今回の1曲セレクトは、「君は流れ星」西村知美です。
まずはデータどぇす。
・タイトル 君は流れ星
・アーティスト 西村知美
・作詞 売野雅勇
・作曲 中崎英也
・編曲 武部聡志
・リリース日 1986年10月27日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数 7.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 15位
・タイアップ:日本テレビ系アニメ「がんばれ!キッカーズ」オープニング曲
風邪がなかなか抜けないですわ。罹ってから2週間も経つって言うのに、未だに鼻水がねぇ・・・。 流石に先週のような「ジュルジュル」って言う状態ではないけど、まだダメですね。 寝てても時々、気管支が狭くなって咳が出たりね。幸いに熱はでなかったけど、うっとおしくてしょうがないですわ。
やっぱり年を取るって来ると治りが遅くなってくるんでしょうかねぇ・・・。
ま、そんなこんなで、またまた1週間ぶりの「1曲セレクト」になる訳で・・・。 はたして、今回は何を持ってくるベ、
なんてねぇ・・・。最近は葛藤ですよ〜。 あまりに古かったり、マニアック過ぎるとねぇ・・・って言うのもあったりして。。
でぇ、いつものように昔のオリコンチャートをペラペラめくってたら、ありましたわ、今回は、丁度いいのが。。。
西村知美「君は流れ星」。
って書くと、恐らく大半の方は、「あ、キッカーズ」の曲だ・・・なんて思うんでしょうね、きっと。
要は、「キャププテン翼」の二番煎じ的なサッカーアニメでしたよね。
確か、これ、西村さん自身も「本人役」でチョイ役で出でませんでしたっけ あれ、違ったかな・・・。
まあ、アニメでしたからね、ワタシゃ、当時、その世界からは「卒業」してたんで見てませんでしたが。。。
っつうかさ、「キャプテン翼」をアニメで見て、ちょっと幻滅したんだよねぇ。 原作は当時「ジャンプ」で読んでたけど、アニメのあまりの動きのお粗末さにさあ・・・。
あ、そんなもんなんだろ・・・なんてタカをくくっていたところもある。
でもさ、この曲って言ったら、結局は、そんなアニメのオープニング曲でしたねぇ・・っていうことで、終わっちゃうような気もするんだよなぁ。
だから、今まで、この曲書いて来なかったのかも。。。
いやいや、以前も西村さんの別の曲で書いたような気がするけど、このヒトの曲、難しいんだよ、レビュー書くの。
だってさあ、「ウタ」っていうより、ほとんど「空気」みたいなんだもん。 音楽としての実態がほとんどない・・・っていうかさあ。
たがら、今まで積極的に書いてこなかった訳でさ、いままで残ってたんだよね。
個人的に、この曲初めて聴いたの、実は「ベストテン」だった・・・んじゃないかなぁ。 うん、リリース前後を含め、当時、レコード音源で聴いた事無かったような気がする。
だから、余計「空気」みたいな感じだったんだよなぁ。 ま、兎も角、歌唱力は「スバラシイ」もんがあったしね 、このヒト。
それだけだったら、70年代に浅田美代子さんとか、能勢慶子さんっていう「前歴者」がアイドル界には居らっしゃったわけで、それほど珍しい訳でもない。
でもさ、このヒトの場合、語尾もはっきりしないんで、なに歌ってんだか、歌詞がほとんど分かんないんだよね、テレビで歌われると特に。そもそも存在感っていうのも希薄なアイドルだったしなぁ。
だから、ほとんど空気みたいに感じてたんだよね、ワタシ的には。
ま、バックの演奏は分かるんで、そうだなぁ、リアルカラオケっていうか
この曲は特にそんな感じだった。 ベストテンで歌った時、ほんと、なに歌ってんだか、さっぱり分かんなかったんだよねぇ。。。
バックの演奏から、とりあえず曲については理解できた・・・って感じで。。
そそそ、この時初めて聴いたんだ。
うーむ、空気みたいな存在・・・というより、バックのオーケストラの音に、半ばかき消されて、なに歌ってんだかよく分かんないんだ。。。
たださ、不思議な事に、なぜか、曲自体は耳に残るんだよな、この曲。
このヒトの場合、シングルと言えど、引っかからない曲が多かったんだけど、この曲自体は引っかかった。
言える事は、やっぱり「ダサ」さだろうな、この曲のメロディの。 当時のアイドル系の楽曲から見てもアナクロだよね、まるで70年代のB級アイドルって感じで。
逆に言えばだからこそ、安心できるところがある。 引っかかるといえば、そこなんだよな。
そもそも、当時から見ても、このヒトってすぐ居なくなるだろうな・・・って思ってたんだよね。
だってさ、アイドルと言えど、ウタとしてどうなの? ってところと、希薄な存在感から、どう見ても2〜3年だよね、居ても・・・。って感じだったし・・・。 だからねぇ、今日に至るまで30年も、ゲーノー界に生きているっていうのはホント、奇跡だよなぁ。
だいたい楽曲提供者からして、第一級ぞろいだったし・・・。この曲にしても、作詞が売野氏で、アレンジャーが武部氏でしょ。そして、この後は、松本隆、筒美京平氏が担当して行くことになる。
今考えると、なぜに、この存在感が無いヒトにこれだけ、第一線級の人たちが、曲を提供して行ったんだろう・・・なんて不思議になる位豪華な作家陣だったしさ。
で、決まって印象に残る曲っていったら、「アナクロ」的な曲だったりしてね。
やっぱ、見た目は当時のアイドルアイドルしてても、中身は、宇部のおねーちゃんだったんだろうねぇ。その雰囲気が一番ぴったりしていた・・・と。
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武部聡志
今回の1曲セレクトは、「さよならの果実たち」荻野目洋子です。
まずはデータです。
・タイトル さよならの果実たち
・アーティスト 荻野目洋子
・作詞 売野雅勇
・作曲 筒美京平
・編曲 武部聡志
・リリース日 1987年6月21日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 16.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1987年6月29日〜7月27日付
3月にリリースされた「ニッポンの編曲家」の続編とも言える「作編曲家 大村雅朗の軌跡」を読んでるのね。
まあ、いわいる「業界本」ともいえるアレンジャーにスポットを当てた1冊ですね。 楽曲作成の上でウラ方の要でもあり、かつ、これまでほとんどスポットが当たって来なかった、アレンジャーに初めてスポットを当てたって言うだけでも画期的な1冊であり、だからこそ、ここに来ても売れてる1冊なんだけどさ。
(いまや業界的には「必携」の1冊どぇす




