かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2022年

君が好き / Mr.Children

2002_01_君が好き_Chidren



今回の1曲セレクトは、「君が好き」Mr.Childrenでする。

まずはデータです。

・タイトル    君が好き
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children   小林武史
・リリース日   2002年1月1日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   51.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2002年1月17日〜2月14日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」挿入曲

明けましておめでとうございます! 2023年。

今年も当ブログを何卒、よろしくお願いいたします。

さてさて、新年1発目の「1曲セレクト」ですが、久々に「1月1日リリース曲」から引っ張ってきますか。

以前は、頻繁にやってた「1月1日リリース曲」シリーズも、めぼしい曲が無くなってきたので・・・という理由からしばらくやってなかったんだけども、まったく曲が無くなったわけじゃないんだよね。

最近は、「水曜日リリース」というのが定着して、特定日リリースっていうのが少なくなってきた訳だけども、「1月1日リリース」っていう曲は、未だにあることはある。

まあ、「1月1日リリース」にして、特段何かメリットがあるのかというと、そんなことも少なくなってきているし、それ以前に、表向きは「1月1日リリース」といっても、CDリリースの場合、実質的には12月25日くらいには店着することが多いわけで。。。

昔は、そんなカラクリ知ってる人って、業界関係の人ぐらいだったと思うけど、いまや、一般の方々のにも広く知れ渡っているもんね。
・・・だもんで、わざわざ「1月1日リリース」なんて言わなくてもよくなってきている訳だよね。


今回引っ張ってきた曲は、そんな「1月1日リリース」な曲だけども、個人的には、この曲聴くとあの光景がフラッシュバックしてくる・・・っていう思い出深い1曲ですね。


Mr.Children 「君が好き」

この曲、今から21年前の2002年1月1日リリース。 ミスチル22枚目のシングル。
ミスチルのシングルとしてはストレート、かつ 素直な歌詞が印象的な、ミディアムナンバーですわ。


この曲がリリースされた2002年1月1日。 この日は個人的には、いまだに忘れられないですね。

ここでも、何度か書いてるけど、当時、某公式着メロサイトの配信ディレクターだったのよ、ワタシ。
前年6月に立ち上がった公式着メロサイトとしては後発組で、初めての年越しだった。

エンタメサイトは着メロに限らず、どんな分野でもそうだと思うけど、年末年始はかき入れ時なんですよ。 そそそ、お客さんを取り込んで会員数を大きく伸ばすチャンスの時期なのね。
特に、我々のような後発サイトにとっては。ほかのサイトを出し抜いて会員を集めるチャンスでもあったのよ。

なので、年末年始目玉になるような企画はないか・・と1か月以上前から配信編成・選曲会議で頭悩ませていたんだけどさ。

そんなときに、浜崎あゆみのニューアルバム「I am」が2002年1月1日リリースというニュースが飛び込んできたのよ。

ワタシらのサイト、サービスイン直後から、特に浜崎の曲についてはダウンロード数がほかの曲よりも特段よかった。 どうも、当時の浜崎ファンの多くが、我々のサイトに付いてくれたよう・・っていうのが、それまでには分かっていたのね。

これは、逃すわけにはいかん。 と、件の会議で提案したところ1発OK。

ただし、リリース日の1月1日に収録曲15曲全曲配信できないか・・・。 当時のエライ人からの一声がかかってさあ。

通常アルバム全曲、しかも15曲全曲配信するには、当時の着メロ制作スタッフ体制を考えると2週間必要だったのよ。

しかも、年末年始でしょ。 あの当時の通常制作スケジュールを考えると、早くてもアルバム全曲リリースは年末年始休み明けになっちゃうのよ。

でも、それじゃだめだ、何がなんでも1月1日リリースにする。。 
しかも1月1日 0:00に配信開始

・・・ってことになっちゃってさあ。

なんせ、普通に考えたら年末年始休みの最中なわけでさ。 ほかのサイト(会社)は、休み取っている最中のはずで、絶対にそんなことやってこない、早くても配信は休み明けっていうのが分かってたのよ。

