かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

MONKEY

ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA その4(9/23後半)

ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA その3(9/23前半)からの続き。

Creepy Nuts終了後、STAGEからいったん離脱。
朝から、ステージ内に張り付いていたので、ちょっと疲れた。
まつかぜ橋から、レイクサイドカフェへ。  

GREEN STAGEから離脱し、まつかぜ橋を渡ると、本当にフェスをやってるのか? と思うほど静か。
ひたち海浜公園内の他の施設は通常営業しているんだけども、人影は本当にすぐない。

おかげで、レイクサイドカフェの休憩スペースも人はまばら。 GREEN STAGE内の飲食スペースだと、1本300円取られる飲料水も、ここの自販機だと、通常の値段で買えるんで、少し余計に購入。。。

この後の、WANIMAはスルーにして、イエモン、そしてサザンに備え休憩にする。

それにしても、2019年までのロッキンだったら、GREEN STAGEの他、HILLSIDE STAGE、LAKE STAGE、SOUND OF FOREST・・など、他のステージの中継点にあたり、フェス開催時でも、ヒトでいっぱいだったのに、この閑散とした雰囲気は、やっぱりもったいない。

もし、この先もひたち海浜公園で、ロッキンを開催することがあるんなら、GREEN STAGE 1ステージ開催ではなく、2019年以前のように、他ステージも同時開催にしてほしいですわ。

もっとも、今回は1ステージ開催だったおかげで、レイクサイドカフェ内で、こんなまったりとした時間を過ごすことが出来るんだけども。。。。


1時間余りの休憩の後、再度、GREEN STAGEへ。
さあ、オーラスに向けて、いよいよメインアーティストだ!

いつものSTAGE上手側ではなく、下手側に陣取る。
さっきのCreepy Nutsもこちら側から見たけども、上手側よりも下手側の方がSTAGEが近いように感じる。それに、STAGE全体を俯瞰して見えるように思えたので。。。

STAGE下手側は、ゲート出入り口側になるので、ヒトの出入りが多く混んでるイメージが強かったので、2019年までは、一貫して上手側に陣取り、こちら側からはほとんど見たことなかったんだけども。。。 STAGEに向かっての角度はこっちの方がいいな。

もし、次回、ひたちなかでのロッキンに来ることがあれば参考にしておこう。

WANIMAが終了したSTAGEでも捌ける人は少ない。 明らかに先ほどのCreepy Nutsよりも人は多くなっている。

周りをよくみたら、明らかにサザン「応援団」と思しき人たちが多数。

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まだ、間にイエモンがあるというのにサザンファンの動向は早い。。。

気が付いたら周りは人でいっぱい。年齢層も比較的高い。
イエモン、ライブスタート20分前には、立錐もないくらいとなった。そのまま、ひたすらスタートを待つ。

16時20分 THE YELLOW MONKEY   ライブスタート!

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エメラルドのストライプスーツのロビン(吉井和哉氏)に続き、メンバー登場!



まずは「楽園」でスタート!

イエモン独特のガレージ感。 そそそ、大まかに見るとハードロックやグラムロックというジャンルのバンドなんだろうけども、個人的にはガレージ感が堪らない。

なんせ、初回2000年のロッキンに出演していた、今回の出演メンバーとしては伝説のバンドとなるイエモン。
これこれ。 初期のロッキンにはあった男臭さ、「ロック・フェスだぜ!」っていう独特なグルーヴ感。

