かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

及川眠子

萩田光雄さん、船山基紀さん、及川眠子さんトークライブ

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15日、70〜80年代ヒット曲アレンジャーの巨匠、萩田光雄さん、船山基紀さん、80年代終盤〜 Winkをはじめ数々のアイドル作品からアニソンまで幅広く手がられている作詞家、及川眠子さんのトークライブにお邪魔しました。

場所は、渋谷Take Off 7。

クラブ・クアトロの隣。こんなところにライブハウスがあったんだ。。。クアトロまでは、これまでも何回かライブを見に来ているんだけども、いままで、全く気が付かなかった。

このトークライブ開催については、結構前から知ってたんだけども、この御三方ならすぐチケットなくなるだろうなと思いーの、スルーしてたのですよ。
でも、先週、意外にも、まだチケット余っていると知り、急遽購入。有休も取りーの、参加したわけです。

これまで船山さんのトークライブには、何度か参加したことがありましたが、萩田さん、及川さんは初めて。
書籍には書かれていないレアな「業界ウラ話」的な話が聴けるかな・・と期待していたところはあった。
ただ、正直、あまりレア話にはならなかったですが・・・。

ところで、この御三方ってどういう繋がりなんだろう・・と思ったりもしたんだけどね。
共通して手掛けたアーティストっていうのも、今一つピンとこなかったし。。。
Winkの一連の大ヒット曲は、作詞 及川眠子、 編曲 船山基紀 っていう組み合わせだったのは、すぐに浮かぶんですけどね。
御三方もどうも、今一つピンとこなかったようで、恐らく中森明菜さんだけじゃなかったか・・というお話。
「スローモーション」→ 編曲 船山基紀
「少女A」〜「禁区」 → 編曲 萩田光雄
「原始、女は太陽だった」→ 作詞 及川眠子
確かに、御三方が「ヒット曲作家」としてもっとも脂がのっている時期(特に80年代終盤頃)って、かぶってそうで、微妙にずれてたりしますから。。。

ただ、中森明菜さん以上に、一昨年亡くなられた広谷順子さんとは、御三方とも深いかかわりがあり、思い出話に花が咲きました。
広谷順子さん・・・・80〜90年代にかけて主に女性アイドルのレコーディングのための、仮歌(ガイド)ボーカリスト。
譜面が読めないアイドルのために、「仮」でレコーティングされる曲を歌い、曲のイメージを伝えるためのボーカリストですね。
それぞれのアイドルは、広谷さんのガイドボーカルで曲を覚えてレコーディングに臨んでいたわけですわ。
ボーカリストとしては、表には出てこない、完全な裏方の存在だけども、アイドルのレコーディングには欠かせない方だったわけです。

特に、浅香唯さん、Wink、南野陽子さんなどの80年代終盤以降のアイドルには深くかかわっており、したがって、萩田、船山、及川、御三方とは繋がりも深かったわけですね。

それと印象的だったのは、御三方とも、もっとも忙しい時期は、これ以上やったら死ぬという、ある種極限状態のなかで仕事をこなしていたこと。(松本隆氏いわく、いまよりずっとブラックな世界だったという事)
それでもこれまで仕事をこなせてきたのは、極限状態でも、どんなに時間的な制約があっても穴をあけずに「出来てしまったから」・・・という。

まあ、それだけ、御三方ともに才能の塊だったといえるエピソードなんだけども。。。

たださ、これは個人的に、片足「業界」に足を突っ込んでいるクリエイティブな仕事をしてきていたから、特に実感できることなんだと思うんだけども・・・・、「ディレクションする立場」から言えば、どんなに忙しくても、どんなに時間的な制約があっても、不平を言わずにきっちりと仕事を仕上げるクリエイターとは、仕事がやりやすいんですよ。
だから、仕事が手いっぱいだとわかっていても、次の仕事を頼みたくなる。

よくいるでしょ、仕事が手詰まりになってくると、不平不満ガラガラで、時間が足りないとか、酷いとギャラあげろとか文句言うひと。 ディレクションする側からとしては、こういう人とは仕事がやりにくいし、仕事を振りたくないわけですよ。時間が足りないならば、足りないなりに、自身で旨く時間調整するのがプロだろと思うんだけどね。
特に、ある程度実績を上げると、自分は偉い、才能がある・・と勘違いして、えらそうな態度に出るヒトっているからさあ。そういう人に限って期待するほどの仕事は出来ないからさ。

