かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

桜井和寿

君がいた夏 / Mr.Children

1992_09_君がいた夏_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「君がいた夏」Mr.Childrenでする。

まずはデータでする。

・タイトル    君がいた夏
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children 小林武史
・リリース日   1992年8月21日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 69位
・売上げ枚数   2.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 52位

どうも、ここ何日か体調がすぐれない筆者だったりします。
朝晩になると、空咳が頻繁に出てきたり。。。。
あるいは、コロナに感染しちゃったかなぁ・・・とも思ったりもしたんだけども、熱はないし、食欲も普通にある。どうも、急性アレルギー性の気管支ぜんそくに罹ったようだ。 
先日、毎月通ってる持病の痛風の診察の際に、かかりつけ医に相談の上、気管支を広げる薬と咳止め薬はもらってきたんだけども、今一つ、よくならんのね。
しばらく様子を見て、改善しないようならば他の呼吸器科に相談しようと思っています。

・・・なんて言っている間に、今年も夏が終わっていきますな。
ここ数日、残暑が振り返したと思ったら、今日なんかは、涼しかったり。

毎年の事なんだけども、この時期になると「夏の終わり」の曲をなんか引っ張ってきたいなぁ・・とし思ったりするんだよね。

で、真っ先に浮かぶのが、件の山下達郎氏の「さよなら夏の日」だったりするんだけども。。。

でも、いつかも書いたように、今となっては、夏の終わりの超定番曲なこの曲、実は、リリースもヒットも、今の時期じゃないのよ。 リリースは5月だったりするしさ。。。

なので、「今の時期のヒット」には当たらないんで、引っ張ってこれない。。。。

まだ書いてない曲で、「夏の終わり」を彷彿とさせる曲は、他にないもんかねぇ〜。

・・・と考えてたんだけども、ありましたわ。


Mr.Children  「君がいた夏」。

いまや押しも押されぬ、超ビッググループとなった、ミスチルの記念すべきデビューシングルだ。

ヤマタツの「さよなら夏の日」ほどは、超定番ではないけども、

♪ また 夏が終わる もうさよならだね〜 ♪  というサビの歌詞から、もろ夏の終わりを象徴とする曲には変わりない。

リリースは1992年8月21日。 歌詞にそぐわず、夏の終わりのヒット曲に間違いない。

しかしね、いまや押し押されぬ〜 超ビッググループのデビュー曲を、今まで書いてなかったわけで。。。

なぜ?

理由は簡単で、今でこそ「超ビッググループ」であるミスチルも、デビュー曲であるこの曲の頃は、ほとんど無名だったからですわ。

なにせ、オリコン最高69位だからねぇ〜。

今では考えられないほどの低調ぶりなんだけども、そのくらい、まだ無名だったんだよね。

ワタシも、この曲がリリースされた、92年当時は、ミスチルの存在は全く知らなかった。

でも、そんな、まだ無名だったミスチルを、当時からNext  Breakerに推してた人がいるのよ。


何を隠そう、当時、ワタシが属していた、自主サークル「オリコンチャート研究会」でいっしょに活動していた、コバヤシ君。

彼は、サークル結成当初から先見の明があるっていうのかなぁ。兎に角、これからブレイクしそうなアーティストを掘り起こすのに長けてたんだよなぁ。 彼が、次に来るって言ってたアーティストは、それまでもほとんどブレイクしてきてたから。

あれは、確か1993年正月に、ワタシんちで、恒例のサークルの新年会を開いたときに、「今年(1993年)ブレイクしそうなアーティストは・・・・」っていう話になって、 それぞれ何人かずつ上げていったんだけども、コバヤシ君は、 迷わず「ミスチル」を挙げたのよ。

絶対に、この人たちが来るって断言したのを覚えてるなぁ。

でも、1993年頭の時点で、ワタシ、まだミスチルって知らなくてさ。 半ば「はあ?」って感じで聞いてたんだけども。。。。

コバヤシ君は当時、「日本レコードセンター」に勤務していて、白盤とかよく聴かせてくれたんだけど、その中にミスチルもあってさ。 確か2ndシングルの「抱きしめたい」だと思うんだけども、聴いてみた。

でも、あの時点では、今一つピンとこなかったんだよな、ワタシ。 カラーとして1993年っぽくなかったら。

たしかに瑞々しさはあるんだけども、少し洋楽っぽいなとは思ったのを覚えてるな。 でも、あの当時は、まだ、既存のヒット曲っぽい、分かり安いキャッチーなメロディが主流だったからさ、これは主流ではないな・・っていう思いが強かったのかもしれない。

