かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2024

ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA その2(9/22)

9/22(日) ワタシ的には「ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA」2日目。
BUT、雨ですよ。。。しかも、海からの東風が昨日よりも強く肌寒い。 
朝方は小雨だったけども、ホテルからひたち海浜公園に着くころには本降り。

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本日どうしても見たいのはトリの「Ado」だけだし、スマホの天気アプリで雨雲レーダーを見ると、あと1時間ぐらいで雨雲が抜け、昼過ぎからは晴れてくる予報なので、とりあえず、雨が止むまで車で待機することに。

この後晴れてくるなら、ここで雨に濡れてもしょうがない。

ジジィの余裕ですかねぇ。若い時だったら、気持ちが昂ってるんで、雨に濡れてでも行っちゃってだろうけど。。。

しかーし、1時間後には雨がやんで晴れてくる予報ではあったけども、なかなか雨が止む気配がない。。。

結局、雨が止むまで2時間近く車で待機。 途中、ウツラウツラしちゃったりして。。。

13時前、ようやく雨が止んだので、本日の行動開始。

こんなことなら、昨夜ホテルとらずに一度家に戻って、午前中また出てくればよかったかもなぁ。。。。

・・と思いながら、2日目のゲートイン

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雨・・ということもあってか、昨日とほぼ同じ時間だったにもかかわらず、昨日よりも人が少ない。

ゲートから、昨日とは別ルート、西池から、ネモフィラ、コキアでおなじみの見晴らしの丘方面に歩き、まつかぜ橋から、GRASS STAGEに向かう。

ロッキンの公式ページには、記載されていないけども、2019年まで同様こちらのルートも解放されている。 
もっとも、ロッキンとは別に、見晴らしの丘などの公園の施設は通常通り営業されているので、行き来は出来るのだけども。。。

まつかぜ橋の手前の小高い芝生の丘。 2019年までは、ここにHILL SIDE STAGEがあった。

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個人的には、2010年代後半、ここにあった HILL SIDE STAGEが一番のお気に入りだった。
↑の写真の白い看板が立っているあたりにステージが作られ、コキアの後ろ辺りにPAブースがあった。、PAブース前からステージに向かって緩やかに下っていて、PAからはステージを見下ろす形になっていた。個人的にこのPAブース前からライブを見るのが好きだった。

ロッキンの中では一番規模が小さい5番目のステージ。 まだブレイク前の「これから」を狙うアーティストが出演していたステージでしたね。

2017年、ここでまだブレイク前、インディーズの頃のOfficial髭男dismを見た。 自らサウンドチェックを行う姿に感心し、実際曲を聴いて、こいつらなんか持ってる・・と思わせるライブを展開したの覚えてるわ。
もっとも、あん時から、観客でいっぱいだったし、翌2018年にも、ここでやったときは、早くも入場制限がかかったくらいだから、あの頃から何か持ってたのは、確かだったんだろうな。 

ただ、その後、超ブレイクを果たし、今や日本を代表するアーティストに昇華するとまでは、あの頃は考えてもしてなかったけど。。。
でも、そんなアーティストを手が届くくらいの距離で見れたのはホント幸せですわ。

以前のロッキンでは、そんな、アーティストが大きくブレイクしていく場面っていくつも見られたんだよね。

ワタシ、ここでライブを見た後、毎年このステージの後ろに出店していた「軽井沢コーヒー」の「コーヒーフロート」で一服するのがこの上なく好きだったのよ。
2010年代後半は、それが楽しみで毎年、ロッキンには参戦してたようなもんでしたね。

ここから、まつかぜ橋を渡ると、「GRASS STAGE」への近道なんだが

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誰も通ってない。。。。

公式ページにも記載がなかっただけに、今回は知る人ぞ知る・・・って感じのルートになっていたようですね。
まあ、2019年までのロッキンに参戦してた方には、覚えてる方もいらっしゃったようで、実際にはわずかに人の往来はあったんだけども。。。。
でも、入場ゲートまでの近道にもなるし、公式サイトに記載していてもよかったんじゃないのかな。
もっとも、16時30分にはGRASS STAGE側でゲートが閉まってしまったようだけども。。。


さて、GRASS STAGEに到着。
先ほどまでの「本降り」で、芝生部分は問題ないものの、土露出部分は案の定「泥」状態。一応レインブーツに履き替えて来て正解でしたね。

すぐにライブ・・・と思いきや、そのままステージ上手奥の、「茶屋ビレッジ」ヘ途中の、歴代出演アーティストサインボードエリアへ

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第2回ROCK IN JAPAN 2001から今年のROCK IN JAPAN 2024 in CHIBAへ出演したアーティストのサインが、年、出演日別に掲載されたボード。
当たり前だけども、年々ボードが増えて行く。 それとともにロッキンの歴史も厚みを増す・・・という訳ですわね。

個人的には どうしてもロッキンに初参戦した2003年のサインボードに目が行ってしまう。

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なっかしいなぁ。。。 協賛が今は無き「vodafone」になっているところに時代を感じる。
21年前だもんね。。。。 ワタシは34才になる直前でしたわ。
某D社の公式着メロサイトの「ディレクター兼プロデューサー」をやってた頃。
サイトの特集として「夏フェス特集」を組んで、表向き「取材」という名目で会社から金を出してもらって「遊び」に来た のがこん時だった。。
某D社の着メロサイト、あの頃絶好調で稟議を出せば大体通ったんで、湯水のごとく金を使ってた頃だなぁ。文字通りITバブルと言われた頃。
今じゃ絶対に通用しない「ワザ」ですね 

あれから21年か。。。早いなぁ。。。 と思うとともに、ロッキンには随分長いこと参戦して来たな・・・
4列にもなった掲示エリアを見て、思わず感傷に浸ってしまう。。。


・・というわけで、ようやく、ライブエリアへ。
昨日と同じ、毎度おなじみ上手側角度がない位置に陣取る。
本日最初は「サンボマスター」から。 

定刻通り15時10分 サンボマスター ライブスタート!



会場に 西遊記サントラから、ゴダイゴの「THE BIRTH OF THE ODYSSEY~MONKEY MAGIC」が流れる。

サンボマスターという、説教臭いパンクロックバンドとは正反対の洗練されたゴダイゴのナンバーを登場曲として使ってくるとは、全く予想外・・とあっけにとられていたところに、サンボマスターの3人が登場。
(なんて書いてたら、「西遊記part1」に猪八戒役で出演していた西田敏行氏逝去のニュース。。。なんともはや。。。お悔やみ申し上げます)

さあ、あとは突っ走るだけ・・とばかり、フロントマンの山口氏が、いつものごとくがなる。

個人的にサンボマスターも、ライブ見るのいつ以来だろう?  

「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」がドラマ「電車男」のエンディングとして大ヒットした2005年末の「COUNTDOWN JAPAN 05/06」以来のような気がする。

昨日の「10-FEET」「マキシマムザホルモン」同様、個人的にどストレートな好みの人たちではない。いつものロッキンだったから回避してた・・と思うけども、今回は「1択」なんでね。
逆に言えばこういう機会でもないとライブは見ないと思うので。。。

でも、久しぶりで見ると、逆に新鮮ですわ。 好みではなくても拒否反応は一切なし。 


ただ、途中の

中学の頃、「自分なんかいなくていい、この世界に必要ない」と気づいてしまった。
でもその時、俺の部屋にロックンロールがやって来たんだ。ブルーハーツって名前のロックだ。それを聞いて、俺もやってみたいって思ったんだ。
今みんなも「自分なんかいなくていい、この世界に必要ない」って思ってるかもしれない。
でもこのステージで俺が伝えたいのは、俺にはお前が必要だってこと。「居なくていいなんて嘘だ」って否定すること。
他でもない。
俺はお前を、お前を、お前を、探しに来たんだ。
未来はお前のものだ。お前だけのものだ。

・・という、山口氏のMCにはグッと来てしまった。

「自分なんかいなくていい、この世界に必要ない」

ワシと同じだ。 ワシも中1の時、福島から千葉に引っ越したときに、同じような経験をした。
全く友達が出来なくて。。。 唯一の友達がラジオだった。
あの時ラジオをなめるように聴いてた経験が今につながっている。 人生なんて不思議なもんだ。

ワタシがラジオだったところが、山口氏は音楽だった。ブルーハーツだった・・。

その違いだけのような感じがして。。。しかも、同じ「福島県人」。

カッコいいぜ、山口氏。

それにしても、フロントマンの山口氏の曲の途中の「べしゃり」も以前以上に多くなった気がするなぁ。 恰も「説教」のような感じちゃったりして。
お互い年を取ったというところなのかなぁ。 なんか、そんなところが妙に気になったりして。。。。




●サンボマスター セットリスト
1. 青春狂騒曲 (2004年 3rdシングル)
2. ヒューマニティ! (2021年 配信限定3rdシングル)
3. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ  (2005年 5thシングル)
4. 自分自身 (2024年 配信限定5thシングル
5. Future is Yours (2023年 23thシングル)
6. できっこないを やらなくちゃ  (2010年 14thシングル)
7. 花束 (2020年  配信限定1stシングル)


