かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

榊原郁恵

DO IT BANG BANG / 榊原郁恵

1978_10_Do It Bang Bang_榊原郁恵







今回の1曲セレクトは「DO IT BANG BANG」榊原郁恵です。

まずはデータでーす。

・タイトル    DO IT BANG BANG
・アーティスト  榊原郁恵
・作詞      笠間ジュン
・作曲      佐々木勉
・編曲      大村雅朗
・リリース日   1978年10月1日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 15位
・売上げ枚数   13.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 15位

 月の変わり目って事もあるんだけど、はてさて、今回の1曲セレクトはどーすべーとちょっと迷ってたんですわ。
 で、今、丁度1978年のデータを整理してまして、たまたま、この曲が目に入っちゃったのよね。

 はい、この曲で決まり〜!

 ・・というわけで、「DO IT BANG BANG」です。 

 この曲は、あの大ヒット・・というより、榊原郁恵の中で一番のヒットとなった「夏のお嬢さん」に続く曲でして、作詞、作曲陣も、全く同じ、作詞 笠間ジュン氏、作曲 佐々木勉氏によるものですね。

 ま、だから、サウンドのノリ的には、ほとんど、「夏のお嬢さん」と変わらずって感じですわね。
 
 ただ、季節的な要素を考慮してか、全体的に、ややすっきりした軽い曲調なのかなぁ。 メロディラインは、ほとんど変わり映えしないんだけどね。

 それでも、メロディラインのキャッチーさは変わらないかな。

 うーん、この曲の場合、サビよりも、Aメロのつかみがいいんだよね。

 ♪ バイバイ グッパイ 女の気持ちわからない、人なんか とても付き合いきれない おバカさん ♪

の部分。最後の ♪ おバカさん ♪ のフェイクが、まあ、この曲のミソなのかな。
 インパクト的には、ここに集中しちゃってるきがするなぁ。

 それに比べてサビは弱いんだよね。

「夏のお嬢さん」のような

♪ アイスクリーム ユースクリーム  ♪

のような、ちょっとふざけるけど、キャッチーなフレーズが少ない。

 まあ、それに変わるのが 

♪ DO IT BANG GANG DO IT BANG BANG ♪

になるんだろうけど、どうもつかみがねー。


 そういうこともあってか、セールス的には、この曲で随分、失速しちゃいましたけどね。



 それは、そうと、アレンジの小六禮次郎氏って、何年か前の大河ドラマの「功名が辻」のテーマ曲書いたヒトだよねぇ。
 いまや、出世されましたが、37年前は、こんな歌謡曲のアレンジもされてたんですねぇ。

 いま調べたら、NHK教育の「できるかな」のあの曲も、この方だったようで・・・・。


 たださあ、前々から書いてるように、どうも、コロムビアが作るポップスって、垢抜けないんだよねぇ。
 うーん、他のレーベルに比べて、何かが足りない。ま、一つは十年一昔のような音質もあるし、冒険心も少ないような気がするんだよなぁ。うーん、革新力の欠如っていうんですかねぇ。 これは、結局このあとの河合奈保子でも言えちゃっているよね。まあ、老舗として、大手レーベルの宿命っちゃ、そうなんだけどさ。

・・・などと、いろいろ書いちゃいましたが・・・・

 単純に言うと、個人的には好きな1曲なんだよね。「夏のお嬢さん」に比べると、手垢が少ないしさ。
 
 曲調的にも、くどくないから飽きが少ないんだよね。


・・・・なら、最初から、そう書けよ・・・

 って感じだけど。。。。

あ、でも、ジャケ写はあんまり好きくないな。




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夏のお嬢さん / 榊原郁恵

1978_07_夏のお嬢さん_榊原郁恵







今回の1曲セレクトは、「夏のお嬢さん」榊原郁恵です。

 まずはデータです。

・タイトル    夏のお嬢さん
・アーティスト  榊原郁恵
・作詞      笠間ジュン
・作曲      佐々木勉
・編曲      小六禮次郎
・リリース日   1978年7月1日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 11位
・売上げ枚数   20.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1978年8月7日〜9月4日付