ロッキンへ初めて参戦してから今年で21年。 このグルーヴ感を味わいたくて、通い始めたロッキン。
でも、最近のロッキンには、めっきり感じられなくなった独特の匂い。

いやー、いいですわ。 これを味わえただけでも、今回の「HITACHINAKA」に参戦した甲斐があったというもんですよ。


オープニングの「楽園」では、比較的冷静に、その雰囲気を味わっていたけども、2曲目の「SPARK」が始まったら、もうダメ。

頭の線が完全に切れた。 
あとは、そのまま、もう文字通りの「SPARK」状態。 スロットル全開ですっ飛ぶだけ。。。。

イエモン独特のガレージ感。 そそそ、大まかに見るとハードロックやグラムロックというジャンルのバンドなんだろうけども、個人的にはガレージ感が堪らない。

イエモンの曲に感じるのは、60年代のG.Sの匂いなんだよな。
そういえば、、吉井和哉をはじめ、HEESEYにしても、70年代の歌謡曲大好き人間なんだよね。
見た目によらず。
だから何だろう、彼らの曲に必然的な「歌謡曲」感を感じるのは。 その延長線としてのG.S感。
G.Sといえば、ガレージロックなわけで、だから、彼らの曲にガレージ感を感じるのも必然的なことなんだろうな。

で、もって、60年代のガレージロックはワタシの好物でもあるんでさ。彼らの曲に生理的に好意を感じるのも必然的なことなんだろうな。

まあ、45分のステージ。曲数は限られたけども、往年のヒット曲のみのセットリストはやっぱええわ。
やっぱ知ってる曲ばっかの人たちは、思わず暴れてしまう。

BUT、サザンの前に疲れてどうするよ、ワシ。


しかし、ひっさしぶりでイエモンのライブを見たわ。いつ以来なんだろう?  覚えてないなぁ・・・  
吉井和哉氏のソロは、2006年のROCK IN JAPAN  最終日。ここGREEN STAGEで見てる。

あん時は、初め、盛り上がりがらなかったんだけども、途中でイエモンの曲を始めた途端、いきなり盛り上がったのを覚えてるな。
あ、これは、この年の、COUNTDOWN JAPAN 06/07  で「ERTH STAGE」の「COUNTDOWN」役が吉井氏だった時もそうだった、カウントダウン明けの1発目がイエモンの「LOVE LOVE SHOW」で、めちゃくちゃ盛り上がったのを覚えてるわ。

2006年の時はイエモンとしては活動休止中の時期だったけども、やっぱ、なんだかんだ言うても、みんなイエモンの曲を聴きたがっていたんだよね。

それは、今回のライブでも実感できた。 
吉井和哉氏は変わらずセクシーだったし。。まあ、件の病のため、すこし声が枯れ気味だったけども

我々よりも2歳年上とは言え同世代。まだまだ独特の男の匂いをぷんぷんさせたライブを展開してくだされ。


●THE YELLOW MONKEY   セットリスト
1. 楽園  (1996年 11thシングル)
2. SPARK  (1996年 10thシングル)
3. BURN   (1997年 13thシングル)
4. 太陽が燃えている  (1995年 8thシングル)
5. JAM    (1996年 9thシングル)
6. LOVE LOVE SHOW  (1997年 12thシングル)
7. バラ色の日々  (1999年 19thシングル)
8. パール  (2000年 22ndシングル)






イエモンでスロットル全開にしてしまったせいか、ライブ終了後ドット疲れが。。。 ひえー休みてえよー。。。
BUT、次は、大トリ。 本日のメインイベントのサザンですわ。 

兎に角、自分の場所を確保せねばならんわけで、 イエモンを見た場所から一歩も動かず。
それでも、後ろから次々と人が押し寄せてくる。それでも、絶対動かん・・とばかり場所を確保。

いつの間にか陽は落ち、あたりは暗くなってきた ・・とともに、イエモン以上に立錐の余地もないくらいヒトでぎっしり。 時計を見ると、ライブスタードまで20分もある。。。

個人的にロッキンでのサザンは、2005年、2018年に続いて3回目。 そそそ、サザン出演の3回とも見てるわけよ。
この位の立錐の余地がないくらいになるのは、毎度の事なんでね。 兎に角、忍の一字ですよ。
ちなみに観客数は推定で5万人だったとか。。。

