今回の1曲セレクトは、「愛してます」河合奈保子です。
まずはデータです。
・タイトル 愛してます
・アーティスト 河合奈保子
・作詞 伊藤アキラ
・作曲 川口真
・編曲 船山基紀
・リリース日 1980年12月10日
・発売元 コロムビア
・オリコン最高位 14位
・売上げ枚数 18.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位
今回の1曲セレクトは、
愛してます /河合奈保子 デス。
そういえば1週間くらい「アイドル系」を書いてなかったな・・・と思いまして、「今ごろ」を考えてでてきたのが、この曲だったりしたんだよね、ハイ。
河合奈保子、デビュー第3弾シングルのこの曲だけど、どうなのかな?
やっぱ、ジミだよね。今になってみると。「ザ・ベストテン」でも、この前の「ヤングボーイ」は、1週だけだけどもベストテン入りしたのに対して、この曲は11位止まりだったもんなぁ。
しかも、結構長い間11位に止まってたんだよね・・・と、いうイメージがあったんだけども、実際は、1981年1月22日〜29日と、1週置いて2月12日放送の3週間だけだったわ。
うーん、4週くらい11位に留まっていたようなイメージがあったのだが・・・。何分、34年前の話、記憶はあてにならないな。
でも、なぜか、個人的には、このジミな曲が好きだったりする。一つ前の「ヤングボーイ」は、意外とメジャーだし手垢が付いてそうだからかなぁ
まあ、冗談はさておき、第3弾の曲にしては、結構、大人っぽい曲だなっていうのが一つ。 なにせ、デビュー曲が「大きな森の小さなお家」だかんねぇ。うん、音源持ってるんだけど、今となってはちょっと、聴くのが勇気がいるぞよ、さすがにワタシも。
それから比べたら、全然大人っぽい。当時17歳の河合奈保子としても「等身大」かそれよりちょっと大人っぽい曲調ではないかなぁ。
なんにしても、絵が浮かぶよね、曲の。場所は「ヨコハマ」。しっかり詞の内容で言ってるかんね。
♪あなたは黙る 私も黙る ヨコハマ
冬の港の風は 街の風より甘い 大きな肩にもたれて歩く 黄昏〜 ♪
まあ、ヨコハマの山下公園か赤レンガ倉庫か大桟橋か、あの辺だろう。彼の大きな肩にもたれて歩く黄昏時・・・。絵になるじゃん。
ちなみに、この当時(1980年)は、まだ、現みなとみらい地区は存在しない。三菱重工業や貨物基地があったということ(wikipediaによる)
だから、ヨコハマといえば、山下公園周辺がメジャーだった頃だね。
ワタシは、まだ、福島の田舎に居た頃だけど、それでもそんな絵は浮かんだですよ。
今でも、冬の黄昏時にあの辺に行くと、どことなく、この曲の「匂い」がしてくるな。
それとももう一つ、この曲で気になっているのは、ベースラインだね。以前、由紀さおりの「手紙」を書いた時、川口真氏作曲の曲は、ベースラインに注目って書いた事があるんだけど、この曲もそんな曲の一つだね。
いわいる16ビートのベースライン。兎に角、ベースが動くんだよね、くねくねと。うん、チョッパーとはまた違うんだけど、コードの「ベース」の音をリズムにのっかって刻んでいるだけじゃないんですわ。
これが面白くてねぇ、個人的には。
なんで、最近は、こういう曲がないんだろう? って思うんだよなぁ。あるのかな? ワタシが気がついてないだけ?
でも、まあ、一つはDTMで曲を作っちゃうようになったこともあるだろうし、リズム的に、ストレートな8ビートや16ビートの曲が少なくなったって言うのもあるだろうね。
もともと、このくねくねゆれるベースラインは、16ビートがでるちょっと前の「シェイク」っていうリズムでよく使っていた技法なんだよね。まあシェイクがでてきて、日本のポップスは、飛躍的に変わったんだけどさ。1971年くらいが全盛だったのかな、日本では。そのあとは、基本的な8ビートが主流になったからね、ポップスも。
まあ、そういう意味では、この「愛してます」って1980年の曲だけど、曲想自体は、「古い」モノだったりするんだけどさ。
ただ、この曲自体は、リズム体は「シェイク」ではないんだよね。あくまで8ビート。そのなかで、ベースラインがくねくね動いてるの。
でも、当時、松田聖子は、絶対にこの手の曲は歌わなかったしなぁ。
それが、松田聖子と河合奈保子の差別化だったりもするんだけど。。
あ、シェイクなリズムも今、曲に取り入れたら、意外と「ナウイ」(←死語!死語!死語!)かもよ。
いま、こんなリズムの曲は皆無だから。だから良いと思うんだけどなぁ、誰もやってない事をやるっちゅう意味で。ポップスがより華やかに「ポップ」になるんだよね。
蛇足だけど、このジャケ写の河合奈保子は結構好きなんですわ。表情がいい。
一応、動画を引っ張ってきましたが、どうも、すぐに削除されそうなんで、もし、削除されていたらごめんなさい。
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