それに最近は、ギャラに見合った仕事しかしないヒトとか、時間外の仕事をやりたがらないサラリーマン的なヒトが増えてきたからさぁ。やりにくくなってきたわけよ。

長年、ヒット曲界の第一線で活躍されてきた御三方なので、才能あふれるというのは、言うに及ばずだけども、数々のヒット曲を手掛けた実績があるにも関わらず、謙虚で黙々と仕事をこなし、それぞれのディレクターの期待に応え続けてきたからこその今なんだろうなぁ・・・というのは、ライブ全般の話から感じましたね。

まあ、これって、どんな仕事でも通じることだとは思うんだけどさ。


終始、ゆるーい・・・うんにゃ、和やかな雰囲気のトークライブではあったけども、話の節々に、上記のような話もあり、個人的には楽しめた、2時間半余りのトークライブでしたね。

神様からもらったチャンス / 三浦理恵子

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今回の1曲セレクトは、「神様からもらったチャンス」三浦理恵子です。

まずはデータです。

・タイトル     神様からもらったチャンス
・アーティスト   三浦理恵子
・作詞       及川眠子
・作曲       都志見隆
・編曲       渡辺格
・リリース日    1992年9月18日
・発売元      ポニーキャニオン
・オリコン最高位  13位
・売上げ枚数    5.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 23位

エアチェック。 
我々の年代には懐かしい響きだよなぁ・・・って方、多いんじゃないのかなぁ。
そそそ、気に入ったラジオ番組をカセットに録音した、あれですね。
で、エアチェックしたカセットから、気に入った曲を、さらに別のカセットにダビングして「マイソング集」を作ったりしてさ。

まあ、ラジオからの録音なんで、もともと音質は期待できない上に、さらに別のカセットにダビングするんで、さらに劣化しちゃってたけど、なんせ、お金がなかったからねぇ若い頃は。

そうそう、気安くレコードとかCDは買えなかったしさ。 いわんや、昨今のようなサブスクなんかなかったし。。。。

兎も角、なんとかお金を浮かせて、出来るだけたくさん曲を集るにゃラジオから曲を録音するのが一番手っ取り早い。 ってことで、ワタシもやってましたねぇ、エアチェック。

恐らく、多くは70年代とか80年代にティーンだった方が、その当時やってたと思う。でも、ワタシは結構遅くて、実は90年代に入ってからなんですわ、やりだしたの。

確か91年だったと思うけど、遅まきながらダブルカセットのCDラジカセを購入したのと、当時、地元のbay fmで放送していた、「パワーカウントダウンHOT30」というカウントダウン番組が重なって、エアチェックから「マイソング・カセット」を作る条件が整ったからなんですよね。

91年と言えば、ワタシゃ20代になっていたし、バイトもしてから、ある程度自由になるお金はあったんで、CDをレンタルすりゃ事欠かないじゃん・・・とも思えるんだけどさ。
当時、シングル1枚、1泊借りて確か150円くらいだったかなぁ。10枚も借りると1500円は取られたわけで、毎度毎度べらぼうな枚数借りるわけにもいかなかったんだよね。

しかも、あの頃1タイトルのCDの枚数ってそれほど多くなくて、人気曲はいつも全てレンタル中になってたんで、借りたいときに借りられない曲も結構あったし。。。

そういうわけで、エアチェックを始めたわけよ。 パワーカウントダウンは、毎週30位からチャート発表してたんで、毎週結構な曲数OAしてたし、毎週欠かさずエアチェックすれば、少なくとも30位以上のスマッシュヒットの曲は網羅できるわけでさ。

エアチェックから編集したカセットの中で、特に気に入った曲だけを、改めてレンタルして高音質で聴けるようにすれば、レンタル代も浮くしね。

そういうわけで、エアチェックを始めたんだけども、これが面白くてね。2001年に音楽配信の世界に入るまで、丸10年くらい続けたと思う。 エアチェックから編集したテープも50本くらいになったのかなぁ。

