かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

山下久美子

DRIVE ME CRAZY / 山下久美子

1994_11_DRIVE ME CRAZY_山下久美子


今回の1曲セレクトは、「DRIVE ME CRAZY」山下久美子です。

まずはデータどす。

・タイトル    DRIVE ME CRAZY
・アーティスト  山下久美子
・作詞      山下久美子
・作曲      布袋寅泰
・編曲      S・ヘイル
・リリース日   1994年10月25日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 14位
・売上げ枚数 15.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 16位
・タイアップ:テレビ朝日系ドラマ「東京大学物語」主題歌

本日は家に帰るなり・・・・・家じゅうシンナー臭せー
まあ、この間も書いたように、今、家の外壁と屋根の塗り替え工事中でして、ペンキとシンナーの臭いが籠っちゃうんだよね。

でも、あんまりにも強烈なんで、小雨で寒いにもかかわらず、家じゅうの窓を開けて「換気」してますわ、今。。。

さぶ〜〜 

しかしいつの間にか、秋も深まってきてますねぇ〜。 まあ11月ですからねぇ。 確か1か月前は、まだ「暑ぃ〜」とか書いてた気がするけど。。。。

で、少し前から「秋」になると聴きたくなる曲・・・のようなコンセプトで、曲を引っ張ってきているんだけど、今回もそんな1曲ですねぇ。

山下久美子「DRIVE ME CRAZY」

個人的にねぇ、この曲好きなんだよなぁ。 
だから、すでにこの曲書いた・・・とばっかり思ってたんだけど、どうも、まだ書いてなかったようですねぇ。うーん、ちょっと迂闊だったかなぁ。

どこか好きか・・・まあ、直接的に書けば、「今の時期」っぽいサウンドなんだよな。 イントロのアコギからして、なんとなく寂しさを感じるでしょ。
イントロだけでなく、曲全体的に、山下久美子さんの曲にしては、少し侘しさを感じるようなイメージだし。

ま、この曲の前の曲が、夏前に出した「宝石」ってカルピスのCMだった曲で、BPMが200以上ある、めちゃくちゃスピード感があり夏っぽさを前面に出した曲だったからなぁ。

それに比べると、この曲は、秋の落ち着きを感じるんだよね。

この曲もそうだけど、この頃の山下久美子さんの一連の曲は、ダンナだった布袋寅泰氏の作品だけど、布袋氏って意外とこういう侘しさを感じる曲も作れるんだよね。

この曲、特にイントロからサビにかけては、アコギが前面に出てくるけど、こういう一見フォーキーと思える曲も作るんだよな、布袋氏って。
以前にも書いたように、自分の「さらば青春の光」のように歌謡曲にコミットした曲も作れるし。その辺からも、布袋氏って意外とヒット曲メーカーだよな・・って言うのが分かるんだよね。

まあ、メロディライン的には、「布袋印」のいつものフレーズ・・・っていうところが多いわけで、一発で誰が作ったのが分かっちゃうんだけど。。。

ウチらの世代ではどうしてもBOOWYの頃のツッパったイメージ強いんだけどね。でも、本人は、実際の所、ヒット曲を意識していたらしいし、ベストテンにも出たかったらしいんだよな。
ま、氷室氏がその辺を拒否していたらしいんだけどさ。

ま、この後、山下久美子氏とは離婚して、現夫人の今井美樹さんに走る訳で・・・、その後は今井美樹さんの一連の大ヒットを書く訳なんだけどさ。

個人的には、山下久美子さんに書いていた頃の曲の方が好きだな、生理的にさ。今井美樹さんの曲はどうも、生理的にしっくりこないんだよなぁ。

いや、絶対にこの「DRIVE ME CRAZY」の頃の曲の方が良いと思うんだよなぁ。 まあ、売り上げは、今井美樹さんの曲に比べると全然だけどさぁ。

裏方に徹しているでしょ、この頃の布袋氏は。まあ、山下久美子さんが同じくロッカーだったし、音楽のプロデュースの仕方も知っていた訳で、だから、やみくもにオーバープロデュースしなくても良かったんだろうけどさ。

