かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2024年

【キニナル曲】BUNNY GIRL / AKASAKI

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今回の「キニナル曲」はこれだ!

・タイトル   BUNNY GIRL
・アーティスト AKASAKI
・作詞     AKASAKI
・作曲     AKASAKI
・編曲     DAIKII(AWSM.)
・リリース日  2024年10月2日

自分のランキング作ってて、ここのところ気になっていたのが、この曲。

でも、AKASAKI初めて聴く名前だけどもいったい何者?
・・という訳でちょっと調べてみたけども、今一つ素性がよくわからない。
もっとも、まだメジャーデビューというわけではなく、それ以前にインディーズからのリリースというわけでもなさそう。つまりは既存の音楽流通の流れに乗ったアーティストでは、まだないらしい。
分かったのは、どうも福岡在住のtunecore発のアーティストらしい・・・ってこと。

しかしねぇ、tunecoreも少し前まで、チート楽曲の巣窟だったり、ちょっと胡散臭いところがあったけども、いまは、この曲のように一般のヒットチャートにも曲が出るようになったりして、イメージは大分変りましたね。
もっともアーティスト側の利用形態としてTIKTOKと連携して使用している場合が、最近では目立ち、TIKTOKでバズった曲のフルサイズをすぐにtunecoreを通して聴いたり、ダウンロードできるっていうのが大きいんだろうけども。
既存のレーベルではそこまでタイムリーな流通が出来ないですからね。



ところで、AKASAKIってヒト、まだ18才なんだって?
それにしては、大人っぽい歌詞、メロディラインもコード進行も、一聴すると、もろ70年〜80年代のB級な昭和の歌謡曲なんだよなぁ。

本当に18才? と思いたくなるような時代錯誤な1曲。

この曲の出だし、この曲の「主題」とも言えそうなAメロのへんちくりんなコード進行にしてもメロディラインにしても、これは我々の世代な1曲っていうイメージですよ。

我々世代と言っても、かなり昔の記憶にあるような・・・。 うん90年代ではないよな。 
さらに限定的に言ってしまえば1982年以前、まだ「80年代」の定番フォーマットが確立してなかったころのイメージですよ、これは。

「一曲セレクト」でも常々書いているように、80年代の定番フォーマットのサウンドは、シンセ、デジタル録音が定着して、軽薄短小、無臭無味でドライなサウンド だからさ。
この曲は、それ以前の、もっと「ドロッ」とした「70年代歌謡」な臭いを感じる。

そもそも「バニーガール」自体70〜80年代初期っていうワードだし、存在じゃん。


いわんやZ世代・・・うんにゃ、すでにα世代っちゅうの? いずれにしても、世代的には全く知らないはずだけども、一体どこからこんなメロディラインやコード進行を覚えたんでしょうねえ。

きっとサブスクやYOUTUBEから覚えたんだろうなぁ。

そういう意味では、逆に、実に「今」を象徴している曲かもしれない。

しかしね、よくよく聴くと、米津っぽくもあるし、藤井風っぽくもあるな。

それを考えると、米津も、藤井風も根っこの部分は70年代〜80年代初期の「70年代サウンド」なのかもな。 まあ、今さらなんだけども。。。

逆に言えば、我々よりも上の世代にとっては、ティーン以前の一番多感な時代を彷彿とさせるサウンドなわけで、だから、我々世代にとっても、すなんり受け入れられるわけで。
米津が、ここんところNHK受けがいいのは、そういうところが多分にあると思うし。

そんなところを考えると、この曲も、我々世代にもすんなり入ってくる1曲だと思う。

逆に、今の若い子たちには、この手のなんていうのか夜に向けたようなドロッとした手触りのサウンドは新鮮なんだろうなぁ。。

今は、コンプライアンスが叫ばれ、法令遵守という方向で「健全」さが漂う曲が多いじゃん。 なんちゅうのかな、その逆の「ヤバさ」「不健全さ」を感じる曲は、少なくなったし。
そもそも、今や「放送禁止」曲なんてのも死語になっちゃったわけで。


ワタシらが子供の頃、歌謡曲なんて聴いてると、「そんな不健全な音楽を子供が聴くもんじゃありません」ってよく言われたじゃん。

いや、あれは、ワタシが田舎育ちだったからなのかなぁ。 でも今やそんなことは全くないわけで、そもそも、学校の運動会のBGMに一般のヒット曲使うことなんて昔は考えられなかった。

そのくらい今は一般のヒット曲、歌謡曲が「健全」になったといえるわけで。。。

そういう「健全」さに、今の若者はちょっと飽きが来てるんじゃないのかな? 

