曲目の「パラボラ」でも同じように感じる。
その印象から見て、ストリングスをフィーチャーした「Laughter」は上記2曲よりも印書的に弱いのかもな。決して悪い曲ではないんだけど。
もしかすると、「出し手」の方も同じようなことを考えての上でのニューepの曲順なんじゃないか・・・なんて思えてきたりするんだよな。
ただ、実際トラック順に聴いてみると「HELLO」は、まとまりとインパクトという点で一番シングル向きではような気がするな。
果たして、これまでのヒゲダンの実績通り、タイトル曲となった「HELLO」は売れてくるのか。
タイトル曲とはならなかった「Laughter」の今後のヒットの動き共々注目したいね。
track.1 HELLO
track.2 パラボラ
track.3 Laughter
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まずはデータでする。
・タイトル パラボラ
・アーティスト Official髭男dism
・作詞 藤原聡
・作曲 藤原聡
・編曲 Official髭男dism
・リリース日 2020年4月10日
・発売元 ポニーキャニオン
・タイアップ:アサヒ飲料「カルピスウォーター」CM曲
「キニナル曲」と言って、今一番気になる曲といったら、この曲ですねぇ。
ヒゲダンの「新曲」、「パラボラ」。
個人的には、この曲、ひそかに期待してたんだよね。
少なくとも、前曲「I LOVE...」よりは初聴での印象はよかった。 落ち着きのあるミディアムポップチューン。それでいて、藤原聡が紡ぎだす、これぞヒゲダンと言いたくなるようなキャッチーなメロディライン。いかにも春の日中の・・・という温度感と、さわやかな風を感じるような佳曲。
それにもまして、個人的に「これは・・」と感じたのは、やっぱりキーボードの音色なんだよね。
wikiのヒゲダンの紹介文に「ピアノポップバンド」とある。 それに違わないキーボードの音色。
具体的には、バックに流れてくる「エレクトーン」の分厚い音色ですね。
・・というか、今時シンセではなく「エレクトーン」なんだ・・・っていうところにちょっと驚いた。
ヒット曲であからさまにエレクトーンの音色が前面に出て来ているヒット曲っていつ以来なんだろうってくらい、久しぶりなんだよな。
気分は一気に70年代・・・って感じですね。 ヒット曲でエレクトーンの音色をまともに感じたのって、今考えてみれば、ゴダイゴの「銀河鉄道999」以来かもしれない。 いや、あれだってエレクトーンじゃないよな。 その後って・・・ってくらい、今思い出しても記憶にないな。
でも、エレクトーンの音色に耳が行ってしまうのは、個人的に小学生の頃、エレクトーンを習ってたってのもあるかもなぁ。 いや、この独特でかつ厚みのある音色が子供のころから好きだったんだよね。
この影響は大きいんだろうな、やっぱり。
ただね、そんな佳曲であるがゆえに、「久々のホームランだ」ってくらい、この曲のヒットには当初期待していたところがある。
昨年の「Pretender」のまれにみる超ロングヒットを上回るのは難しいとしても、少なくとも、前曲「I LOVE...」は上回るよな・・・なんてさ。
ただ、ここまでのチャート的なヒット動向を見ると、もう一つ期待していたような動きになってきていない。 これがホント、意外なんだけどねぇ。
パッケージシングルリリースがある無しでは、ユーザーの動き、それに伴うヒットのチャートアクションは、まだ差が出てくるんでしょうね。
併せてコロナ禍真っ只中の4/10配信スタートという悪条件も、ここまでのチャートアクションに影響が出て来ているんだろう。
ただ、YOUTUBEでのオフィシャルビデオも先週公開されたし、遅ればせながらこの先、チャート的にも伸びてきそうではある。あとはネット配信実績がいかに伸びてくるかですね。
Youtubeのこの曲のコメントを見て驚くのは、海外からのコメントの多さですね。
ヒゲダンの海外での認知と幅広い支持。
やっぱキャッチーなメロディは万国共通なのかなぁ。 いや、ヒゲダンのメロディがこれまでのJ-POPとは一線画してるんじゃないだろうか。 そういう思いもしてくる。
今、Facebookの自分のタイムラインで、J-POPの古典化と新たなヒット曲の形っていうことが議論の中心になっていたりする。
この先のJ-POPの理想形は、やっぱりグローバリズムなんだよね。