「サンボマスター」終演後、一旦ライブエリア脱出、おやつタイム、
「GRASS STAGE」下手側奥にある「こもれびスタンド」で出店中、「かじま」の「ずわいカニたっぷりコロッケ」と「生レモンスカッシュ」

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ロッキン系フェスに来たら「かじま」の「カニコロ」食わにゃ。
カニコロッケというと、「カニクリームコロッケ」を想像しちゃうけども、ここのは普通のジャガイモコロッケにカニのほぐし身がたっぷり。これがうまい。
たしかに、わずかに生臭みを感じたりするんで、もしかすると好き嫌いがあったりするかもしれないけども、個人的には好み。

もっとがっつり食いたいときは、これプラス「カニ丼」もやばウマですね。

ちなみに、「かじま」は、ロッキン会場の「ひたちなか」から程近い「大洗」に店舗あり



もちろん、店舗にも「ずわいカニたっぷりコロッケ」は販売しているようで。。。
今度、ドライブがてら行ってみようかしら。。。



「こもれびスタンド」で一服してたら、「マカロニえんぴつ」が始まった。
見る予定はなかったものの、「こもれびスタンド」からほど近い、「GRASS STAGE」下手側で冷やかし程度に見てみることに。いつもの位置とは逆側ですね。

こちら側は、出入り口から近い・・ということで、いつも混んでるイメージが強いんで、今までは永遠してたんだけども。。。。
 いやだからこそ、いつもは見慣れない景色で、なんか新鮮ですね。 それに、音的にも、こちらの方がいいような気がする。
うん、今日明日は、こちら側から見ることにしようか

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「マカロニえんぴつ」は、昨年の「METROCK2023 OSAKA」で、ライブは一度体験済み。
ただ、あん時は雨の中のライブで、レインコートで濡れながらの参戦だったこともあり、あんまりライブに集中できなかった。
そんなわけで実質的には、今回が初めてのライブと言ってもいいかもしれない。

それに、音楽的にはポップ寄りのロックなんで、これの前の「サンボマスター」よりは聴きやすい。
すくなくとも個人的には、タテノリ
そんな軽い気分で見たのが良かったのか、思ったよりも刺さったライブだった。

いや、この人たち、もう少しちゃんと見た方がいいかもしれない。
キーボードが入っているがためにポップなサウンドであることの人たちなんかは、個人的に、少なくともラウドなヘビーロックよりも聴きやすいの人たちだし
それに、いま時の人となった「Mrs.GREEN APPLE」と、今一つ区別がつかなくなってる、おっさんだしね。



●マカロニえんぴつ セットリスト
1. 青春と一瞬 (2019年  1stシングル)
2. ハートロッカー  (2015年 2ndミニアルバム「エイチビー」より)
3. レモンパイ (2018年 2nd CDシングル)
4. MUSIC (2017年 1stアルバム「CHOSYOKU」より)
5. poole  (2024年 2nd EP 「ぼくの涙なら空に埋めよう」より)
6. 悲しみはバスに乗って (2023年 4thアルバム「大人の涙」より)
7. 洗濯機と君とラヂオ  (2017年 1stアルバム「CHOSYOKU」より)
8. 哀しみロック (2017年 3rdミニアルバム「s.i.n」より)
9. 忘レナ唄  (2024年  17thシングル)
10. なんでもないよ、(2021年  11thシングル)


「マカロニえんぴつ」終了後、また、ステージエリアから離脱。 
スマホ電波が届くところまで移動。・・・というのも、GRASS STAGE 周辺では電波がほとんど通じない。
これってdocomoだけだったんですかねぇ? ほかの方は結構普通にスマホいじってましたが。。。
前日も、同じような状況だったけども、この日はさらに酷かった。全然通じない。
恐らく、前日よりも人が多かったからとは思うけども。。。。

まあ、フェスでの携帯の電波事情の悪さは、今に始まったことぢゃないし、これだけ人が多い中では致し方ない・・とも思うんだけども。。。
でも、5年前、ここで開催したときは、ここまで酷くなかったような印象があるんだけどなぁ。

兎も角、朝から全くネットに通じない中で過ごしていたので、一旦外部と繋がろうと、GRASS STAGEエリアからは離脱。 「大観覧車」前まで来るとネットにつながった。
ここまで暫く休憩することとする。

気が付けばキレイな夕焼け。午前中の「本降り」が噓のよう。

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どのくらい、休憩していたんだろう? 気が付けば、あたりは暗くなってた。
トリの「Ado」を考え、ステージエリアに戻る。
GRASS STAGE では、「sumika」がライブ中。
先ほど同様、ステージ下手側、人と人の隙間が空いてるところに陣取り、しばし「sumika」のライブを見る。

sumikaも、これまでのロッキンでは素通りして来た人たちで、これまでライブを見たことは無い。
これが初めてだけども、どうも食わず嫌いなところがあったのかもなぁ。
・・というか、この人たちのことをラウド系のタテノリのもっと音色が単純なバンドだと勘違いしていたようだ。
この人たちも、キーボードを含め、比較的音に厚みとバラエティがあるポップよりのバンドだったか。。。

個人的に曲はほとんど知らない曲ばかりだったけども、実際、ライブを見、曲を聴いてみると耳に入ってくるんだよね。生理的に受け付けなさそうなサウンドではない。演奏自体もきちんとしているし。
先ほどの「マカロニえんぴつ」同様、この人たちも、一度ちゃんとライブを見てみてよさそうな気がしましたわ。




●sumika  セットリスト
1. フィクション (2018年  2ndアルバム「chime」より)
2. Lovers   (2016年 1stシングル)
3. ふっかつのじゅもん  (2014年  2ndミニアルバム「I co Y」より)
4. VINCENT   (2024年 8th配信限定シングル)
5. マイリッチサマーブルース  (2015年  3rdミニアルバム「Vital Apartment.」より)
6. ファンファーレ (2018年  2ndシングル)
7. Traveling  (2021年  3rdアルバム「AMUSIC」より)
8. Starting Over  (2023年  9thシングル)
9. 運命 (2024年  10thシングル)


・・・というわけで、ROCK IN JAPAN 2024 in HITACINAKA 5日目もトリ。
「Ado」の時がやってきた。
個人的にも、この日、唯一「見よう」と思ってたライブですわ。
トリということで、ステージ周辺は、先ほどまでよりもだいぶ混んできた。 
全く余裕がない・・という訳ではなかったものの、先ほどまではあちこちに見られていた人と人との隙間はほとんどなくなった。
それとともに、周りがざわつき始める。うん、トリ前独特の高揚感ですね。

先ほどまでの夕焼けの残光も無くなり、あたりが真っ暗になりかけた 18時40分 Ado  ライブスタート!

ロッキン系でのAdo は2年前のCOUNTDOWN JAPAN以来2度目。 
前回COUNTDOWN JAPANで見たライブは、今一つしっくりしないライブ進行、檻の中のAdoという歌唱。
ライブというよりも、テレビの生放送? と思えるようで、ライブならではの充実感、爆発感を感じることが出来ず、もう一つ物足りなささだけが残ったライブだった。

あれから2年。 その間、ヒット曲も増え、その中で「新時代」という、文字通り時代を動かすような大ヒットも生まれただけに、あれからどう変わったのか・・・ちょっと期待しての今回のライブ。

But、実際は・・・というと、檻の中での歌唱。 曲と曲の間での不自然なインターバルで、しっくりこないステージ進行・・というのは、前回と変わらなかった。

でも、ヒット曲が増えただけあってセットリストについては確実に楽曲に厚みが増したのは感じましたね。

ウタの迫力は言わずモノがな・・・なんだけども、「がなり」はちょっと耳に触ったなぁ。
まあ、このヒトならではの「がなり」なんだけども、ちょっと多すぎやしないか?

