かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

玉城千春

冬のうた / Kiroro

1997_12_冬のうた_Kiroro


今回の1曲セレクトは、「冬のうた」Kiroroです。

まずはデータでする。

・タイトル   冬のうた
・アーティスト Kiroro
・作詞     玉城千春
・作曲     玉城千春
・編曲     重美徹
・リリース日  1998年11月21日
・発売元    ビクター
・オリコン最高位 12位
・売上げ枚数  23.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1998年12月14日〜12月21日 1999年1月18日付
・タイアップ:明治製菓「メルティーキッス」CM曲(2001年)

いやいや寒い日が続きますね。クリスマス寒波到来ということで、日本海側はまたもやドカ雪となっているようで。。。
私のところは太平洋側なので、まだ雪の心配はないんだけども、空っ風が冷たい。
ワタシんちは、木造なんでとにかく、どこからともなくすきま風が入り込んでくるのですわ。
だからねぇ、暖房をつけていないと途端に寒くなる。

あれは1997年の冬だとおもうけど、今の家を購入して最初の冬を越した冬。
それまでオヤジが務めていた会社の寮住まいで、その寮っちゅうのが鉄筋コンクリートの冷暖房完備だったもんで、まともな暖房器具なんて持ってなかったの。

唯一持ってた、小さな電気ストーブぢゃまともに暖かくならない部屋で、身震いしながら、今回引っ張ってきた曲を聴いていた。。。。。

・・・・ような記憶があったんだよね、ワタシの中では。。。


はい、そうです。  Kiroro 「冬のうた」


・・・なので、ワタシの記憶の中では、1997年今頃のヒット・・・と思っていたんだけども、先ほど改めて調べてみたら、本来は1998年今頃のヒットだったわ。。。

うーむ、どこでどう記憶違いをしたのか、よくわからないけど、 いずれにしても私の記憶の中では1年ずれていたようだ。

うーん、この曲を聴きながら、寒くてまんじりもしない極寒の部屋で、これから始めようとしていた、インターネットの接続設定した・・・ような記憶があったんだけどなぁ。。。。

でも、冷静に考えたら、Kiroroがメジャー1stシングル「長い間」の大ヒットで、ブレイクしたのが、1998年2月だから、第3弾シングルであるこの曲が、1997年の今頃のヒットのわけがないんだけどね。。。

どうなのかなぁ。 この曲の持つ、透明で凛とした空気感が、 1997年の冬の、あのくそ寒い自分の部屋の空気感に通じるものがあったのかもしれないなぁ。

まあ都合のいい、勘違いではあるけど。。。。

それ以前に、今考えると、この曲のもつ、凛とした正統的な曲想が1998年今頃のヒット曲の空気感とは、離れているからかもしれない。

1998年の今頃といえば、まだ小室系サウンドが幅を利かせていた頃。 なかでも鈴木あみが一番人気だった頃ですわ。
あのピッチなんて全然気にしてない調子はずれの歌唱にしてミリオンセラーなんて、絶対世の中違っている・・・と当時のヒット曲に憤っていたことを考えると、この曲の正統性ってというのかね、どうにも1998年の今頃のヒットとかけ離れているようにも思えたのかもしれないですね。

そんな、1998年の今頃のヒット曲に憤っていた私に、「宇多田ヒカル」という衝撃が走ったのは、この年の暮れ。
忘れもしない、1998年出社最終日。たまたま聴いてたbayfmで流れた「Automatic」。
1998年のクリスマスのわずか数日後のことでしたね。


もっとも、ヒット年代を間違っていたのは、個人的に、今の今まで、この曲の音源って持っていなかったのもあるんだけども。。。。

個人的に所有している音源は、すべてヒット順に並べてあるから、持っていれば、勘違いすることはないんですけどね。。。。

そうそう、曲想から見ると、どちらかといえば、1998年の冬というよりも、1997年の冬なんだよね、ワタシの中では。

うん、1997年の冬の方が、まだ、ヒット曲全般的に、まだ凛とした冬らしい空気感があった。
SPEEDの「WHITE LOVE」とかさ。




kiroroは、沖縄出身のデュオだけども、沖縄の匂いを感じさせないのが、一番の特徴といえば特徴ですわね。
アーティスト名は、「北海道」のアイヌの人たちの「キロロ」からとったということで、だからというわけではないけど、一番、北海道を感じさせるこの曲なんでいうのは、本来の意味からすると、もっとも番kiroroらしい1曲なのかもな。

こんばんは、クリスマスイブですわ。
巷では、超定番のクリスマスソングが流れ、みんな集まってワイワイ過ごす方も多いんだろうけども、ひとり静かに過ごすクリスマスっていうのもいい。
いわいる「ぼっち」クリスマスってやつだけども。