その続編とも言える、今回の「作編曲家 大村雅朗の軌跡」。ま、読んで字のごとく97年に若くして夭折された、ヒット曲アレンジャーとして超一流だった大村雅朗氏にスポットを当てた1冊。
まあね、内容詳細は事は別トピックスを立てるとして、率直な感想としては、そうだな、亡くなられて今年で20年ということで、こういう企画だったんだろうけど、どうしてもあの時を振り返る・・・のような感じなんだよな全体的に。
とくに、アレンジャーとしてだけでなく、コンポーザー(作曲者)として、未だに業界内外にも一目をおかけている松田聖子さんの「SWEET MOMERIES」についての記述割合が多くなってしまう。
それはそれで仕方が無い事なのかもしれないけど、どうしても「後ろ向き」な内容であるのは、どこか引っかかってしまったワタシなんですよね。
じゃーよ、昔の曲ばっか書いてる、この「1曲セレクト」はどーなんだよ、後ろ向きの内容ばっかじゃんかよ・・っていわれれば、元も子もないんだけど。。。
ただ、現在も御健在であり、現在進行形なアレンジャーやプレイヤーの紹介の部分が多い、「ニッポンの編曲家」と比べると、どうしても後ろ向きに感じてしまった。って言うところは否めなかったですね。
あー、前置きが長くなった・・・。
今回の曲セレクトは、そんな「大村雅朗」氏がアレンジをしてたもの・・・と勘違いしてた1曲をひとつ。
荻野目洋子「さよならの果実たち」。
先週まで、ヒットしてた当時は、あんまり好きじゃなかった曲ということで80年代アイドル曲を書いてきたけど、今回の「さよなららの果実たち」も、そういう中の1曲になるのかなぁ・・・。
ま、少なくとも今まで残っていた・・・ってことは、進んで聴いてた曲ではなかったんだよな。
この曲は荻野目ちゃん自身、初のオリコン1位獲得。 あれから丁度30年。今となっては完全に忘れ去られてるような事実だけど、そうなんだよね。
大ブレイクとなり自身の代表曲でもある「ダンシング・ヒーロー」も、ロングヒットとなった「六本木純情派」もオリコン1位とはなっていない。
この曲が初の1位獲得なんですよ。 まあ、チャート上のあやと言ったらそれでおしまいなんだけど、今となってはそれほど有名ではない、この曲が初の1位獲得曲っていうのも不思議な感じはするけどさ。
ちなみに、荻野目ちやんは、この曲を含め、88年の「ストレンジャーTonight」「スターダスト・ドリーム」と3作のオリコン1位曲をもっているけど、それも今となっては忘れ去られた事実かもなぁ。
当時も今と同じように、ヒットチャートの「1位」の重みはほとんど無くなっていたからさ。そう言う時期のヒットチャートなんて、時間とともに忘れ去られるのが一般的ですからね。
↑で、当時、この曲を進んで聴いてなかった・・というのは曲の好みもある。 当時、大学受験を控え精神的に不安定でヒット曲どころではなかったこともある。
たださ、ヒットチャートの重みの無さから、楽曲自体に魅力を感じ無くなっていたってのもあるな。
不思議なもので、ヒットチャート時代に重みがあるときっていうのは、ヒット曲自体に面白さを感じるんだよね。
まあ逆に言えば、ヒット曲時代が面白いからヒットチャートに重みが出るんだろうけどさ。
それとは全く、真逆的な現象 、それは、今もそうなんだけど、当時も曲自体に魅力を感じ無くなっていたんだよね。
いつかもかいたけど、それはワタシだけではなく、古くからのチャートマニアの間でそう感じる方も少なくなく、それの時期にチャートマニアから離れて行った方も少なくない。
それは、楽曲自体に魅力を感じ無くなったからたと思うんだよな。
それは、この曲からも感じてたんだよなぁ。
正直言って、色合いが良く分かんなかったんだよね、この曲。 当時、荻野目ちゃんのシングル曲って、ちょっとドギツクなってきてたんだよな、全体的に。 それはこの曲からも感じた。
昨日書いた、黛ジュンさんの「天使の誘惑」の「昼間に向かったポップス」という表現を借りれば、この曲は、真逆に「夜の」匂いがプンプンしてたりね。
それを考えると、おおよそ「ポップス」って言う匂いを感じなかったんだよね。 ポップスというよりはより歌謡曲の匂いを感じていた・・・というかさ。
そんな「夜の匂い」に、夏の暑さが余計堪えた・・・、そんなイメージがあるんだよなぁ、この曲には。
この曲、筒美京平さんなんだよね、作曲は。
うーむ、全体的に見て、87年・・・特にこの年の夏から秋にかけての京平さんの曲って、未だによく分かんない曲が多いんだよなぁ。
この曲に然り、C-C-Bの「2 Much I love U」に然り、守谷香の「予告編」にしかり、マッチ先生の「泣いてみりゃいいじゃん」に然り・・・・。
今ひとつスコンと「抜けた」生理的に気持ちいい曲が少ない。 どこかにモノが挟まっているような不快感のようなものを感じたりね。
あ、少年隊の「君だけに」は別・・・。この曲だけはこの時期としても良かった。 パワーが落ち気味でもちゃんと結果を残すところが筒美京平氏の凄さなんだよな。
メロディラインはよく分かんなくても、サウンドだけは、やけにはっきりしていたりするんだよね、この曲。
その辺が、この曲のアレンジが、大村雅朗氏と勘違いしてたところなんだけどさ。
作詞 売野氏、作曲 筒美氏ね アレンジ、大村氏っていうと、どうしても音の輪郭がはっきりした「濃い」味付けの曲を連想しちゃうからさ。
例として、河合奈保子さんの「エスカレーション」「UNバランス」とかさ。
この曲も、それらと同じような匂いを感じたんだよね、初めは。
だから、この曲のアレンジが、武部聡志氏って知ったときは、かなり意外に感じたけどなぁ。
武部氏のアレンジというと、どうしても斉藤由貴さんの、あの「ふんわり」としてやさしく上品なアレンジを想像するからさぁ。 そそそ、松任谷正隆氏の流れを汲む、いわいるハーフトーン系ってやつね。 山の手のお嬢さん的な上品さ。
それがこの曲では一切感じられないからさ。 この曲は下町の猥雑さなんだよね、感じるのは。
きっとね、その辺りもこの曲に、今一つ魅力を感じなかったひとつなのだと思う。
おニャン子以降の一連のアイドル曲に感じてたのは、猥雑さなんだよな。 下町的な猥雑さだったからこそ、ある種のパワーがあったのかもしれない。 けど、個人的に当時、欲していたのは、もっと音楽的な上品さだったのかもしれない。 その辺がのギャップがヒット曲から一歩引いてた部分があるっていのは否めないんだよね、当時振り返ると。
動画・・・昨日に引き続き、どうもリンクが弾かれちゃうなぁ・・・・っつうことで、ようつべへ直リンク
https://www.youtube.com/watch?v=VugGgZsF8xw
そーいえば、昨日書いた黛ジュンさんって、初めは本名の「渡辺順子」でデビューしたけど売れずに、のちに黛ジュンとして「再デビュー」・・って書いたんだけど、荻野目ちゃんも「再デビュー」だったんだよね。
ってか、その辺は有名か・・・。 そそそ、初めは「ミルク」っていう小中学生3人ユニットでデビュー。
