かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

柏原よしえ

ハロー・グッパイ / 柏原よしえ

1981_12_ハローグッパイ_柏原よしえ






今回の1曲セレクトは「ハロー・グッパイ」柏原よしえ です。

まずはデータでーす。

・タイトル    ハロー・グッパイ
・アーティスト  柏原よしえ
・作詞      喜多条忠
・作曲      小泉まさみ
・編曲      竜崎孝路
・リリース日   1981年10月15日
・発売元     フィリップス
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   38.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1981年11月30日〜1982年1月25日付

 なんか、思いついてさ「よくわかる音楽著作権ビジネス」(安藤和宏 著)を読んでたら面白くてさ、1曲セレクトの書き出しがちょっと遅くなってしまいましたわ。

 うん、この本、実はかなり昔に仕事用に買ったんだけどね(一応、音楽著作権管理者資格を持っているのですヨ ワタクシ)、ずっと読みもしないでほったらかしにしてたんですよ。
 
 でさ、たまたまペラペラめくってたらなんか、はまっちゃったわけです。

 買った当初は、開いただけで頭痛くなったんだけど(なにせ用語が難しくて・・・)、実際、仕事として何年かたずさわってたら、今はスンナリ頭に入るようになってましたね。

 この本、仕事で音楽著作権とか原盤権がらみの仕事してるヒトにはバイブル的な存在なんですが、仕事として直接関係ない方でも音楽の仕事をしている方とか、音楽ビジネスを目指しているあるいは興味があるっていう方には面白いですよ。

 うん、この1冊あれば、わざわざ高いお金払って音楽著作権管理者資格取りにいかなくても、音楽著作権のビジネス的な知識は一通り実に付きますね。まあ、あくまでも知識としてだけど・・・。 実際は実務をやってみないと本質なところはなかなか分かりづらいんだけど・・・。
 

ハイ、で、著作権管理の一つに「カバー楽曲」っていうのもあるんだけど、そんなじゃ、今回はカバーの曲を持ってきましょうかね。

  ハロー・グッパイ   柏原よしえ

 うん、柏原よしえ、最初の大ヒット曲であり、まあ、実質この曲のブレイクがきっかけでこのあと第一線で活躍することが出来たっていう記念すべき曲だよね、柏原よしえにとっては。

 兎に角、このヒトは、デビューからここまでが今ひとつパッとしなかったからなぁ。 デビューは、この曲の前年1980年6月1日「NO.1」って言う曲。 ここから7枚目のシングルだもんね。「ハロー・グッパイ」って。

 まあ、あのころの「カバーブーム」のタイミングっていうのか、この曲のよさって言うのかねぇ。

 ちなみに、この曲、もともとはアグネスチャンのシングル「冬の日の帰り道」(1975年12月10日リリース 最高14位 12.3万枚)のB面だったのがオリジナル。
 そのあと讃岐裕子さんっていう当時のB級アイドルがカバー(1977年3月10日リリース 最高71位 1.9万枚)して、柏原よしえ・・・と、カバーとしては2回目だったんだよね。

 でも、もちろん、この柏原よしえのバージョンがダントツでしたねぇ、セールスは。


 うーん、ワタシ、アグネスチャン、讃岐裕子さんのバージョンは聴いた事ないんで・・・・って今はYou Tubeっていう便利なものがあるんでねぇ。。。

↓ アグネス・チャン



↓ 讃岐裕子


うーん、両者ともビミョー。。。
アレンジャーとしては、同じ竜崎孝路氏なんだけど、雰囲気的にはやっぱり、柏原よしえが一番あってたのかなぁ。

 この素直で落ち着いた、暖ったかい雰囲気の曲は、このヒトが一番シックリするもんね。

 うん、アグネスチャンは、どうしても、ワタシらの年代では、♪おっかのうえ ひなげしの花で〜♪っていうイメージが先行して、この曲はどーも想像が付かないし

 まあ、上で書いたように時期的なものもあっただろうしね。

 このあとも何度もカバーされているこの曲だけど、結局、これを超えるものは出てないしなぁ。


 昨日に引き続きだけど、1981年の今ごろ・・っていうと、真っ先にこの曲が浮かんでくるわたしです。


 蛇足だけど、柏原よしえ が 柏原芳恵に変わったのは、1982年10月1日だから、この曲から1年後ですねぇ。
 ・・・・なんて、わざわざ書くことでもないか。。。




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あの場所から / 柏原よしえ

1982_09_あの場所から_柏原よしえ






今回の1曲セレクトは、「あの場所から」柏原よしえです。

 まずはデータです。

・タイトル    あの場所から
・アーティスト  柏原よしえ
・作詞      山上路夫
・作曲      筒美京平
・編曲      高田弘
・リリース日   1982年7月21日
・発売元     フィリップス
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   18.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1982年8月23日、9月6日付

 なんかはっきりしない天気が続きますな。これも季節の変わり目ってやつなんですかねぇ。
でも、個人的には、こういうはっきりしない天気もキライじゃない。
 今回は、同じ時期、同じようにはっきりしない天気が続いた1982年から、もう1曲。