だからと言うわけではないけど、90年代の曲の音源はやたらとあった。 ・・というか、今でもある。
もっとも、今は手元にカセットプレイヤーがないんで聴けないけど。。。。


ただ、↑で書いたように、あくまで、もとはFMから録音したカセットを、さらに曲の部分だけを別のカセットにダビングしてあるんで、音は劣化しているし、しかも1コーラスだけっていう曲もかなり含まれている。
さらに自分が気に入った、気にいらないに関係なく、チャートに入った曲をかたっぱしから録音したんで、今となっては自分の好み外の曲も含まれているし。。。


逆にさ、あの時、エアチェックしてたからこそ、「なんだこれは・・・」と刺さった曲があったりするんだよね。


今回、引っ張ってきた曲は、そんな1曲ですわ。 

三浦理恵子「神様からもらったチャンス」。

この曲、覚えている方いらっしゃりますかねぇ。

まあ、90年代アイドルファン、とか、CoCoのファンだった方は、覚えている方が多いだろうけど、一般的には、恐らくすでに「死角」に入っている曲なんだろうな。

そそそ、1989年、フジテレビ「パラダイスGOGO」から派生したアイドルユニット、CoCoのメンバーだった、三浦理恵子さんがソロでリリースした、5枚目のシングルですわ。

正直、個人的には、この頃になるとアイドルにはあまり興味を持たなくなってきていたし、そもそもバンドブームの中で、アイドル自体アナクロな存在になり、いわいる「アイドル冬の時代」に向かっている時代だったしさ。アイドル⇒オタク化 してた頃じゃん。

なので、エアチェックしてなかったら、おそらくスルーしてたと思う。 

そもそも、この曲オリコンでベストテン入りしてなかったしさ。 三浦理恵子さんのシングルとしては、前曲の「Jokeにもならない恋」がオリコン10位で。これが最後のベストテン入りだったんで、人気も下降線に向かっていた時の曲だったしさ。

でも、エアチェックしたカセットを聴いてたら引っかかっちゃったんだよね。

この曲、イントロが、何気にかっこいいのよ。

イントロの初めの8小節が、16ビートのコンガのリズム。 ほとんど寺尾聰の「HABANA EXPRESS」の世界だし、続く8小節は1986 OMEGATRIBEだし。 リゾートミュージック   っていう感じで、おおよそアイドルソングっていう感じがしないのよね。

どうも、そこに引っかかっちゃったんだよね。

初めて聴いたとき、またOMEGA TRIBEみたいなグループが出てきたのかいな? なんて思ったもの。

そしたら、いきなり三浦理恵子さんの、あの「ベビーボイス」だもの。 
思わずひっくり返っちゃいましたわ。 

全体的な曲想と言えば、80年代のリゾートミュージックぽいのね。 まるで林哲司氏の世界のような。

すでに、そのフィルターを通ってきた私なんかには、なじみ深い音だし、だから刺さりやすかったのかもしれない。

ただ、リゾートミュージックにしては今一つ勢い、華やかさには欠けてたりするけどさ。

もっとも、ヘビーボイスで、パンチがない三浦さんの声質では、勢いがありすぎると埋もれちゃうだろうし、このくらいが限界だったのかもしれないけど。。。。

それと、9月中旬リリースと言う時期的に、この手の音はどうだったんだろう? もう半月早かった方が良かったんじゃないかなぁ・・・とは、当時から感じたりしましたね。

まあ、いずれにしても、この曲のイントロに、ちょっと驚いちゃったワタシなんですが。。。。




しかしさ、↑で「この頃になるとアイドルにはあまり興味を持たなくなってきていたし」とか書いてる割には、三浦理恵子さんの音源は当時から持ってたりするんだよな。
この曲の前の「Jokeにもならない恋」も持ってたりするし。。。。
やっぱり、この頃始めたエアチェックの影響は大きかったんだよね。

ちなみに、あの当時のエアチェックにあたる部分が、今はSpotifyに置き換わってますね。
結局、Spotifyなどのサブスクって、圧縮音源だし、音質的にはFMよりも、やや良いっていう程度だからさ。 私にとっては音楽のメインのツールとまでは言えないんだよね。
Spotifyで昔の曲はあんまり聴かないしさ。

