かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

小林武史

君が好き / Mr.Children

2002_01_君が好き_Chidren



今回の1曲セレクトは、「君が好き」Mr.Childrenでする。

まずはデータです。

・タイトル    君が好き
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children   小林武史
・リリース日   2002年1月1日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   51.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2002年1月17日〜2月14日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」挿入曲

明けましておめでとうございます! 2023年。

今年も当ブログを何卒、よろしくお願いいたします。

さてさて、新年1発目の「1曲セレクト」ですが、久々に「1月1日リリース曲」から引っ張ってきますか。

以前は、頻繁にやってた「1月1日リリース曲」シリーズも、めぼしい曲が無くなってきたので・・・という理由からしばらくやってなかったんだけども、まったく曲が無くなったわけじゃないんだよね。

最近は、「水曜日リリース」というのが定着して、特定日リリースっていうのが少なくなってきた訳だけども、「1月1日リリース」っていう曲は、未だにあることはある。

まあ、「1月1日リリース」にして、特段何かメリットがあるのかというと、そんなことも少なくなってきているし、それ以前に、表向きは「1月1日リリース」といっても、CDリリースの場合、実質的には12月25日くらいには店着することが多いわけで。。。

昔は、そんなカラクリ知ってる人って、業界関係の人ぐらいだったと思うけど、いまや、一般の方々のにも広く知れ渡っているもんね。
・・・だもんで、わざわざ「1月1日リリース」なんて言わなくてもよくなってきている訳だよね。


今回引っ張ってきた曲は、そんな「1月1日リリース」な曲だけども、個人的には、この曲聴くとあの光景がフラッシュバックしてくる・・・っていう思い出深い1曲ですね。


Mr.Children 「君が好き」

この曲、今から21年前の2002年1月1日リリース。 ミスチル22枚目のシングル。
ミスチルのシングルとしてはストレート、かつ 素直な歌詞が印象的な、ミディアムナンバーですわ。


この曲がリリースされた2002年1月1日。 この日は個人的には、いまだに忘れられないですね。

ここでも、何度か書いてるけど、当時、某公式着メロサイトの配信ディレクターだったのよ、ワタシ。
前年6月に立ち上がった公式着メロサイトとしては後発組で、初めての年越しだった。

エンタメサイトは着メロに限らず、どんな分野でもそうだと思うけど、年末年始はかき入れ時なんですよ。 そそそ、お客さんを取り込んで会員数を大きく伸ばすチャンスの時期なのね。
特に、我々のような後発サイトにとっては。ほかのサイトを出し抜いて会員を集めるチャンスでもあったのよ。

なので、年末年始目玉になるような企画はないか・・と1か月以上前から配信編成・選曲会議で頭悩ませていたんだけどさ。

そんなときに、浜崎あゆみのニューアルバム「I am」が2002年1月1日リリースというニュースが飛び込んできたのよ。

ワタシらのサイト、サービスイン直後から、特に浜崎の曲についてはダウンロード数がほかの曲よりも特段よかった。 どうも、当時の浜崎ファンの多くが、我々のサイトに付いてくれたよう・・っていうのが、それまでには分かっていたのね。

これは、逃すわけにはいかん。 と、件の会議で提案したところ1発OK。

ただし、リリース日の1月1日に収録曲15曲全曲配信できないか・・・。 当時のエライ人からの一声がかかってさあ。

通常アルバム全曲、しかも15曲全曲配信するには、当時の着メロ制作スタッフ体制を考えると2週間必要だったのよ。

しかも、年末年始でしょ。 あの当時の通常制作スケジュールを考えると、早くてもアルバム全曲リリースは年末年始休み明けになっちゃうのよ。

でも、それじゃだめだ、何がなんでも1月1日リリースにする。。 
しかも1月1日 0:00に配信開始

・・・ってことになっちゃってさあ。

なんせ、普通に考えたら年末年始休みの最中なわけでさ。 ほかのサイト(会社)は、休み取っている最中のはずで、絶対にそんなことやってこない、早くても配信は休み明けっていうのが分かってたのよ。

だからこそ、ここは他サイトを出し抜いて会員数を伸ばすチャンス・・って、当時のエライ人は読んだんだろうね。

ワタシも考えましたよね。なんせ、言い出しっぺはワタシなんで。。。。

表向き1月1日リリースといっても、遅くとも12月25日にはレコード店にCDが店着、販売されることは、当時から知ってたからさ。
まず、音源制作チームに店着日の朝一番、開店と同時に制作用の音源CDを購入するようにお願い。 音源を手に入れたら、仕事納めとなる12月28日までにアルバム全曲の着メロ音源制作して納品してくれるように制作体制を作ってもらってね。
なんせ、通常なら2週間かかるところを、3〜4日で作ってもらわなきゃいけなかったんで。。。
とにかく、ほかの曲は度返しにしてでも、このアルバムの曲は最優先で作ってくれるようお願いしたのよ。
ただし、通常制作ではなく、特別に緊急制作してもらうんで制作料金は割り増しにしてさ。

制作チーム、がんばったんだよね。 予定通り12/28には全曲分の音源ファイルを納品してくれたのよ。

ここからは、我々ディレクションチームの仕事でさ。

後には配信日時を指定すれば、自動的にファイルをサーバーにアップロードして配信開始するシステムが出来たんで、特に正月などの休暇期間中の配信って楽になったんだけども、 あの頃は、そんな予約自動配信システムもなくて、全て手動配信だったのよ。

なので、前日12月31日の夜23時に「出社」してさ、配信開始の準備。

あんときは、たしか、ワタシと、ワタシのアシスタントの他、会社の社長・・・・そそそ、1月1日0:00配信開始じゃなきゃダメ・・って言った張本人ですよ・・・が、出社したんだよな。

23:50頃からカウントダウンを開始して、0:00丁度に音源ファイルのサーバーへの同期ボタンをクリック、サーバー全機にファイルが同期され、無事配信開始を確認するまでの緊張感はいまだに覚えてる。

今も多少あると思うんだけども、年越し後の数分間、いわいる「あけおめ」通信でネットワーク負荷が急激に上がって、通信速度が急激に低下してたのよ、あの当時。

こんときも実際、数分間トラフィックが発生して、通信速度が急激に遅くなったりしてさ。
浜崎あゆみ「I am」全曲着メロ、リリース当日、1月1日、0:00配信開始っていうのは、サイトに大々的に事前告知もしていたこともあって、そのままサーバーダウンなんてなったら、大変なことになっていたと思うんだけども、無事クリア。
「I am」の収録曲の着メロが一斉にものすごい件数ダウンロードされ始めているのを見て、ほっとしたな。

終わった、これで帰宅して、酒でも飲んで・・・なんて、頭は休暇モードになり始めていたんだけども、まあ、件の社長が、なんちゅうか人使い粗い人でさ

「I am」の配信完了を見届けたら、いきなりサイトのバグつぶし始めやがって。。。

ワタシらだけ帰るわけにもいかず、付き合いましたよ、サイトのバグつぶし。。。元日の昼近くまで。。。。

で、ヘロヘロになって帰宅したの覚えてるわぁ。。。

ただ、この企画の後、我々の某着メロサイトの会員数が急激に伸び始めたのも事実でさ。
大変な年末だったけども、サイトにとってはやって正解な企画だったのよ

IT企業っていうのは、こういうところなんだ・・・っていうのもこの一件からよく見えるようになっし、サイトをデカくするための運営の大変さが身にしみてわかった。
同時にエンタメサイト運営の本当の面白さもわかったような気がしたな。個人的にもありがたい企画だったんだよね、今考えると。

いずれにしても、会社で年越し・・なんて経験をしたのは、後にも先にも、この時だけですよ。
だからいまだに脳裏から離れないんだろうけどなぁ。



え? ミスチルの「君が好き」が出てこないじゃん・・・って?