でも、先日の福井の「One Park Fes」での「サカナクション」の時もそうだったけども、意外と、こういう「忍」の時間っていうのは早く過ぎる。

いつの間にか、上空には「撮影用」と思しきヘリコプターが旋回。
昨年の「茅ヶ崎ライブ」ではドローンが旋回していたけども、そういえば、今回ドローンの姿は見えないな。。。。ひたち海浜公園ではドローンは禁止なんでしょうかね? 3日間ともドローンの姿は見えなかった。 
最近、野外ライブといえば、ほぼ必ずドローンが飛んでいるのに珍しいな‥なんて思ったんだけどね。
その代わり、ヘリが来ましたわ。。。

スタート時間が刻々迫り、会場も異様な盛り上がりを見せ始めた17時45分、
いよいよサザンオールスターズ ライブスタート!

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オープニングからいきなり「女呼んでブギ」。
正直、これには口があんぐり。。。 「え〜?」ですよ。

たしかに、昨年の「茅ヶ崎ライブ」で、久々に披露し受けもよかったわけだけど、まさか「コアファン」以外の人たちも見てるロッキンのオープニングで、またこの曲を持ってくるとはな。

ちなみに、2005年のオープニングは「チャコの海岸物語」、2018年は「希望の轍」だった。
こんな感じで過去2回は変化球ナシ、みんな知ってるような曲を持ってきていただけに、今回も、変化球でなく直球で来るんだろうな・・と思っていただけに。

まあ、2曲目に新曲「ジャンヌ・ダルクによろしく」を早くも持ってきたのも、正直読めなかったんですけどね。。。

これは、今回のセットリストは意外な曲で攻めてくるのか? と思ったところ3曲目は「My Foreplay Music」 以降、変化球な選曲は少なく、むしろ、昨年の茅ヶ崎ライブと同じようなラインナップだなあ・・・と感じながら、ライブが進む。

ちなみに、ライブ終了後、今回のROCK IN JAPAN2024 In HITACHINAKAを含め、最近10年間に個人的に参戦したサザンのライブセットリストと、今回のROCK IN JAPAN2024 セットリストを比較し、何曲被っているかリストを作ってみた ↓

暇だね、ワシも。。。。


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参考は「LIVE FANS」(https://www.livefans.jp/)

その結果、昨年2023年茅ヶ崎ライブ、2018年ROCK IN JAPANとは19曲中 12曲被り。被り率63%   いやいや実質は17曲中 12曲被りだから 被り率は70%  
2013年の茅ヶ崎ライブとの比較に至っては14曲被り の被り率82%   
逆に 2019年全国ツアーとは10曲 被り率59%   2015年全国ツアーとは6曲 被り率35% にとどまっている
こうしてみると、過去の「野外ライブ」とは被り曲が多いなぁ。。。

特に最近の野外ライブでは「東京VICTORY」「真夏の果実」「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」「ミス・ブランニュー・デイ」「みんなのうた」「マンピーのG★SPOT」「希望の轍」「勝手にシンドバッド」 
この8曲は、セットになっちゃってますからねぇ。。。

やんなきゃ、お客さんが納得しない・・といえば、そうなのかもしれないけども、個人的にはちょっと飽きちゃった・・・とまではいわないけども新鮮味が無くなっちった感は、どうしても否めないですね。

逆に、「海」なんてのは、2013年以来久々に聴いたんで、新鮮だったよなぁ。

ライブの新鮮味を保つためにも、全てを変えろとまではいわないまでも、前回の野外ライブから半分はセットリストを変えて欲しい・・・とは、やっぱり思いますね。

ちなみに、2015年の全国ツアーでの被り率が極端に少ないのは、2015年はアルバム「葡萄」を引っ提げてのツアーだったからですわ。 当然アルバムの曲中心だったわけで。