あくまで、90年代当時、新曲の音源をかき集めるためにFMからエアチェックしていたことが、今はSpotifyに置き換わっただけと言う感じですね。

で、今はSpotifyで聴いて気に入った曲だけを、CDなり、ハイレゾ音源でダウンロードしてコレクションにしている・・・と。




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-3℃ / ゆうゆ

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今回の1曲セレクトは、「-3℃」ゆうゆです。

まずはデータです。

・タイトル     -3℃
・アーティスト  ゆうゆ
・作詞       及川眠子
・作曲       後藤次利
・編曲       佐藤準
・リリース日   1987年7月22日
・発売元     ポニーキャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  9.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1987年8月10日〜8月17日付

ここ何日か、80年代「女性アイドル」から離れたところで曲を書いてきたけど、結局戻って来るところはここなのね・・・とばかり、またまた80年代アイドルどぇす。。。

・・・と言っても、今回は、ほんの少し変化球で行きますか。

ゆうゆ「-3℃」。

もしかして、「ゆうゆ」なんて書いても、「誰?」なんて言う方もいらっしゃりますかねぇ
まあ、ワタシと同年代で、おニャン子「どストライク」な世代な方は、やもやそう言う方は居ないと思うけど、少し年代が下の方は、知らない方もおおいよね、きっと。

その昔、おニャン子クラブの一員、会員番号19番の岩井由紀子さんのニックネームが、そのままアーティスト名になっちまった・・・って訳ですわね。

で、ソロデビューの前は、現秋元康夫人の高井麻巳子様と、2人ユニット「うしろゆびさされ組」を組んでいたのは、まあ有名すぎるくらい有名な訳で、87年3月にソロデビュー。
今回セレクトしてきた「-3℃」は、そのソロ第2弾と言う訳ですわね。

個人的には、ソロデビュー曲だった、「天使のホディーガード」なんてのは好きだったんだよな。なんかホンワカした曲で。。
 まあ、このヒトのいわいるベビーボイスがホンワカした気分になっちまうんだけどさ。「うしろゆび」での実績もあったし、人気もそこそこあったんで、当然オリコン1位だよな・・と思っていたところ、最高位は2位止まり。
(その時の1位は、菊池桃子「アイドルを探せ」)

それに続く、今回ひっぱってきた「-3℃」もオリコンでは最高位2位止まり。(その時の1位はBOOWY「マリオネット」。アイドルではなくロック系に1位を阻止されたと言うところが時代の流れを感じる。時代はアイドルからロックに移ってきてたんだよね)

そんなわけで、結局、このヒトは、ソロとしてはオリコン1位は獲れなかったんだよね。

まあ、おニャン子としては「最後期」だったし、特に、この「「-3℃」は、夕やけニャンニャンが終了する1か月前ということもあり、「おニャン子」という「印籠」も効果がだいぶ薄くなってた時期だったしな。
 逆に言えば、そう時期に、オリコンではベストテンに「3週」入ったって方が不思議・・・というか、「頑張った」方なんだけどさ。

うん、この頃になると、初登場で1位をとっても、翌週はベストテンから消えていた・・・なんていう、まるで今と同じような「落下傘」チャートアクションのおニャン子の曲も多かったからな。
 つまりは、もう、おニャン子関連の曲も、コアなおニャン子オタクシカレコードを買わなくなっていた訳よ、この頃は。
 そう言う時期に2週ベストテン入りさせた・・・ってことは、少なくともまだ一般のお客さんが付いていたって事でしたからねぇ。


で、肝心の曲の方なんですが・・・。正直言って、タイトルの「-3℃」ってどういう意味ですか? って聴きたくなるくらい、内容が良く分かんないんだよね、個人的に。
まず、もって歌詞カードがないと、歌詞の内容が良く聴き取れなかったんだよな。
だからね、一体何の事を歌ってんだろう・・・っていうのが、よく分かんないまま、ずっと聴いていた・・・って感じなんだよなぁ。
ちなみに、この曲の作詞は、秋元康氏ぢゃなく、及川眠子さん。  

メロディの方も、良くも成し悪くも無し・・・って感じかなぁ。ここって言うポイントのメロディも・・・どうも見当たらないしなぁ。
 とりあえずは、60年代のアメリカンポップス・・・例えば、1910フルーツガムカンパニーの「サイモンセッズ」とか、そのあたりの、当時から言っても「懐かしめ」のサウンドが、逆に新鮮に聴こえたっていうところが、この曲の「肝」の部分なのかなぁ。