いやー、あの12/31の夜中から元日の昼まで、ワタシの頭の中でぐるぐるとヘビーローテーションでなっていたのが、この「君が好き」だったんだよな。

だから、この曲を聴くと、まっさきにフラッシュバックするのが、あんときの光景なんだよなぁ。

あんとき、3人で出社だったんで、フロアのほんの一角だけ電気付けて、あとは消灯してたのよ。
そそそ、そんな半ば仄暗いフロアの中での作業でさ。

「君が好き」の サビ終わりに

♪夜の淵 アパートの脇 くたびれた 自販機で2つ 缶コーヒーを買って〜 ♪

ってフレーズがあるでしょ。 この歌詞の情景と、あんときの仄暗いフロアの光景が、なんかシンクロしちゃってさ、ワタシの中では。 どうしても、頭から離れないんだよな。


もう一つ。

実は、この曲がヒットしてた前後、いいなと思うコがいたの。
いつかもここで書いたかもしれないけど、
プー太郎だった2000年、通っていた某ネットワーク管理者養成学校で、隣の席だったコ。

確か、当時カスタマーサポートセンターでオペレーターとして働きながら、ネットワーク管理者を目指して、件の養成学校に来てたんだよな。

偶然、同い年だったということもあったんだろうけど、何かと気が合ってさ。
なんちゅうのかなぁ、フィーリングが合うっていうのかな。
まだ正式な彼女とは言い切れなかったけど、付き合っていたんだよね。
このヒトなら一緒になってもいいかな・・とも思い始めていたりしてさ。

ただ、ワタシが某着メロ配信会社に入って以来、土日のいずれかが出勤になっちゃったのよ。

当時は、それぞれ専任の担当者は居たものの、システムトラブル、それに伴う、カスタマーサポートも統括しなきゃならない。何か配信トラブルが発生したら、即座に対応しなきゃならない。
まさにレコード会社のレコーディングディレクターのように配信運用「全体」をまとめなきゃいけない立場になってしまったということもあり。 実質は365日休みなしという状態。

でも、それじゃ、さすがに身が持たないので、アシスタントと土日は交代で休んだのよ。

この「君が好き」がリリースされたころ、ワタシは、土曜休みの日曜出勤だったな。
当時、なんかやたら日曜日にトラブルが多く、ワタシの方から日曜出勤を申し出たんだと思う。

ある時なんか、やはり日曜日にサーバートラブルが発生。システム設計担当に緊急連絡したら、丹沢に山登りに行っててさ。 すぐ帰ってこい・・・と呼び戻したこともあったな。夜中、たたき起こすことは日常茶飯事だったし。そんなことが続いたんで、アシスタントじゃなく統括のワタシが日曜日出勤にした方がいいってことになったのを覚えてるな。

でも、このことが、彼女とのすれ違いを生む原因になっちゃったんだよね。
向こうは土曜出勤で、日曜休み。 ・・ということで、ほとんど会えなくなってしまった。

そんなころにリリースされた、この「君が好き」って曲。

♪ そしてひねり出した答えは 君が好き 生きる上でこれ以上の意味はなくたっていい〜 ♪

ミスチルにしては、ストレートなくらい、素直、かつダイレクトなこの歌詞が、すれ違いが続いてしまった、彼女に対して、あの頃、ワタシが感じていた思いを代弁してくれていたんだよなぁ。

あたかも、2002年1月1日の夜も、東京は、今晩のようにキンとした空気が張り詰めた寒い夜だったんだよな。 そんな空気が余計切なくさせたのよ。

でも、それから間もなく付き合いは解消した。 まあワタシの方がフラれちゃったんだけどね。

原因は他にもあったんだけども、このころのすれ違いが一番大きかったんだと思う。

32才の冬。 
あれ以来、このヒトとなら一緒になってもいいかな・・と思えるようなフィーリングを感じた彼女とは巡り合えず、今に至ってる。





初めにも書いたように、ミスチルのシングルの中でも、素直な曲だよね。
2001年10月期のフジテレビのドラマ
「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」の挿入曲としても使われていたこの曲だけども、このドラマの主題歌が同じくミスチルの「youthful days」。
曲調もあってか、どちらかといえば、この曲に隠れたような存在ではあったんだけどね、当初は。

そういうこともあってか、売り上げ枚数は「youthful days」を20万枚近く下回っていたりする。

ただ、個人的には、↑に書いたようなエピソードもあって、未だに残っているのは、断然この「君が好き」の方だったりするんだよね。


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君がいた夏 / Mr.Children

1992_09_君がいた夏_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「君がいた夏」Mr.Childrenでする。

まずはデータでする。

・タイトル    君がいた夏
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children 小林武史
・リリース日   1992年8月21日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 69位
・売上げ枚数   2.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 52位

どうも、ここ何日か体調がすぐれない筆者だったりします。
朝晩になると、空咳が頻繁に出てきたり。。。。
あるいは、コロナに感染しちゃったかなぁ・・・とも思ったりもしたんだけども、熱はないし、食欲も普通にある。どうも、急性アレルギー性の気管支ぜんそくに罹ったようだ。 
先日、毎月通ってる持病の痛風の診察の際に、かかりつけ医に相談の上、気管支を広げる薬と咳止め薬はもらってきたんだけども、今一つ、よくならんのね。
しばらく様子を見て、改善しないようならば他の呼吸器科に相談しようと思っています。

・・・なんて言っている間に、今年も夏が終わっていきますな。
ここ数日、残暑が振り返したと思ったら、今日なんかは、涼しかったり。

毎年の事なんだけども、この時期になると「夏の終わり」の曲をなんか引っ張ってきたいなぁ・・とし思ったりするんだよね。

で、真っ先に浮かぶのが、件の山下達郎氏の「さよなら夏の日」だったりするんだけども。。。

でも、いつかも書いたように、今となっては、夏の終わりの超定番曲なこの曲、実は、リリースもヒットも、今の時期じゃないのよ。 リリースは5月だったりするしさ。。。

なので、「今の時期のヒット」には当たらないんで、引っ張ってこれない。。。。

まだ書いてない曲で、「夏の終わり」を彷彿とさせる曲は、他にないもんかねぇ〜。

・・・と考えてたんだけども、ありましたわ。


Mr.Children  「君がいた夏」。

いまや押しも押されぬ、超ビッググループとなった、ミスチルの記念すべきデビューシングルだ。

ヤマタツの「さよなら夏の日」ほどは、超定番ではないけども、

♪ また 夏が終わる もうさよならだね〜 ♪  というサビの歌詞から、もろ夏の終わりを象徴とする曲には変わりない。

リリースは1992年8月21日。 歌詞にそぐわず、夏の終わりのヒット曲に間違いない。

しかしね、いまや押し押されぬ〜 超ビッググループのデビュー曲を、今まで書いてなかったわけで。。。

なぜ?