よくロックギターのソロ弾きで「チョーキング」を多用しすぎることを「チョーキングに逃げる」という言い方をする人もいるんだけども、このヒトの「がなり」も「チョーキングに逃げる」と同じように
「がなりに逃げてる」ように感じたりするんだよね。 ここまで多用すると。

このヒト、どんな難解な曲でもこなせるテクニックはあるんだからさ、もっと地声で勝負した方がいいような気がする。

・・というか、あまり「がなり」に逃げてると、逆に、この先行き場がなくなってしまう様な気がしますね。

インパクトがある表現は得てして、すぐに飽きられるもので、このヒトの「がなり」もそれと同じで、今はそのインパクトで受けていても、すぐに飽きられてしまうと思いますよ。

途中のMCで「世界を狙う」と宣言したAdoだけども、世界を狙うならば、はっきり言って、今のままじゃだめだと思う。 もっと楽曲の幅、歌唱の幅を広げなくちゃ。。。

そのためにも、地声だけで曲を表現するというところを磨く必要があると思うな。

それと、MCは、まだたどたどしいよね。 言いたいことは分かるけども、もっと簡潔でよかったと思う。周りの人を見てると、MCを削ってでも早く曲を聴きたい・・というような反応だった。
それでなくとも、曲と曲の不自然なインターバルがあって、ステージの進行がぎこちなかったわけだからさ。

その上、ダメ押しとして、「うっせえわ」と「新時代」という、ここまでのAdo「2大代表曲」
やらなかったという。。。

ちょっと、これはどういう事だったんだろう? ・・と思わずにはいられなかったですねぇ

まあ、Ado側としてみれば、これから新たなフェーズに向かうにあたって、この2大代表曲から脱却したいという表れだと思うんだけども。。。

でも、少なくともフェスに来てる人たちは、Adoのコアなファンばかりではないわけだし、この2曲を聴きたいとは思ってた人は多かったはず。。。

セットリストの最後まで、この2曲が出てこなかった時もそうだったけども、アンコールの時も、この2曲ではなく「逆光」が出てきたときの、周りのどよめきからも、それは痛いほど感じましたね。

・・というか、今の「Ado」であれば、この2曲さえやってくれれば、途中のステージ進行のぎこちなさも、MCのたどたどしさもすべて「チャラ」だったと思うんだよね。

逆に、この2曲をやらなかったことで、これらの部分の印象余計際立ってしまったと感じたりして。。。

まあ、そういうわけで、今回もなんか奥歯にモノが詰まったような、今一つ煮え切れなさを感じてしまったライブでしたわ。。



●Ado   セットリスト
1. Tot Musica    (2022年「ウタの歌 ONE PIECE FILM RED」より)
2. ウタカタララバイ (2022年「ウタの歌 ONE PIECE FILM RED」より)
3. 唱  (2023年 17thシングル)
4. 行方知れず  (2022年  13thシングル)
5. ルル  (2024年 24thシングル)
6. unravel  (2023年  「Adoの歌ってみたアルバム」より)
7. リベリオン (2022年 12thシングル)
8. 私は最強 (2022年 10thシングル)
9. 抜け空 (2024年 2ndアルバム「残夢」より)
10. Value (2024年 22ndシングル)
11. 踊  (2021年  4thシングル)

アンコール. 逆光 (2022年 11thシングル)






トリ終了後の「花火」が、今一つ物足りなさを感じたのは、やっぱAdoのステーシングが、もう一つ納得できなかったからなんだろうなぁ。。。


・・・・そういうことで、その3(9/23)に続く

One Park Festival 2024 2日目(9/8)

2024年9月8日(日) One Park Festival 2024 2日目

前日の疲れがちょっと残っていたか、ホテルからなかなか出る気が起きなくて、前日より30分遅れの午前10時過ぎゲートをくぐる。

「街中フェス」っていうこともあり、前日は、普段街中で着ているラガーシャツで参戦した。
だけども、これが失敗。 いつもフェスに着ていくだぶだぶのTシャツよりも動きが取りにくいし、なにより風通しがあまりよくないんで暑いのなんの。。。。 
これも疲れが出た一つなのかもな。。。

・・・ということで、これに懲りて、今日は、いつもフェスの時に着ていくだぶだぶのTシャツ。 

もう一つの理由として、朝からドよんとした天気で、今日は雨が降りそうな予感がするのよね。。。ということもあった。   レインコートは持参していくけども、T-シャツならば多少濡れても構わないんで。。。まあ、結果的にはこれが当たるんだけども。。。

会場では、すでにPARK GARAGEトップバッターの「AVOCADO BOYS」のライブが始まっていた。

ワタシはそのまま、いつものようにP.Aブースのわきに陣取る。
ええ、ライブはP.Aブースのわきが一番音がいいから・・・なんだけど。 それにこの位置が一番ステージ全体を俯瞰して見れるんでね。




AVOCADO BOYS、もちろん、今回初めて見るバンドだけども。。 現在、名古屋中心に活動するポップバンド。 もちろん、まだまだ全国区ではないけども、すでに東海地区での人気は高いらしい。

ポップバンドということだけども、トランペットにサックスも加わり音は厚い。
ストレートなポップというより、ちょっとJAZZやHIPHOPの香りも強い、ちょっと癖があるダンスポップバンドですね。
ボーカルのLENAは北欧系ハーフのようでなかなか艶っぽい。 

そんなボーカルLENAの特徴を生かすべく、と思われるけども、歌詞もほぼ英語だし、メロディラインはほぼ洋楽ですね。

だけども、メロディラインもサウンドも、すでに完成されていますね。 新手バンドの粗削りなところがあまり感じない。
一昔前ならば、うーむ、これは日本の市場は難しいだろうなあ・・・と言いたくなるけども、今は分かんないですからね。 今すぐに・・というのは難しいかもしれないけども、なんかのきっかけで、全国区になることもないとは言えないですから。。。

うん、こういう人たちの音楽が聴きたかったのよ。 そそそ、今は全国区ではないけども、この後、出てくるかもしれないという人たち。 これも音楽フェスの醍醐味なのですよ。


ライブを行っている間、にわかに雲行きが怪しくなり、AVOCADO BOYS終了と同時に、突然のゲリラ豪雨。
こりゃたまらん・・・とデイバックからレインコートを取り出す。

ゲリラ豪雨は、昨年の「SWEET LOVE SHOWER」で経験済みなので、流石にもう狼狽えないけど、午前中にレインコートが濡れるのは予想外。 濡れて水を含んだレインコートは重いねん。
たとえ、この後、雨が上がったとしても、このまま持ち運ぶのはね。。。でも、事実は事実として受け止めるしかない。。

けど、ゲリラ豪雨の雨の降り方がちょっときついので、たまらず、隣接している県庁内へ避難。
「1日目」のトピックスでも書いたけども、県庁内地下1階のパブリックスペースが、第3のステージとなっており、ここで1日中、DJ PLAYが繰り広げられている。

もちろん、エアコンも効いていて涼しいし、雨が上がるのと、メインステージで個人的に見たいアーティストまで時間が空くので、ここで少し休憩がてらDJ PLAYを楽しむ。

ワタシが入ったときは、Masayoshi Mitusyamaという 福井で「casa」というクラブのオーナーDJがプレイ中。
ミニマルミュージックをこよなく愛すという、One Park Fes 公式サイトでの紹介の通り、個人的には全く難解なミニマルミュージックをひたすらプレイ。



難解な音楽に、少しうつらうつらすること1時間。Masayoshi Mitusyama氏のDJが終了したところで、外に出る。

雨が上がり、日が出てきた。 さっきの土砂降りがウソのよう。さぁ〜今日はここからよ。

余談だけども、ここ水はけがめっちゃいいですね。 さっき、あれだけの土砂降りだったのに、もう乾いてる。芝部に座っても全然OK。

SWEET LOVESHOWERの「現場」とは大分違いますねぇ。。。


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まずは、One Park Special Band 2024  。 
フェスの音楽顧問、福井出身、SOIL&"PIMP"SESSIONSのボーカル 社長 が中心となり このステージのためだけに結成したスペシャルバンド。

メンバー 
P   丈青 (SOIL&"PIMP"SESSIONS)
B   高木祥太(BREIMAN)
B  秋田ゴールドマン (SOIL&"PIMP"SESSIONS)
Dr  FUYU 
Dr  小名坂誠哉
Key  蔦谷好位置
Tr   タフゾンビ (SOIL&"PIMP"SESSIONS)
Vo  社長 (SOIL&"PIMP"SESSIONS)

SOIL&"PIMP"SESSIONS中心のメンバーに一癖も二癖もあるメンバーが加わる。強力な布陣。



もっとも、このメンバーで分かるように分かりやすいストレートなサウンドではない。

SOIL&"PIMP"SESSIONSでもわかるようにアシッドジャズ、オルタナジャズにロックを織り込んだサウンドですな。
このメンバーが中心となってフィーチャーされるボーカルが曲ごとに入れ替わる。

フィーチャーされたボーカルは
Marter
Nagan Server
Yuto (The fin.)
TENDRE

この布陣により洋楽カバーを展開。 演奏された楽曲は

・Everybody Loves The Sunshine fet.Marter
・Move On Up feat.Nagan Server
・Summer Breeze feat.Yuto (The fin.)
・Time After Time feat.Yuto (The fin.)
・Just Friends (Sunny) feat.TENDRE
・Lovely Day feat.TENDRE
・Space Cowboy feat. Marter

正直、個人的には普段聴いている「音」とはかなり異なるので戸惑う。
でも、本当の音楽がここにはある‥ということだけは分かり刺激になる。

それにしても、タフゾンビ氏のトランペットの音には耳が行ってしまう。



個人的に、ブラスをやってた頃の「クセ」がいまだに抜けず、ブラスセクションにはついつい耳が行ってしまうんだけども、タフゾンビ氏のペットの音は、独特ですわ。
スコーンとめっちゃ抜けがいい音。日野皓正氏っぽいのかなぁ。

