かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

田原俊彦

It's BAD / 田原俊彦

1985_11_It's BAD_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「It's BAD」田原俊彦です。

 まずはデータです。

・タイトル     It's BAD
・アーティスト   田原俊彦
・作詞       松本一起
・作曲       久保田利伸
・編曲       船山基紀
・リリース日    1985年11月28日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  4位
・売上げ枚数    11.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位 

 ここ数日、さて、どう書こうか・・・と迷ってた曲がある。まあ、迷うくらいなら、当たって砕けろ(←大げさ)ぢゃないけど、書いてしまえ・・・

 ・・・なんて、持って来たのが、今回の「It's BAD」だったりして。

 いや、このころになると、トシちゃんの曲も、いまひとつ、「ココ」っていうポイントがしぼりにくくてねぇ。。。
 ま、その前に、初期の曲に比べると、あんまり聴きこんでいない・・・っていうのもある。
 なんで、こういうレビューな書きもんになると、さて、どう書くべーな・・なんて、ついつい迷ってしまったして・・あせあせ

 この曲って言ったら、やっぱ、久保田利伸氏の存在なくしては語れないですかねぇ、やっぱ。
 じつは、この曲の前の「華麗なる賭け」も久保田氏の作曲なんだけど、そっちは、ほとんど注目もされていないんだよね。
 ま、たしかに「華麗なる賭け」は、それほど「久保田利伸」っていうかんじの曲ぢゃないってのもある。

 久保田利伸っていったら、やっぱ「ファンキー」ぢゃん。「華麗なる賭け」は、そういう曲ぢゃなかった・・・ってことよね。

 それに比べたら、この「It's BAD」はめちゃめちゃファンキーだったもんな。(←英語で訳してみてね。。。 そういえば、こんなタイトルの久保田氏のアルバムがあったなあせあせ

 これ書くにあたって、当時の動画を改めてみてみた。 いや、今見ても、見劣りしないもの。曲にしても、トシの踊りにしても。

 当時、そろそろトシの言動に「驕り」も見えはじめてはいたけど、この曲については、それも許せるかなって感じだよな。
 
 たしかにウタはヘタなのよ。でも、今からして思えば、ヘタだったけど、口パクに逃げてないじゃん。踊りについては、ま、ここまで来ると、ほぼ完璧だったな。
 時期的に「少年隊」のデビューも控えていたんで、気合の入り方も違っていたみたいだわ。

 そのあたりが、すぐ口パクに逃げる、最近のジャニーズ軍団との違いなんだよな。

 全然、エンターテイメント意識というか、ストイックなまでのプロ意識はあったんじゃないかねぇ。動画見てて、そう思いましたわ。


 曲については、ま、この曲あたりが、「ラップ」歌謡の原点と言われているわな。
 違うのは、まだHIPHOPっていうジャンルは確立されていない時期のわけで、ファンクをベースにラップが入っているってことか。。
 このあたりは、今のHIPHOPに馴染みきっている輩にとっては、ちょっと違和感があるか、または、新鮮に聴こえるか・・・ってところだろうな。

 いずれにしても、最近の「J-POP」の下地になっている、ずーーーーっと大元の曲ですよ。



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グットラックLOVE / 田原俊彦

1981_10_グッドラックLOVE_田原俊彦






今回の1曲セレクトは「グットラックLOVE」田原俊彦です。

まずはデータですぅ。

・タイトル     グットラックLOVE
・アーティスト   田原俊彦
・作詞       小林和子
・作曲       小田裕一郎
・編曲       大谷和夫
・リリース日    1981年10月15日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  3位
・売上げ枚数    49.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1981年10月26日〜1982年1月11日付
・タイアップ:映画「グットラックLOVE」主題歌

 う〜、眠たい! いや、ほんとにマジで。。このまま寝たいところなんだけど、予定がつかえているので書きますぞ。。。。

 ・・ということで、先週書いたばっかなのに、またまたトシちゃんです。
今回は81年の今ごろのヒット「グットラックLOVE」。

 単純にシリアスな曲でしたよね、トシにしては珍しく。もしかしてデビュー曲以来のシリアスさかなぁ。
 いや、この曲の前の「悲しみ2ヤング」もマイナーシリアスな曲だったから、この当時は連続してマイナー路線だったんだよね。
 しかも、前曲と2ヶ月連続のリリースと、この当時としては異例のリリースパターン。
 まっちの「ギンギラギン〜」とからめて考えると、約2週間に1度のパターンでジャニーズ関係でリリースと、かなり頻繁なリリース体系を取ってましたよね。当時としては。

 まあ、この曲は、トシちゃん初の「たのきん」映画で主演を演じた同名映画「グットラックLOVE」の主題歌ということもあり、映画公開にあわせたところもありますけどね。


 たのきん映画か〜なつかしいな。当時の東宝のドル箱だったんではないかな、意外と。
 今から考えると中身は単純な「青春映画」であって、内容はない物に近いんだけど、それでも見に行ったなぁ。
 この「グットラックLOVE」までの3作品(「スニーカーぶる〜す」「ブルージーンズメモリー」あわせて)ともに映画館で見てたりする。

