かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

Ado

うっ、やられた。

うっ、やられた。
ちょっと前に、Adoがフェスに出たら面白いってことで、年末の「COUNTDOWN」出演希望的なことを書いたんだけども、その前にドワンゴさんの「超パーティー」出演が決まっちゃいましたね。


あ、いやいや、Adoがフェスに出たら面白いって書いたのは、ここのブログぢゃなくて、Facebookだったっけな。。。

いずれにしても少し前にそんなこと書いたんだけども、ドワンゴさんに先手を打たれてしまいましたね。
(・・つか、元いたカイシャに「さん」付けするのもなんか、くすぐったいのですが。。。😅😅)
さて、この動きで、ロッキン・オンさんはどう出るか。
まあ、Ado本人は、年末から全国ツアーが始まるんでCOUNTDOWNは難しくなってきた感じだけども。。。


その他、ここに来て「yama」ってヒトの「くびったけ」をきいてたら、俄然面白くなってきた。




80年代にどっかで聴いたようなイントロからvaundyのトリッキーなメロディラインが続き、思わず刺さるのよ。

いや、80年代ぢゃなくて、90年代かなぁ。 いずれにしても、必ずしも新しい手触りの曲ではないんだけども、今のこの時代に聴くとどこか新鮮ですわ。

こちらは夏のロッキンにも出たんで、当然「COUNTDOWN」にも出てくるだろうけど。。。
・・・・っつか、8/6のロッキンでニアミスしてたんじゃん。なんで見なかったのか、ちょっと地団駄。。。
 まあ、まだ、東阪のFM局くらいしか「推し」でないし、ワタシのランキングでも30位以内に入ってきていないけど、全国区になれば面白いと思う。

・・・とおもったら、新曲「色彩」がアニメ「SPY×FAMILY」の第2クールエンディングテーマに抜擢というニュースが飛び込んできた。 これは、いやがおうにも全国区になってきそうだな。

【キニナル曲】新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED) / Ado


202208_新時代_Ado_



今一番キニナル曲はこれだ

Ado「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」

・タイトル    新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)
・アーティスト  Ado
・作詞      中田ヤスタカ
・作曲      中田ヤスタカ
・編曲      中田ヤスタカ
・リリース日   2022年8月10日(アルバム「ウタのうた(ONE PIECE FILM RED」
         2022年6月8日 (ネット配信)
・発売元  ユニバーサルミュージック
・タイアップ:映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌

映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌。
今、一番勢いがある曲と言えば、この曲だわな。
興行収入100億円突破と超大ヒットの映画主題歌ということもあり、あ、当然といえば当然というところか。
・・ただ、映画の主題歌という所を差し引いても、この曲はいいね。
映画の大ヒットそのままに、曲にも勢いがあるし、高揚感がある。

なんといっても、Adoの歌唱がすばらしいんだよね。
たしかに以前からこの年齢の割には歌唱力はあるAdoだけども、この曲を初めて聴いたとき、まず感じたのは「あ、ホンモノ」になってきた・・・ってこと。
昨年から一番変わったのは、高音域での地声の太さですね。いまだにファルセットで逃げるところはあるけど、少なくとも、昨年よりは、声は太く、通るようになってきたと思う。

「うっせえわ」で出てきたときはもっと雑だったんだよね。

まあ、それがいいという見方も出来るんで、一概に「雑」なのは間違っているというわけではないけど、少なくとも、あれから大分成長したように感じる。

正直「うっせえわ」からというもの、 尻つぼみ気味だったところもあり、やっぱ生き残るのは難しいか・・と思ったけど。。。その間、ボイトレで、喉を鍛えていたんであれば、この曲を聴く限りでは無駄ではなかったんじゃないかと思う。
この曲を筆頭に「ONE PIECE FILM RED」の他の曲も、現在ヒットチャートを席巻しているわけで、れから年末にかけてどうなっていくのか、ちょっと恐ろしい存在になりつつありますな。

これは、今年の頭の段階では、こういう展開になるとは全く考えもしてなかったわけだけども。。。。

作詞、作曲は、中田ヤスタカ。
これまでの「なんとかP」って人たちよりも、きちんとポイントを押さえたプロな曲を作ってきますね。さすがの実績ですわ。

というか、これまでのPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの中田ヤスタカの一連のヒット曲よりも、格段にパワーアップしているように思える。その位のスケールを感じる。
最初、中田ヤスタカとは気が付かなかったもの。