だからこそ、ここは他サイトを出し抜いて会員数を伸ばすチャンス・・って、当時のエライ人は読んだんだろうね。

ワタシも考えましたよね。なんせ、言い出しっぺはワタシなんで。。。。

表向き1月1日リリースといっても、遅くとも12月25日にはレコード店にCDが店着、販売されることは、当時から知ってたからさ。
まず、音源制作チームに店着日の朝一番、開店と同時に制作用の音源CDを購入するようにお願い。 音源を手に入れたら、仕事納めとなる12月28日までにアルバム全曲の着メロ音源制作して納品してくれるように制作体制を作ってもらってね。
なんせ、通常なら2週間かかるところを、3〜4日で作ってもらわなきゃいけなかったんで。。。
とにかく、ほかの曲は度返しにしてでも、このアルバムの曲は最優先で作ってくれるようお願いしたのよ。
ただし、通常制作ではなく、特別に緊急制作してもらうんで制作料金は割り増しにしてさ。

制作チーム、がんばったんだよね。 予定通り12/28には全曲分の音源ファイルを納品してくれたのよ。

ここからは、我々ディレクションチームの仕事でさ。

後には配信日時を指定すれば、自動的にファイルをサーバーにアップロードして配信開始するシステムが出来たんで、特に正月などの休暇期間中の配信って楽になったんだけども、 あの頃は、そんな予約自動配信システムもなくて、全て手動配信だったのよ。

なので、前日12月31日の夜23時に「出社」してさ、配信開始の準備。

あんときは、たしか、ワタシと、ワタシのアシスタントの他、会社の社長・・・・そそそ、1月1日0:00配信開始じゃなきゃダメ・・って言った張本人ですよ・・・が、出社したんだよな。

23:50頃からカウントダウンを開始して、0:00丁度に音源ファイルのサーバーへの同期ボタンをクリック、サーバー全機にファイルが同期され、無事配信開始を確認するまでの緊張感はいまだに覚えてる。

今も多少あると思うんだけども、年越し後の数分間、いわいる「あけおめ」通信でネットワーク負荷が急激に上がって、通信速度が急激に低下してたのよ、あの当時。

こんときも実際、数分間トラフィックが発生して、通信速度が急激に遅くなったりしてさ。
浜崎あゆみ「I am」全曲着メロ、リリース当日、1月1日、0:00配信開始っていうのは、サイトに大々的に事前告知もしていたこともあって、そのままサーバーダウンなんてなったら、大変なことになっていたと思うんだけども、無事クリア。
「I am」の収録曲の着メロが一斉にものすごい件数ダウンロードされ始めているのを見て、ほっとしたな。

終わった、これで帰宅して、酒でも飲んで・・・なんて、頭は休暇モードになり始めていたんだけども、まあ、件の社長が、なんちゅうか人使い粗い人でさ

「I am」の配信完了を見届けたら、いきなりサイトのバグつぶし始めやがって。。。

ワタシらだけ帰るわけにもいかず、付き合いましたよ、サイトのバグつぶし。。。元日の昼近くまで。。。。

で、ヘロヘロになって帰宅したの覚えてるわぁ。。。

ただ、この企画の後、我々の某着メロサイトの会員数が急激に伸び始めたのも事実でさ。
大変な年末だったけども、サイトにとってはやって正解な企画だったのよ

IT企業っていうのは、こういうところなんだ・・・っていうのもこの一件からよく見えるようになっし、サイトをデカくするための運営の大変さが身にしみてわかった。
同時にエンタメサイト運営の本当の面白さもわかったような気がしたな。個人的にもありがたい企画だったんだよね、今考えると。

いずれにしても、会社で年越し・・なんて経験をしたのは、後にも先にも、この時だけですよ。
だからいまだに脳裏から離れないんだろうけどなぁ。



え? ミスチルの「君が好き」が出てこないじゃん・・・って?

いやー、あの12/31の夜中から元日の昼まで、ワタシの頭の中でぐるぐるとヘビーローテーションでなっていたのが、この「君が好き」だったんだよな。

だから、この曲を聴くと、まっさきにフラッシュバックするのが、あんときの光景なんだよなぁ。

あんとき、3人で出社だったんで、フロアのほんの一角だけ電気付けて、あとは消灯してたのよ。
そそそ、そんな半ば仄暗いフロアの中での作業でさ。

「君が好き」の サビ終わりに

♪夜の淵 アパートの脇 くたびれた 自販機で2つ 缶コーヒーを買って〜 ♪

ってフレーズがあるでしょ。 この歌詞の情景と、あんときの仄暗いフロアの光景が、なんかシンクロしちゃってさ、ワタシの中では。 どうしても、頭から離れないんだよな。


もう一つ。

実は、この曲がヒットしてた前後、いいなと思うコがいたの。
いつかもここで書いたかもしれないけど、
プー太郎だった2000年、通っていた某ネットワーク管理者養成学校で、隣の席だったコ。

