かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

安全地帯

じれったい / 安全地帯

1987_05_じれったい_安全地帯



今回の1曲セレクトは、「じれったい」安全地帯です。

まずはデータです。

・タイトル    じれったい
・アーティスト  安全地帯
・作詞      松井五郎
・作曲      玉置浩二
・編曲      星勝、安全地帯
・リリース日   1987年4月21日
・発売元     キティ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   12.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1987年5月4日〜6月1日付
・タイアップ:太陽誘電カセットテープ「That's」CM曲

テレビの歌番組からカセットに録音するとき、ラジカセをテレビの前において録音した。
ワタシらの世代では、かなりの方がやった経験があるんじゃないかなぁ。

うん、ライン録音なんか知らないからさ、ラジカセを直接テレビの前においてさ、歌の部分だけ録音したりして。。。

録音最中に電話が鳴ったり、オヤジが「へたくそ!」なんてヤジを飛ばしたりして、それが録音されちゃっりしてさ。。。

もちろん、ワタシもやってしましたよ。ベストテンから新曲がランクインするたびに録音してさ。

録音を始めたのが1979年2月だったかなぁ。最初はコレクションするつもりは毛頭なくて、あくまで曲を覚えるためだったんだよね。 それがいつの間にか曲をコレクションするために変わったりしたなぁ。

いつかも書いたけど、あの当時、レコードは高かったんでおいそれとは買えなかったし、始めたころはレンタルもなかったし・・・。ましてやサブスクなんてあるわけがなし。。。

結局、「ヒット曲」をコレクションするには「ベストテン」から録音するのが一番手っ取り早かったんだよね。

もっとも、ラジオセの内臓マイクで録音するから、音はモノラルで音質もよくなかったし、↑でかいたようにいろいろ雑音も入っちゃったりしたけどさ。それでも当初は満足だったのよ。

ただ、中学生にもなって、みんなラジオを聴き始めると、ラジオからエアチェックし始める人が増えたんだよな。FMから録音すればそこそこ音が良かったし。。。

でも、ワタシはといえばベストテンからの録音を続けてたなぁ。

あの頃は、一つのことをやりだすと、他のやり方を考えられなかったんだよな。。。頑なというか保守的というか・・・。

そんなことをするうちに、音的にも満足しなくなってきたんだよね。

80年代も中盤になると、曲時代のデジタル化が進んで、モノラル音質だと物足りなく感じちゃったりしてきたのよ。 曲によっては、全く違った印象に感じちゃったりしてさ。


今回引っ張ってきた曲は、そんな感じで、当時ベストテンから録音して、全く満足できなかった曲を一つ。

安全地帯「じれったい」

この曲は今から36年前の1987年のちょうど今頃ヒットしていた、安全地帯15枚目のシングルですわ。

wikipediaを見ると、ブラコン(Black Contemporary)、デジタルファンクに分類されているように、エッジが立った硬質かつ鋭角的なサウンドに、タイトなビートが絡んだミディアムチューン。

かっこよく書けばよ。 

まあ、あの頃、80年代後半の軽薄短小な時代の音楽トレンドを象徴するようなサウンドの曲ですわね。

それまでの安全地帯って、玉置浩二のたっぷりとしたボーカルを中心とした、ミディアムバラードを中心としたバンドだったから、こういうエッジがたったタイトなビートの曲っていうのは、少なくともシングルでは、それまでなかったような気がするな。