 単純に好きだったんだよね、当時、「たのきん」が。

 うーん、意外とジャニーズ側に踊らされていたなぁ、なんて、今となれば思うんだけど、まあ、それもいい思い出だよなぁ。

 曲は、最初にも書いたようにシリアス物なんだけど、いかにもっていう大げさなオーケストラアレンジがよかったよね。
 トシの場合、どうしても「にんじん娘」なんかの、企画物曲にとかく、目が行っちゃうんだけど、このてのシリアス物も割 りといいんだよね。
 いつもの不安定な歌い方ではあるんだけど、もともとこのヒトの声って淋しげに聴こえるところもあるんで、このテの曲も合うんだよね。

それが功を奏したのか、単に年末だったからなのか、映画効果もあったのか、よくわかんないですけど、この曲は、久々にセールスを伸ばした1曲になりましたよね。
 約50万枚セールスと、単純にこの当時の固定ファンの数から考えると、充分浮動票も集めたセールス枚数にもなりましたもんね。
 そのおかげで、久々に前曲をしのぐロングセールスも記録した1枚だったですわね。

 今からすると、比較的地味で、間に隠れた存在の曲っていうイメージもあるけど、それは、曲調のせいですかね〜?

 しかし、作曲の小田裕一郎氏も、この辺を境にヒットチャートの上位戦線から姿を消して行った気がするなぁ。
 複雑ながらキャッチーなメロディラインが面白い作曲家だったんだけどねぇ。 時代との折り合いがこのあとはなかなか付かなかったようだよね。




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誘惑スレスレ / 田原俊彦

1982_10_誘惑スレスレ_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「誘惑スレスレ」田原俊彦です。

 まずはデータです。

・タイトル    誘惑スレスレ
・アーティスト  田原俊彦
・作詞      宮下智
・作曲      網倉一也
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1982年10月15日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   38.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年10月25日〜12月20日付

 今回、持ってきたのは、田原俊彦の「誘惑スレスレ」なんだけど、この間から、書こう書こうと思って、なかなか出せなかったんだよな。

 ・・・っつうのも、この曲は、どう書いたらいいのか、ようわからんのですわ〜。

 ・・・なんて、だんだん、曲が少なくなってきたのに、贅沢も言ってられん・・・と、思ったりして、今回、もってきたんだけどさぁ。。

 うーん、とりあえず、あの「NINJIN娘」っちゅう、それこそ、「何じゃこれ・・・」っていう、世間を「苦笑の渦」に巻き込んだふらふら、次・・・ってことで、一転して、「硬派」路線で攻めてきた・・っていうのは、分かるんだけどね。

 まあ、「硬派路線」と言っても、トシちゃんの場合は、マッチに比べれば、まだ柔らかいもんなんだけど、それでも、久々に、正統的な「DISCO」で攻めてきたあたりは、ファンだけでなく、ある程度一般のヒトも巻き込んだヒットになったんだよね。

 「NINJIN」では、取れなかった1位を、この曲では奪還してたりするし、売上げ枚数も、巻き返したしね。

 ま、考えれば、「NINJIN」で落としておいて、ここで巻き返す・・っていう路線は、ある程度、戦略だったのかもしれないけどさぁ。

 そういう意味では、トシちゃんのマネージメントサイドは、結構、計算して出してきたと思うなぁ。

 うん、ウタは下手だけど、とりあえず、どんな路線も、そつなくこなれた、トシちゃんならではの、毎回、変化をつけた曲をリリースしてきたってところだろうね。

 毎度、書いてるけど、その点、マッチは、野球に例えると、ストレート一本だったからさあ。

 うん、今、振りかえって、印象に残っているのは、トシちゃんの曲の方なんだけどね。


 ただ、この曲だけは、個人的には、よくわかんないんだよねぇ。
「ハッ!としてGood」「NINJIN娘」を作詞した、宮下智女史にしては、めずらしく、まともな歌詞だったりするし、曲の網倉氏にしても、いつもの「刹那」的なメロディではないし。。。

 
 でも、ファンしてみれば、たまらないんだろうね。

 あの

 「愛しているのさ・・・・好きだよ」

って、セリフが入るところは。。。ふらふら


 うん、うしろで「親衛隊」が「キャーーー」って騒ぐところよ。。

 あのころ、親衛隊についてた、女の子たちは、今はどうされているんでしょうねぇ〜・・・って、まあ、いいお年になっているはずだけど・・・。

 きっと、多くの方たちは、 それなりにお年を召されて「韓流」に流れているんだろうなぁ。
ミーハー癖は、そうそう治るもんではないからさぁ。。




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さらば・・・夏 / 田原俊彦

1983_08_さらば・・・夏_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「さらば・・・夏」田原俊彦です。


まずはデータです。

・タイトル   さらば・・・夏
・アーティスト 田原俊彦
・作詞     岩谷時子
・作曲     PAUL ANKA    BOBBY GOLDSBORO
・編曲     飛澤宏元
・リリース日  1983年8月12日
・発売元    キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  31.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1983年8月22日〜10月10日付