 今回は、マクラ無しでいきなり、突入exclamation

 えー、今回の1曲セレクトは、榊原郁恵の「夏のお嬢さん」を持ってきたわけなんだけど、この曲も、すでに書いたと思ってた1曲だな。

 うん、この時期の曲としては、めっちゃメジャーな曲だしな。今まで、完全に忘れてたね。

 でさ、今さらながら、この曲を引っ張ってきたわけって、歌詞に

 ♪ アイスクリーム ユースクリーム〜 ♪

ってあるじゃん。


 えー、たしか、それにかこつけて、「アイスクリーム」のCM曲だったじゃん、この曲。


 たださ、なんのアイスのCMだったっけな〜・・・・っていうのが、どうも、思い出せない。。

 まあ、37年も前の曲だ〜、思い出せないのも無理は無いexclamation & question

 でもさ〜、わかんないと余計、知りたくなるのは、ヒトの常・・・って感じなわけで。。。
 さっそく、ネットで調べたんだけど、これまた、出てこない。。。


 うーみゅ〜・・・・。

 唯一、グリコの「パピコ」って出てきたんで、見てみたら、10年前に石原さとみでリメイクされたCMでやんの。。。。


 うーみゅ〜・・・・。

 当時もパピコだったっけなぁ・・・。 たしかに「コーヒー味」のアイスだったような気がする。

 森永じゃなかったっけなー・・・。うーん、やっぱり、昔も「パピコ」だったっけなぁ。
 いや〜、37年前に「パピコ」ってあったっけなぁ・・・。ふらふら

JASRACの作品データベースを見ると「グリコ依託楽曲」になってるんで、まあ、グリコのアイスクリームのCM曲だったんだろうな。


 ところでさ、 この ♪アイスクリーム ユースクリーム〜 ♪
って歌詞、「アイスクリーム」は、わかる「ICE CREAM」でしょexclamation & question

 でも、「ユースクリーム」ってなんじゃらほい?  ってずっと思ってたんだよね。

 まあ、歌詞によくある「こじつけ」ってやつか・・・・と。37年間信じてたわけなんだけど、これ書くのに、ちょこちょこ調べてたら、

「ICE CREAM」ぢゃなくて、「I SCREAM」なんだ。。。ふらふら

・・・ということで、「正式」には、「I SCREAM YOU SCREAM」っちゅうことで、つじつまが合うって訳なんだよねぇ。。。


 へえー へえー へえー へえー へえー へえー へえー・・・・

役に立たない、トリビア知識。。。。ふらふらふらふらふらふら

 私も、たった今、しりました。。。ふらふら 37年もたっているのに。。。



 それにしても、この曲は、分かりやすい曲だよな。 前強、後弱なリズムラインの、もろ70年代〜exclamation って言う曲で。

 そそそ、こういう曲が、70年代の典型的なアイドルポップスなのですわ。

 なにせ、メロディラインが、A、Bの2種類しかない。。。 サビは一体どこなんでしょ?

 まあ、普通に考えれば

 ♪ きーみはぼくーのあーこがれのーひーとだよ〜 ♪

からなんだろうけど、かといって、出だしの

 ♪ 夏のお嬢さん〜 ビキニがとっても似合うよ〜 ♪

のAメロの部分も、インパクトが強い。 全般的にメロディラインは、「サビ」っていってもいいような作りで。。。

 でも、だからこそ、分かりやすいし、インパクトとして、いつまでも脳裏に残っているのかも。。。

 まあ、CMの作りとあんまり大差がないわな。 全編、キャッチーでインパクトっていう作りは。




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ロボット / 榊原郁恵

1980_06_ロボット_榊原郁恵






今回の1曲セレクトは、「ロボット」榊原郁恵です。

 まずはデータです。

・タイトル      ロボット
・アーティスト    榊原郁恵
・作詞        松本隆
・作曲        筒美京平
・編曲        船山基紀
・リリース日     1980年6月1日
・発売元       コロムビア
・オリコン最高位   17位
・売上げ枚数     11.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 21位