確かに、それまでも85年の「熱視線」とか、86年の「プルシアンブルーの肖像」のようなややエッジがたったアップビートな曲はあることはあった。

けど、この曲ほど、ブラコンの匂いが強い、さらにタイトなビートの曲ってほどではなかったしさ。

いや、この曲が出るまでの時点では、やっぱ、バラードの安全地帯っていうイメージの方が強かったのよ。少なくとも個人的には。


だからなのかなぁ。 この曲は、ヒット当時は、理解できなかったんだよなぁ。。

そもそも、この手のエッジがキツイ硬質で鋭角的なサウンドが、あの頃は生理的に受け入れられなかったのよ。

いや、今から思えば、本当の音でちゃんと聴いてなかったのもあるんじゃないかなぁ・・と思うのよ。

そそそ、↑で書いたように、あの頃、まだ、ベストテンから録音した「モノラル」の音で聴いてたからさあ。

モノラルで聴くと、音そのものが大分削られてしまうんで、本来の曲の良しあしが伝わってこないのよ。

この「じれったい」のほんの少しあとにヒットした、C-C-Bの「2 Much I Love U」なんかは、もろそうだったな。

後年、CD音源と、ベストテンから録音したモノラル音質の「2 Much I Love U」を聴き比べると、全く別物だったもの。曲自体が。。。

この「じれったい」もそうだったと思うんだよね。 

いや、他にも当時の、いわいるニューウェーブ系といわれた曲の多くって、生理的にダメだったんだけども、そんな風に「本当の音」でちゃんと聴いてなかったんで、本当の曲の良さを感じ取れなかったんじゃないかな・・・なんて、今になって思ったりして。

もっとも、これら、ブラコンやニューウェーブ系の音を咀嚼するほどの理解力もなかったっていうのも大きいんだけども。。。。


前回のブラピ「タイミング」の時と同じように、だからという訳ではないんだけども、今になって、この頃・・・80年代後半・・・のニューウエーブ系の曲をちゃんと聴き始めたりしてる、ワタシだったするのよ。。。 さすがに、あれから37年、その間にいろいろなヒット曲を聴き続けて、
あの当時に比べれば、この手のブラコンなどのニューウェーブ系な曲を咀嚼できるくらいの理解力はついたと思うんでさ。。。




この間のテレ朝「ニンチド調査ショー「昭和世代が伝えたい名曲・スポーツ名場面!」」の同年代で歌のうまいと思う男性アーティストで、玉置浩二氏が60代のNo.1に選ばれてましたね。

まあ、同業者のアーティストの皆さんが、こぞって玉置氏のライブに行きたがっていると聞くし、ミュージシャンも惚れる歌唱力をお持ち・・というのは、誰もが認めるところだろうな。

それは、玉置の代名詞ともいえるバラードは言うに及ばず、この曲のようなアッパーな曲でも発揮されてますよね。

ただ、個人的には、この曲を改めて聴くと、歌の巧さよりも、そのセクシーさに舌を巻いてしまいますわ。

Aメロ出足の、囁くような、ファイルセットとでも地声ともつくような声質なんて、めっちゃセクシーなのよ。

多くの方、特に女性の方にとっては、そんなフェロモンにやられちゃうんじゃないのかなぁ。

そういえば、うちのオカンも、あの当時、玉置氏の「フェロモン」にやられちゃってた一人だったりしたもんなぁ。。。

この「じれったい」っていう曲は、もろバラードの曲よりも、そんなフェロモン性をより感じるような気がするんだよね


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プルシアンブルーの肖像 / 安全地帯

1986_08_プルシアンブルーの肖像_安全地帯


今回の1曲セレクトは、「プルシアンブルーの肖像」安全地帯です。

まずはデータです。

・タイトル    プルシアンブルーの肖像
・アーティスト  安全地帯
・作詞      松井五郎
・作曲      玉置浩二
・編曲      安全地帯 星勝
・リリース日      1986年7月1日
・発売元     キティ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  23.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1986年7月14日〜9月1日付
・タイアップ:映画「プルシアンブルーの肖像」主題歌

ここんところ週末は「アイドル」って決めてたんだけどね。 だから、今回も某アイドルの曲を書こうと思ってジャケ写をもってきたら、すでに昨年書いてた事が判明wwww

うーん、書こうと思って気持ちものってきたのにすでに書いてた・・・って事が分かると意外と凹むんだよな。
本来は事前に書いてたかどうか調べておくんだけど、今回は「まだ、書いてない」と決め打ちしちゃったからなぁ。。。

