かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

欽ドン

微妙なとこネ / 松居直美


1983_03_微妙なとこネ_松居直美


今回の1曲セレクトは、「微妙なとこネ」松居直美でーす。 

まずは、データでーす。 

・タイトル     微妙なとこネ 
・アーティスト   松居直美 
・作詞       売野雅勇 
・作曲       井上大輔 
・編曲       井上大輔 
・リリース日   1983年3月3日 
・発売元      フィリップス 
・オリコン最高位  25位 
・売上げ枚数    8.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 28位

 
 画期的な曲だったよねぇ、この「微妙なとこネ」っちゅう曲。
・・・なんて、いきなり始めた今回の1曲セレクトだったりして。。

この曲、一度書いた曲なんだけども、ブログを始めた時にmixiからそのまんま移植したんで、ブログの奥底に沈んでいたわけで、引っ張り出してきました。

え? なんでこのタイミングで?

いやね。この曲、この間、ラジオで流れてて、「あ、懐かしい」・・・と思っちゃったもんで。。。

シングルレコードは持ってるんだけども、プレイヤーが埃をかぶった状態なんで、久しく針を落としてない。。。。なので、聴いたの久しぶりなんだよね。。。

ラジオからとはいえ、久々聴いたんで、新鮮に感じて、思わず、ブログの奥底から引っ張り上げてきてしまいました。。。

しかし、この曲リリースされてから、この間の3月3日で、40年経つんですねぇ。。。。いやはや。
月日の流れるのは早いもんで。。。。


一体、この曲は、ポップスなのか、演歌なのか、はたまた、歌謡曲なのか・・・、うーん、どうでもいいや・・って気にさせてくれるって感じなのよね。

 まずもって、サウンド的には、井上大輔氏がプロデュースしているように完全な「アイドルポップス」。しかも、あの頃・・・1983年・・・にしても、ちょっと古めって感じ。 

でも、コトバの感触が新しいんだよね。

出だしからいきなり 

♪ ビミョー ビミョー ビミョー ビミョー〜 ♪ 

 なんていう、「微妙〜」な感触が、まずたまらんわね。 

・・・なんて感傷に浸ってたら、 

♪ そんなアナタが・・・・♪  

で、いきなり、「都はるみ」風の「うなり節」になる。。。 


やおら、最初に聴いた時は、全く予想外の展開にビックリを越えて、あっけに取られましたね。これは。 

この曲の生命線は、この2つですわ。 

ほんと、この2つだけで充分。あとの部分は、正直つまんないんだよね。 
・・・なんて書いたら怒られるかしら。。。。

それでも、「ビミョー」と「うなり」だけで満足ですよ。 

この当時、松居直美さんって、フジテレビ系の「欽ドン 良い子悪い子普通の子」の「良いOL悪いOL普通のOL」コーナーに出てたよね。
この曲がリリースされたころは、すでに「欽ちゃんファミリー」として定着したころだけど、もともとは「演歌歌手」としてデビューしてたのって・・・・、みんな忘れてるよなぁ。。。
だから、都はるみの「唸り」は得意なんだよね。 

それを逆手にとって、ポップス調の曲にはめ込んだっちゅう発想は、画期的だわね。 

だけど、だれが考えるんだろう? こういうのって。
井上大輔氏? ・・・だとしたら、あなどれないよなぁ。 
ポップスの王道って感じだもんね。井上大輔氏って。 
  
あ、でも、「ブメコメ」時代に美空ひばりのバックをやってたか・・「真っ赤な太陽」で。 意外と、あの辺がヒントになってるのかもなぁ。。。 

それと、このころ、売野氏と井上氏のコンビと、欽ちゃんファミリーって年に1度、「みょー」な曲を出してるんだよね。 

この「微妙なとこネ」が83年でしょ。次の年には、欽どこにでてた、「わらべ」の倉沢淳美のソロデヒュー曲、「プロフィール」がやっぱし、このコンビだもん。 
この曲も「みょー」に画期的だし、ヘンな曲だったもんね。

 だけど、これだけ「画期的」な曲にしては、オリコン最高位25位なんだよなぁ。。。

うーむ、そうだったけね。。。。個人的には、も、ちょっと上まで行ってたような気がしたんだけどね。。。。 

あのころ、ラジオのベストテン番組では、よく聴いてたからさあ。まあ、ベストテン内には入ってないという認識はあったんだけども、少なくとも20位以内には入ってたような感覚だったんだよね。





・・・・ということで、件の「欽ドン!良い子悪い子普通の子」より。
もろ、1983年の今頃っていう気分になりますわね。

さすがに松居直美さん、若いですね。この時15才。
私より2つ学年が上だから中学3年ですわ。
中学生がOL役?  ・・ってのもへんな話だけども、あんまり違和感がなかったような気がするな。




