1982_10_ダンスはうまく踊れない_高樹澪






今回の1曲セレクトは、「ダンスはうまく踊れない」高樹澪です。

 まずはデータです。

・タイトル    ダンスはうまく踊れない
・アーティスト  高樹澪
・作詞      井上陽水
・作曲      井上陽水
・編曲      チト河内
・リリース日   1982年7月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   31.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1982年9月13日〜11月1日付
・タイアップ:TBS系「金曜ミステリー劇場」主題歌

 昔はさぁ、まったく予想もしてなかった曲が、突然、チャートの上位に来ることって日常茶飯事だったよなぁ。
 でも、チャート小僧にとっては、それが一番の楽しみだったりしてね。
 次はどの曲が来るのか? ってやつ。 突然、上がってくる曲は、あくまで曲の中身で判断しなきゃいけないから、自ずから、ヒットしそうな曲、そうじゃない曲・・っていう見分け方も鍛えられたりしてね。
 まあ、こればっかりは、基準があるわけじゃなくて、あくまで主観的・・っていうか、「カン」なんだけどさ。

 ただねまあ、ビジネスっていう面から見ると、まあ、効率は悪かったわな。なんせ、どの曲があたるか、出して見ないと全くわからん・・・っていう世界だったから。
 その代わり、当たるとデカイ。 超ハイリスク 超ハイリターン。
 よくいう、どんぶり勘定。

 でもまあ、音楽界は、だからいいっちゃいいんだよな。 片手でソロバンはじいてる音楽屋は、いくらビジネスとは言え、はっきりいって「うざい」存在だよなぁ。


・・・・おっとっと・・・話がズレた。

 で、今回、引っ張って来た曲も、そんな、いきなりヒット街道に躍り出た1曲ですわ。

 高樹澪の「ダンスはうまく踊れない」。

 この曲、なんか知らないけど、いつのまにか、ベストテンに入り込んできてた・・・っていう印象が強いなぁ。

 いや、マジでいつの間にか・・・って感じだったっけ。 その代わり、一度聴いてからのインパクトは強かったね。

 いや、曲自体にインパクトがメロディがある・・・って言うわけではないんだよね。

 インパクトなき、インパクト。

 なんだ、そりゃ。。。ふらふら


 うーん、でも、この曲を一言でいうなら、そういう表現になっちゃうんだよなぁ。

 別の言い方で言えば、ひとこと・・・・「お化けが出そう」。。

 うんにゃ、イントロからして、もろだもんね。

 
 この曲、もともと77年の石川セリさんがオリジナルなんだけど、オリジナルの方は、そこまで「出そう」っていう雰囲気はない。
 
 それは、この高樹澪バージョンの特徴だと思うけど、逆に言えば、だから、売れたのかもな。

 一種の怖いもの見たさ・・っていうか、意外と、そういうヒトが多いってことじゃないかなぁ。

 それと、当時から思えば、この高樹澪っていうヒト自体が、いまひとつ、垢抜けない・・・っていうイメージがあったんだよな。

 ちょっと後に、「アンニュイ」っていう表現で、小林麻美がもてはやされたりしたけど、それとは、違うのよ。
 あくまで、垢抜けない・・っていうか、ネクラっていうか・・・。

 どうも、この曲を歌うことで、このヒトにはそういうイメージが強く根付いちゃったような気がするな。
まあ、実際は違うって事は、次の年の「スチュワーデス物語」でも分かりますけどね。 


 ま、いずれにしても個人的には、この曲ほど82年の今ごろを象徴している曲ってないなぁ。。
 82年の今ごろの曲って、総じて、「ブラック」っていうカラーっていうイメージなんだよね。
 この曲とか、ジュリーの「6番目のユウウツ」とか・・・。 なんか、「真っ黒」っていうイメージカラーな曲が多かったじゃん、当時の今ごろって。

 ここでも以前、少しカミングアウトしたことがあるけど、個人的にこの年はいろいろあったからなぁ。丁度この曲がヒットしたくらいから、半年間は私生活が地獄でしたね。

そんなこともあって、この曲のような「まっ黒」なイメージの曲が余計に心に刺さってて、いまでもそれを彷彿とされるのかもしれないな。

 それと、この年は、夏から雨が多くてさぁ、「曇り」っていうイメージが強いんだよなぁ。

 そんなところからも、ブラック、灰色・・・な感じがするのよ。。




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