ただ、このツアーはアルバム外の曲もかなりマニアックなセットリストだったんだよな。
ヤマタツの「マニアックツアー」のサザン版とでもいうべき。

なんせ、いつもお祭りわっしょいとなる、「マンピーのG★SPOT」も「勝手にシンドバッド」も無しのツアーだったわけだから。
あん時のライブレポでは「シンドバット」頼りから脱却か!? ・・・って書いたんだけども、そういうライブもたまにはいいんじゃないかとは思いますわ。

もちろん、ロッキンのようなコアファン以外の人たちが多数見てる野外ライブでは大ブーイングだろうけど。。。

なんて、これを書き終わらないうちに、来年、サザンとしては6年ぶりとなる全国ツアーが発表になった。
どうなんですかねぇ・・・。やっぱり、最近の傾向として、いつもと同じようなラインナップになるんでしょうか。それとも、全く違うセットリストになるんでしょうか。

まあ、後半の「ドーム」公演は、来年リリースの「アルバム」の後なので、アルバムの楽曲中心のセットリストになる可能性も高いですが。。。 

その辺は来年、こうご期待というところですかねぇ・・・。


●サザンオールスターズ セットリスト
1. 女呼んでブギ  (1978年 1stアルバム「熱い胸さわぎ」より)
2. ジャンヌ・ダルクによろしく (2024年 8th配信シングル)
3. My Foreplay Music  (1981年 4thアルバム「ステレオ太陽族」より)
4. 海   (1984年 7thアルバム「人気者で行こう」より)
5. 神の島遥か国  (2005年 14thアルバム「キラーストリート」より)
6. 栄光の男  (2013年 54thシングル「ピースとハイライト」C/W)
7. 愛の言霊(ことだま) 〜Spiritual Message〜  (1996年 37thシングル)
8. いとしのエリー   (1979年 3rdシングル)
9. 思い過ごしも恋のうち  (1979年 4thシングル)
10. 東京VICTORY (1981年 4thアルバム「ステレオ太陽族」より)
11. 真夏の果実 (1990年 28thシングル)
12. 恋のブギウギナイト (2024年  7th配信シングル)
13. LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜  (1998年 41stシングル)
14. マチルダBABY  (1983年 6thアルバム「綺麗」より 
15. ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY)  (1984年 20thシングル)
16. みんなのうた  (1988年 24thシングル)
17. マンピーのG★SPOT (1995年  35thシングル)

アンコール
1. 希望の轍 (1990年 10thアルバム「稲村ジェーン」より)
2. 勝手にシンドバッド (1978年 1stシングル)



そんなわけで、ロッキンとしては、ライブ時間が異例の100分。 19曲という、半ば「ワンマン」に近いセットリストを展開したライブも終演。




ライブ終演後、ロッキンでは珍しく集合写真。
写真、右側後方のどっかにワタシが写ってる・・・・・ハズ。


ちなみに、これの前に、この日出演した全アーティスト(ヤバイTシャツ屋さん、ももいろクローバーZ、緑黄色社会、Creepy Nuts、WANIMA、THE YELLOW MONKEY)   が紅白よろしくステージに勢ぞろい。
桑田氏からエールが送られていたのですよ。。。 
これも、ロッキンじゃ異例のことですね。

・・・それ以前に、花火にレーザー光線に火柱・・・、こんなド派手なライブ演出は、ロッキン史上異例なんじゃなかったのかな。

これに関しても、ほとんどワンマン・ライブのような演出だったよなぁ

ちなみに、風が強くて、ステージから打ち上げられた花火の火の粉が、ワタシがいた真上に飛んできて、ちょっと怖かったワ。。。幸い、落ちてくる前に消えましたが。。。。


たしかに、今回のロッキンでサザンも夏フェスからは「勇退」ということで、今回のような待遇になることは分かる。

けど、なんやかんや言うても、今回のロッキン HITACHINAKAは、サザンのためのフェスだったな・・・っていうのは、否が応でも感じられたことでしたね。


・・・ということで、ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA  もこれにて終演。




ライブ終わりの花火に、しばし見入る。

花火が終わり、いつものように終演を知らせる、「Here Comes The Sun」をはじめとしたThe Beatlesのナンバーを聴きながら、一人、GRASS STAGEの芝生に佇む。