しぁーない・・・と、書こうと思ってた曲と同じくらいの時期のチャートを見てて目が止まった曲があった。

決まり、これ書こう

安全地帯「プルシアンブルーの肖像」。

むー、アイドルじゃないじゃん・・・なんて言われそうだけど、まあいいよね

この曲、前々から1986年夏のチャートを見る度、書こう書こう・・・うんにゃ、書かなきゃな・・と思ってて、でも筆を上げられなかった1曲なんだよな。

理由は、正直言って、この曲良く分かんなかったんですよ、当時。 いいのか、悪いのか。

個人的には、当時、安全地帯はキライなバンドではなかった。この曲の前曲の「碧い瞳のエリス」までは、シングル盤、買ってたしね。
でも、この曲は買わなかったんだよな。

 ♪ もう、離さない〜 ♪ からのサビは、キャッチーだし、それまでの「ウレセン」を継承してきている訳で引っかかっては来たんだけどね。

きっと、サウンドなんだろうなぁ、引っかからなかったのは。

前年の「熱視線」から、作詞に松井五郎氏が加わりニューウェイブ系なサウンドに変わってきていた安全地帯なわけなんだけどさ。
 ここでも、何回か書いたんだけど、個人的に当時のニューウェイヴ系の「音」にはちょっと同調出来ないところがあってさ。 
これが80年代中盤ころの「サウンド」だ・・・と言われれば確かにそうなんだけどね。 いわいるエッジが鋭い、輪郭がはっきりとした硬質なサウンドだよね。如何にも無機質で都会的な・・・という音だよな。
まあ、今か考えると生理的なところなんだけどさ、だから、そういう「音」の曲からは距離を置いてたんだよな。

それでも、85年までの安全地帯は、まだ聴いてた。 ニューウェイヴ系寄りにはなっていたものの、まだキャッチーさが勝ってたからなぁ。なにより、勢いがあったからねぇ、85年の安全地帯には。

でも、年が明けてからは、ちょっと様相が変わってきた居たのも事実。時代の「最先端」からは、ちょっと外れたようなポジションっていう印象でしたよね。
まあ、前曲から9カ月もシングルをリリースしてなかった・・・って事もあるけど。

そこに来て、生理的にちょっと苦手だった、ニューウェイヴ系な音だったんで、分かんなくなっちゃったんだよな、当時のワタシは。
そんなこともあって、この曲からはシングルを買わなくなっちゃったんだよな。

いや、サウンドはニューウェイヴ系だったのにもかかわらず、全体的なメロディラインは歌謡曲よりって言う、アンバランスさを感じたところもあったかもしれない。
 この頃から増えつつあったんだよね。このテの、音はニューウェイヴなのに、メロディラインは歌謡曲よりって言う曲が。例えば杉山清貴氏のソロになってからの曲とかさ。

 一見聴くと、先端を行っているように感じるんだけども、よくよく聴いてみるとどっかで聴いたような・・・なんていうメロディライン。たしかに、音もメロディも先端を行っているようなアーティストに比べると、聴いてて安心感はあった。でも、どこかアンバランスなんだよな。
当時、松井五郎氏が詞を書いてた曲にはそんな曲が多かったような気がするなぁ。

まあ、アンバランスさは否めなくても、安心感があるっていうところが、ヒット曲としての宿命だったのかもしれないけどさ。


だからという訳でもないんだけと、個人的にこの頃から、ヒット曲の最先端からちょっと外れた所に興味が移ってたってのもある。

以前も書いたけど、この頃ネオGSっていう、「GSフォーエバー」のようなブームが起こり始めて、ヒットストリームではなくアンダーグラウンドではあるけど、G.Sを見直す動きが起こり始めてたんですよ。
いわいるガレージ、サイケ系な音ですよね。
 当時の先端のニューウェイヴ系な音が生理的なダメだったワタシも、ガレージ的な音にはシンパシイを感じられたんだよな。
 そんなこともあって、ヒット曲についても60年代〜70年代へと自分の知らない時代へ遡る事を始めたんだよな。蒲田の中古専門店「えとせとらレコード」で過去の音源漁りを始めたのもこの頃からだったな。

だから、正直言って、個人的な所蔵音源としては86年の夏以降90年代に入る頃まで、未だに結構「穴」があるんだよね。 うん、未だに持ってないヒット曲音源も結構ある。
 あれから30年経って、流石に、この頃のニューウェイヴ系への生理的な嫌悪感も感じ無くなったんでね、遅ればせながら、この頃の音源集めを始めようかなぁ・・・なんて思っている近頃だったりしてね