荻野目ちゃんが小学5〜6年の頃って言うから1979〜1980年ですね。
↓ コレ
小学生なのに、妙に歌がしっかりしてたりして・・・。
どうりでアイドル時代も歌はしっかりしてた訳でね。
今回の1曲セレクトは、「想い出の冬休み」西村知美です。
まずはデータでする。
・タイトル 想い出の冬休み
・アーティスト 西村知美
・作詞 松本隆
・作曲 筒美京平
・編曲 武部聡志
・リリース日 1987年11月16日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 11位
・売上げ枚数 3.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 20位
気がついてみれば、朝4時。眠れないまま、1曲セレクトを書いてるワタシは、完全に休みモードだわな。
・・・と思ってたら、新聞屋が朝刊配り出し始めた。もう朝だねぇ。 今晩はこのまま起きていようか。
今年もあと2日を残すのみ。昨日は、今年はここまで長かった・・・なんて書いたんだけども、あれはあくまで「仕事」が長かった・・・ということで、プライベートでは、やっぱ1年、「あっという間」って感じでしたよねぇ。
さっきも池上彰の「今年のニュース総ざらい」を見てたけど、今年の1月、2月あたりのニュースは、てっきり去年だと思ってたのもあったりしてね。ますます、加速度的に時間が過ぎて行くようになってきてますわ。
それはそうと、学生の皆さんは、ちょうど冬休みだよなぁ。 そう言えば、学生の頃の冬休み・・・特に、まだ年が明ける前の時期、12/30とか31って、なんかワクワクしてたよな。 新しい年に向かってのカウントダウンが、なんか新しい世界への扉をあけるような、どっか異次元の世界に行くような感じに思えてね。ワクワク感があったんだよね。
ま、今となっちゃ、そんなワクワク感も無くなっちゃったけどさ。。。 年越しは年越しじゃんよ・・・とか
うーん、ワタシもすっかり枯れて来ちゃいましたね。。。。
ということで、今回の1曲セレクトは、そんな学生時代のワクワクした「冬休み」を歌った歌をひとつ。
西村知美「想い出の冬休み」。
う〜む、果たして、この曲を覚えている方がどの位いらっしゃる事やら。。。。 今から29年前、しかもオリコンでベストテンにも入らなかった、この曲なんで。。。
うんにゃ、その前に、オリコンベスト100に、わずか「3週間」しか入らなかったこの曲なんで。。。
ま、今なら、オリコンの100位以内に3週間しか入らない曲もザラなんで、感覚的にそんなに珍しとは思わなくなった、完全に感覚がマヒしたワタシが居たりするんだけどね。
たしかに29年前当時も、「レコード」不況と、アイドル全盛の流れの中で、相対的にチャートは流動的で、ランクイン期間が短くなっていた傾向はあったけども、さすがに「3週」で100位から姿を消していた曲は、そんなに無かったんだよな。
でもね、この西村知美さんは、そんな曲が多かったんだよな。「初登場」のときだけ、そこそこ売れて2週目以降はぱったり売れなくなるっていう。
結局は、一般的には広がらず、トロリン(西村さんの愛称ね)の熱烈なファンだけがレコードを買うっていう傾向だよね。
だからね、熱烈なファン以外は、曲をほとんど知らない・・・という。
ただ、ウタ以外で、テレビにはよく出てたからな、このヒト。 うん、あのヒトより「2歩、3歩遅れた」反応のトボケタキャラクターが受けてたし、ま、とりあえず発売した週だけは、ザ・ベストテンにも入ってたからさ。
そんな感じだったんで、個人的にも曲は、そんなに覚えてないんだよな、このヒトの曲は。ま、そもそも、ウタはね、「アレ」なんで・・・。 え? 分かんない? うん、ウタはね「ヘタ」なんでさ、このヒト。
どの曲も同じような聴こえちゃったりするんだよな。
あー、老化現象。。。。 と今では言えるんだけども、当時、ワタシは18才でしたからねぇ。さすがに老化現象ではなく、実際のこのヒトの曲ってどれも同じような聴こえたのよね。
まあ、よく言えば、どの曲にも見られたようなホンワカしたイメージの他にないキャラクターだった事、実際的に言えば、やっぱり、基本となる「ウタ」がね、まともに歌えなかったんで、同じようなイメージの曲しか歌えなかったんだろうな。
そんな同じような曲が並んでいる中で、なぜかこの曲は、よく覚えてるんだよな。
ここでは何度も書いてるように、1987年の冬というと、個人的には大学受験直前ってことで、訳が分からなくなってた頃ですわ。現役で受かんなきゃいけない・・・って言うプレッシャーと、(まともに勉強してなかったんで)ダメだろうな・・・なんていう諦めとが、頭ん中で交差してる毎日でさ。
そんな日々の中、頭ん中でグルグルとヘビーローテーションしていたのが、この曲だったんですよ、なぜか分かんないけど。。。。。
この曲の「牧歌的」な雰囲気に、非日常性を感じてたのかもしれない。
いやいや、逆だ。 当時の訳分かんなくなってた日々が非日常的で、この曲に本来の日常性をかんじてたんだよな、きっと。
だってさ、本当は、こういう牧歌的な日常を送りたかったんだもん。まあ、一種の逃げ口上なんだけどさ。
それが羨ましかったんだよね、きっと。
そもそも、セーラー服姿のジャケ写からして牧歌的じゃん。 うん、時代は一世代遡るけど、壷井むつ美さんの「自転車通学」っていう、本当に知ってる人ししらないような曲のジャケ写に似てるような。。。
実際曲的に、80年代というよりも70年代なんだよね。原田知世の「撫子純情」って言うタイトルじやないけど、センパイに向かって、純な感情を歌っている曲なんて、87年当時でも既に絶滅してましたからねぇ。
こんな一世代前のアイドルの曲を提供したのは、一体誰? ・・・と思ったら、
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 武部聡志
なんちゅう、超ゴールデントリオぢゃないの。 もろ斉藤由貴さん布陣の。。。
それにしては、なんてアナロクな曲なんでしょ。
純情というか、田舎的・・・というかさ。。。。上で書いたように、87年当時、既にこんなに純粋な女子高生なんて、少なくとも都会周辺には居なかったょナァ・・・。 とか丁度、高校生だったワタシ思ったりしたもんだけどさ。
ただ、松本隆氏って、「田舎」の女の子像を書くのが上手かったからなぁ。 うん、その昔、太田裕美さんの一連のヒット曲に出て来る女の子って、大体が「田舎もん」だっだしゃん。
「木綿のハンカチーフ」にしても「赤いハイヒール」にしても。
そう言うイメージに似てるんだよね、この曲のイメージって。
そういう「田舎もん」な女の子像を書くとき、必ずコンビを組んでいるのが筒美京平氏・・・って言う感じで、そんな田舎の女の子像を「音楽」として表現するのが筒美氏って抜群にうまいんだよね。
思わず、田舎の景色が浮かぶんですよ。うん、福島の田舎出身の、田舎もんのワタシが言うんだから