昔、個人的に、やはりJAZZよりバンドの「Pe'z」のカバーアルバムの選曲に携わったことがあるんだけども、Pe'zのトランぺッター Ohyama Wataru 氏 の濡れた少しごこもった音とは、その点が異なるな。

その点からタフゾンビ氏の音はポップでよりダンサブルな曲にも刺さるんだよね。

いつだったか、ROCK IN JAPANでSOIL&"PIMP"SESSIONSを見た時に、延々とダンサブルなジャズナンバーが続き、こちとら、ついていけなくなったとことがあったけども、そん時も、タフゾンビ氏のペットの音には引っかかったことを覚えてるわ。
あの時の独特の感覚を今回のスペシャルバンドでも堪能させていただきましたわ。



ここで、いったん休憩。 エネルギー補給

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今日はクルマの運転がないんで、真っ昼間からやきそばとレモンサワーでいい感じで酔っ払い。
いつもFesにはクルマで行くんで、アルコール類は飲めないんだけども、この日はホテルに車おいてきたんで。。。こんな時くらいしか飲めないからねぇ。。。

県庁前の「YONKS with NOTO」に出店していた 「L'Atelier de NOTO - mebuki」のフグ焼きそば
これがうまい。

ちなみに、これだけでは飽き足らず、「焙煎カレー工房玄武堂」の焙煎牛スジカレーもいただいたワタシであった。。。



ゲプ・・ちょっと食べすぎ。。。。


・・ということで腹も満たしたんで「新しい学校のリーダーズ」。 メインのPark Garadeにもどる。

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まあ、予想はしていたけども、Park Garadeは人でいっぱい。 
やっぱ人気あるね、新しい学校のリーダーズ。 スタート30分前には↑この人波。
さらに人で埋まり、緊張感が高まる中 15時20分 新しい学校のリーダーズ ライブスタート!

ワタシねえ、新しい学校のリーダーズって以前、フェスで一度見てるんだよね。半分冷やかしで
ROCK IN JAPAN 2018だと思ったんだけども、今、そん時のタイムテーブルを見たけども、どうも違ったらしい。。。 うーむ、どこで見たんだろう? 
でも、この人たちのパフォーマンスを見て、「あ、色物の人たちが出てきた」と思ったのは覚えてるんだけどなぁ。。。

 そう、あの時は「色物」とか思えなかったの。 セーラー服で踊り狂うって、あの時点では「色物」のように思えたもの。

セーラー服で歌うってこと自体、ワタシらの感覚では「アイドル」の象徴なんだけども、この人たちのパフォーマンスを見ているとそうじゃない。 
・・というか、あん時は到底アイドルっていう枠には収まらなかった印象はあったんだけどね。

ただ、その後、まさか海外のフェスでバズる・・・ってことは、全然想像もしてなかったのは確かだなぁ。

兎も角、あれから数年たって、彼女たちがどう進化したのか・・それを今回確かめたかった。




うーむ、最後まで、ダンスフォーメーション、ウタのピッチ、コーラス、いずれも全く崩れないのには舌を巻く。 
やっぱり海外の目の肥えた音楽フリークの前で鍛えられてきただけありますわ。なんだかんだ云うても「新しい学校のリーダーズ」のパフォーマンスはworldクラスなんや。

・・とともに、ここまでやらないと、小手先だけのパフォーマンスでは海外では通用しないんだっていうのが分かりましたわ。



うん、天晴なパフォーマンスでした。

ちなみに、オジサンは、今回の「文字がいっぱい」書いてあるセーラー服ぢゃなくて、ノーマルなのがいいんだけどなぁ。。。(爆) 


▼新しい学校のリーダーズセットリスト
1. Toryanse (2024年 配信限定シングル)
2. Omakase  (2024年 アルバム「AG! Calling」より)
3. Giri Giri   (2023年 アルバム「一時帰国」より)
4. Pineapple Kryptonite REMIX  (2022年 配信限定シングル)
5. オトナブルー  (2020年 配信限定シングル)
6. Arigato    (2024年 アルバム「AG! Calling」より)
7. Fly High   (2024年 アルバム「AG! Calling」より)
8. Tokyo Calling (2023年 配信限定シングル)
9. Change (2024年 配信限定シングル)


新しい学校のリーターズで半分おなかいっぱい。満足。。 
いやいや、この後オーラスの「サカナクション」が控えている。 
体力温存のため、椅子エリアに折りたたみイスを広げ、しばし休憩、半分ウトウト。。。

日が傾き、夕日が会場を染め始めた17時30分過ぎ、行動再開。
2ndステージでは、サカナクション前の「STUTS」がライブ中。
 
本当は見たいなと思ったんだけども、サカナクションでいい感じの位置を抑えたかったので、今回はスルー。件のようにメインステージ、P.A前に陣取る。

この時点でほぼ満員。 この後、「STUTS」から流れてくる人たちを加えたらどうなるんだろう・・と思うたわけで。。
案の定、開園直前には超満員。 すでに開演前から異様な盛り上がりがあたりを漂う
いやいや、昨日、この狭い空間で、本当にサカナクションやるんだろうか・・と危惧したのが現実になってきましたわ。

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そんな一種異様な雰囲気の中、18時55分 定刻よりやや遅れて、ライブスタート。
オープニングの「Ame(B)」で、会場は一気に爆発。 さあ、後はフルスロットルで駆け抜けるだけ!

この日は、ちょうどフロントマンの山口一郎氏、44歳の誕生日。 
加えて、2年前、この「One Park Fes」に出演がきまっていながら、件の「鬱」のため出演キャンセルとなった経緯がある。
山口氏にとっては、やっと出れた「FES」ということもあり、思いもひとしおだったようだ。そんなことを、時折吐露しながら、ライブは進んでいく。

楽曲の知名度、バンドの知名度からして、今回出演したアーティストの中では群を抜いているサカナクションだったわけで、ライブパフォーマンスのクオリティは、当然だけども群を抜いている。

そもそも、ROCK IN JAPANでは7万人規模のメインステージの大トリを取るくらいのバンドなわけで。。。
そんなバンドをキャパ1万2千ほどの野外ライブで堪能する。 

東京ドームクラスの会場のバンドを、ホールレベルの会場でライブを見るというのと同じことですわ。
なんと贅沢な時間なんだろうと思う。

個人的に、ROCK IN JAPANでサカナクションを見るチャンスは、これまで何回もあった。
いや、それどころか、電車で30分ほどの今年のROCK IN JAPAN IN CHIBAで見ることも出来たわけで。。。
それをせずに、時間とお金をかけて福井でサカナクションを見ることにしたのは、こんな贅沢な時間を共有したかったからなんじゃないのかなぁ。

ROCK IN JAPANでのメインステージでの「サカナクション」って、なんか当たり前のような気もするんだよね。 もちろん、会場の雰囲気もステージ迫力も違うんだろうけどさ。

これまでROCK IN JAPANで「サカナクション」をスルーしていたのは、そんなところがあるような気がする。
アンコールを含め、全11曲 1時間のライブはあっという間だった。




▼サカナクションセットリスト
1.Ame(B) (2009年 アルバム「シンシロ」より)
2.陽炎         (2018年 アルバム「魚図鑑」より)
3.アイデンティティ (2010年 3rdシングル)
4.ルーキー  (2011年 4thシングル)
5.Aoi   (2013年 アルバム「sakanakution」より)
6.ホーリーダンス  (2010年 3rdシングル c/w)
7.『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 Remix 2024   (2011年 5thシングル リミックス)
8.ミュージック (2013年 8thシングル)
9.モス     (2019年 13thシングル)
10.新宝島 (2015年 11thシングル)

アンコール
夜の踊り子 (2012年 7thシングル)

後半、レーザー光線がビュンビュン飛び交ってたけども、ステージ後方の「市役所」外壁に、レーザーで文字を浮かび上がられていたとは知らなんだ。。。

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※すみません 「X」のワンパクちゃんのつぶやきからお借りしました。。


・・というわけで、2日間にわたるOne Park Fesはこれにて終了。
いや〜、周りでは福井弁が飛び交い、こんなレアなアーティスト知ってるの? と思ってしまう様な普通のおじさん、おばさんや、子供たちと一緒に家族ぐるみでの参戦していらっしゃる方がすごく多かった。アットホーム感を醸し出しているなぁっていうのが、第一印象でしたね。

なんせ、最近のフェスは、フェス慣れしたような方が多いですから。

このフェスにはこのままアットホームな雰囲気のまま地域密着で行ってほしいなぁ。

すっかり「商業主義」となってしまったフェスが多い中、コレだけ純粋に「音楽」にコミットしたフェスも、今となっては貴重。
今回参戦してみて、最近のフェスでは忘れられたSomethingを再度見つかられたような。。。

コレも地域密着だから出来るんだろうし、あまり全国区にならずにこのまま行ってほしいな。。。

なんて書いたら、フェスの顧問である SOIL&"PIMP"SESSIONS 社長に怒られちゃうかしら。。。


兎も角、今回の参戦ですっかり気に入ってしまったワタシです。
また参戦させてもらいます!