 柏原よしえ「あの場所から」。

 うーむ、どうしても、この物静かなどよーんとして空気感漂う曲なんだよねぇ、この曲。

 リリースは、約1ヶ月前の「7月21日」だけど、どう考えても「夏場」の曲とは思えなかったよなぁ、当時も。
 まあ、当時は、まだヒット期間も多少は長かったし、だから、7月でも秋を先取りしたような曲もあったことはあった。

 そのかわり、今の時期→秋の始まりのような時期になると、曲としては似合ってきたりしたんだけど。。

 ただ、どうしてもねぇ、このどよーんとした空気感がなぁ。。

 あ、そうだ。夏休みが終わって、2学期が始まったような空気感なんだ、これは。あの気だるい空気感。。

 なんか、そんなことを思い出すよな、この曲。


 それと、この曲、カバー曲だったんだよね。ここでも何回も書いてきたけど、当時は「カバーブーム」って言うのがあったわけで、ちょうど、70年代の「かくれ名曲」的な曲が、次々にカバーされた時期だ。

 時に、柏原よしえもカバー大好きだったからねぇ。だいたいにして、ブレイクした、「ハローグッパイ」からしてカバーだったわけで、だから、この曲に関しては、ときに驚きというのはなかったな。

 ただ、当時としても「古さ」っていうのは感じたかなぁ、若干。
 でも、救いだったのは、まだ「82年」っていう時代は、「70年代」の流れの延長・・・っていう匂いの曲も多かったわけで。。 うん、一見、新しそうに見えた曲でも、実はアナクロだったりしてね。サウンドの面で。
 だから、この曲も、そんなに違和感は感じなかったな、メロディ的にも、サウンド的にも。
 これが1年後だったら、かなり違和感を感じたんだろうけど。かなり「歌謡曲」っぽいサウンドだったし。


 ところで、この曲って、73年の朝倉理恵のカバーって思っている人が多いのかな?

↓ コレ


ま、一般的にはそうなっているようだけどね。 ちなみにリリースは73年2月21日、最高位48位、売上げ枚数5.7万枚と、ギリギリ左ページ入り程度のヒット。

 うーん、だから、パターンしては、「ハローグッパイ」と似たような感じなんだよね。

 感じは、まあ、柏原よしえとそんなに大きく違わないですかねぇ・・。いや、やっぱし、サウンドはさすがに古いよな。


・・・ちなみに、オリジナルともっと古いもので、1970年11月リリースの「Kとブルンネン」バージョンのもの。 

↓ コレ
http://www.dailymotion.com/video/x1zycs9_%E3%81%82%E3%81%AE%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%8B%E3%82%89-k%E3%81%A8%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%B3-%EF%BC%91%EF%BC%997%EF%BC%90%E5%B9%B4_music

さすがに、ここまでくると、サウンド的にも結構違うな。歌謡曲というよりはフォークですな。
70年代というよりも60年代っていう雰囲気。

・・とはいえ、やっぱ、ワタシら世代としては、この曲は、やっぱ柏原よしえですわな。

↓ コレ
http://www.dailymotion.com/video/x23wrxn_%E3%81%82%E3%81%AE%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%8B%E3%82%89-%E6%9F%8F%E5%8E%9F%E8%8A%B3%E6%81%B5_music

You tubeよりもこっちの動画の方が、あのころ聴いてたものに近いんで、こっちをリンク。

ただ、82年当時も感じたけど、オリジナルが70年だから、全体的に古臭いんだよね。この古臭い雰囲気、80年代でも、82年くらいまでなんだよね。
明けて83年になると、また、雰囲気がガラッと変わるのが80年代の特徴なののよ。


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渚のシンデレラ / 柏原よしえ

1982_04_渚のシンデレラ_柏原よしえ






今回の1曲セレクトは、「渚のシンデレラ」柏原よしえです。

 まずはデータです。

・タイトル    渚のシンデレラ
・アーティスト  柏原よしえ
・作詞      藤原いくろう
・作曲      藤原いくろう
・編曲      竜崎孝路
・リリース日   1982年4月21日
・発売元     フィリップス
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数   20.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1982年5月17日〜5月24日付

 さて、先ほどの「夏の扉」に続きまして、「4月21日」リリース曲第2弾どえす。

 渚のシンデレラ  柏原よしえ

ほらね〜、やっぱしタイトルに「渚・・・」って付くでしょ。
4月21日で「渚」ね〜・・・とあんまりピンとこなかったりしてね。

 ゴールデンウイークでも海水浴が出来る沖縄ならまだしも・・・。東京ぢゃまだ、寒いですぞ。。

 なんて、ちゃちゃをいれたりして。。

 特に、この曲の場合、「南国ムード」な曲だったもんね。なんていうのちょこっと「マンボ」風な味付けっていうの?
 ハワイアンっていうの? まあ、兎に角、「夏の夜の海岸でやさしい海風に吹かれながら聴くと心地いいだろうなぁ・・