理由は簡単で、今でこそ「超ビッググループ」であるミスチルも、デビュー曲であるこの曲の頃は、ほとんど無名だったからですわ。

なにせ、オリコン最高69位だからねぇ〜。

今では考えられないほどの低調ぶりなんだけども、そのくらい、まだ無名だったんだよね。

ワタシも、この曲がリリースされた、92年当時は、ミスチルの存在は全く知らなかった。

でも、そんな、まだ無名だったミスチルを、当時からNext  Breakerに推してた人がいるのよ。


何を隠そう、当時、ワタシが属していた、自主サークル「オリコンチャート研究会」でいっしょに活動していた、コバヤシ君。

彼は、サークル結成当初から先見の明があるっていうのかなぁ。兎に角、これからブレイクしそうなアーティストを掘り起こすのに長けてたんだよなぁ。 彼が、次に来るって言ってたアーティストは、それまでもほとんどブレイクしてきてたから。

あれは、確か1993年正月に、ワタシんちで、恒例のサークルの新年会を開いたときに、「今年(1993年)ブレイクしそうなアーティストは・・・・」っていう話になって、 それぞれ何人かずつ上げていったんだけども、コバヤシ君は、 迷わず「ミスチル」を挙げたのよ。

絶対に、この人たちが来るって断言したのを覚えてるなぁ。

でも、1993年頭の時点で、ワタシ、まだミスチルって知らなくてさ。 半ば「はあ?」って感じで聞いてたんだけども。。。。

コバヤシ君は当時、「日本レコードセンター」に勤務していて、白盤とかよく聴かせてくれたんだけど、その中にミスチルもあってさ。 確か2ndシングルの「抱きしめたい」だと思うんだけども、聴いてみた。

でも、あの時点では、今一つピンとこなかったんだよな、ワタシ。 カラーとして1993年っぽくなかったら。

たしかに瑞々しさはあるんだけども、少し洋楽っぽいなとは思ったのを覚えてるな。 でも、あの当時は、まだ、既存のヒット曲っぽい、分かり安いキャッチーなメロディが主流だったからさ、これは主流ではないな・・っていう思いが強かったのかもしれない。

それから、1年もしないうちに、4枚目の「CROSS ROAD」で大爆発しちゃったじゃん。

うわっ、本当に来た・・・。 ってビックリしちゃってね。

コバヤシ君の眼力は、これは凄いな・・・と感心するのと同時に、これからブレイクしそうなアーティストを掘っていくっていうのも、面白いかもなぁ・・・って思ったんだよね。

それまでは、あくまで、ベストテン番組を通して、ブレイクしてきたアーティストを追いかけるってだけだったからさ。

聴き方が広がったっていうのかなぁ、 次はだれが来そうっていう意識の広がりだよね。

「CROSS ROAD」が大ブレイクしたあと、改めて遡ってミスチルを聴いてみた。 恐らくそのとき初めて、この「君がいた夏」を聴いたと思う。

その時、コバヤシ君が、次はミスチルが来るって言った意味が、分かったような気がしたんだよなぁ。

当時ヒットの主流だった、誰にでも分かりやすいキャッチーなメロディ。

ただ、でも、やっぱりあの当時のカラーは感がなかった。 けど、結果的には、「次の主流」となるカラーを持ち合わせていたんだよね。

これは、ある種の勘としか言えないんだけども、 「あ、これ」っていう感覚を感じる時ってあるんですよ。 どこか懐かしいんだけども、実際的には今まで無かった新しいカラー、匂いを感じる、独特の感覚。

これを感じた時に新しい波が来るんだよね。

まあ、これは、本当に感覚的なところでしかなく、文字ではうまく表現できないのが歯がゆいんだけどさあ。

コバヤシ君って、この感覚というか嗅覚に長けてたんだろうなぁ。

不肖ながらワタシも、「CROSS ROAD」の後、遡って、この「君がいた夏」を聴いたときに、まさにそんな感覚を感じたのよ。

ぱっと聴き、どこか懐かしい感じがするんだよ、この曲。
でも、実際的なところ、この曲以前にこの曲のようなカラーの曲ってなかったんだよね。 だから、瑞々しい新鮮さを感じるし。

ただ、惜しいかな、全体的なインパクトがまだまだ弱い。 そこが今一つヒット戦線に乗らなかった要因なんだろうな。


まあ、僕の場合は、次にミスチルがくるって断言したコバヤシ君が羨ましくもあり、ミスチルのブレイクを事前に見抜けなかった自分が悔しくもあったりしたんだけどさ。

で、自分もこういう感覚を持ちたいと思ったんだよね。 

以来、これからブレイクしそうなアーティストを掘っていくような聴き方をしていったわけなのよ。
そういう聴き方が、後に「着メロ」のセレクターの仕事にむずび付いたわけなんだけどさ。

ただ、確証はなかったんだよね。 その後も、出来る限り「これから来そう」って曲を意識的には聴いてきたつもりなんだけども、空振りっていうのも多かったしさ。

いや、それは、今もそう。

そこそこ「あ、当たった」と思ったのは、以前書いた、平原綾香の「Jupiter」と大塚愛の「さくらんぼ」ですね。

ただ、これらの曲でさえ、ミスチルの時に感じたほどの確証っていうのは、なかなか得られなかったんだけど。。。。

でも、あれから四半世紀、この「君がいた夏」を初めて聴いたあの時と全く同じ感覚を感じた人たちが出てきた。それが実はヒゲダンだったんだよねぇ。

そそそ、ヒゲダンがまだ、メジャーデビュー前に聴いた「LADY」。 これ初めて聴いたときは「ビビビ」と電流が走ったもの。 真っ先に感じたのが、そうミスチルの「君がいた夏」を聴いたときの、あの感覚ですわ。

同時に、もしかするとこいつらは「凄いかも」と、真っ先に「キニナル曲」に書いたのを覚えてるな。

まさか、ここまでのビックバンドまで昇華するとは、思っても見なかったけど。。。。

もっとも、ミスチルだって、「CROSS ROAD」を聴き、遡ってこの「君がいた夏」の曲を聴いたときも、現在のような「超ビッグバンド」まで昇華するとは思っても見なかったんだけどさ。




だけど、あれから30年近く経とうとしているのに、この曲のメロディは、いつ聴いても切ない。
どうして、夏の終わりっていうのは、こうも切ないんだろうねぇ。

そういえば、この間だれか言ってたけど、季節の区切りとして、「〜の終わり」ってつける季節は夏だけですわ。 春の終わりとも秋の終わりともあまり言わない。 今の時期〜夏の終わりっていうのは、それだけ特別な季節なんじゃないかな・・・と思うわけなんだよね。


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シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜 / Mr.Children

1995_09_シーソーゲーム_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」Mr.Childrenです。

まずはデータです。

・タイトル     シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜
・アーティスト   Mr.Children
・作詞       桜井和寿
・作曲       桜井和寿
・編曲       小林武史 & Mr.Children
・リリース日    1995年8月10日
・発売元      トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  181.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1995年8月21日〜10月23日付

