かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

Mr.Children

君が好き / Mr.Children

2002_01_君が好き_Chidren



今回の1曲セレクトは、「君が好き」Mr.Childrenでする。

まずはデータです。

・タイトル    君が好き
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children   小林武史
・リリース日   2002年1月1日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   51.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2002年1月17日〜2月14日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」挿入曲

明けましておめでとうございます! 2023年。

今年も当ブログを何卒、よろしくお願いいたします。

さてさて、新年1発目の「1曲セレクト」ですが、久々に「1月1日リリース曲」から引っ張ってきますか。

以前は、頻繁にやってた「1月1日リリース曲」シリーズも、めぼしい曲が無くなってきたので・・・という理由からしばらくやってなかったんだけども、まったく曲が無くなったわけじゃないんだよね。

最近は、「水曜日リリース」というのが定着して、特定日リリースっていうのが少なくなってきた訳だけども、「1月1日リリース」っていう曲は、未だにあることはある。

まあ、「1月1日リリース」にして、特段何かメリットがあるのかというと、そんなことも少なくなってきているし、それ以前に、表向きは「1月1日リリース」といっても、CDリリースの場合、実質的には12月25日くらいには店着することが多いわけで。。。

昔は、そんなカラクリ知ってる人って、業界関係の人ぐらいだったと思うけど、いまや、一般の方々のにも広く知れ渡っているもんね。
・・・だもんで、わざわざ「1月1日リリース」なんて言わなくてもよくなってきている訳だよね。


今回引っ張ってきた曲は、そんな「1月1日リリース」な曲だけども、個人的には、この曲聴くとあの光景がフラッシュバックしてくる・・・っていう思い出深い1曲ですね。


Mr.Children 「君が好き」

この曲、今から21年前の2002年1月1日リリース。 ミスチル22枚目のシングル。
ミスチルのシングルとしてはストレート、かつ 素直な歌詞が印象的な、ミディアムナンバーですわ。


この曲がリリースされた2002年1月1日。 この日は個人的には、いまだに忘れられないですね。

ここでも、何度か書いてるけど、当時、某公式着メロサイトの配信ディレクターだったのよ、ワタシ。
前年6月に立ち上がった公式着メロサイトとしては後発組で、初めての年越しだった。

エンタメサイトは着メロに限らず、どんな分野でもそうだと思うけど、年末年始はかき入れ時なんですよ。 そそそ、お客さんを取り込んで会員数を大きく伸ばすチャンスの時期なのね。
特に、我々のような後発サイトにとっては。ほかのサイトを出し抜いて会員を集めるチャンスでもあったのよ。

なので、年末年始目玉になるような企画はないか・・と1か月以上前から配信編成・選曲会議で頭悩ませていたんだけどさ。

そんなときに、浜崎あゆみのニューアルバム「I am」が2002年1月1日リリースというニュースが飛び込んできたのよ。

ワタシらのサイト、サービスイン直後から、特に浜崎の曲についてはダウンロード数がほかの曲よりも特段よかった。 どうも、当時の浜崎ファンの多くが、我々のサイトに付いてくれたよう・・っていうのが、それまでには分かっていたのね。

これは、逃すわけにはいかん。 と、件の会議で提案したところ1発OK。

ただし、リリース日の1月1日に収録曲15曲全曲配信できないか・・・。 当時のエライ人からの一声がかかってさあ。

通常アルバム全曲、しかも15曲全曲配信するには、当時の着メロ制作スタッフ体制を考えると2週間必要だったのよ。

しかも、年末年始でしょ。 あの当時の通常制作スケジュールを考えると、早くてもアルバム全曲リリースは年末年始休み明けになっちゃうのよ。

でも、それじゃだめだ、何がなんでも1月1日リリースにする。。 
しかも1月1日 0:00に配信開始

・・・ってことになっちゃってさあ。

なんせ、普通に考えたら年末年始休みの最中なわけでさ。 ほかのサイト(会社)は、休み取っている最中のはずで、絶対にそんなことやってこない、早くても配信は休み明けっていうのが分かってたのよ。

だからこそ、ここは他サイトを出し抜いて会員数を伸ばすチャンス・・って、当時のエライ人は読んだんだろうね。

ワタシも考えましたよね。なんせ、言い出しっぺはワタシなんで。。。。

表向き1月1日リリースといっても、遅くとも12月25日にはレコード店にCDが店着、販売されることは、当時から知ってたからさ。
まず、音源制作チームに店着日の朝一番、開店と同時に制作用の音源CDを購入するようにお願い。 音源を手に入れたら、仕事納めとなる12月28日までにアルバム全曲の着メロ音源制作して納品してくれるように制作体制を作ってもらってね。
なんせ、通常なら2週間かかるところを、3〜4日で作ってもらわなきゃいけなかったんで。。。
とにかく、ほかの曲は度返しにしてでも、このアルバムの曲は最優先で作ってくれるようお願いしたのよ。
ただし、通常制作ではなく、特別に緊急制作してもらうんで制作料金は割り増しにしてさ。

制作チーム、がんばったんだよね。 予定通り12/28には全曲分の音源ファイルを納品してくれたのよ。

ここからは、我々ディレクションチームの仕事でさ。

後には配信日時を指定すれば、自動的にファイルをサーバーにアップロードして配信開始するシステムが出来たんで、特に正月などの休暇期間中の配信って楽になったんだけども、 あの頃は、そんな予約自動配信システムもなくて、全て手動配信だったのよ。

なので、前日12月31日の夜23時に「出社」してさ、配信開始の準備。

あんときは、たしか、ワタシと、ワタシのアシスタントの他、会社の社長・・・・そそそ、1月1日0:00配信開始じゃなきゃダメ・・って言った張本人ですよ・・・が、出社したんだよな。

23:50頃からカウントダウンを開始して、0:00丁度に音源ファイルのサーバーへの同期ボタンをクリック、サーバー全機にファイルが同期され、無事配信開始を確認するまでの緊張感はいまだに覚えてる。

今も多少あると思うんだけども、年越し後の数分間、いわいる「あけおめ」通信でネットワーク負荷が急激に上がって、通信速度が急激に低下してたのよ、あの当時。

こんときも実際、数分間トラフィックが発生して、通信速度が急激に遅くなったりしてさ。
浜崎あゆみ「I am」全曲着メロ、リリース当日、1月1日、0:00配信開始っていうのは、サイトに大々的に事前告知もしていたこともあって、そのままサーバーダウンなんてなったら、大変なことになっていたと思うんだけども、無事クリア。
「I am」の収録曲の着メロが一斉にものすごい件数ダウンロードされ始めているのを見て、ほっとしたな。

終わった、これで帰宅して、酒でも飲んで・・・なんて、頭は休暇モードになり始めていたんだけども、まあ、件の社長が、なんちゅうか人使い粗い人でさ

「I am」の配信完了を見届けたら、いきなりサイトのバグつぶし始めやがって。。。

ワタシらだけ帰るわけにもいかず、付き合いましたよ、サイトのバグつぶし。。。元日の昼近くまで。。。。

で、ヘロヘロになって帰宅したの覚えてるわぁ。。。

ただ、この企画の後、我々の某着メロサイトの会員数が急激に伸び始めたのも事実でさ。
大変な年末だったけども、サイトにとってはやって正解な企画だったのよ

IT企業っていうのは、こういうところなんだ・・・っていうのもこの一件からよく見えるようになっし、サイトをデカくするための運営の大変さが身にしみてわかった。
同時にエンタメサイト運営の本当の面白さもわかったような気がしたな。個人的にもありがたい企画だったんだよね、今考えると。

いずれにしても、会社で年越し・・なんて経験をしたのは、後にも先にも、この時だけですよ。
だからいまだに脳裏から離れないんだろうけどなぁ。



え? ミスチルの「君が好き」が出てこないじゃん・・・って?