このヒトの曲って、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの一連のヒット曲のように、生身の人間というよりもアンドロイド感が先感じてしまうことが多かったんだけども、これまでは。
Adoっていうヒトは、強烈な人間臭さを感じるわけで、そこに引っ張られているっていうところもあるんだな。、件の中田ヤスタカ氏も。


【キニナル曲】会いたくて / Ado


202108_会いたくて_ado


今回のキニナル曲はこの曲だ!

Ado    「会いたくて」

まずはデータです。

・タイトル    会いたくて
・アーティスト  Ado
・作詞        みゆはん
・作曲        みゆはん
・編曲       みきとP
・リリース日   2021年8月12日(デジタルダウンロード配信)
・発売元     ユニバーサル
・タイアップ:映画「かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル」挿入曲

やおら、ミディアムバラードできますか。うーむ、なるほどねぇ。。。。
件の「うっせぇわ」以来、攻めの姿勢が強かったAdoだけに、ここで、この曲調で来るというのはちょっと予想もしなかった。

まあ、「うっせぇわ」の大ヒットには、及ばないものの、以降リリースしてきた曲も軒並みヒットチャート上上位にランクされてきているし、少なくとも今年いっぱいは、アッパーチューンで「攻め」てくるものと思っていたからさ。

ある意味、このヒトのイメージとして定着したアッパーなボーカルのの曲の方が、現状としては「安全杯」とも思えるしさ。 アーティストしてブレイクしたといっても、まだ1年も満たないわけだからさ。まだまだヒットアーティストして安定したとも言えないし。。。

これまでにない曲調にイメチェンするタイミングって難しんですよね。
これが、70年代、80年代だったら、3か月ローテーションの中で、3作は似たような曲調を続け、4作目にイメージチェンジするというのは、ある意味フォーマット的な流れではあったわけだけど、今は、ああいう、ローテーションリリースでもないしさ。イメチェンするタイミングって、より難しくなってきていると思う。

・・・かといって、いつまでも似たような曲調の曲が続けば飽きられちゃうし、アーティストの幅を広げるためにも、これまでとは違った曲調に挑戦するのも当然の選択ではあるんだけど。。。

ただ、これまでも、ヒット曲の曲調からのイメージチェンジのタイミングに失敗して、ヒット戦線から外れてしまった人たちを何人も見てきたんでね。

こういう曲調を変えてくるというのは、ある意味、「勝負」の時なんだよね。

曲調としても、比較的平易でよくありがちなメロディライン。
これまでAdoの曲の特徴の一つであった「毒」も感じるような挑戦的なメロディラインは影を潜めている。 かなり聴きやすい曲調ではありますね。

パッと聴き、Aメロなんかは、例えば片平里菜さんっぽいし、ソフトタッチ路線だけにインパクトも薄い。

だからこそ、ボーカル力が試されるわけだけど、インパクトがうすいメロディラインにしては、全般的には説得力が感じられるボーカルだし、うまくこなしているんじゃないかと思う。

あとは、「大衆的」にどう刺さるかどうかだけど、ボーカリストとしての幅を広げるためにも、一回り成長するためにも、ここは乗り切ってほしいですね。






だけどさ、この曲をクリエイトしたスタッフ一覧をYou tubeで見ると、作詞、作曲、アレンジを含め「個」の集合体で、ここまでのクオリティの曲が作れるってことに、オジサンとしては、正直びっくりですわ。

さながら、ビジネスモデルとしては、C to B的な感じだよなぁ。 
以前には考えられなかった形態なんですよね。

でも「個」の集合体として、ここまでのクオリティの曲が出来るんだったら、ホント、いわいる「職業」として音楽を作る人は必要ないよなぁ・・・と。

もちろん、1曲作るために、みんなバラバラに進めては、まとまるものもまとまらないわけで、制作のまとめ役として、ディレクションする人だけは必要だろうけどさあ。

ともかく、Adoとか、YOASOBIっていう人のブレイクのおかげで、昔では、到底考え付かなかった形で、音楽が作られ、それが大ヒットしていくっていうプロセスを目の当たりにしているんだよね。

