かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

桑田佳佑

CHRISTMAS TIME FOREVER / サザンオールスターズ

1992_12_CHRISTMAS TIME FOREVER_サザンオールスターズ






今回の1曲セレクトは、「CHRISTMAS TIME FOREVER」サザンオールスターズです。

 まずは、いつものようにデータです。

・タイトル      CHRISTMAS TIME FOREVER
・アーティスト    サザンオールスターズ
・作詞        桑田佳祐
・作曲        桑田佳祐
・編曲        サザンオールスターズ 小林武史
・リリース日     1992年9月26日
・発売元       ビクター
・オリコン最高位   1位
・売上げ枚数     179.1万枚
・タイアップ 丸井クリスマスキャンペーンソング
※アルバム「世に万葉の花が咲くなり」より。


 一つ前に、サザンの「クリスマス・ラブ」を持ってきたんだけど、やっぱり、どうも納得しないんだよな。
いや、「クリスマス・ラブ」の本文でも書いたんだけど、個人的、「クリスマス・ラブ」は認めてないんですよ。なんか取ってつけたような曲なんで。。。

 ・・・ということで、今回は、サザンオールスターズのクリスマスソングといえば、これよ・・・っつう曲をセレクト

 CHRISTMAS TIME FOREVER

 ・・・って書いても、「えー、そんな曲知らねーよ」っていう方、いっぱい居るだろうなぁ。

 まあ、それも、見越して、是非、ご紹介したいと思って引っ張ってきたところもあるんだけど、この曲は、1992年秋にリリースした、サザン、11枚目のオリジナルアルバム「世に万葉の花が咲くなり」に収録されている曲ですね。

 まあ、と、言うことは、どうしても、サザンファンでなければ、なかなか引っかかりはないかなぁとも思うんだけどね。
 
 ところがどっこい、これがまた、なかなかの佳曲なのですヨ!

 曲調は、如何にもクリスマスをイメージ、髣髴とさせるようなミディアムバラード。
 そうだなぁ、桑田佳祐のソロで、「白い恋人達」って曲があるよね。イメージ的には、あの曲にかなり近い。

 いや、逆に、あの曲が、この「CHRISTMAS TIME FOREVER」に近いって言ったほうが正解なのかな。
 とにかく、あんな感じの、優しく、正当、真っ正面なクリスマスソングなんですねぇ。

 特にサビの部分

♪Merry Christmas to the world now stars shine forever〜♪から続く部分は、涙もんのメロディと曲構成ですわ。

 全体的に心癒されるっていうか、安らかな気持ちになれる1曲だなぁ。

まあ「クリスマス・ラブ」同様、丸井のクリスマスキャンペーンソングにも使われてたんで、曲を聴けば、「聴いたことある」ってかたもいらっしゃるかもなぁ

 ワタシとしては、この曲をシングルに切って欲しかった。是非に!


でもね、これを契機というか、サザンって意外とクリスマスソング歌ってんだよね。
 そのほか、以前紹介した、「シャララ」でしょ。桑田ソロでは、「白い恋人達」・・・・と。

 うーん、これは、ヤマタツ氏を意識した、桑田氏の「心意気」なのかなぁ。
 それとも、単にクリスマスソングが好きなのか!? その辺はよくわからないですけど、それにしても、多いよなあ。
 ユーミンの「スキー/雪」関係の曲にひってきするんでない?


 だけどさ、この曲が収録された「世に万葉の花が咲くなり」ってアルバム、サザンファンを公言するワタシのファイバリッドアルバムなんだなぁ。

 ほぼ、全編にわたって、「サイケデリック」な内容なんですよ。
 あの時期、90年代の初頭って、アンダーグラウンドなところで、一時、サイケがリバイバルしたことがあるんだよね。ファッションとか。
 それを、目ざとく引っ張ってきたっていうかね。 

 たしかに、前兆はあったんだよね。91年のシングル「ネオブラボー」なんて、メロディはビートルズで、サウンドは、サイケが一部、顔出してましたもんね。
 でも、まだ、それほど、「サイケ度」は強くなかったけど。

 でも、このアルバムは、かなりサイケ度がきついんですよ。
最初聴いた時は、かなり違和感を感じたけどね。もう、すでに、そこには、シンプルな「アメリカンロック」っていうテイストは、存在してないもんなぁ。

 特に、ハラ坊のソロ曲の「ポカンポカンに雨が降る」とか、「HAIR」なんては、サイケ度が高い。
 いや、だけど、「HAIR」って言う曲の完成度は高いよ。この曲、個人的には大好きですわ。脳みそグルグルかき回されている気分になる。 あー、それって、ドラッグな状態?

 でも、この曲知ってるヒトがすくなくて、ちょっとつらいんだけど。。。
「涙のキッス」のC/Wの「ホリデイ〜魔の休日より〜」にいたっては、完全に曲が壊れてるし。。。

 えー、さっきからサイケ、サイケって書いてるけど、これがなかなか説明しづらいな。
 
 えーと。。。。そうだなぁ・・・、由紀さおりの「夜明けのスキャット」を思い出してもらえると分かりやすいかな。
 いや、別に「スキャット」ってわけではないですよ。サウンドだよね。
 イメージ的にどぎつい原色カラーっぽい、それでいて、一部、セピアがかっているっていうか・・。
 うーん、現実離れした「夢の中の世界」って感じかなぁ。
 多分、ドラッグとかやると、こんな妄想の世界にはいるんでないの? って感じかな。
 まあ、ワタシゃ、ドラッグどころか「アンパン」もやったことないんで、その辺はよくわかんないですけど。。。

 ああ、そうそう、「トランス」の「イメージ」に近いかな。音色ではなく、イメージね。あれも、「トランス」って言うくらいだから、ドラックによる「トランス」状態っぽいサウンドだから、ああいう「名称」なんでないの・・・・?
 
 あれ? ちがう? テキトーに書いたんだけど・・

 兎に角、この「世に万葉の花が咲くなり」って、そんな感じで、ドラッグやってないのに、ドラッグやったようなある種、興奮状態(?)な気分になっちゃうんですよ。現実離れしてるっていうか・・・。

アルバムのなかでは、唯一「CRISTMAS TIME FOREVER」と、1曲前の「IF I EVER HEAR YOU KNOCKING DOOR」って曲が、そういう、サイケな色合いが無い、ノーマルな曲なんだよね。

 この2曲は、クールダウン用の曲なんだよね。この2曲があるからこそ、現実の世界に戻ってこれるって言うかね。

 そういう意味でも、貴重な曲なんですわ。

 ちなみに、「IF I EVER HEAR YOU KNOCKING DOOR」って、全編英語詞、かつ、アカペラの曲なんですよ。一切、楽器は無し。
 サザンのアカペラ曲、ほかに、映画「稲村ジェーン」で使われた、「忘れられたBIG WAVE」は有名だけど、この曲は、さらに、コーラスが複雑になっている。
 英語詞なんで、この曲の作詞は、元ゴダイゴの「トミーシュナイダー」なんだよね。


 あれれ、最後は、「CHRISTMAS TIME FOEVER」とは、全然違う話になっちゃったな。。

ともあれ、機会があったら、是非、聴いてみてくだされ。

 
 あー、ちなみに、プロフィール写真、「世に万葉の花が咲くなり」のジャケ写なんだけど・・・。
 どっかから引っ張ってきた、「絵」ではないからねぇ。
 ジャケットまで、「サイケデリック」だったんだよね。


えー、当然ながら動画は無し! でも↓のリンクから「音」だけは聴けます。
良かったらどうぞ・・・と以前は書いてたけど、 最近はようつべにも動画が落ちてるのね。。。
いつまで聴けるかわからないけど、一応リンク。。


 


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メロディ / サザンオールスターズ

1985_09_メロディ_サザンオールスターズ


今回の1曲セレクトは、「メロディ」サザンオールスターズです。

まずはデータです。

・タイトル    メロディ
・アーティスト  サザンオールスターズ
・作詞      桑田佳佑
・作曲      桑田佳佑
・編曲      サザンオールスターズ
・リリース日   1985年8月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   26.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1985年9月9日〜10月28日付

