
今回の1曲セレクトは、「シーズン・イン・ザ・サン」チューブです。
まずは、データでーす。
・タイトル シーズン・イン・ザ・サン
・アーティスト チューブ
・作詞 亜蘭知子
・作曲 織田哲郎
・編曲 織田哲郎
・リリース日 1986年4月21日
・発売元 CBSソニー
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数 31.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年6月2日〜8月18日付
・タイアップ:キリン「ビン生」CM曲
日本の夏の風物詩、TUBE登場!!
ま、ようやっと・・・・と言ってもいいのかなぁ。今まで、1曲も書いてなかったんだよね。
「夏」といったらTUBE。TUBEといったら「夏」という具合に、日本の夏とTUBEは切り離せませんな・・・と書くのは、まあ、大げさなんだけど






やっぱし、この曲しかありません、「シーズン・イン・ザ・サン」
そのまえに、「TUBE」っていうアーティスト名になったのって、この曲からなんだよね。
って、あれ? 意外と知られていないかなぁ?
TUBEは、1985年6月デビューなんだけど、それまでは、「THE TUBE」と頭に冠の「THE」が付いていたんだよね。
で、見てくれも、ブルーと白のストライプのジャケットなんか着たりして、いかにも、お仕着せだろ? っていう格好で、一世代前も二世代も前のGSのようなガレージっぽい音楽やってたんだよね。
そう、「夏」! とはほとんど、関係ない音楽だったのですよ。
そうさねぇ、当時のウレセンだった、チェッカーズとか、SALLYの2番煎じと言うか、3番煎じというか・・。
そんな感じだったんだよね。
その印象からして、まさか、30年も続くバンドとは、全く思っても見てなかったな。
それでもデビュー曲の「ベストセラー ザ サマー」はやっぱり、キリンビールのCMタイアップが付いてたんで、そこそこ売れた。
BUT、第2弾の「センチメンタルに首ったけ」はノンタイアップで全く売れず・・・。
これに懲りた、メンバーが、とにかく「お仕着せ」から脱却して、Tシャツとジーンズのラフな格好で、ラフに音楽をやっていく、ついでに、アーティスト名も「THE」をとって、ラフにやっていく・・・・・という意気込みで、再起をかけてリリースしたのが、この曲、「シーズン・イン・ザ・サン」というわけだよね。
それが功を奏したのか、大ブレイクを果たしたわけだ。
たださ、個人的に書くと、今になって思うと、なんで、こんなに売れたんべか・・・と頭をひねっちゃうんだよね。
まあ、あの当時、とにかく聴きすぎて、いい加減食傷になっているってのも大きいんだけどさ。自分で引っ張ってきてなんだけど、ここだ! っていう部分がよくわかんないんだよね。
強いて言えば、この曲の仕掛けかなぁ。のっけから、♪wow wow wow〜♪というコーラル風ハミングのイントロで、涼しい風なイメージが流れたと思ったら、いきなし、
♪ STOP THE SEASON IN THE SUN〜 ♪
と、暑苦しい・・・・



この「温度差」がいかにも夏っぽいんだよね。
そうそう、やっぱし、「夏」なんですよ。この曲の主題は。逆に言うとそのキーワードだけで充分な曲なんだよね。
このあいだも、85年の夏は天候不順で冷夏と書いたことがあったけど、これは、80年代後半にずっといえたことで、今思うと86年もそれほど夏らしい夏ではなかったんですよ。
だから、余計、いかにも「夏」って曲に飢えてたんぢゃないかなぁ・・・・と、思ったりして。。ま、無理やりって気もするけど、得てして、間違いでもないような気もする。
とにかく、あの時代、「おニャン子」の天下でして、季節感溢れるロックテイストの曲は少なかったですからねぇ。
なんでもいいから、「夏」っぽい曲にすがりたい・・・ってところもあったのかなぁ・・・。
あ、これは、、ワタシのことですが。。。
ともあれ、この曲が、夏=TUBE と印象付けた曲であることは間違いないところ。
・・とともに、この曲をもってはじまったんですねぇ。ビーイング系の逆襲が。。。。
はい、TUBEはもともとビーイング系でございます。。。ま、作詞、作曲者名をみれば、すぐ分かることなんですけどね。
だから、メロディラインがキャッチーなのも、頷けちゃうわけなのです。
ジャケ写も言うことなしのリゾート気分ですな。
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