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One Park Festival 2024 1日目(9/7)

長いこと、野外フェスと言えば、「ROCK IN JAPAN」をメインとした、いわいるロキノン系フェス中心だったけども、ここ数年、別のフェスにも参戦しつつありますね。

一昨年20年ぶりで「FUJI ROCK」に参戦して以来、大阪での「METROCK」、山中湖での「SWEET LOVE SHOWER」・・。
今年の春には、横須賀で開催された「Crema  YAMABIKO FES」なんてのにも参戦したり。。。

理由はいろいろあるんだけどね、フェスに参戦し始めて20年を過ぎ、ロキノン系フェスだけでは飽き足らなくなってきたっていうんでしょうかねぇ。 もっといろいろと別のフェスも見てみたいっていうところが大きいですかね。

まあ、見たいアーティストが出るんで・・っていうところが一番でかいんだけども。

最近では、Festival Lifeっていう、野外フェス専門のサイトもあるし



いや、このサイトの存在がでかいかなぁ。 このサイトでいろいろと野外フェス開催情報を見つつ、当該フェスの公式サイトで、出演アーティスト見てると行きたくなっちゃりして。。。
うーむ、罪な・・・ うんにゃ、ワタシにとっては便利なサイトですわ。



数か月前、そんな感じで、↑サイトを見てたら、目に止まったフェス。

それが今回参戦した、「One Park Fes」ですわ。




今年は、今、個人的に一番刺さっているカネコアヤノさんに、スガシカオ、そしてサカナクションが出演。その他も、こと「音楽」にコミットしたアーティストが出演っていうところに刺さって言うのがでかいかな。

せっかく福井まで行くんで、2日間両日参戦と行きまっせ。


あ、↑で「ROCK IN JAPAN」とは別のフェスにも目が行くようになった・・という理由の一つは、ロッキンが、あまりにも「ゲーノー系」に傾いたことですわ。アイドル系アーティストの出演ですね。

アイドル系が出演していかん・・とは言わないけども、原点はあの自由な空間で「音楽」を楽しむ場だったはずですよね、もともとロックフェスって。

当初は、商業ベースとは別のところにいるような、一癖も二癖もあるような「アーティスト」が出演する、それがロックフェスだったと思う。

アイドルに「会い」に行きたいわけじゃないんや、「音楽を聴きに」行きたいんや・・・という思いが先にあって。。。
でも、野外ロックフェスってそういうアーティストの音楽を一同に聴ける。
併せて今はまだ無名でも、これからブレイク、時代を作っていきそうなアーティストを見つける場でもあったわけですよ。

以前は、「ROCK IN JAPAN」で、これらの欲求を満たすことが出来たんだけども、最近ではそれも叶わなくなってきたわけで、他のフェスにも足を運ぶようになったわけなんだけどね。



・・・というわけで、2024年9月7日(土) One Park Festival 2024 1日目

朝9時30分過ぎ。会場着

兎に角最寄りの福井駅から「近」かっ!  ものの5分ですね。

こんなフェスも珍しい・・・というか、個人的には、初めてなんじゃないのかなぁ。ここまで駅から近いのは。

これも、街のど真ん中にある福井城址にある「福井市中央公園」が会場というのがでかいですね。

↓Google Mapのリンクを挿入




周りは、福井県庁に、福井市役所という官庁街。
こんな場所でフェス・・・っていうのも他にはないと思う。

しかも、県庁の地下フロアがフェスの第3ステージという。。。 

ここまでやっていただけると、官民あげて福井を盛り上げようという心意気を感じずにはいられないし、フェスのテーマである

街全体が一つのテーマパークになる音楽フェス

というコンセプトには、十分かなっていると思いますわ。



前週参戦予定だった、「SWEET LOVE SHOWER」。 

↓先日ブログの別トピに書いたように、チケットがちゃんと取れてなかった・・というドジを起こしてしまっただけに、 今回はちゃんと確認してきましたよ。




山中湖ならば、千葉からのドライブになっちゃいました・・なんて諦めがつくけども、福井まで来て同じことやったんじゃねー。

今回は無事、リストバンドと交換できましたわ。。。

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メインステージでは、トップバッターバンドのリハが始まっていたけども、まだ朝早くということもあり、観客はまばら。

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こちらも本日お目当てのアーティストまで、まだまだ時間があるので会場内外の散策。
初めての会場なんで、どこに何があるのか勝手がわからない。 特にトイレが近いワタシゃ、トイレの位置と数は把握しておきたいので。

そうこうしているうちに、メインのPark Garageから刺さる音楽が始まった。
思わず、Park Garageに足が向く。


YOUR SONG IS GOOD がライブの真っ最中。

Wikiには、オルガンインストルメントバンドとあるように、たしかにサイトウジュン氏のオルガンメインのバンドだとわかる。

リズム体としてはスカですよね。ベースは。ただ、もうちょっとラテンよりのテイストを感じる。
トロンボーンを加えた編成は東京スカパラダイスオーケストラに近いけども、もっとダサい。

あ、これは貶しではなく、個人的にはこのようが好み。 ダサい分、曲が刺さるし入り込みやすい。 

それと、個人的には、強力なリズム体に目が行ってしまったな。
タカダヒロユキ氏のベース、タナカレイジ氏のドラム、 松井泉氏のパーカッションが醸し出す独特なグルーヴに、ついつい引き込まれてしまう。

特に、パーカスの松井氏が、汗びっしょりになってリズムと熱く格闘している様を見て、「あ、これこそ音楽だ」と思ってしまった。

シニカルに、クールに音楽と向き合う昨今の若いアーティストには、こういう熱血漢あふれるプレイは流行んないかもしれないけども、個人的には、こう真剣に音楽に向き合っている人たちはいいですね。

兎も角、これぞ野外ライブっちゅう圧巻の熱いステージを展開してくれた。
これこそ音楽フェス。 アイドルフェスじゃないですよ!

なんて、今回のライブにゼッサンのワタシだったりするんですが、YOUR SONG IS GOODって、いつだったかは忘れてしまったけども、ROCK IN JAPANかCOUNTDOWN JAPANで見たような気がするんだよね。
でも、そん時は、今回ほどは刺さらなかったような気がする。

あれから何年たったのかわからないけども、個人的に、表面だけでなく、より深く「音楽」の良さっていうのが分かってきたんでしょうかねぇ。。。

↓ 写真は 
YOUR SONG IS GOOD 終了直後。

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お昼を回り、気温も35℃近くまで上がってきた。本日も暑いですわ。
ただ、風は心地よい。 湿度も少なくとも東京、千葉のあのジドーっとした不快さは無い。 
そのあたりは、真夏のピークは過ぎつつあるといっていいのか、それとも、福井特有の気候なのか。。。 いずれにしても、ここから退避したいという暑さではないのは助かる。

ただ、空を見上げると、なんか怪しい雲が。。。

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降られないでくれ・・と願う。


午後のインターバルの時間は、まったり感。

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しかしね、この狭い空間で、明日本当にサカナクションやるんですかね。 なんか信じられない。

このまったり感の中、
次の、本日のお目当て、カネコアヤノを待つ。
↑の写真から、少しずつ緊張眼が漂い始める中、おもむろにカネコアヤノさん登場。
白のドレススーツが鮮やかだ。

そんな中、サウンドチェックを兼ねたリハーサル。



今回はFULL BAND 編成ではなく、 G、B カネコアヤノ、 G
林宏敏、Dr  Hikari Sakashita というtrio 編成での出演。

誰かも書いてたけども、カネコアヤノさんってベースも弾けるんかい? ・・・なんか初めて知った。。

ギターをおもむろに取り出した
林宏敏氏の第1音が、アルバム「燦々」オープニングの「花ひらくまで」のイントロの出だし。

サウンドチェックが進んでいっても、あの独特の70年代ソフトロック的なやさしめので広がりの音が続く。

お、これは今回こそは、代表曲の「光の方へ」が聴けるかな?  ・・期待が膨らむ中、15時30分 カネコアヤノ ライブスタート!




結果的に、今回も「
光の方へ」は聴けなかったのが残念。 
全体的に、ライブでは毎度毎度ともいえる難解なセットリストだったけど、昨年の「FUJIROCK」のようなヘビーなギターサウンドの曲は少なかったのは良し。 これまで何回か見てきたライヴの中では一番刺さったセットリストでしたわ。

▼カネコアヤノ セットリスト
サウンドチェック(リハーサル) ・花ひらくまで ・気分 ・腕の中でしか眠れない猫のように 1.窓辺 (2021年 アルバム「よすが」より) 2.もしも (2023年 アルバム「タオルケットは穏やかな」より) 3.春 (2018年 アルバム「群たち」より) 4.カーステレオから (2018年 アルバム「祝祭」より) 5.ラッキー  (2024年 配信シングル) 6.車窓より (2019年 アルバム「燦々」より) 7.やさしい生活 (2018年 アルバム「群たち」より)
8.気分 (2023年 アルバム「タオルケットは穏やかな」より) 9.腕の中でしか眠れない猫のように (2021年 アルバム「よすが」より)


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午前中は、ヒトもそれほど多くなく、まったり感いっぱいの場内だったけども、夕方メインアーティスト近くにもなってくると、お客さんが増えてきた。

そんな17時 次のアクトである 
スガシカオ ライブスタート!