いやー、あの12/31の夜中から元日の昼まで、ワタシの頭の中でぐるぐるとヘビーローテーションでなっていたのが、この「君が好き」だったんだよな。

だから、この曲を聴くと、まっさきにフラッシュバックするのが、あんときの光景なんだよなぁ。

あんとき、3人で出社だったんで、フロアのほんの一角だけ電気付けて、あとは消灯してたのよ。
そそそ、そんな半ば仄暗いフロアの中での作業でさ。

「君が好き」の サビ終わりに

♪夜の淵 アパートの脇 くたびれた 自販機で2つ 缶コーヒーを買って〜 ♪

ってフレーズがあるでしょ。 この歌詞の情景と、あんときの仄暗いフロアの光景が、なんかシンクロしちゃってさ、ワタシの中では。 どうしても、頭から離れないんだよな。


もう一つ。

実は、この曲がヒットしてた前後、いいなと思うコがいたの。
いつかもここで書いたかもしれないけど、
プー太郎だった2000年、通っていた某ネットワーク管理者養成学校で、隣の席だったコ。

確か、当時カスタマーサポートセンターでオペレーターとして働きながら、ネットワーク管理者を目指して、件の養成学校に来てたんだよな。

偶然、同い年だったということもあったんだろうけど、何かと気が合ってさ。
なんちゅうのかなぁ、フィーリングが合うっていうのかな。
まだ正式な彼女とは言い切れなかったけど、付き合っていたんだよね。
このヒトなら一緒になってもいいかな・・とも思い始めていたりしてさ。

ただ、ワタシが某着メロ配信会社に入って以来、土日のいずれかが出勤になっちゃったのよ。

当時は、それぞれ専任の担当者は居たものの、システムトラブル、それに伴う、カスタマーサポートも統括しなきゃならない。何か配信トラブルが発生したら、即座に対応しなきゃならない。
まさにレコード会社のレコーディングディレクターのように配信運用「全体」をまとめなきゃいけない立場になってしまったということもあり。 実質は365日休みなしという状態。

でも、それじゃ、さすがに身が持たないので、アシスタントと土日は交代で休んだのよ。

この「君が好き」がリリースされたころ、ワタシは、土曜休みの日曜出勤だったな。
当時、なんかやたら日曜日にトラブルが多く、ワタシの方から日曜出勤を申し出たんだと思う。

ある時なんか、やはり日曜日にサーバートラブルが発生。システム設計担当に緊急連絡したら、丹沢に山登りに行っててさ。 すぐ帰ってこい・・・と呼び戻したこともあったな。夜中、たたき起こすことは日常茶飯事だったし。そんなことが続いたんで、アシスタントじゃなく統括のワタシが日曜日出勤にした方がいいってことになったのを覚えてるな。

でも、このことが、彼女とのすれ違いを生む原因になっちゃったんだよね。
向こうは土曜出勤で、日曜休み。 ・・ということで、ほとんど会えなくなってしまった。

そんなころにリリースされた、この「君が好き」って曲。

♪ そしてひねり出した答えは 君が好き 生きる上でこれ以上の意味はなくたっていい〜 ♪

ミスチルにしては、ストレートなくらい、素直、かつダイレクトなこの歌詞が、すれ違いが続いてしまった、彼女に対して、あの頃、ワタシが感じていた思いを代弁してくれていたんだよなぁ。

あたかも、2002年1月1日の夜も、東京は、今晩のようにキンとした空気が張り詰めた寒い夜だったんだよな。 そんな空気が余計切なくさせたのよ。

でも、それから間もなく付き合いは解消した。 まあワタシの方がフラれちゃったんだけどね。

原因は他にもあったんだけども、このころのすれ違いが一番大きかったんだと思う。

32才の冬。 
あれ以来、このヒトとなら一緒になってもいいかな・・と思えるようなフィーリングを感じた彼女とは巡り合えず、今に至ってる。





初めにも書いたように、ミスチルのシングルの中でも、素直な曲だよね。
2001年10月期のフジテレビのドラマ
「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」の挿入曲としても使われていたこの曲だけども、このドラマの主題歌が同じくミスチルの「youthful days」。
曲調もあってか、どちらかといえば、この曲に隠れたような存在ではあったんだけどね、当初は。

そういうこともあってか、売り上げ枚数は「youthful days」を20万枚近く下回っていたりする。

ただ、個人的には、↑に書いたようなエピソードもあって、未だに残っているのは、断然この「君が好き」の方だったりするんだよね。


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君がいた夏 / Mr.Children

1992_09_君がいた夏_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「君がいた夏」Mr.Childrenでする。

まずはデータでする。

・タイトル    君がいた夏
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children 小林武史
・リリース日   1992年8月21日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 69位
・売上げ枚数   2.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 52位

どうも、ここ何日か体調がすぐれない筆者だったりします。
朝晩になると、空咳が頻繁に出てきたり。。。。
あるいは、コロナに感染しちゃったかなぁ・・・とも思ったりもしたんだけども、熱はないし、食欲も普通にある。どうも、急性アレルギー性の気管支ぜんそくに罹ったようだ。 
先日、毎月通ってる持病の痛風の診察の際に、かかりつけ医に相談の上、気管支を広げる薬と咳止め薬はもらってきたんだけども、今一つ、よくならんのね。
しばらく様子を見て、改善しないようならば他の呼吸器科に相談しようと思っています。

・・・なんて言っている間に、今年も夏が終わっていきますな。
ここ数日、残暑が振り返したと思ったら、今日なんかは、涼しかったり。

毎年の事なんだけども、この時期になると「夏の終わり」の曲をなんか引っ張ってきたいなぁ・・とし思ったりするんだよね。

で、真っ先に浮かぶのが、件の山下達郎氏の「さよなら夏の日」だったりするんだけども。。。

でも、いつかも書いたように、今となっては、夏の終わりの超定番曲なこの曲、実は、リリースもヒットも、今の時期じゃないのよ。 リリースは5月だったりするしさ。。。

なので、「今の時期のヒット」には当たらないんで、引っ張ってこれない。。。。

まだ書いてない曲で、「夏の終わり」を彷彿とさせる曲は、他にないもんかねぇ〜。

・・・と考えてたんだけども、ありましたわ。


Mr.Children  「君がいた夏」。

いまや押しも押されぬ、超ビッググループとなった、ミスチルの記念すべきデビューシングルだ。

ヤマタツの「さよなら夏の日」ほどは、超定番ではないけども、

♪ また 夏が終わる もうさよならだね〜 ♪  というサビの歌詞から、もろ夏の終わりを象徴とする曲には変わりない。

リリースは1992年8月21日。 歌詞にそぐわず、夏の終わりのヒット曲に間違いない。

しかしね、いまや押し押されぬ〜 超ビッググループのデビュー曲を、今まで書いてなかったわけで。。。

なぜ?

