翌74年、デビュー2年目の百恵さんの逆襲が始まる。。。
あれ? そういえば、同じような流れ、80年代にもあったような。。。😵😵😵
中森明菜 そのひと😙
明菜さんも1982年のレコード大賞新人賞には漏れてる。
ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。
今回の1曲セレクトは、「裸のビーナス」郷ひろみです。
まずはデータでする。
・タイトル 裸のビーナス
・アーティスト 郷ひろみ
・作詞 岩谷時子
・作曲 筒美京平
・編曲 筒美京平
・リリース日 1973年6月21日
・発売元 CBSソニー
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 38.6万枚
・ベストテンランクイン期間:1973年7月9日〜9月3日付
当たり前のことだけど、長年ヒット曲のレビューを書いてて、それまで全く聴いたことない曲はレビューは書けないわな。
そこを恰もこれまで何度も聴いてたかのようにでっち上げでも書けるようになれば、恐らくプロの書き手になれるんだろうけど、、残念ながらワタシャ、アマチュアなんでね。
これまで聴いたこともない曲は書けない。
なので、この1曲セレクトで引っ張ってる曲は、これまで個人的に聴いたことのある曲になるわけでさ。
それも大半は自分に思い入れがある、自分の中に定着している曲がほとんどではなあるけど、さすがに1700曲も書いてくると、そればかりでは書く曲も枯渇しちゃうわけで、最近では、昔、少しでも聴いたことがあるような曲でも引っ張ってきてますね。
でも、今回の引っ張ってきた曲は、「リアルタイム」には聴いた記憶がない曲だったり・・・。
郷ひろみ 「裸のビーナス」。
この曲は、1973年6月にリリースされた、郷ひろみのデビュー5枚目のシングル。
1973年といえば、ワタシは4才。 正確に言えば、この曲がヒットのピークに達したころ4歳の誕生日を迎えている。
なので、当然、リアルタイムでは聴いてなかった・・・・????
いやいや、じつは、そこがあいまいなんだよね。
1973年の曲でも、当時リアルタイムで聴いた記憶がある曲はあるし。 桜田淳子さんや、アグネス・チャン、フィンガー5は、リアルタイムで聴いてたし。
特にフィンガー5は、まだ物心つかない頃の記憶まで含めると、初めて買ったシングルが「恋のダイヤル6700」だったと思う。。 ・・というか自分では買った記憶がないけど、オフクロが昔、言ってたような気がする。
だけど、今回引っ張ってきた「裸のビーナス」は、記憶の糸を辿っても、当時聴いた記憶がないんだよなぁ。
子供のころ聴いても、それっきり聴いてなかったりすると忘れちゃっている曲も多いわけでさ。
メロディの記憶はあるけど、タイトルが分からなかったりというパターンもあるな。
そういう曲は、大人になって改めて聴くと、大抵は「あ、これ」って気が付くわけなんだよね。
この曲、意識して聴いたのは、ほんとにごくごく最近。時代の遡りが一巡して、再度、一巡目より少し深堀して聴くようになってからですわ。
恐らく、自分のサイトを持つようになってからだと思うんで、ここ20年くらいだと思う。
でも、初めて意識して聴いたときも、記憶に全くなかったんだよな、この曲。
ただ、時代感としては、確かに1973年ぽいな・・・と感じたのと、当時の筒美氏らしいサウンドだなとは感じた。
あの頃・・というか1973年頃の筒美氏のサウンドって独特な音の質感があるだよね。特にご自身でアレンジされたアイドル系ではなんだけども、各楽器のそれぞれの音が太くて、あまり音に立体的な奥行きがない。
なんっちゅうのかなぁ、まあ、純和風的歌謡曲なサウンドではないことは確かで、よく洋楽的なバタ臭いサウンドと言われるんだけども。
しかも70年代後半以後の曲に比べると、かなりあっさりした曲構成。 なんせ尺が2分30秒もないんでね。この曲。
通常3分前後の尺が普通だった当時としても、かなり短い尺だよなぁ。
これは、当時のテレビでの歌番組を意識すると、こうなっちゃうんだろうね。
よくテレビサイズは「ワンハーフ」とか言われるけど、当時の歌番組では「1番と終わりビ」、尺も2分程度っていうのが定番だったわけでさ。