まあ、若い人たちには、これがデフォルトなんだろうけど、古い人間にとっては、昔はちょっと考えられなかったような流れに慣れないし、それが、今の曲に近づきがたい要因でもあるんだろうな。


一方では、millennium paradeのような「プロ」の音楽集団がクリエイストする音楽も、ここの所広がりつつある。
コチラは音楽としてのクオリティは「本物」。いわば、昔ながらの B to C的なビジネルモデルの音楽っていのうかなぁ。だからなのか、聴き手としては、より安心感もあるんだよね。

まあ、どちらがいい悪いというんではなくて、音楽をクリエイトする幅というのは、昔とは比べ物にならない程広くなったということと、幅が広がった分、曲によってはクオリティ的にも高くなっていることは認識するべきなんだろうね。




【キニナル曲】うっせえわ / Ado

久々の「キニナル曲」。 Adoの「うっせえわ」。

202101_うっせえわ_Ado


まずはデータです。

・タイトル    うっせえわ
・アーティスト  Ado
・作詞      Syudou
・作曲      Syudou
・編曲      Syudou
・リリース日 2020年10月23日
・発売元   ユニバーサル

昨年11月頃からYou tube週間再生回数ランクの上位に上がってきていて、なんじゃこりゃ・・・と思っていたわけで。新手のラッパーか とか。。
でも、17歳女子高生アーティストだったわけですね。 
兎も角、最近キニナル曲と言えばこの曲ですわ。

昨年10月の配信リリース以来、ここまでYou tube再生回数2800万回。
Spotifyバイラルチャートも、昨年11月の時点ですでに急上昇してきていたわけで、まあ、こちとら気づくのが遅いんだけどね、 
今週You tube週間再生ランクも6位。オリコン合算ランクで21位に上昇と本格ブレイクの兆しが見えてきている。
ちなみに、ワシのランクでは先週43位。今週どこまで上がってくるか!?
ただ、今のところ動きを見せている要素は、ネット配信(特にサブスクリプション)とYoutube。既存メディアであるラジオ、有線での動きはまだ見られない。つまり、まだ「若者」の支持のみにかたよっているキライはある。
この先、特にラジオでどう動いてくるか・・というところが認知のすそ野を広げ、本格ブレイクに繋がるかどうかのカギでしょうね。

ダークな世界観な歌詞、独特で強烈なインパクトな声質は、初期の椎名林檎に通じるところもある。
強烈な声質に中毒になっている「若者」も増えてきているようで、もしかするとこの先化けてくるかもしれない。要注意曲ですね。

巷では、出だしの ♪ちっちゃな頃から優等生〜♪ っていう歌詞がチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」へのオマージュと捉える向きもある。

でも、この歌詞の世界観は、ビジュアル的にいかにも「不良です」と言わんばかりだった昔の「不良」と違って、表向きは「優等生」を装っているけど、内心は世の中を斜めに見ているわけでしょ。

なんかね、その世界観に「ギザギザハート〜」や当時のツッパリ、暴走族世代だったワタシなんかは、ちょっとおぞましさを感じたりするんだけどねぇ。 
つまりさ、昔は、見た目で分かったじゃん。 そのスタイルから、反社会的です、世の中斜めに見てますって分かったから。でも、今は見た目ではわからないってことだよね。
これが今の世代の「デフォルト」なんでしょうかね。まあ、ジェネレーションギャップと言われればそれまでなんだけど。。。

あ、でも我々世代でも、「ヤヌスの鏡」なんかあったしな。 そそそ、普段の優等生の顔と、バリバリ不良の二面性を持った女の子のドラマ。

そう考えると、昔も同じようなところはあったのか。。。 

ただ、この曲はドラマよりもリアリティを感じる。その辺にワタシなんかはゾクゾクとした怖さを感じたりするんだけどね。世の中どこへ向かっていくんだろう・・・なんて気持ちにさせられますね。

↑で要注意曲って書いたけど、ヒットチャート的だけでなくいろいろな意味で「要注意曲」とも言えるかもしれない。






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