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恋の予感 / 安全地帯

1984_12_恋の予感_安全地帯







今回の1曲セレクトは、「恋の予感」安全地帯です。

 まずはデータです。

・タイトル    恋の予感
・アーティスト  安全地帯
・作詞      井上陽水
・作曲      玉置浩二
・編曲      星勝 安全地帯
・リリース日   1984年10月25日
・発売元     キティ
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   43.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1984年11月12日〜1985年2月4日付

今回の1曲セレクトは、安全地帯の「恋の予感」 。

 うーん、なんか、1回書いたような気もしないでもないが・・・。でも、安全地帯って、あんまり書いてなかったしな。
 いつだか、「安全地帯」は書かないんですか? ってメールいただいたこともあったっけふらふら

 ・・ということで、思いついたときに。。。

 うーん、安全地帯の曲を書かないんでなくて、「書けない」っていうのが本音かなぁ。

 正直、なんて書いていいのか、よく分らん。。。とりあえず「ジミー」な曲です・・・って書いちゃおしめーだもんなぁ。
 でも、なぜか、何回か聴いてると、また聴きたくなる・・・っていう、なんか玉置浩二っていうヒトの魔法にかけられている様な気もしないでもない。

 この曲、今考えると、なんか、いつの間にかベストテンに入ってて、気がついたらいつの間にかベスト3にランクアップしてた・・・っていう印象が強いんだよね。

 どこから来たのか? ・・・っていうか、正直、当時、リリース日がいつだったのかも知らなかったもの。

 で、いつの間にか「ベストテン」で歌ってた・・・っていうイメージが強いんだよなぁ。

 多分、それは、安全地帯っていうグループを、それまで一発屋っていう目で見始めていたからだと思うな。

 この年84年の初め、例の「ワインレッドの心」でブレイクした安全地帯も、次の「真夜中すぎの恋」がぽしゃったんだよね。
 まあ、最高位20位っていう、スマッシュヒットとはなったものの、「ワインレッドの心」の余熱でヒットしたところもあったし、このままフェイドアウト・・・っていう気持ちが強かったんだと思う、ワタシの中で・・・。

 だから、いきなり「復活」のベストテン入りしてくるとは、まったく考えてなかったんだろうな。

 たしかに、ジミーな曲なんだけど、↑で書いたように、どこか引き込まれていくような感じは受ける。
 うん、ジミなんだけど、キャッチーなんだよね。なんか、意味よくわかんない表現だけど。。。いや、どこか、魔法をかけられてるところがあるんだと思う。あの玉置氏独特の歌い方と歌声であせあせ

 ・・・で、魔法をかけられたところで、いきなり最後の

♪ かけーぬけるだけー ♪

の部分で、フェイク気味に驚かさせられる。

 この最後のグワーと一気に盛り上がるギャップにまた、引き込まれるんだよね、きっと。

 その辺の魔法のかけられ方でヒットしちゃったんじゃないかな・・・とか思ったりして。。。

 うん、少なくとも、この曲は、12週もベストテン入りしたようなロングランヒットだったし、だから、固定ファンだけでのヒットではないわけだよね。
 うん、まあ、この曲をきっかけに、本格的に上位に定着するようになったわけだけどさ。

 それでもジミなイメージが・・・。うーん、これは、オリコンでもそうだったけど、最高位3位って言うのがジャマしてるんぢゃないかなぁ・・・と思ったりして。。。

 「ワインレッドの心」とか「悲しみにさよなら」は1位とってるからなぁ・・。その分、華やかさが見えたりするんだよね。


 個人的には、この曲といったら、少し前に薬師丸ひろ子の「Woman〜Wの悲劇〜」の時にも書いたけど、「石油ファンヒーター」の独特の灯油の匂いが鼻腔に漂うな。 ちょうど高校受験の追い込みの時のヒットだったからねぇ。