まあ、だからして1曲の中にあれもこれも盛り込むのは難しかったんだろうけどさ。あまり内容を詰め込み過ぎるとテレビサイズになった時に曲の意味が分かんなくなっちゃったり。
この曲くらいだったら、たとえテレビサイズでもほぼ全尺サイズになるしね。
それは分かるんだけども、今聴くと、さすがに2分30秒にも満たないと、えらいタンパクな曲構成に感じますねぇ。
とはいえ、それじゃ仕掛けがないにもないのかと言うと、そうじゃない。
この曲の最大の仕掛けは、やっぱり、リタルタンドがかかってスピードが遅くなるサビ最後から、インテンポでAメロに戻るっていう構成なんだろうね。
おおよそ当時の日本のポップスには見られなかった構成だし、曲全体がドラマティックに感じられているしね。
如何せんリアルタイムでは聴いていないので、当時実際はどうであったのかは、想像でしかないんだけども、インパクトは大きかったんじゃないのかな。
もっとも、この曲のジャケ写の、「半裸」姿のHIROMI GOにもインパクトがあったのかもしれないけど。。。
このジャケ写は全身のピンナップになっていたようで、これ目当てで買ったヒトもいるんだろうなぁ。
チャートアクション的に見ると、この曲、オリコンでは初登場から4週目で、早くも最高位の2位まで上り詰め、その後4週連続で2位を守っている。
オリコンでは、前曲「愛への出発」に続く、最高2位を記録しているけど「愛への出発」が登場7週目で最高2位まで到達したチャートアクションから比べてると、動きがすこぶる良かったわけですね。
当時、この曲のインパクトは大きかったんじゃないかっていうのは、そんなチャートアクションからも感じられますね。
わざとらしく、ジャニーズジュニア前で歌ってるHIROMI GOの動画を持ってきたりするけど、もしやHIROMI GOが、当時ジャニーズ事務所 所属だったの知らなかったって方は、ここ読んでくださっている方にはいらっしゃらない・・・ですよね
まあ、最近、結構いろんなところでカミングアウトしてたりするしね。
でも、個人的にもリアルタイムでは見てなかったんで、今一つ、実感がわかないんだけども、こういうVTR見ると、ホントにジャニーズ事務所だったんだね・・・っていう実感が出るなぁ。
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今回の1曲セレクトは、「他人の関係」金井克子です。
まずはデータです。
・タイトル 他人の関係
・アーティスト 金井克子
・作詞 有馬三恵子
・作曲 川口真
・編曲 川口真
・リリース日 1973年3月21日
・発売元 CBSソニー
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数 30.4万枚
・ベストテンランクイン期間:1973年7月2日〜8月20日付
一昨日の山下達郎氏の「サンデーソングブック」珍盤奇盤特集。 本当に変な曲ばっかかかりましたな。 まあヤマタツ氏曰くPCが飛んだ・・・ということで、以前の珍盤奇盤特集でO.Aした曲を再度流した曲も含まれていましたが。。。
その中で、個人的に「なんじゃ?これ」って思ったのは、やっぱ沢久美さんの「ミミの甘い生活」でしたね。
いわいる「セクスゥイー」路線の曲ですよ。「吐息」が入ってる・・・っていう。しかも女性の吐息ではなく、男性の吐息と来たもんだから。。。。
さすがこのパターンはあんまり聴いたことないなぁ、いままで。 ま、だから逆に耳に残ってしまったのかも。「気持ち悪い」っていう意味で。
いまでは、コンプライアンスだぁ、PTAのママゴンからのクレームだぁ、云々、うるさいご時世と相成ってしまった・・・・からかどうかわからないけど、この手の「セクスゥイー」路線の、いわいる「淫らな」流行歌は、今ではとんと見かけなくなりましたよね。
あの頃ー1970年代ーには、こういう、学校では教えてくれない「教育的」な流行歌もいっぱいあったんですけどね。。。 ヒット曲と言えばそれが普通だったんじゃないかなぁ。
もっとも70年代も後半になるとエロというのもかなりマイルドになりましたが。(これは娯楽の多様化のよりエロも音楽に頼らなくてもよくなった部分が大きいようです)
逆に言えば70年代前半頃までは、ストレートだったんですよね。
そういう時代をリアルタイムで経験しなかった・・・いや、そんな匂いを感じてたような気もするけどね。