ちなみに、両者とも東京出身であり、本来は「田舎もん」じゃないわけで・・・、不思議なんだよね。
本来なら、めちゃくちゃシティポップスな筈の二人なのに。
この曲もそうだけど、次の「さくらが咲いた」もこの曲と同じ「トリオ」の作品だけど、やっぱり田舎くさかった。
でも、個人的には、やっぱり引っかかった。
結局さぁ、西村知美さん時代が牧歌的なんだよね。そそそ、田舎の撫子純情なイメージなんですよ。
そんな訳で、都会の女の子・・・というよりは、こういう田舎くさい曲の方が合ってたんだろうなぁ。
でも結果としては、売れませんでしたけどね。。。






その辺は、トロリンの熱狂的なファンとの意識がずれていたのかなぁ。。。いくら曲が本人と合っててもファンの好みとズレでるとねぇ。。。そこが難しいところではあるんだよな。
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今回の1曲セレクトは、「情熱」斉藤由貴です。
・タイトル 情熱
・アーティスト 斉藤由貴
・作詞 松本隆
・作曲 筒美京平
・編曲 武部聡志
・リリース日 1985年11月15日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数 17.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1985年11月25日〜12月9日 12月23日〜12月30日付
・タイアップ:映画「雪の断章」主題歌
先ほど、「めざましどようび」見てたら、斉藤由貴さんが登場してきた。twitterのタイムライン見てると、それについてのツイートが結構出て来てるけど、それにしても斉藤さん、最近よくテレビに出てきてるよなぁ。
このヒト、全然老けないんだよね。50過ぎたっていうのに、雰囲気は昔のまんま。これはコワイ・・・・うにゃうにゃ、驚きですわな。
今テレビだけでなく、毎週ラジオのパーソナリティもやってるわな。ニッポン放送の「オールナイトニッポン ミュージック10」(月〜木 22時〜0時)の木曜パーソナリティ。
これ通勤の帰宅時に、最寄駅から家までの間、よく聴いてるんだけど、声だけ聴いてると、ホント、昔のアイドル時代と全然変わんないんだよね。
昔、やっぱり、ニッポン放送でやってた「斉藤由貴の猫の手も借りたい」って番組。 なぜか、あれ、よく聴いてたんだよな。たしか土日の夕方ごろやってたような気がるするんたけど、ラジオを流しながら車走らせてた時に聴いてたんど思う。
その頃と、声も、ちょっと舌たらずなしゃべり方も、トーク内容も全く変わらない。ほんと時代錯誤感を感じるんだよな。
まあ、「ミュージック10」では、水曜パーソナリティの鈴木杏樹さんも、昔から全然変わらない癒しボイスで時代錯誤を感じるんだけどさ。
そんな時代錯誤感プラス、最近は「おとぼけ」キャラで良い味出してきてるんだよね。
前にも書いたかもしれないけど、auのCM。「おとぼけキャラ」というか三枚目キャラというか。
このキャラは、昔の斉藤さんには無かったよなぁ。 このヒトといえば「生真面目」さっていうのが、前面に出てきちゃってた気がするしさ。
ウタでも、そんな生真面目さを感じたんだよね。どの曲でも、真面目に真面目に切々と歌っていたような印象が強い。
だからねぇ、最近の「3枚目キャラ」っていうのが、余計新鮮に映ったりしてね。
おおおお、ウタとは関係ない事を大分書いて来ちゃったな。
・・・・ということで、今回の1曲セレクトは、斉藤由貴さんの「情熱」を。
先ほどの「めざまし」での斉藤由貴さんベスト3では、「白い炎」「悲しみよこんにちは」「卒業」を流してたけど、さっすがにね、このクラスの曲はどれも、既に書いちゃってるからなぁ。 この曲くらいしか残ってないんだよね。
逆に言えば、いままで書かないで残っていたってのもレアかもしれないけど。。。。
でもね、こ多分にもれず、今まで書かないで残っていた・・・ってことは、個人的に、この曲があんまり好みじゃなかったっていうのが大きいんだけど。。。。
斉藤さんの 特徴って上で書いたように、どんな曲でも真面目に切々と歌うところだと思うんだよね。
そんな所と、役者との2足のわらじをはいているってところは、薬師丸ひろ子さんに似ているところがあるかもしれない。
違うのは、薬師丸さんの方が、より真面目さが際立っているってところと、発声がファルセットってところだろうな。それにより、実年齢よりも大人・・・・うんにゃ、オバさんっぽく聴こえるとろこかもしれん。
斉藤さんは、真面目に歌ってはいても、たまに見せる舌たらずな発声とか年相応の可愛らしさがあったしね。
そんな真面目さが表に出ている斉藤さんが、如何にも「ポップ」な歌を歌う・・・そこに、このヒトの最大の魅力があったと思うんだよな。
例えば、このヒトの最大のヒットとなった「夢の中で」(井上陽水カバー)にしてもユーロビートなポップアレンジだったし、「悲しみよこんにちは」にしてもポップなアップチューンだったじゃない