毎度のことだけども、「あー、今年のロッキンも終わっちゃったな」・・・と、一時の感傷に浸る。
この時間があるから、また来年も来よう・・・っていう気に、2019年まではなってたんだけどね。。

来年は、ひたちなかでは開催しないことは、すでにアナウンスされた。
代わりに「蘇我」の開催は8月から9月に変更になるとのこと。
さすがに、昨今の8月の猛暑の中の開催は、見直しを図ったようだ。

これはいいことだとは思う。。

だけど、なんで、蘇我開催なんだろう?  とは、やっぱり個人的には引っかかる。

ここ(ひたちなか)でいいじゃん。 この日出演のアーティストたちもみんな、ここでの開催を楽しみにしてたようだったし。

初めにも書いたように、GRASS STAGE  1ステージだけでなく、他のステージを含めた、ひたちなかでの完全開催。 これも考えて欲しいんですよ、ロッキン・オン様には。

その日がいつか、また来ることを願って、今回はこの辺で。


【キニナル曲】時計じかけのオレたち / 河内REDS

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とーとつにまずはデータから

・タイトル    時計じかけのオレたち
・アーティスト  河内REDS
・作詞      サクラマサチカ
・作曲      サクラマサチカ
・編曲      河内REDS 寺岡呼人
・リリース日   2020年3月25日
・発売元     ユニバーサルシグマ

最近、Spotifyから毎週リリースされてくるプレイリスト「Release Rader」で新曲をチェックするのが、毎週末の日課(!?)になってきてるんだけどね。
ま、真剣に聴いてるというよりも他の作業のBGMとして流して、ちょっと「引っかかったな」っていう曲を自分のプレイリストに保存して、改めてゆっくり聴くっていう感じなんだけどね。
「Release Rader」は、毎週30曲くらいのプレイリストでリリースされるけど、そのうち引っかかるのが2〜3曲くらいかなぁ。

昨日も、そんな感じで「ながら」で「Release Rader」を聴いてて、なんか妙にひっっかる曲があった。

それが、この河内REDSの「時計じけかのオレたち」

シングルではなく、同名タイトルアルバムのリード曲ですね。


いや、そもそもは、ちょっと前から引っかかってたんだけどね。 楽曲自体というよりは、「河内REDS」っていうアーティスト名に。

この曲、リリースは先週25日だけども、各FM局のランキング番組ではすでに少し前から下位ではあるけどランクインしてきていた。それを見て引っかかったんだ。

アーティスト名、ばっと見、正統派なロックバンドっちゅうより、なんか新たなお笑いかコミックバンドか!? というようなイメージがあったりしてさ。

そんなイメージから真っ先に浮かんできたのが、「河内のオッサンの唄」だったりして
ミス花子の・・・なんて書いても今となっては知ってる人も少ないか。1976年のヒットだもんね。
でも、まあ、あの曲みたいな「コミックソング」を連想していたわけよ。

だからね、実際曲を聴いてちょっとぶっとんだ。

お、正統派な「ロック」じゃんか。 うん、最近のロキノン系ラウドロックというよりは我々の世代には懐かしい「歌謡ロック」だねぇ。

だから引っかかったんだろうっていうのは、言うまでもない。

昨日「ながら」で聴いたときは、ビーイング系のフォロワーか なんて思ったりもしたんだけどもね。再度、きちんと聴くと、そうじゃない。イエモンですねベース的なところは。特にメロディラインは。
実際、YOU TUBEのコメントを読むとイエモンの新曲と間違えたっていう人が多いな。