・・・っとかの雰囲気なBPM

でもないか? 歌詞の内容的には昼間の海辺って感じだもんな。

イントロの部分の

 ♪ Hey!♪ っちゅう掛け声と

 サビの部分の

(男コーラス)♪振り向いてよサマーギャル♪

(柏原) ♪波打ち際が好きよ ♪

(男コーラス) ♪揺れるリボンかわいい!♪

(柏原) ♪恋のステップ踏むの ♪

・・・っちゅう、掛け合いの部分の発想は面白かったな。

 やっと、「ハローグッパイ」のイメージが抜けたっていうかさ、1曲前の「恋人たちのキャフェテラス」にしたって、「ハローグッパイ」の延長っぽかったしな。

 まあ、そういうところもあって曲自体は好きだったんだよね。

 いや、でも、この曲のためにカーリーヘアにした柏原よしえは、あんまし似合ってなかったと思うんだよね。

 あれ? そう思うのはワタシだけ?


 うん、この曲がピークのころ、千葉に移る話が具体化して、いろいろあわただしかった・・・っていうイメージも、未だにこびり付いてるなぁ、この曲を聴くと。


ジャケ写・・・。この曲、実は3種類あるんだよねー。 

フォト 
フォト
フォト 

いまでいう、「反則技」なんだけどさ。このころは、売上げには直接はアンマリ影響なかったんだよね。

 つまりさ、3枚まとめて買ってたファンはまだ「稀」だったってことですよ。
 普通は、3枚の中から気に入った奴を購入したわけよ。当時は。
 まあ、町の小さなレコード屋さんでは、このうちどれか1種類だけ置いて、3週類全てならべてたレコード屋さんってのは当時少なかっただろうけどさ。


 それだけシングル1枚700円っていうのは、当時にしてみれば、まだ高かったんだよね。
 まあ、想像だけどさ。。。。少なくとも当時中学1年だったワタシにしてみれば高い代物だったぞよ。



えー、You Tubeには動画なかったんで、ニコ動で。
「ザ・ベストテン」だけど、こんな回あったのかなぁ・・・。全然覚えてない。。。




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恋人たちのキャフェテラス/柏原よしえ

1982_02_恋人たちのキャフェテラス_柏原よしえjpg







今回の1曲セレクトは、「恋人たちのキャフェテラス」柏原よしえです。

 まずはデータです。

・タイトル    恋人たちのキャフェテラス
・アーティスト  柏原よしえ
・作詞      三浦徳子
・作曲      小泉まさみ
・編曲      船山基紀
・リリース日   1982年2月5日
・発売元     日本フォノグラム
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   19.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1982年3月15日〜3月22日付

今回の1曲セレクトは、久々に柏原よしえでも引っ張ってきますか。 「恋人たちのキャフェテラス」

 またまた、すでに今となっては、ほとんど記憶の彼方から沈んでしまったような曲をセレクトしたりしてきたりしましたわ。さすがに覚えてることも少ないだろうねぇ、まあ、すでに33年前の曲って言うこともあるけどあせあせ


 この曲は、柏原よしえのブレイク曲、「ハローグッパイ」の次の曲。だから、イメージは、とっても「ハローグッパイ」なんだよね。
 大体、「ハローグッパイ」が ♪紅茶のおいしい喫茶店〜♪だったのが、またまた「キャフェテラス」って言うくらいだから、この辺からもイメージがダブリますな。
 さぞかし、作家陣も同じヒトたちなんだろうなぁ・・・と思いきや、同じなのは、作曲の小泉まさみ氏だけなんだよね。 作詞は、喜多條忠氏から、三浦徳子女史へ。アレンジは、竜崎孝路氏から船山基紀氏へ、それぞれ変更になってたりする。

 きっと、このメンバーで「ハローグッパイ」を作ったらっていう感じで、作ったんでしょうな。 アイドルの曲の作りらしい作りだったりしますな。まあ、この曲は大ヒットを受けた後の「つなぎ」の曲ってところだったんだろうからさ、これはこれでよかったのかも。

 売上げも、「ハローグッパイ」の38万枚から、この曲は、その半分よ。まあ、今聴いても「ジミ」だもんなぁ。。なんて言うのかな、勢いがないんだよね、曲に。春に向かって勢いをつけたかったんだろうけど、どうも、今ひとつ失速してしまった感が今聴いてもありますな。

 というか、この頃の曲って全体的に「ジミ」めの曲が多かったんだよね。そういう時期だったんだよね、きっと。

 それにしても、タイトルは時代を感じるよね。 なんで、「カフェテラス」ぢゃなくて、「キャフェテラス」なんでしょ? とか思っちゃったりして。。 いやいや、あのころは、この感じが「ナウ」(←死語!)かったんですっ。 これより前だけど、ジューシィーフルーツだって「なみだ涙のキャフェテラス」だったもんね。

個人的には、小学校の卒業を控えた謝恩会の頃を思い出すな、この曲を聴くと。




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