たださ、グローバリズムといっても向こうのヒットの完全なる模倣ではなく、「日本のヒット」らしさを残したグローバリズムっていうのが理想なんじゃないかっていうのは、個人的には思うわけで。
日本でも受け入れられるけど、海外でも受け入れられるという形。 これまでのJ-POPって、日本では受け入れられるけど海外では・・・・っていう曲の方が圧倒的に多かったわけで。つまりさ、日本の感覚と海外の感覚の差、ここに大きな壁があったと思うんだよね。ことヒット曲の世界では。
今回のこの曲のYutubeでのコメント傾向をみるとそんな壁も打ち破ったようにも思えるんだよな。
ヒゲダンのこのキャッチーなメロディとサウンドこそ、もしかしたら新たなJ-POPの足かがりとなっているのかもしれないな。
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一般的にも個人的にもすっかり年末の風物詩となったCOUNTDOWN JAPAN FESだけど、もちろん、ことしも昨年に続き参戦。
COUNTDOWN JAPANは、これで何回目の参戦になるんだろう 初めて参戦したのが、第2回目の「COUNTDOWN JAPAN 04/05」だから、かれこれ15年経つ。
もちろん、その間、参戦しない年もあったんで15回全回参戦ではないものの、10回くらいは参戦してきたんじゃないかなぁ。そういう面からしても私にとっちゃ年末の恒例イベント、特にここ数年は参戦しなけりゃ年が越せない・・・っていう感じになってきてますね。
でも、今回は小・中学校の時の同窓会があり29,30日の参戦は無理。 ということで28日、1日のみの参戦と相成りました。
1日のみの参戦といっても初日28日の参戦っていうのは、もしかしたら初めてだったかもしれない。
仕事終わりが普通なら28日になるわけで、28日がウイークディの場合は参戦は無理。 ということもあり、これまでは28日の参戦はできなかったわけなんだけども。
昔、3日間開催の頃は29日〜31日開催だったわけで、3日通しで初日から参戦したこともあった。あくまで28日からの4日間開催になってからの初日開催の参戦っていうわけですね。 これも28日が土曜日ということでうまい具合にお休みだったラッキーもあったんだが。。。
でもさあ、ここ最近は初日28日の出演アーティストが一番「豪華」という傾向がある。
昔は31日、カウントダウン当日が一番豪華なラインナップだったんだけどもね。
それもこれも、出演アーティストの中で「紅白」にも出演するアーティストがここの所多くなってきているっていういうのが一番の要因なんだけどね。
紅白のリハーサルは31日の本番に向け、3日前の29日から始まるっていうのが通例で、だから、紅白にも出演するアーティストは、必然的に28日出演を余儀なくされるわけで。。。
それは、今年も変わらなかったわけで、紅白も出演する、欅坂46、Little Glee Monster、King Gnu、Official髭男dism 加えて、あいみょん、フジファブリック、[ALEXANDROS]といった、最近にも例がないくらいの超豪華アーティストが、28日に一堂に会したラインナップ。
こんなラッキーはそうそうない・・・ってことで、早々とチケットを入手したわけですわ。
28日 午前11時30分いつもよりもやや遅めに幕張メッセ到着。 まずは会場内をぐるりと散策。
前日、イベントホールでMステスペシャルをやっていたため、ホール内機材撤去のためこの日は使用無し。
まずは、Little Glee Monsterを見にGALAXY STAGE。
まだ前のゴールデンボンバーがライブ中。頃合いを見ながらPA席前に移動。
それにしてもゴールデンボンバー、子供づれが多いね。 やっぱり子供たちのアイドルっていう存在なんでしょうかね。最近は家族連れでフェスに参戦してる人が本当に多いんだよね。フェスが盛り上がり始めた00年代ではほとんど見られなかった光景ですわ。
ぼっち参戦のワタシとしてはゴールデンボンバーもそうだけど、アイドル系のロックフェス参戦に疑問視を持ったりするんだけども、最近の家族連れの多さを「子供向け」っていうところを考えると、ロックフェスのアイドル系参戦っていうのもある程度は必然になってきてるんだろうなっていうのを実感したりする。
そうこうするうちに、サウンドチェックも終わり13時05分 Little Glee Monsterスタート!