それから、1年もしないうちに、4枚目の「CROSS ROAD」で大爆発しちゃったじゃん。

うわっ、本当に来た・・・。 ってビックリしちゃってね。

コバヤシ君の眼力は、これは凄いな・・・と感心するのと同時に、これからブレイクしそうなアーティストを掘っていくっていうのも、面白いかもなぁ・・・って思ったんだよね。

それまでは、あくまで、ベストテン番組を通して、ブレイクしてきたアーティストを追いかけるってだけだったからさ。

聴き方が広がったっていうのかなぁ、 次はだれが来そうっていう意識の広がりだよね。

「CROSS ROAD」が大ブレイクしたあと、改めて遡ってミスチルを聴いてみた。 恐らくそのとき初めて、この「君がいた夏」を聴いたと思う。

その時、コバヤシ君が、次はミスチルが来るって言った意味が、分かったような気がしたんだよなぁ。

当時ヒットの主流だった、誰にでも分かりやすいキャッチーなメロディ。

ただ、でも、やっぱりあの当時のカラーは感がなかった。 けど、結果的には、「次の主流」となるカラーを持ち合わせていたんだよね。

これは、ある種の勘としか言えないんだけども、 「あ、これ」っていう感覚を感じる時ってあるんですよ。 どこか懐かしいんだけども、実際的には今まで無かった新しいカラー、匂いを感じる、独特の感覚。

これを感じた時に新しい波が来るんだよね。

まあ、これは、本当に感覚的なところでしかなく、文字ではうまく表現できないのが歯がゆいんだけどさあ。

コバヤシ君って、この感覚というか嗅覚に長けてたんだろうなぁ。

不肖ながらワタシも、「CROSS ROAD」の後、遡って、この「君がいた夏」を聴いたときに、まさにそんな感覚を感じたのよ。

ぱっと聴き、どこか懐かしい感じがするんだよ、この曲。
でも、実際的なところ、この曲以前にこの曲のようなカラーの曲ってなかったんだよね。 だから、瑞々しい新鮮さを感じるし。

ただ、惜しいかな、全体的なインパクトがまだまだ弱い。 そこが今一つヒット戦線に乗らなかった要因なんだろうな。


まあ、僕の場合は、次にミスチルがくるって断言したコバヤシ君が羨ましくもあり、ミスチルのブレイクを事前に見抜けなかった自分が悔しくもあったりしたんだけどさ。

で、自分もこういう感覚を持ちたいと思ったんだよね。 

以来、これからブレイクしそうなアーティストを掘っていくような聴き方をしていったわけなのよ。
そういう聴き方が、後に「着メロ」のセレクターの仕事にむずび付いたわけなんだけどさ。

ただ、確証はなかったんだよね。 その後も、出来る限り「これから来そう」って曲を意識的には聴いてきたつもりなんだけども、空振りっていうのも多かったしさ。

いや、それは、今もそう。

そこそこ「あ、当たった」と思ったのは、以前書いた、平原綾香の「Jupiter」と大塚愛の「さくらんぼ」ですね。

ただ、これらの曲でさえ、ミスチルの時に感じたほどの確証っていうのは、なかなか得られなかったんだけど。。。。

でも、あれから四半世紀、この「君がいた夏」を初めて聴いたあの時と全く同じ感覚を感じた人たちが出てきた。それが実はヒゲダンだったんだよねぇ。

そそそ、ヒゲダンがまだ、メジャーデビュー前に聴いた「LADY」。 これ初めて聴いたときは「ビビビ」と電流が走ったもの。 真っ先に感じたのが、そうミスチルの「君がいた夏」を聴いたときの、あの感覚ですわ。

同時に、もしかするとこいつらは「凄いかも」と、真っ先に「キニナル曲」に書いたのを覚えてるな。

まさか、ここまでのビックバンドまで昇華するとは、思っても見なかったけど。。。。

もっとも、ミスチルだって、「CROSS ROAD」を聴き、遡ってこの「君がいた夏」の曲を聴いたときも、現在のような「超ビッグバンド」まで昇華するとは思っても見なかったんだけどさ。