今、昭和っていう時代が、若い人たちに羨望の目で見られるのは、そういう昭和時代の、ある意味の「不健全さ」「汚らしさ」なんじゃないのかなぁ・・とも思えたりするんだよね。

個人的に子供の頃、「そんな不健全な音楽を子供が聴くもんじゃありません」っていう大人に対して、公然と歌謡曲を聴いてたのは、そういう「健全」な大人に対してのレジスタンスだったもの。今、思えば。

今の時代は、全く逆で、こういう一見、不健全と思える曲が受けてるのは、「健全」になってしまった世の中に対しての、若者からのレジスタンスなんじゃないのか・・・と思えたりするわけなんだよね。

今後この手の曲が増えるかもなぁ。。。
いいことかどうなのかはよくわかんないけど。。。





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【キニナル曲】Once Upon a Night / Billyrrom


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・タイトル Once Upon a Night
・アーティスト Billyrrom
・作詞     Rin
・作曲     Billyrrom
・編曲     Billyrrom
・リリース日  2024年7月24日
・発売元    2024 SPYGLASS AGENT

まだ、全メディア的・・という訳ではないけども、ここ最近、FM周辺では、この人たちが急激に取り上げられてきていますな。
ブレイクの兆しなんでしょうかね。
いや、この人たち、先日、福井の「One Park Festival」でワタシ見てるんだよね。
1日目のオープニングアクトがこの人たちだった。

あの時点では、最近注目されつつあるっていうの知らなかったんで、なんとなく見てたんだけども、もっとちゃんと見ておくんだったな。。。
たしかに面白そうだなとは感じたんだけども、この人たちの次の「The Fin」って人たちの方が、アクがつよくて印象に残っちゃったんで。。。😵😵😵

今、You tubeを聴きなおしてたんだけども、アーバン・ロックって感じなのかなぁ。 うん、シティ・ポップってコトバはあるけども、ポップスではない。
匂いとしては、Suchmosっぽいのかなぁ。 ほかの言い方だと、アクの強いダンサブルなキンモクセイ・・というか。

方向的には根はアシッドでちょっとクセのあるロックだけど、例えばキーボードのフレーズがところどころ、杉山清貴&オメガトライブだったりして、80'sの匂いもところどころしてくる。

町田出身ということだけども、そんなところも、横浜出身のSuchmos や  相模原出身の キンモクセイ に近いよね。
いかにも・・小田急線沿線・・って感じなあか抜けたアーバンな香りなのよ。

いずれにしても、この先、本格ブレイクしてくるのかどうか、見てみたい。





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珍記録! 登場151週目にして最高位更新


先ほど更新した、ワタシメのランキングで、この間書いた、Mrs.GREEN APPLE「青と夏」が今週4位にランクアップ。初登場から6年越し、登場151週目で最高位更新という前代未聞の「珍記録」を達成。






・・・なんて書くと、いかにも「ヤラセ」っぽくてやなんだけどねぇ。。。 まあ事実は事実なわけで。。。

ここまでのランキング推移を折れ線グラフにしたので、↓に載せてみました。

青と夏ランキング推移


この間の「キニナル曲」の「青と夏」では、「季節」的な楽曲としてヤマタツの「クリスマスイブ」と違うのは、「夏」が終了しても、ランクの下の方に粘る・・と書いたんだけども、実際はちょっと違いましたね。

折れ線グラフを見る限り、やっぱり、毎年のように「夏場」になると動いてきているのが分かるな。
ただ、「ビルボードジャパン」では冬場でもランクの下の方にくすぶり続けているのは事実で、その辺が、ワタシのランクでの登場週数とビルボードの登場週数との差になってきているんだけども。。。

まずリリース年の2018年の動きが顕著だったのは、リリース直後というのと、「青夏 きみに恋した30日」という映画の主題歌としてタイアップが付いていたので、まあ当然な動きでしたわ。
普通はここでヒットは終息するわけよ。