理由は簡単で、今でこそ「超ビッググループ」であるミスチルも、デビュー曲であるこの曲の頃は、ほとんど無名だったからですわ。

なにせ、オリコン最高69位だからねぇ〜。

今では考えられないほどの低調ぶりなんだけども、そのくらい、まだ無名だったんだよね。

ワタシも、この曲がリリースされた、92年当時は、ミスチルの存在は全く知らなかった。

でも、そんな、まだ無名だったミスチルを、当時からNext  Breakerに推してた人がいるのよ。


何を隠そう、当時、ワタシが属していた、自主サークル「オリコンチャート研究会」でいっしょに活動していた、コバヤシ君。

彼は、サークル結成当初から先見の明があるっていうのかなぁ。兎に角、これからブレイクしそうなアーティストを掘り起こすのに長けてたんだよなぁ。 彼が、次に来るって言ってたアーティストは、それまでもほとんどブレイクしてきてたから。

あれは、確か1993年正月に、ワタシんちで、恒例のサークルの新年会を開いたときに、「今年(1993年)ブレイクしそうなアーティストは・・・・」っていう話になって、 それぞれ何人かずつ上げていったんだけども、コバヤシ君は、 迷わず「ミスチル」を挙げたのよ。

絶対に、この人たちが来るって断言したのを覚えてるなぁ。

でも、1993年頭の時点で、ワタシ、まだミスチルって知らなくてさ。 半ば「はあ?」って感じで聞いてたんだけども。。。。

コバヤシ君は当時、「日本レコードセンター」に勤務していて、白盤とかよく聴かせてくれたんだけど、その中にミスチルもあってさ。 確か2ndシングルの「抱きしめたい」だと思うんだけども、聴いてみた。

でも、あの時点では、今一つピンとこなかったんだよな、ワタシ。 カラーとして1993年っぽくなかったら。

たしかに瑞々しさはあるんだけども、少し洋楽っぽいなとは思ったのを覚えてるな。 でも、あの当時は、まだ、既存のヒット曲っぽい、分かり安いキャッチーなメロディが主流だったからさ、これは主流ではないな・・っていう思いが強かったのかもしれない。

それから、1年もしないうちに、4枚目の「CROSS ROAD」で大爆発しちゃったじゃん。

うわっ、本当に来た・・・。 ってビックリしちゃってね。

コバヤシ君の眼力は、これは凄いな・・・と感心するのと同時に、これからブレイクしそうなアーティストを掘っていくっていうのも、面白いかもなぁ・・・って思ったんだよね。

それまでは、あくまで、ベストテン番組を通して、ブレイクしてきたアーティストを追いかけるってだけだったからさ。

聴き方が広がったっていうのかなぁ、 次はだれが来そうっていう意識の広がりだよね。

「CROSS ROAD」が大ブレイクしたあと、改めて遡ってミスチルを聴いてみた。 恐らくそのとき初めて、この「君がいた夏」を聴いたと思う。

その時、コバヤシ君が、次はミスチルが来るって言った意味が、分かったような気がしたんだよなぁ。

当時ヒットの主流だった、誰にでも分かりやすいキャッチーなメロディ。

ただ、でも、やっぱりあの当時のカラーは感がなかった。 けど、結果的には、「次の主流」となるカラーを持ち合わせていたんだよね。

これは、ある種の勘としか言えないんだけども、 「あ、これ」っていう感覚を感じる時ってあるんですよ。 どこか懐かしいんだけども、実際的には今まで無かった新しいカラー、匂いを感じる、独特の感覚。

これを感じた時に新しい波が来るんだよね。

まあ、これは、本当に感覚的なところでしかなく、文字ではうまく表現できないのが歯がゆいんだけどさあ。

コバヤシ君って、この感覚というか嗅覚に長けてたんだろうなぁ。

不肖ながらワタシも、「CROSS ROAD」の後、遡って、この「君がいた夏」を聴いたときに、まさにそんな感覚を感じたのよ。

ぱっと聴き、どこか懐かしい感じがするんだよ、この曲。
でも、実際的なところ、この曲以前にこの曲のようなカラーの曲ってなかったんだよね。 だから、瑞々しい新鮮さを感じるし。

ただ、惜しいかな、全体的なインパクトがまだまだ弱い。 そこが今一つヒット戦線に乗らなかった要因なんだろうな。


まあ、僕の場合は、次にミスチルがくるって断言したコバヤシ君が羨ましくもあり、ミスチルのブレイクを事前に見抜けなかった自分が悔しくもあったりしたんだけどさ。

で、自分もこういう感覚を持ちたいと思ったんだよね。 

以来、これからブレイクしそうなアーティストを掘っていくような聴き方をしていったわけなのよ。
そういう聴き方が、後に「着メロ」のセレクターの仕事にむずび付いたわけなんだけどさ。

ただ、確証はなかったんだよね。 その後も、出来る限り「これから来そう」って曲を意識的には聴いてきたつもりなんだけども、空振りっていうのも多かったしさ。

いや、それは、今もそう。

そこそこ「あ、当たった」と思ったのは、以前書いた、平原綾香の「Jupiter」と大塚愛の「さくらんぼ」ですね。

ただ、これらの曲でさえ、ミスチルの時に感じたほどの確証っていうのは、なかなか得られなかったんだけど。。。。

でも、あれから四半世紀、この「君がいた夏」を初めて聴いたあの時と全く同じ感覚を感じた人たちが出てきた。それが実はヒゲダンだったんだよねぇ。

そそそ、ヒゲダンがまだ、メジャーデビュー前に聴いた「LADY」。 これ初めて聴いたときは「ビビビ」と電流が走ったもの。 真っ先に感じたのが、そうミスチルの「君がいた夏」を聴いたときの、あの感覚ですわ。

同時に、もしかするとこいつらは「凄いかも」と、真っ先に「キニナル曲」に書いたのを覚えてるな。

まさか、ここまでのビックバンドまで昇華するとは、思っても見なかったけど。。。。

もっとも、ミスチルだって、「CROSS ROAD」を聴き、遡ってこの「君がいた夏」の曲を聴いたときも、現在のような「超ビッグバンド」まで昇華するとは思っても見なかったんだけどさ。




だけど、あれから30年近く経とうとしているのに、この曲のメロディは、いつ聴いても切ない。
どうして、夏の終わりっていうのは、こうも切ないんだろうねぇ。

そういえば、この間だれか言ってたけど、季節の区切りとして、「〜の終わり」ってつける季節は夏だけですわ。 春の終わりとも秋の終わりともあまり言わない。 今の時期〜夏の終わりっていうのは、それだけ特別な季節なんじゃないかな・・・と思うわけなんだよね。


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ROCK IN JAPAN 2005 その1

やって来ました「なかみなと」
ここにくると、「夏」って感じなんだよなぁ。

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さてさて、どうするべ・・・。まずは、到着したことをmixiへのっけるべ・・とおもむろにi-modeを始める。
・・BUT全然、通じない!
うーん、ある程度覚悟してたけど、ちょっとヒドイ。
しょうがいないから、写真だけ写すことにして、まずは、HYを見にGRASS STAGEへ移動。
 