最近ヒットチャート的なヒットは出ていなスガ氏ではあるけども、ライブとなると、まだまだ動員数は衰えていないようだ。ライブが始まる直前には、
メインのPark Garage前も人でいっぱいになった。

ただ、当のスガ氏、東北、上越、北陸新幹線での人身事故の影響で、駆け込みギリギリセーフでステージに間に合ったようだ。幸い、着替えの時間はあったようだが。。。 


そういえば、先月の「RISING SUN」でも新千歳空港での「ハサミ」紛失で飛行機が飛ばなくなり、危うく、ライブ時間に間に合わなくなりそう・・・っていうことがあったな。
それだけでなく、先日の「SWEET LOVE SHOWER」では大雨でステージまで、まっすぐ行くことが出来ず大回りしてやっとステージにたどり着いたようで。。。

こんな災難続きの今年の夏フェスのぼやきをボソッとカミングアウト。観衆を和ませ、ライブスタート!



これの前のカネコアヤノさんは、難解なセットリストだったが、スガシカオさんは一転。
シングル中心のセットリストで分かりやすい。
デビュー曲の「ヒットチャートをかけぬけろ」に、NHKプロフェッショナルの「Progress」、「夜空のムコウ」までやってくれた。大判振舞い。

やる曲考えてないんだよ・・・とは本人の弁。 「でも、昨日「X」に「夜空ノムコウ」をやって」と書いてあったので、やります。

・・・とおもむろに始めた「夜空ノムコウ」にはやっぱりトリハダがたったわ。

でも、本人がそういうんだから、今年も数多くのフェスに出演しているスガしても「夜空ノムコウ」は、ここだけのスペシャルナンバーだったのかな?

・・と思ったんだけども、先ほど「LIVE FANS」を見ると、先月の「
RISING SUN」も同じセットリストだったようですね。

ただ、上記のように「RISING SUN」の時も、飛行機の遅れで、あわやライブに間に合わなかった・・とこのヒト同じ状況だっただけに、もしかすると、同じような境遇・・・ってことで本来は別のセットリストだったのを「RISING SUN」の時のセットリストに合わせたのかもしれない。

兎も角、ヒット曲満載のライブで、40分はあっという間。 個人的には、正直、他のフェスでは回避することが多いスガ氏だけども、今回のステージの感じだったら見てもいいですね。 というか見て正解でしたわ。


▼スガシカオ セットリスト
1. 
Party People  (2009年 25thシングル)  
2.ストーリー       (1998年 5thシングル)
3.19才                 (2006年 19thシングル)
4.黄金の月          (1997年 2ndシングル)
5.ヤグルトさんの唄 (2020年 アルバム「ACOUSTIC SOUL 2」より)  
6.夜空ノムコウ  (1998年 SMAP 27thシングル セルフカバー)
7.Progress   (2006年 Kokua名義シングル NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」テーマ曲)
8.ヒットチャートをかけぬけろ (1997年 1stシングル ⇒デビュー曲)
9.ハチミツ  (2023年 配信シングル)

セットリスト的に、90年代の曲が多いのは、初めにスガ氏が言ったように観客の年齢層を見てのとっさの判断だったんでしょうかね〜。
これの前の「SWEET LOVE SHOWER」とも「FUJI ROCK」とも大分違うセットリストなんだよね。


・・ということで、本来は、この後、「YO-KING」、そして、この日のトリである「SOIL&PINK SESSIONS」をを見て帰るべきだったんだろうけど。。。


ちょっと疲れたのと、そういえば、会社への「お土産」を買わなきゃいけないんだ・・っていうのと、ホテルのコインランドリーで洗濯しなきゃいけないんだ・・・っていうのが一斉に頭に浮かびーの。。。
時間的に、ここで退場すれば、駅のお土産コーナーで買えるな。。。 ってことで、この日はここで退場。。

あとで YO-KINGが真心ブラザーズの「どかーん」と「サマーヌード」やったって聞いて地団駄を踏んだんだけども。。。。


ちなみに、この日食べたもののベストフード ↓

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馬茶(UMATEA)さんだったと思うんだけども 午前中から「のぼり」が気になってた、「スイカスムージー」。 
これが、まんまめっちゃスイカ。 冷たくて、甘くて、疲れた体にはもってこい!
この日の一番当たり!





福井、南越前町の「キッチンカー」専門のようなので、このフェスでしか飲めないようですね。

こういう、「ご当地」でしか食べられないものを食べるのも、今ではフェスの楽しみですわ。


・・・ということで、2日目につづく。

 

ROCK IN JAPAN 2024 in ひたちなか参戦!

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ROCK IN JAPAN も25周年で今年は「千葉」の他、「ひたちなか」でも開催・・ということで、今年は申し込みましたわ。「ひたちなか」

ええ、以前、ROCK IN JAPANはやっぱひたちなかで開催してほしい・・・なんて書いた手前、「ひたちなか」で開催される今年、参戦しないわけにゃいかんだろ・・・


という訳でもないんだけどね。

やっぱ、「サザンオールスターズ」が出演するんで、サザンフリークのワタシとしては、参戦しないわけにはいかない・・・という理由の方が強いかなぁ。。。

いや、ロッキンも2000年の第1回開催から、今年で25周年・・ということから、「ひたちなか」開催がアナウンスされて以来、ヤマを張っていたのよ。「サザン」出演を。

25周年記念という節目だったら、ビッグアーティストが出るに違いない。。。 としたら、やっぱサザンだろう・・と。
今回は、これを見越して1次先行受付開始日、早々に申し込んだ。

そしたら、案の定・・というか、翌日サザン出演の発表。。。 





・・・してやったりでしたね。

ちなみに、ロッキンでのサザンは2005年、2018年といずれも参戦してきた。今回で3度目となりますわ。


ただ、予想外だったのは、早々とサザン出演のアナウンスが出たこと。
いや、出演する場合でも、引っ張って引っ張って、場合によっては「シークレット」扱いで最後に出演アナウンスがあるものと思っていたから。。。
たしか、前回の2018年の時も最後に出演のアナウンスが出たんじゃなかったっけな。。。

これは、予想外にチケットの争奪戦になるかもしれない。 もしかしたら、1次先行でも「落選」するかもしれない。。。

そんな不安もありながらの1次先行抽選だったけども、無事「当選」。

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とりあえず、関門突破。 めでたしめでたし。。😙😙😙
「1日券」ではなく、「後半3日券」で申し込んだのがよかったかな。

ここまで来たら、サザンの「ステージ前方入れ替えエリア」申し込みにもチェレンジしてみるか。。。
まあ、さすがにこれは当たんないだろうけど。。。。

しかしねぇ、駐車券も同時に申し込んだとはいえ、3日券で4万は高いよなぁ。。。。
昔は1日あたり1万しなかった・・と思うんだけどね。。。。

まあしょうがないか。。。 
今年は、フジロックを「不参戦」にしたので、こちらに予算を回すことにします。。。


ところで、以前 ↑ 「ROCK IN JAPANはやっぱりひたちなかで開催して欲しい」にも書いたことだけども、なぜに「ひたちなか」に戻してほしいか・・という理由に、千葉は会場が狭い、イス、テントゾーンがない、人工芝で足が疲れる・・などなど、いろいろといちゃもん内容を上げたんだけども、本音のところ「暑すぎるから」っていう理由が一番でかい。
昨年なんて連日35℃の酷暑の中での開催だったわけじゃん。
「サマソニ」では、体調不良の人が続出したように、とても「夏フェス」どこじゃないですよ。

個人的に昨年から「ラブシャ」や「フジロック」に鞍替えしたのは、開催場所が高原で涼しいから・・というのがやっぱりデカい。

ましてや、「高齢」となったサザンメンバーにとっては、今の夏フェスは「酷」すぎますよ。

多くの人が言ってるけども、少なくとも「都市型」フェスの真夏開催っていうのは、そろそろ考えた方がいいんじゃないんですかねぇ。
それを考えると、今年ロッキンが25周年といっても、「ロッキン・千葉」にサザンが出演することはないだろうな・・とは思っていた。

ただ、千葉よりは海沿いで風が涼しい「ひたちなか」、それも9月下旬の夕方からのステージだし、これまでも出演実績があるわけで、出演するなら「ひたちなか」はあるだろう。
・・・と、これもヤマを張ってた理由の一つなんだけども。