普段から真面目が表に出ているヒトが、ポップな歌を歌う・・っていうある種の意外性に面白みを感じるんだろうなぁ。
個人的に、このヒトのイチオシは、86年9月の「青空のかけら」なんだけどもさ。そそ、ハネ系でタップを踏んじゃう曲。 あの曲は、このヒトのキャラからするとホントに意外な曲だったもの。
そう言う点からすると、この「情熱」って曲は、意外性を感じなかったんだよな。
いかにも真面目な斉藤さんが歌いそうな「真面目な曲」っていうかさぁ。そう「如何にも」って言う言葉以上ないような。。。
そんな曲調に、個人的にも魅力を感じなかったのかもしれない。
逆に言えば、「如何にも」っていうところから、このヒトには合っていたとは思いますよ。でも、個人的には退屈さしか感じなかったんだよなぁ。
誰が作っていたのかと思えば、松本隆−筒美京平 なんちゅう、これ以上ないゴールデンコンビぢゃないですか。。





斉藤さんとはデビュー曲の「卒業」以来の担当なわけで、斉藤さんの魅力は何かっていうのは、充分分かっていたはずだと思うんだけどねぇ。。。
折角、70年代の「向こう」のポップスから斉藤さんの魅力を引き出してきていたのに、同じ70年代でも「歌謡曲」よりにしてしまった事で、時代が逆戻りしてしまったような印象が強い。
当時から見て「10年前の・・・・」って感覚だったんだよな。これはニューミュージックが出てきた頃の歌謡曲って言うイメージですよ。
まあ、この曲の場合、映画「雪の断章」の主題歌って言う縛りが初めからあった訳で、そのイメージに合わせなきゃいけないっていうところで、それいえにこういう曲調にならざるを得なかったってところは大きかったんだろうけどね。
でも、レコード売り上げだけを見ると、この曲の前、ビージーズの「若葉のころ」辺りをモチーフにしたと言われる「初戀」よりも、この曲の方が売り上げは、僅かに上がってるんだよね。
チャートでも、オリコンでは、この曲で初めてのベスト3入りを記録してるし。
まあ、チャートは他の曲との兼ね合いもあるんで相対的な部分もあるかもしれないけど、売り上げが微増したのは、ちょっと分からなかったな当時は。
それだけ、「スケバン刑事」からの人気が浸透してきていたって事もあるんだろうな、結局はさ。
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今回の1曲セレクトは、「砂の城」斉藤由貴です。
まずはデータです。
・タイトル 砂の城
・アーティスト 斉藤由貴
・作詞 森雪之丞
・作曲 岡本朗
・編曲 武部聡志
・リリース日 1987年4月10日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 13.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1987年4月20日〜5月11日付
・タイアップ:富士フィルム「AXIA」CM曲
平日、帰宅する時こちらの最寄り駅に着くのは大体、毎日22時近くになっちゃうんで、駅から家までの車の中のカーラジオは、大体がニッポン放送の「ミュージック10」を聴くことになるんだよね。
で、木曜日のパーソナリティは、斉藤由貴さん。 もちろん、今も聴きながら、駅から家まで帰ってきたんだけど。。。
このヒトは、昔から、声が全然変わらないよなぁ。 やっぱり、昔、ニッポン放送でやってた、斉藤由貴の「ネコの手も借りたい」だっけ

たしか・・・今年「50才」でしたよねぇ




永遠のアイドルって感じですわね。
最近は、すっかり「お母さん」さん役な感じになってきて、AUのCMのお母さん役を見ると、なんか違和感感じちゃったりするんだけど、でも「ボケ」た感じのキャラクターは、昔のまんまですわね。
このヒトは、まっとうな性格の役よりはちょっと「ズレ」ているボケぎみところがいいんだよね。
ちなみに、この間から、87年の今頃は、発情期真っただ中の「ワタクシ」だった・・・ってここでは書いてるんだけど、あの頃、その「発情」の元となっている相手(

ルックスもそうだけどポニーテールが似合ってるところも。




だからかねぇ、未だに斉藤由貴さんが出てくると、どうもソワソワしちゃったりするワタシだったりします。。。



おーっと、今回セレクトしてきた「砂の城」の話が全然出てこない。。。話を戻しましょう。
斉藤由貴さんの今頃の曲って、いい曲が多かったんだよな。 85年は件のデビュー曲の「卒業」、86年は「悲しみよこんにちは」。
どちらの曲も個人的にも好きだったぁ。 時に86年の「悲しみよこんにちは」は、斉藤由貴さんの中でもベストソングだったよなぁ。
でも、どちらの曲もすでに書いちゃったんだよね。・・・というわけで、まだ書いてなかった87年の「砂の城」を引っ張ってきた訳です。
この曲は、上記の「卒業」、「悲しみよこんにちは」に比べても、今一つはっきりしなかった・・・ような印象なんだよなぁ。
・・・かといって、個人的に「キライ」な曲・・・と言う訳じゃなかったんだけどね。あくまで、印象としてはっきりしなかった・・・と言う訳で。。
斉藤由貴さんって、必ずしもウタが「ウマい」って訳じゃなかったんだけども、いつも感情を入れて歌っているって言う印象が強かったじゃん。
でも、この曲のは、なんか「ぶっきらぼう」に歌ってるなぁ・・・っていう感じがしたんだよね。
斉藤さんも、この曲、あんまり好きじゃなかったのかしらん

詞のシチュエーションは、面白かったけどね
♪ 愛はまるで砂の城ね 出来た途端 波がさらう〜 ♪ とかさ。小説みたいなセンテンスじゃん。
作詞は、森雪之丞氏。
この曲より一昔前は、「言葉遊び」の森雪之丞・・・ってイメージだったけど、この曲の頃は、まるで「作家」って感じでしたよね。 ただ、アイドルの曲としては、すこし大人びた・・・っていうと大げさかもしれないけど、今一つ、しっくりと来ない感じは受けたんだよな。 その辺りが、はっきりしない印象に感じたのかもしれない。
まあ、この曲に限らず、この辺り・・・1987年春から夏あたり・・・のアイドル曲って、総じて、今一つはっきりしない曲が多かったんだけどね。
この頃になると80年代アイドルも「飽和状態」な感が否めなくなってきてて、今一つ焦点がぶれてるよなぁ・・・って感じだったからなぁ。
しかもレコード自体、売れなくなってきてたんで、ヒット規模自体も縮小してきてたし・・・。 その辺は、「現在」と同じ状況な感じでしたよね。
ただ、違うのは、この頃はアナログレコードからCDへの移行期間・・・ってことで、CDプレイヤーが普及し、アナログレコードからCDヘの移行が完成すると、売り上げが俄然回復して、ヒット規模もめちゃくちゃでかくなったんだけどね。いまはそう言う「V字」回復傾向の兆しが全然見えないんで。。。
うーん、曲についてなんかマイナスなイメージしか書かなかったけど、今、改めて動画を見ると、なかなかいい曲だな。。。
音質がね、当時聴いてた印象と全然違う。
かんがえてみれば、当時はまだモノラルで聴いてた様な気がするんだよな、この曲。