でも、だから、余計「歌謡ロック」テイストが強いんだ。

イエモンの歌謡ロックは筋金入りだからね。フロントマンの吉井和哉氏もベースのHEESEY氏も、自ら歌謡曲好きを公言したりしてるし。
歌謡曲とグラムロックの融合がイエモンの一連のヒット曲だったりするわけじゃん。

この曲にもそんな精神が受け継がれているような印象が強い。

実際、この人たちのインタビューなんて読むと、作詞作曲のサクラ氏は、音楽のきっかけとしてはAC/BCで、そのあとブルハ、銀杏BOYZで音楽を掘り下げたとか言ってるけど、尾崎紀世彦や世良公則なんかの歌謡曲も好きなんで・・・と歌謡ロック好きをカミングアウトしてたりするしさ。

なるほどやっぱそうなんだ。この曲を聴く限りではそういう匂いを強く感じたりする。

インタビューを読む限りでは本音の部分ではメタルやハードロックのような音楽を続けて行きたいらしい。だけど、ただブルハや銀杏BOYZのようなインディー的なハードロックでは、メジャーとしては商売になりづらい。だからこそ、より大衆向けとして彼らの根っこの部分をプロデューサーの寺岡呼人氏がうまく掬い上げた。その結果の着地点が、この曲だったりするんじゃないのかなぁ。

まだまだ粗削りだけども、また、ちょっと追いかけてみたくなったアーティストが出てきましたね。




そもそも、上記のようなタイトルフォントからして「昭和」だしな。
まずは徹底して「昭和」的なテイストで見せて行こうっていう表れなんじゃないのかな。
そこは、百戦錬磨の寺岡氏らしいプロデュースだと思うなぁ。

件の各FM局のランキング、今週の集計では軒並みランクアップ傾向が出て来ている。
最終的にどの程度まで上がってくるか、ちょっと楽しみだったりするな。


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LOVE LOVE SHOW / THE YELLOW MONKEY

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今回の1曲セレクトは、「LOVE LOVE SHOW」THE YELLOW MONKEYです。

まずはデータです。

・タイトル       LOVE LOVE SHOW
・アーティスト     THE YELLOW MONKEY
・作詞         吉井和哉
・作曲         吉井和哉
・編曲         THE YELLOW MONKEY
・リリース日      1997年4月19日
・発売元        ファンハウス
・オリコン最高位  4位
・売上げ枚数    47.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1997年5月5日〜5月26日付

昨日からイエモンの「復活」ライブツアーが始まってますねぇ。
正直、ライヴに行きたい・・・と言う気持ちが「半分」くらいあったんだけど、今回は東京公演が「平日」っていうこともありーの、チケット申し込みを「回避」しちゃったワタシなんですよね。
 
 今まで、ROCK IN JAPANとかCOUNTDOWN JAPANで、「吉井和哉」ソロのライヴは、何度か見てるんだけど、イエモンとしては、ライブ見てないんだよね。 なので、一度見たい・・・という気持ちも強いんだけどね。

まあ、半分は、8月の「ROCK IN JAPAN」に出ることを期待して・・・っていう目論みもあるんだけどさ。
ツアースケジュールを確認すると、8月の夏フェス期間にはライブの予定が入っていないし。 ・・・・ということは、各夏フェスへの参戦もあるんじゃないかなぁ・・・なんてのも、密かに思ってたりするもんでね。
まあ、今のところ、ROCK IN JAPANを初め、サマソニ、RISING SUNへの出演予定は出ていないけど・・・。

とりあえず、明日のROCK IN JAPANの出演アーティスト第2弾発表を見たいと思っているところです。

・・・・ということで、今回はイエモンの曲をセレクト。

イエモンの曲で、「今頃」のヒットといえば、やっぱ「LOVE LOVE SHOW」だよね。

・・・っつうことで。。。   ここんところ、毎日のように頭を悩ませている曲セレクトも、今回はすんなりと決まったわ。。。というか、安易に決めた・・・というか

その前に、イエモンの曲っていままであんまり書いてきてなかったんだよな。 かなり前に「JAM」を書いて以来・・・って事になるんかなぁ。

まあ、イエモンも人気のピークは90年代後半ということで、今までレビューをあんまり書いてこなかった「時代」だからねぇ、必然的に書いてなかった・・・って言うのもあるんだけどさ。