 あのときの受験勉強のスタンドの光だけの部屋の薄暗さと、この曲のジャケ写の青暗さと、実際の曲の暗さが、なんか妙にシンクロするんだよなぁ。

 そういう意味でも印象深い曲ではあるんだけど・・・。

あ、じつは今も、デスクのスタンドの光だけっていう、あの時と同じ状態で、これ書いてるんだよな。いや、へえ湯の蛍光灯がさっき切れちゃったもんで。。。。





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悲しみにさよなら / 安全地帯

1985_07_悲しみにさよなら_安全地帯






今回の1曲セレクトは、「悲しみにさよなら」安全地帯です。

 まずはデータでーす。

・タイトル     悲しみにさよなら
・アーティスト   安全地帯
・作詞       松井五郎
・作曲       玉置浩二
・編曲       安全地帯
・リリース日    1985年6月25日
・発売元      キティ
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    44.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1985年7月15日〜10月7日付

自分のサイトの掲示板みてたら、「安全地帯の曲は書かないんですか?」っていう書き込みがあった。

 うーん、いやぁ・・・、まあ、書かないんではなくて、ひとつはいままで通り過ぎてきちゃったっていうかねぇ、なんて言うかねぇ・・・(⇒答えになってない。。。)

 どーも、いまいち、このヒトたちの曲って表現に難しいんだよなぁ。。。
 玉置浩二が「難しい」顔して歌ってるから、こちとらも書くのが「難しい」・・・・っていうわけ・・・・でもなんだけどね


 でも、さすがに、この曲は、通り過ぎるわけには行かないよなぁ。。。
 なにせ、「ザ・ベストテン」の1985年年間ベストテンで1位だった曲ですよ〜。


 へえ、そうなの? ・・・・という方、  そーなんですよ 川崎さん(⇒死語!!!!!)


 ちなみに、当時、「ザ・ベストテン」の年間ベストテンで1位をとった曲は、その年のレコード大賞も受賞する・・・みたいな、ほとんど根拠もない法則があったりしてさ。。。


1981年 ルビーの指環  寺尾聰
1982年 北酒場     細川たかし
1983年 矢切の渡し   細川たかし
1984年 長良川艶歌   五木ひろし


・・・とねー、「ザ・ベストテン」の年間1位と、レコード大賞が合致してたんだよねぇ。


・・・・ということは、この曲も「レコード大賞」???


 とだれもが思ったものだけど、結果は、中森明菜「ミ アモーレ」がこの年のレコード大賞だったわけだよね。

 うーん、いまおもうと、この法則を崩したのが、レコード大賞の権威を崩した・・・・・


 ・・なんて、レコード大賞の話をしているわけではないんで、元に戻しましょう。。。(爆)

 この「悲しみにさよなら」は、曲がよかったんだよね。とかく、安全地帯っていうと、上でも書いたように、ボーカルの玉置浩二が眉間にシワよせて、とつとつと歌う・・・って言うような曲が多かったじゃん。
 アップテンポであろうが、ミディアムであろうが、スローバラードであろうが、ほとんどマイナー系な曲でさ。
 まあ、それが、この人たちのトレードマークのようなところがあったわけだけど、でも、やっぱり聴く方も肩に力入っちゃうような曲が多かったんだよね。

 だから、どっちかというと冬場は、まだよくても、夏場に好んで聴きたいアーティストぢゃねーな・・・というかね。

 現にこの曲の前年の84年は、その年の頭にブレイク曲「ワインレッドの心」が大ヒットしたのにもかかわらず、夏場はヒットに恵まずに終わってたりする。


 だから、反省したのですかねぇ、この曲は、肩の力を抜いたようなカジュアル感がある、「メジャー系」の曲だったもんねぇ。

 まず、これが目新しいかったんですよ。だから、おもわず、「お?」・・・って言う感じで素直に曲に入れこめたんだよね。

 ただ、後年の玉置のソロの大ヒット「田園」もそうである様に、このヒトの「メジャー系」の曲って悪くないんだよね。
 斉藤由貴の「悲しみよこんにちわ」なんかもよかったし。。。