今日は、海風が入ってきてたので、いつもの不快な暑さは、あまりないんで、助かったね。

GRASS STAGEは、まだ昼過ぎとあってか、比較的人も少なめ。いつものステージ上手側に「陣」をとると、12時20分、HYスタート

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うーん、去年より格段にうまくなってる。いままで、インディーズのバンドってあまり「大観衆」に「聴かせる」だけのテクニックってまだまだ、と思ってたんだよね。
 ショーマンシップっていう面では、どうしてもメジャー系のアーティストのライヴ規模には叶わない。
 でも、それも、すでに昔だね。HYは、他のメジャーと変わらない領域に完全にショーマンシップ的に完成されてるな。
 それと、改めて思ったのは、このヒトたちは、80年代だね。サウンドが。シンプルかつ80年代的なんだよなぁ。つまり、売れ線なんだけど、メロディの焦点がはっきりしているってのかな。それでいて、AOR+ラップというミクスチャも意外と目新しいっつうのかな。うーん、一時の東芝さんが好きそうな音だよね。30代以上でも安心して聴けるし。 
新曲をはさみながらの全9曲。はっきり言って短かったね。

【HY セットリスト】
1. トゥータン
2. ささくれ
3. 新曲
4. AM11:00
5. そこにあるべきではないもの
6. HY♡
Summer
7. フェイバリットソング
8. 隆福丸
9. ホワイトビーチ



 さてさて、HYを後にして、今年から出来た、第3のステージSOUND OF FORESTへ「salyu」を聴きに行く。

 SOUND OF FORESTは、昨年までは、松林に囲まれたテントスペースだったところなんですよね。
こじんまりとしたステージは、「音楽」を聴くには丁度良い大きさかなぁ。

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木に囲まれているので、あんまり風が入ってこない。ただホコリがすごいね。。
ジトーと汗が流れる中13時40分Salyuスタート

 正直、今回なんでSalyuがROCK INにでるのかが、ちょっと不思議だったんだけど、なるほど、小林武史氏ね。。。ミスチル、サザンと関係するアーティストが相次いで出演したので・・ってこともあるんのかなぁ。
 それにしても、このヒトの「VALON」っていうのは、いい曲だ。シンミリしてくる。ROCK聴きに来てシンミリって言うのはねヒトによっちゃ、ちょっと気分害されるかもしれないけど、でも、ここのステージにとっては丁度良い。
ラストの「to U」が圧巻だった。これは、聴き応え充分。

Salyu セットリスト
1. ウエエ
2. VALON-1
3. Dramatic Irony
4. 彗星
5. to U

 さてさて、続いてウルフルズを見に、再びGRASS STAGEへ舞い戻る。徐々にヒトの数も増えてきた。・・・とともにやっぱり、ここ特有の暑さが・・・。特に、午後、日が高い時間のGRASS STAGEは、直射日光を正面から受けるので、見てるほうは、ちょっとつらいのね。さすがにちょっときつくなってきたので、濡らしたタオルで体を拭く。そうこうしているうちに、15時きっかり、ウルフルズスタート

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しかし、このヒトたちは、サービス精神が旺盛だよね。さすがは関西人ならでは お客さんののせ方もうまいしね。
 「大阪ストラッド」では、延々10数分間にわたる熱演
「ガッツだぜ!」「バンザイ〜好きでよかった〜」「ええねん」など、みなさんおなじみのシングルをはさんだ8曲は、やっぱりあっという間でしたね。

【ウルフルズ セットリスト】
1. バカサバイバー
2. SUN SUN SUN '95
3. バンザイ〜好きでよかった〜
4. 大阪ストラット
5. 暴れだす
6. ええねん
7. ガッツだぜ!!
8. いい女


ここでひとやすみ。 正直、ちょっと疲れた。。。 ちょっと熱中症ぎみかな。。。ということで、しばし、濡れタオルで顔をぬぐい、水分補給しながら日陰で休む。
 うーん、どうしたのかな、今日は疲れが来るのが早い・・。やっぱ、年かなぁ・・。 
幸いこの頃から涼しい風が入ってくる。元気を取り戻す。


 そうこうしているうちに日が傾いてきた。いよいよ、ステージは、ここからが「本番」という雰囲気。ヒトの数も急に増えてきた。
いよいよ17時40分 SINGER SONGERスタート

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COCCOがめちっゃかわいい 写真などで見たときとは大ちがい(失礼)。ウーン、このひとゲーノージンには珍しく、写真写りわりぃのかな。 いや、そのくらい、実物と差がある気がしたね。 まあ、それはともかく、やっぱりウタはうまい。ステージングのたどたどしさをウタが救ってくれてる。
 バックは、文句がつけようがない「クロウト」ですから、安心して聴けるし・・。圧巻だったのは、ラストの「花柄」っていう新曲。めちゃくちゃ壮大だね。バックの大音量に負けじとシャウトするCOCCOがすごく印象的だったしね。
 この曲は、リリースされるのかなぁ・・。されるんだったら買いたいね。

【SINGER SONGER セットリスト】
1. ロマンチックモード
2. Come on you
3. 雨降り星
4. Millions of Kiss
5. 初花凛々  
6. 花柄

 SINGER SONGERのステージの間に日が沈んだ。ステージはいよいよ大詰め、「とり」はMr.Children。さすがにお客さんの数は非常に多くなった。ただ、身動きできない・という程ではない。それは助かったな。
・・・そうこうしているうちに19時キッカリ、Mr.Childrenスタート

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いきなり。「終わりな旅」「光が射す方へ」「名もなき詩」のミリオン3連発。ここから、スピードアップするのか・・と思っていたが、意外とここからは、ミディアムな曲に移行。「未来」をはさむ、最近の曲で固めていく。
 うーん、まわりのお客さんは、ちょっと「ノリきれない」様子・・・。そんな雰囲気のままラストは「HERO」。うーん、なんとなしに、お客さんは煮えきっていない様子だけど、当然のように、アンコールが起こる。
 アンコールは、「innocent world」。 いままで、不完全燃焼ぎみのお客さんがいっきに湧き上がり。4万5千の大合唱。
これは圧巻でしたねー。
でも、個人的には、ちょっとまだ、不完全だったかなぁ。思ったよりもちょっと地味だったね。ミスチルのステージは。
 聴かせる曲中心って感じで、ちょっとトリとしては、盛り上がりきれなかったんじゃないかなぁ・・・そんな気がしたなぁ・・。

【Mr.Children セットリスト】
1. 終わりなき旅
2. 光の射す方へ
3. 名もなき詩
4. 未来
5. 雨のち晴れ
6. I'll be
7. and I love you
8. ランニングハイ
9. HERO
(アンコール)
10. innocent world

いよいよ、明日は、サザン・・・。
だけど、正直グロッキー気味。午前中はちょっとムリそう・・。年だね。めちゃくちゃ疲れた。。。。。。
15時のDEPAPEPEからなんとか、見たいなぁ。

その2に続く

シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜 / Mr.Children

1995_09_シーソーゲーム_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」Mr.Childrenです。

まずはデータです。

・タイトル     シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜
・アーティスト   Mr.Children
・作詞       桜井和寿
・作曲       桜井和寿
・編曲       小林武史 & Mr.Children
・リリース日    1995年8月10日
・発売元      トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  181.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1995年8月21日〜10月23日付