ネットの書き込みにも多く書かれてる事だけど、このVTRを見る限りでは、例えば、29年の時を越えて、あの時の、ゆうゆが今現れても、アイドルとして充分やっていけるんじゃないですかねぇ。
今は、「声優系」のお陰で、「ふつう」の声質よりもベビーボイスの方が、業界的な受けもいいからなぁ。
逆に言えば、あの頃から29年も、アイドルって言う本質の部分は、なんにも変ってないって事なんだけどさ。。。


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Jokeにもならない恋 / 三浦理恵子

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今回の1曲セレクトは、「Jokeにもならない恋」三浦理恵子です。

まずはデータでーす。

・タイトル     Jokeにもならない恋
・アーティスト   三浦理恵子
・作詞       及川眠子
・作曲       都志見隆
・編曲       中村哲
・リリース日    1992年2月26日
・発売元      ポニーキャニオン
・オリコン最高位 10位
・売上げ枚数   4.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 20位

 昨日は1曲セレクトを書かずに、ゆっくり休ませていただきましたわ。やっぱねぇ、毎日書いてると煮詰まってくるんだよね。「あー、書かなきゃな」なんつう強迫観念のような。。。
「テキトー」にやれればいいんだけど、どうもキニナル性分で。。。 
でも、これからは週に何度か、お休みをいただこうと思っております。 うん、まだ書いてない曲も大分絞られてきましたしね。。。

しかし、寒いですね。ネットニュースの天気予報では「雪」マークが出てる千葉地方どぇす。 一昨日の暖かさは一体何だったんだ? って感じで。。。春は三寒四温でだんだんと暖かくなるわけだけど、まだ、さしづめ四寒三温って感じだよなぁ。。。。


・・・なんて、無駄にマクラを書いてるワタシですが。。。。

最近、某FM局を聴いてると、やたらとかかる曲があるんだよな。
Sirent Sirenってコたちの「チェリボム」って曲。 
まあ、知ってるヒトは知ってるっ感じの、ガールズバンドなんだけど。。 ボーカルのコが、まあ、めちゃくちゃ「ベイビーボイス」なんだよな。 しかも鼻から抜けるベイビーボイスなのよ。

最初は、「ナメてんのか〜、おんどりゃ〜」と、思わず叫びたくなったりしたんだけど、1日に何回もかかると、これがいつの間にか、聴き耳立ててしまっているワタシがいたりして。。。。 
いかん、戦略に引っかかってしまった。。。。。

ところで、ベイビーボイスのヒトたちって、最近は「アニメ・声優」系のヒトタチがやたらと多くなり、珍しくもなくなったけど、振り返ってみたら、このヒト辺りが「元祖」ですかね・・・ってヒトの曲を、今回はセレクトして来ましたわ。

三浦理恵子「Jokeにもならない恋」。

92年の今頃のヒットな訳だけど、、まあね、この位のアイドルの曲となると、「知ってるヒトしか知らないよね」っていう世界ですよね、きっと。

いや、ワタシも当時、好んでは、この手の曲を聴いてた方じゃないんで、それほど詳しい訳ではないんですけどね。。。
でも、当時、毎週聴いてた、bay FMの「パワーカウントダウンHO30」がいけなかった。。。。

現在も続いている、このプログラム。今は、11〜30位は、その中からセレクトして曲を流してるんだけど、1992年当時は11〜20位も、1曲ずつ曲を流していたんだよね。
 
で、この曲を聴いてしまった訳ですよ。

最初は、「アホらし・・・」なんて半分、流しで聴いてたんだけど、なんか引っかかっちゃったんだよな。
まるでミイラ捕りがミイラになっちまったような。。。。

その点は、今回の「Sirent Siren」と同じなんだよな。

結局は、なんだぁ、かんだぁ言っても好きなんだろうね、この手のベイビーボイスが。


まあ、その前に、曲的にも結構、凝ってたりするんだよな、この曲。 声を別にしたらアイドルの曲にしておくのは勿体ないかも。
 イントロからして、緊張感があってカッチョイイ。 加えて、あんまり古さを感じさせないんだよな、この曲。いまでもアイドル曲としては充分通用しますよ、この位のクオリティなら。