台風21号の被害に遭われた方にはお見舞い申し上げますが、台風の影響で、早く会社が引けたので、平日に書いてる1曲セレクトです。
 本当は、こういう天気でもあるし、曇り空っぽいマイナーな曲でも持ってこようか・・と思ったんだけど、思いついた曲が81年の曲。 でも、81年の曲はこの間書いたばっかだなぁ・・と思いーの、全く天候とは関係のない曲を引っ張ってきてしまいました。

Mr.Children 「シーソーゲーム」。

ま、この曲もずっと引っ張ってこようと思いつつも、長い事「塩漬け」にしてた曲なんだよな。
理由としては、個人的にヒットした時期を間違って記憶してたってのが一つ。 うん、この曲ヒットしたの1995年の「7月」だとばっか思ってたんだよね。で、調べてみたらリリースが8月じゃんか。 ヒットは8月末から9月。ちょうど今頃がヒットのピークだったんだよな、実際は。

うーん、そうだったかなぁ・・・・。 なんかさ、この曲って「真夏」っていうイメージがあったんだけどなぁ。 95年の今頃は、マイラバの「Hello Again」とか・・・。 と思ったら、「Hello Again」もヒットしてたの9月〜10月だったんだな。。。。 

うーむ、どーも1月ずつずれてるな、感覚が・・・。 「Hello Again」は、夏の終わりの「気だるさ」を感じるし、仕事サボって、CD屋の店頭で聴いたの9月の初めだったと思ったんだけどなぁ・・・。


おっと、話がずれたね。

ミスチルの「シーソーゲーム」。 この今まで引っ張って来ていなかった、もう一つの理由は、以前「Tomorrow never knows」書いた時、この曲良くないって風に辛口に書いて、ミスチルファンの総攻撃を受けたからなぁ。
ミスチルファン、怖いのよ。うっかり口を滑らすと、すぐに炎上するからさあ。 
以来、どうもミスチルの曲、書きづらくてね。 ・・・だから、意外と、まだ書いて無い曲が溜まってるんだよな。

でもね、今になって弁解する訳じゃないけど、必ずしも「Tomorrow never knows」がキライな訳じゃないんだよなぁ。逆に言えば、当時聴き過ぎたこともあって、今となっては食傷気味なところがあるんだよな。
ま、そんな事で、ちょっと辛口で書いた訳なんだけども。

ミスチルの曲で嫌いな曲ってないんだよな、基本的には。特にブレイク後、96年くらいまではシングルは必ず買ってたしさ。

その中で、初聴で「あ、これいい」と思ったのが、今回の引っ張ってきた「シーソーゲーム」だったかなぁ。
「innocent world」にしても、最初は良く分かんなかったんだよね。でも、聴きこんで消化して行くうちに良さを理解出来たって感じなんだよね。

ミチチルの曲って意外と消化するまでに時間がかかるんだよ。 だから、初聴で「あ、これはいいね」って思う曲って少ない。表面的にどこか見えない壁のようなものがあるんだよな。 

でもさ、この「シーソーゲーム」は、初聴から、「これはいいぞ」と思ったな。 いい意味で力が抜けてんだよな、曲全体的に。 
1曲前が「【es】」って、重くは無いんだけど力が入った曲だったじゃん。 眉間にしわを寄せてシャウトするような。ま、個人的にこの曲好きなんだけどさ。

でも、この「シーソーゲーム」は、Aメロからしてそう言うところが無かったしさ。

Aメロ出だしの ♪愛想なしの君が笑った、そんな単純な事でついに〜 ♪ ってあるけど、これって、当時、「開運!なんでも鑑定団」のアシスタントだった、吉田真由子のことだよな・・・とか思ったり。

そそそ、愛想無しで通ってたじゃん、吉田真由子って。 いつもムッとした表情で。なかなか笑わなかったし。

だとしたら、桜井氏も意外とミーハーだよなぁ・・・いい意味で、とか思ったりね。

ちなみに、桜井氏曰く、歌詞が何言ってるのかわかんないんで、歌うのが恥ずかしい・・・とライブでは、あんまり歌わないんだとか。。。。

2005年にROCK IN JAPANらミスチルが出た時、この曲期待してたんだけどさ、やっぱりやんなかったもんな、そう言えば。



なるほどElvis Costelloね。。。どうも、個人的にはCostelloっていうと「She」のイメージが強くて、気がつかなかったんですけど。。
でも、「シーソーゲーム」自体のサウンドはもっと古いよなぁ。 60年代のマージービートっぽいけどね。

・・・あ、だから、個人的にはこの曲は初聴で「これはいいぞ」と思ったのもかもな。マージービートとかさ、この手の「音」が一番安心するんだよね。




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Replay / Mr.Children

1993_07_Replay_Mr.Children


今回の1曲セレクトは、「Replay」Mr.Childrenです。

まずはデータですっ

・タイトル     Replay
・アーティスト   Mr.Children
・作詞       桜井和寿
・作曲       桜井和寿
・編曲       小林武史 Mr.Children
・リリース日    1993年7月1日
・発売元      トイズファクトリー
・オリコン最高位 19位
・売上げ枚数  8.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 26位
・タイアップ:グリコ「ポッキー」CM曲

暑いっす どうにかなんないですかねこの暑さ。 昨年の夏が近年の中では比較的涼しい夏だったんで、余計堪えますな。
今の時期でこの暑さだったら、1か月後はどうなってるんでしょ 完璧に夏バテしてるんだろうねぇ。

こー暑いと、涼しい曲を持って来たい・・・と思うのは人の常って奴で・・・。 でも、ワタシゃ、ちょっとひねくれ坊主なんで、涼しいといっても、曲自体が涼しい訳ではなく〜の、涼しい夏、そそそ「冷夏」だった年の曲を持って来たいですね。

Mr.Children 「Replay」

この曲、覚えてますかぁ〜、今から四半世紀前、1993年の今頃のヒットですよ〜。

そそそ、この年1993年は「冷夏」だったんですねぇ。 まあ、普通は覚えてないなぁ・・・って思われるもんなんだろうけど、個人的には、この年の夏はよく覚えてる。 就活の年でもあり、卒業研究をやった年でもあるから。

生き物学科なんて行ったワタシは、卒研で「カゲロウ」の棲み分け分布の研究で、毎月、日光の方の川まで出かけてフィールドワークをやってたんだけどさ。夏、冷夏による長雨で、川が増水して、フィールドワーク地点が水没・・・、結局いいデータが取れなくて苦労したんだよな。

そんな頃ヒットしてた1曲が、このミスチルの「Replay」って曲ですわ。

うん、まだ、本格的なブレイク前でしたねミスチルも。 どちらかと言えば、あまたいたバンド勢の中、その他大勢・・・の部類だったと思う。

でも、個人的にはちょっとツバを付けてたんだよね、ミスチルって言うヒトたちに。

曲が気に行ったとかそう言う訳ではなく、このヒトたちは果たして売れるのかどうかって言うのが気になってたのよ。
 
・・・というのも、この当時、「オリコンチャート研究会」なる自主サークルを結成していてさ。なんせ大学生だったから暇だったからさ、メンバーとしょっちゅうつるんでたんだよな当時。