それでも盛夏よりはましではあるけど、最近はまだまだ暑いからなぁ。
今回でサザンとしての夏フェス出演は最後というのは分かります。
・・って、去年の「茅ヶ崎ライブ」もほとんど同じ条件だったんだけどね。。。ということは、「茅ヶ崎ライブ」のようなワンマンでも夏の野外ライブはもうやんないってことでしょうかねぇ


・・と同時に、個人的な「夏フェス」参戦も今回が最後かな。。。なんていう予感もしてたりしますね。
今年で55なワタシなわけで、体力的に参戦が年々きつくなってきてるし。。。
サザンが出ないとわかっているなら、参戦する理由も少ないかな・・というのも大きいだろうね。

とはいうものの、ワタシのことだから、そんなこと言っても、来年になったら、またフェス参戦の欲求が出てきて、参戦するかもしれんけど。。。


Creema YAMABIKO FES 2024

毎年のことだけども春が近づいてくると、野外フェスの血が騒ぎだしてくるんだよなぁ。
最近は、夏フェスだけでなく、春フェス、秋フェスも充実してきているわけで、いわいるカウントダウンである「冬フェス」も加えると、一年中、日本のどこかでフェスが開かれているような状況ですわな。

ここんところ夏場の異常な暑さからなのか、フェスも夏フェスから春、秋に季節移動するような傾向が高い。
まあ、そんな状況がフェスも年中イベントの様相がますます強くなってきているわけですわ。

今では 「Festival Life」っちゅうフェス専門サイトもあるくらいだからさ





で、先日、このサイト覗いてたら、一つのフェスに目が留まったのよ

Creema YAMABIKO FES 2024




出演アーティストを見ると、ウルフルズ、NakamuraEmiのほか、グソクムズが出るんじゃん。

いや、ワタシね、ちょっと前に グソクムズの「ハルケシ」を聴いて以来、いまこの人たちには注目してたのよ。少し前に「キニナル曲」で「ハルケシ」を取り上げたくらいなんでさ。

↓ コレ



ちょうど、一度ライブを見てみたいと思っていたんでさ
開催場所も横須賀なら、「橋」(アクアライン)通っていけば、家からDoor to Doorで2時間かからないし、これは行くしかない!

・・・気が付いたら、チケットの予約をしていたワタシがいた。。。。



3/16日(土)   10時30分。 会場の 横須賀長井海の手公園 ソレイユの丘にとうちゃこ。

フェスに車で行く。まあ、いつものことなんだけども、大抵は駐車場に入れるまで大渋滞が起きるんで、今回もそれは覚悟の上、少し早めに家を出たんだけども、予想外にスムーズに駐車場に入れられた。

しかも、指定された2つの駐車場のうち、第2駐車場はまだガラガラ。

Creema YAMABIKO FES は、これまでは御殿場で「秋」に開催されていた。
今回から、横須賀ソレイユの丘に場所を移し「春」開催に変更。。。ということもあり、まだ浸透していないからなのか、少なくとも私が到着した10時過ぎはそれほどの混雑にはなっていなかった。


ちなみに、「
Creema」は、クリエイターズ・ニューマーケットを標ぼうにした、あらゆるジャンルのクリエイターと生活者が、ネットで直接作品を売買できるオンラインマーケットを運営する会社。中でもハンドメイドマーケットをメインにしている。





だからなのか、エントランスで渡されたリストバンドも、ハンドメイドを強調しているような「紙製」だった。 うん、通常のフェスはリストバンドは「プラスティック」製だからさ。
その点エコを考慮したリストバンドでしたね。 
まあ、水に濡れたら駄大丈夫なんか?  ・・・という心配はありましたが。。

幸い、16日はめちゃくちゃいい天気。暖かったし、 もろフェス日和だったんでね。

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早速、ライブエリアへ

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朝いちばんのライブエリアは、人はまばら。
こじんまりとしたステージは、これまでいくつもの野外ライブに参戦した身としては、ちょっと意外。

そうだなぁ、ひたちなか時代のロッキンのHill Stage。 フジロックでいえばFIELD OF HEAVENを一回り小さくした規模といったら、想像着く方もいらっしゃるかなぁ。 
うん、
ライブハウスをちょっと広くしたくらいのステージ間口ですね。

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個人的にはこのくらいの規模のライブは嫌いじゃない。
むしろ、アーティストのすぐそばで見られるし、お客さんと一体化したステージがみられるし、個人的にはいい塩梅の規模ですね。

そもそも、
ひたちなか時代のロッキンのHill Stage。 フジロックのFIELD OF HEAVENが野外フェスでは最も好きなんで。。。


そうこうしているうちに、本日のトップバッターのライブが始まった。

本日のトップバッターはUmitachi

ゴメン、初めて名前を聞くアーティストですわ。

調べてみたところ、2020年から活動開始した「岐阜」発のバンド。 今年から拠点を東京に移したばかりという、女性3人ユニットバンドですね。




なので、実績らしい実績が、まだあまりない新進気鋭のユニットですわ。
でも、個人的には、こういう方たちを見たい・・っていうのもあるんでね。

なるほど、演奏にしても曲にしても、まだまだ初々しい。
ただ、演奏テクニックはありますねぇ。 ベースとドラムのリズム体がしっかりしてる。
ガールズバンドで、特に出たての人たちって、とかくリズム体が弱い人たちが多いからさ。

それは、プリプリの頃から変わらない。 3人ユニットのガールズバンドでは、例えば、チャットモンチーとかさ。
ワシ 2005年のCOUNTDOWN JAPANでデビューしたてのチャットモンチー見たけども、もっと粗削りだった。
あの時に比べると、この人たちは、しっかりまとまっていると思いましたね。

いや、あん時から20年近く経っているわけで。。。その間、ねごと、赤い公園などのガールズバンドを追いかけてきた。
でも、今や、活動したてのインディーズでも、かなりテクニックは上がってきてるんだな。。
ってのが分かりましたね。

いずれにしても、「これから」のバンド。 この先、さらに頑張って、メジャーフェスでまた見られることを期待したいですね。



ライブ終了後 30分のインターバル。 その間、ステージ後方の テント、イス エリアで、折りたたみイスを広げ休憩。。。
野外ライブでは、こういうスペースも必要ですわ。

でも、千葉に移って以来のロッキンには、テントエリアやイスエリアが無くなったから。。。

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ほどなく、次のグソクムズのリハーサルが始まる。
いよいよ、今日のお目あての人たちですわ。
もちろん、リハーサルから見たいので、ステージエリアへ。 いつものようにPAの前に陣取る。

ライブはPA周辺が音が一番いいのですよ。
まあ、最近は、これ覚えた方も多くなり、PA周辺って空いてるスペースがないことが多くなったんだけど。。。

11時30分 グソクムズ ライブスタート!

グソクムズ 2014年結成。東京・吉祥寺を中心に活動する、シティ・フォークバンドとWikipwdiaにはあるけども、いわいるシティ・ポップスですね。




自ら「ネオ風街」と称していることからもわかるように、はっぴいえんどを標榜にしたバンドですわ。

だからなんだろうけども、サウンドは至極70年代ぽい。 我々よりも年上の方たちには懐かしい音なんじゃないのかなぁ。

まあ、70年代中期のニューミュージックが音楽の原点になっているワタシなんかも、懐かしい音だなんだけども。。それと、16ビートっぽいノリだよね。 その点からすると、シティポップというよりは、やっぱりニューミュージックだよなぁ、これは。。

で、ちょっと前に東京FMを聴いてたら、↑で書いたように「ハルケシ」っていう曲が流れてきて、一気に刺さってしまった。

以来、一度ライブを見てみたい・・と思いーの、今回ようやくそのチャンスを得たわけなんだけども。。。

実際ライブの音を体験してみると、なるほどテクニックは、メンバー全員高い。
個人的には、特に堀部氏のベースのノリがいいなぁ。 どことなくセクシーで。 音を聴いてるだけでワクワクしてくる。

ただ、メロディラインがちょっと単調かなぁ・・・という印象。 今回9曲披露してくれたけども、曲によるメロディの抑揚の差が、あんまり感じないんだよね。

今回、お目当てだった「ハルケシ」は聴けなかったし、たしから、他の曲は、まだ聴き込み不足だったのも、原因だったかもしれないけども、どの曲も似たような印象が強かったな。

演奏自体は、当初感じてたように魅力的だったので、もう少し曲を聴き込んでから、再度ライブを見てみたい・・・そう感じましたわ。

▼グソクムズ セットリスト
1 眩しい日々へ 
2 道の途中         
3 チルチルクラブ
4 コネクション
5 ガーリーボーイ
6 君の隣
7 あるサンセット
8 いつか渚へ
9 すべからず通り雨

グソクムズ終了後、30分のインターバル。 次のライブはNakamuraEmiさん。


しばし、テントエリアで折りたたみイスを広げ休憩してたら、いきなりNakamuraEmiさんのリハーサル。「今夜はブギーバック」を歌いだした。

これがなかなか、いい塩梅なのよ。そのあと怒涛の如くJ-POPメドレーが。。。 リハーサルとは思えない声量。もっともアカペラではあったけども。。。 リハーサルでこんな本気で歌って大丈夫なの?