だけど、あれから30年近く経とうとしているのに、この曲のメロディは、いつ聴いても切ない。
どうして、夏の終わりっていうのは、こうも切ないんだろうねぇ。

そういえば、この間だれか言ってたけど、季節の区切りとして、「〜の終わり」ってつける季節は夏だけですわ。 春の終わりとも秋の終わりともあまり言わない。 今の時期〜夏の終わりっていうのは、それだけ特別な季節なんじゃないかな・・・と思うわけなんだよね。


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シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜 / Mr.Children

1995_09_シーソーゲーム_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」Mr.Childrenです。

まずはデータです。

・タイトル     シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜
・アーティスト   Mr.Children
・作詞       桜井和寿
・作曲       桜井和寿
・編曲       小林武史 & Mr.Children
・リリース日    1995年8月10日
・発売元      トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  181.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1995年8月21日〜10月23日付

台風21号の被害に遭われた方にはお見舞い申し上げますが、台風の影響で、早く会社が引けたので、平日に書いてる1曲セレクトです。
 本当は、こういう天気でもあるし、曇り空っぽいマイナーな曲でも持ってこようか・・と思ったんだけど、思いついた曲が81年の曲。 でも、81年の曲はこの間書いたばっかだなぁ・・と思いーの、全く天候とは関係のない曲を引っ張ってきてしまいました。

Mr.Children 「シーソーゲーム」。

ま、この曲もずっと引っ張ってこようと思いつつも、長い事「塩漬け」にしてた曲なんだよな。
理由としては、個人的にヒットした時期を間違って記憶してたってのが一つ。 うん、この曲ヒットしたの1995年の「7月」だとばっか思ってたんだよね。で、調べてみたらリリースが8月じゃんか。 ヒットは8月末から9月。ちょうど今頃がヒットのピークだったんだよな、実際は。

うーん、そうだったかなぁ・・・・。 なんかさ、この曲って「真夏」っていうイメージがあったんだけどなぁ。 95年の今頃は、マイラバの「Hello Again」とか・・・。 と思ったら、「Hello Again」もヒットしてたの9月〜10月だったんだな。。。。 

うーむ、どーも1月ずつずれてるな、感覚が・・・。 「Hello Again」は、夏の終わりの「気だるさ」を感じるし、仕事サボって、CD屋の店頭で聴いたの9月の初めだったと思ったんだけどなぁ・・・。


おっと、話がずれたね。

ミスチルの「シーソーゲーム」。 この今まで引っ張って来ていなかった、もう一つの理由は、以前「Tomorrow never knows」書いた時、この曲良くないって風に辛口に書いて、ミスチルファンの総攻撃を受けたからなぁ。
ミスチルファン、怖いのよ。うっかり口を滑らすと、すぐに炎上するからさあ。 
以来、どうもミスチルの曲、書きづらくてね。 ・・・だから、意外と、まだ書いて無い曲が溜まってるんだよな。

でもね、今になって弁解する訳じゃないけど、必ずしも「Tomorrow never knows」がキライな訳じゃないんだよなぁ。逆に言えば、当時聴き過ぎたこともあって、今となっては食傷気味なところがあるんだよな。
ま、そんな事で、ちょっと辛口で書いた訳なんだけども。

ミスチルの曲で嫌いな曲ってないんだよな、基本的には。特にブレイク後、96年くらいまではシングルは必ず買ってたしさ。

その中で、初聴で「あ、これいい」と思ったのが、今回の引っ張ってきた「シーソーゲーム」だったかなぁ。
「innocent world」にしても、最初は良く分かんなかったんだよね。でも、聴きこんで消化して行くうちに良さを理解出来たって感じなんだよね。

ミチチルの曲って意外と消化するまでに時間がかかるんだよ。 だから、初聴で「あ、これはいいね」って思う曲って少ない。表面的にどこか見えない壁のようなものがあるんだよな。 

でもさ、この「シーソーゲーム」は、初聴から、「これはいいぞ」と思ったな。 いい意味で力が抜けてんだよな、曲全体的に。 
1曲前が「【es】」って、重くは無いんだけど力が入った曲だったじゃん。 眉間にしわを寄せてシャウトするような。ま、個人的にこの曲好きなんだけどさ。

でも、この「シーソーゲーム」は、Aメロからしてそう言うところが無かったしさ。

Aメロ出だしの ♪愛想なしの君が笑った、そんな単純な事でついに〜 ♪ ってあるけど、これって、当時、「開運!なんでも鑑定団」のアシスタントだった、吉田真由子のことだよな・・・とか思ったり。