台風が接近して蒸し暑さが戻ってきた昨日だったけど、台風が去ってから北風になり一転して涼しい朝を迎えましたわ。ただ天気は依然として「どん曇り」。
いずれにしても、風が北風に変わると秋の気配を感じられてきますわな。
真っ青な秋空というのもいい。 けど、個人的にはむしろ今日のような北風が吹く曇天模様の日のほうが秋を感じたりしてね。

昨日も太田裕美さんの「九月の雨」がラジオから流れてきたけど、この曲のように9月、10月と言うと秋の長雨のシーズンでもあり、今日のような曇天模様の日も意外と多いわけで、こういう日の方が秋を感じるのかもしれないなぁ。

・・・ということで、この曲を聴くと、今頃の曇天模様を思い出す曲を一つ。

サザンオールスターズ「メロディ」。

この曲も「すでに書いててもおかしくないのにまだ書いてなかった曲」なんだろうなぁ。
ただ、サザンは、これまで動画落ちてなかったんで、なかなか書きにくかったんだよね。
ここに来て、ようやくyoutubeでも見れるようになったんで、今回改めて引っ張ってきたんだけどさ。

ところで、なんで、この曲を聴くと曇天模様なのよ・・・なんて、言われちゃうかもしれないけど、ま、あくまで個人的に感じるというわけで。。。

この曲がリリースされたのは1985年8月の終わり。 以前からここでも書いてきているように、この年の夏は天候不順の日が多かったんだよね。
この年の夏の記憶と言ったら、雨の中に出かけた記憶しかない。 その傾向は秋も続いたように思えるなぁ。

今思うと、80年代って、昨今のように「猛暑」だった年って、数えるほどしかないんだよね。どちらかと言えば、冷夏、かつ天候不順の年の方が多かったように感じる。 だからなのか、秋と言えば、曇天模様という記憶が多いんだよなぁ。

この曲と言って、最も記憶に残っているのは、通っていた高校の姉妹校の野球部が秋の関東大会の決勝まで勝ち残って、我ら吹奏楽部が野球応援に借りだされ、甲府まで応援に行ったことだなぁ。

あの日も雨だった。そのため試合は次の日に順延。たしか中央道の談合坂まで行ったところで引き返し、そのまま学校の寮に宿泊した記憶がフラッシュバックするんだよな。

順延になった次の日も、今にも降りそうな雲が低く垂れこめ、薄暗い日だったことを記憶してるわぁ。

あの頃、一番聴いていたのは、リリースしたてだったサザンのアルバム「kamakura」。あの時の野球応援の時も、甲府までのバスの中で暇つぶしに聴いてようと持参したウォークマンは、買ったばかりの「kamakura」から録音したカセットだったと思う。

だからなんだろうね。この曲を聴くとあの時の光景が色濃くフラッシュバックしてくるのは。

野球応援、雨、学校の寮への宿泊、 順延後の曇り空の下での応援、試合後に支給された焼肉弁当の味。

あの時の一連のいろんな光景がフラッシュバックしてくる。

そんな曇天模様の一連の光景がフラッシュバックしてくるからなのか、どうも、この曲のイメージは「灰色」なんだよなぁ、ワタシの中では。

それと、明石家さんまが出演し、この曲が流れていた「kamakura」の販促用のCMがモノクロだったイメージもあるのかもしれない

↓ コレ




でも、実際のレコードジャケットは、↑のような深紅だったじゃん。 なんかその相反するようなコントラストが、また印象的だったりしてね。


それと、同じく↑で書いたように、個人的にはアルバム「kamakura」でこの曲を聴いていたように、シングルというよりは、「kamakura」のなかの準リード曲っていうイメージが強い。

これは、ワタシだけでなく、多くの方も感じていたのかなぁ。オリコンでは最高2位まで行ったものの、売り上げ枚数は26.6万枚にとどまっている。

「kamuraka」の制作を明らかにし、先行シングルとしてリリースされた前作「Bye Bye My Love」の38.6万枚に比べても、明らかに低めの売り上げ枚数だったしね。

逆に言えば、この曲がオリコン2位まで行ったというのは幸運だったのかもしれない。
1985年9月2日付のオリコンで、5位初登場から、翌週9日付で2位に上昇にしたんだけども、その時の週間売り上げは3万3千枚。

レコード売り上げが全体的に下がっていた1985年といっても、この週間売り上げでの2位と言うのは、それほど極端に高レベルと言うわけではない。

むしろ、初動の週間売り上げ4万枚強だったのに4位止まりだった「Bye Bye My Love」のほうが不運だったといった方がいいのかもしれない。

それだけシングルでというよりは、アルバム「kamakura」でこの曲を聴いてた方が多かったってことなんだろうな。 ワタシもその一人なんだけども。

ちなみにアルバム「kamakura」の売り上げは、1985年当時、LP 60.9万枚 カセット32.0万本と、この2アイテムだけでも90万枚以上の売り上げを記録。

まあ、いずれにしても、バラード調のこの曲は、確かにキャッチーではあるものの、単独で聴いてると、意外と単調、かつ、かっちりと固まったメロディラインということもあるのか、何度も聴いてると飽きが来たりするしさ。
いかにもシングル向きという尖がったイメージ、曲全体のインパクトもやや弱いしさ。
そういう意味では、シングルというよりもアルバムの中の1曲というほうがいいのかもしれない。

ただ、アルバムの中でも、今一つ収まりが悪い曲っていうのが、大抵のアルバムではあるじゃない!?
コンセプトアルバムだったら、なおさらに。

アルバムには今一つ収まりが悪いけど、曲をシングルに切れるかと言うと、そこまでは尖がって居ないという曲。
この「メロディ」って曲は、そういう位置づけの曲だと思うんだよなぁ。

幸運だったのは、「kamakura」がサザン初の2枚組のアルバムだったってことだよね。
片方のレコード(CD)には、先行シングルでリリースした「Bye Bye My Love」が収録されているわけで、もう片方のレコード(CD)のシングルは・・・となった時に、シングルとしては尖がって居ないまでも、アルバムの1曲としては、収まりの悪いこのメロディをシングルに切った。

つまりさ、もし、仮に「kamakura」が2枚組ではなく、通常の1枚のアルバムだったら、シングルにはなっていなかったんじゃないか。

まあ、あくまでも個人的な見方だけどさ、そう思えたりもするんだよね、この曲については。


なんて、言いたい放題書いちゃったけど、「kamakura」の楽曲クオリティが全曲通して高いだけに、そう思えたりもしたんだろうな。
これが一般的なアルバムだったならば、この曲がシングルでも全然不思議ではないんだけどね。





ところで、この「メロディ」、レコードではコーラスに原坊は参加していない。
この曲がレコーディングされたころ、ちょうど「ご懐妊」されていたんだけども、妊娠中毒症にかかってしまい、赤ちゃんが危ないかもしれないということで、「kamakura」のレコーディングは途中から外れたんだよね。

ただ、キーボードパートは押しなべて録音済みであったことが幸いだったし、原坊のソロ曲「鎌倉物語」は、自宅マンションにレコーディング車を横付けしてもらい、自宅のベッドから歌ったものだったんだよね。

なので、この「メロディ」でベストテンなどに出演した時も、当時の雑誌の取材の時も「原坊」は参加していない。

代わりにこの曲のバックコーラスに入ったのは、当時、サザンと同じアミューズ所属だった、ジューシィ・フルーツのイリア。

・・・なんて、いかにも当時から知ってました・・・普通に書きましたが、実は最近知りました(爆)

それを踏まえて、改めてレコード音源を聴くと、なるほど、たしかに「イリア」だ。。。って納得。

ただ、当時、原坊がベストテンなどへ出演、雑誌取材にも参加してなかったこと。それに加えて「kamakura」リリース後のサザン活動休止宣言から尾ひれがついて、桑田、原坊不仲説、あるいはサザン解散説・なんて雑誌に掲載されたりもしましたね。

事実は、全く違うんだろうけど、でも、結果的に、この「メロディ」と、アルバム「kamakura」リリースから、サザンは3年近くの活動休止状態に入るわけで。。。。



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MERRY X'MAS IN SUMMER / Kuwata Band