のっけから、Earth Wind & Fireとのコラボ曲、「I Feel The Light」
↑でアイドル系参戦に疑問視っていうワタシではあるんだけども、リトグリだけは別・・って思ってたり。
このコたち確かにカテゴリーとしてはアイドルなんだろうけど、Earth Wind & Fireとコラボできるアイドルなんてこのコたちぐらいだろう。
最近はアイドルの枠にとどまらずに本格アーティストを目指する方向性の曲も増えてきているし、それに応えようとする、彼女たちの姿勢を感じるんだよな。 そもそも、このコたちのハーモニーはアイドルの域を超えつつあるしさ。 ライブでもカラオケを使わず「生」で歌うアイドルも彼女たちぐらいなもんだろう。
それだけでも大人数でユニゾンをなぞるだけの他のアイドルとは明らかに違う存在。
それだけにライブ内容も、毎回の楽しみ。とはいうものの、いつもはROCK IN JAPANで見るぐらいだし、COUNTDOWNで見るのも、確か今回が初めてなんだけど・・・。
でも、野外ステージであるROCK IN JAPANとは違う、屋内ステージのCOUNTDOWNだけに本当の実力を測るにはいい場だったとは思う。
ただ、個人的にはもっとエンターテイメントの高みを目指してほしいんだよなぁ。 今回のCOUNTDOWNも30分強、8曲のライブはなかなかの出来栄えだったと思う。
でも、彼女たちにはもっと高み、本物のエンターテイナーを目指せるはず。 女性版ゴスペラーズといわれるような存在になってほしいんだよね。
そういう本格的エンターティナーな女性ハーモニーグループは、日本にはいなかったと思うしさ。そんな高みに近づけるはずの唯一の存在なんだからさ。そのためにも各曲の難易度をもっと高く設定していってもいいんじゃないかな。そう思えるライブでした。
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●Little Glee Monster セットリスト
1. I Feel The Light Feat.Earth Wind & Fire
2. SAY!!!
3. 好きだ。
4. OVER
5. ECHO
6. Jupiter
7. 世界はあなたに笑いかけている
8. 愛しさにリボンをかけて
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リトグリ終了後、King Gnuを見にそのままEARTH STAGEに向かう。
EARTH STAGEは、一つ前のヤバイTシャツ屋さんライブ中。会場からあふれんばかりのお客さんの数。
ライブ開始前、いつもの、ロッキンオン・渋谷社長の前説では、今回からEARTH STAGEの規模を広め、一度に4万5千人、東京ドームと同程度の収容人数にした・・という説明があったけど、このあふれんばかりのお客さんの数を見ると、4万5千人なんてゆうに超えているように見える。
COUNTDOWN JAPAN開始当時、後ろのほうは、まだまだ余裕スペースがいっぱいあったEARTH STAGEを見てきた私としては、隔世の感を感じる。
これ、みんなヤバT目当ての人? と思うと、ものすごいけど、後ろのほうには次のKing Gnu目当ての人も少なからず居たみたいですけどね。
その証拠に、ヤバT終了後のお客さんの入れ替わりがこれまたすごかった。 なんせ4万5千人が一斉に移動するわけだから・・・。
前の方から退場する人波と後ろから前方に移動する人波。まるで激流のようでしたね。
それでも何とか、いつものPA脇に到着。 ただ、その頃は、EARTHSTAGEは、すでに満杯。
King Gnuでこの状態ならば、ヒゲダンなんてどうなっちゃうんだろう 一抹の不安。
本番に向けてのサウンドチェックは、King Gnuのメンバーが自ら出てきて本番さながら、曲を演奏しつつを行われる。
以前のサウンドチェックは、会場設営スタッフとP.Aが連携して行うのが「マスト」だったけど、最近は、こんな感じでメンバー自ら出てきて、曲を演奏しながら楽器セッティッング、P.A調整を行うパターンが増えてきている。
その分、お客さんは楽しみが増えるんだけどね。なんせ、このステージステージ間のセッティングとP.A調整のインターバルの時間は持て余していましたからねぇ。
それにしても、King Gnuのメンバーは時間ぎりぎりまでサウンドチェックに余念がない。おかげで本番前に2曲ほどまるまる曲が聴けてしまった。
そして間髪入れず14時30分 超満員の中 King Gnuスタート!