確か、当時カスタマーサポートセンターでオペレーターとして働きながら、ネットワーク管理者を目指して、件の養成学校に来てたんだよな。

偶然、同い年だったということもあったんだろうけど、何かと気が合ってさ。
なんちゅうのかなぁ、フィーリングが合うっていうのかな。
まだ正式な彼女とは言い切れなかったけど、付き合っていたんだよね。
このヒトなら一緒になってもいいかな・・とも思い始めていたりしてさ。

ただ、ワタシが某着メロ配信会社に入って以来、土日のいずれかが出勤になっちゃったのよ。

当時は、それぞれ専任の担当者は居たものの、システムトラブル、それに伴う、カスタマーサポートも統括しなきゃならない。何か配信トラブルが発生したら、即座に対応しなきゃならない。
まさにレコード会社のレコーディングディレクターのように配信運用「全体」をまとめなきゃいけない立場になってしまったということもあり。 実質は365日休みなしという状態。

でも、それじゃ、さすがに身が持たないので、アシスタントと土日は交代で休んだのよ。

この「君が好き」がリリースされたころ、ワタシは、土曜休みの日曜出勤だったな。
当時、なんかやたら日曜日にトラブルが多く、ワタシの方から日曜出勤を申し出たんだと思う。

ある時なんか、やはり日曜日にサーバートラブルが発生。システム設計担当に緊急連絡したら、丹沢に山登りに行っててさ。 すぐ帰ってこい・・・と呼び戻したこともあったな。夜中、たたき起こすことは日常茶飯事だったし。そんなことが続いたんで、アシスタントじゃなく統括のワタシが日曜日出勤にした方がいいってことになったのを覚えてるな。

でも、このことが、彼女とのすれ違いを生む原因になっちゃったんだよね。
向こうは土曜出勤で、日曜休み。 ・・ということで、ほとんど会えなくなってしまった。

そんなころにリリースされた、この「君が好き」って曲。

♪ そしてひねり出した答えは 君が好き 生きる上でこれ以上の意味はなくたっていい〜 ♪

ミスチルにしては、ストレートなくらい、素直、かつダイレクトなこの歌詞が、すれ違いが続いてしまった、彼女に対して、あの頃、ワタシが感じていた思いを代弁してくれていたんだよなぁ。

あたかも、2002年1月1日の夜も、東京は、今晩のようにキンとした空気が張り詰めた寒い夜だったんだよな。 そんな空気が余計切なくさせたのよ。

でも、それから間もなく付き合いは解消した。 まあワタシの方がフラれちゃったんだけどね。

原因は他にもあったんだけども、このころのすれ違いが一番大きかったんだと思う。

32才の冬。 
あれ以来、このヒトとなら一緒になってもいいかな・・と思えるようなフィーリングを感じた彼女とは巡り合えず、今に至ってる。





初めにも書いたように、ミスチルのシングルの中でも、素直な曲だよね。
2001年10月期のフジテレビのドラマ
「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」の挿入曲としても使われていたこの曲だけども、このドラマの主題歌が同じくミスチルの「youthful days」。
曲調もあってか、どちらかといえば、この曲に隠れたような存在ではあったんだけどね、当初は。

そういうこともあってか、売り上げ枚数は「youthful days」を20万枚近く下回っていたりする。

ただ、個人的には、↑に書いたようなエピソードもあって、未だに残っているのは、断然この「君が好き」の方だったりするんだよね。


よろしかったらポチッと押してね。
にほんブログ村 音楽ブログ J-POPへ
にほんブログ村

Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館

IMG_20221029_161218


「業界」に片足を突っ込んで以来20年。ライブ参戦する機会が多くなっているワタシだけども。ここ2年半は件の「コロナ禍」のイベント自粛・中止措置で、すっかりライブへの足が遠のいた。

それらの措置は今年になってだいぶ緩和されたわけでさ。ここ2年余りの反動もあり、今年は「怒涛の如く」ライブに参戦してたりするなぁ。。。

2月 小泉今日子TOUR2022 KKPP
5月 チューリップデビュー50周年Live@東京国際フォーラム
7月 FUIJI ROCK FESTIVAL
8月 ROCK IN JAPAN FESTIVAL
9月 大村雅朗メモリアル25th Super Live

そして10月は、今回参戦したヒゲダンの「SHOCKING NUTS TOUR」・・と。
月1ペースで、Fes、あるいはホールライブに参戦してますねぇ。

本当はこれに加えて、 7月に あいみょん「AIMYON TOUR 2022 “ま・あ・る”」の代々木体育館に参戦する予定だったんだけども、直前に予定が入ってしまったので行けなかったのと、ヤマタツさんがコロナに感染してしまって延期になった8月の中野サンプラザのライブも本当だったら加わるわけで。。。

