
今日の1曲セレクトは、「チェックポイント」(藤井一子)です。
まずはデータから
・タイトル チェックポイント
・アーティスト 藤井一子
・作詞 来生えつ子
・作曲 筒美京平
・編曲 新川博
・リリース日 1986年7月25日
・発売元 徳間ジャパン
・オリコン最高位 14位
・売上げ枚数 9.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 16位
・タイアップ TBS系ドラマ「夏・体験物語PART2」主題歌
昨日に続いて、TBS系ドラマ「夏体験物語」に関係する曲ですね。 あ、と言っても、この曲は、86年のパート2の主題歌です。
この頃は、冬は「毎度おさわがせ」シリーズ、夏は「夏体験」シリーズと完全にパターン化しちゃってましたよね〜。 当時私は・・というと、「毎度〜」の方は毎週見てたけどね、「夏体験〜」の方は、あんまり見てなかったなぁ。こっちはどうも、エキサイトしすぎなんだよね。内容が・・・。結局は「やりてー」って言うことが言いたいんでしょ(←失礼)っていうのが、ミエミエで、最後は、お決まりのハチャメチャでおしまいっていつものパターンなんだよね。
でも、この曲は、インパクトあったよなぁ。
イントロ出だしの♪チェ チェ チェ チェッ ポイント!♪っていう、サンプリングをつかった入り方、これにはびっくりしたね。
まあ、今では、音のサンプリングなんて子供だましだけど、当時はまだ、アイドルで大胆に使うってあんまり無かった・・・・。 あ、いやいや、あった、これのちょっと前、86年4月の少年隊の「デカメロン伝説」。
この曲、少年隊の錦織の声のサンプリングで、後ろで「バカチコ」(「ワカチコ」?)っていう意味わかんねーサンプリングの声が入ってきてたよね。基本は、これと同じだったわ。
これは、作家陣のカンケーですね。「チェックポイント」も「デカメロン伝説」も作曲 筒美京平、アレンジ 新川博 っていうコンビなんですよ。だから、これは、多分意図的だな。
ちなみに、この曲の作詞は、来生えつこ。 来生えつこ−筒美京平っていうコンビは、あんまり実例がなかったよなぁ。それだけに、この曲には随分期待してたんだろうねぇ。
でもまあ、最高14位で、10万枚近く売ったっていうのは、当時としては、かなりガンバッタといえますね。
7月リリースで、この時期に最高位に持ってきたってところからも、分かるように、アイドルデビュー曲としてはロングヒットだったもんね。
だけどさぁ、この時期・・・86年ごろから、「年下」のアイドルがちょくちょく出るようになったんだよね。
この藤井一子にしても、同い年デビューの西村知美にしても、渡辺満里奈にしても、俺より一つ下だしさ。
なんか、複雑な気分だったな。自分より年下のコがデビューっていうのは・・・。
それとともに、ヒット曲の見方もなんか変わって行ったきがするなぁ。
それまではさ、アイドルにしても自分よりは年上だったわけで、「大人の曲」としてみてたんだけど、なんか急に「子供の唄」っぽく見えてきたりしてさ。
この時期、自分の周りでもどんどん、ヒット曲から離れていったけど、みんな同じように感じたんだろうな。
まあ、この頃はもっと別の要因もあったんだけどさ。
当のワシは、ヒット曲から離れる気はさらさらなかったな。 まあ、実際は、このあと86年の後半あたりから暫く、「GS」とか、「ブラスバンド」の専門曲に興味がいっちゃって、その当時のヒット曲から若干距離を置いてた時期もあるんだけどさ。(86年〜87年にかけてネオGSって感じで、再度GSが流行った頃があるのよ) でも、結局は、離れ切れなかったですね。
※2005年9月に書いたものの、再掲載です。