 いよいよ、今年の夏の終わりだーね。
・・・ということで、今回は、そんな「黄昏」な曲を持ってきましたあせあせ

 田原俊彦 /さらば・・・夏

まあ、ベタベタな超ストレートなセレクトなんだけど、8月の終わりにはこの曲を持ってこようと、前々から決めてたんでね。

 タイトルからして、そのまんま夏の終わり・・・というこの曲ですが、田原俊彦にとって、はじめての「エンターテイメント」を意識した曲ですね。

 なにせ、作詞 岩谷時子、作曲 ポールアンカ なんていう、とんでもなく豪華な布陣。それだけ聴いても、そのまんま50年代後半〜60年代に逆戻りしそうなイメージだもんね。

 では、そのまま、「ダイアナ」なのか、ロックンロールなのか・・・というと、さにあらず。。。

 カンツォーネ風のまっとうな曲であります。トシにとってもはじめての「大人」風の曲というわけでしたね。

 ただ、なにせ、あの「歌唱力」でしたからねぇ、かなり賛否両論あったのを覚えてるな。

 個人的には、前曲の「シャワーな気分」との落差を考えても、わりと好きなほうだったけどな。

 このヒトの場合、1曲、1曲、つねに、違った切り口の曲を持ってきていたのが、今から考えると良かったよね。
 たしかに、あの歌唱力だったけど、いつも、冒険心だけはもってたじゃん。本人もスタッフも。
 今になってみれば、そこは評価できるんじゃないかなぁ。

 賛否両論といえば、この年の第14回歌謡大賞は、この曲でトシがとったんだよね。

 これも、賛否両論だったよなぁ。かなり凄かったよね。
 結局、これが元になってか、この次の年は、トシもマッチも賞レースは辞退することになるんだよね。

 特にトシは、これに懲りてか、このあと、賞レースには出てなかったな。
 今から考えてみれば、もうこの時からジャニーズからの脱退の芽は出てたんじゃないかなぁ。。。

 なんか、穿った考えも知れないけど。。。




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顔に書いた恋愛小説 / 田原俊彦

1984_08_顔に書いた恋愛小説_田原俊彦







今回の1曲セレクトは、「顔に書いた恋愛小説」田原俊彦です。


まずはデータです。

・タイトル    顔に書いた恋愛小説
・アーティスト  田原俊彦
・作詞      三浦徳子
・作曲      網倉一也
・編曲      馬飼野康二 新田一郎
・リリース日   1984年8月8日
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   25.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1984年8月20日〜9月17日付

 この間、田原俊彦を書いたばっかって感じなんだけど、またまた、田原俊彦を引っ張って来ちゃいました。スンマソン。
 いや、トシちゃんって、全盛期の頃は8月前後にリリースして、今頃ヒットチャートに上がった曲が多いんですよ。
 大体、80年代アイドルって、3ヶ月ローテーションリリースが多かったから、必然的に毎年、同じくらいのリリースってのが、このころは多くて、結局、固まっちゃったりするんだよね。
 まあ、その辺も考慮して下され。。

 この間は、82年の「NINJIN娘」だったけど、今回、引っ張ってきたのは、その2年後の「顔に書いた恋愛小説」。

「恋愛小説」ってかいて「ロマンス」って読ませるのは、いかにも三浦徳子さんらしいタイトルですね。

 ジブがきの「処女的衝撃」で「バージンショック」も三浦徳子さんでしたし・・・。

 それよりこの曲は、サウンドが良かったな。「ああ、やっと歌って欲しい曲調の曲が来たな」って当時は思ったなぁ。

 毎回書いてるように、トシって、「実験的」な曲が多かったから、ストレートな曲って少ないんだよね。

 でも、ようやくやってきましたよ、ストレートなロック的な曲が。

 作曲は網倉一也氏ですが、トシとの相性って、筒美氏は別格として、このヒトもかなり相性良かったんじゃないかなぁ。
「悲しみ2ヤング」の時も、「ああ、やっとまともな曲が来たな」・・・って同じような感覚になったもんね。

 ただ、この曲は、新たに新田一郎氏がアレンジャーに加わったことで、ややストレートなブラスロックに傾きましたよね。サウンドが。それがまた、意外とトシとの細くてチャーミングな声質にフィットするんだよね。

 プラスいつもの実験的な試みとして、最後のサビの部分の

♪時間よ止まれ♪  

で、ホントに時間が止まったように1度曲を止めちゃったりして、実験性もちゃんと持ってた曲なんだよね。

 まあ、これは、山口百恵の「プレイバックPart2」ですでに行っている試みなんで、目新しい事ではなかったんだけど、「時間よ止まれ」っていう詩にのって、一度曲を止めちゃうのは、面白い発想だとは思ったけどね。

 まあ、そういうことで、この曲は「いける!」って最初聴いた時は思ったんだけど、結果的には、あんまりパッとしないで終わったんだよなぁ。

 後で考えてみると、この曲、近田春夫氏も「ゼッサン」してたんだよなぁ、当時。
 何分、「近田氏がホメる曲は、売れない」っていうジンクスがとうじあったもので。。。あせあせ

 
 でも、まあ、たしかに84年はトシにとっては曲がり角に来てたと思う。そろそろ「固定ファン」しか買わなくなってたし・・・。
 まあ言えば初動型のチャートアクションに移行してたんだよね。

 それでも、今ほどは極端な初動型ではなかったんで、1ヶ月ちょっとはベストテン入りしてたのかな?