ワタシなんかは、みんなでワイワイと過ごす・・というより、ひとり静かに過ごすクリスマスの方が落ち着くんだよね。

クリスマスソングというわけではないんだけども、そんな一人で過ごすクリスマスに、この「冬のうた」なんてのはBGMにいいんですわ。



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長い間 /kiroro

1998_03_長い間_Kiroro











今回の1曲セレクトは、「長い間」Kiroroです。

まずはデータです。

・タイトル    長い間
・アーティスト  Kiroro
・作詞      玉城千春
・作曲      玉城千春
・編曲      重実徹
・リリース日   1998年1月21日
・発売元     ピクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  120.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位1位
・ベストテンランクイン期間:1998年3月2日〜5月11日付

ロングヒット。
新曲リリースが怒涛のように毎週毎週続いている最近では、めっきり聞かなくなった「コトバ」ですね。
そもそもリリースした週だけ集中的に売って、あとは「知らん」って感じのウリテ側に問題があると思うんだけどね。最近ロングヒットがでない原因は。

だけど、いつからロングヒットって出なくなってきたのかなぁ。。。 なんて過去のランキングの動きを見てみると、今から10年くらい前あたりから顕著になってきたんだよな。

 よく2000年以降はロングヒットが出ていない・・・とか言われるけど、2000年代の前半は、それでもロングヒットってあったんだよね。特に2003年、2004年あたりは意外とロングヒットが出てる。
あんまりそんなイメージも無いかもしれないけどさ。
 ただ、2005年のケツメイシの「さくら」を最後に、ワタシのチャートでは10週以上連続1位作品は出てないし、「大ヒット」の目安としている、トータル得点10万点以上の曲も、この辺りを境に激減して来ていたりするんだよね。
ヒット曲ウォッチャーとしては淋しい限りですわ。 大ヒット曲、ロングヒット曲っていうのはヒット曲を聴く上での楽しみの一つだったりするんもね。

・・・・ということで、今回は「90年代」のそんなロングヒットのあるこの曲をセレクトしてきますか。

Kiroro 「長い間」。

この曲は典型的なロングヒットパターンのチャートアクションを見せた1曲だったよな。
90年代では、すでにほとんどの曲が、今と同じようにランクイン1週目、「初動」事に売り上げは集中する傾向が定着していた訳で。 つまり初登場の週のランクが一番良くて、2週目以降は早くも下降していくチャートアクションが「普通むだったんだたよね。

でも、この「長い間」は、オリコン初登場は27位。 ここからジワリジワリはランクを上げ、ベストテン入りまで6週かかっていたりする。

 こういうジワリ型のチャートアクションは当時としても珍しい動きだったわけだけど、このジワリ型っていうのがロングヒットの必須条件な動きなんだよね。
 つまりはクチコミ型なわけですわ。 口コミで徐々に認知が広がっていき、ヒットの規模が大きくなっていきパターン。
 本来ならば、ヒット曲の理想的な売れ方なんですよね。 何が理想的かと言えば、こういう口コミで広がるパターンは、ファン層の限定があまりない。 男女問わず幅広い年齢層に刺さるんだよね。
だから、よりたくさんのヒトがその曲を知っていることになるんですわ。 これれがヒット曲の本来の姿なんだよね。

 最近は売れても、そのアーティストの「コア」なファンしか曲しらないじゃない? これじゃ、ヒット曲の本来の姿じゃないんですわ。 うん、ベストセールス曲。ヒットでもなんでもない。これじゃ淋しいよな。


ところでこの曲は、ご存じの通り、ミディアムバラードのシンミリとした心に染みる曲ですわ。
まあ、この曲調が、一気にヒットはせず、ジワリと多くのヒトに浸透して行った一番の要因なんじゃないかな・・・と思うんだけどね。
 なかなか、こういう曲は、初聴では、理解するのが難しいですからね。 何度も聴くうちにジワリと染みていくって言う感じで。

ただね、この曲の大ヒット以降、ロングヒットする曲のパターンって、結構似通ってしまったような気もするなぁ。

 うん、この「長い間」同様、心に染み様なミディアムバラードな曲。

例えば、この曲以降だったら、2000年のサザンの「TSUNAMI」、2003年の森山直太郎「さくら(独唱)」、2004年の一青窈「ハナミヅキ」、平井堅「瞳をとじて」、2007年の秋川雅史「千の風になって」・・・etc etc etc

なんかね、どこか共通しているような曲調じゃないですか。

まあ、いずれも何度も聴くうちにジワリと染みていくような曲ではあることは間違いないんだけどね。

でも、もっと違う曲調でも「ロングヒット」と呼ばれるような曲がどんどん出てきて欲しいよね。


まあ、そんな、今に通じるジワリと心に染みるロングヒットの「原点」が、この「長い間」であることは間違いないだろうなぁ。




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