「ライブハウス」のライブは某T社にいたころ仕事がらみの付き合いで、今年以上に参戦してたことはあったけども、仕事がらみ抜きにしてプライベートでここまでライブに参戦してる年っていうのは、これまでなかったような気がするなぁ。。。。

2年あまりのライブ自粛で参戦できなかった反動というても、ちょっと反動がありすぎましたかねぇ。。。

ちなみに、年内はこの後 12月に 桑田佳祐LIVE TOUR 2022「お互い元気に頑張りましょう‼」 @東京ドーム、と 年末にCOUNTDOWN JAPAN に参戦予定。。。

おかげで、慢性的なライブチケット貧乏。。。。


But But、この欲求は止められない!

・・・ってわけで、参戦してまいりましたわ。 

Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館 10月29日(土)

これまで、ROCK IN JAPANやCOUNTDOWN JAPANでは何度か、ヒゲダンのステージは見てきた。
なので、厳密にいえば、ヒゲダンのライブ参戦は今回が初めてではない。

2018年夏のROCK IN JAPAN。 初めてヒゲダンのライブを見た。
まだブレイク前で、ROCK IN JAPANでも一番小さな「HILL SIDE STAGE」。 
ライブハウス程のこじんまりとしたSTAGEの目の前でライブを堪能できたことは、今、日本NO.1バンドの地位にある彼らからすると信じられないですけどね。

通常、スタッフが行うライブ前のサウンドチェックも、彼ら自身でチェックをするという律義さに感心し、フレンドリーな態度に共感したのを覚えてますね。
最も、一番小さなステージということもあり持ち時間は30分程度、5曲ほどのステージだったけども、

その後、大ブレイクしてからもずっと追いかけ続けているヒゲダン。 まあ、正直、ここまでビッグになるとは、あの2018年の「HILL SIDE STAGE」で見たライブのころは全く予想がつかなかったけどね。

考えてみれば、2018年のあの時も入場制限ギリギリまで観客が膨れ上がったと思う。すでに、あのころから大ブレイクの予感はあったんだよね。

あれから4年、まさか、全国アリーナツアー、 武道館4daysを行えるほどのビッグバンドまで成長するとはなぁ。。。。

この先ブレイクしそうなアーティストに唾つけて、実際にライブを見るということは、仕事柄ここ20年あまりずっと続けてきたことなんだけども、ここまでブレイクしたアーティストは他にいない。

それだけに強く気にかけている人たちでもあるわけで、COUNTDOWN JAPAN19/20での圧巻のステージングを見た後、フェスではなく、一度ワンマンホールツアーを見てみたいと。。。
で、参戦を決意していたんだけども、直後、コロナ禍ということで、ツアーは中止。

今回、満を持してのワンマンツアー参戦となったわけですわ。


久しぶりの日本武道館。

ちょっと時間が悪かった。九段下駅の改札口から長蛇の列。。。。 

武道館の入り口には、「祝」の花飾りの数が半端なかったわ。

IMG_20221029_193851

IMG_20221029_193728

IMG_20221029_193811

各マスコミの他、バンド仲間からも多数。 
スキマスイッチからの「花輪」はなんともはや。。。

前も書いたように、最近のライブはコロナ禍以前に比べると花飾りの数が少なくて、なんとなくわびしい感じがしたんだけども、ひげだん にはそういった風潮は関係なかったようですね。
さすがは、現在NO.1 バンドだけある印象は、この花飾りの数だけでも感じたなぁ。


今回のツアーは電子チケットのみ。
電子チケット方式は、今年のROCK IN JAPANで経験済みとは言え、紙チケットに慣れた身としては、実際ホントにこれで入れるのかなあ・・・と直前まで不安だったんだけども、やってみると楽。
もう紙チケットはいらないわ。