で、当時既に「レコードセンター」に就職していたメンバーが、「ミスチル」は凄いって言い始めたのよ。 確か、この年、1993年が明けてすぐの頃だったと思う。 その頃は、まだ、個人的にはミスチルなんて知らなかったからさ、「なんだ? それ?」ぐらいにしか思わなかったんだけど、ま、そのメンバーが推す訳よ。「今年中に絶対ブレイクする」って。

その人は、「レコードセンター」に勤めていたこともあってか、兎に角、先見性の明があったんだよね。それまでも、その人が売れるっていう連中はブレイクして来ていたし。。

ならば、ちょっと乗ってみるか・・・ってことで、ツバを付けてた訳よ、ミスチルには。

それから半年くらいが過ぎ、この曲がリリース された訳なんだけどさ、初めてミスチルの曲を聴いたのが、この曲だったんだよな。

どれどれ、今年絶対にブレイクするっていう、ミスチルとやらの連中ってどんな曲なんだ? ちょこっと聴いてみるか・・・ぐらいで・・・。正直、そんなに期待してなかったんだよ。

実際に聴いてみて・・、まあ確かに悪い曲ではないと思ったけど、かといって、ホントにこれでブレイクするの? っていう印象の方が強かったのを覚えてる。

なんかさ、今一つ掴みどころを感じなかったんだよな。 どことなく軽いしさ。決してウレセンな曲・・・とは思わなかったんだよね。
 この「Replay」と同時にチャートを上がってきた曲に、コルベッツ「瞳を僕にちかづけて」ってのがあってさ。個人的には、こっちの方がウレセンだよな・・・って思ったもの。

イントロのシンセの音色、あるいはサザンの前年の大ヒット「涙のキッス」からパクったよね・・・というシンセフレーズから、小林武史氏が「推してるんだ」っていうのは、分かったけどさ、どうも、ワタシと同い年の「小倅」のような印象の方が大きかったのかも。
そそそ、「カリスマ」感はまるで無く、学生バンドの延長のような存在っていう印象の方が全然デカかった。

それが、まさか、そのすぐ後、本当に「国民的」な超カリスマバンドに化けようとは、この時点では、まーったく想像もつかなかったですわ。

たださ、もしね、サークルメンバーの彼が「絶対にブレイクする」って言いきった頃、ミスチルを聴いてればちょっと印象が違ったかもしれない。
そそそ、最初に聴いた曲がこの「Replay」の1曲前の「抱きしめたい」だったならば・・・って事だね。
結局、「抱きしめたい」は、この後「CROSS ROAD」が大ブレイクした後に聴くことになるんだけど、これは「完成」された曲だなって思ったもの。 なるほどこの曲であれば、サークルのメンバーもゼッサンするのも分かるな・・と。




ほら、やっぱり小倅って感じでしょこの頃のミスチルは。全員垢抜けないし。
まあ、確かに今見ると新鮮な感じはする。少なくとも、今、桜井に、こういう新鮮味がある曲を作ってくれといっても、なかなか作れないだろうしね。

そんな今となっては、ミスチルの曲の中でも手垢の少ないシングルという点では、推し曲だったりもするんけどさ、この曲。


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空の下で / MY LITTLE LOVER

1998_02_空の下で_MY LITTLE LOVER


今回の1曲セレクトは、「空の下で」MY LITTLE LOVERです。

まずはデータですよ〜。

・タイトル    空の下で
・アーティスト  MY LITTLE LOVER
・作詞      小林武史
・作曲      小林武史
・編曲      小林武史
・リリース日   1998年1月21日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数  11.9万枚
・THE HITCHRT HOT30最高位 11位
・タイアップ:日産「ウイングロード」CM曲

今日は1日天気がぐずついていたけど、昨日は雲ひとつない綺麗な晴天でしたな。ここの所、北風が冷たい日が続いていたけど、昨日はそんな風もおさまって小春日和だったし。

こういう日は外に出たい。

・・・というかね、ここの所、「遅ればせ」ながら、「ポケモンGO」に嵌まってまして 。。。

昨日のような天気がいい休日は、「ポケストップ」が多く存在する、千葉市の公園に毎週通ってたりするんだよね

もちろん、昨日も行ってたんだけどさ。  まあ、半分は「健康」のためって言うのもあるんだけどさ。公園って言っても割とでかくて1週4〜5kmあるからさ。ポケモンGoやりながらと言っても、結構いい運動になるんですよ。

でぇ、今回の1曲セレクトは、昨日のように、気持ちのいい小春日和の晴天な日に聴きたい1曲をひとつ。

MY LITTLE LOVER 「空の下で」。

この曲、去年もそうだったけど、今頃書こう書こうと思ってて、いつも時期を逸しちゃうんだよな。なので、今のうちに書いておこう・・と思っていたんだけど。。。

で、まあ、本来なら、天気の良かった当日だった、昨日書けばよかったんだけどね。 運動したおかげか、夜、ついつい、ウトウトと寝ちゃったんだよな。。。

なので、1日遅れで。。。

いつも書く時期を逸しちゃう・・・って事なんだけども、この曲、ヒット時期が短かったんだよな。
売り上げが11万枚そこそこだったでしょ。 ま、数字だけみれば、そこそこな売り上げとも思えるんだけども、マイラバの中では、それほどの大ヒットでは無かったし、なにより、メガヒットな時代のピーク時だったかんね。この曲がリリースされた1998年は。11万枚そこそこのヒットは、珍しくもなんともなかったんだよね。
 
まあ、そんな訳で、ヒット期間もきわめて短かった訳で、いつも、気がついたらヒット時期が過ぎてたんだよな。

それ以前に、この曲が1月21日リリースで、2月の今頃がヒットのピークだったってことからして忘れてる事が多かったんだけどさ。

この曲、気持ちいい晴天の日に聴きたくなるような曲ということからも、ホント気持ちいい曲なんだよね。

Aメロ出だしの ♪ 自転車が回転する〜 坂道を登りきると視界が開けてく〜 ♪ ってところからも、本当に自転車をこいで坂道を登りきると、青空の下に視界が広がって行くような光景が浮かんできたりしてさ。

そうだな、この曲はドライブをしながら聴きたい・・・というよりも、自転車を漕ぎながら聴きたい1曲だよなぁ。

遠い昔、ワタシが小学生の頃は、自転車小僧でさあ、学校から「子供だけで学区内から出てはいけません」ってキツク言われてたんだけども、そんなもん全く眼中になくてさ、一人で、自転車でよく遠乗りしてたんだよね。

うん、あの頃から、天邪鬼だったんだよ、ワタシ。 ヒトに言われた事に従うのがやなんだよな、ワタシはワタシの判断で行く・・・っちゅうかね、カッコよく言えば。 まあ、サラリーマンには向いてない性格ですよ。

あ、また話がずれた。。。

そそそ、そんな子供の頃、自電車で遠乗りしてた頃、坂道を上切りきって、一気に視界が広がった時に見えた光景が、広がるんだよね、この曲を聴くと。
そうだ、この時も、昨日のように気持ちのいい晴天だったんだ。

だからなのかなぁ、この曲を聴くと、いつも懐かしい気分になるんだよな。

ま、上で書いたAメロの部分からして、優しい旋律でどことなく懐かしい気分にさせられてしまうんだけどね。90年代後半というよりも70年代後半から80年代初め頃に感じた、あの優しくて懐かしい感覚っていうのかなぁ。