 余談になるけど、1985年に「悲しみにさよなら」だったくせに、翌年1986年には「悲しみよこんにちわ」っていうのは、、これ、いかに。。。。。

 ・・・なんてよく言われたよね。

 玉置氏自身、なんか、うまくないことがあったんですかね。。 なんて、かんぐりたくなる、玉置氏作曲のラインナップだったりして・・・。


 しかしさ、この「悲しみにさよなら」って、こんな真夏の曲っていうイメージはないんだよね。
 ここのところはずっと、5月〜6月がヒットのピークだとばっかりイメージしてたな。
 でも実際は、今季節から秋口にかけてがヒットのピーク。

 うーん、やっぱり、この1985年も天候不順な夏だったからなぁ。。。。 真夏の太陽の下で・・・・っていうイメージをずっと持ってなかったのも、当然なのかもしれない。

 季節感と 天候と ヒット曲のイメージってやっぱり、密接に関係しあうものなんだよねぇ。。。


 ちなみに、この曲のジャケットは、曲に反して、個人的にあんまり好きくはないなぁ。
 曲のイメージ・・・・広い大地の〜 っていうのが見えないもの。。





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熱視線 / 安全地帯

1985_02_熱視線_安全地帯






今回の1曲セレクトは、「熱視線」安全地帯です。

 まずはデータです。

・タイトル     熱視線
・アーティスト   安全地帯
・作詞        松井五郎
・作曲        玉置浩二
・編曲        安全地帯  星勝
・リリース日        1985年1月25日
・発売元      キティ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   32.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1985年2月11日〜4月1日付
・タイアップ:フォード「高感度レーザー」CM曲

 最近、毎回のように書いてるけど、もう、80年代で取りこぼしてる曲はほとんどないだろう・・・と思いつつも、探してみると、まだ、取りこぼしている曲もあるもんだねぇ。
 今も、いつものように、さてさて、今回は何を書こうかな・・と、最近書いてなかった85年のランキングをペラペラみてたら、出てきましたよ、こんな有名な曲が。。

 安全地帯「熱視線」

 うーん、オリコンでは最高2位だったけど、「ザ・ベストテン」では1位とったような曲なんだけどねぇ。完全に忘れてたな、この曲は。
 いや、完全に取りこぼしてた・・というか。

 確かに、安全地帯の曲って、いままであんまり書いてなかったのよね。個人的に、あんまり趣味なヒトたちじゃないってのもあるし、家に音源ある曲が少ないんで、ついつい見過ごしてた・・・ってのもあるんだけど。。

 あ、だけど、この曲についてはさすがに音源も持ってるんだけどね。

 ただ、正直、個人的には、今となってみれば印象が薄いんだよなぁ。

 この曲の前の「恋の予感」とか、この後の「悲しみにさよなら」はめちゃめちゃ印象が濃いんだけどねぇ。
 まあ、「悲しみにさよなら」なんてのは、「ザ・ベストテン」の年間1位とったりしてたし、1985年を代表する曲でもあるんで、強い印象があるのは当然なんだけど、そんな印象強い曲の間に挟まれてた曲ってかんじなんだよな、この曲。

 うん、たしか、玉置本人も、あんまり思い入れが薄いようなこと、当時言ってたような気がする、この曲に関して。
 たしか、当時「ライブ盤」かなんか出す予定で、そっちのほうが、この曲の何倍も熱いレコードとか言ってたような気がする。

 それをよんで、そうか、この曲は思いいれが少ないんだ・・・とか、思ったもの。
 どうも、その印象もあって、この曲はなんとなくスルーしてたような気がする、当時も。

 まあ、個人的に言えば、ちょうど、高校受験だったんだよね、時期的に。
 だから、さすがにヒット曲聴いてなかったもんなぁ、1985年の今頃は。だから1985年の今頃って「一時的」だけど、全体的に印象が薄いっていうのもあるな。

 高校受験が終わった、3月から、また、元に戻ったんだけどさ。



 ま、今、聴くと面白いかな・・とも思えるようになって来たんだけどね、この曲。
 
 安全地帯っていうと、どうも、バラードとか、ミディアム的な曲っていうイメージが強いわけで、この曲のような、アップテンポなちょっと激しめな曲・・・っつうかシングルも珍しいかな・・・とか思えたりしてね。
 それに、この曲、軽いんだよね。
 ↑で書いたように、バラード的な印象が強いからさあ安全地帯って。だから、どうしても、イメージ的に重いんだよね。それからみれば、この曲は軽いんだよなぁ。
 その辺からしても、安全地帯の曲としては、ちょっと異質な感じはしたな。あ、これは、当時もそう思ってたんだけど・・・。

 ちなみに、タイアップは、オートラマ「高感度レーザー」のCM曲 ?

