今回の1曲セレクトは、「ムーンライトダンス」渡辺美里です。
まずはデータです。
・タイトル ムーンライトダンス
・アーティスト 渡辺美里
・作詞 渡辺美里
・作曲 小室哲哉
・編曲 小室哲哉
・リリース日 1989年6月1日
・発売元 エピックソニー
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 18.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1989年6月12日〜6月26日付
今年は梅雨入りが遅いわりには、蒸しっと来る日があるなぁ。 今日なんかはまさにそんな感じ。
午前中は割と涼しかったけども、午後、晴れてきたらいきなりムシムシしてきた。。。
まあ、千葉特有の蒸し暑さというかね。 40数年前、福島から千葉に越して来た時の夏は、この特有の蒸し暑さにやられてしまったわけで。。 以来、ずっと慣れないんだけどね。。。
でも、こういう不快という特有な季節だからなんですかね。 この季節特有の蒸しっとしたイメージが湧く曲に時々引っ掛かりする。
今回はそんな曲を一つ
渡辺美里さんの「ムーンライトダンス」。
この曲は89年6月1日にリリースされた13枚目のシングル。
全体的にややきつめのリバーブがかかり、ウエットに満ちた1曲。それが恰もこの季節の靄っとした蒸し暑さにリンクする。
「ムーンライトダンス」というくらいだから、月の光の下でのダンスを表現しているんだろうけど、少なくとも、冬の研ぎ澄まされたクリアな月の光の下で・・・というイメージではない。
かといって、春先の「朧月夜」のようなイメージでもない。
梅雨の雨雲が切れた、蒸し暑いよどんだ空気の中、靄っとかすんだ夜空に浮かんだ月の光。
個人的に、この曲からイメージはそんな感じですね。
まあ、ヒットした時期が時期なんで、こういうイメージがついてしまったのかもしれない。真冬にヒットしていたら、もっと違うイメージだったかもしれない。
まあ、ヒット曲の運命なんでしょうね、これも。
この曲がリリースされた1989年は、2年目の「浪人」だった年だ。
いやね、ここでは再三カミングアウトしてるけども、高校時代全然勉強しなかったんで。。。浪人して初めて受験勉強を始めたくらいなんで。。。 人よりも遅れているのよ。
でも、さすがに2年目ともなると、おしりに火が付いた状態だったわ。あの年の今頃は、めっちゃ勉強してたもの。恐らくこれまでの人生の中で本気で勉強したんじゃないか‥ってくらい真面目にやってたな。友達付き合いがあると絶対に遊んじゃうんで、あの年は一切、外部からもシャットアウトしてなりを潜めてたし。。。
そんな訳もあって、音楽・・ことヒット曲からは、意識的に距離を置いていた頃だ。
もっとも、オリコンの定期購読は続けていたし、ベストテンも「最終回」がアナウンスされたけども見続けていた。 そのくらいだったかなぁ。音楽と接点を持っていたのは。。。
そんなわけで、あの年の丁度今頃は、ヒット曲の動きには、あまり敏感ではなかった。
まあ、あの頃オリコンウイークリーでのチャートの動きについて、毎週かなり詳細な分析されていたんでね。とりあえずトレンド的な動きは把握できたけども、それと、実際の曲がリンクしていないっちゅうね。。。
この「ムーンライトダンス 」もそんな時期に、たしか「ベストテン」で初めて聴いたような気がするな。
正直言えば、個人的に、それまで渡辺美里さんの曲って、あんまり引っかからなかったのよ。もちろん「My Revolution」別格だったし、「悲しいね」なんかはいいなとは思ったけども。
その他の曲は、今一つスルーだった。
まあ、個人的な好み、生理的なところだと思うんだけども、美里さんのまっすぐな歌唱と、バックのポップなメロディのマッチングが、個人的には余り引っかからなかったんだよな。
でも「My Revolution」 「悲しいね」は引っかかったわけで。。個人的には小室哲哉氏と美里さんのコラボっというのは、しっくり感じたのかもしれないな。
うん、両曲とも小室氏の作品だったしね。
この辺も不思議でね。
これもカミングアウトだけども、正直90年代の小室ブームの頃の曲って、やっぱり、今一つなのよ、個人的には。
でも、80年代の小室氏の曲は、なんかいいんだよね。 あ、これはTMは別にして。 うん、他の人に提供した曲でという意味ですね。TMに比べると、音的に素直だし変な仕掛けもないしね。
「悲しいね」以来、小室氏の作品となった、この「ムーンライトダンス」もご多分に漏れず、個人的には引っかかった。
↑に書いたように「靄の中に浮かんだ月の光」っていう、やや怪しげな絵のイメージが浮かぶし。
絵が浮かぶということは、この曲に引っかかった年いう証拠でもあるしね。
個人的に、この曲のキモは、サビ前のフレーズにあるんじゃないのかなぁ・・なんて思うのよね。
Aメロは、アーフタクトから入る小室氏独特のシンコペーション的なメロディライン。
そのままサビに入るかと思ったら、サビ前の
♪ Old Fashined Love Song for you 〜 ♪ っていうフレーズで、いきなりメロディのリズムが変わるじゃん。
初めてこの曲を聴いたときは正直びっくりした。まったく予想もしてなかったので。
個人的にはこのメロディ進行にやられたような気がするんだよなぁ、この曲については。
まあ、いずれにしても、全体的には↑で書いたような蒸し暑い、靄っとかすんだ夜空に浮かんだ月の光。というイメージではあるんですけどね。
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