いや、小林武史氏の書く曲って、同じように遠い昔感じたような懐かしい気分にさせらけるって言うところがあるんだけどね。 例えば、キョンキョンの「My Sweet Home」だったら、70年代前半、まだ幼稚園に上がるか上がらないかってころ、夕方、茜空の下、公園のラッパスピーカーから流れてきた「夕焼け小焼け」を感じたりね。
 この曲は、そこまでは古さは感じないんだけども、それでも、やっぱり、子供の頃に感じたようなノスタルジックな光景なんだよね、根本は。

小林武史氏が「受けた」っていうのは、そこなんだろうねきっと。ワタシだけではなく、多くのヒトがそんなノスタルジーを感じたからじゃないのかなぁ。


ただ、そうは言っても、この曲、売れなかったからなぁ。 そこが残念でね。
日産自動車の「ウィングロード」のCMで相当かかってた訳で、大体が方が聴けば分かると思うし、個人的にもCMの時から、この曲気に行ってたんだけどもねぇ。。。




いま、改めて歌詞を見ながら聴くと、この曲、「恋の終わり」の時の曲だったんだな。。。。
今まで、まったく意識して聴いてなかったワ。
いや、曲を聴いてる限りでは、ここまで書いてきたように、気持ちいい曲なんでさ。。。


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あなたに会えてよかった / 小泉今日子

1991_06_あなたに会えてよかった_小泉今日子


今回の1曲セレクトは、「あなたに会えてよかった」小泉今日子です。

まずはデータです。

・タイトル     あなたに会えてよかった
・アーティスト    小泉今日子
・作詞       小泉今日子
・作曲       小林武史
・編曲       小林武史
・リリース日       1991年5月21日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 105.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1991年6月3日〜9月16日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「パパとなっちゃん」主題歌

前回書いた中森明菜の「ジプシークイーン」もヒット当時は個人的に好きになれなかった曲だったんだけども、今回セレクトしてきた、この曲もヒット当時は、なんか今一つピンとこなかった曲なんだよなぁ。

小泉今日子「あなたに会えてよかった」

この曲がピンと来なかった・・・なんて書くと、一斉にブーイングが聴こえてきそうなんだけどさ。。。
なにせ、キョンキョン最大のヒットであり、唯一のミリオンセラーを記録した、この曲ですからねぇ。そんな曲をピンと来なかったなんてねぇ。。。

でも、どーも今一つキョンキョンの曲としては刺激が足りなかった・・・って言うかさあ。
少し前に書いた「Fade Out」もそうだけど、キョンキョンと言ったら、あんまり他のアイドルはやりそうもない、キョンキョンならではの曲世界があった訳じゃないですか。
独自路線っつうの?

だからこそ、キョンキョンであったわけでさ、聴いてるこちらも、納得できたんだよねぇ。

でも、この「あなたに会えてよかった」は、そこから見るとキョンキョンぽくないなぁ・・・っていうのが、当時の率直な感想だったんだよね。

しかもそう言う曲が、キョンキョン最大のヒットになったっていうのも、ちょっと納得できなかった・・・って言う部分もあったんだよな。


まあね、曲自体が悪いって言う訳じゃなと思うんですよ。
小林武史ならではの、昭和30年代〜40年代を彷彿させる様な哀愁漂うメロディ、サウンド。 そそそ、このヒトのサウンドってさ、例えば夕方5時になると、近所の集会所とかのラッパスピーカーから流れてくる「夕焼け小焼け」のような独特の哀愁感があるじゃん。
 それは、この曲にもバッチリ現れている訳で、そう言う意味では小林武史ワールド全開な曲ではあるんだよね。

あくまで、そう言う世界観が、キョンキョンに合っていたか・・・というと、個人的には物足りなさを感じてたって訳なんだよな。
 うん、このテの音楽であれば、キョンキョンじやなくても成り立つような気もするしさ。 その辺の物足りなさだと思うんだよな。


ところで、この曲のバッキングは、ギターが佐橋佳幸氏 ベースが根岸孝旨氏、キーボードはもちろん小林武史氏だけど、ちょっと前、佐橋佳幸氏がtwitterで暴露してたところによると、 この曲の編曲は小林武史氏となっているけど、実際は、ほとんどが、佐橋氏と根岸氏が行ったそう。
 だけど、実際のクレジットは小林武史氏になった挙句に、この曲で小林氏がレコード大賞、「編曲賞」を受賞したもんだから、根岸氏共々ブチぎれた・・・・そうな。。。

私自身の当時の感想もそうだけど、何かと曰くつきの曲ですわね。

ちなみに、主題歌となっていたドラマ「パパとなっちゃん」も見てなかったんだよな、ワタシ。
確か、田村正和氏が、キョンキョンのパパ役で、ダウンタウンのはまちゃんも出てたんだけども、その辺の出演者のTBSのドラマに飽きちゃってたってのが大きかったな。



実を言うとこの曲、「生」で歌っているところってあんまり見たような気がしないんだよな。
当時は、すでに歌番組も少なくなっていた訳で、レギュラーの歌番組と言えば「Mステ」ぐらいだったか
でも、その「Mステ」でも見た記憶が無いんだよな。
それにしても、キョンキョンの声、ザラザラですな。


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YES〜free flower〜 / MY LITTLE LOVER

1996_YES〜free flower〜_MY LITLLE LOVER







今回の1曲セレクトは、「YES〜free flower〜」MY LITTLE LOVERです。

まずはデータです。

・タイトル    YES〜free flower〜
・アーティスト  MY LITTLE LOVER
・作詞      小林武史
・作曲      小林武史
・編曲      小林武史
・リリース日   1996年12月2日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   45.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1996年12月16日〜1997年1月13日付
・タイアップ:映画「Swallowtale」挿入曲

 無機質な曲ってことで、この間もglobeの「SWEET PAIN」を引っ張ってきましたが、今回も「無機質」な曲です。
 
 ハイ、マイラバの「YES〜free flower〜」。

 うーん、まあ、正直、当時のマイラバとしては、オリコンで1位は取ったもののあんまり「メジャー」な曲として売れたわけではないから、もしかしたら忘れちゃっている方もいらっしゃるかもしれないけど、この年に公開された映画「Swallowtale」の挿入曲にも使われたから、そう書けば思い出した方もいらっしゃるかなぁ。

 兎に角、この曲イントロの最初の音から、最後の1音まで、あんまり曲の抑揚がないんだよね。ドラムなんて、最初から最後まで8ビート刻みっぱなしで、フィルインが一つも入らない。とっても無表情な曲ですわ。
 グワァーッと盛り上がるサビが普通な日本のヒット曲ではかなり珍しい構造な曲だわね。

それ以上にメロディがかなり特異な流れですわね。

Aメロ

♪言葉 ひとつ 重く 消えるよ ♪

までで、なんと16小節も使ってたりする。この「シロタマ」連続の曲のあまりにもゆったりとするメロディの流れと、BPM130のほとんど「普通」のビートとのコラボレーションっていうのが、不思議と新鮮な感覚を醸し出してくれるんだよね。