ただこの「青と夏」が他の曲と違うのは、その後、特に2020年代に入って、毎年のように夏場動いてくるようになったことだろうな。

様々な要因が絡んでいるんだろうけど、徐々にこの曲の認知が広がった結果と言った方が正しいかもしれない。
細かいことだけども、2020年以降、各年ごとの最高位が徐々に上がって行っており、全体的にみて右肩上がりってのが、この曲の「ミソ」ですね。この曲が徐々に「支持」の広がりを見せて行っているっていう裏付けになるんじゃないかな?


昔からジワリと人気が広がった曲というのは、あったわけだけども、昔は主な広がり方は「口コミ」が一般的だった。
まあ、これは今でもそうなんだろうけども、今は、「SNS」や「サブスク」っていうツールも絡んできているだろうしね。

アーティストのコアなファンでなくても、「あなたへのおすすめ」って形で表示されて聴いてみたら、「あーらいいわ」ということで、支持が少しずつ広がっていくパターンですわな。
で、ある程度広がったところで、マスメディアに取り上げられると、広がりが一気に加速する。

この曲の場合、昨年あたりから、ランクの動きが特に顕著になってきているけども、それはこの曲が「メディア」に取り上げられる機会が去年あたりから増えてきたからというのもあるんだろうね。

こんな二段構えの広がり方。認知が広がるには時間を要すけども、いったん広がると、昔とは比べ物にならないような広がりを見せる。

まあ、この曲に限らず、昨年の新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」とか、フジファブリックの「若者のすべて」なんかも、同じようなパターンと言えるだろうし。
これが現代のヒットの広がり方として確立されたパターンの一つなんだろうね。

いや、昔はこういう「何年越しのヒット」ってパターンの曲ってなかなかなかったからさあ。あっても「演歌」の一部ぐらいで。ロック、ポップス系ではまずみられなかったようなヒットパターンなわけで。
だから、古い人間としては、自分たちの時代とは違うし。どうも違和感を感じちゃったりするわけですわね。

時代は変わっていくのよ。いつまでも70年代、80年代ではないわけで、これが「今」というのは認識しなきゃならないわけですわな。


で、これらを俯瞰して考えると、今の曲は、何年越しでも「古くならない」っていう耐久力、よく言えばポテンシャルを秘めた曲が多いといえるんじゃないですかねぇ。

ただ、これを別の視点で見ると、最近は「新たな」形態の曲が少なくなったから、何年越しのヒットが生まれる・・ともいえるんだよね。
昔、70年代、80年代に、特にロック・ポップスにこういう「何年越し」のヒットが出なかったのは、これらの楽曲の形態が日進月歩で変わっていたから・・ともいえるのよ。
あの頃のヒット曲は、例えば82年なら82年のカラー、84年には84年のカラー・・って具合で、その年その年でヒット曲の形態、色が違ってじゃない。その年々特有のカラーがあった。だから、年代初めの80年と年代終わりの89年じゃ、ヒット曲の形態って全然違ってたし。。。

そんなこともあって、この曲のように2018年リリースの曲が、6年も経った2024年にランキングを更新するっていうのは考えられなかったんだよね。

もっと↑で書いたように「演歌」のジャンルでは、あの当時もそういう曲が多少あったけど。。 それは、「演歌」というジャンルの曲の形態の進化が止まり、当時から時代性を伴わなくなってたからともいえるわけですわ。うん、当時すでに「上がり」のジャンルだったんだよね。

で、そういうヒット傾向が、今、ロック、ポップスでも見られるようになった‥っちゅう事は、ロック、ポップスの楽曲形態の進化も、すでに止まったんじゃないのか!?
ゆえに、楽曲に時代性を伴わなくなり、この曲のように何年越しのヒットが増えてきたんじゃないか
・・・とも考えられるわけですわ。

まあ、↑で書いたように「SNS」、「サブスク」っていうツールの存在が楽曲の時代性を感じさせなくなったともいえるわけで、だから一概に、楽曲形態の進化が止まった・・とも言い切れないんだけど。。。とは言え、楽観的に考えすぎるのも、ちょっと危険なんじゃないか・・・