 積極的に触手を伸ばそうと思っていたアーティストが極端に少なくなっていた90年代後半にあって、個人的にはイエモンっていうヒト達は、キライじゃなかった。 
 いや、やってる音楽が結構ダサ坊だったからさ、それが良かったんだよな。ダサい音楽が好きなワタシにとっては。 
 
今手元に「歌謡曲完全攻略ガイド」っていう本があるんだけど、この中で、吉井和哉が、自身曰く、「歌謡曲」が好きだってカミングアウトしているんだよね。
 しかも、70年代〜80年代前半の歌謡曲「LOVE」ってことを力説してたりして。

なるほど、「波長」が合うはずだよなぁ・・・なんてシンパシイを感じたりしたってのもあるなぁ。
・・・うん、「よっ同年代」って感じなのよ。 まあ、吉井氏は、ワタシらより3つ年上なんだけど。。。

今回の「LOVE LOVE SHOW」にしても、外見からして「ダッタダサ」なロックじゃん。いわいる「ラウド」系って言う感じでもないし、本来は「グラム系」なロックをやっているはずなのに、そんなに洗練もされてないし、かといってビジュアル系でもない。

んじやなんなの? っていうとやっぱり「歌謡ロック」っていうネーミングが嵌まっちゃう気がするんだよなぁ。

メロディラインもいわいる「ウレ線」だしね。 ロック系なヒトたちが通常キラうような路線をあえてやっている・・・って言うような。 その辺に潔さも感じたりしてね。

もう少し線が太くて土着っぽい音楽だったら、一昔前の甲斐バンドに近かったかもしれない。 そう言う意味では90年代じゃなくても、80年代でも、70年代でもこのヒト達は通用したんじゃないのかなぁ。
 たまたま、このヒト達の年齢的に90年代に流行ったって言うだけどさ。



これは、イエモンじゃなくて、2006年に吉井和哉氏がソロで出演したROCK IN JAPANですね。
うん、こんとき、ワタシもこのステージ見てるんだけど、この曲が始まるまでは、ステージ周辺は、かなり空白が目立ったんだよね。
 でも、この曲のイントロが流れた瞬間、「どーっ」大勢のヒトたちがステージ周辺に大挙してきたのを覚えてる。
やっぱ、みんなイエモンを聴きたがってるんだ・・・ってのが、分かった一瞬だったな。
 ただ、この次の出番が矢沢の「エーちゃん」だったんで、吉井氏は大分きつそうだったのを覚えてる。
なんせ、天下の「エーチャン」の前座的な位置だったから。。。


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JAM / THE YELLOW MONKEY

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今回の1曲セレクトは、「JAM」THE YELLOW MONKEYです。

 まずはデータです。

・タイトル    JAM
・アーティスト  THE YELLOW MONKEY
・作詞      吉井和哉
・作曲      吉井和哉
・編曲      THE YELLOW MONKEY
・リリース日   1996年2月29日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   60.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1996年3月18日〜4月29日付

 「好きな曲」のタイプって、その時々で変わっていくもんだよね。まあ、置かれている立場によっても変わるし、そのとき支配してる気分によっても変わるし。。。
 まあ、その時その時で、「刺さってくる」曲が結局のところ、好きな曲のタイプなんだろうなぁ。

 まあ、だから、個人的には、音楽のジャンルで好き嫌いを示しているわけではないことは確かだな。
 それと、特にアーティストで好き嫌いを決めてるわけでもないしなぁ。
 よく、ヒトと話してて、困るのが、「好きなアーティストってだれ?」って聞かれるときだね。
 上のような感じで音楽聴いてるから、特に好きなアーティストがいるわけでもなし、かといって、全く聴きたくもないってヒトがいるわけでもないわけで。。。