台風21号の被害に遭われた方にはお見舞い申し上げますが、台風の影響で、早く会社が引けたので、平日に書いてる1曲セレクトです。
 本当は、こういう天気でもあるし、曇り空っぽいマイナーな曲でも持ってこようか・・と思ったんだけど、思いついた曲が81年の曲。 でも、81年の曲はこの間書いたばっかだなぁ・・と思いーの、全く天候とは関係のない曲を引っ張ってきてしまいました。

Mr.Children 「シーソーゲーム」。

ま、この曲もずっと引っ張ってこようと思いつつも、長い事「塩漬け」にしてた曲なんだよな。
理由としては、個人的にヒットした時期を間違って記憶してたってのが一つ。 うん、この曲ヒットしたの1995年の「7月」だとばっか思ってたんだよね。で、調べてみたらリリースが8月じゃんか。 ヒットは8月末から9月。ちょうど今頃がヒットのピークだったんだよな、実際は。

うーん、そうだったかなぁ・・・・。 なんかさ、この曲って「真夏」っていうイメージがあったんだけどなぁ。 95年の今頃は、マイラバの「Hello Again」とか・・・。 と思ったら、「Hello Again」もヒットしてたの9月〜10月だったんだな。。。。 

うーむ、どーも1月ずつずれてるな、感覚が・・・。 「Hello Again」は、夏の終わりの「気だるさ」を感じるし、仕事サボって、CD屋の店頭で聴いたの9月の初めだったと思ったんだけどなぁ・・・。


おっと、話がずれたね。

ミスチルの「シーソーゲーム」。 この今まで引っ張って来ていなかった、もう一つの理由は、以前「Tomorrow never knows」書いた時、この曲良くないって風に辛口に書いて、ミスチルファンの総攻撃を受けたからなぁ。
ミスチルファン、怖いのよ。うっかり口を滑らすと、すぐに炎上するからさあ。 
以来、どうもミスチルの曲、書きづらくてね。 ・・・だから、意外と、まだ書いて無い曲が溜まってるんだよな。

でもね、今になって弁解する訳じゃないけど、必ずしも「Tomorrow never knows」がキライな訳じゃないんだよなぁ。逆に言えば、当時聴き過ぎたこともあって、今となっては食傷気味なところがあるんだよな。
ま、そんな事で、ちょっと辛口で書いた訳なんだけども。

ミスチルの曲で嫌いな曲ってないんだよな、基本的には。特にブレイク後、96年くらいまではシングルは必ず買ってたしさ。

その中で、初聴で「あ、これいい」と思ったのが、今回の引っ張ってきた「シーソーゲーム」だったかなぁ。
「innocent world」にしても、最初は良く分かんなかったんだよね。でも、聴きこんで消化して行くうちに良さを理解出来たって感じなんだよね。

ミチチルの曲って意外と消化するまでに時間がかかるんだよ。 だから、初聴で「あ、これはいいね」って思う曲って少ない。表面的にどこか見えない壁のようなものがあるんだよな。 

でもさ、この「シーソーゲーム」は、初聴から、「これはいいぞ」と思ったな。 いい意味で力が抜けてんだよな、曲全体的に。 
1曲前が「【es】」って、重くは無いんだけど力が入った曲だったじゃん。 眉間にしわを寄せてシャウトするような。ま、個人的にこの曲好きなんだけどさ。

でも、この「シーソーゲーム」は、Aメロからしてそう言うところが無かったしさ。

Aメロ出だしの ♪愛想なしの君が笑った、そんな単純な事でついに〜 ♪ ってあるけど、これって、当時、「開運!なんでも鑑定団」のアシスタントだった、吉田真由子のことだよな・・・とか思ったり。

そそそ、愛想無しで通ってたじゃん、吉田真由子って。 いつもムッとした表情で。なかなか笑わなかったし。

だとしたら、桜井氏も意外とミーハーだよなぁ・・・いい意味で、とか思ったりね。

ちなみに、桜井氏曰く、歌詞が何言ってるのかわかんないんで、歌うのが恥ずかしい・・・とライブでは、あんまり歌わないんだとか。。。。

2005年にROCK IN JAPANらミスチルが出た時、この曲期待してたんだけどさ、やっぱりやんなかったもんな、そう言えば。



なるほどElvis Costelloね。。。どうも、個人的にはCostelloっていうと「She」のイメージが強くて、気がつかなかったんですけど。。
でも、「シーソーゲーム」自体のサウンドはもっと古いよなぁ。 60年代のマージービートっぽいけどね。

・・・あ、だから、個人的にはこの曲は初聴で「これはいいぞ」と思ったのもかもな。マージービートとかさ、この手の「音」が一番安心するんだよね。




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Replay / Mr.Children

1993_07_Replay_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「Replay」Mr.Childrenです。

まずはデータですっ

・タイトル     Replay
・アーティスト   Mr.Children
・作詞       桜井和寿
・作曲       桜井和寿
・編曲       小林武史 Mr.Children
・リリース日    1993年7月1日
・発売元      トイズファクトリー
・オリコン最高位 19位
・売上げ枚数  8.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 26位
・タイアップ:グリコ「ポッキー」CM曲

暑いっす どうにかなんないですかねこの暑さ。 昨年の夏が近年の中では比較的涼しい夏だったんで、余計堪えますな。
今の時期でこの暑さだったら、1か月後はどうなってるんでしょ 完璧に夏バテしてるんだろうねぇ。

こー暑いと、涼しい曲を持って来たい・・・と思うのは人の常って奴で・・・。 でも、ワタシゃ、ちょっとひねくれ坊主なんで、涼しいといっても、曲自体が涼しい訳ではなく〜の、涼しい夏、そそそ「冷夏」だった年の曲を持って来たいですね。

Mr.Children 「Replay」

この曲、覚えてますかぁ〜、今から四半世紀前、1993年の今頃のヒットですよ〜。

そそそ、この年1993年は「冷夏」だったんですねぇ。 まあ、普通は覚えてないなぁ・・・って思われるもんなんだろうけど、個人的には、この年の夏はよく覚えてる。 就活の年でもあり、卒業研究をやった年でもあるから。

生き物学科なんて行ったワタシは、卒研で「カゲロウ」の棲み分け分布の研究で、毎月、日光の方の川まで出かけてフィールドワークをやってたんだけどさ。夏、冷夏による長雨で、川が増水して、フィールドワーク地点が水没・・・、結局いいデータが取れなくて苦労したんだよな。

そんな頃ヒットしてた1曲が、このミスチルの「Replay」って曲ですわ。

うん、まだ、本格的なブレイク前でしたねミスチルも。 どちらかと言えば、あまたいたバンド勢の中、その他大勢・・・の部類だったと思う。

でも、個人的にはちょっとツバを付けてたんだよね、ミスチルって言うヒトたちに。

曲が気に行ったとかそう言う訳ではなく、このヒトたちは果たして売れるのかどうかって言うのが気になってたのよ。
 
・・・というのも、この当時、「オリコンチャート研究会」なる自主サークルを結成していてさ。なんせ大学生だったから暇だったからさ、メンバーとしょっちゅうつるんでたんだよな当時。