・・・なんて、個人的にはいろいろと感じるところかあるんだよね。今回のこの「珍記録」には。


2024年上半期TOP100公開しました

告知遅くなってしまい申し訳ないのですが、ワタシメのランキング、2024年上半期TOP100を公開しました。



▼2024年上半期ランキング速報データ
・集計期間 2024年1月4日〜6月27日付 計26週
・全ランクイン曲数 345曲 (前年比 -42曲) 
・トータルポイント20万点オーバー 0曲 (前年比 -1曲)
・トータルポイント10万点オーバー 7曲 (前年比 +3曲)
・全週ランクイン曲数 8曲 (前年比 +1曲) 
・平均ランクイン週数 4.36週 (前年比 -0.33週)

昨年はひげだんの「Subtitle」が上半期だけでトータルポイント20万点オーバーという特大ヒットが出ましたが、今年は上半期の20万点オーバーは無し。 その分、見た目、やや地味な印象があり。
ただ、今年は10万点オーバーが、昨年より3曲多い7曲出た。
まあ、10万点オーバーの大ヒットと呼べる曲は、データ上は昨年よりもやや増えたという結果でしたわ。

その割には、今一つ地味な印象しか残らないのはなんででしょうねぇ。。。

やはり、平均ランクイン週数が昨年よりも若干ではあるけども短かい傾向が出たからでしょうからですかねぇ。。。
そもそも、上位のアーティストのメンツを見ると、昨年まで年間ランキングの常連だった「ひげだん」がいないし、だから何でしょうかねぇ。どうも今一つインパクトに欠ける印象なんだよね。
それでも、Ado、YOASOBI、ミセスは手堅く上位を確保してるんですけど。。。


その中、上半期のトップはCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
まあ、先週まで15週も首位に居座る曲なわけで当然といえば当然の結果ですわね。ぶりんぶりん。。。

ちなみに「Bling-Bang-Bang-Born」。今やこの曲のカバー、リミックスが全世界で広がっていて、SpotifyとかAmazon Musicでは、この曲のカバーやリミックスが無数に配信されているのよ。

この曲に対しての著作権使用料分配はこれから始まると思うけども、全世界からの著作権使用料だけでどのくらいになるんだろう? ってくらい凄いことになると思う。

果たして、作詞、作曲者のR-指定氏 DJ松永氏には、それら全世界からの著作権料のうちいくら位フトコロに入るのか。。。
自分たちで作詞作曲した楽曲が大ヒットすると、さぞかし儲かったんだろう・・とついつい思ってしまうけど。。。

ただ、R-指定もDJ松永も著作権理団体(JASRAC)会員ではないので、JASRACからの直接の著作権料分配はされず、音楽出版社経由での分配となるわけで。。。音楽出版社とのこの曲に対しての管理契約内容次第なのよね。
現実はいろいろとしがらみがあるのよ。。。 結局のところ著作権管理手数料として著作権管理団体と音楽出版社が一番儲かる・・ということはよくあることなので。。。


3位のYOASOBI 「アイドル」は、すでに皆さん知っての通り。
昨年の年間を制し、いまだに人気が衰えず2024年上期半期でも3位。
この曲も「Bling-Bang-Bang-Born」同様、認知は全世界的になっているわけで、日本でもまだまだランクされていくと思う。

こうしてみると、知らず知らずのうちに日本の曲も世界的なヒットになってきている曲も増えてきて知ることがわかりますね。

今がその時代の、まさに端境期なのかも・・・というのがわかるようなランキングだったとは思う
たしかに、ぱっと見、日本のメディアにはあまり出てこないし、テレビ、ラジオでもそれほど頻繁にかかるわけではないので、今ひとつピンとは来ない曲が多いけど。。