1986_08_Merry X'mas In Summer_kuwata Band


今回の1曲セレクトは、「MERRY X'MAS IN SUMMER」Kuwata Bandです。

まずはデータです。

・タイトル    MERRY X'MAS IN SUMMER
・アーティスト  Kuwata Band
・作詞      桑田佳佑
・作曲      Kuwata Band
・編曲      Kuwata Band
・リリース日   1986年7月5日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   31.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間 1986年7月28日〜9月15日付
・タイアップ:資生堂「サンズパクト」CM曲

前回のJohnny「$百万BABY」は、1曲セレクトですでに書いていてもおかしくない曲ということで、引っ張ってきたんだけども、今回のこの曲も、そんな1曲になるんだろうね。

Kuwata Band  「MERRY X'MAS IN SUMMER」

うーむ、前回同様 「不覚!」と書いてしまおうか。。。。

いやいや、違うのですよ。 この曲は、以前から夏になると書こうと思っていたんだけども、これまで書こうと思ったときにYouTubeに動画が上がってなかったんで、意図的にずっと保留にしてたんだよね。

この曲は、Kuwta Bnad名義の曲だけど、サザン関連の曲は、ずっとYoutubeでは「削除」対象になってたからなぁ。 

・・と言いつつ、同じKuwta Bandでも、「Ban BAN Ban」と「スキップビート」はすでに書いたんだけどね。

いや、これらの曲も、書いた時点ではYouTubeに動画に動画上がってなかったんだけどね。中国のサイトに音源あったのを見つけたんで、本当はやりたくなかったんだけども、ごーいんにそこにリンクしたたのよ。。。。  そのサイトに「MERRY X'MAS IN SUMMER」は無かったんだよね。

なので、ずっと保留になっていたわけだ。

最近は、サザン関連もYouTubeなどの動画サイトへのアップも、だんだんと認められてきたんでね。
まだまだ、ない曲も多いけど、少しずつアップされてきているんで、やっとサザン関連の曲も書きやすくはなってきた感じですね。 今後、折を見て、まだ書いてないサザン関連の曲も書いていこうかな。


今回引っ張ってきた「MERRY X'MAS IN SUMMER」。
リリースされたのが1986年7月5日。 「スキップビート」と2枚同時リリースされたシングルだ。

「スキップビート」が「動」だとすれば、この曲は「静」という曲調でしたね。

当時、「おニャン子」旋風で、おニャン子関連の曲にチャートを席巻されていたのに飽き飽きしていたワタシだけど、この2枚のシングルには飛びつきましたねぇ。

これらのシングルリリースの10日後に「NIPPON NO ROCK BAND」というKuwata Bandのアルバムがリリースされたんだけども、このアルバムと併せて3枚同時に近くのレコード屋で買ったな。

シングル2枚で1400円 アルバム 2800円 併せて4200円。

当時、高校2年で、小遣いだって、まだそんなに貰っていなかった頃だけど、この費用どうやって捻出したんだろう?

いずれにしろ この当時4200円の出費はかなり痛かったはずだし、そうしてまで買ったわけで、まあ、兎に角、当時は、よく聴いてましたねぇ。

これらのレコードリリースされて程なく、夏休みに入ったわけだけども、 連日のように聴いてたと思う。

それほど好きだった。。。  ・・・・訳でもないんだけどね、実は。。。

どちらかといえば、4200円払っただけの「元を取ったれ」ということで、必死こいて聴いてた・・・ような気がするなぁ。。。    

セコイ性格です。 

そもそも、「NIPPON NO ROCK BAND」は、全曲英語詞だったし、どの曲も、もろ洋楽を思わせるようなストレートなロックだったんで、ポップス志向の当時のワタシにゃ、よく分かんなかったんだけどさ。
前年のサザンの「kamakura」みたいなのを期待していただけに、正直、ちょっとがっかりした部分もあったんだけどね。


でもさあ、兎に角、1986年の夏休みは、連日のように聴きまくってたんでさ、夏が終わるころには食傷もいいところでさ、 イントロ流れるだけで「もういいわ」って気分になってましたね。

この感じ、実はこれ以前にもあったんだけどね。

いつかも書いたかもしれないけど、1983年夏の大ヒット曲、杏里の「CAT'S EYE」。
この曲も、1983年の夏休みは、毎日毎日聴きまくっていた。
 ただ、この曲レコード音源は持ってなかったんですよ、当時。 ぢゃどうして? なんだけども、兎に角、ラジオで流れまくってましたからね。
 
これもいつか書いたように、1983年頃は、ラジオのベストテン番組の最盛期で、関東地区では土日だけで7つのベストテン番組があった。
これほぼ全部聴いてたんでさ。 このころオリコン首位を走っていた「CAT'S EYE」なんで、当然これらのベストテン番組全部で流れるわけさ。 なんで、土日だけで最低7回聴くことになる。 
最低・・っていうのは、当時、文化放送でやっていた「決定!全日本歌謡選抜」では、1回の放送で、複数回かかることもあったからさあ。。。
オープニング、ゲストコーナー、そしてランキング発表時・・・とヘタすると3回かかることもあったりして。。。
これ以外、平日のワイド番組でも、連日流れてたし。。。

夏が終わるころには、食傷もいいところで、「もういいわ」とイントロ聴いただけで「オエッ」となったもの。
そんなこともあって、ヒットが去った後も「CAT'S EYE」はかなり後までレコード音源持ってなかったんだよね。

これと同じような事が、3年後の1986年夏にも繰り返されたわけですわ。 
「MERRY X'MAS IN SUMMER」、夏が終わるころには、やっぱ、暫く聴きたくなくなってましたねぇ。 

ただ、同時リリースの「スキップビート」は、同じように連日聴きまくっていても、不思議と飽きなかったんだよなぁ。
やっぱ、「すけべ すけべ すけべ すけべ」っていうサビのフレーズは、ヒットの最中に17才になった私には、刺激的だったんだよね。
なんせ、この頃は、「やりてー」ってことしか浮かばないくらい、頭ン中「すけべ」だらけでしたから  

それに対して、こちら「MERRY X'MAS IN SUMMER 」は、「静」ということで「クールダウン」のような曲調でしたからね。

レゲエを基調とした曲調は、この当時のヒット曲としては、かなり異例だったし、「スキップビート」に比べると毒がない曲だっただけに取っつきやすかったところはある。

現に、当初は、どちらかといえば、「スキップビート」よりも、こちらの「MERRY X'MAS IN SUMMER」の方が、個人的には好きだった。

まあ、サザンでは、それ以前にもシングルになった「恋するマンスリーディ」とか、アルバム「NUDEMAN」に収録されている「来いなジャマイカ」などレゲエ調の曲はあったんで、めちゃくちゃ新鮮というわけではなかったけど。

ただ、これらのレゲエ調の曲は、かなり際どい歌詞の曲が多くて、どちらかといえば「遊び」っぽかったんだけども、 この「MERRY X'MAS IN SUMMER」は、歌詞内容、曲調もまともだったしね。
余計取っつきやすかったんだよね。

・・・けど、とっつきやすい曲は、飽きやすい曲でもあったりするのよ。
まあ、レゲェは、その場ではリゾート感を感じたりするし、季節感たっぷりなんだけども、抑揚が少ないリズムだけに、もともと聴いてて飽きちゃうところもあるんだけども。
その上、ちょっと尺が長いのも、飽きやすさに拍車がかかったかもしれない。





ところでさ、このシングルの「B面」が、テンプターズの「神様お願い!」のカバーだったんだよね。
そそそ、桑田氏が出てたTDKの「カセットテープ」のCMで使われたやつ

↓ コレ


これ、当時好きでさ。 オリジナル曲かと思ったら、その昔、「テンプターズ」でショーケンが歌ってた曲のカバーって分かって、時代を掘り返してたら、「G.S」とぶつかったんだよね。

まあ、いつかも書いたように1986年って「昭和」を振り返るっていう機運が高まった年で、この年の秋から、TBSの「テレビ探偵団」が始まったし、そんな一連の流れもあって、個人的に「G.S」にコミットし始めるんだよね。