そそそ、愛想無しで通ってたじゃん、吉田真由子って。 いつもムッとした表情で。なかなか笑わなかったし。

だとしたら、桜井氏も意外とミーハーだよなぁ・・・いい意味で、とか思ったりね。

ちなみに、桜井氏曰く、歌詞が何言ってるのかわかんないんで、歌うのが恥ずかしい・・・とライブでは、あんまり歌わないんだとか。。。。

2005年にROCK IN JAPANらミスチルが出た時、この曲期待してたんだけどさ、やっぱりやんなかったもんな、そう言えば。



なるほどElvis Costelloね。。。どうも、個人的にはCostelloっていうと「She」のイメージが強くて、気がつかなかったんですけど。。
でも、「シーソーゲーム」自体のサウンドはもっと古いよなぁ。 60年代のマージービートっぽいけどね。

・・・あ、だから、個人的にはこの曲は初聴で「これはいいぞ」と思ったのもかもな。マージービートとかさ、この手の「音」が一番安心するんだよね。




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Replay / Mr.Children

1993_07_Replay_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「Replay」Mr.Childrenです。

まずはデータですっ

・タイトル     Replay
・アーティスト   Mr.Children
・作詞       桜井和寿
・作曲       桜井和寿
・編曲       小林武史 Mr.Children
・リリース日    1993年7月1日
・発売元      トイズファクトリー
・オリコン最高位 19位
・売上げ枚数  8.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 26位
・タイアップ:グリコ「ポッキー」CM曲

暑いっす どうにかなんないですかねこの暑さ。 昨年の夏が近年の中では比較的涼しい夏だったんで、余計堪えますな。
今の時期でこの暑さだったら、1か月後はどうなってるんでしょ 完璧に夏バテしてるんだろうねぇ。

こー暑いと、涼しい曲を持って来たい・・・と思うのは人の常って奴で・・・。 でも、ワタシゃ、ちょっとひねくれ坊主なんで、涼しいといっても、曲自体が涼しい訳ではなく〜の、涼しい夏、そそそ「冷夏」だった年の曲を持って来たいですね。

Mr.Children 「Replay」

この曲、覚えてますかぁ〜、今から四半世紀前、1993年の今頃のヒットですよ〜。

そそそ、この年1993年は「冷夏」だったんですねぇ。 まあ、普通は覚えてないなぁ・・・って思われるもんなんだろうけど、個人的には、この年の夏はよく覚えてる。 就活の年でもあり、卒業研究をやった年でもあるから。

生き物学科なんて行ったワタシは、卒研で「カゲロウ」の棲み分け分布の研究で、毎月、日光の方の川まで出かけてフィールドワークをやってたんだけどさ。夏、冷夏による長雨で、川が増水して、フィールドワーク地点が水没・・・、結局いいデータが取れなくて苦労したんだよな。

そんな頃ヒットしてた1曲が、このミスチルの「Replay」って曲ですわ。

うん、まだ、本格的なブレイク前でしたねミスチルも。 どちらかと言えば、あまたいたバンド勢の中、その他大勢・・・の部類だったと思う。

でも、個人的にはちょっとツバを付けてたんだよね、ミスチルって言うヒトたちに。

曲が気に行ったとかそう言う訳ではなく、このヒトたちは果たして売れるのかどうかって言うのが気になってたのよ。
 
・・・というのも、この当時、「オリコンチャート研究会」なる自主サークルを結成していてさ。なんせ大学生だったから暇だったからさ、メンバーとしょっちゅうつるんでたんだよな当時。

で、当時既に「レコードセンター」に就職していたメンバーが、「ミスチル」は凄いって言い始めたのよ。 確か、この年、1993年が明けてすぐの頃だったと思う。 その頃は、まだ、個人的にはミスチルなんて知らなかったからさ、「なんだ? それ?」ぐらいにしか思わなかったんだけど、ま、そのメンバーが推す訳よ。「今年中に絶対ブレイクする」って。

その人は、「レコードセンター」に勤めていたこともあってか、兎に角、先見性の明があったんだよね。それまでも、その人が売れるっていう連中はブレイクして来ていたし。。

ならば、ちょっと乗ってみるか・・・ってことで、ツバを付けてた訳よ、ミスチルには。

それから半年くらいが過ぎ、この曲がリリース された訳なんだけどさ、初めてミスチルの曲を聴いたのが、この曲だったんだよな。

どれどれ、今年絶対にブレイクするっていう、ミスチルとやらの連中ってどんな曲なんだ? ちょこっと聴いてみるか・・・ぐらいで・・・。正直、そんなに期待してなかったんだよ。