で、当時既に「レコードセンター」に就職していたメンバーが、「ミスチル」は凄いって言い始めたのよ。 確か、この年、1993年が明けてすぐの頃だったと思う。 その頃は、まだ、個人的にはミスチルなんて知らなかったからさ、「なんだ? それ?」ぐらいにしか思わなかったんだけど、ま、そのメンバーが推す訳よ。「今年中に絶対ブレイクする」って。

その人は、「レコードセンター」に勤めていたこともあってか、兎に角、先見性の明があったんだよね。それまでも、その人が売れるっていう連中はブレイクして来ていたし。。

ならば、ちょっと乗ってみるか・・・ってことで、ツバを付けてた訳よ、ミスチルには。

それから半年くらいが過ぎ、この曲がリリース された訳なんだけどさ、初めてミスチルの曲を聴いたのが、この曲だったんだよな。

どれどれ、今年絶対にブレイクするっていう、ミスチルとやらの連中ってどんな曲なんだ? ちょこっと聴いてみるか・・・ぐらいで・・・。正直、そんなに期待してなかったんだよ。

実際に聴いてみて・・、まあ確かに悪い曲ではないと思ったけど、かといって、ホントにこれでブレイクするの? っていう印象の方が強かったのを覚えてる。

なんかさ、今一つ掴みどころを感じなかったんだよな。 どことなく軽いしさ。決してウレセンな曲・・・とは思わなかったんだよね。
 この「Replay」と同時にチャートを上がってきた曲に、コルベッツ「瞳を僕にちかづけて」ってのがあってさ。個人的には、こっちの方がウレセンだよな・・・って思ったもの。

イントロのシンセの音色、あるいはサザンの前年の大ヒット「涙のキッス」からパクったよね・・・というシンセフレーズから、小林武史氏が「推してるんだ」っていうのは、分かったけどさ、どうも、ワタシと同い年の「小倅」のような印象の方が大きかったのかも。
そそそ、「カリスマ」感はまるで無く、学生バンドの延長のような存在っていう印象の方が全然デカかった。

それが、まさか、そのすぐ後、本当に「国民的」な超カリスマバンドに化けようとは、この時点では、まーったく想像もつかなかったですわ。

たださ、もしね、サークルメンバーの彼が「絶対にブレイクする」って言いきった頃、ミスチルを聴いてればちょっと印象が違ったかもしれない。
そそそ、最初に聴いた曲がこの「Replay」の1曲前の「抱きしめたい」だったならば・・・って事だね。
結局、「抱きしめたい」は、この後「CROSS ROAD」が大ブレイクした後に聴くことになるんだけど、これは「完成」された曲だなって思ったもの。 なるほどこの曲であれば、サークルのメンバーもゼッサンするのも分かるな・・と。




ほら、やっぱり小倅って感じでしょこの頃のミスチルは。全員垢抜けないし。
まあ、確かに今見ると新鮮な感じはする。少なくとも、今、桜井に、こういう新鮮味がある曲を作ってくれといっても、なかなか作れないだろうしね。

そんな今となっては、ミスチルの曲の中でも手垢の少ないシングルという点では、推し曲だったりもするんけどさ、この曲。


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抱きしめたい / Mr.Children

Children



今回の1曲セレクトは「抱きしめたい」Mr.Childrenです。

まずは、データです。

・タイトル    抱きしめたい
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children、小林武史
・リリース日   1992年12月1日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 56位
・売上げ枚数   6.1万枚

 今回引っ張ってきた、ミスチルの「抱きしめたい」って言う曲。 ミスチル、デビュー2枚目のシングル。
 丁度、この曲が出た頃だから、今から23年前かなぁ。
あの頃は、オリコン読者同士で結成した、自主サークル「オリコンチャート研究会」が、一番活動している頃でさ、毎週のように集まっては、いろいろ新旧の音楽のことをあーでもない、こーでもないと熱く語り合ってた頃だったんだけど、メンバーのひとりが「次はミスチルが来る」って言い出したんですよ。

 でもさ、ワタシあのころ「Mr.Children」なんて、全く知らなくてさぁ、ほとんど聞き流してたんだよね。
 そしたら1年後、ほんとに「ブレイク」したじゃん。

 あれにはびっくりしたなぁ。いや、そのヒト、先を見越すのがすごかったんだよね、当時。
 このヒトが「来る」って言った曲は絶対きたもんなぁ。

 でさ、それまで、そういう聴き方をしてなかったワタシも少しずつそういう聴き方をするようになっていったんだよ。

 あ、これは、単に口惜しいからだったからなんだけど・・

 あのころとミスチルっていうと、この話のインパクトが強烈に甦るんだよねぇ。

 でもまあ、一応、こういう聴き方の訓練をしてたから、ワタクシの今があるって言っても過言ではないよなぁ。
 やっぱさ、仕事として音楽に関わっちゃうと、「ヒットの先読み」って言うのは絶対条件なんだよね。

 ま、最近は「次にブレイク」する曲は、各メディアが散々煽ってくれるんで、昔ほどは「カンとセンス」っていうのは重要じゃないわけなんだけどさ。


 だけどさ、この曲は、じっくり聴いてみるとホントにいい曲なんだよね。
 「くそー、なんで、こんないい曲を自分で発掘できなかったんだ」という口惜しさと、同い年のやつらが何でこんないい曲を作れんだ」っていう口惜しさが重なるんだよなぁ。

 まあ、たしかにプロデューサーの小林武史氏の力がでかいということが分かってはいても、桜井のこの感情豊かなメロディラインはやっぱり天才なんだよなって認めるしかないよなぁ。

っていうのが、この曲聴くたび毎回、にじみ出るんだよなぁ、私の脳裏に。


 でも、こんな名曲がオリコン最高56位とはねぇ。やはりいくら曲がよくても埋もれちゃう曲ってあるんだよなぁ・・っちゃう結果ですわねぇ。

 逆に考えると、埋もれてるいる名曲もまだまだあるっていうことなんだけども。

 それを発掘するって言うのは、これからのうちらの仕事なんだろうなぁ。

 あ、そうそう、大昔、オリコンウイークリー(現「オリスタ」)にあった「スリーパー」っていう発掘コーナー。あれが、今後は重要になってくる気がするんだよねぇ。
 

 ちなみに、↑でかいた先を見越すのがすごい方は、今は退職されたけど、以前は某大手CD卸会社に勤務されていたんだよね。
 結局「先物買い」については頭上がんないですねぇ。逆に80年代前半までは私のほうが強いんだけど・・・。




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Tomorrow never knows / Mr.Children

Children






今回の1曲セレクトは、「Tomorrow never knows」Mr.Childrenです。

 まずはデータです。

・タイトル    Tomorrow never knows
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      小林武史 & Mr.Children
・リリース日   1994年11月10日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   276.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1994年11月21日〜1995年2月20日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「若者のすべて」主題歌


 いつもの如く、さて、今回の1曲セレクトは何書くべな・・・と思いつつ、頭の中でシミュレーションしたりして・・・。
 で、2、3曲候補は上がるものの、どうも、「気分」にあわねーな・・・なんてボツにしたりして。。

 で、最後に上がってきた曲が、ミスチルの「Tomorrow never knows」だったりして。。
 うーん、ミスチル「最大」のヒット曲をいままで、「放置」してたとは・・・。 でも、OK OK 今の私としてはちょうどいいわ。

 この曲なんで、こんなにヒットしたんだろう? 