 うーん、それまであったようでなかったような不思議な感覚。
 まあ、それが、この曲のすべてでしょう。

ただ、そんなとってもメロディラインがシンプルな曲だけど、サビの部分はしっかり仕掛けてありますね。

例の ♪YES〜 YES〜 ♪ の部分。

最初は、小節の最初から「譜点二分音符」に続いて四分音符のアーフタクトから「シロタマ(全音符)へのタイ が基本なんだけど、大サビでは、これが、1拍早まって、前小節のアーフタクトから譜点二分音符」に続いて四分音符のアーフタクトから「シロタマ(全音符)へのタイへと。

 つまり、大サビでは♪YES〜 YES〜♪ の最初の「YES」が1拍早く入るんだよね。

 あーー譜面なら簡単なのに文章で説明すると面倒っちいな。。。

まあ、そんな感じで、「シロタマ」連続で、どうも単調になりがちな曲なんだけど、ちゃんとメロディラインのリズムに変化を持たして単調になるのを防いでいるんだよね。

 まあ、あんまり気がつかない部分かもしれないけど、この曲の面白さのひとつだと思いましたね。

 メロディが複雑な曲も、いいところはあるんだけど、こういう単純な曲なほど、騙しが効かないところがあるから、曲の出来不出来がモロ出るんだけど、この曲は、その中でも精巧な曲なんぢゃないかなぁ・・・思っているんだよね、個人的には。

 うん、意外かもしれないけど、マイラバの中では一番、好きなんだよね、この曲。


ジャケ写・・・。ネットから引っ張ってきたんたけど、およよ、初めて見るな。ピクボケな具合がいいですね。
・・・って、ワタシ家に音源(mp3)あるのに、もとは何から引っ張ってきただろう。
 十中八九レンタル屋のCDからダビングしたんだけど、このジャケ写は記憶にないなぁ。。。。




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クリスマス・ラブ〜涙のあとには白い雪が降る〜 / サザンオールスターズ

1993_12_クリスマスラブ_サザンオールスターズ






今回の1曲セレクトは、「クリスマス・ラブ」サザンオールスターズです。

まずはデータやで

・タイトル    クリスマス・ラブ 〜涙のあとには白い雪が降る〜
・アーティスト  サザンオールスターズ
・作詞      桑田佳祐
・作曲      桑田佳祐
・編曲      小林武史&サザンオールスターズ
・リリース日   1993年11月20日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   66.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1993年12月6日〜1994年1月10日付
・タイアップ:丸井「丸井クリスマス」CM曲


 さて、今日1日クリスマスソングを書いてきたけど、気がつけば「イブ」本番の夜となりましたな。
 まあ、ワタシんちは「仏教徒」ですから、「キリスト教」のお祭りには関係がないわけで・・・・などとボケておりますが、まあ、個人的には最近はクリスマスと言っても特別になにやるわけでもないですしね、特別な感慨はないです、ハイ。。。

・・・・と書きつつ、本心はさびしさ200%なんですけど


 それはそうと、少し前にも書いたんだけど、以前着メロの選曲をやってた頃は、クリスマスというと、さあて、クリスマスソングとどうすべなぁ・・・と毎年頭を悩ましていたわけなんだよね。
 
 正直言ってさぁ、もうね。ワムだの、マライアキャリーだの、ヤマタツなクリスマスソングはいい加減飽きたの。

 まあ確かに、どの曲もいい曲だし、さっきも「クリスマスイブ」聴いてて、「あ、やっぱりいいよな・・・」と半分思いつつも、あまりにも定番過ぎるじゃん。

 どっかひとつでも、この定番ラインをはずした「変化球勝負」なラインナップのクリスマスソングをそろえるところはいのかなぁ・・・と思いつつも、なかなかないんだよね。

うーん、まあ、考えてみれば、「クリスマス」っていう事で、ほんとにお祭り騒ぎなムードになってきたのって言うのも80年代に入ってきてからだし、ヒット曲で「クリスマス」っていう曲が出始めたのも、80年代に入ってきてから・・。複数出てきたのは90年代に入ってからだもんなぁ。

 それまでは、クリスマスっていったら、家でチキン食ったり、ケーキ食ったり、家で過ごすことが多かったもんね。


 だからそうそう「クリスマスソング」自体、たくさんあるわけではないんだよね。邦楽は。
 もちろん「舶来」なクリスマスソングはそこそこあるんだけどさ。
 まあ、そう考えると、毎年同じような曲になって来るのもしょうがないのかなぁ・・と思いつつ・・・。


・・で、自分でクリスマスの定番ははずしてセレクトすべきたよなぁ・・といいつつ、今回引っ張ってきた曲は「定番」だったりして・・・・(爆)


 クリスマスラブ  /サザンオールスターズ

 うーん、でもね、この曲は、正直言うとちょっと狙いすぎなんぢゃないか・・っていうのは、当時から思ったのね。
 サザンのクリスマスソングっていったら、個人的には「シャララ」か、この曲の前の年の「CHRISTMAS TIME FOREVER」のどちらかだと思っていたんですよ、当時から。

 うん、まだ、あまり世間的に「クリスマス」っていうムードでもなかった頃、さりげなくクリスマスムードを挟み込んだ「シャララ」、同じように気張らずに軽いイメージでクリムマスムードを盛り上げた「CHRISTMASTIME FOREVER」の方が曲のデキとしては上だと思っているしね。

 うん、どうもね、この曲は「クリスマスソング」として、ちょっと狙いすぎなんじゃないか・・・っていうわざとらしさをどうも感じるんだよなぁ。

 まあ、たしかに「丸井」のクリスマスシーズンのCMタイアップがついていたし、おそらく、このタイアップありきって言うところもあったんだろうから、こういう感じになったんだろうけどね。

 そういうこともあってか、イマイチ、受けが悪かったんだよね。オリコンでも1位は取れず3位止まりだったし、ベストテンキープも1ヶ月に留まっている。要するにクリスマスが終わった途端、♪ハイ、それまでよ〜 ♪って感じだったわけですね。


 などなど、いろいろ書いちゃったけど、さっき改めて聴いてみたんだけど、なんやかんやいうても、やっぱりいい曲だわ(爆)
かなり優柔不断なカキコになっちゃったな、今回は。。。
 

動画・・・毎度毎度書いてますが、サザン関連は動画が殆ど全削除になっているんで、当然、この曲もあるわけがなく・・・。 しょうがないんで「チュウゴク」のサーバーへリンク。

http://www.tudou.com/programs/view/9cq2oDbwKls

ま、積極的にはお勧めしないですが、音はクリアに聴けます。


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抱きしめたい / Mr.Children

Children



今回の1曲セレクトは「抱きしめたい」Mr.Childrenです。

まずは、データです。

・タイトル    抱きしめたい
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children、小林武史
・リリース日   1992年12月1日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 56位
・売上げ枚数   6.1万枚

 今回引っ張ってきた、ミスチルの「抱きしめたい」って言う曲。 ミスチル、デビュー2枚目のシングル。
 丁度、この曲が出た頃だから、今から23年前かなぁ。
あの頃は、オリコン読者同士で結成した、自主サークル「オリコンチャート研究会」が、一番活動している頃でさ、毎週のように集まっては、いろいろ新旧の音楽のことをあーでもない、こーでもないと熱く語り合ってた頃だったんだけど、メンバーのひとりが「次はミスチルが来る」って言い出したんですよ。

