今回の1曲セレクトは、「恋は邪魔もの」沢田研二です。
まずはデータです。
・タイトル 恋は邪魔もの
・アーティスト 沢田研二
・作詞 安井かずみ
・作曲 加瀬邦彦
・編曲 大野克夫
・リリース日 1974年3月21日
・発売元 ポリドール
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数 27.4万枚
・ベストテンランクイン期間:1974年4月8日〜5月20日付
曲自体はそれほど好みではないけど妙に耳に残る曲がある。
これまで1700曲ほど書いてきた「1曲セレクト」の中で、そんな曲も大分増えてきたけど、今回引っ張ってきた曲もそんな1曲だなぁ。
ジュリーの「恋は邪魔もの」。
この曲は、1974年3月リリース。48年前の丁度今頃がヒットのピークだった1曲ですわ。
前曲「魅せられた夜」と、次のジュリーの74年の代表曲となる「追憶」っていう、両大ヒット曲に挟まれた、スマッシュヒット曲になる。
そそ、上の2曲とも30万枚オーバーであったけども、この曲は30万枚にはとどなかった・・ということで、スマッシュヒットと書いたんだけども。。
それでも、オリコンでは最高4位まで上昇している。
1974年の今頃と言えば、ワタシは4才8か月。 幼稚園年中組だった頃だ。
当然、 この曲はリアルタイムでは聴いてない。 なんせ、心は「アルプスの少女ハイジ」だった頃だし。。。




中1の時に買った、ジュリーの「大全集」っていうカセットに収録されたのを聴いたのがこの曲との出会いだったな。 だから、リリースから約10年後のことになる。
確かね、カセットの曲が、リリース順となってて、「追憶」と「魅せられた夜」の間にこの曲が収録されていたんだよ。 もちろん、「追憶」も「魅せられた夜」もリアルタイムでは聴いてないから、その時同時に初めて聴いたんだけども、両者ともいい曲だと思った。
個人的にジュリーをリアルタイムで聴いたのは、77年の「勝手にしやがれ」以降。 ジュリーの「第2次」の黄金期からで、第1次黄金期である「フレンチポップ」な時代は、全く知らなかったのよ。
で、初めてフレンチポップなジュリーを聴いてその新鮮さに一発で虜になってしまった。
まあ、もともとプレンチポップスって好きだったんだよね。ガキんちょのくせしてさ。
なんせ、物心ついて一番初めにフィットした音楽がポールモーリアだったからさ。フランス系の音楽って大好きだった。
それもあって、「追憶」なんかは、一発で気に入っちゃいましたね。 「魅せられた夜」はフレンチポップに加えてブラスの入り方が新鮮だったな。
中学校で吹奏楽部に入って、丁度その頃ブラスの面白さに目覚めて来ていたんで、これらの曲のブラスの入り方に刺さっちゃったんだよね。
それらに比べると、この「恋は邪魔もの」って曲は、今一つピンとこなかった。
丁度この頃の曲の中では、フレンチポップスじゃなかったしさ。
もっとも、この曲のアレンジャーは、あの頃ジュリーのアレンジを手掛けていた東海林修氏ではなく、大野克夫氏だったしさ。 そこからして、他の曲とはテイストが違うというのも分かるんだけどさ。
まあ、ポップロックだよね。
ただ、そのノリが当時はどこか軽薄な感じがしてさ。
シングルではあるけど、表題曲ではないような・・・。そそそB面の曲ような印象だったんだよね。
・・かといって、全く興味が沸かないか・・といえば、そうではなくてさ。
最初に書いたように、なんか、妙に耳に残ったりしてね。
この曲のジャケ写を見ると、バックの井上尭之バンドのメンバーの写真がちりばめられていたりするし、意識してロック色を強めたんだ・・というのは、今になってわかるけどね。
いや、それにつけても、1974年当時としてはめっちゃ「前衛」的なジャケットですねぇ。レコードジャケットというよりも、アパレルのポスターのようですね。
48年前の「中ヒット」ということで、当時の動画はほとんど存在していないというのは分かるけど、まさか「モノクロ」の動画が残っているとはね。。。
74年といえば、ほとんどのテレビはカラーに切り替わっていたと思うんだけども。。。
それともこの動画を録画したビデオが、まだモノクロ仕様だったのかなぁ。。。
まだ家庭用のビデオデッキなんてなかった頃ですからねぇ。おそらく業務用のオープンリールのビデオで録画したものだと思うけど。。。。
でも、レコード音源だけでなく、こう実際にテレビで歌っているところを見ると、かっこよく感じるなぁ。
いつだかも書いたんだけども、昔の曲、特に70年代頃のヒット曲って、レコード音源聴くよりもテレビで歌っているほうがいいんだよね。
独特のグルーヴ感があるでしょ。テレビで歌っているほうが。 よりライブ感を感じるというか。。
そそそ、昔、ツイストの「性」を書いた時にも同じようなことを書いたんだ。 この動画を見て、この曲も同じような印象を持ちましたね。
残念なのは、バックの井上尭之で、演奏しているはずの岸辺修三(一徳)氏のプレイが良く見えない事かなぁ。
今じゃ、役者としてしか見れないれけども、このヒトのベース、めっちゃ上手いんだよね。
少し前、タイガース再結成時、今でも衰えていないベーステクニックにびっくりしちゃたもの。
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