ちなみに、今からして思うと「神様お願い!」は、完全にオリジナルのショーケンの方がいいです。



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【キニナル曲】悲しきプロボウラー / 桑田佳祐&The Pin Boys

2020_2_悲しきプロボウラー_桑田佳佑


またまた、まずはデータでするぅ〜

・タイトル     悲しきプロボウラー
・アーティスト  桑田佳祐&The Pin Boys
・作詞       桑田佳祐
・作曲               桑田佳祐
・編曲               桑田佳祐&The Pin Boys
・リリース日   2020年2月12日
・発売元     ビクター
・タイアップ: Kuwata Cup 2020 テーマソング    日本ボウリング競技公式ソング

 昨年の「レッツゴーボウリング」にひきつづき「kuwatacup」公式ソング。

前曲「レッツゴーボウリング」はどこかとって作られたような曲調がどこかかったくるくて、個人的には触手が伸びなかったんだけど。。。。
今回の曲は、ビーチボーイズあり、ドアーズあり・・・と60年代のボウリング全盛期を彷彿とさせる曲調ですね。
つまりは音楽としてキチンと成り立っているんだよね
カスケーズの「悲しき雨音」っぽいバックフレーズのサビは60年代のボウリングブームよりもちょっと前のような気もするけど。。。・・というか、この「悲しきプロボウラー」ってタイトル、サビの「悲しき雨音」のフレーズのもじりですよね

まあ、それらを差し引いても今回の曲はいいと思うな。
さすがは桑田氏、前作のとってつけたような曲調からキチンと修正してきますね。     

それにしても、この曲もヒゲダンと同じくリリースは2月12日になるんだな。2月12日はデカいリリースが立て続けにあって大変ですな。

 


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栞のテーマ / サザンオールスターズ

1981_09_栞のテーマ_サザンオールスターズ


今回の1曲セレクトは、「栞のテーマ」サザンオールスターズです。

まずはデータです。

・タイトル     栞のテーマ
・アーティスト   サザンオールスターズ
・作詞       桑田佳佑
・作曲       桑田佳佑
・編曲       サザンオールスターズ
・リリース日    1981年9月21日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 35位
・売上げ枚数  5.5万枚
・タイアップ:映画「モーニングムーンは粗雑に」挿入曲

ついこの間まで「あちぃーよ〜」なんて騒いでたと思ったら、ここ数日でめっきり涼しくなりましたね。涼しい・・というか、「寒い」位までになっちゃったり。
 まあ、ここ数年毎年のような感じだけど、夏が終わったと思ったら、いきなり「初冬」って感じでですわね。「秋」って言う季節がどんどん短くなってきているような・・・。

ヒット曲にとっては、「秋」っていう季節は重要なんだけどなぁ。最近は「惚れた腫れた」っていう「恋・愛」的な内容の曲が少なくなっているような感じがするけど、昔から秋っていうのは、「惚れた腫れた」って季節でしたからねぇ。 そう言う曲も多かった訳だし。

「恋・愛」って内容のヒット曲が少なくなってきたっていうのは、確かに「教育上良くない」とか云々で「教育」的()なクレーマーママゴンの突き上げもあるんだろうけど、季節感的なところも大きいんだろうね。

今回は、そんな「秋」の恋愛の匂いが漂う、サザンの名バラードを一つ。

「栞のテーマ」

なんが、大上段的な前振りを書いてしまった、この曲ですが、、今となったらサザンファン以外の方でも、少なくとも80年代を知ってる方なら知らない方も少ないだろう・・・そんな曲となったこの曲ですが、リリース当時は、知る人ぞ知る・・・って感じの曲でしたよね。

・・というのも、少し前に前年1980年のシングル「わすれじのレイドバック」の時にも言及したんだけど、1980年〜1981年にかけての2年間はサザンにとっては、「暗黒」の2年間でしたからね。

確かにこの2年でリリースされた「タイニイバブルス」、「ステレオ太陽族」は共にオリコン1位、30万以上のセールスを記録していた訳なんだけども、兎に角、シングルが売れない。

サザンの名バラードと書いたこの曲でさえ、オリコンでの最高位は35位ですから。 
・・・うんにゃ、35位っていうのは、後年CDシングルがリリースされた時のモノ。 当初81年にリリースされたアナログシングルの時は最高位44位だったと思う。
いずれにしても今のサザンしか知らない方にはちょっと想像がつかないだろうな。

まあ、この曲に関しては、アルバム「ステレオ太陽族」からのシングルカットだから、たしかに初めから大ヒットは期待できなかったところがあったかもしれない。 そもそもジャケ写からして、アルバム「ステレオ太陽族」の流用だし。 そそそセーラー服おじさんのジャケ写。

・・・・としても、この曲のクオリティから言っても、もう少し売れても全く不思議ではなかったと思うんだけどね。

結局は、この頃だけに限った事じゃないけど、シングルが売れてナンボな世界なんだよね。80年代の初めの頃は、まだそう言う傾向が強かったけど、アルバムは「固定」ファンのモノ、シングルが売れて、テレビのウタ番組で露出して初めて一般認知度が高まる。そう言う時代だっただよね。

そう言うこともあり、この頃のサザンのコンサートは、会場によっては空席も目立ってたとのこと。 
いや、信じられない、今じゃ。ファンクラブに入ってても、ライブの2回に1回は先行抽選に落ちるでチケットが手に入らない・・って言う状況な訳だから。

かく言う、ワタシも、リリースされた81年頃は、まだ、この曲は知らなかった。 たしかに明星の歌本で、存在自体は知ってたけど、実際に曲を聴いて無かった。 もっとも、この頃は、まだベストテンしか見てなかった訳だから、その範疇でしか曲を聴いて無かったが・・・。

ただ、この状況に、さすがに危機感を感じた桑田氏が、シングルヒットを出すべき、開き直って作った曲が次の「チャコの海岸物語」。
ここから第2エイジの幕開けが始まるサザンだけど、もし、ここで開き直って無かったら、いまのサザンは無かったと思うわ。


個人的に、実際にこの曲を聴いたのは、83年放送の、例のドラマ「ふぞろいの林檎たち」ですねぇ。主題歌、挿入歌、すべて「サザン」の曲をBGMにしていたこのドラマで、当然「栞のテーマ」はかなり流れてたからなぁ。 そそそ、高橋ひとみさんが演じていた伊吹夏恵のテーマ曲のように使われてましたもんね。

ちなみに、この「栞のテーマ」は、もともとは、挿入歌とした使われた映画「モーニングムーンは粗雑に」に登場する「栞」のテーマソングというのは有名な話だ。

ただ、この映画で「栞」は范文雀さんが演じたとの事なんだけど、どうもね范文雀さんのイメージがわかないんだよな。。

♪ 彼女が髪を分けただけ、それがしびれるしぐさ〜 ♪ ってイメージないよなぁ。この映画に出演された高樹零さんならイメージなら湧くんだけど・・・・。


おーっとっと話が脱線した。。。

でね、「ふぞろい〜」を受けて、改めて、きちんと聴いて、めちゃくちゃいいやん・・って思ったな。 なんで、リリースの頃知らなかったんだろ? ・・と地団駄を踏んだ・・とまでは思わなかったけど。。

3連のロッカ・バラード。 この手のバラード、大好きなんだよな、個人的に。 
いや、日本人で嫌いなヒトってあんまり居ないんじゃないか。 ってくらい。 この甘く、独特なリズム感のバラードって日本人の生理に合うんだろうなぁ。
50年代のオールディーズの時代から日本では、この手のヒットは多い訳だし。

正直、この「栞のテーマ」ってメロディ自体は難しんだよ。 サザンのバラードとして名曲中の名曲である「いとしのエリー」に比べても、格段に難しい。

♪ 彼女が髪を指で分けただけ それがシビレるしぐさ〜 ♪ 

っていう視覚的で、甘くキャッチーなAメロ

それとめちゃくちゃ字数を詰込んだ歌詞がメロディラインを不安にしてる

♪ Lady My Lady My Lady〜 ♪ っていうサビヘのブリッジ。。

いや、逆にこの不安定なメロディに惹きつけられる。

この2つのメロディラインがこの難解な曲を名バラードに仕立ててるんじゃないかな。


時に、70年代終盤、サザンと並び称され、ロックBIG3と言われた、「ゴダイゴ」「ツイスト」と「サザン」がもっとも違う点が、バラードだろうな。
バラードで名曲がある事。 バラードできちんと聴き手を魅了できる事。この事が、サザンを現在まで40年間もの間、第1戦のバンドとして君臨し続けられた一番の要因だと思うんだよね。