昨年大ブレイクを果たしたKing Gnu。 とはいうもののCDの売り上げはそれほどでもなく、だから、正直言えば本当に大ブレイクしたのか・・という「手ごたえ」があんまり感じられない。
加えてテレビなどの既存的なマスメディアにもあんまり登場しない・・ということで個人的には素性もよくわからない・・という状態でのライブ初参戦。
正直言えば、ちょっと胡散臭さも感じたりしてたんだよね。 わかっていることはメンバーが東京芸大に在籍していたっていうこと。
芸大出身者がミクスチャーバンドなの っていうつながりが、ワシなんかにゃどうしても見えてこないんだよな。
でも、ライブを見ててすぐに実感。スローな楽曲、重たいパワー系な楽曲、アッパーテンポな楽曲、すべてにおいて軸がぶれない。
軸っていっても、感覚的なものでなかなかコトバでは現しきれないんだけども。 あくまでリズム体を中心に、頂点のボーカルにいたるまで、きちんと三角形のバランスの上に成り立っている。しかも中心となるリズム体がどんな曲でも崩れない。
そのため重たいパワー系チューンでも、リズムが走りやすいアッパーチューンでもまったく音楽がぶれない。 そのうえ各楽器のテクニックも高い。
だからなのか、根はアシッドジャズ、ミクスチャーなバンドではあるんだけども、恰もクラシックのコンサートにいるような錯覚を覚えてしまう。 しかも何曲聴いてても疲れないし、思わずその音楽の世界に引き込まれてしまう。
さすがは芸大出身、音楽の根本は何たるかを知り尽くしてますね。
Suchmos、Nalbarich・・・などなどアシッドジャズ系のミクスチャーバンドが続々と出てきている日本のミュージックシーンだけど、これだけレベルの高い音楽が「邦楽」にも出てくるようになったんだねぇ・・・と思うと、日本のミュージックシーンも向こうの音楽に負けないくらいのレベルに達してきたんだな・・と直に実感しますね。
しかも、アンダーグラウンドなところではなく、ヒットチャート系にも登場してきているところに進化を感じるんだよね。
もちろん、アシッドジャズとはいえ難解な曲調オンリーというわけではなく、ヒットチャート系曲に見られるキャッチーさも兼ね備えているからこそ、売れてきているんだけどさ。
この辺りを詳しく解説したコラムが
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69558?page=1
にも載っているので、COUNTDOWN JAPANのライブとは横道にそれてしまうけど、よかったら参考にしてほしい。
いずれにしても、この手の楽曲が定常的にヒットチャートに上がり、しかもロングヒットしているっていうところから、日本の聴き手もかなり耳が肥えてきたっていうのが分かるんだよな。