 当時、個人的にはそんなこと考えてたりしたな。うん、曲としては悪いできぢゃない。むしろ、完成度が高い曲といえる。
  
 けど、インパクトという点では、やっぱ、この曲の前の「innoecent world」の方が何倍も高い・・・って思ってたからなぁ。

 この曲、よく出来ていると言える・・・けど、「innocent world」に比べると、どうも今ひとつ垢抜けなさを感じてたんだよな、当時。
 あ、それは今もそうかも知れない。確かにサビのインパクトは、ミスチルらしさがでてるし、いつものキャッチーさもある。

 でも、なんか、ちがうんだよなぁ・・・。 うーん、でも、明確な答えが出てこないのよ。
 個人的には、この曲の1ヵ月後にリリースされた「everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜」の方が何倍も好きだった。

単純な「恋愛ソング」ではなく、社会風刺ネタな曲だったし、だから、AOR的なイメージしかなかったミスチルに「ロック」を感じたりしたし。。


 そそそ、この「Tomorrow never knows」って、結局さ「月9」の主題歌だったじゃん。そのあたりになんか「腹黒い」物を感じてたりしたんだよな当時から。

 結局、「月9」のチカラだよな・・・みたいな。。

 この曲の売り上げ枚数は276.6万枚。 ただ、果たして「月9」の主題歌でなかったら、ここまで数字が伸びたか・・・というと、ちょっと疑わしい。
 ま、疑わしいだけで、それでなくても、もしかすると、200万枚そこそこは行ってたかもしれない。 なんせ、当時、ミスチル人気は急上昇の「途」にあったわけだし、ワタシのランクで恐縮だけど、7週連続1位(実際は年末年始の2週集計も含まれるから8週連続)っていう、ミスチルとしては、最多の1位獲得曲にもなってたりする。

 それだけ、当時の人気はすごかったわけなんだよね。

 それと、曲のクオリティのアンバランスさっていうのかなぁ、なんか割り切れないものを感じてたりしたんだよなぁ。

 
・・・なんて、表向きの理由かなぁ・・。 ウラの理由としては、「同級生」にあたる、桜井と比較して、なんで、ジブンとこんなに違うねん・・・なんて「嫉妬」してたのもあったりして。。。あせあせあせあせ


 ただ、タイトルは気に入っているのね。

「Tomorrow never knows」

 明日のことは(だれも)わからない。

 そのとおりだよね。今の個人的な考えだったりして、これって。
だから前向きに生きていかなきゃ・・・ってことだよね、きっと。



このPVは、当時何回も見たよなぁ。
それにしても、この曲から、21年も経ったんだな。なんか、そのことのほうが変な感じだったりして。。
 マジでつい最近だもの、感覚からして・・。 そういえば、既にワタシャ「社会人」だったんだよな、この頃。そう考えると、なげーこと社会人やってるよなぁ
すでに自分のチャートも毎週作ってたし、今となんら変わりない生活だったんだけどねぇ・・。
強いて言えば、まだパソコン弄ってないし、ましてやインターネットは何者だ? 頃ですね。

まあ、年は取ったわな・・・。この曲の頃はさすがに若かったもんね。25歳。
カラオケボックスに入り浸り、スターボウリングを見てはボウリング上に入り浸り。そうそう競馬に一番のめりこんでたかなぁ、この頃。そう言えば94年の秋のG1は10戦8勝だったんだっけ。この年は結構儲けてたんだよな競馬で。毎日日刊スポーツ見ては赤丸付けてたもんなぁ。酒もまだ、随分飲んでた頃だわ。そして、痛風の「つ」の字も知らない頃。。。。冷や汗



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innocnet world / Mr.Children

Children






今回の1曲セレクトは、「innocent world」Mr.Childrenです。

 まずはデータでーす。

・タイトル      innocent world
・アーティスト    Mr.Children
・作詞        桜井和寿
・作曲        桜井和寿
・編曲        Mr.Children 小林武史
・リリース日     1994年6月1日
・発売元       トイズファクトリー
・オリコン最高位   1位
・売上げ枚数     193.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1994年6月20日〜10月3日付
・タイアップ:コカコーラ「アクエリアスネオ」CM曲


 ビートルズが日本公演で来日してから、来年で丁度50年。 ・・・ということは。来年にかけて、また「ビートルズ」で盛り上がって来るのかなぁ。
 
 まあ、かくいうワタクシは、それほど、強烈なビートルズフリーク言うわけではないんだけど、音楽ファンとしての一応最低限の「たしなみ」として、「赤盤」「青盤」は持っているという程度かなぁ。

 個人的には「たしなみ」程度で持っている「赤盤」「青盤」どちらが好きか・・・というと、圧倒的に「青盤」・・・つまり、日本に来日した後、1966年〜1970年の「後期」の曲ですね。
 まあ、ビートルズファンのあいたでも、もしかすると、「アイドル」だった前期と、人気は二分? いや、多分前期に比べると人気は落ちるんだろうけど、どうも、前期はそれほど衝撃を受けないんですよね、個人的には・・・。

 なんでかなぁ? ・・・・うーん、やっぱし、考えないで済むからだろうね、前期の作品は。

 後期の作品は、正直、一見よくわかんない作品が多いんだよね。ほどんど実験的な曲が多いからね。まともな曲が少ない。
 サイケデリック、ニューロック、ドラック、虚脱感・・・・と兎に角ひん曲がった曲が多いんだよね。
 
 個人的には、そういう、どこかひん曲がった、ゆがんだ曲が好きってところもあるんだよね。 いやいや、時代的背景の中のゆがみの部分ってところが好きってことで、ビートルズは後期の方が好きなんかもしれんね。


 ところで・・・、日本にも、数々のビートルズを下敷きにしたアーティストっているけど、こと、ミチスルにはストレートにビートルズの「影」が見えるよなぁ。

 まあ、これは、本人たちも暗黙に認めている部分だろうし、ま、誰が聴いてもビートルズなんだよね。
 で、じゃ、前期なのか、後期なのか言われれば、このヒトたちは後期のビートルズをやってる、意外と少ないアーティストのひとつなんぢゃないかなぁと思うわけなんだよね。

 これは、ブレイク曲の「CROSS ROAD」から思ってたことなんだけどさ。
 下敷きになっているのは、サイケなサウンドなんだけど、その元となっているのは、あのころのビートルズなんだよねぇ。
 
 サウンド全体的に、ちょっとセピアがかったやや、ぼけた色合いのサイケさは、あの時代そのものなんですよ。

 ただ、違うのは、虚脱感がないことかなぁ。グイグイ押し捲るわけではないんだけど、アグレッシブなんですよね。
あ、これは、「innocent world」に関してですけどね。

 うーん、ビートルズで言ったら、「Hey Jude」的なアグレッシヴさっていうのかなぁ。
 
 ミスチルに関しては、この頃の曲に限らず、いまでもその余韻は残しているよね。
 というか、そのままといってもいいかなぁ。

 ウーン、個人的にミスチルが好きなのは、結局、多分そういうところなんだろうねぇ。

  もし、ビートルズからストーンズにかわったら、ミスチルからは離れるかもなぁ

とか思ったりして。。。


 それから、ミスチルには直接関係ないんだけど、いま、いちばん、まともに「音楽」らしい活動してるのは、大手レーベルではトイブファクトリー&ウーロン舎ぢゃないかなぁ。
 個人的には、こういうところがもっと元気になってほしいんだよねぇ