バラードって一見すると、スピードが速いアッパーチューンより簡単だろ・・なんて思われがちだけど、実際は全く逆。 バラードの方がアッパーチューンよりも何倍も難しい。ゆったりとした流れの中で聴き手を魅了するには、ごまかしが利かない分、本物の音楽力が必要なんだよね。

そんなバラードの名曲を何曲も持っている、サザンって、やっぱりホンモノなんだと思う。

ちなみに、サザンの並び、長きにわたって第1戦君臨し続けている、ミスチルにしても、B'zにしても、やっぱりバラードで名曲を持っている。 
これを見ても、バラードで聴衆を魅せられる事こそがホンモノかどうかの分岐点ってことが分かるんじゃないかな。






動画・・・昨日まで、画像は酷いけど、サザン本人のライブ映像がようつベにあったんだよな。
なんで、これはグッドタイミング・・・と、曲を引っ張ってきたところもあるんだけど・・・。

どうも、今日、消されちゃったみたいだ。。。

仕様が無いんで、またまたサザンのカバーバンドの映像で・・。 
まあ、見たかったらどうぞってことで。。。


そういえば、まだ、サザンのライブで「栞のテーマ」聴いたこと無いんだよな。
先日のROCK IN JAPANでもやんなかったし・・・。 来年春のツアーでは是非是非やって欲しいわ〜。。

・・・・なんて思ってたら、2015年の「おいしい葡萄の旅」ツアーで演ってたことが判明。

ウソウソ、ワタシ参戦したんじゃん。 新潟まで行って。 全然覚えてないわ〜。

2015年ツアーはアルバム「葡萄」中心のセットリストた゜ったのは当然だったけど、「過去曲」は、かなりマニアックな選曲だったのは覚えてるんだよな。 
でも、「栞のテーマ」をやってのは・・・・。 あー、全然記憶にない。。。。



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わすれじのレイド・バック / サザンオールスターズ

1980_08_わすれじのレイドバック_サザンオールスターズ


今回の1曲セレクトは、「わすれじのレイド・バック」サザンオールスターズです。

まずはデータなのら。。

・タイトル     わすれじのレイド・バック
・アーティスト   サザンオールスターズ
・作詞       桑田佳祐
・作曲       桑田佳祐
・編曲        サザンオールスターズ
・リリース日    1980年7月21日
・発売元       ビクター
・オリコン最高位   28位
・売上げ枚数   4.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 46位

どんばんわ。。 久々に「平日」の1曲セレクトです。。。
最近は平日仕事から帰ってきてPCに向かうのが億劫でねぇ、風呂入ってそのまま寝ちゃうのがデフォルトなもんで、どうしても土日に書く事になっちゃってるんだけど。。。
だからねぇ、今回もまた週末書けばいいか・・とは思ってはいたものの、今週末はROCK IN JAPANだかんね〜。こりは書けんわい・・・・と疲れた体に鞭打ってPCに向かっておりまする。

個人的に今年のROCK IN JAPANの一番の目的は、大トリのサザンだからねぇ。 その前に1曲書いておきたい・・・っていうのもあったんだよね。 もちろんサザンを。

で・・・書くからにゃ、「ナッツ〜」の曲だよな・・・と思いーの、何曲か考えてたんだけど、最近、セレクト曲がちょっとマイナーヒット傾向にあるんで、ここんところは、どっかんどっかん花火を打とうか・・・と93年の「エロティカセブン」。。。。

いやまてよ・・・・という思いが頭をもたげ・・・ 実際に引っ張って来たのが・・・

「わすれじのレイド・バック」

うーむ、これだから最近の1曲セレクトは、アクセス数が伸びないんだよな・・・ なんて、自分でも分かってながら引っ張ってきたりして。。。

この曲、ご存じの方どのくらいいらっしゃるのかなぁ・・・。

サザンファン・・・特に初期からの古いサザンファンの間では人気が高い1曲なんだけど・・・。

なんせ、売れませんでしたからねぇ・・・。 オリコン最高28位・・と、かろうじて30位の壁は上回ったものの、売り上げ枚数は4.9万枚。。。

この売り上げ枚数、ここまでのサザン歴代のシングルの中でも「ブービー」なのよ。 そそそ、ワースト2位。
一番売れなかったのが81年の「Big Star Blues」の4.6万枚だけど、これは実質、アルバム「ステレオ太陽族」からのシングルカットと言ってもいいんでさ。だから、当初からシングルとしてリリースされた中では、一番売れなかったと言ってもいいかもしれない。

ぢゃ、なんで、この曲なの・・・といわれたら、ま、率直に行って個人的に好きな曲だから・・・なんだよね。
難しい理由は無く。。。。

もちろん、リリースされた1980年当時は、この曲はまだ知らなかった訳でさ。 そりゃそうだよなぁ、80年頃は、まだ、ラジオも聴いて無かったし、ヒット曲と言ったら、「ベストテン」が全てだったからさあ、いくらサザンの曲と言ってもこれだけマイナーな曲となると知らなかったですよ。

兎に角、当時、サザンは低迷期だったからねぇ。 ま、実際はこの年初めの「涙のアベニュー」をリリース後、暫く半ば活動休止状態だったサザンだったわけで。

そんな中、FIVE ROCK SHOWと銘打って5か月連続でシングルリリース。 まあ、実質はこれが唯一の活動と言ったら活動だったんだけどさ、この5カ月連続シングルリリースの最後のリリースとなったのが、この「わすれじのレイド・バック 」ですね。

ちなみに、FIVE ROCK SHOWと銘打った割に、今思うと「ロック」っぽい曲が1曲も無いんだけどさ 

ただ、どの曲も売れなかった訳でさ。 唯一10万枚を突破したのが、5月リリースの「いなせなロコモーション」ぐらい・・・・、あ、「涙のアベニュー」もギリで10万を超えてたか。。。
 いずれにしても今の押しも押されぬ「国民的」な大御所バンドからすると想像もつかないけど、長い活動期間の中で一番低迷してた頃。 前年「いとしのエリー」の大ヒットがあったのが嘘のようで・・・。

アルバムは売れてたけどね、シングルは出しても売れない。泣かず飛ばずな状況でしたね。

当時はシングルヒットっていうのは、人気のバロメーターとしては必須条件だったからさ。 だから、ワタシも、さしものサザンも消えちゃったか・・・って思ってた頃だなぁ。

奇しくも1980年って、前年79年ロックBIG3と呼ばれ、トップ争いをしていたゴダイゴ、ツイスト、サザン・・・どのバンドも低迷した年なんだよね。 これも時代の流れか・・・なんてガキのくせして思ってたもんよ。


で、実際にこの「わすれじのレイド・バック」を聴いたのは、「バラッド'77〜'82」っていう、後にCDで超ロングヒットになったベストアルバムですね。
そそそ、まだ「カセット」しかなかった頃の奴・・・。っていうか、「バラッド」って初めは82年リリースだったんだけど、最初はカセットのみリリースの企画盤だったんだよね。 

これをいつだったかなぁ、84年ぐらいに購入したんだと思う。カセット。
で、大分聴いたよなぁ。 ま、今でもCDは持ってますけどね。

その中で、なーんか気になったのが、この「わすれじのレイド・バック 」だったんですよ。

タイトル通り、めっちゃくちゃ、のどかなカントリー調の曲で。。。
サザンでカントリータッチの曲って珍しいからさ。 これ以来も今に至るまであんまりないような気がするな。

そうそう、タイトルの「レイド・バック」っていうのは、「のどかな、リラックスした」って言う意味ね。

そんなリラックスした、ミディアムスローな曲なのに、 ♪ 指でさぐることなど 辛い IN YOUR SOCKET〜 ♪ と来たもんだ。いつものエロな桑田節が炸裂してるんだよね。

