かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

狩人

コスモス街道 / 狩人

1977_09_コスモス街道_狩人


今回の1曲セレクトは、「コスモス街道」狩人です。

まずはデータです。

・タイトル     コスモス街道
・アーティスト   狩人
・作詞       竜真知子
・作曲       都倉俊一
・編曲       都倉俊一
・リリース日    1977年8月25日
・発売元       ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   42.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1977年9月12日〜11月28日付

結局、この3連休はどこへも出かけず、家でグダグダ過ごしちゃいましたね〜。
夏の疲れが出てきたのかなぁ、腰に痛みが出て来てね〜、ちょっと出かける気が起きなかったんだよな。 まあ、天気もピーカンって言う感じでもなかったしな。

 でも、今年は3連休って言うのが多く、さ来週、また3連休なんだよな。 うーむ、今度はどっか出かけたいですねぇ。

最近は家にいる時は、ロードマップとにらめっこなんだよな。 8月山形行った時もそうやってロードマップとにらめっこしててドライブに出かけちゃったし、今度は、国道254号を使って信州に行きたいな〜。

あーら、今回の1曲セレクトで引っ張ってきた曲の前振りですか〜 

そーです、前振りです〜 

狩人「コスモス街道」

最近は、水森かおりさんが、各地名をタイトルにもってくる「ご当地ソング」を毎年リリースしてますが、そんな水森さんに繋がるような、「元祖」ご当地ソング、アーティスト。 それが、狩人ですわなぁ。

デビュー曲の「あずさ2号」が甲州・松本。 それに続く、デビュー第2弾シングルが、今回の「コスモス街道」。

え? 「コスモス街道」って本当にあんの とか聞かれそうだけど、実際にあるんだよね。 長野県佐久市。

この曲の歌詞にもあるじゃん

♪ 右は越後に行く北の道 左は木曽まで続く中山道〜 ♪ ってさ。 これは、歌詞の中のフィクションではなく、実在してるんだよね。 長野県佐久市の国道254号線。ここ、実際に「コスモス街道」って名称がついてるんだよね。
実際に路の両脇にはコスモスが並んでいて、今頃(9月頃)が見ごろだそう。

「あずさ2号」同様、実在する場所、名称がタイトルについてるだけに、曲にリアリティを感じるんだよな、このヒトたちの、特にこの最初の2曲はさ。

ただ、個人的には、コスモス街道って、国道18号の事だと思ってたんだよ、長い事。

曲出だしに ♪ 日よけを下した白いレストラン 〜 秋の避暑地 ♪ ってあるじゃん。 どう考えてもこれって軽井沢の事だよな。 国道254号は軽井沢通ってねぇぞ・・・とか思っちゃったりしてさ 

それ以前に、この曲、今から41年前の1977年(昭和52年)の曲なんだけどさ、果たして41年前の国道254号って、まだ道悪かっちゃんじゃねぇかな・・とかさ。

今でこそ、片側1車線の「舗装道」で路面もいいけど、41年前の「幹線国道」ではない、特に地方の「一般国道」なんて、そりゃ酷いもんだったんよ。離合困難なほど狭かったり、舗装されてなかったり・・・。

41年前の国道254号はどうだったんだろう? さすがに当時の実際の道路状況を知る由もないけど、ネットを検索してみると、コスモス街道と言われている地区の手前、群馬長野県境の旧国道254号、内山峠は、狭くヘアピンカーブ連続の「酷道」だったようだ。

・・とすれば、そんな所をわざわざ、曲のタイトルに持ってくるかなぁ・・・なんてさ。  

でも国道18号は幹線国道だけに、当時もそれなりに整備されていたはず。 それならこの曲のイメージに合ってたんじゃないかなぁ
もっとも、現在の軽井沢バイパスはまだなく、旧碓氷峠越えの片側1車線道だったはずだけど・・・。

・・・・なんてさ、どーも、穿った見方をしちゃうところは、ワタシの悪癖ですわな〜。


ちなみに、狩人って、長野県が好きで、デビュー曲の「あずさ2号」、この「コスモス街道」もそうだけど、80年には「白馬山麓」なんてシングルも出してたりする。
でも、本人たちは長野出身・・と言う訳ではなく愛知県出身だったりするんだよね。 




この曲、都倉俊一氏の作・編曲なんだよね。
それにしては、かなり「和」が入った作風だよなぁ。 はじめは、おおよそ都倉氏の作品とは思えなかったんだよね。 平尾昌晃氏? っても思える様な作風だったし。

 都倉氏の作品って、もっとバタ臭い、洋楽的な作品が多かったからさ。 この曲が77年の8月25日リリースで。その10日後に、ピンク・レディの「ウォンテッド」がリリースされている。

うん、この「ウォンテッドこそが都倉氏らしい作品だと思えるしさ。 プラス、どこかに似たようなフレーズが隠れいたんだよ、都倉氏の作品って。 これで、「あ、これ、都倉氏」って分かるんだけど、この曲は、都倉氏らしいフレーズが出てこないんだよなぁ。 あ、「あずさ2号」もそう。

それは、メリハリって言う部分でもそう。 都倉氏の曲ってリズム体がはっきりしてる分、メロディラインは意外と平坦な曲が多い。 だからなんだろうけど、曲にメリハリが少ないんだよ。