 でも、当時の感覚からすると、それでもあっという間に消えた・・・・っていう感覚があったなぁ。

 まあ、そういうわけで、今となっては、覚えている方も少なくなっているだろうなぁ、この曲あたりは。。



えー、YOU TUBE に適当な動画が無かったんで、別サイトにリンク

http://www.nicozon.net/watch/sm15609097


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NINJIN娘 / 田原俊彦

1982_08_NINJIN娘_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「NINJIN娘」田原俊彦です。

まずはデータでーす。

・タイトル    NINJIN娘
・アーティスト  田原俊彦
・作詞      宮下智
・作曲      宮下智
・編曲      船山基紀
・リリース日   1982年8月6日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   35.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年8月16日〜10月4日付

 NHKをつけたら「想い出のメロディ」をやってて、ちょうどトシが熱唱しているところだった。
うーん、久々だねぇ、テレビでトシが歌っているところを見るなんて。でも、昔と変わって居ないところがいい。歌はね、まあ、相変わらずだけど、いや、昔より渋みがでてきたか。。。
 でもねぇ、選曲はなんか「イカ」してなかったなぁ。 やっぱさ、トシと言ったら・・・って曲がもっといっぱいあるわけじゃん。ワタシが演出家だったらそうするけどなぁ。

・・・という訳で、今回はトシちゃんのトシちゃんらしい曲を一つ。。。

 聴いてて赤面するような曲ってときどきあるけど、今回のこの曲も赤面ものの1曲かなぁ。
 いや、少なくとも46歳のオッサンが聴いてたら赤面というより、一種異様かなぁ

・・・というような曲だよね。この「NINJIN娘」って。

 あの時代、13歳だったワタシでさえ、ちょっと聴くの渋ったもんなぁ。
 まあ、単に「赤面」物だからなんだけど。。

 なにせ ♪いっぽんでもニンジン ニンジン 二本でニンジン ニンジン〜 ♪ とあの「可愛らしい」衣装で能天気に歌われたあかつきにゃ・・・・

 うーん、もろ「ポンキッキ」の世界というか・・・って、あれ、これって「ポンキッキ」で実際につかわれてなかったっけ?

・・・・って、あれは「1本でもニンジン」か・・・。なぎら健一がうたった、「およげ!たいやきくん」のB面の曲。。


でも、「世界」はかぶるよね。結構。

 正直、うたってる本人はどういう気持ちだったんだろう? って当時もよく言われましたよね。何分、当時21歳だもんねトシちゃんも。
 20歳越えたお兄さんが♪一本でもニンジン ニンジン〜♪ぢゃなかろうに。。。。っていう感じ?

 それとも、「仕事」と割り切ってたかなぁ?

 ま、いまでは、遠い過去の話だけどさ。


 ただ、今、この曲聴くと、意外と「味」があるんだよなぁ。曲調は、デキシー調を基調にしたジャズですよね。もろ。
 宮下智女史がお得意の・・・といえばそうなんだけども、同じ宮下女史の「ハッとして!Good」とか「チャールストンにはまだ早い」と、同じ系統な曲だしね。

 いや、逆に言うと、ジャズをアイドルポップスに持ち込んだ曲っていがいと少ないんですよね。
 まあ、昔はスタジオミュージシャンってジャズ出身者が圧倒的だったから、深層部分ではジャズって感じな曲はあまたあるけど、表層な部分でジャズっていうのは、あんまり見当たらない。とくに「スウィング」とかになるとね。少年隊の「まいったね今夜」くらい? この曲も宮下智女史なんだけど。。。

 で、「NINJIN娘」の場合は、単にジャジーだけではなく、最後にフェイクして、ビックバンド風の2ビートになるじゃない?
 あれが最初聴いた時はもろ意外な展開だったなぁ。予想も付かなかったですよ。

 それだけにカッコいいんだよね。丁度トロンボーンやってたからさ、この頃。 一度はあんな感じで、ビックバンド風にちょっと決めたいなぁ・・っていう気持ちだったもんねぇ。
 実際はジャズは難しいんだけどさ、ノリが。 強弱のノリがロックとは逆だから、ロックになれた身だと、なかなかノレないんだよねぇ。。。

 そんな感じで、当時赤面、いまとなってはカッコいい1曲です! ワタシにとってはね。



えー、音量のレベルがかなり低いです。ボリュームを上げ目にしてみてください。



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哀愁でいと / 田原俊彦

1980_07_哀愁でいと_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「哀愁でいと」田原俊彦です。