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【es】〜Theme of es〜 / Mr.Children

Children






今回の1曲セレクトは、「【es】〜Theme of es〜」Mr.Childrenです。

 まずはデータです。

・タイトル    【es】〜Theme of es〜
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      小林武史&Mr.Children
・リリース日   1995年5月10日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   157.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1995年5月22日〜7月10日付
・タイアップ:映画「【es】」主題歌

 そろそろ、今年の「夏フェス」の詳細とか、出演アーティストが明らかになってきたね。

 かくゆうワタシも、毎年のようにどこかしらの夏フェスには行ってるんだけど、今年は・・・というか、今年もROCK IN JAPANには参戦する予定。
 今年は再結成のレベッカが出るからなぁ。もろ青春時代のワタクシとしては、見ないわけなは行かない・・・って感じなんだよね。

 ところで、ROCK IN JAPANは、今年で15周年ってことで、なにかサプライズでもあるのか・・とおもってたけど、今一つ、盛り上がりに欠ける出演アーティスト陣だよなぁ。
 夏フェスも一般化しすぎて、アーティストの方も食傷気味っていうのが、ここのところの傾向だけど、それは、今年も同じようだね。

 ちなみに、10年前、2005年のROCK IN JAPAN、5周年記念の時は、めちゃくちゃ豪華な出演陣だったんだよね。 坂本龍一にサザンオールスターズ、そして、Mr.Children。。
 なんじゃこりゃってくらいの豪華さに、唖然でしたわ。もちろん、ワタシも十分の堪能させていただきました。


・・・ということで、今回はミスチルの曲でも持ってきましょうかね・・・。

 いや、ここのところずっと、70年代、80年代の曲が多かったもんだから、たまには「最近」の曲を・・・とも思いまして・・・。

 最近・・・・といっても、20年前の曲なんだけど。。。ふらふら

 むー、ワタシの中では20年前の曲・・・っていうのは、「最近」になってしまうのよ 

 うん、ミスチルの曲は、メンバー全員がワタシと同い年っていう、同年代ってこともあってか、内面的な詞の内容も共感できるし、大体、好き嫌いなく聴くんだけど、個人的には、初期の曲では、この【es】って言う曲が好きだな。

 うん、、この曲が一番、いいたいことの内面的な内容が一番、シンパシーを感じる。

 この時、桜井氏、25歳でしょ。もちろんワタシも25歳だったんだけど、なんとなく中途ハンパな年齢に感じたんだよな。

 まだまだ仕事も中途ハンパにしか出来ない、先を見ると、先の見えない長いレールだけが引かれているしさ。
 なんと無しにやるせなさだけが、沸き起こっていた時期というかねぇ・・・。

 あー、就職して3年目の壁ってあるじゃん。新入社員のころのようなフリッシュさも抜けてきて、適当にサボリの術も身について、中ダルミのような時期。
 「あー、だりぃ〜な〜 」って感じる時期。

 この曲にも、そんなやるせなさを感じるんだよね。

 だからCメロの部分で

♪ 栄冠も成功も地位も名誉もたいしてさ 意味ないじゃん〜 ♪

なんて、自暴自棄に言えたりしてさ。

あ、いや、この部分は、いまでも、ワタシは、自分の中にある部分なんだけどさ。

 
 もし、この部分がなかったとしたら、うん、栄冠とか成功とか地位に一生安住する気なら、某D社も辞めなかったろうし。。

 そういういみでは、ワタシ的にも、この曲がリリースされた時点からみると、未来を暗示させるような曲であったりして。。。

 いや、完全に、この曲の内容にインスパイヤーされてるよなぁ。

 今でもさ・・・。

 だからって訳でもないんだろうけど、この曲、今でもカラオケでよく歌うのよ。

 あ、えーとね、ミスチルの曲に挑戦・・・って言う意味では、この曲が丁度いいの。確かに音は取り辛いけど、スローだしさ。

 キー的にも丁度いいんだよね。
 

でも、どうでもいいけど、この曲の動画がYOU TUBEに落ちてないのはどういう事? まさか、この曲が落ちてないとはなぁ。。。
 しょうがないんで、他のサイトにリンク

 http://www.dailymotion.com/video/x24hf8y_es-theme-of-es_music




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CDの音質規格はもう古い。

ミスチルがUSBアルバム発売 いよいよCDは終わってしまうのか
http://www.news-postseven.com/archives/20150605_327301.html


 たしかに記事にあるように、1枚のCDに収まりきれなかったっていう理由はあるだろうけど、じゃなんで、「2枚組」にしなかったの? っていう疑問が残ってしまうんだよね。

結局は、音質の問題なんじゃないのかなぁ。

CDの16ビット 44.1khzの音質規格はもう古いんだよね。 

代わりにここにきて、CD音質に変わって、ハイレゾがにわかに出てきたじゃん。
24ビット、96khzの音質は、なんだかんだ言ってもやっぱりいいんだよね。臨場感があって。

他のアーティストとの「差別化」を考えたら、音にこだわるアーティストなら、ハイレゾで出したいと考えるのは、もはや普通だと思う。

 それを考えたら、CDっていうパッケージ規格自体が、もう古いんだよね。


今回、ミスチルはUSBっていうパッケージになったわけだけども、この先は、主流は、ネット配信だと思う。

 ちょっと前までネット配信といえば、今より貧弱な通信速度と、HDD容量の影響で、mp3やAACなどの音質どがえしの圧縮ファイルでのやり取りをしなくちゃいけなかったわけだけども、動画配信もサクサクできる通信速度、テラサイズのHDDが普通になった今では、ハイレゾファイルのやり取りも苦にならないしね。

 今は ハイレゾファイル対応のネット配信サイトも増えてきているし、ハイレゾファイル対応の曲も増えてきてる。

 ハイレゾ対応の曲が増えてきていることで、一時期曲であれば、音にこだわない傾向にあったヒットチューンも、徐々にだけど、「音」自体を考えるような傾向にもあるしね。

 例えば、別途、新曲レビューでも書いたんだけど、去年の、西野カナの「好き」とかね。
曲内容は別として、イントロを聴いた時、えらい音がよくなってるな・・と思ったのよね。
 ははん、これは「ハイレゾはソニー」のキャッチではないけど、ソニーはハイレゾ市場を曲自体から狙ってるな・・・なんて感じたものよ。

 そういうわけで、今後はハイレゾに移行していくんじゃいかな、業界全体として。


・・・かといって、CDが廃れるかと言うと、縮小はしていくんだろうけど、無くなりはしないだろうね。
アナログレコードの時もそうだったしさ。CDじゃなきゃダメって言うヒトも居るわけだからね。
それに、音自体にこだわりが無いヒトたち・・・・特にアイドル系・・・・は別にハイレゾにする必要性を感じていない人たちもいるだろうし。

・・・・っつか、CDパッケージが廃れたら、困る方たちもアイドルには居るからな。 曲そのものよりも、オマケの方が大事な方達。特に、今、総選挙とやらを行っているヒトたち・・・とか
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