でも、その方が、自然だったんだよな、曲についても。

それが一番うまく行った・・・というか、しっくり行っていたのがこの頃の曲なんじゃないのかなぁ。




ちなみにこの曲は、当時テレ朝系で放送していた、ドラマ「東京大学物語」の主題歌だった訳だけど。。。
うーん、個人的には見てなかったんだけどね、このドラマ。

いや、厳密に言えば原作マンガは読んでた。「スピリッツ」だったっけ? 連載してたの。
リアルタッチの「スケベ」なところが好きだったぁ。

でもドラマの方は配役を見て、「だめだこりゃ」・・・と思って見なかったんだよな。
まあ、村上役の稲垣五郎は許すとして、遥役の瀬戸朝香さんはねぇだろう・・・とかさ 
まあ、内容的に、原作のような、本番エッチシーンは無かったようですが・・・。っつうか、それがキモだったよなぁ、このマンガは・・・。


よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村

マラソン恋女 / 山下久美子

1982_10_マラソン恋女_山下久美子






今回の1曲セレクトは、「マラソン恋女」山下久美子です。

 まずはデータです。

・タイトル     マラソン恋女
・アーティスト   山下久美子
・作詞       康珍化
・作曲       大村憲二
・編曲       大村憲二
・リリース日    1982年10月1日
・発売元      コロムビア
・オリコン最高位  26位
・売上げ枚数    5.9万枚

 ここのところ、困った時の「1982年」頼みって感じで、1982年の曲を立て続けに書いてきている気がするんだけど・・・あせあせ
 今回の1曲セレクトは、スンマセン、完全に個人の好みです。

 山下久美子「マラソン恋女」

 「マラソンこいおんな」ぢゃないですぞ。これで「マラソンウーマン」って読ませるの。当時としてはオシャレ。

 この曲は、あの大ヒット曲「赤道小町ドキッ!」の次の曲になるんだけど、なぜか、初めて聴いた時から気に入っちゃったんだよね。

 むしろ、「赤道小町ドキッ!」より、最初聴いた時のインパクトは、こっちの方が強かったな。

 どちらも、はじめて聴いた時は、ラジオで聴いたんだけど・・・。

 今も覚えてるけど、「赤道小町ドキッ!」は、TBSラジオの「ザ・ヒットパレード毎日がベストテン」の「ザ・ベストテン」でいえば「スポットライト」みたいなコーナー。上昇注目曲なコーナーだったかな。

 正直言って、最初、「へんな曲」って思ったの「赤道小町」は。山下久美子っていうヒトもそれまで知らなかったし・・・。あのころだと、「アラジン」みたいな類のヒトか? ・・・って感じで・・・。

 でも、聴いてるウチに、なるほどね・・・って理解できた曲って感じ。


 それに対して、この「マラソン恋女」は、お馴染みの「全日本歌謡選抜」ですね。最初に聴いたのは。。うーん、奇しくもどっちもパーソナリティは、小川哲哉氏だ。

 いや、正直言って、この曲も率直な感想は、「へんな曲」だったの。
でも、「赤道小町」に比べたら、最初の嫌悪感はなかったんだよね。むしろ、「あ、また、聴きたいな」っていう感じだったかなぁ。

 なんつうんだろ? 爽快感? スピード感? 「マラソン」っていう具合だから、スピード感があるんだよね。

 時代を先取りしてたっていうか・・・。1982年当時。まだ、女子マラソンは、今ほどメジャーなスポーツぢゃなかったんだよね。
 オリンピックで初めて、女子マラソンがスタートしたのは、1984年のロスアンゼルスオリンピックからだ。

 そんな、当時、まだマイナーな競技だった、女子マラソン的な題材の曲だったっていうのも、新鮮だったし、それとやっぱし、曲だよね。メロディラインが不思議なんだよね。 こまぎれで・・・。これって、マラソンの息遣いを意識して?