まずはデータでーす。

・タイトル      哀愁でいと
・アーティスト    田原俊彦
・作詞        ANDREW JOSEPH DI TARANTO、GUY HEMRIC
・作曲        ANDREW JOSEPH DI TARANTO、GUY HEMRIC
・日本語詞     小林和子
・編曲        飛澤宏元
・リリース日     1980年6月21日
・発売元       キャニオン
・オリコン最高位   2位
・売上げ枚数     71.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1980年7月14日〜9月29日付 

 なんか、やっとこの曲にたどり着いたような気がするなぁ。

 田原俊彦のデビュー曲、「哀愁でいと」


 しかし、最近のジャニーズはすっかり「おニャン子」化しちゃったねぇ。
 ええ チャート上でのことですよ。 要は毎週のそれぞれのユニットやソロでシングルをリリースし、毎週のように1位をとってる。
 もはや、1位はジャニーズの指定席やね。

 うーん、個人的にはこういう売り方は「好かん」けど、それでもまあ、最近はあんまりランキングに固執してこなくなってきたんで、まあ別にいいんぢゃない?

 とりあえず、「文脈」の上で、ここにきてジャニーズ黄金期を迎えたのであった!

・・・・・とでもしておきましょう

・・・と書いたのは、今から10年前。 これは、いまでもほとんど変わってないような気がするな。


 振り返れば、今のジャニーズ「黄金期」の礎になったのは、「たのきん」だわね。

 うん、まあ、たしかにそれいぜんにジャニーズ、フォーリーブス、郷ひろみ・・・などなど、創成期のジャニーズを支えたヒトたちはいるんだけど、何分70年代の後半、郷ひろみがジャニーズ事務所を抜けてから、この方暫くは、さすがのジャニーズ事務所も低迷期を迎えてたからね。


 もちろん、ヒットの趨勢がロック、ニューミュージック系に行ってたというところもデカイけど。

 そういう厳しい時期に例の「金八先生」っちゅうドラマがはじまって、たまたま、ジャニーズから出演してた「たのきん」に人気が集中したことから流れが変わってきたわけだ。

 以後25年以上、ジャニーズの勢いが劣えたことってないから、今の「ジャニーズ」人気の元をたどっていくと、直接は「たのきん」に行き当たるっていうのが、本筋なんぢゃないかなぁ・・とか思っちゃうわけなんだよね。


で、その「たのきん」でトップをきってデビューしたのが、トシだったわけだ。


・・といってもねぇ、80年のデビュー当時、ワタシは、ジャニーズにゃ全く疎くてねぇ、なんで、このヒトがベストテンに入ってきたのかって言うのが全くわかんなかったんですよ。

 うん、当時は「金八先生」も見てなかったし。。。(視聴率40%もあったのに!)
 話脱線しちゃうけど、当時見てたのはフジテレビの「ビックベストテン」よ。まあ、この話はまたいずれね。。。

 だから、「たのきん」っていうのも、このヒトたちがNHK「レッツゴーヤング」なんかで大人気になっていたのも全く露知らず・・・・。そう、ウタバングミって当時は「ベストテン」しか見てなかったかんね。

 そういう予備知識も何もない状況で「ザ・ベストテン」にランクインして来て、初めてこの曲聴いた時は、正直言って、なーんの感想も無かったなぁ。

 強いて言えば「うたへた」ってことだけ。。。。。

 うーん、また、とんでもないヒトが出てきたな・・っていう印象がまずは強かったなぁ。

 ウチのオヤジがバカ怒りしてたもんねぇ、「へたくそ」・・と。

 まあ、一発かな・・・・と率直思ったなぁ。

 でもま、たしかに、当時のニューミュージック勢がマンネリ化し始めてたところに、まったく違った「風」が吹き込んだ・・といういみで新鮮さは感じたけどね。

 ただ、ここから「アイドル」という時代に突入するっていう予感は、まだ、この時点ではしなかったんだよね。

 うん? これはすごいぞ・・・と思うようになってきたのは、この年の秋頃、このきょくの次の「ハッとして!Good」が出た頃からですね。

 たださ、修二と彰でもそうだけど、向こうのアーティストが書いた曲をデビューの頃にやると当たるようだね、ジャニーズは。
 この「哀愁でいと」も向こうの曲のカバーなんだよね。
レイフギャレットの「NEW YORK CITY NIGHTS」だっけ?