そんな中、12時40分  NakamuraEmiさんライブスタート!

リハーサルでこんな本気で歌って大丈夫なの? っていうのは、杞憂だった。 
本チャンでは、さらにボルテージを上げたライブを披露。
さすがに10年選手。
2016年の「YAMABIKO」のヒット以来、ロッキンなどの主要フェスにも数多く出演して来ただけあり、ライブのメリハリが違いますね。
盟友・カワムラヒロシ氏のギター、シンセサイザーとという最低限の編成でのライブだったけども、思わず引き込まれるような熱いライブを展開。
ある意味、今回見たライブの中で一番刺さったライブだったかもしれない。

このヒト、もともとはシロウトの一般のカラオケ好きからアーティストに転身した・・という経歴があるようなんだけども、こんなに声量がある人が本当にシロウトだったんでしょうか‥ってくらいウタうまいんだよね。2人編成でも、もしかするとバンド編成よりも声量があるし。
世の中、こういうヒトもいるんだよね。

2016年の「YAMABIKO」のヒット以来、ロッキンなどでライブを見るチャンスはいくらでもあったのに、なぜか、ワタシ、今回がこのヒトのライブは初めてなのよ。

いやー、こんなに熱いライブを展開するってわかっていたなら、もっと早く見ておくんだった。

ラストは、「自分の曲に「YAMABIKO」があるから、このフェスにはずっと出たかった」というMCとともに最大のヒット曲である「YAMABIKO」。

盛り上がりましたね。



▼NakamuraEmi セットリスト
1 BEST
2   究極の休日
3 晴るく(新曲)
4   スケボーマン
5 Rebirth
6   雨のように泣いてやれ
7 一服
8 YMABIKO


昼食をはさみ、再度、ライブエリアへ
ステージの真上に太陽が輝き、春の日差しが燦燦とふりそそぐ。
薄手とはいえ長袖のパーカーを来ていると汗ばむ。

そんな午後の日差しの中、15:00  YONA YONA WEEKENDERS  スタート!

YONA YONA WEEKENDERS、いつだったたかCOUNTDOWN JAPAN FESで、次のアーティスト待ちのついでにライブを見たような気がしたんだけども・・、あれば別のバンドだったのかなぁ。

いずれにしろ、きちんとライブを見るのは、今回が初めて・・・だったかもしれない。

Wikipediaには、シティポップ、パンクとあるけど、個人的にはそういうイメージは薄いんだよな。なんていうんだろ、どちらかといえば、スカっぽいイメージがあるんだけども・・・。あれやっぱり、別のバンドと勘違いしてたんかなぁ。

酒をあおりながら曲を演奏する。 そんなミュージシャンはあまたいるけども、この人たちはハンパないですね。
ボーカルの磯野くんは、ライブ終わりまでに何本飲んでんだ・・ってくらい酒あおっていたし。。。
事あるごとに、お客さんさんたちと「カンパーイ」とやっていたし。。

まあ、これがこの人たちのライブスタイルらしい。 お客さんも慣れたもので、多くの人たちがビール片手に踊ってましたしね。
さすがは「ツマミになるグッドミュージックを奏でる」音楽を目指している人たちだな。 
まあ、こちとら、ちょっと圧倒された感があったけども。。。

東京FM「スカイロケットカンパニー」、2024年3月・・・つまりは、今月の「
スカレコ〜社員のうた〜」にもなっている新曲「春よ来い」を含む8曲、40分のステージはあっという間でしたわ。

▼YONA YONA WEEKENDERS セットリスト
1 SUNRISE
2  君とdrive
3  Ice Cream Lovers
4  春よ来い
5  R.M.T.T
6  SUI SUI
7  シラフ
8  Open your eyes

 
ここでコーヒーブレイク。
フードショップにいくつか出店しているコーヒー専門店のスペシャリティコーヒーをいただく。
他のフェスでも、コーヒーショップの出店というのは珍しいことではないけど、これだけ数多く出店しているのは珍しい。

↓ にもあるようにスペシャリティコーヒーの飲み比べもOK。 コーヒー好きには嬉しいフェスになっていますね。




ワタシは、その中から、「High-Five COFFEE STAND」っていう長野・松本市から出店したコーヒーハウスの「ハヤテブレンド」っちゅうドリップコーヒーをチョイス。 酸味が効いてておいしかったですわ。
いつもコンビニか、せいぜいスタバのコーヒーくらいしか飲まないんでね。たまには、本格的なコーヒー専門店の焙煎珈琲飲むのもいいものですわ

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ちなみに、「High-Five COFFEE STAND」については ↓

http://high-five-coffeestand.com/top/


それにしても ↑ TOKYO HEADLINEの記事タイトルにもあるように、兎に角トンビが多い。
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これだもの↑ まるでヒッチコックの「鳥」ですわ。。



日が傾く。 昼間、あれだけ暖かった会場だったけども、途端に北風が身に染みる。
季節は、まだ春が始まったばかり・・と実感

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次はいよいよ、本日のトリ、ウルフルズの登場。
決して広くないライブエリアも、気が付いてみれば満員。さすがはウルフルズというべきか。

そんな満員の聴衆の中、17時ちょうど、ウルフルズ登場!
サポートギターは、真心ブラザーズの桜井秀俊氏。

YAMABIKO FES初登場のウルフルズだけども、トータス松本のMCによると、こんなのどかな場所でのフェスとは思わなかった・・ということ。
それと、ライブ会場の規模が想像していたよりも大きくなかったことにちょっと戸惑ったようですね。

まあ、それにしては、翌日のFM COCOLO 「Got You OSAKA」っちゅう、自身の冠番組でもしゃべっていたりしたけども。。

個人的に、フェスではウルフルズのライブは何回も見てきた。 ただし、いつ以来なんだろ?
何年か前のCOUNTDOWN JAPANで見た記憶はあるんだけども。。。
ただ、その時のライブはちょっと不完全燃焼だった記憶がある。ステージアクトそのもの・・というよりも曲数の少なさに。。。

まあ、ライブと言ってもあくまでフェスなので、せいぜい40分程度。ワンマンライブの時とは曲数は比べ物にならない・・というのは分かってはいるけども、それにしてもあん時のライブは曲数が少なかった記憶があるんだよなぁ。。。
いや、ロッキン系で見た来たウルフルズのライブで、満足したことってあんまり記憶にないんだよなぁ。。。

今回のライブも、結局は7曲にとどまった。曲もウルフルズの代表曲であり、フェスではおなじみの曲ばかりだった。

けども、個人的には、これまで何回か見てきたウルフルズのライブの中ではベストアクトだった。

初めのMCトータス氏が戸惑ったように、フェスというから何万人ものお客さんを想像してたら、数百人規模だった・・・ってくらい規模が小さなステージだったけども、規模が小さいなら、小さいなりに盛り上げるんだよね。そのあたりさすがはベテランアーティストですね。

いやいや、規模小さいから、ステージとお客さんの曲が近いわけで、だからこそ一体感があるライブになったし、だからこそ、これまで見てきたウルフルズのライブでもベストだったのかもしれない。

ロッキンのような何万人規模のステージ、ダイナミックではあるけども、やっぱり、こういう独特の一体感っていうのはなかなか出ないもの。


▼ウルフルズ セットリスト
1.バカサバイバー
2.ええねん
3.サムライソウル
4.借金大王
5.笑えれば
6.ガッツだぜ
7.バンザイ〜好きでよかった〜


大団円の中、全ライブは終了。
気が付けば、春の日はすっかり落ち、北風がさらに身に染みる。
だけども、気分は大満足。

それとともに「あー終わっちゃったなぁ」という一抹の寂しさも。。。。
フェスの最後独特の感触。 なんか、これを感じたいからフェスって止められないし、また来たくなっちゃうんだろうなぁ。

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フジロックやロッキンのような一大フェス・・ではないし、まだまだ知る人ぞ知る・・というフェス
だけども、だからこそ、手作り感が残るフェスでしたわ。
だからこそ、動員数にもまだ余裕があるように思えたし。。
ただ、個人的には、このフェスにはこれ以上の規模になって欲しくないなぁ。

ロッキンのように大規模なステージでライブを楽しむのもいい。 けど、個人的には、そういう大規模ステージのライブにはない、一体感が、今回くらいの規模のステージには感じるんだよね。

うん、そそそ、この一体感なのよ、今個人的に一番求めているライブっていうのは。。。
だからこそ、今以上に大きくなってほしくないんだよね。
それを再認識させてくれたフェスでしたね。

まあ、運営する側としては、もっとでかくなってほしい・・という願望はあるんだと思うんですけどね。。。


兎も角、今年の個人的なフェス戦線は幕を開けました。




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