そのギャップさが良いんだよなぁ。

まあ、中学生〜高校生だったから、この歌詞の意味も分かったんだけどさ。  もし、ヒット当時聴いても、意味はわかんなかっただろうしね。(1980年と言ったら、小学5年生)

この曲の一番最後は全員で「シング・アウト」部分で終わるんだけど、これはやっぱ青学時代「フォークソング同好会」に在籍してた頃の名残でしょうかねぇ。
桑田氏著の「ロックの子」を読むと、「フォークソング同好会」の頃、全員でシング・アウトさせられたって言うくだりがあったりするしさ。

でも、なぜか、この「シング・アウト」がグッと来るんだよなぁ。 この曲のハイライトと言ってもいいかもしれない。

ただ、83年のアルバム「綺麗」のラストの「旅姿六人衆」も最後はシンク・アウトで終わる。 これもグッと来るんだよなぁ。 
大学の頃はみんなでシンク・アウトするのがキライだったっていう桑田氏だけど、本当はどうなんだろ? 本音は結構好きなんじゃないかなぁ・・・・なんて勘ぐったりして。。。。


本家サザンもライブでやってくれないかなぁ、この曲。
今となっては、超死角に入ったこの曲。 サザンファン歴が比較的浅いヒトは知らないヒトもいるだろうしなぁ。 達郎氏の「マニアックライブ」に匹敵するようなライブでもないと、もうやんないだろうな。

(追伸)
↑のように、「(ライブでは)もうやんだろうなぁ・・・」と書いたのが2018年だったけど、2019年の全国ツアー「キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」で演ってくれましたねぇ〜。 まさか、演ってくれるとは思ってもいなかったので。。。
しかも、↑で書いた「旅姿六人衆」とセット演ってくれたり。若干マニアックではあったけど、ツボにはまったツアーでしたね。
あー、また、サザンのライブ参戦したいっす

併せて、この曲の動画あるわけないよなぁ・・・と、これ書いた当時は、サザンの動画は悉く消されてたのを憂いたんだけど、最近はこの動きも緩和されつつあるんでね。
一応動画があったんで、リンク。このまま消されないでほしいなぁ。





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マンピーのG★スポット / サザンオールスターズ

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今回の1曲セレクトは、「マンピーのG★スポット」サザンオールスターズどぇっす

まずはデータどぇっす

・タイトル     マンピーのG★スポット
・アーティスト   サザンオールスターズ
・作詞       桑田佳佑
・作曲       桑田佳佑
・編曲       サザンオールスターズ
・リリース日    1995年5月22日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   51.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1995年6月5日付
・タイアップ:日本テレビ系「TVおじゃマンモス」エンディング曲

えー、明日6月25日でサザンオールスターズデビュー40周年。 んな、ことは言われなくても分かっとるわい なんてクレームが来そうだけど、サザンファンと名乗って40年のワタシとしては、このタイミングで「サザン」の曲を持って来ない訳にゃいかん・・

・・・っちゅうことで、今回の1曲セレクトはサザンの曲で決定〜

と、意気込んでみたものの、6月中旬にベストテン入り(ヒット)させていたサザンのシングルって意外と少ないんだよね。

サザンっつたら「日本の夏」の代名詞だったじゃん、長年。 だからさ、7月に入るとヒット曲が「どっと」増えるんだけどねぇ。。。
そんな数少ない、この時期にヒットしていたサザンの曲も、アーカイブを調べてみたら既に大体書いてるわな。

そりゃそーだよな、これまで1600曲くらい書いてきて、超メジャーなサザンの曲を書いて無い訳が無い・・・

・・・・うーんっにゃ  まだ書いて無い曲があっぞ  とおもむろに引っ張って来ましたぞ。


「マンピーのG★スポット」   ザザーン♪



この曲、これまでなんで引っ張ってこなかったのか

エロエロッ だから。。。(爆)

・・・なわけが無い。。。

単純にさ、いつもトピックスの一番最後につけてる動画が落ちてないから・・・なんだよな。

まあ、兎に角サザンの曲は動画サイトから悉く消されてるからなぁ・・・・。 サザンの曲を書くときはいつも苦労するのよ。 まあ、「歌ってみた」系とかカバー系はあるけど、そんな自己満足系の動画、見たいヒトいね―だろうしさあ。


おーっと、マクラが長くなってしまった・・・。「マンピーのG★スポット」ね。

はっきり言って、この曲がリリースされた時は、個人的にはウレシかった。

なぜかって  

久々に「エロエロッ」系のサザンだったから。。。


うーん、まあ、間違ってはいない・・・・・。 

うんにゃ、ストレートなロックだったから。


バラード系のサザンは、もちろん良い。 ポップス系のサザンも良い。 歌謡曲なサザンも良い。

だけど、サザンの真骨頂って、やっぱストレートで、アッパーなロックチューンだと思うんだよね。

90年代前半のサザンって、92年のアルバム「世に万葉の花が咲くなり」で見られたように60年代の「サイケ」調に偏ってきてたんだよね。ストレートとは言い難い、少しクセがある曲調。 

その他、ミディアム系の曲も目立ってきていたし。

ま、個人的に「世に万葉の花が咲くなり」はサザンの中でもフェイバリッド・アルバムだし、だから、それはそれで良かった。

・・・だけども・・・・、やっぱ、心のどこかで物足りなさを感じちゃったりね。

初期の頃のような、「はちゃめちゃ」サザン。

これなんですよ、求めていたものは。

90年代の前半のサザンは、品行方正とはお世辞にも言えないけど、どこか形になってましたよねアーティストとして。 

でもデビューの時、ベストテンのスポットライトで言い放った「お祭り好きの芸人でーす」なサザンの姿はすでに無かった訳で。。。

そんな時に、この「エロエロッ」でロックチューンの「マンピーのG★スポット」でしょ。

いやー、手放しで喜んじゃいましたね。 

キタ━(゚∀゚)━! キタ━━━(゚∀゚)━━━!! キタ━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━!!! キタ ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!! キタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)

って感じでさ。

そう、この手のストレートなロックを望んでいた訳ですよ。

当時、NHKのサザン特集で、出演していた蜷川幸雄氏が言っていたように自らの「権威崩し」。

少しステータスな形が出来てきた・・・と言う時に自らそのステータスを崩して見せる。 

その姿勢に共感しちゃったりしてね。 というか本来、ロックってそう言うもんだと思うんだよね。 

「肥った豚よりも痩せたソクラテスたれ」

昔、そんな事を言った東大総長がいたけど、ロックアーティストも、そう言うもんじゃないのかなぁ。
それを自ら身銭を切ってやってくれる・・・ってところが、個人的にサザンが好きなところなのかもなぁ。

もちろん、ロックもやれば、歌謡曲もやる、ジャズもやる・・・っちゅう、ジャンルレンジの広い桑田氏の曲に共感するって言う部分が一番でかいけどさ。

ただ、そんな桑田氏も60を過ぎ、最近は、曲的にすっかり大人しくなっちゃったよなぁ・・・って言うところは残念なところなのよ。 長い事「ストレートにエロ」っていう曲って無いしさ

この辺で、またこの「マンピーのG★スポット」のようなスッチャカメッチャカな曲をシングルにもってきたら、超絶賛ものなんだけどなぁ・・・・。

まあ、最近はこういう曲をやると、ネットにやんややんや書きたがる「炎上」仕掛け人が多いからさ。
それに対してコンプライアンスだかなんだか分かんないけど、出し手はすっかり弱腰になっちゃったからねぇ。
今の時代に、こういう曲をリリースするのは難しいんだろうけどさ。

昔、少なくとも90年代中盤くらいまでは、、こういう「エロエロ」な曲も許される、おおらかな時代だった訳ですわなぁ。



動画・・・・、当然、ようつべにも、ニコニコにも、オリジナルで歌ってる動画はないっ!
でも、最近は、音だけでも・・と探しちゃう訳で。。。

↓ コレ
https://mp3co.ooo/song/15581628/Southern_All_Stars_GSPOTMampie_no_G_SPOT/

どうも、ロシアのサーバーに上がってるもんだと思うけど、よろしかったらどうぞ。
(恐らく、すぐ消されちゃうと思うけど。。。)