実際に聴いてみて・・、まあ確かに悪い曲ではないと思ったけど、かといって、ホントにこれでブレイクするの? っていう印象の方が強かったのを覚えてる。

なんかさ、今一つ掴みどころを感じなかったんだよな。 どことなく軽いしさ。決してウレセンな曲・・・とは思わなかったんだよね。
 この「Replay」と同時にチャートを上がってきた曲に、コルベッツ「瞳を僕にちかづけて」ってのがあってさ。個人的には、こっちの方がウレセンだよな・・・って思ったもの。

イントロのシンセの音色、あるいはサザンの前年の大ヒット「涙のキッス」からパクったよね・・・というシンセフレーズから、小林武史氏が「推してるんだ」っていうのは、分かったけどさ、どうも、ワタシと同い年の「小倅」のような印象の方が大きかったのかも。
そそそ、「カリスマ」感はまるで無く、学生バンドの延長のような存在っていう印象の方が全然デカかった。

それが、まさか、そのすぐ後、本当に「国民的」な超カリスマバンドに化けようとは、この時点では、まーったく想像もつかなかったですわ。

たださ、もしね、サークルメンバーの彼が「絶対にブレイクする」って言いきった頃、ミスチルを聴いてればちょっと印象が違ったかもしれない。
そそそ、最初に聴いた曲がこの「Replay」の1曲前の「抱きしめたい」だったならば・・・って事だね。
結局、「抱きしめたい」は、この後「CROSS ROAD」が大ブレイクした後に聴くことになるんだけど、これは「完成」された曲だなって思ったもの。 なるほどこの曲であれば、サークルのメンバーもゼッサンするのも分かるな・・と。




ほら、やっぱり小倅って感じでしょこの頃のミスチルは。全員垢抜けないし。
まあ、確かに今見ると新鮮な感じはする。少なくとも、今、桜井に、こういう新鮮味がある曲を作ってくれといっても、なかなか作れないだろうしね。

そんな今となっては、ミスチルの曲の中でも手垢の少ないシングルという点では、推し曲だったりもするんけどさ、この曲。


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innocnet world / Mr.Children

Children






今回の1曲セレクトは、「innocent world」Mr.Childrenです。

 まずはデータでーす。

・タイトル      innocent world
・アーティスト    Mr.Children
・作詞        桜井和寿
・作曲        桜井和寿
・編曲        Mr.Children 小林武史
・リリース日     1994年6月1日
・発売元       トイズファクトリー
・オリコン最高位   1位
・売上げ枚数     193.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1994年6月20日〜10月3日付
・タイアップ:コカコーラ「アクエリアスネオ」CM曲


 ビートルズが日本公演で来日してから、来年で丁度50年。 ・・・ということは。来年にかけて、また「ビートルズ」で盛り上がって来るのかなぁ。
 
 まあ、かくいうワタクシは、それほど、強烈なビートルズフリーク言うわけではないんだけど、音楽ファンとしての一応最低限の「たしなみ」として、「赤盤」「青盤」は持っているという程度かなぁ。

 個人的には「たしなみ」程度で持っている「赤盤」「青盤」どちらが好きか・・・というと、圧倒的に「青盤」・・・つまり、日本に来日した後、1966年〜1970年の「後期」の曲ですね。
 まあ、ビートルズファンのあいたでも、もしかすると、「アイドル」だった前期と、人気は二分? いや、多分前期に比べると人気は落ちるんだろうけど、どうも、前期はそれほど衝撃を受けないんですよね、個人的には・・・。

 なんでかなぁ? ・・・・うーん、やっぱし、考えないで済むからだろうね、前期の作品は。

 後期の作品は、正直、一見よくわかんない作品が多いんだよね。ほどんど実験的な曲が多いからね。まともな曲が少ない。
 サイケデリック、ニューロック、ドラック、虚脱感・・・・と兎に角ひん曲がった曲が多いんだよね。
 
 個人的には、そういう、どこかひん曲がった、ゆがんだ曲が好きってところもあるんだよね。 いやいや、時代的背景の中のゆがみの部分ってところが好きってことで、ビートルズは後期の方が好きなんかもしれんね。