順位が前後するけど、2位が、 tuki.「晩餐歌」というのは、もしかすると意外だったかなぁ。
ここまで最高位が3位と、首位とはなっていない。だからか、今一つ派手なチャートアクションを見てた曲という印象は薄い。ただ、上位を長躯維持し、現在もまだ上位に安定している。
ランキングをくまなく見ていれば、これも当然といえるんだろうけども。
チャートアクションのみならず、この曲自体、今一つ印象に薄いのは、このヒトがメディアにほとんど出てこないし、メディアではほとんど取り上げられないからかもしれん。
現在、弱冠16歳のシンガーソングライター。tiktok発のこの曲は15才の時にリリースしたっていうんだから。。。
もはやtiktokからのヒットというのも当たり前。時代は変わりましたね。
個人的には9位がヨルシカ「晴る」というのが意外だったんだけども。 まさかこの曲がベストテン内に入ってくるとは・・・全くの予想外。。
自分でランク作っているのにねぇ。。 こういう全くの予想外のことが起きるのも、ランキングの妙。
だから面白いんだよね。

【キニナル曲】タイムマシン / SEKAI NO OWARI


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・タイトル   タイムマシン
・アーティスト SEKAI NO OWARI
・作詞     Fukase
・作曲     Saori
・編曲     
SEKAI NO OWARI
・リリース日  2024年3月13日
・発売元    ユニバーサル
・タイアップ: Netflix映画「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」主題歌
アルバム「Nautilus」より

めちゃくちゃ好みの傾向の曲という訳ではないんだけども、ここんところ、引っかかってくるんだよな。この曲。
サビの ♪ タイムマシンに乗って チックタック チックタック〜 ♪ って部分。
そもそも、タイムマシンにのって、チックタック〜 ってどういうシチュエーションなの? 
我々世代としては、タイムマインっていうとどうしてもドラえもんの「タイムマイン」を想像してしまう。 

でもあれは、チックタックチックタックなんて、振り子時計を逆回転するようには時間を遡らないぞ・・なんてね。。
そんな余計な詮索をさせるぐらい、なんか妙に引っかかるのよ、この曲。
曲想はセカオワらしい、心温まるメルヘンチックな童謡・童話な二次元的な世界。
セカオワとしては既定路線って感じですよね。

これはこれでいいと思うんだけども、個人的には、一昨年の「Habit」のような攻めてるセカオワのほうが、最近は面白いなとは思う。 一回り回って、原点回帰ってというところでしょうかね。




【キニナル曲】Present / TOMOO

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TOMOO「Present」 

・タイトル   Present
・アーティスト TOMOO
・作詞     TOMOO
・作曲     TOMOO
・編曲     小西遼
・リリース日  2024年2月14日
・発売元    ポニーキャニオン


先日2/14Outのデジタル配信onlyの新曲。

ここんところメディアの露出が広がってきたTOMOOだけに、本格ブレイクするかどうかここが正念場と思える「新曲」だけども。。個人的にはいいと思う。

少しゴスペルががった、モータウンっぽいノリの曲調だけども、いかにも春向けのポップな仕上がりだし。
そこに、ちょっと鼻にかかった、TOMOOのボーカルが乗っかってくると、何とも言えないような不思議なテイストを醸し出すんだよね。

加えて誰がか言ってたけども、太目な地声とファルセットのギャップだよね。曲は明るいのに、どこか寂しさもにじみだしてくるような。。。
ここが、このヒトならではの持ち味だと思うのよ。

ただ、まだ玄人受けな範疇なのかなぁ。 ここから広く一般受けするには、まだ何か足りないような気もするんだけども。。。

・・とリリース直後は感じてたんだけども、ここまでの各ランキングの動きを見ると、どうも危惧してたような感じだよなぁ。。。

うーん、後は、さらなるメディア露出なんだろうね。 
メディアで露出するたびにこなれてくる曲もある。この曲もそんな感じなんじゃないかな。

この先の「春フェス」には、積極的に出演予定のTOMOOなわけで、徐々に知名度は上がっていくと思うんだけどね。

ちょっと前に「Superball」を【キニナル曲】に出したときも書いたんだけども、このヒトは、もっと売れないと勿体ないと思うんだよね。

↓ コレ








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【キニナル曲】リズム64 / あいみょん


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「リズム64」 あいみょん。

・タイトル    リズム64
・アーティスト  あいみょん
・作詞      あいみょん
・作曲      あいみょん
・編曲      関口シンゴ
・リリース日   2024年2月2日
・発売元     ワーナーミュージック
・タイトル    資生堂「ビューティウェルネス」オフィシャルソング