 でも、個人的には原曲のほうは知らんのですわ。ま、「哀愁でいと」を聴いてた当時の多くのヒトは知らなかっただろうけど・・・・だから、まあ、うまいところ突いてきたわなって言う感じはあったんですよね。

 うーん、このちょっとマイナー調な「硬派」な感じってどういう意図で持ってきたんだろうねぇ?
 正直言って、2曲目の「ハッとして〜」以降の「軟派」路線とは随分違うもんね。

 もともと硬派路線で行く予定だったんですかねぇ? それが「まっち」も硬派路線ということで、バッティングしないように、トシは、軟派路線に走ったのかねぇ?
 ま、いまとなってはイメージどおりってところはあるけどさぁ。



 それと、この曲のB面がいまとなっては笑える。。
曲が入ってるんではないんだよね。

「君に贈る言葉」っていうタイトルで、たのきんそれぞれがクサ〜イ「青春ど真ん中」的なセリフを延々としゃべってるっていうやつでさ。

↓ あーこれこれこれ




しかし、当時は、こういうもんでね「きゃーきゃー 」言ってたんだろうね。

 いや、言ってたんですよ。当時、親友が持ってたこの曲のレコードを、当時買ったばかりのステレオで聴いた覚えがある。
 もちろん、このB面も・・・

 さすがに、ワタシャ赤面物だったけど。。。。。





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抱きしめてTONIGHT / 田原俊彦

1988_05_抱きしめてTONIGHT_田原俊彦


 






今回の1曲セレクトは、「抱きしめてTONIGHT」田原俊彦です。

まずはデータです。

・タイトル     抱きしめてTONIGHT
・アーティスト   田原俊彦
・作詞       森浩美
・作曲       筒美京平
・編曲       船山基紀
・リリース日    1988年4月21日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位   3位
・売り上げ枚数    27.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1988年5月2日〜8月1日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「教師びんびん物語」主題歌


 先ほどのマッチに続いて、トシちゃんで行きますわ。
たのきんの2人、続けて書くのなんて、もしかして、今までなかったですかね〜。
 いや、昔、mixiで書いてたオリジナルの「1曲セレクト」で、「有名な曲でまだ書いてなかった曲」・・・を探してたら、先ほどのマッチの「真夏の一秒」も、今回セレクトした、「抱きしめてTONIGHT」も書いてなかったんですねぇ。。。。

 特に、トシちやんの「抱きしめてTONIGHT」・・・・・これは完全に「不覚」ですわ。
なんせ、ザ・ベストテンの年間1位の曲ですから〜・・・。それを書いてなかったとはね。。。

 mixiで書いてたこと、よく覚えてないんだけど、恐らく、毎回使っている、シングル盤のジャケ写が見つからなかったんで、当時、書かなかったのかもしれないですわ。
 今は、ジャケ写もネットにたくさん落ちてるんでね、ちょこっと引用させていただきましたわ


この曲って言ったら、なんて言っても、フジテレビの「月9」ドラマ、「教師びんびん物語」の主題歌ってところが有名なのかなぁ。
 うーん、ワタシ、このドラマ見てなかったんでなんとも言えないんだけどさ。 ・・・というか、個人的には、91年の「101回目のプロポーズ」まで、月9は見てなかったんだよな。
 まあ、今も天邪鬼だけど、当時も、「トレンディドラマなんて」・・・って思ってたからさあ。

 でも、あのドラマが当たったんで、この曲も、当たったともいえる訳でね。

 そそそ、この曲にたどり着くまでの数年は、トシちゃんも今一つパッとしてなかったんだよね。
まあ、リリースする曲は、ベストテン入りさせてはいたけど、いわいる「固定ファン」しか買っていないようなチャートアクションで、初動後、すぐランクダウンしていたし、いわいる「浮動票」を噛んだヒットっていうのは、かなり久しぶりだったよね。
 なんせ、この曲、当時としても異例のロングヒットだったもんなぁ。 丸三ヶ月ベストテン入りさせていた・・・なんていうのは、もしかするとデビュー曲の「哀愁でいと」以来だったかもしれない。

まあ、その影響もあって「ザ・ベストテン」では、年間1位の「栄誉」に輝いたわけだもんね。
 ちなみに、ベストテンの年間1位は、一度ヒットすると超ロングヒットする演歌系が圧倒的に強く、アイドルポップス系で年間1位を取ったのは、ベストテン12年間の中で、この曲だけなんだよね。

 まあ、当時は光GENJIが大旋風を起こしてた時期だけど、そんなジャニーズの後輩を物ともしなかった、この曲は、やっぱ、88年の代表曲とも言えるんだよね。

 でも、「教師びんびん」が当たったからといって、それだけで、こんなロングヒットになるわけでもないわけで、やっぱり、曲自体気合入ってたもんなぁ。

 トシちゃん−筒美京平氏との組み合わせは、80年代前半の全盛期から長きにわたって続いていたわけで、特に、前年の87年からは、ずっと筒美作品を歌ってきてたんだけど、87年の曲は、どうも今一つパッとしなかったんだよなぁ。
 でも、この曲は、筒美氏の気合の入り方が、全然、全然違ったもんね。 
初めてイントロを聴いた時から、「これは全然違う」っていう手ごたえを感じたのを覚えてるなぁ。 長年ヒット曲を聴いてくると、売れる曲って初めて聴いた時から「ピン」とくるんだよね。まあ、一種の「勘」なんだけど、この曲は「ビビビ」と来まくったのを覚えてるよなぁ。