今回のCOUNTDOWN JAPANでのアクトはそういうところをダイレクトに感じさせてくれるライブでしたね。
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King Gnu セットリスト
1 飛行艇
2 Sorrows
3 It's a small world
4 傘
5 白日
6 Prayer X
7 Slumberland
8 The hole
9 Flash!!!
10 Teenager Forever
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King Gnu 終了後1時間のインターバル。一旦、EARTH STAGEを離れ休憩。
King Gnuの人混みと熱気あふれるステージにいいかげんのどが渇いた。
毎度毎度、軽井沢ソフトクリームのコーヒーフロートを飲みたくなった。
・・と思ったらめっちゃ行列。。。 夏のROCK IN JAPANは、いつも一番小さなHILL SIDE STAGEに飲食ブースがあるため、知ってる人しか知らん・・・という具合に行列なんぞないんだけど、COUNTDOWN FESでの人気はすごいもんだな。。
30分並びようやく購入。。。 やっと一息付けられる。。。
一息つき、すぐにERTH STAGEに戻る。
さあ、私的、本日のメインイベント、 ヒゲダン→あいみょんですわ。
予想通り、ヒゲダンの人気は凄まじいもの。 先ほどのKing Gnuに匹敵・・うんにゃ、それ以上の人混み。
昨年は3番目のキャパであるCOSMO STAGEだったけど、さすがにこれではCOSMO STAGEでは無理だ。
それにしてもヒゲダンの人気急上昇ぶりには目を見張ってしまう。
ロキノン系フェスへの初参戦は2017年のROCK IN JAPAN、一番小さなHILL SIDE STAGE、翌2018年ROCK IN JAPANでもHILL SIDE STAGE。
2017年、まだインディーズだった頃にリリースした「LADY」の切なくキャッチーなメロディ、瑞々しさに惚れ惚れしたワタシは、ブログの「キニナル曲」に速攻で書き、2018年のHILL SIDE STAGEで初めて、この人たちを見た。
自分たちでサウンドチェックを行う律義さ、初々しさに、こいつらはデカくなると思ったもんですよ。
しかしね、あれから1年余りで、2019年を代表するようなERTH STAGEのメインアーティスト、しかもERTH STAGEを満杯、少なくとも4万5千人以上を集めるアーティストにまで急成長するとは。。。
2017年に初めて彼らの曲を聴いた時点では、まさか、ここまでデカくなるとは・・・正直思っても見なかった。
まだインディーズのほとんど周りに知った人がいなかったころから見てきた私にとって、この人たちのブレイクにはうれしさがこみ上げる。 ただ、逆に、ちょっと遠くに行っちゃったような一抹の寂しさもあったりする。
その辺が複雑な心境ではありますね。
ライブハウス程度のキャパであるROCK IN JAPANのHILL SIDE STAGEは、本当に手が届くくらいの距離で演奏が聴ける。ステージ規模からみても今回のERTH STAGEは途方もなくデカい。それだけ彼らの距離感が広がってしまったような寂しさを感じたりするんだよね。
それだけ、藤原聡が紡ぎだすメロディラインはキャッチーなんだよね。時に切なく、時に瑞々しいポップナンバー。 ここが彼らの最大の武器なんだろう。
ロック、ジャズ、クラシック・・・音楽のジャンルは幅広いけど、やっぱポップナンバーほど琴線に触れるジャンルはないってことなんだろうな。特に日本人の感性には。
17:00ちょうど Official髭男dism スタート!
いきなり最新ヒットの「イエスタデイ」から、いわいるシングルヒットナンバー中心でステージを盛り上げる。
これも、昨年までのフェスではなかったことだ。 なかったというよりもシングルヒット中心のセットリストが組めなかったというほうが妥当なところか。
それほど今年のヒゲダンはシングルヒットに富んでいたのか、ということがセットリストでも一目瞭然だった。
だから、会場はいやがおうにも盛り上がる。
ワンマンツアーならばいざ知らず、こういったフェスでは、必ずしもアーティストの熱狂的なファンばかりが見ているわけではない。ファンになったばかりのライトなファンも、もちろんファンとは言い切れない一般の客さんも入り混じっている。
それらの多くの方々を盛り上がらせるには、シングルヒット中心のセットリストが一番効果的であることは言うまでもない。それらを物語るような怒涛のライブだった。
もっとも、炎柱に花火なんていう、ほんとにCOUNTDOWN JAPAN と思うようなドハデな演出効果にもド肝を抜かしたんだけど。。
それらを差し置いてもはっきり言って45分間、 全9曲のセットリストじゃ物足りない。
併せて、今回も個人的なイチオシ曲である「LADY」は聴けなかった。
これは、やっぱりワンマンライブに行けっていうことか。。。
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Official髭男dism セットリスト
1.イエスタデイ
2.ノーダウト
3.Tell Me Baby
4. 115万キロのフィルム
5. ブラザーズ
6. FIRE GROUND