チェックされるとハンコ押したように印が表示されるのね。。
なかなかしゃれた演出やね。

Screenshot_20221029_165609_com.higedan.app


チケットも先行予約どはあるけども、ファンクラブ先行ではなく、一般選考から応募。 指定された席は

北西2階K列8番。 
一般応募なんで、まあ、こんなもんかな。
とりあえず、一番通路側なのは吉。

武道館はただでさえ席間隔が狭いんで、真ん中になったあきつきにゃ、「ファットマン」のワタシは身動き取れないですよ。

席についてみると、

目の前にロープが。。
ただ、ドラムが真正面だわ。。。。(後ろからだけど)
後ろからヒゲダン堪能しますか。。

IMG_20221029_164447


ちなみに、今回、チケット予約する時に、わざとバックステージ席を選択したのよ。
バックステージのほうが、恐らく競争率が低いだろうという読みですね。
なんせ、今やNo.1バンドのヒゲダン。ファンクラブ先行ならともかく、一般応募でまともに行ったら抽選に外れるかもしれない。。。。
みんな、普通はバックステージ席なんて選ばないもんね。 案の定、結構すんなりチケットとれたし。。。

まあ、個人的には意外とバックステージ側の席って好きなんですよね。
いつだったか、藤井フミヤの武道館年越しライブで指定されたのが、たまたまバックステージ席でさ。
あんときは外れ席のような印象があったんだけども、実際に参戦してみると、バックバンドの演奏を後ろから見るっていうシチュエーションが新鮮で、結構面白かったのよ。

それにステージがすぐ下に見えるわけでさ、正面2階席よりも、よっぼとステージが近くに見えるのよ。自分がステージ上に立っているような錯覚も覚えたりするし、ある意味では特等席的でもあるのよ。。。。

ちなみに、サントリーホールにクラシックを聴きに行くときも、バックステージ席が解放されるときは、極力バックステージ席を選ぶ変わり者なのですよ。 
もっとも、音は期待できないし、メンバーをほとんど後ろから見ることになるんで、メンバーの「顔」を拝みたいという方にはおススメしないですけどね。

武道館ライブに参戦したことがある方ならば、想像できると思うけど、通常は、バックステージには大きな暗幕が張られ、北西〜北〜北東席は使用しないことが多い。 
このパターンで約1万人収容。 でも、今回のヒゲダンのライブはバックステージ席となる北西〜北〜北東席も使用ということで、日本武道館最大の1万4千人ほどの収容になっているようだ。

すなわち、4dayということは、日本武道館だけでも5万6千人ほどの動員ということになる。
ということは、東京ドームでもよかったのに・・・というところなんだけども。。。

それをやらないで、日本武道館4daysとするところに ヒゲダンの「漢」気を感じたりするんだよね。。。



17時5分 超満員の武道館にて、定刻より5分遅れでライブスタート!

のっけから

Pretender
I Love...

ここまでのヒゲダンの代表曲といえそうな2曲をオープニングからもってくるとは、強気だねぇ、ヒゲダン。

今回のライブ、特にアルバムリリースからのツアーというわけではない。
バンド結成10周年ということでのツアーというわけで、懐かしい曲を含め、ここまでの代表曲を惜しみなく披露するツアーというシチュエーション。

なので、どの曲をオープニングに持ってくるのか・・というのも注目だったんだけども、いきなり代表曲か。。。


うーむ、どこまでも強気なヒゲダン。


それだけ自分たちにはみんな知っているような代表曲がいくらでもある・・という自信の表れでもあったんだろうな。

3曲目の「イスタデイ」をはさみ、 初期のインディーズ時代のアルバム「MAN IN THE MIRROR」「レポート」、メジャーファーストアルバム「エスカパレード」から数曲。

曲が終わるごとの、フロントマン藤原聡氏の深々としたお辞儀するという姿勢とコメントが印象に残る。
このあたりの礼儀正しさは、さすがは国立大出身、一時期サラリーマンを経験したという経歴を持つバンドだけあるよなあ。

結局さ、個人的にこの人たちに好感を見てるのは、ヒトとしての礼儀正しさっていうのもあるんだろうな。

それは、彼らの音楽にも出てきているような。

アルバム曲ということで、正直知らない曲が、何曲もあった。

・・あ、いや、「エスカパレード」は音源持っているんで、本来は知っているはずなのに、ステージ用のアレンジで、どの曲なのか・・って判断がつかない曲も何曲かあったのよ。

それでも、生理的な拒否感がなく、すっと入ってくるのは、彼らの「音楽性」なんだろうなぁ。

ともかく、これらの音楽には「毒」がない。 これらは、最近の第一線のアーティストにはも、あまり見られない傾向なのよ。

King Gnuにしても、米津玄師にしても、あるいは、セカオワにしても、ワンオクにしても、藤井風にしても、今ウレテル人たちのほとんどから、ある種独特の毒を感じるのよ、彼らの音楽性には。
そこにインパクトを感じるわけでさ、そこにみんな惹かれるんだろうな・・というのもわかる。