よく言われているのは、トム・ジョーンズの「ラブミートゥナイト」っていうショービス系の曲を下敷きにした曲

↓ コレ




これに当時流行りのユーロビートを展開させた曲・・・ってことなんだけどさ、まさにそんな感じなんで、華々しい曲だったもんな。

 筒美氏のユーロビート歌謡とジャニーズというと、どうしても、少年隊のユーロビート三部作({バラードのように眠れ」〜「Stripe blue」〜「ABC」)って言うのが有名だけど、少年隊のユーロビートと、この曲が違うのは、その「ショービス」ぶりだよなぁ。
 少年隊は、「バラードのように眠れ」はショービス系に近いけど、どちらかと言うとショービス系というよりも、もっとビートを強調してたユーロビートだったもんね。

 でも、トシちゃんは、徹底的にエンターテイメントのショービス系が似あう・・・っていうのが、筒美氏の考えだったんじゃないかなぁ。
 事実、こんなトム・ジョーンズのショービス系の曲が似あったアイドルなんて、当時は、トシちゃんくらいだったしな。

 いや、今も、この系統が似あうポップス系のアーティストはいないかも知れん。だから、この系統の曲は、少なくとも日本では廃れちゃったけどさあ。 なんか残念だよなぁ。
 こういう華々しいエンターテイテメントショービスの世界が、また、戻ってきて欲しいもんなんだけどね。







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原宿キッス / 田原俊彦

1982_05_原宿キッス_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「原宿キッス」田原俊彦です。

 まずはデータでーす。

・タイトル    原宿キッス
・アーティスト  田原俊彦
・作詞      宮下智
・作曲      筒美京平
・編曲      船山基紀
・リリース日   1982年5月8日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   40.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年5月17日〜7月12日付

 トシちゃんの曲は、ついこの間書いたばっかなのに、またまたセレクトしてきちゃいました。
まあ、この間書いた、1983年の「シャワーな気分」も、この「原宿キッス」も、同じ「5月」リリースだったんでねぇ、ヒット時期が近いんだよね。
 ということで、連続セレクト、お許しあれ。

 それにしても、この曲、「5月8日」なんて、当時としては随分ひねくれた日にリリースしてもんだよね。
 
 えー、1982年5月8日は土曜日でした。

 まあ、前も書いたように当時はまだ、流通の関係上21日リリースっていうのが、普通だったわけで、こんな中途半端な日にリリースするのは稀だったんだよね。

 で、なんで、こんな日にリリースしたか・・・っちゅうと理由は2つ。

 週末リリースにすることで、より多くのお客さんに発売当日に買ってもらいやすくすること。

 それとオリコンチャート対策だよね。土曜日リリースにすることで、オリコンの集計期間をまるまる1週間使うことが出来る・・・

っちゅうわけ。

 まあ、今にも通じるようなジャニーズらしいやり方を当時からやってたわけだけど、もう一つ、このころトシちゃんは、なっかなか1位取れずにいたからね。

 この曲では是が非でも1位をとりたかったんぢゃないかな?
なんせ、ずっと、2位、3位ばっかだったかんね。
 意外っちゃ意外なんのかもしれないけど、まだ、このころはオリコンもジャニーズ対しては「公平」な立場を貫いていたわけね。

で、結果は、前年の「恋=DO!」いらい、1年半ぶりに見事1位ゲット!

 しかも、累積セールスでも、前曲の「君に薔薇薔薇・・・という感じ」を上回る40万セールスと、この曲についてはいいこと尽くめだったね。トシちゃんは。

 
 たださあ、個人的にいうと、当時はさ、この曲、なんかハッキリしない曲だよなぁ・・・なんて思ってたんだよね。

 イントロのぶっといファンキーベースとブラスの組み合わせはかっちょいいなぁ! とおもったけどさ、メロディラインが分りにいんだよなぁ。

 特にBメロの

♪ まちぶせしてお茶しないと〜 ♪

からのメロディラインが分りににくいよねぇ。転調っぽいフラットの連続で筒美氏にしては、とっつきにくいメロディラインだとおもったなぁ。

 うん、まあ、このころの筒美氏はやや分りにくいメロディラインだったんだよね。松本伊代の「TVの国からキラキラ」も同じようなイメージがあったんだけどさ。分解コードのようで、ちょっとサイケデリックっぽいイメージが出てきてるんだよね。

 それでも、

 ♪ woo woo 恋し恥ずかし原宿キッス 〜 ♪ からのサビの部分は、さすがに引っ掛かりが強かったよなぁ。
うん、筒美氏の王道的なメロディライン。

 それから考えると、Bメロの部分は筒美氏の実験的な部分だったのかねぇ。


 それと、船山氏の大げさなアレンジね。イントロの部分は↑で書いたとおりだけど、もう一つは、アウトロの超大げさな派手なアレンジね。

 なんかさ、どこも「原宿」っぽくないんですけど・・・。っていう感じなんたけど、少なくとも、この超大げさなアレンジには、一目置いちゃうよね。

 そう考えると、最初はハッキリしない曲だよな・・と思ってたけど、曲としては、意外と実験的でしっかりしてたんだよなぁ。





 実験的・・といえば、「原宿キッス」のB面の「真夏にドッキリ」っていう曲もかなり実験的な曲だったんだよねぇ。イントロ出だしが、ほんとに「ドッキリ」なんだから

↓コレ


こちらの曲も、A面の「原宿キッス」同様、作曲は筒美京平氏なんだけど、かなり難しいメロディラインを書いてるよなぁ。キャッチーだけど、「原宿キッス」よりは受け入れずらいかな。