7. Stand By You
8. Pretender
9. 宿命
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さあ、ヒゲダンの後、間髪に入れずに、あいみょんの登場だ。
ヒゲダンからあいみょんにかけてのインターバル、あまりお客さんの入れ替えがない。逆に新たなお客さんが加わり、EARTH STAGEは本当の超満員となってしまった。身動きもあまりとれない。下手すると5万人くらいのお客さんがいたかもしれない。
そんな中サウンドチェックが進む。
↑で最近は、自身でサウンドチェックするアーティストが増えているって書いた。
夏のROCK IN JAPANでは、ヒゲダンもあいみょんもそうだった。 自分たちでサウンドチェックを行った。
でも、今回のCOUNTDOWN JAPAN、あいみょんは自身でのサウンドチェックはやらなかった。これはヒゲダンも同じ。
それだけ、両者とも2019年を代表するメインアーティストとなった証拠なのか。
そんな中、18:15 あいみょん スタート
のっけはメジャーデビュー曲 「生きていたんだよな」。
つづく、今やライブではなくてはならない「マリーゴールド」。
先ほどのヒゲダン、King Gnuと、熱量の高いステージを立て続けにみたたげに、アコギ1本、そのフォーキーな曲調には、素朴さをまず感じてしまう。しかも、あまり声が届いてこない。
ちょっと印象に薄いな。。。 初めはそう感じずにはいられなかった。
この感覚、夏のROCK IN JAPANでも感じたような感覚だ。 あの時はいきなりのGRASS STAGEに戸惑っていたような印象があった。
「これは、野外ではなく屋内ステージでもう一回見てみたいな」そんな印象もあり、今回のCOUNTDOWN JAPAN FES一番のお目当てだったのも「あいみょん」であったことには間違いない。
その中でのこの印象。
うーむ、やっぱりこの人はCD向けのアーティストなのかなぁ。。と一瞬感じた。 でもそれは杞憂だった。
曲が進むたびに声に張りが出てくる。
なるほど逆なんだ、この人は、セットリストが進行するほど、喉のエンジンがかかってくる、本来の味が出てくるんだ。そういう意味では、ライブ向けの人なんだ。
あいみょんがCOUNTDOWN FESの28日に入ったということは、当初は、紅白出場が濃厚だったものと思われる。 少なくともROCKIN ON 側としてはそう踏んでいたんだろう。
でも紅白を辞退したっていうのは、自分はライブ向けのアーティストであり、一発勝負のテレビ向けではないっていう自覚からなんぢゃないのか。そんな風にも思えてくる。
いずれにしても、ヒゲダン同様、シングルヒット中心、満足感いっぱいのセットリストであった。
夏のROCK IN ではなぜかやらなかった、昨年自身最大のヒットである「ハルノヒ」も今回は披露してくれのは大きかったですね。
ただ、個人的には「らのはなし」も聴きたかったなぁ。 なんか好きなんだよね、個人的にあの曲。
あいみょんの特徴がよく出てて。
そそそ、このヒトの最大の特徴は「ら」の発音にあると思うんだよね。 なんか子供っぽくてキュートなのよ。
他のコトバの発音は、どことなく「けだるさ」を感じるんだけどさ。そのギャップがいいんだよね。
やっぱり、このヒトも心行くまで曲を聴きたければ、ヒゲダン同様ワンマンライブ行けってことなんでしょうかね。。
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あいみょん セットリスト
1. 生きていたんだよな
2. マリーゴールド
3. 愛を伝えたいだとか
4. 真夏の夜の匂いがする
5. ハルノヒ
6. 満月の夜なら
7. 今夜このまま
8. 空の青さを知る人よ
9. 君はロックを聴かない
10. 貴方解剖純愛歌 〜死ね
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当初は、この後フジファブリックを見ようと思っていたのだけど、昼から7時間立ちっぱなしで腰に疲労が。。。。
・・ということで、今回はここでリタイア。
50才。やっぱ寄る年波には勝てない。。。。。
4ステージだけでしたけど、ここまでその年を代表するアーティストを立て続けにみるってこともないんでね、超濃厚な4ステージでした。2日分のステージを見たような。。これで1万2千円はかなりお得でしたね。
年が明けて、今年のROCK IN JAPANは 8月8日(土)〜10日(祝)の3日間開催
東京五輪の影響もあり、20回記念で空前の5日間開催だった昨年に比べると縮小感は否めないし、その分出演アーティストがどうなるのか・・・っていう懸念もあるんだよね。
・・・なので、個人的には参戦するかどうかは、ちょっと考えどころ。
ただ、そろそろ宿の予約の事も考えなきゃいけないんで、そんなにボケボケもしてらんないんだけどねぇ。。。
・・とはいうものの、なんだかんだ言って、また参戦するんだろうな、ワタシの事なんで。。。
まずはデータでする。
・タイトル Pretender
・アーティスト Official髭男dism
・作詞 藤原聡
・作曲 藤原聡
・編曲 Official髭男dism
・リリース日 2019年5月15日
・発売元 ポニーキャニオン
・タイアップ 映画「コンフィデンスマンJP」主題歌
キチンとした「キニナル曲」として書くのはいつ以来だろう?