ヒット当時は、聴こえなかったような音が聴こえるんだよな。バックのアコギのカッティッングとか、ピアノのフレーズとかさ。それだけでも、当時聴いてた印象と大分違うもんなんだよね。
動画にも出てくる「AXIA」のカセットテープ、当時、使ってたよなぁ。
SONYに比べると安かったんだよな、たしか。
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今回の1曲セレクトは、「さよなら」斉藤由貴です。
まずはデータです。
・タイトル 「さよなら」
・アーティスト 斉藤由貴
・作詞 斉藤由貴
・作曲 原由子
・編曲 武部聡志
・リリース日 1987年11月18日
・発売元 ポニーキャニオン
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数 12.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1987年11月30日〜12月28日付
・タイアップ:映画「さよなら」の女たち 主題歌
先ほど、帰宅がてらにニッポン放送の「ミュージック10」を聴いてました。木曜日担当は斉藤由貴さん。
このヒトのしゃべりは、昔から変わらないねぇ。よく言えばソフト。悪く言えばフニャフニャと実態のない・・・というか。



なんて、個人的にはキライじゃないんですけどね。斉藤由貴タイプって。実際、高校の時好きだったコは、斉藤由貴さん似のポニーテールに似合う子だったし。。





で、番組内で、久しぶりに斉藤由貴の曲がかかった。 なんか良いんだよね、ゆったりと流れる時間・・というか。
そんじゃ、今回の1曲セレクトは斉藤由貴さんの曲にしようか・・・・と急きょ、予定変更。 本当は別の曲を書こうと思ってたんだけどね。
ただね、この時期の斉藤由貴さんの曲ってなんかあったかいな? ・・・とちょっと、考えてみて、浮かんだのが、今回引っ張ってきた、「さよなら」だったりして・・・。
ま、本来は、もう少し前の時期のヒットなんだけどね。まう、ギリギリヒット期間にかかっているんで。。。
斉藤由貴の場合、この「さよなら」が、歌謡曲vsソフトロックっていう座標軸で考えた場合、一番、ソフトロックに近いかな・・・っていう個人的な考えもあってなんだけど。。。
まあ、大体、斉藤由貴の場合、こんなソフトな曲が多いんだけど、なんかさ、この「さよなら」って曲には、「暖かみ」があると思いません?
ワタシはそんな感じがするんだなぁ。木枯らしが吹き出す、この季節、湯たんぽのような「ホワッ」っとする温かさっていうのかな。心が落ち着くよね。
ヒットした当時も、そんな感じを受けたなぁ。
今から、28年前なんだよね、この曲。思い出すよ〜、28年前。某T大学の推薦試験受けたんだ。今でいうAO入試ってやつか・・・。
・・・で、見事、「不合格」をくらったことを・・・。
合格掲示板を見に行った帰り道、寒い北風が吹いてたな

生まれて初めて味わった「挫折」。。。
あの頃、頭の中でヘビーローテーションでぐるぐる回ってたのが、この曲だったりして・・・。

うん、あの挫折感を多少なりとも癒してくれた曲。
結局、最終的には、T大学に入ることになるんだけどさ、それから2年かかったもんね

一度、決めたら、結構しぶとい所あったのよ、ワタシャ。。一度、狙った獲物には、とことん食らい付く・・・ってさ。。。最近は、すっかりタンパクな性格になっちまったけど。。。

あ、いや、また、話が脱線した。
ところでさ、この曲、作曲はサザンのハラ坊だったのね。いや、今の今まで気がつかなかった、27年も。
今、調べてて、初めてしったぞよ。

どおりで暖かみを感じるメロディラインなんだね。ハラ坊がつくるメロディラインって、そういう場合が多いね。
伊藤つかさの「夢見るSeason」とか・・・。春の日を待つ温かさっていうのかなぁ。
いや、この曲の場合は、煌々と燃えてる暖炉の前で聴きたくなるような暖かさって感じかなぁ。
これが、ダンナの桑田佳祐氏が作った曲だと、全く違った味になるんだけどさぁ。。
まあ、そこが面白いところなんだけどね。ハラ坊が作ったメロディラインでは、サザンではちょっと大人しすぎるし・・・。
そういう意味では、鷹揚な斉藤由貴とハラ坊っていう組み合わせは、成功だったと思うし、初期の筒美京平氏作品とは、また別途な、斉藤由貴の魅力が出て来てたんだよね。
うん、ここが、歌謡曲というよりは、ソフトロック路線っぽいって言うところかなぁ。
動画・・・・いやいや、この曲、動画サイトにないのねぇ。。。どうしようか・・・と思ってたら、唯一「中国」のサーバーにあった。。。 ので、一応リンク
http://v.youku.com/v_show/id_XMzE3MDc5Nzky.html
多分見る事が出来ると思います。 音は比較的良いです。
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今回の1曲セレクトは、「紳士同盟」薬師丸ひろ子です。
まずはデータです。
・タイトル 紳士同盟
・アーティスト 薬師丸ひろ子
・作詞 阿木耀子
・作曲 宇崎竜童
・編曲 武部聡志
・リリース日 1986年11月24日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 11.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1986年12月22日付
・タイアップ:映画「紳士同盟」主題歌
ここのところ、FM東京聴いてると、どーっかで聴いたことあるジングルだよなぁ・・・っていうジングル、よく流れるのよ。 コーセー化粧品のジングルなのは分かるんだけど。。。。
あ、そうだ。昔、FM東京系で土曜日にやってた、「コーセー歌謡ベストテン」のジングルだ。
♪ コーセー 化粧品 歌謡ベストテン〜 ♪ っていうジングル。 ・・・・っつか音がなきゃ分かんないか。
このジングル、今、そのまま、FM東京の森高千里の番組のジングルに「流用」されてるんだよね。スポンサーが同じコーセー化粧品なのをいいことに。。。
なんでねぇ、なーんか変な感じなのよ。
変な感じって言えば、コーセー歌謡ベストテンって変な曲が、よく1位とってたよなぁ。 なんせ化粧品会社がスポンサーでしょ。 ライバルの化粧品会社のキャンペーンソングは「御法度」だったもんで。。。



なんで、え゛、なんで、この曲が1位? って曲が1位取ってたりしたのよ。
今日の1曲セレクトは、そんなコーセー歌謡ベストテンで1位を取ってた、変な曲・・・・だったりして