でも、この曲は別。 mpっていう、優しい感じの出だしから始まって、サビに向かって追い込むようにグワッと盛り上がって行く。
カンツォーネ的な手法って言うかさ。 これは、デビュー曲の「あずさ2号」でもそうでしたね。 ただ、この曲は、「あずさ2号」よりも、スピード感があっただけにサビに向かっての追い込みは迫力がありましたね。

そう言う意味でも、狩人の曲って、通常の都倉氏の曲に比べると、かなり特殊な作り方だったんじゃないかなぁ。

で、こういうカンツォーネ型の盛り上がりは、1977年当時のヒット曲の一つの流行りだったんだろうね。 それがもっとも顕著だったのが、この曲と全く同時期に大ヒットしてた、松崎しげる氏の「愛のメモリー」だったしさ。 



よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

あずさ2号 / 狩人 

1977_06_あずさ2号_狩人






今回の1曲セレクトは、「あずさ2号」狩人です。

 まずはデータです。

・タイトル     あずさ2号
・アーティスト   狩人
・作詞       竜真知子
・作曲       都倉俊一
・編曲       都倉俊一
・リリース日    1977年3月25日
・発売元      ワーナーパイオニア
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    51.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1977年6月6日〜8月22日付

 うーん、さすがにこの曲はなっつかしいなぁ・・って思っていだたける方、多いかなぁ。
まあ、最近はネットでも見れるし、テレビの懐かし番組でも、頻繁に使われてるんだけどさ。 

 あずさ2号  / 狩人

 今から38年も前の曲になるんですねぇ。。。え? そんなに経ってるのか? って思っちゃいますが、経ってるんですねぇ。。

 そりゃそうか・・・。ワタシがヒット曲の世界に入る以前の曲ですわ。この曲。

 ・・ということは、「狩人」って38年もコンビ組んでたの?

 あ、いやいや、昔いちじき、離れてたこともありましたよね。


 しかし、この時代は、こんな感じでの「旅情」を織り込んだ、いわいる「歌謡曲」は多かったですな。
 あえて「歌謡曲」なんてコトバで書いちゃったけど、あのころは、これでも「ポップス」だったんですよね。

 今聴いたら、場合によっては、「演歌」なんてに分類されちゃいそうな曲調だけど・・・・。

 都倉俊一氏の作曲、アレンジなのですよ。ピンクレディーのポップな曲調と随分違いますよねぇ。

 うん、曲の抑揚、盛り上がり方、どちらかというと、馬飼野康二氏っぽいくもある・・・。うんにゃ、この日本情緒な雰囲気は、兄貴の馬飼野俊一氏っぽいのかなぁ・・・。
 ワーナーって、昔から、このテの叙情的な曲って好きだし、得意だよねぇ。「外資系」の会社なのにさぁ。

 だけど、兄弟ならではの息のあったコーラスと迫力は、他のディオにはなかなか見られないものがありましたよね。

 サビの

♪ 8時丁度の あずさ2号で わたしは わたしは あなたから 旅立ちます ♪

 の部分はキャッチーさ、インパクトの強さいずれも強力だったよなぁ。

 曲全体はしらない・・・っていう人でも、この部分はたいがいの人でも知ってるでしょ?


 ちなみに、よく言われることだけど、1977年当時、「8時丁度の あずさ2号」・・・って実際にあったわけなんだよね。

 まあ、曲のシチュエーションからして、おそらくは「下り」特急あずさ2号 8:00 新宿発 松本行き ですね。

 なぜ、わざわざ「下り」といれたのは、当時は上り下りとも特急急行いずれとも「1号、2号・・・・」と数えたからですね。
 これ、1978年10月1日(通称ゴーサントォ)ダイヤ改正から、特急急行の名称は、下り奇数号 上り偶数号 に変わっちゃったんですよ。

 だから、今は、8時丁度の「あずさ2号」で、東京から信濃へ向かう列車は存在しない・・・わけなんですわ。

 ヤバイ・・・・隠れ鉄ちゃん(時刻表オタク)の血が騒ぐ。。。


 ちなみに、現在では 「8時丁度」の「あずさ」は「スーパーあずさ5号」に変わっておりまする。。。

さしずめ

 ♪ 8時丁度の スーパーあずさ5号で 私は私は あなたから 旅立ちます ♪ (字余り)

・・ということになるわけですな。

 ちなみに、狩人は、こんな「旅情」パターンな曲がシリーズ化されておりまして・・・。

次の曲が 「コスモス街道」(長野県) 2曲間が空いて 「みちのく夏愁」(青森県)、「国道ささめ雪」(北国)、「アメリカ橋」(東京) なんていう「ご当地ソング」を歌っておりました

しかし、なんか、ほとんど「さむーい地域」ばっかでんな。「南国ムード」な地方を歌っていなかったのは、このヒトたちのキャラなんでしょうかね。

 中でも、「アメリカ橋」は、今でも東京・恵比寿のガーデンプレイス脇に実在してるんですが、♪鉄で出来た青い橋♪ぢゃないんだけどね、実際は。。。
 うんにゃ、ネットで見てみたら、最近は「青く」塗り直したのかなぁ。。。昔、ガーデンプレイスの会社に居た時は、「青く」無かった気がしたけどなwwwwww   
 まあ、どうでもいいことだけど。。。。




よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村
記事検索
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
livedoor プロフィール

かじやん