1973_09_あなたに夢中_キャンディーズ



今回の1曲セレクトは、「あなたに夢中」キャンディーズです。

まずはデータです。

・タイトル    あなたに夢中
・アーティスト  キャンディーズ
・作詞      山上路夫
・作曲      森田公一
・編曲      竜孝路
・リリース日   1973年9月1日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 36位
・売上げ枚数   8.1万枚

先ほどのNHK総合での「伝説のコンサート”わが愛しのキャンディーズ」。
2006年の初回放送からなんどか再放送されてきたし、昨年BSで今回放送されたリマスター版も放送されていたわけで、個人的にも何回か見てきたんだけども、今回も、ついつい見ちゃいましたね。

あの当時、ピンク・レディよりもキャンディーズ派だったワタシだったりするんで、キャンディーズとくると、どうも、引き寄せられちゃったりするんだよね。

なんで、キャンディーズ派だったのか?   

いつかもここで書いたことがあると思うんだけども、理由は、ごくごく簡単。  
運動神経が鈍い私ゃ、ピンク・レディ踊れなかったのよ

ガキんちょの頃だから、理由なんてごくごく単純だったんだよね。

いや、それ以上にキャンディーズのほうが、ピンク・レディより前から好きになっていたからっていうのもあるな。

キャンディーズってデビュー前から「全員集合」のレギュラーだったからさ。ピンク・レディよりも全然前から知ってたからねぇ


・・・なんてさ、今回の1曲セレクトは、当初は別の曲を考えてたんだけども、「キャンディーズ」に決まりですね。

っつうことで、引っ張ってきた曲はデビュー曲の「あなたに夢中」。

本当は、この曲、昨年BSで今回の「伝説のコンサート”わが愛しのキャンディーズ」のリマスター版が放送されたときに引っ張ってこようと思ったんだけども、ヒット時期と重ならなかったんで。。。
今まで保留にしておいたんだよね。

・・・で、今回は丁度いい時期にNHK総合で再放送されたんで。

↑で書いたように、キャンディーズってデビュー前から「8時だよ!全員集合」のレギュラーだったんしさ。当時から「全員集合」を見ていたワタシは、このデビュー曲の頃は、すでにキャンディーズ字ってたような記憶があるんだよね。

この曲、リアルタイムで聴いてた記憶があるもの。 もちろん、当時4才、幼稚園年少組だったワタシゃ、まだ物心が付くか付かないかって頃だからさ、曲のタイトルは知らないで聴いてたわけで。

後々、「あなたに夢中」ってタイトルを知らされた時はピンとこなかったのよ。 でも曲を聴くと、「あー、この曲か」・・・って具合で。

いや、あの当時の曲って大体そうですね。タイトルは後付けで知った曲がほとんとでですわ。

しかも、この曲は、この当時聴いた曲でも、個人的には引っかかった曲だったと思いますね。
この曲を聴くと、同時に「マジンガーZ」の主題歌も夢想されてきちゃったりするんだよな、ワタシゃ。

↓ コレ



つまりさ、「マジンガーZ」の主題歌と同じくらい好きだったんじゃないのかなぁ。 

そそそ、あの頃は、アイドルの曲も、アニメの曲も区別なんかつかないからさ、この頃引っかかった曲って、ワタシの中ではごっちゃになってたりするんだよね。

いずれにしても、少なくとも昭和48年の頃は、百恵さんよりも、淳子さんよりも、キャンディーズが好きだったことは間違いなかったですね。

やっぱり、となりのお姉ちゃんって感じの親しみやすさが良かったんだろうなぁ。

いや、実際、あの頃、となりにランちゃんと同じくらいのお姉さんが住んでたのよ。結構きれいな。
今考えると、どうも、ランちゃんと、となりのお姉さんとごっちゃになっていたのかもしれないな。

・・・と言いつつ、個人的に、キャンディーズでは「スーちやん派」でした
あの頃からぽっちゃり系が好きだったのよね。。

いや、だから、当時、スーちゃんが「センター」だったキャンディーズをファンになったのかも。。。。

ちなみに、ワタシ、となりのお姉さんには、結構かわいがってもらってたりしてたなぁ。
この頃だったか、地元に森昌子さんがコンサートに来てさ、一緒に見につれてってもらってのを覚えてるわ。
実は、「歌手」のコンサート見に行ったのこの時が初めてだったのよ。
公には中1の時に行ったマッチのコンサートってことにしてるけど本当は違うのね。
おっとっと、なんて話がズレたね。。。