 昔、このヒトのB面コレクションなんて、一風かわったベスト盤がでたことあるけど、意外とトシちゃんのB面っていい曲多いんですよ。

 個人的には、「君に薔薇薔薇・・・という感じ」のB面の「ANO ANO お嬢さん」っていう曲が好きだったんだよなぁ。 ほんとこの曲もA面でもまったく遜色ないくらいの曲だったのよ。


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シャワーな気分 / 田原俊彦

1983_05_ シャワーな気分_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「シャワーな気分」田原俊彦です。

 まずはデータでーす。

・タイトル     シャワーな気分
・アーティスト   田原俊彦
・作詞       三浦徳子
・作曲       筒美京平
・編曲       大村雅朗
・リリース日    1983年5月18日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    26.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1983年5月30日〜7月4日付

 最近、「たのきん」をしばらく書いてなかったんで、今日は久方ぶり(?)で「たのきん」のトシちゃんを持って来ましょうか。
 いや、書かなかったんではなくて、4月、5月と、あんまりめぼしい曲が「たのきん」の三人とも、あんまりないんだよね。
 だから、書かなかったというより書けなかったんだけどさ

 ようやく、再び、たのきんが面白い「季節」になってきましたよ。
 そんでもって、田原俊彦、「シャワーな気分」

 うーん、一言で言ってカッコよかったよね。やっぱりディスコ系はこのヒトに限るよね。たのきんだけでなく、あの時代、ビジュアル的に「魅せる」領域まで行ってるアイドルっていったら、このヒトしかいなかったしさ。

 まあ、「うたヘタ」っていうのが、先行しちゃってるけど、歌って踊れるってのは、大変なもんですよ。

 この曲の前、「ラブシュプール」はミュージカル風、「ピエロ」はやや渋路線と、若干「踊り」のトシから離れてた曲が続いたこともあって、この曲は特に「踊り」の面ではハデだったなぁ。

 「歌謡曲完全攻略ガイド68-85」によると、サウンドはマイケルジャクソンの「P.Y.T」、Aメロでだしの♪だけ だけ 君だけが好き〜♪は、クイーンの「バックチャット」がヒントになっているということなんだけど、そうなんだ?
 うーん、元ウタについてはよくわからないので、なんともいえないんだけど、筒美氏もなかなかシブイところをついてきますよね。

 個人的に一番変わったなと感じだのは、サウンドなんですよね。シンプルなんだけど、なんかゴージャス。くわえてダサくない。単純にカッコいいんだよね。
 この「音」は82年の「ヒット曲」にはなかった音ですよ。

 そう、82年のトシの同じディスコものの「誘惑スレスレ」と比べても、「ダサさ」という点では格段に違う気がするなぁ。

 サウンドという点では、83年の「今ごろ」がひとつのターニングポイントっていう感じがするんだけど、この時期の前後ではかなり「音」が変わっているんだよね。

 まあ、シンセの普及ってのもあるだろうけど、ひとつには、この曲とか、沢田研二の「晴れのちBLUE BOY」などの、それまで「ヒット曲界」にとなかったようなちょっと癖があるけど、新しいダンスサウンド(わあ、ダサイ表現!)が新鮮だったってのも大きいですよね。

 特に筒美氏の場合、トシちゃんと組む時のダンス物にたいする入れ込みは、82年の「君に薔薇薔薇・・・という感じ」以降、かなりなのものでしたからねぇ。 やっぱり時代的に和製マイケルを意識してたんだろうなぁ。
 それは、一応、この「シャワーな気分」で結実したんではないでしょうかねぇ。

 アレンジャーは、松田聖子御用達の大村雅朗氏だけど、大村氏はこの83年は大活躍、一番アブラが乗ってた時期ですよね。

 基本、トシちゃん、女性コーラス、ブラス、リズムセクションの4パートのからみだとおもうんだけど、このからみがココチEんだよね。

 個人的には、いちばん最後

♪(トシ) シャワー
 (女性コーラス) シブンブンブン Ah
(ブラス リズムセクション)ズタタタッタ タタッタ ♪

って感じで、インパクトを残しながら、「体言止め」のように無駄な余韻を残さない終わり方が好きなんですよね〜。


 それはそうと、この曲、ジャケ写が2種類。
 ハイ、これは、ジャニーズ伝統の「複数種」ジャケの曲でございます。。。
 スタンダードなのは、プロフ写真のものだけど、もう1種類あったりします。

↓コレ
  フォト


でも、そのわりには、セールス枚数的に、他の曲とそれほど違いはなかったんだけどね。
 このころは、一人で複数枚購入っていうのは、あんましなかったんでしょうね。 某Aとかいうグループみたいな。。。(爆)




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