 えー、今回の1曲のタイトル「ロボット」から、いろいろと想像できるかもしれないけど。。。 
そう言えば、ロボットといえば、例のソフトバンクの「Pepper」の一般発売だけど、あっという間に予約予定数に達しちゃったそうだ。うーむ、なんかよく分かんないけど、世の中金持ってるヒト多いのね。
まあ、ほとんどは企業が購入するんだろうけど。

・・・ということで、

 榊原郁恵 「ロボット」

郁恵さんの曲を書くのは、今回が最初かなぁ・・・。恐らく、これから秋にかけて何曲か書くことになると思いますが。。

 えーとね、ちょっと前に書いたんだけど、先日、筒美京平ヒストリーなんぞをネットで購入して、読んでたんだけど、やっぱ、すごいわ、この本は。

 ・・ということもあって、是非とも、筒美京平氏の曲を引っ張ってきたかったんだけど、何分、既にかなり書いちゃってるからねぇ・・・。

 ・・・ということで、いろいろ考えた末、この曲を引っ張ってきたわけです。

 「筒美京平ヒストリー」でもそうだけど、かなり前に買った「歌謡曲完全攻略本」でも、この曲については、かなり評価が高かったんで、是非とも聴いて見たい・・・と思ってたの。

 いや、この曲、完全に知らなかったわけではない。この曲がヒットしてたころも聴いていた・・・・はず。

 フジテレビの「ドレミファドン」で聴いた記憶があるんだけどなぁ・・・。

 だけど、何分、今まで音源が無かったんで、正直、どういう曲だったか、すっかり忘れていたんだなぁ・・・

・・・ということもあり、ヤフオクで買っちゃいました、このレコード。300円で・・・ふらふら  安っexclamation ×2


 早速、聴いてみましたわ。

ふむふむふむ・・・・。なんだこりゃ、イントロからAメロにかけては、中山美穂の「C」。その後は、ところどころ、松本伊代の「オトナじゃないの」っぽいフレーズが挟まっているぞい。


 なんだ・・・・パクリか。。。。。 と一瞬思ったものの。。。。


 うんにゃ、逆ぢゃんか。。。。 この曲の方が「C」とか「オトナじゃないの」よりも、前に出来てるんだよな。。


・・・ということは、中山美穂の「C」は、この曲から派生してるんだ・・・。

 いや、かなりの「確信犯」だねぇ。。。


 しかも、作詞、作曲は、同じ、松本隆−筒美京平の黄金コンビたったりするしあせあせ


 で、まあ、この曲の評価が高いのは、やっぱし、全編、シンセメインで作られた、初期の作品だったからだろうな。

 ちょうど、時期は、Y.M.Oの「テクノポリス」「ライディーン」が大ヒット。向こうではバグルス「ラジオスターの悲劇」なんかがヒットし、「テクノ時代」の到来を告げてた頃だから。。。

 さすがに、筒美京平氏、目の付け所が早い・・・ってところでさ。

 しかもアレンジに船山基紀氏を起用してたりして・・・。 筒美氏と船山氏は、この後も80年代全般を通して、このテのテクノ歌謡を発展させていった功績があるのは、周知の事実だしね。
 最終的には、C-C-Bにたどり着くんだけど・・・。

 うん、松本−筒美−船山 っていう黄金トリオは、最終的にはC-C-Bの「Romanticが止まらない」をブレイクに導き、「テクノ歌謡」っていうブランドを完全に確立させてますからねぇ。

 この曲は、その先鞭をつけた曲・・・ってことで、評価が高いんだよね。


 まあ、今聴いてみると、実際には、「テクノ歌謡」というには、かなり幼稚で、思わず、笑っちゃうけどさ。。。

 シンセといっても、シーケンサーを使った、打ち込みにより全自動演奏だと、まだまだ大変な頃だったんで、全部手で弾いたアナログ的な演奏だったっていうのも、時代を感じるよなぁ。

 うん、今聴いてみると、あんまり「テクノ」っていう感じはしないですよ。その辺。
 単にシンセサイザーを多用した「歌謡ポップス」って感じががしたりね。

 でも、当時からしてみたら、これでも、充分にテクノだったのです。

逆にいえば、だからこそ、現在のような完全な無機質感は少なく、テクノといえども人間的な温かみがあるんだけどさ。これは、Y.M.Oにしても、当時はそうだったし。。。






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