薬師丸ひろ子の「紳士同盟」
まあ、ベストテンマニアのヒトならいざ知らず、普通のヒトなら、もう、こんな曲完全に忘れてるよね。
言われてみれば、そーいえば、こんな曲あったよな・・・って感じですかねぇ。
だいたい、ワタシにしても、ほとんど忘れてるもん、この曲。
なんか、曲ねーかな・・・なんて考えて、うーーんとひねって、あ、そういえば・・・なんて感じで出てくるくらいで。。

ただ、忘れられてしまった曲にしては、結構、曲として「ひねり」があって、面白いっちゃ、面白い曲ではあるんだけどね、この曲。
うーん、体操競技でいえば、前方2回ひねり・・・って感じかなぁ(なんのこっちゃ。。。)。
・・・・なんてね♪
だって、サビの部分で、いっきなり、曲が変わっちゃうじゃん。
それまで、サスペンス色が強い、マイナー系の曲だったのが、いっきりなりサビで、メジャー系の、それもタンゴ調に変わっちゃうの。もうね180度を超えてるね、この変わり方は。
ま、さすがは、阿木耀子−宇崎竜童コンビだよな・・・って言う感じはするけどね。
うん、まあ、曲の仕掛けとしては、一連の山口百恵のヒット曲を下敷きにしてるんだろうな、この変貌は。
やっぱ、「プレイバックPart2」で、曲を止めちゃうとか、「美・サイレント」で歌詞を消しちゃう・・・とか、発想としては、その延長上にあるとおもう。この曲調を変えちゃうっていうのは。
まあ、阿木−宇崎 コンビならではな曲って言うところだろうな。
・・・・なんてね♪
ほらみろ、変な曲持ってきちゃったから、動画が無いじゃんか。。。。 って探してみたら「中国」の動画サイトにあった。 一応リンク
http://v.youku.com/v_show/id_XNTAwNTkwNDYw.html
うまく繋がらないかも知れんけど。。。一応、個人的には見れました。
・・・・・なんてね♪ なんてね♪
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今回の1曲セレクトは、「初戀」斉藤由貴です。
まずはデータです。
・タイトル 初戀
・アーティスト 斉藤由貴
・作詞 松本隆
・作曲 筒美京平
・編曲 武部聡志
・リリース日 1985年8月21日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数 16.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1985年9月2日〜9月30日付
先週、この曲を飛ばして、南野陽子の「風のマドリガル」を書いた時に、初めは、斉藤由貴の「初戀」を書くはずだった・・・云々・・と書いときながら、そのまま無視・・・ってのもなんなんで、早いところ、セレクトしなきゃな・・・
・・・と思いの、ようやくセレクトしてきましたわ。
ただねぇ、この間、「風のマドリガル」に回避したホンネとしては、正直、この曲も書くのが難儀でねぇ。。
今ひとつどう切り出して良いか、その後を書いていいか、きっかけがつかみづらいんだんだよなぁ。
斉藤由貴のデビュー第3弾として、デビュー曲の「卒業」以来の、松本-筒美-武部・・っていう斉藤由貴としては「鉄壁」な布陣に戻したわけだけど、どうも、「卒業」に比べると、つかみ所が薄い。
キャッチーじゃない・・・ってことはないんだけど、今ひとつインパクトにかけるんだよねぇ。サビの部分も今ひとつわかりづらいし。。。
たしかに、出足のAメロの部分は、ビージーズの「愛はきらめの中に(How Deep is Your Love)」を下敷きにしてるよな・・・っていうのはわかるんたけどさ。
うーんなんていうのかな、全体的に印象が淡いんだよね。まさか、「初恋」は淡い印象の中に・・・なんてことでもなかったんだろうけどねぇ。。。
それでも、全体的にいえば、斉藤由貴っていうヒトには合ってましたよ、この曲。 派手じゃないく、まじめにまじめに・・・っていう印象のところは。
デビュー第3弾っていう、難しい流れの位置に当たった曲でもあり、出しても悩んだんだろうねぇ。。 今となっては、なんとなくわかるけどさ。
それとも、「つなぎ」っていう位置づけだったんでしょうかねぇ。この曲ノンタイアップ(!?)だったっていうことからも、そんな風に感じだりして。。
・・・ってか、あれ? 本当にノンタイアップだったんだっけな。。。Wikipediaを見ると、そうなってるんだが・・・。
・・・うーん、当時のオリコンウイークリーを見ればいいんだよな。。出すのが、めんどい。。。
・・・・と書きながら、当時のオリコンウイークリーを引っ張り出す。。
あ、やっぱり、この曲ノンタイアップだったんだ。。。
当時、富士フィルムの「AXIA」のCMやってたから、たいてい、「AXIA」のタイアップ付いてたんだけどね。なぜに、この曲だけノンタイアップだったんだろう。。。
その辺からしても、いかにも「つなぎ」の曲だったんだよな・・・っていう印象が。。。
ただ、同じ時期の小泉今日子の「魔女」もそうだったけど、このころの松本−筒美コンビの曲って、インパクトが強くない薄味気味だったんだよな、一時的に。
それを考えると、この曲もその流れに乗っかっていたのかもしれない。
時、折りしも、おニャン子クラブの出現で、他勢力のインパクトが強かったころだからなぁ。
もう一方の「正当既存路線」だった、松本−筒美コンビは、あえて、薄味路線をとっていたのかもしれない。まあ、あくまで推測だけどさ。
ただ、アレンジは、結構面白かったな。F.Oの効果音的な音をいろいろと織り込んだアイデアとかさ。
武部氏のアイデアなんだろうねぇ。 「卒業」のイントロのアイデアも斬新だったけど、この曲もワザが出てましたな。
このころは、まだまだ駆け出しだった、武部氏・・・といういうか、斉藤由貴の一連の曲で初めて知ったんだけども。。。
いまや、一青窈のプロデューサーをはじめ、超一流の音楽プロデューサーになってしまいましたなぁ。
筒美京平人脈のアレンジャーとしては、もしかすると、一番成功した部類かもしれないな。
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今回の1曲セレクトは、「夜明けのMEW」小泉今日子です。
まずはデータです。
・タイトル 夜明けのMEW
・アーティスト 小泉今日子
・作詞 秋元康
・作曲 筒美京平
・編曲 武部聡志
・リリース日 1986年7月10日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 15.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1986年8月4月〜9月1日付
実際の売れ行きはそれほどでもないんだけど、それ以上にファンに人気あったり、あるいは、その道の「プロ」のヒトに受けがいい曲ってありますよね。
例えば、今日引っ張ってきた、小泉今日子の「夜明けのMEW」。この曲はその道の「プロ」・・・つまりは歌謡曲評論家の間ではえらく受けがいい曲なんだよね。
つまり聴くヒトが聴けば、「出来上がった」曲・・・ということなんでしょう。
かくゆうワタシは・・・・、当時はあんまりピンとこなかったんだなぁ。この曲。
なんか淡々と流れていっている曲・・・っていうイメージがあって。。。
あのころのキョンキョンってインパクトが強い曲が続いてたからね。余計、たんたんと聴こえちゃうんだよね。
色で例えると「あわーーい」色彩に感じちゃう。霧の中の・・・っていうイメージって言うのかなぁ。
なんとなく、眠れなかった夜の朝もやの風景・・・っていうけだるいイメージが先行しちゃうんだよね。
出だしの
♪夜明けのMEW 君が泣いた 眠れない夏 〜 ♪
っていうイメージが強いからかなぁ。。
メロディライン的には、前年の同じ時期にリリースした「魔女」と同じようなミディアムバラード路線。
ただ、アレンジに武部氏を起用したことで、音色的にはより輪郭がハッキリした曲調になりましたね。
それよか、この曲の場合、詞がいいんだろうな。作詞は秋元氏だけど、いつもふざけた詞を書いてた秋元氏だけど、たまーに、これは・・・っていう印象的な詞を書くんだよな。
稲垣潤一の「ドラマティックレイン」なんかそうだったもの。
この曲は、失恋の曲。キョンキョンにとっては、もしかして、初めての本格的な失恋の曲なのかな。
でも、ところどころ、印象に残って離れないフレーズがあるんだよね。
♪ 愛をゴメンね〜 ♪
♪ きみを知っていると思っていた〜 ♪ とか
最後の ♪終わらない夏〜 ♪
などなど、断片的ではあるけど、メロディとシンクロしてて、印象に残るフレーズがこの曲にはあったりするんだよね。
そういうところも含めて、今は、当時に比べると、この曲好きになったな。
何回も聴かないと分らない曲なのかもしれない。この曲は。
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今回の1曲セレクトは、「あなたを・もっと・知りたくて」薬師丸ひろ子です。
まずはデータです。
・タイトル あなたを・もっと・知りたくて
・アーティスト 薬師丸ひろ子
・作詞 松本隆
・作曲 筒美京平
・編曲 武部聡志
・リリース日 1985年7月3日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 39.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1985年7月15日〜9月23日付
・タイアップ:NTTキャンペーンソング
本当はさ、今回は違う曲を持ってこようと思ってたの。
いつもの如く、どーすべーな、とおもいーの、えいやっ・・・と85年のチャートみてたら、この曲が目に入ってきたんで、決定。。
薬師丸ひろ子の「あなたを・もっと・知りたくて」
・・・もって来たのはいいけど、個人的に、印象に薄い曲なんだよなぁ。。。 まあ、それいえ、あれから30年経った今でも、けっこう新鮮な気持ちで聴ける曲なんだけどさぁ。
個人的に、自分の中では、いままで「手垢」をつけてこなかった曲だからさあ。
この曲、NTTのキャンペーンソングだったんだよね。あのころ、やったらとCMでかかってたよなぁ。
♪ もぉっと〜 もっとぉ〜 あーなーたを〜 ♪
って部分が。
ま、今でこそ、NTTのキャンペーンソングなんて、珍しくないけど、あのころは、珍しかったの。
なんせ、この曲がリリースされる、3ヶ月前までは、「電電公社」なる、「国の公的機関」だったわけだからぁ・・・。ふむ、一般企業ではなかったのだぞ。
って書くと、若いコたちにゃ、ピンと来ませんかねぇ〜・・・。