ところで、これも、以前書いたと思うんだけども、70年代アイドルの曲を聴くとさ、森田公一氏作曲の曲って、古くなったなぁ・・・と思ったりするんだよね。

これは、桜田淳子さんの曲にしてもそう。「はじめての出来事」とか「十七の夏」とか聴くと、「あー、ワタシよりも一世代前の曲」っていうイメージになっちゃったりするのね。
実際、あの当時、リアルタイムで耳にしてたはずなのにさあ。

なんでなんだろうねぇ。 前強拍のシンコペーションを多用したメロディラインが、どうもワタシには古臭く感じるんだろうな。

それは、この「あなたに夢中」でも同じでさ、キャンディーズのなかでも、この頃の曲は、どうも一世代前の曲のようなイメージが今となってはするんだよね。

実際は、↑で書いたように当時から、リアルタイムで聴いてたのにさあ。

よく言えば「70年代前半」という時代を感じさせるメロディラインと言えるのかもしれないけど。

ただ、先ほどの「伝説のコンサート”わが愛しのキャンディーズ」でも、言われていたように、売れたかどうかといえば、大ヒットにはならなかったんだよね、この曲。

オリコンでは、最高36位と、左ページ入りはしたものの、スマッシュヒットという所までは、今一歩だった感が強い。

ただ、オリコン最高36位とはいうものの、売り上げ自体は8.1万枚までいったわけなんで及第点とはいかないものの、失敗と言うわけでもなかったとも言えるかもしれないなぁ。

当時、視聴率50%を超えていたお化け番組だった「全員集合」にレギュラー出演していたといっても、あくまでもマスコットてきな出演でもあったし、まだまだ国民的な認知と言うところまではいかなかったものの、そこそこの認知はあったってことなんだろうね。

でも、今改めて、この「あなたを夢中」をって曲を聴くと、結構実験が入ってたりするんだよなぁ。

一番の実験は、この曲、シンセが使われているんだよね。

そそそ、イントロのフレーズと、間奏部分でAメロを短音でなぞっただけなんだけどさ。 ムーグのモノフォリックシンセが使われたりする。

当時、シンセ使用には、別途使用料が発生したらしい。だから、使用すればするだけ制作費がかさむんで、まだまだ使われることは少なかったようですね。 ましてやアイドルのデビュー曲に使われたってこと自体異例だったかもしれない。

いや、逆に考えれば、それだけ期待されていたのかもしれないですね。 
そもそも、CBSソニーで、3、6、9、12月の4半期最後月リリースは大ヒット期待のメジャー曲が当時から多かったわけけなんだけどさ。この曲が73年9月1日リリースだったこと自体、期待されてた証なんじゃないかなぁ。 ちなみに、キャンディーズのリリースパターンは、この後も、基本的にはこのパターンが続いたわけなんだよね。
もっともナベプロのゴリ押しだったのかもしれないけどさ。





ところで、先ほどの「伝説のコンサート”わが愛しのキャンディーズ」を見ててさ、後楽園の「ファイナルカーニバル」も、例の「ふつうの女の子になりたい」発言があった日比谷野音コンサートの映像見ながら、改めて、画像も、音も格段に良くなったよねと思うなぁ。
もともと、どちらともフィルム作品だし、音もモノラルだったと思う。最初は音、ボコボコだったもの。それから比べると、画像も、音もリマスターのおかげで、きれいになったよね。

それと、コンサートの紙テープ投げ。 あれ、今見るといい文化だったなぁ・・と改めて思ったりもして。
盛り上がりが違うというか、感動するというか、一体感を感じるというか。

たしかに、芯を入れたままの紙テープを投げたり、紙テープの他いろんなものを投げる輩が出て来て、
それらが目にあたったり、体にあたったり危険だってことで、80年代後半あたりから、コンサートで紙テープをはじめ物を投げることが禁止になったんだけども、あの文化は復活できないもんですかねぇ。

まあ、最近だと紙の無駄遣いでエコぢゃないなんて言う人も出てくるんだろうけどさ。


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