
今回の1曲セレクトは、「土曜日のタマネギ」斉藤由貴です。
まずはデータです。
・タイトル 土曜日のタマネギ
・アーティスト 斉藤由貴
・作詞 谷川浩子
・作曲 亀井登志夫
・編曲 武部聡史
・リリース日 1986年5月21日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数 8.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 18位
・タイアップ:フジフィルム「AXIA」CM曲
・・・ということで、斉藤由貴さんの「土曜日のタマネギ」・・・。
12インチシングル・・・。この間、中森明菜「赤い鳥逃げた」で詳しくは書いたんだけど、「CD」に成り代わった今では、絶対に出来なくなった「仕様」ですな。
普通、レコード盤のシングルって、7インチだったんだよね。・・・で、たしか、最長収録時間が、「片面」8分か9分だったよなぁ・・・。
で、もともとの起源は、この時間内に収まりきれない・・・ってことで、作られた規格ですよ。
さだまさしの「親父のいちばん長い日」。これが12分もあったもんだから・・・

日本で最初の12インチシングルだったわけなんだけど・・・。
ただ、80年代も中盤になると、「海の向こう」で12インチシングルが「流行」になったんで、物まねが好きな日本人の「性」で、日本でも流行ったんだよなぁ。
でもさ、正直言って、ほとんどは「12インチ」にするほど、中身がつまっている・・・かというと、さにあらず・・・。
なんか無理やり「12インチ」にした・・・って感じの曲が多かったりして・・・。特にアイドル系は・・・。
さてさて、この曲はどうか・・・。全体で7分23秒のこの曲なわけで、正直、絶対に12インチする必要性は感じなかったりして・・・。
で、その半分は、曲じゃなくて、「効果音」なんだよね。曲は、後半の3分半ほどなのですよ

これは、85年の小泉今日子の「ハートブレイカー」もそうだったんだけどね。(前半はカセットで録音した何気ない音・・・遠くで「メガネスーパー」ってCMが流れているのが笑える。。。)
まあ、そういうことで、ほとんど「話題づくりのため」の12インチシングルだったんだろうな。
ただ、曲自体は、割と凝ってたな。通常の斉藤由貴のシングルでは、まず、見られない、アカペラ「ドゥワップ」調。
えーとね、サザンファンにはお馴染みだけど「忘れられたBig wave」っぽい感じ。
とてもシンプルであり、一言で言ってしまえば、とても可愛らしい曲。
でも、バックのアカペラと、斉藤由貴のボーカルが不思議なハーモニーを奏でてる。。。って感じなんだよね。
ちなみに、この曲は、斉藤由貴がメインキャラクターだった、フジフィルムのカセットテープ「AXIA」のCM曲だったね。
♪ さよならニンジン ポッテト〜 ♪
・・・なんて、フレーズを当時はどれだけ、聴いたことか

この曲、さんまとしのぶの「男女7人夏物語」の例の定食屋のシーンでBGMでかかってたのを、未だに鮮明に脳裏に残ってるな
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