うーん、サザンの曲は、いつもこんな感じだから、引っ張って来るの躊躇しちゃって、曲が残っちゃうんだよな〜。



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白い恋人達 / 桑田佳佑

2001_11_白い恋人達_桑田佳祐


今回の1曲セレクトは、「白い恋人達」桑田佳佑です。

まずはデータなのだ。

・タイトル     白い恋人達
・アーティスト   桑田佳佑
・作詞       桑田佳佑
・作曲       桑田佳佑
・編曲       桑田佳佑
・リリース日   2001年10月24日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   123.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2001年11月8日〜2002年1月24日付
・タイアップ:コカ・コーラ「No Reason」キャンペーン曲

ここのブログとは別にtwitterとかFBでは既にツイートしたんだけども、桑田氏の年末ライブのチケット、ファンクラブ先行リリースの抽選に漏れまして。。。。。

 うーーーーむ、正直、サザンを含め、桑田氏のライブチケットをとるのは、最近富に難しくなってきてるんだよな。ワタシなんてねぇ、今回を含め、前回のサザンの年末ライブも「選」に漏れてしまいましたからねぇ、「連敗」ですわ。
 うん、昨年のサザンの全国ツアーには当選したんだけどね。年末ライブは、ここんところ殆ど漏れてる。

正直、年会費払ってファンクラブに入ってんのに、どうなってるねん・・・なんて言いたくなるんだけどねぇ。
安くないのよ、年会費。サザンくらいのビッグネームになるとさ。
まあ、同じような感じてる方も多くいるだろうから、ぐっとこらえてたりするんだけどね。

考えてみれば、昨年の全国ツアーは、どこも「ハコ」(会場)はでかかったしな。それだけキャパが大きかった訳で、チケットの競争率もそれほど高くなかったんだろうな。
 でも、年末ライブは、4日間とは言えど、横浜アリーナ、1か所だからなぁ。 横アリのキャパは満杯で1万7千だから、4日間で6万8千。 昨年の全国ツアーのキャパの比ぢゃないんだよね。 なんせ東京ドーム3daysだけで10万人以上行った訳だから。。。。

それをかんがえると、年末ライブの競争率は如何に高かったのか・・・っていうのが想像できる訳で、まあ、落ちてもしょうがないのか・・・


・・・・・・うんにゃ〜 やっぱ悔しいのよ〜 

なんて、出るのはグチばかり・・・


・・・っつうわけで、せめて、今回の1曲セレクトは、桑田氏の曲で。

そんでもって、この時期の桑田氏・・・と言えば・・・、ソロ第1弾の「悲しい気持ち」、93年の「真夜中のダンディ」・・・とか思いつくんだけど、どちらとも既に書いちゃったんだよな。

・・・・なので、今回は2001年の「白い恋人達」。

2001年ねぇ、流石にこの位の時代の曲ともなると、特にワタシが書かなくても・・・って感じもするけど、まあたまにはいいよね。

2000年代ともなると、ほんとつい最近・・・っていう感じなんだけども、気が付いてみれば、リリースから15年経ってんだもんな。
 
 15年前といえば、既に社会人でしたわ。。。 つか、32歳だもんな当たり前ですわ。

うん、当時、人気急上昇していた某着メロサイトで、選曲と配信運用の仕事を始めていた頃。 
兎に角、毎日が忙しくてねぇ。 IT業界の洗礼とでも言うべき、「徹夜」仕事は当たり前になっていた頃ですわ。
 最近の感覚で言えば、完全に「ブラック」・・・といってもおかしくないんだけども、まあ、好きでやってたからなぁ、徹夜でも全然苦にならなかったな。
 まあ、今だったら死んじゃうけどね。当時は若かったからな。3〜4日徹夜も出来たんだよな。

そんな状況の頃だったからねぇ、この曲、正直言うと「聴きこむ」というほど、聴いてはいなかったんだよな。
もちろん当時から音源は持ってたんだけど、如何せんじっくり聴いてる余裕がなかったからなぁ。
仕事のBGM的に聴いてたって感じなんだよな。

最初の印象は、「あ、真面目な曲だ〜」って事だったかなぁ。 だってさ、タイトルの「白い恋人」っていったら、どうしても札幌の「お土産」を思い出しちゃうじゃん。
ま、季節的に、北の国の「白い季節」の曲なんだろうなぁ・・・っていう想像は出来たものの、それ以前にタイトルのネーミングがね。

だからね、そういうちょっと「おふざけな曲」なのかも・・・なんて言う思いもあったんだよね。
でも、パイプオルガンっぽい音色のイントロを聴いた途端、そんな思いは消えましたねぇ。 

たしかに、「白い季節」のイメージなんだけども、それ以前にクリスマスソングのイメージの方が強いんだよな。
サザンのクリスマスソング・・・・そそそ、92年のアルバム「世に万葉の花が咲くなり」に収録されていた、「CHRISTMAS TIME FOREVER」。

曲調からするとこの曲に近いよな。

ただ、ちがうのは、この曲の方が本気度が高い・・・って感じかなぁ。 兎に角、これでもか・・・って言う位キャッチーなメロディーのオンパレードでしたもんね。

恐らく、もう少し若かった・・・当時、高校生とか大学生とかだったら、即嵌まっちゃてたんだろうなぁ・・・なんて思いますね。 ただ、何分すでに30過ぎで、感性が摩耗し始めてたからなぁ、そこまではこの曲に傾倒しなかったんだよな。

ただ、この曲を聴くと、上で書いたような「徹夜」で仕事していた日々がフラッシュバックしたりするんだよね。
それと同時に、どこからともなく、石油ストーブの匂いもしてきたりして

うん、記憶でははっきり覚えてないんだけども、恐らく、石油ストーブをたいた部屋で、この曲聴いてたんだろうな、きっと。
 ま、それ以前に、白い雪とともにストーブを焚いた部屋の暖かさを感じたりもするんだよね、この曲を聴いてると。

ちなみに、桑田氏ソロとしては、この曲が最高売り上げなんだよね。 この曲の前の「波乗りジョニー」もミリオンだったんで、この年にリリースした2枚は、共にミリオン。桑田氏ソロとしては絶頂の年でしたね。
・・・というか、それ以前のソロ曲がミリオンじゃ無かった方が不思議感じもするけど。。。



サザン関連の曲って、ことごとく動画消されてるけど、最近(・・・と言っても2000年代以降だけど)の曲は、若干PVを公開されいてるのもあるんだよね。

・・・といっても「1コーラス」だけだけど。。。。 ということで、この曲もこ多分にもれず。。。

でも、探してみれば、フルコーラスもあったりして

http://www.dailymotion.com/video/x4x87wa_%E6%A1%91%E7%94%B0%E4%BD%B3%E7%A5%90-%E7%99%BD%E3%81%84%E6%81%8B%E4%BA%BA%E9%81%94_music

でも、ここでURLバラしちゃったら、すぐに消されちゃうかもな。。。。
世の中、(余計な)「親切」な方がいらっしゃるから
なので、見たい方はお早めにどうぞ。。



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ネオ・ブラボー!! / ササンオールスターズ

1991_08_ネオブラボー_サザンオールスターズ


今回の1曲セレクトは、「ネオ・ブラボー!!」サザンオールスターズです。

まずはデータです。

・タイトル     ネオ・ブラボー!!
・アーティスト   サザンオールスターズ
・作詞       桑田佳佑
・作曲       桑田佳佑
・編曲       サザンオールスターズ
・リリース日    1991年7月10日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   43.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1991年7月29日〜9月16日付
・タイアップ:TBS系「筑紫哲哉NEWS23」エンディングテーマ

今回はマクラなしでストレートに行ってみますかね。
えー、久々のサザンどぇす。

「夏はサザン」なんて言われて久しいサザンオールスターズだけに、本当は今の季節サザンの曲を引っ張って来たい・・・なんては思っているのに今一つ引っ張りきれていないのは・・・。
まあ、単純にいつも最後にリンクを入れてる動画が、ネット上に落ちてないから・・・ってのが大きいんだよなぁ。