 うん、その時その時で刺さってくれば、好きになっちゃうもんなのよ。
 もちろん生理的に受け付けない曲もあるけどさ。それは、その時に刺さってこない曲なんだよね。


・・・なんて、まどろっこしい書き方をしちゃっけど、今日、引っ張ってきた曲が、イエモンの「JAM」だから、だったりして。。。

 それまで、個人的にイエモンの曲ってあんまり、好きぢゃなかったのよ。まあ、ろくに聴いてなかったのもあるけど。。。

 でも、ラジオではじめて、この曲聴いた時は、思わずゾクゾクしちゃったな、イイ意味で。シビれたというか、感動したというか。

 詞の内容もそうなんだけど、曲がねぇ、めっちゃ歌謡曲を下敷きにしてて感動したな。

 いでたちは、いかにも、ワシら、グラムロックしか聴かねーぞってかっこしてて、中身は歌謡曲っていいじゃん。

 吉井和哉も公言してるけど、音楽の原体験がもろ歌謡曲なんだよね。このヒトたちって。歌謡曲は83〜84年ごろまでしか面白くない・・と、指摘しているように、きちんと聞き分けてるし。

 まあ、だから、形上はグラムロックなんだけど、スンナリと入っていけたな。

 そういうわけで、イエモン、及び吉井和哉ファンのみなさま、キミたちは歌謡曲ファンですexclamation ×2(いいきりっ)

 そう、いくら否定しても、歌謡曲ファンなの。


 詞の内容は、「イジメ」・・・ということだけど、どっちかといえば、妄想型ひきこもりだよね、今風に言えば。

♪ キラキラと輝く大地で君と抱きしめあいたい この世界に真っ赤なジャムを塗って食べようとするやつがいても〜 ♪

とか、最後の大サビの

♪外国で飛行機が落ちました ニュースキャスターはうれしそうに
「乗客に日本人はいませんでした いませんでした いませんでした いませんでした」 
 僕は何を思えばいいんだろう 僕はなんて言えばいいんだろう〜 ♪

ってところがとかさ。

 世界観的には、サザンオールスターズの「Ding Dong(僕だけのアイドル)」に近いな。

 あ、これは、「妄想型引きこもり」というより、「妄想型アイドルオタク」を歌った曲なんだけども。わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)(ニコニコッ)

 まあ、ターゲットとしている風景イメージとしては、どちらの曲も近いよな。

 恋愛型の曲が多い中、現代社会に警鐘を鳴らしているような内容だね。まあ、そこはグラムロックの根っこの部分でもあるわけで、そのシュールさが、爆発してパンクロックに発展していくんだけど。。

 いずれにしても社会の暗闇に近い部分をウタにしているっていう部分では、似たようなもんですわ。

 最近はメジャーレーベル系のヒトたちには、このテのグラム系のヒは減ってきてるようなきがするな。

 ヒジュアル系のヒトたちが近いといえば近いのかもしれないけど、どうも、どっかが違うんだよねぇ。
 音から感じる社会性ってところかねぇ・・・。そうそう、たぶん、そこだ。ビジュアル系のヒトたちは、ビジュアルとして見る分にはいいんだけど、内容の社会性が希薄なんだ。その点ではアイドルに近いのかもな。

・・・って書くと、結構、反発が来そうだな、ビジュアル系派、及び、妄想型アイドルオタクのヒトたちから。。

 とりあえず、覚悟しておきますわ。。。


 どうも、この曲を聴くとアドレナリンが上がって、つい、反発をもらいそうな事を書いちゃうな。

 そういう意味では、一種の麻薬だよね。 うんにゃ、そもそも音楽って、一種の麻薬のようなもんなのよ。
 
 この曲をカラオケで歌うと、いつも恍惚狂に酔いしれてしまうワタシです。危ない曲だね。





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