1976_08_恋人試験_松本ちえこ






今回の1曲セレクトは、「恋人試験」松本ちえこです。

 まずはデータです。

・タイトル    恋人試験
・アーティスト  松本ちえこ
・作詞      伊藤アキラ
・作曲      あかのたちお
・編曲      あかのたちお
・リリース日   1976年5月25日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   27.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1976年7月12日〜8月30日付


 今回はちょっと時代を遡って70年代アイドルの曲を持ってきますかね。

 松本ちえこの「恋人試験」。

昨日、早見優の「Love Light」が、資生堂の「恋コロンシャンプー」のCM曲だったことを書いたんだけども、松本ちえこさんもシャンプーのCMやってましたねぇ。 そそそ、「ね、バスボン」でおなじみの資生堂の「バスボンシャンプー」のCM。

↓ コレ



♪ まんまるがおの女の子は〜 ♪ って曲の印象が大きかったよなぁ。このCMを見て、ウチでもバスボン使ってたような気がする。

 ところで、今回セレクトしてきた、「恋人試験」って曲。76年の曲でしょ。ちょうどワタシは7歳になるかならないかのころのヒットだ。
 だからねえ、正直、当時タイムリーでは、聴いてない・・・・とは思うんだけど、実際曲を聴くと、意外と覚えてるもんなんだよねぇ。

 曲自体は、とってもシンプル、かつ、とっても「素朴」な感じですわな。まずね、39年経った今では、完全に絶滅したような感じの曲ですわね。

 大体、松本ちえこっていう人自体、今、動画を見たりすると、とっても「素朴」な感じだったからねぇ。
 70年代のアイドルっていうと、文字通り「偶像」なイメージが強いんだけどさ、この間、麻丘めぐみでも書いたように、アイドルはウンコしないとか、かすみ食って生きてる・・・とか。。。 でも、まことしやかにそんな感じがしたのよね、当時は。「スター」って言葉が燦然と輝く時代だったからさあ。

 でも、このヒトの場合は、まったく、そういう「スター」っていう言葉とは、無縁な素朴さを感じるのよね。

 とりたてて可愛らしいわけでもないし、となりの「ちえこちゃん」って感じじゃん。親近感があるのよね。
 ま、考えようによっては、80年代アイドルの先駆けって感じですかね。

 キャニオンっていうレーベルは、その当たりのアイドルの育て方って、このころから巧かった・・・というか、その流れが未だに続いている・・・って感じですかねぇ。

 ただ、今、動画を見ると、その後、堀ちえみが、そのままこの路線を引き継いだ・・・ってのが、よく分かったりして。。 この「恋人試験」って、なんとなく、堀ちえみのデビュー曲の「潮風の少女」に雰囲気似てるし、松本ちえこの素朴さと、デビューのころの堀ちえみの素朴さも似てるしさ。


 ところで、この「恋人試験」って曲は、やっぱ、詩の内容なんだろうね、売れた要因っちゅうのは。少なくともメロディラインではないな。
 ま、正直、「大人」としてみれば、ちょっと「頭ワリィ」なあ、とも感じるんだけどさ。

 そそそ

 ♪ 0点なんかじゃ許さない 100点取る人大嫌い 知っているのにわざとまちがえる 65点の人が好き〜 ♪

 ってさ。

 大体、なんで65点なんだろ? っていうのも疑問だったりして。大学の試験だったら65点じゃ「可」止まりですぞ、せめて「80点」でしょ・・・。なんても思ったりして。。


 でもさ、切り口っていうのかなぁ、詩のコンセプトとしては面白いよね。それまで、そういう切り口の詩の曲なんてのはなかったわけだから。だから、まあ、売れたんだろうなぁ。

 伊藤アキラっていう人、このころから80年代前半にかけて、よくアイドル中心に詩を提供してたんだけど、ただ、それほど「大ヒット」は出してないんだよね。どうも二セン級な感じもするんだけど、その中にあっては、この曲はけっこう良かったんじゃないかなぁ・・・。


えー、動画ですが、YOU TUBEには適当なのが無かったんで、他のサイトにリンク

http://www.nicozon.net/watch/sm21917423




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