だけども、ヒゲダンには、そんな毒性が感じられないのよ。 そこが安心してして彼らの音楽に接することができる一番の要因だと思う。

今回のライブ、家族連れの方たちも多かった印象があるんだけどさ、子供達でも安心してみることができるからなんだろうし、ヒゲダンが幅広い年齢の人たちに支持される要因でもあるんだろうな。

「風船」という、まだ未発表、未音源の新曲、MCをはさみ、マーチ風にアレンジした「Parade」から後半戦がスタート。

続く「Cry Baby」
リミッターを外した「Cry Baby」は超圧巻。
築58年の武道館が壊れるんじゃないかと思ったもの、スリリングかつ、ものすごい迫力で。
これは、ライブ現場じゃなきゃ味わえない特権ですね。
CD音源の「Cry Baby」もスリリングではある。 けど、どこかリミッターがかかったような印象があるんだよね。 ライブではそれが外れたようなド迫力。

これよこれ、これが聴きたかったのよ。 

状況によっては、もしかすると、昨年のCOUNTDOWN JAPAN、あるいは、今年のROCK IN JAPANでこの迫力ある「Cry Baby」が聴けたかもしれない。

いや、聴きたかったのよ。 でも、ご存じのように、昨年のCOUNTDOWN JAPANも今年のROCK IN JAPANもひげだんは参戦しなかったわけで。。。

カメラが入ってたんで、もしかすると、後日ライブ映像が発売されるのかもしれないけど、残念ながらそういったライブ映像でも、この迫力は感じることはできないと思う。

これが聴きたいばかりに、今回のワンマンライブに参戦した・・・っていうのは、いやがおうにも、あるだろうなぁ。

ライブでは超定番の盛り上がり曲、「Stand By You」 「宿命」。

そして、今回のライブのメインタイトル曲でもある「ミックスナッツ」で大団円。

「UNIVERSE」からのアンコールは3曲。
アンコール最後は、会場全員の「スマホ」の懐中電灯をサイリウム代わりに切々と歌い上げた「破顔」には感動。
全20曲 150分にわたるライブを締めた。


↑で書いたように、 ヒゲダンのライブは、ロッキンやCOUNTDOWN JAPANで何度か経験済みだけども、ワンマンとなると気合の入れ方がハンパない。
今回が100としたら、ロッキンやCOUNTDOWN JAPANは70くらいの力の入れ方じゃないか・・と思えるぐらい。
やっぱ、150分、20曲のワンマンと、せいぜい30〜45分 5〜7曲程度のフェスでは違いますね。

ただ、個人的に超推し曲である「LADY」が聴けなかったこと。
シングルEP扱い曲として、「HELLO」や「パラボラ」が今回聴けなかったのは、ちょっと心残り。
これらを含め、「Cry Baby」の圧巻の迫力を、また、生で感じてみたいわけで、次のライブにも参戦したい気分ですねぇ。

もっとも、今回のツアー、ほとんどの会場が2days以上となっているけども、2日それぞれで、若干セットリストが違っているようだ。

そそそ、具体的には3曲目から、新曲「風船」までの数曲が、Live Fansなどで確認してみたところ、日によってセットリストが異なる。

どうも大まかに2パターンあるようで、もう一パターンのセットリストでは、「LADY」が入っている模様。

さらに言えば、もう1パターンには「115万キロのフィルム」も含まれているようで・・・。
個人的に好きな曲はこっちのパターンに固まっていたようですね

うーむ、これはちょっと悔しいな。。。。

でも、またライブに参戦する「口実」も残ったということで、次回のお楽しみ・・・・ですかね。


あ、でも、この1会場2日間開催で、各日ごとにセットリストが一部異なるっていうのは、今回のひげだんのライブで気が付いたことなんだけども、これって昨今のトレンドなんでしょうかねぇ。
少なくともこれまでは、こういうパターンは気が付かなかったし、先週から始まった、桑田佳祐氏の1会場2daysツアーも2日間同じセットリストのようだったしね。。。