大人の世界って面白そうな映った記憶もあるし。だから、早く大人になりたかっあところもある。早く大人になって酒飲みたい・・と、この頃から感じてたところってあるんだよな。
・・ということで、今回の1曲セレクトは、そんな「大人の色気」なこの曲をセレクト。
金井克子「他人の関係」
リリースは1973年。 当時私は4歳。 幼稚園の年少組の頃で、そろそろ物心がつき始めた頃かなぁ。
でも、さすがに「大人の色気」のこの曲は、リアルタイムで聴いた記憶はない。
この曲を知ったのは、後年、「レコード大賞30周年記念」など70年代を振り返るような音楽特番でだったと思う。
あとは、やっぱり「パールライス」のCMだよね。
↓ コレ
これには、さすがにかなりあきれ返ったな、ワタシも。
なんか、ちょっとあくどすぎる感じがしてさ。
ところで、この曲をプロデュースしたのは、CBSソニーの名物ディレクターだった酒井政利氏っていうのは、もしかすると意外なのかなぁ。
酒井氏というと、どうしてもこの直後の山口百恵、郷ひろみ、あるいは、同時期の南沙織・・といったアイドル系のディレクターっていうイメージが先行しているところがあるから。
でも、酒井氏著の「プロデューサー〜音楽シーンを駆け抜けて〜」によると、当時、アイドル系ど並行して「アダルト路線」のディレクションも氏が行っていたとか。
以前、ここでも書いた朝丘雪路さんの「雨がやんだら」を筆頭に、坂本スミ子さん、内田あかりさん、大信田礼子さん、梓みちよさん・・・といったらアダルト女性シンガーのディレクションを同時期酒井氏が行っていたりいる。
で、共通しているのが、一度売れて、少し落ち目になった人たちを再びヒットという形でヒットさせたこと。 だから、当時酒井氏は一度落ち目になったアーティストを再生させるという意味で「クリーニング屋」と呼ばれていたらしい。
この金井克子さんにしたってそうだしね。
なんたって、元「西野バレエ団」の5人娘の一人として、由美かおる、奈美悦子らと人気を分け、1967年からは4年連続で紅白歌合戦にも出場した経験もある方なわけでさ。
そんな熱狂も一段落し、人気も低迷していた70年代初頭、酒井氏と出会い、この曲で、華々しく復活したわけなんだよね。
個人的に、この曲を聴いたのは件の通り、大分後年になってからなんだけど、曲を聴くと嫌がおうにも当時の70年代頃の空気を感じるんだよなぁ。
70年代初頭の独特のメロディラインもそうなんだけど、サウンドですよね。 特にイントロでの低音のフルート。 この低音のフルートの音色を聴くと、いつも決まってゾクゾクしてしまったり。
フルートって、高音域では、透明感のあるさわやかさを感じたりするけど、逆に低音域の音色って、どこか淫靡な感じがしません?
ワタシは、そういうイメージがあるんだよなぁ。夜に向かった〜・・・っていうかさ。 少なくとも夕方から夜に向かうような怪しい雰囲気を醸し出すんだよね。
そういえば、「なんでも鑑定団」の鑑定中の時のBGMも低音のフルートがメインになってるけど、個人的には同じように淫靡なイメージが浮かんだりして
作詞は、有馬三恵子さん。大人の女性のとしてのポップスは伊東ゆかりさんの「小指の思い出」などの実績があったものの、ちょうどこのころは南沙織さんの一連のヒットを手掛けていたこともあり、その関係で酒井氏と繋がっていたわけですね。
作曲は川口真氏。 詞については、有馬女史ということはあまり驚きはなかったけど、曲が川口真氏っていうのは、ちょっと意外だった。
サウンド的に川口氏とはちょっと違うなというイメージがあったから。
たとえば山下毅雄氏とかさ。少なくとも、上記のように低音のフルートによる湿った淫靡な手触り感は、山下氏に近い感触だったんだけどね。
やっぱヒット当時の動画はなかなかないわけだよね。ということで、出来るだけ古めの動画をリンク。
ところで、「他人の関係」といったら、最初に書いたように金井克子さん本人による「パールライス」のCMもそうだけど、最近(といっても5年位前だが)は、一青窈のカバーも悪くなかったんだよな。
一見、マジメそうな一青さんが、懸命に大人の女を演じてるようで、あれはあれで味が出てたと思いますね。
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かじやん