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大きな恋の物語 / よせなべトリオ

1982_09_大きな恋の物語_よせなべトリオ







今日の1曲セレクトは、「大きな恋の物語」(よせなべトリオ)です。

まずはデータです。

・タイトル 大きな恋の物語
・アーティスト   よせなべトリオ
・作詞       島武実
・作曲       佐久間正英
・編曲       佐久間正英
・リリース日    1982年8月5日
・発売元      フィリップス/フォーライフ
・オリコン最高位  8位
・売上げ枚数    16.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 12位
・タイアップ フジテレビ系「欽ドン!良い子悪い子ふつうの子」より


 よせなべトリオ・・・覚えてらっしゃる方はいらっしゃいますかねぇ・・。
 ただ、知ってるぅ〜って方ばっかではないとは思うので、とりあえず、知らなーいって方、向けに書いていきますね。

フジテレビ系月曜21時〜 、いまじゃー、「月9」という言葉があるくらいなんで、定番に「とれんでぃ」ドラマ(←今じゃ死語?)を、ここ10数年ずっとやっていますわね。
 BUT、その昔、1980年代前半は、この時間「欽ドン よい子悪い子ふつうの子」だったんですよねぇ。
最高視聴率38.8%(1982年7月26日放送)、あのイモ欽トリオを生んだ、今や伝説のバラエティ番組ですよね。
 この番組、いくつかのコーナーに別れていまして、まず最初に「よい子 悪い子 普通の子」でイモ欽トリオが登場。そのあと「よいOL 悪いOL 普通のOL」っていうコーナーがありまして、そこに登場してくるのが、この「よせなべトリオ」っつうわけです。

 よせなべトリオ ⇒ジャケット左から 松居直美(ふつうのOL)、生田悦子(よいOL)、小柳みゆき(悪いOL) の3人でしたね。

松居直美は、それまで本業は、いちおう歌手(失礼)、生田悦子は女優でしすよね。 まあ、それなりに、プロが集まってはいたんだけど、バラエティは初めての方ばっかだったので、けっこうギクシャクしてたよなぁ。最初のうちは。

 で、イモ欽が爆発的に売れちゃったんで、って、出したのがこの曲ですね。

 まあ、なんていいますかねぇ・・・バラエティによくありがちな、おちゃらけソングと言ってしまえば、それまでかなぁ。
 とりあえず、イントロが印象的なのね。シンセで半音ずつ下がってくる・・・それだけなんだけどさ。あ、音色が印象的なのかなぁ。
 あとは・・・うーん、正直言って、特徴的なところがあんまりない曲だんだな。松居直美が、一番がんばってたのが印象的だったな。
 3人の中で最年少なんだけど、本職だからね。唄は・・。

 あ、発売元がフィリップスとフォーライフ両者になっているのは、これのせいですね。松居直美は所属がフィリップスだったんだよね。 で、欽ちゃんの浅井企画は、フォーライフとつながりがあったんで、発売元はこうなるわけね。

 この曲、作詞は島武美 作曲/編曲は、佐久間正英  ・・・もとプラスチックスと四人囃子の競演って感じですね。
 あー、佐久間正英氏は、今やGLAYなどのプロデューサーですよ。20数年前は、こういうコミック的な曲も作ってたんだよね。
ちなみに、このあと、マッチの「ミッドナイトステーション」、小泉今日子「まっ赤な女の子」のともにアレンジと、筒美人脈的な仕事もしてましたね。若いときはいろんな仕事をこなしておくってのが、やっぱり大切なのかなぁ。

※そんな佐久間氏も昨年、鬼籍に入られてしまいました。幅広いジャンルの「音楽」を手掛けられてきた名プロデューサーがまた一人、若くして、居なくなってしまいましたね。(ママ 今回加筆)


 ちなみに、「欽ドン」ですが、「よいOL、悪いOL。普通のOL」コーナーの前は、「よい妻、悪い妻、ふつうの妻」コーナーで、中原理恵が1人で3役やってたなぁ。これが結構面白かったよね。
 「OL」のあとは、「よい先生 悪い先生 普通の先生」コーナーでした。 このコーナー、よい先生役は柳葉敏郎だったのよ。ギバちゃんよ。あのころは、のちにこれだけ大物になるなんて、露とも思わなかったよね。 なにせ「一世風靡セピア」よりも前だからさぁ。

 あ、それから、よせなべトリオのちょっと後に、「ニックじゃがあず」って、イモ欽の西山浩二と、悪いOLの小柳みゆき 2人のユニットで「よろしく原宿」っていう曲をリリース。

1982_09_ヨロシク原宿_にっくじゃがあず

 










こっちは、作詞 松本隆  作曲 筒美京平  編曲 後藤次利  っつうマッチの「ふられてBANZAI」と全く同じの超豪華な布陣。 曲もベンチャーズ風のエレキサウンドでカッコよかったんだど、じぇんじぇん売れなかったのよね。これが。 オリコン最高54位 売上げ4.4万枚と、オリコン左ページにも入んない惨敗でしたね〜。個人的には、この曲好きなんだけどな。
 あの頃はベンチャーズサウンドでも新鮮だったんだよね。



「大きな恋の物語」



「ヨロシク原宿」


※2005年9月に書いたものに、今回、若干加筆しました。
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