例えばYOASOBIなんかも、この後、1会場2daysのツアーの予定があるようなので、確認してみようか。。。



●Official髭男dism SHOCKING NUTS TOUR @ 日本武道館 2022年10月29日 せットリスト

1.   Pretender  (2019年 2nd CDシングル)
2.   I LOVE...   (2020年 4th CDシングル)
3.  イエスタデイ  (2019年 2ndアルバム「Traveler」より)
4.  コーヒーとシロップ   (2016年 2ndミニアルバム「MAN IN THE MIRROR」より)
5.  犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう!   (2017年 3rdミニアルバム「レポート」より)
6.   バッドフォーミー   (2018年 2ndデジタル配信シングル) 
7.  相思相愛  (2018年 1stアルバム「エスカバレード」より)
8.  風船  (未発表新曲 未音源) 
9.  Choral A   (2022年 4th EP 「ミックスナッツEP」より)
10. 夕暮れ沿い   (2015年 1stミニアルバム「ラブとピースは君の中より)
11.  Subtitle   (2022年 8thデジタル配信シングル)

12.  parade   (2015年 1stミニアルバム「ラブとピースは君の中より)
13.  Anarchy    (2022年 6thデジタル配信シングル)
14.  Cry Baby   (2021年 5thデジタル配信シングル)
15.  Stand By You  (2018年 2nd EP 「Stand By You」より)
16.  宿命  (2019年 3rd CDシングル)
17.  ミックスナッツ   (2022年 7th デジタル配信シングル)

アンコール
18.  Universe   (2021年 5th CDシングル)
19.  日曜日のラブレター  (2016年 2ndミニアルバム「MAN IN THE MIRROR」より)
20.  破顔   (2022年 4th EP 「ミックスナッツEP」より)
  

【キニナル曲】新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED) / Ado


202208_新時代_Ado_



今一番キニナル曲はこれだ

Ado「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」

・タイトル    新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)
・アーティスト  Ado
・作詞      中田ヤスタカ
・作曲      中田ヤスタカ
・編曲      中田ヤスタカ
・リリース日   2022年8月10日(アルバム「ウタのうた(ONE PIECE FILM RED」
         2022年6月8日 (ネット配信)
・発売元  ユニバーサルミュージック
・タイアップ:映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌

映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌。
今、一番勢いがある曲と言えば、この曲だわな。
興行収入100億円突破と超大ヒットの映画主題歌ということもあり、あ、当然といえば当然というところか。
・・ただ、映画の主題歌という所を差し引いても、この曲はいいね。
映画の大ヒットそのままに、曲にも勢いがあるし、高揚感がある。

なんといっても、Adoの歌唱がすばらしいんだよね。
たしかに以前からこの年齢の割には歌唱力はあるAdoだけども、この曲を初めて聴いたとき、まず感じたのは「あ、ホンモノ」になってきた・・・ってこと。
昨年から一番変わったのは、高音域での地声の太さですね。いまだにファルセットで逃げるところはあるけど、少なくとも、昨年よりは、声は太く、通るようになってきたと思う。

「うっせえわ」で出てきたときはもっと雑だったんだよね。

まあ、それがいいという見方も出来るんで、一概に「雑」なのは間違っているというわけではないけど、少なくとも、あれから大分成長したように感じる。

正直「うっせえわ」からというもの、 尻つぼみ気味だったところもあり、やっぱ生き残るのは難しいか・・と思ったけど。。。その間、ボイトレで、喉を鍛えていたんであれば、この曲を聴く限りでは無駄ではなかったんじゃないかと思う。
この曲を筆頭に「ONE PIECE FILM RED」の他の曲も、現在ヒットチャートを席巻しているわけで、れから年末にかけてどうなっていくのか、ちょっと恐ろしい存在になりつつありますな。

これは、今年の頭の段階では、こういう展開になるとは全く考えもしてなかったわけだけども。。。。

作詞、作曲は、中田ヤスタカ。
これまでの「なんとかP」って人たちよりも、きちんとポイントを押さえたプロな曲を作ってきますね。さすがの実績ですわ。

というか、これまでのPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの中田ヤスタカの一連のヒット曲よりも、格段にパワーアップしているように思える。その位のスケールを感じる。
最初、中田ヤスタカとは気が付かなかったもの。

このヒトの曲って、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの一連のヒット曲のように、生身の人間というよりもアンドロイド感が先感じてしまうことが多かったんだけども、これまでは。
Adoっていうヒトは、強烈な人間臭さを感じるわけで、そこに引っ張られているっていうところもあるんだな。、件の中田ヤスタカ氏も。


【キニナル曲】月 / ao

2022_03_look_ao

今回のキニナル曲はこの曲!