・・・ってくらい、めっちゃ久しぶりな新曲レビューコーナー。
ま、その間も気になってた新曲が無かった訳ぢゃないんだけども、なかなか時間がとれずにずっと見送ってた訳なんですね。
でも、ココ最近の新曲はいい意味で引っかかってくる曲が多いんで、久しぶりに重い腰を上げてみました。
で、今回引っ張ってきた曲がヒゲダン⇒Official髭男dismの新曲「Pretender」。
じつは、前回「キニナル曲」として新曲レビューしたのが、2年近く前の同じくヒゲダンの「LADY」。
この時は、まだメジャーデビュー前・・というか、メジャーデビューが決まったって・・・頃ですね。 だから、ネット配信に関してはインディーレーベルからのリリースだったわけだけど。
この「LADY」っていうミディアムバラードに、一時期「ドハマリ」しましてねぇ。 まだまだ日本のポップバンドも捨てたもんじゃない・・・って明言したんだよね。
以来、ずっと追いかけてきたヒゲダン。ライブもロッキンとCOUNTDOWN 2回見てきたしな。
その間、メジャーデビューを果たし、昨年のドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌「ノーダウト」で一躍ブレイク。
まあ、それ以前に書いたように「まだまだ日本のポップバンドも捨てたもんじゃない」っていうのが現実となった訳だけど、正直、当初感じてた感覚よりもブレイクが大きくてちょっと、戸惑ったりもしたんだけどさ。
「ノーダウト」は、その前に嵌まった「LADY」とは180度異なるアッパチューンという振れ幅かデカイというところからこのヒトたちの守備範囲を感じた。 たださ、その次の「Stand By You」がどっちつかずな曲調だったので、正直、一時期はこのヒトたちもココまでかな・・・などと一瞬感じたこともあった。
「LADY」⇒「ノーダウト」の時のような振れ幅がでかい守備範囲の広さというよりも、ライブでのキラーチューン、みんなで盛り上がれるような曲に傾いてきたか と感じられたんだよな。
これはこれで悪くないのかもしれない。
でも、このヒトたちはノリだけのライブバンドぢゃない。 絶対に聴かせるポップバンドなんだ・・って言う思いは個人的には感じてたんだよね。
そんな思いを、今回の新曲では存分に感じさせてくれる。
この曲も、昨年同様「コンフィデンスマンJP」の主題歌。 まあ今回はテレビ版ではなく、映画版ではあるが。
でも、昨年の「ノーダウト」のようなアッパーチューンではなく、ミドルポップチューン。
そう、昨年後半「Stand by You」に時に感じた、どこかモヤモヤっとした停滞感は吹っ切れたな・・・と思わせる爽快感溢れるミドルポップチューン。
必ずしもライブでノレる曲ではないかもしれない。 でも、今回の「Pretender」ような、思わず引き込まれるようなメロディアスで直球勝負なポップチューンが本来のヒゲタンなんだ。
必ずしも最先端な無機質なメロディラインではない。
いつかどこかで聴いたような・・・。同じキーボードを表に出したポップということからか、所々、ビリージョエルを彷彿させるようなメロディ運び。 言うなれば、これまでいろんなアーティストに何回も使いまわされたようなメロディラインと言えるかもしれない。
それでも、思わず、この曲の世界に引き込まれてしまう。 使い古されたようなコトバを使えばキャッチーなんだよな。
これで昨年の「ノーダウト」を上回る様なヒットとなれば、一皮も二皮もむけてくるだろうなこのヒトたち。 いや、それを個人的には期待してるところなんだけどさ。
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かじやん