 よく、マラソンの時の息遣いは「スースー ハーハー」にするとか言われませんでした? 学生時代のマラソン大会のとき。

 うん、いまは、この呼吸法は、「否定」されてるんだけどさ、あのとうじは、それがフツウとみなされてたんだよね。

 うん、メロディラインとリズム感が、「スースー ハーハー」っぽいんだよね。この曲

出だしの部分
♪と・ま・らないーよ は・しり・だしーた・恋は〜 ♪ の感じがさ。

 それと、サビでいきなり

♪いちにっ! マラソンウーマン ピカピーカさ! さんしっ! はじけるホディ 天まで はしれ! ♪

なんて、応援歌っぽくなったりもしてさ。

その辺の全体的な流れが面白かったな。

 まあ、ただ、一口でいって、「ウレセン」か? ・・・っていえば、必ずしも「ウレセン」な曲ではなかったことは確かだよね。

 でも、実験的な曲としては、充分、実験的だったと思うし。オリコン最高29位でも充分な結果だったんぢゃないかな。

 ちなみに、この曲の間奏のギターのリフ、とっても布袋っぽいんだけど、布袋氏が弾いてたのかなぁ。このころは既に布袋氏と付き合っていたよね? (85年結婚。のち95年離婚)

 いや、その辺のギターのリフも当時としては、斬新だったの。今から考えると、後の「BOOWY」を思い起こさせるような輪郭のサウンドだったもん。



 それよか、この曲のジャケ写、こんな感じだったの・・っていうの今日、初めてしったあせあせ

 ウチにも、もちろん音源あるんだけど、この曲は、むかーし、通販で買ったニューミュージックのオムニバスアルバムに収録されてたもんで、シングルのジャケ写までは知らなかったんだよね。


 バニーガールちゃんな山下久美子 当時23歳。もし、当時、同じくらいの年だったら、このジャケットだけで買ってたわウッシッシ、このレコードふらふら

 当時の学園祭の女王、「総立ち久美子」って言われてた山下久美子も、やっぱ、だてぢゃなかったんだね〜。




よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村

宝石 / 山下久美子

1994_06_宝石_山下久美子






今回の1曲セレクトは「宝石」山下久美子です。

 まずはデータです。

・タイトル     宝石
・アーティスト   山下久美子
・作詞       森雪之丞
・作曲       布袋寅泰
・編曲       S.ヘイル
・リリース日    1994年5月11日
・発売元      東芝EMI
・オリコン最高位  24位
・売上げ枚数    17.4万枚
THE HITCHART HOT30最高位 27位
・タイアップ:カルピスCM曲

 モータウン系の曲って個人的に好きなのよね。いわいる、ハネモノっていうやつね。単純にさ聴いててウキウキしてきちゃうじゃん。ついつい、体が動いちゃうっていうかさ。

 今回引っ張って来た、山下久美子の「宝石」って曲。

 うーん、タイトルだけみると、「しらなーい」っていうヒトが多いかなぁ。
 
 でもさ、カルピスのCMで94年の今ごろガンガン流れてたから、聴けば、「あーあの曲ね」って思うヒトが多いと思いますよ。

♪ 好きよ 好きよ 好きよ 好きなのずっと〜 ♪

ってノリノリのリズムな曲。

 この曲、もちろん、ワタシもCMで使われていたサビの部分はしってたんだけど、全編聴いた時はビックリしたなぁ。

 ビックリしたのは、その速さよ。BPMが208もあるんだよね。この曲。たしかにモータウン系ってBPMが速めっていう印象は強いけど、ここまで速い曲って早々ないでしょ。

 まあ、この曲の場合、正当なモータウンというよりはかなり変調なんだけどさ。

 その速い流れの中でのイントロのブラスの動きがすごいの。個人的にまーったくリズムが取れないような流れなんだもん。

 譜面追いかけても頭の中で音がならないように予測かが出来ないんですよ。流れが。

 そこがこの曲の面白さですね。

 ただ、メロディライン自体は簡単な曲ですからね。覚えやすいよね、曲としては。

 例のサビの部分もそうだけど、全体的に引っかかりのあるキャッチーな曲だしさ。個人的には好きな1曲だな。

・・・というか、このころの山下久美子の曲っていいんだよね。長いキャリアのなかでも一番大衆的って言っちゃ、ダサイてけど、キャッチーな曲が多かったと思うなぁ。
この曲の次の「DRIVE ME CRAZY」も刹那さいっぱいでいい曲だったしさ。