あれ、これってなんだっけ? とか思ったりして・・・。どうも、思い出せない。
 たしかにCMで使われてたような記憶はあったんだけど、SEIKOかなんかの時計のCMだとばっか思ってたんだけどねぇ。。。 まあ、記憶なんてのは曖昧だから。。。




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ワインレッドの心 / 安全地帯

1984_02_ワインレッドの心_安全地帯






今回の1曲セレクトは「ワインレッドの心」安全地帯です。

 まずはデータです。

・タイトル     ワインレッドの心
・アーティスト   安全地帯
・作詞       井上陽水
・作曲       玉置浩二
・編曲       星勝 安全地帯
・リリース日    1983年11月25日
・発売元      キティ
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    71.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1984年2月20日〜5月14日付
・タイアップ:サントリー「赤玉パンチ」CM曲

 さてさて、今回の1曲セレクトなんですが、

 ワインレッドの心  /安全地帯


 いままで、何回も安全地帯は書かないんですか? ・・って言われ続けていたんだけど、なかなか難しくてねぇ・・・。
 どうも、途中の曲から書くと中途ハンパな気がしてさぁ。

 やっぱり、まずは、ブレイク曲のこの曲から書くべきだよな
っていう意識がずっとあって、今まで書いてこなかったんだよね

 この曲は、やっぱりワインのCMが強烈だったんだよね。

 サビの

 ♪ あの〜 消えそうに 燃えそうなワインレッドの 心を持つ あなたの願いがかなうのに〜 ♪

り部分がまさにCMに使われてたんだけど、どうしてもこの部分の印象が未だに強く残るわけで・・・。

 でも、これ今の今まで、キッコーマンの「マンズワイン」のCM曲だとばっかり思ってたんだけど、実際はサントリーの「赤玉パンチ」のCMだったようですね。。。

 完全に間違って記憶してたんだけど、どうもね・・・「赤玉パンチ」っていうイメージがないんだけどなぁ。

 もっと辛口の大人の香りが高かった気がする。当時は。

 ま、ワタシもこん時は14才の若造だったからなぁ。それでも「大人」の匂いを感じたんだろうな。

 安全地帯も、この曲までは、全くの泣かず飛ばずのバンドだったんだけど、このCM起用で一気にブレイク、スターダムにのし上がったんだもんね。
 ただ、下積み経験が長かっただけ、音楽性は確かだったし、オリジナリティも感じたなぁ。
 もちろん、テクニックは言うに及ばず。
 
 なりよりも玉置氏のあの「苦しそうな歌い方」がねぇ、独特だったんですよね。

 それを象徴するかのように、この曲は音が取りにくいんですよねぇ。
 あの当時・・・って今でもそうだけど、ワタシ、音源にあわせて譜面見ながら、口笛吹きながら、曲聴くのが好きなんだけど、この曲は兎に角音が取りにくいんだよね。

 たしかに音域が広いってのもあるんだけど、独特の節回しとメロディラインがこの曲にはあるんですよ。
 一見シンプルな曲に感じるんだけど、実際はかなりひねくれてる・・・。

 だから、個人的にはすごく難しい曲感じるんだよね。この曲に比べると、次の年(85年)の「悲しみにさよなら」は素直な曲ですよ。転調の嵐が辛いけど。。。



これって、PVかなぁ・・・。 83〜84年当時、PVはまだ一般ではなかったからなぁ。
・・でも、PVを作られていたってことは、リリース当初からヒットを期待されてたって事なんだろうな。
あのころは、どの曲もPVを作られてたってわけじゃないから。


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