・タイトル   月
・アーティスト ao
・作詞     ao
・作曲     ao
・リリース日 2022年3月2日
・発売元   ビクター
※EP 「LOOK」より

先日書いたSpotify「Next Break2022」に選出された10組の中の一人のao。
少し前に聴いたときは、そんなに引っかからなかったんだけども、いま改めて聴くと、やっぱすごいな、このヒトは。
なにが? どうきいても15才の中学3年生には思えない。
ぱっと聴き、miletと間違えるようなハスキーボイス。20才は超えてるよなって感じの大人びた声質。
それ以上に憂いのあるメロディラインがさぁ、ホントに中学生が作ったの? なのよ。
15才にしてすでに出来上がったシンガーですわ。
何を食ったらこんなに大人びた15才になれるのか。。オジサンには理解不能だわぁ・・。
・・というか、日本のシンガーのレベルもここまで高くなったのか・・驚いてしまいますね。
宇多田が15才で出てきたときもびっくりしたけど、シンガーとしての才能はそれに匹敵するかも。
ただ、惜しいかな、楽曲のインパクトという点では、宇多田が「Automatic」で出て来た時程は強くない。 
だからなのか、あの時よりは印象的にジミなんだよね。
いずれにしても、ビクターさんは、ダイヤモンドの原石を手に入れたかも。
大事に磨いて欲しいですね。


2022年 ネクストブレイクアーティスト(あくまで予想)

もう1か月も前のニュースだけど、Spotifyが2022年「ネクストブレイク」アーティストを発表。



先週6日放送のフジテレビの「僕らの音楽」でも紹介されていたんで、1組ずつ曲を聴いてみたんだけども、個人的にはピンとくるアーティストは今一ついなかったなぁ。

まあ、今をときめく、あいみょん、ひげだん、King Gnu、藤井風など、これまでこれに選出されたアーティストが高確率でブレイクしているところから考えて、つばをつけといても損はしないアーティストたちではあると思うけど、どうもね。。。。

ただ一組「Penthouse」って人たちはいいですね。
理由、音楽的に一番まともだから。😅😅😅😅
いや、その前にメンバーみんなテクニックがあり音楽的に完成されている。
東京大学のバンドサークル発ということで、頭脳的な部分も完成されている(!?)
楽曲を聴く限り、うんと素直にしたヒゲダンのようだし。 いやひげだんよりも洋楽センスが濃いな。ウエストコーストの匂いがするオシャレなポップロックですね。
まあ、手っ取り早く言えばウレセンな楽曲なんで、とっつきやすいという所が一番かな。
ただ、まだ今一つポイントが絞り切れていない楽曲が多いんで、もう少しインパクトの有る焦点がハッキリとしたメロディラインの曲が出てきたらブレイクしてきそうな予感。
ラジオなどのメディアでもぼちぼち紹介されてきているので、選出された10組の中では、現在のところでは、一番ブレイクに近いと思う。




【キニナル曲】ショック!/サカナクション

2022_03_アダプト_サカナクション



まずはデータよん!

・タイトル         ショック!
・アーティスト     サカナクション
・作詞       山口一郎
・作曲       山口一郎
・リリース日    ネット配信 2022年1月26日
          CD アルバム「アダプト」収録 2022年3月30日リリース予定  
・発売元      ビクター
・タイアップ    映画「ルパンの娘」主題歌

やっぱ、これですね。今一番刺さる曲は。
一瞬、ルパンかと思わせるようなジャジーなビッグバンド風なイントロから、アフロビートなラテンの世界へ。
70年代全開なこの曲に、ご機嫌ですわ。
もっとも映画「ルパンの娘」の主題歌だったこともあって、「ルパン三世」を彷彿とさせるような大野雄二風な味付けのイントロになったんだろうけどね。
以前のサカナクションって、たしかにエレクトロな2010年代を象徴していたけど分かりづらさもあった。
2015年の「新宝島」以降、昭和なダンスビートというヒントを得て、曲自体ストレートで分かりやすくなった上に、世界観も広がったよなぁ。
この間、ラジオで、この「ショック!」を皮切りに、山本リンダ「どうにもとまらない」、じゃがたら「裸の王様」と、アフロビートなラテン曲をメドレーでかけてたけど、まったく遜色が無かったし、、このメドレーを選曲したひとのセンスに感心しちゃったな。
ちなみに、東京FM、LOVEさんの「ALL TIME BEST」だけど、この番組の選曲センスは以前からいいんだよね。
ヒゲダンがまだインディーズ時代の2017年にいち早くO.Aしたのも前身の「LOVE CONECTION」だったと思う。
で、「こりゃ、やべえのが出てきた」と思ったのよ。
この曲が収録されているニューアルバムは来月リリース予定だけど、当然のように売れるだろうね。

記事検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
livedoor プロフィール

かじやん