 今さらながら山下久美子って、布袋氏との相性って本当はよかったんぢゃないか・・・って思うんだよなぁ。
 もちろん音楽的な相性なんだけどさ。




よろしかったらポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ J-POPへにほんブログ村

赤道小町ドキッ / 山下久美子

1982_06_赤道小町・ドキッ!_山下久美子






今回の1曲セレクトは、「赤道小町ドキッ」山下久美子です。

 まずはデータでーす。

・タイトル       赤道小町ドキッ
・アーティスト     山下久美子
・作詞         松本隆
・作曲         細野晴臣
・編曲         大村憲司
・リリース日      1982年4月1日
・発売元        コロムビア
・オリコン最高位    2位
・売上げ枚数      40.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年5月31日〜7月26日付
・タイアップ:カネボウ82年夏のキャンペーンソング

 いやいや、ちょっとね、今回は曲、どうしようかなぁ・・と迷ってたんですよ。
まあ、毎度のことなんだけど・・・。

あっ、これいいや・・・・とおもむろにセレクトしてきた曲

  赤道小町ドキッ  山下久美子

 山下久美子って学園祭の女王って言われてましたよね、当時。
 それまでレコードセールスについては、それほどでもなかったんだけど、大学生の間では絶大な人気があったんですよね。
 
 ちなみに、今では結構有名な曲になりましたが、80年のデビュー曲「バスルームから愛をこめて」は、オリコン100位内にランクされてなかったりする。。。。

 ま、そういうところで、当時の山下久美子の立ち位置って言うのが分かって来るとは思うんだけど。。。

 だから、このヒトがカネボウ82年夏のキャンペーンソングに起用されたのは、ある種、大抜擢だったんだよね。

 でもまあ、カネボウのキャンペーンソングの場合、大体が「大抜擢」といえる起用だから、よくマーケティングしてるよなぁ・・・という起用といった方がいいのかな。


 ま、そういうわけで、当時、ワタシは、このヒトのことは全く知らなかったんですよ。
 
 で、曲が曲だったからね、また、ひとり「色物」アーティストがでてきたかなぁ・・というのが、第一印象だったな。

 なんか、つかみ所ないんだよね、パッと聴いて、この曲って。
 これは、細野氏の曲の特徴でもあるんだけどさ。
 とりあえずは、あたまの♪ドキッ ドキッ♪ っていうところはインパクトあるなぁ・・・という印象。

 それでも、サビの ♪きみは赤道小町〜 ♪はキャッチーだよね。

 まあ、化粧品のキャンペーンソングの命とでも言うべきだもんね、CMで使われる部分のキャッチーさは。
 だから、ついつい、引き込まれちゃうんだけど、必ずしも、そのまえのメロディから、スムーズに流れているかというと、そうでもない。
 
 まず、サビの部分があって、付け足しでAメロがあるっていう感じなんだよねぇ。 そんなギコチナサがのこるこの曲なんですねぇ。

 さしもの、松本隆氏も、どうも元「同僚」の細野氏とか大滝大先生と組むと詞がぎこちないんですよね。
 元同僚に遠慮してしまうんでしょうかねぇ? 筒美氏なんかと組む時の伸びやかで繊細な部分が影を隠してしまう・・・というか、なんか、ぶっきらぼうな詞の場合が多いんだよね。


 個人的には、この曲の次の「マラソン恋女」の方が好きだったりするんだけどね。おなじ、へんちくりんな曲というなら。
 スピード感、サイケデリック的なわけのわかんなさもあるしね。(要するに理解できないのがいい)

 当の山下久美子さんも当時の大学の学園祭の女王という時期が過ぎてからは、かなり苦戦してましたよね。
 
 その斤を破ったのが、例の布袋寅泰氏が本格的についてから、90年代に入ってから数年ですよね。
 楽曲という点では、この90年代の方がたしかに面白い曲が多かったかもしれない。 その辺については、また、追々書いていきますよ。
 取り急ぎ、近々にもう1曲書きますよ。

 なんか、よくまとまんなかったけど、今回はこんなところで。。。



そういえば、この曲、「ザ・ベストテン」で、本物の「象」の背中で歌うっていう演出があった時はびっくりしたねぇ。
まさか、本物の象が出てくるなんて思ってもなかったんで。。。
 毎度書いてる気がするけど、あの頃のベストテンって結構むちやくちゃな演出があったんだよね。
まあ、ユーミンがステージに本物の象を出したのもこの頃だから、パクッたんだろうけどさ。


よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村
記事検索
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
livedoor プロフィール

かじやん