 でもさ、ワタシあのころ「Mr.Children」なんて、全く知らなくてさぁ、ほとんど聞き流してたんだよね。
 そしたら1年後、ほんとに「ブレイク」したじゃん。

 あれにはびっくりしたなぁ。いや、そのヒト、先を見越すのがすごかったんだよね、当時。
 このヒトが「来る」って言った曲は絶対きたもんなぁ。

 でさ、それまで、そういう聴き方をしてなかったワタシも少しずつそういう聴き方をするようになっていったんだよ。

 あ、これは、単に口惜しいからだったからなんだけど・・

 あのころとミスチルっていうと、この話のインパクトが強烈に甦るんだよねぇ。

 でもまあ、一応、こういう聴き方の訓練をしてたから、ワタクシの今があるって言っても過言ではないよなぁ。
 やっぱさ、仕事として音楽に関わっちゃうと、「ヒットの先読み」って言うのは絶対条件なんだよね。

 ま、最近は「次にブレイク」する曲は、各メディアが散々煽ってくれるんで、昔ほどは「カンとセンス」っていうのは重要じゃないわけなんだけどさ。


 だけどさ、この曲は、じっくり聴いてみるとホントにいい曲なんだよね。
 「くそー、なんで、こんないい曲を自分で発掘できなかったんだ」という口惜しさと、同い年のやつらが何でこんないい曲を作れんだ」っていう口惜しさが重なるんだよなぁ。

 まあ、たしかにプロデューサーの小林武史氏の力がでかいということが分かってはいても、桜井のこの感情豊かなメロディラインはやっぱり天才なんだよなって認めるしかないよなぁ。

っていうのが、この曲聴くたび毎回、にじみ出るんだよなぁ、私の脳裏に。


 でも、こんな名曲がオリコン最高56位とはねぇ。やはりいくら曲がよくても埋もれちゃう曲ってあるんだよなぁ・・っちゃう結果ですわねぇ。

 逆に考えると、埋もれてるいる名曲もまだまだあるっていうことなんだけども。

 それを発掘するって言うのは、これからのうちらの仕事なんだろうなぁ。

 あ、そうそう、大昔、オリコンウイークリー(現「オリスタ」)にあった「スリーパー」っていう発掘コーナー。あれが、今後は重要になってくる気がするんだよねぇ。
 

 ちなみに、↑でかいた先を見越すのがすごい方は、今は退職されたけど、以前は某大手CD卸会社に勤務されていたんだよね。
 結局「先物買い」については頭上がんないですねぇ。逆に80年代前半までは私のほうが強いんだけど・・・。




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Tomorrow never knows / Mr.Children

Children






今回の1曲セレクトは、「Tomorrow never knows」Mr.Childrenです。

 まずはデータです。

・タイトル    Tomorrow never knows
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      小林武史 & Mr.Children
・リリース日   1994年11月10日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   276.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1994年11月21日〜1995年2月20日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「若者のすべて」主題歌


 いつもの如く、さて、今回の1曲セレクトは何書くべな・・・と思いつつ、頭の中でシミュレーションしたりして・・・。
 で、2、3曲候補は上がるものの、どうも、「気分」にあわねーな・・・なんてボツにしたりして。。

 で、最後に上がってきた曲が、ミスチルの「Tomorrow never knows」だったりして。。
 うーん、ミスチル「最大」のヒット曲をいままで、「放置」してたとは・・・。 でも、OK OK 今の私としてはちょうどいいわ。

 この曲なんで、こんなにヒットしたんだろう? 

 当時、個人的にはそんなこと考えてたりしたな。うん、曲としては悪いできぢゃない。むしろ、完成度が高い曲といえる。
  
 けど、インパクトという点では、やっぱ、この曲の前の「innoecent world」の方が何倍も高い・・・って思ってたからなぁ。

 この曲、よく出来ていると言える・・・けど、「innocent world」に比べると、どうも今ひとつ垢抜けなさを感じてたんだよな、当時。
 あ、それは今もそうかも知れない。確かにサビのインパクトは、ミスチルらしさがでてるし、いつものキャッチーさもある。

 でも、なんか、ちがうんだよなぁ・・・。 うーん、でも、明確な答えが出てこないのよ。
 個人的には、この曲の1ヵ月後にリリースされた「everybody goes〜秩序のない現代にドロップキック〜」の方が何倍も好きだった。

単純な「恋愛ソング」ではなく、社会風刺ネタな曲だったし、だから、AOR的なイメージしかなかったミスチルに「ロック」を感じたりしたし。。


 そそそ、この「Tomorrow never knows」って、結局さ「月9」の主題歌だったじゃん。そのあたりになんか「腹黒い」物を感じてたりしたんだよな当時から。

 結局、「月9」のチカラだよな・・・みたいな。。

 この曲の売り上げ枚数は276.6万枚。 ただ、果たして「月9」の主題歌でなかったら、ここまで数字が伸びたか・・・というと、ちょっと疑わしい。
 ま、疑わしいだけで、それでなくても、もしかすると、200万枚そこそこは行ってたかもしれない。 なんせ、当時、ミスチル人気は急上昇の「途」にあったわけだし、ワタシのランクで恐縮だけど、7週連続1位(実際は年末年始の2週集計も含まれるから8週連続)っていう、ミスチルとしては、最多の1位獲得曲にもなってたりする。

 それだけ、当時の人気はすごかったわけなんだよね。

 それと、曲のクオリティのアンバランスさっていうのかなぁ、なんか割り切れないものを感じてたりしたんだよなぁ。

 
・・・なんて、表向きの理由かなぁ・・。 ウラの理由としては、「同級生」にあたる、桜井と比較して、なんで、ジブンとこんなに違うねん・・・なんて「嫉妬」してたのもあったりして。。。あせあせあせあせ


 ただ、タイトルは気に入っているのね。

「Tomorrow never knows」

 明日のことは(だれも)わからない。

 そのとおりだよね。今の個人的な考えだったりして、これって。
だから前向きに生きていかなきゃ・・・ってことだよね、きっと。



このPVは、当時何回も見たよなぁ。
それにしても、この曲から、21年も経ったんだな。なんか、そのことのほうが変な感じだったりして。。
 マジでつい最近だもの、感覚からして・・。 そういえば、既にワタシャ「社会人」だったんだよな、この頃。そう考えると、なげーこと社会人やってるよなぁ
すでに自分のチャートも毎週作ってたし、今となんら変わりない生活だったんだけどねぇ・・。
強いて言えば、まだパソコン弄ってないし、ましてやインターネットは何者だ? 頃ですね。

まあ、年は取ったわな・・・。この曲の頃はさすがに若かったもんね。25歳。
カラオケボックスに入り浸り、スターボウリングを見てはボウリング上に入り浸り。そうそう競馬に一番のめりこんでたかなぁ、この頃。そう言えば94年の秋のG1は10戦8勝だったんだっけ。この年は結構儲けてたんだよな競馬で。毎日日刊スポーツ見ては赤丸付けてたもんなぁ。酒もまだ、随分飲んでた頃だわ。そして、痛風の「つ」の字も知らない頃。。。。冷や汗



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