10年くらい前に、郵便局が、「郵政民営化」で株式会社に変わったじゃん。あれと同じよ。つまり、それまでは、公務員だったのよね。いまのNTTの「社員」は。今となっては、なんか信じらんないけどさあ。
まー、そういうわけで、それまで公的機関だったわけで、「広報」的なキャンペーンなんぞは、基本、必要なかったわけで・・・。
つまりさあ、この曲、電電公社が民営化後、最初のキャンペーンソングだったわけですわ。
曲も、今考えると、豪華な布陣。詩が松本隆、曲が筒美京平。アレンジが武部聡志・・・と、当時の斉藤由貴な陣営が、そっくりそのまま、この曲に注ぎ込まれいたりします。
ま、だから、斉藤由貴の第2弾の「白い炎」が、別の人たちで作られてた・・・ってことなんだろうけどさあ。
だ、当時は、とーも、印象が薄かったんだよなぁ、この曲。
CMでは頻繁に流れてたけど、ベストテンに出なかったからかなぁ、薬師丸ひろ子。
それと、どうも、薬師丸ひろ子と筒美京平っていう繋がり→イメージが希薄だったのかもしれない。
ま、今聴くと、うわ、もろ85年代よね。この「音」は、って感じなんだけどさ。
そそそ、アレンジャーの武部氏の音ってさ、どうしても85年をイメージしちゃう。
硬くて軽い・・・っていうセラミックのような音っつうかさあ、限りなく白色っぽいんだけど、軽いんだよね。でも、しっかりとした硬質性な音っつうかなぁ。
あと、曲の途中に入ってる、無意味そうで意味ありそうな「しゃべり」も、今聴くといい感じだわな。
ただ、薬師丸ひろ子の「おばさん」声はなあ・・・。 ココだと思う。筒美京平っていうイメージと繋がらないのは。。。
筒美京平氏の曲って、やっぱ鼻から抜けるような声質のヒトとの相性っていい気があるんだよなぁ。
このヒトのように「まっすぐ」歌うヒトって、どうも、いまいちピンと来ないんだよね。
まあ、アレンジに助けられたかなぁ。
それでも、39万枚も売れたんだからねぇ・・・。このヒト好きなヒトって、かなりいたってことなんだよねぇ。どーも、その辺も、今ひとつ実感がわかなかったりするんだけどさ。
うん、いったい、どこに、そんなにコノヒトのこと好きだっていう人がいるんだろう・・・って感じだったんだよね。
表面には出さないけど、「モグリ」なひとが多かったってことかなぁ。
ただ、チャートの動きを見ると、ジグザグに動きながらも、2ヶ月もベストテンに居座り続けてんだから、このヒトのことをメッチャ好きだぁ・・・っちゅう、コアなファンはそれほどはいなかったってことなんだけどねぇ。なんか、ふしぎな魅力があったんだろうな。
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かじやん