サザンに限らず、ユーミン、中島みゆき、竹内まりや、山下達郎・・・と、いわいるロック・ニューミュージック系の「大御所」と言われる方たちは概してネット上に動画が落ちてないんだよね。
まあ、「著作権対策」と言う名の「ガード」が硬いっていうかね。
なので、どうしても手を伸ばさなくなっている・・・っていのうが、本音の部分なんですよね。

まあ、書いてるこちとらも、著作権侵害をしようと思ってる訳じゃ無いんだけどさ。
一応レビューと言う形で書いてる「1曲セレクト」だけど、どうしても文章だけじゃ本来伝えたい事が100%は伝わらない。やっぱ音を聴くのが一番・・・って言う事で、最後に動画リンクを張らしてもらっている訳なんだけどさ。

でも、無いものはしょうがないんでね。 今回のサザンもそのつもりで書きまするぞ。


さてさて、今回セレクトしてきたのは、1991年「夏」のサザンのナンバー、「ネオ・ブラボー!!」。

ただ、この曲は、前曲・・・と言っても前年夏の「真夏の果実」と、次年夏の「涙のキッス」という、両大ヒット曲に挟まれた形になっている訳で、今となっては、やや地味な印象の曲かなぁ。

ま、実際、オリコンでは1位を獲得したものの、売り上げは43万枚・・・と、この頃のサザンとしては若干、売り上げも伸び悩んでいますしね。

しかも、91年のサザンはアルバムもリリースしていない訳で、唯一この曲だけポツンとリリースされていたんだよね。

ただね、この曲は、その後・・・というか、次年92年にリリースされたアルバム「世に万葉の花が咲くなり」を予見するような曲調であったことは間違いないんだよな。

 それまでのサザンって比較的ストレートな曲が多かったんだけどさ。まあ、90年あたりはラテンだとかスパニッシュだとか、ワールドテイストなきょくがあった事はあったけど、色で例えると原色的なストレートなイメージが強かったんだけどさ。
 
 でも、この曲は少しねじ曲がったようなサウンドになりつあったんだよな。 なんて、分かりにくい表現しちゃったけど、要はサイケデリックのようなねじ曲がったサウンドの要素が入りつつあったわけですわ。

 そう言う意味では、サザンのサウンドも、この曲からまた新たな変革が見えつつあったんだよね。
ここから発展して、92年のアルバム「世に万葉の花が咲くなり」は全編にわたってサイケデリックなアルバムだったからさ。

でも、この「ネオ・ブラボー!!」については、「世に万葉の花が咲くなり」ほど、ディープな程の湾曲は、まだしてなかったな。 あくまでシングルとして耐えうる範囲のストレートさは残ってたしさ。

 ・・・というか、この曲は、ビートルズの香りも強いんだよね。 ビートルズがサイケに走った頃の香りがするっていうかさ。
 出だしの、Aメロ ♪ 愛の夏が来れば皆 高温ブラボー 〜 ♪ あたりのメロディラインなんて、もろビートルズだったもんな。

ちなみに、この曲で言いたかったのは、当時勃発していた湾岸戦争に対する反戦でしたよね。 
この曲のタイアップは、当時TBSで放送していた「筑紫哲哉NEWS23」のエンディングだったけど、そう言う影響もあったんでしょうかね。
 
でも、当時はTBSの「ニュースワイド」のタイアップだったけど、現在は、対抗馬の「フジ」のニュースワイドのエンディングとして、最新シングル「ヨシ子さん」に収録されている「百万本の赤い薔薇」がタイアップになっている・・というのは、なんかの因縁でしょうかねぇ。

それにしても最近のサザンは、エロやセックスネタよりも、こういった社会ネタ的な曲が多くなっているような印象があるけど、それは、この辺りから増えてきたような気がするな。90年代以降のサザンの傾向かもしれないな。


・・・・ということで、いつもだったらこの辺で、動画・・・と行きたいところだけど、最初に書いたようにサザンの場合、ネットに動画が落ちてないんで・・・
・・・といって引き下がるワタシじゃないっ! ・・・なんて言いきったりして。。。
某国のサーバーに「音」だけ落ちてたんで、そちらへリンク。

http://y.qq.com/webplayer/player.html

まあ、「某国」なんで、もしかしたらうまく繋がらないかもしれないけど。。。
もしよろしかったら、どうぞ。 
とりあえず、こちらからは繋がりました。。。。



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私はピアノ / 高田みづえ

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今回の1曲セレクトは、「私はピアノ」高田みづえです。

 まずはデータです。

・タイトル    私はピアノ
・アーティスト  高田みづえ
・作詞      桑田佳祐
・作曲      桑田佳祐
・編曲      松井忠重
・リリース日   1980年7月25日
・発売元     テイチク
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   49.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1980年9月29日〜12月8日付

 少し前に、石野真子の「失恋記念日」を書いた時、以前から友達だった方から石野真子は、あんまりレコード売れなかったけど、高田みづえはなんで、レコード売れたんだろ? 

 って疑問をいただいたんだけど、うーん、やっぱし、事務所の関係?

・・・・あ、いや、両者とも、同じ事務所だった。 例のゲーノー界のドン・・泣く子も黙るBプロですわふらふらふらふら

・・・ということは、まあ、事務所関係では、互角なわけで・・・。


うーん、やっぱ、高田みづえは、「歌謡曲路線」を歌えたのが、大きかったんだろうな。
 やっぱ、「アイドルポップス」よりは、「歌謡曲路線」の方がレコードは売れたからねぇ、特に70年代終盤は。

 ま、そうは言っても、高田みづえだって、それほど「大ヒット」といえる曲もたくさん持ってるわけじゃないんだけどさぁ。

 
 今回、引っ張って来た「私はピアノ」。これが、高田みづえ最大のヒットなのですよ。


 そそそ、曲は、サザンの桑田氏が作ったものです。 ・・・・って言っても、もともと、サザンの3rdアルバム「タイニィバブルス」で原坊が歌ってたやつのカバーだけど。。。

なんてぇのは、ここ読んでくれてる方々には常識かな?

 うむ、3年後、全く同じパターンで「そんなヒロシに騙されて」もヒットさせたけど・・・。
 いや、高田みづえは、桑田氏さまさまだよなぁ。おいしいところをいただいたわけで。。。

 ま、これも、「Bプロの力」・・・ということで。。。 うむ、「Bプロ」と、サザンの「アミューズ」は、昔は、若干、師弟関係にあったからねぇ。
 といっても、傘下ではなく、アミューズって、もともと弱小プロダクションからスタートしたからねぇ、昔は、音楽出版セクションがなかったのよ。だから、Bプロに音楽出版を委託してたんだよね。

 だから、サザンの「勝手にシンドバッド」は、Bプロが出版社についてたりするのよね。

・・・となれば、頼まれれば嫌とは言えないよねぇ。なにせ泣く子も黙る「Bプロ」ですから。。。

 この辺、昔は不思議だったけど、いろいろと業界の事情を穿ると、おもしろい関係がでてきたりするのよ。


・・・・と、話が脱線したけど、ま、そういうわけもあって、この曲を、高田みづえがカバーするのも、考えて見れば、そう不思議ではない・・・かもな。

 不思議なのは、何故に、ロックの雄である、サザンの曲を、歌謡曲畑の高田みづえがカバーするのか・・・ってところだけど、ま、そこが、サザンのフトコロの広いところなのよね。

 この曲、もともとから、完全に歌謡曲だもの。

 原坊が歌っているのは、サザンがアレンジしてるから、若干、ニューミュージックっぽいし、途中で「遊び」も入ってるんだけどさ。

 そこから、プロのアレンジャーが入って、ビシッと、アレンジすると、あーらふしぎ、とってもよい歌謡曲の出来上がり・・・ってわけ。

 で、まあ、それが、高田みづえに、ピッタンコはまっちゃったんだわ。

 いや、今でこそ、この曲がサザンのカバーだってことは、常識中の常識だけど、当時、ワタシ、知らなかったもの。この曲が、サザンのカバーだってこと。
 
 それだけ、このヒトの嵌ってたんだよなぁ。ま、そういう意味からして、この曲が、高田みづえにとって、最大のヒットになったのも、納得なところなんだけどさあ。






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かじやん