またもや 「え? もう新曲なの?」って感じの昨日2/2配信スタートの新曲。
2曲前の「ノットオーケー」は、もろゴダイゴの「モンキーマジック」だったけども、この曲は、なんかチューリップみたいね。
エレピの入り方とか。。。
いかにも春を連想させるような軽い曲調、温度感が70年代のニューミュージックですわ。

またもや、「おじみょん」諸氏を喜ばすような曲調に、個人的にはほっこりしてたりしますが。。。
反面、そろそろ何らかの変化も欲しいなぁ・・と思ったりもして。

いずれにしても、最近のあいみょんは個人的にいいなぁ・・と思う曲に限って配信限定なのよね。
「ノットオーケー」も含めてCD化をお待ちしております。

まあ、今年また、これらをまとめたアルバムが出るんだろうけどね。。。


資生堂「ビューティウェルネス」オフィシャルソング。
昔で言えば さしずめ、「春のキャンペーンソング」って感じなのかしら?
そういえば、資生堂1977年春のキャンペーンソングだった、尾崎亜美さんの「マイ・ピュア・レディ」に温度感が似てないでもない。。






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【キニナル曲】Welcome / Chilli Beans.

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まずはデータでーす。

・タイトル    Welcome
・アーティスト  Chilli Beans.
・作詞      Chilli Beans.
・作曲      Chilli Beans.
・編曲      Chilli Beans.
・リリース日   2023年12月13日
・発売元     A.S.A.B
・タイアップ:山崎製パン「ランチパック」CM曲
※アルバム「Welcome to My Castle」より

東京FM、月〜木曜日17:00〜20:00 O,Aのワイド番組「スカイロケットカンパニー」、2023年12月社員のうたに採用。
この番組、仕事やりながら毎日聴いてるんで、必然的にこの曲も毎日聴いていたんだけども、ある意味、個人的に、今一番気になってる曲と言ってもいいかもな。

ここちいいのよ、この曲。ポップだし、キャッチーだし。

一昨年、映画「さかなのこ」の主題歌だった、CHAIの「夢のはなし」

↓ これ



曲想的には、この曲と手触りが似てるな・・・とまず思ったな

なんちゅうのかな、表面的には、ストレートにポップなんだけども、夢の中で浮遊したような・・・というか。

どちらの曲にも言えるんだけども、新曲なんだけども遠い昔、どこかで感じたような感覚なんだよな。
だから、初めて聴いた曲なのに、なんか、すごく懐かしい気分になったりして。

ただ、どこで聴いたのか、なんていう曲なのか・・・っていうのが、思い出せない。

そこに、この前に引っかかっていたりするんだけども。。。


♪ Ah 待ってたの〜 ♪のCメロのバックに♪a han〜♪(??)って入るボーカルが、なんか性的。 いいんじゃないですか。

アルバムの1曲ではもったいない。 もっとも、最近はネット配信という概念が浸透して、シングルもアルバムの1曲も区別があまりなくなったけども。。

それにしても、Chilli Beans. ってこんなポップでしたっけね。。 もっとラウドな、いかにも「3ピース」って感じかと思ってたんだけどね。。

だからという訳でもないけども、ロックフェスでは、何度も見るチャンスがあったChilli Beans.なんだけども、これまでは、なんか素通りになっていた。
次、もし、見る機会があったら、ちょっとライブを見てみたい。

ちなみに、「スカロケ」の今月の歌って、面白い曲が結構採用されるんだよね。ここからブレイクしたアーティストも多いし。。 いい選曲眼をしてると思う。 ひげだんも、[Alexandros]も、ここから出てきたといっても過言ではないと思うし。

J-ROCK界もそろそろ世代交代の時期になってきたと思う。
羊文学なんかは、そんな兆しを見せてきたりしてるけど、この人たちなんかもそんな「次」を見据える候補としてもいいんじゃないですかね。これが本格ブレイクのきっかけになってもいいんじゃないかとは思うんだけどね。


・・・と、この間、Facebookには書いてたんだけども、スカロケの「今月社員のウタ」が終了したと思ったら、ここにきて、山崎製パンの「ランチパック」のCMにも使われだしましたね。

↓ これ




偶然なのか、ワタシのfacebook見て、タイアップにしたのか。。。
・・・なんてことは100%あるわけないが。。。







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