 ところで・・・、日本にも、数々のビートルズを下敷きにしたアーティストっているけど、こと、ミチスルにはストレートにビートルズの「影」が見えるよなぁ。

 まあ、これは、本人たちも暗黙に認めている部分だろうし、ま、誰が聴いてもビートルズなんだよね。
 で、じゃ、前期なのか、後期なのか言われれば、このヒトたちは後期のビートルズをやってる、意外と少ないアーティストのひとつなんぢゃないかなぁと思うわけなんだよね。

 これは、ブレイク曲の「CROSS ROAD」から思ってたことなんだけどさ。
 下敷きになっているのは、サイケなサウンドなんだけど、その元となっているのは、あのころのビートルズなんだよねぇ。
 
 サウンド全体的に、ちょっとセピアがかったやや、ぼけた色合いのサイケさは、あの時代そのものなんですよ。

 ただ、違うのは、虚脱感がないことかなぁ。グイグイ押し捲るわけではないんだけど、アグレッシブなんですよね。
あ、これは、「innocent world」に関してですけどね。

 うーん、ビートルズで言ったら、「Hey Jude」的なアグレッシヴさっていうのかなぁ。
 
 ミスチルに関しては、この頃の曲に限らず、いまでもその余韻は残しているよね。
 というか、そのままといってもいいかなぁ。

 ウーン、個人的にミスチルが好きなのは、結局、多分そういうところなんだろうねぇ。

  もし、ビートルズからストーンズにかわったら、ミスチルからは離れるかもなぁ

とか思ったりして。。。


 それから、ミスチルには直接関係ないんだけど、いま、いちばん、まともに「音楽」らしい活動してるのは、大手レーベルではトイブファクトリー&ウーロン舎ぢゃないかなぁ。
 個人的には、こういうところがもっと元気になってほしいんだよねぇ





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everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜 / Mr.Children

Children







今回の1曲セレクトは、「everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜」Mr.Childrenです。

 まずはデータを・・・

・タイトル    everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜
・アーティスト Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿&小林武史
・編曲      小林武史&Mr.Children
・リリース日  1994年12月12日
・発売元    トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  124.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1994年12月26日〜1995年2月13日付

 このところ、CD売れてるミスチルといえども、チャートアクション自体は昔に比べると、だいぶタンパクになってきたよなぁ。まあ、20年も第1戦に居る人たちだからなぁ。それだけでも大したもんなんだけども。、

 で、20年前返り咲きの1位を見せていたと同時に2曲同時ランクインしてたのが、今日、ひっぱってきた「everybody goes」なんだけどね。

あー、20年かぁ。。。。時が経つのは早いもんだよなぁ・・・とシミジミ思う瞬間。。。


 じや、なんで、「Tomorrow never knows」でなくて、「everybody goes」なの?

・・・っていうと、まあ、単純に「Tomorrow never knows」は手垢がいっぱいついているといいますか・・・
ミスチルの代表曲のひとつだかんね。まあ、敢えて書かなくてもいいか・・・と。

 まあ、確かに、いい曲には変わりないし、個人的に異論はないんだけど、どうも、今ひとつ、口さみしいって言う感じもするんだよね、「Tomorrow never knows」は。

 対して、「everybody knows」いいですねぇ。ハチャメチャで、音もめっちゃラフだし・・・
 いや、ほんと、最近のミスチルって、こういう、ある意味ハチャメチャ「外した」曲ってないでしょ。うーん、なんか、それが淋しいんだよね。


 でも、曲がラフなロックなのに対して、歌詞の内容はかなり社会批判だったりして・・・。
 それもいいんだよね、サザンオールスターズの「NUDE MAN」とか、桑田佳祐の「真夜中のダンディ」・・・ま、つまりは桑田佳祐っぽくてさ。

 ♪everbody goes 退屈なヒットチャートにドロップキック〜♪

なんてのは、自ら関わる世界に対しての痛烈な批判だよね。

 はたして、あれから12年経って、さらにヒットチャートが退屈になったって感じるのは私だけ?


 まあ、だから・・・って事でもないんだけど、また、こんな社会批判ネタなハチャャメチャ系の曲を歌ってほしいですわ、ミスチルには。
 サザンもここのところ、社会批判ネタでいろいろ物議を呼んでるけど、この路線を継承できるのはミスチルだと思うんだよなぁ。







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