今回の1曲セレクトは、「時の過ぎゆくままに」沢田研二です。
まずはデータです。
・タイトル 時の過ぎゆくままに
・アーティスト 沢田研二
・作詞 阿久悠
・作曲 大野克夫
・編曲 大野克夫
・リリース日 1975年8月21日
・発売元 ポリドール
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 91.6万枚
・ベストテンランクイン期間:1975年9月1日〜12月1日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「悪魔のようなあいつ」主題歌
えー、約1カ月ぶりでジュリーです。
だけど、ジュリーの曲も大分書いてきたからなぁ〜、今ごろのヒットか〜・・・・と一瞬、考えたものの、 あるじゃないの、取っておきの曲が・・・。
そう、「時の過ぎゆくままに」。
初期のジュリーといったら、この曲は外せない。 なんせ、今に至るまで、ジュリーで最も売れたシングルよ。
なに? 「勝手にしやがれ」ぢゃ、ないのかって?
♪ノンノノノン〜 ♪(←渡辺美奈代の「TOO ADULT」の節で)
「勝手にしやがれ」の売上げ枚数は89.3万枚。 この「時の過ぎゆくままに」は91.6万枚。
この曲の方が僅かだけど、売れてるんだよねぇ。。
ちなみに、この曲、初登場3位なんだけどさ、「初登場3位」っていうのは、この曲がリリースされた当時としては、オリコン史上、「初登場最高位」だったんだよね。
「初登場1位」が当たり前な今では、まったく想像つかないことだけど。。
長い間、第1戦を張ってたジュリーなわけで、幾つかの黄金期が存在するんだけど、大まかに分けると、3つかな。
第1の黄金期が、72年からこの曲まで、第2の黄金期が77年の「勝手にしやがれ」から、一連の阿久−大野コンピの大ヒット期、第3の黄金期が80年の「TOKIO」からの、いわいるニューウェーブ系での大ヒット期・・・とね。
第1黄金期、は、どちらかといえば、ヨーロッパ系の曲が主体。うん、フレンチポップスっぽい曲がメインだった頃。
そこから考えると、この曲は、「異色」なんだよな。
まあ、それまでのフレンチポップス路線も、そろそろ下火になってきた頃に、いきなり、初の阿久−大野コンビによる、アウトロー路線への路線変換だったからなぁ。
ただ、この意外性が、いい方向に受けたんだろうな。 いや、マジで、この曲の前の「巴里にひとり」から比べると、180度の路線変更だもの。 全く、虚を付かれたような感じだよな。
上に書いたように、この曲から、阿久悠−大野克夫っていう、のちの「キザ」路線で一時代を築くことになるコンビと初めて組んだんだけど、まだ、この曲に関しては、「キザ」っていうところまでは、入り込んではいない。
ただ、アウトローだよな、この雰囲気は。 でも、いいタイミングでいい感じでイメチェンに成功した感じだよな。
でも、なぜか、この曲の後、また、元の路線に戻ろうとして失敗、1年半ばかりのブランク期間を作ってしまう。
この辺が、よくわかんないんだけどね。
まあ、この「時の過ぎゆくままに」は、もともと、ドラマ「悪魔のようなあいつ」の企画のために書かれた曲っていうのもあったんだろうけど・・・。
あ、「悪魔のようなあいつ」っていうのは、当時、刑事事件として時効を迎えようとしてた、例の「3億円事件」をモチーフにしたドラマだったよね、たしか。。
だったよね・・って、ワタシャ、見てないけど・・・。(まだ6才だったもので。。)
やっぱさ、当時の画像がいいなぁ・・とおもいまして。。 でも、いっぱい落ちてるねぇ、当時の画像が。。
まあ、それはさておき、テレビなのに、フルコーラスだねぇ。しかも、かなりスローペースだったりして・・
なんと言っても、サビの ♪ 時の〜 すぎゆく ままに〜 ♪ の♪すぎゆくままに〜♪ で半音上がるメロディラインだよね、この曲は。
この特徴的なメロディラインもゆっくり聴けますぞ。
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