EQUALロマンス / CoCo

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今回の1曲セレクトは、「EQUALロマンス」CoCoです。

 まずはデータです。

・タイトル   EQUALロマンス
・アーティスト CoCo
・作詞     及川眠子
・作曲     山口美央子
・編曲     中村哲
・リリース日  1989年9月6日
・発売元    ポニーキャニオン
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数  11.9万枚
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「らんま1/2」エンディングテーマ曲

 AKB48。。
 いまさらながらだけど、いまや、押しも押されぬトップアイドル集団なわけだけど、「集団」ゆえに、やれ「おニャン子」の再来だぁ、はたまた「モー娘。」の再来だぁ・・・と言われるわけです。

 ま、仕掛け人が秋元康氏ということから、どちらかといえば、おニャン子と比較されることのほうが多いんだけど・・・。


 ただね、そういわれると、なぜか、なんか違うんだよな・・・って思ってたワタシなんだよねぇ。

 こと、「曲」については、おニャン子の再来といわれると、なんか違うんだよなぁ・・・なんて違和感をかんじてるわけですわ。

 おニャン子は、もっとイロモノだった。なにより、曲のタイプが違うんだよな。
 大体、おニャン子関係の大部分をつくってたゴッキーは、もともとシブがき隊とかやってたじゃん。で、自身もベースでは超売れっ子のスタジオミュージシャンだし、それ以前はサディスティックミカバンドだし。。いわいるロック系のヒトなんだよね。だから、おのずから、メロディラインもサウンドも線が太いのよ。
 ただ、根は70年代のヒトだから、サウンドも70年代に近い。音が太いけど、音のエッジ(輪郭)は薄いっやつでさ。


 でも、AKBの曲には、これには当てはまらない。うん、AKBの曲の多くを作ってる、井上ヨシマサ氏は、80年代からのヒトだからねぇ。
 音の線は細いけど、音のエッジは深いってやつでさ、うん、もろ80年代の音よ。

 そういう、違いはあるのよね。


 で、そういう点からしてみれば、AKBの曲ってぇのは、「音」の面から見れば、どちらかといえば、CoCoに近いんぢゃないんかねぇ・・・なんて、さっきちらっと思ったわけですわ。


 え? なんで、そう思ったの?

 っていえば、いや、今、自分のクルマのカーステに「80年代終盤」のアイドルもののmp3が入ってまして、ちょうど「EQUALロマンス」なんてでてきてさあ、ちょこっと思ったわけです。。



・・・・ということで、今回の1曲セレクトは、CoCoの「EQUALロマンス」・・・と。

 あーーーー、いつもながら安易なセレクト。


 ところで、CoCoって、今からすれば、ジミーーな感じのアイドル集団だったなぁ・・・。なんて思ったりして。
 当時からしてみれば、それこそ、おニャン子の再来っていうノリだったんだけどねぇ。
 
 だいたい、89年当時、フジテレビのウイークデーの17時〜18時で放送してた「パラダイスGoGo」って番組からでてきたヒトたちだし。
 それこそ、おニャン子の再来・・・って感じじゃん。

 ただ、この「パラダイスGoGO」って、全国ネットじゃなかったんだよね、たしか。

 ・・・・な、もんで、「パラダイスGoGo」が放送してた地域では、CoCoって人たちの認知度も高くて、CDの売上げもまずまずだったのに対して、放送してなかった地域では、ほとんど知られてなかった・・・という。

 どうも、ジミーな存在感と感じるのは、そんな全国区な人気ではなかったからかもしれない。


 曲にしても、当時は、どうも、いまひとつ垢抜けないよなぁ・・・っていう感じがしたな、ワタシなんかは。
 もうひとつ、イロモノ感は感じないし、なにより、↑で書いたように、音の線が細いのよ、おニャン子のような、図太さに欠ける。 なんか真面目に真面目にっていう感じはしたけどさ。

 まあ、AKBの曲に真面目さを感じるのかどうかは、べつの話だけど、この曲の線の細さっていうのは、共通点を感じるんだよね。

 声質については、このくらいの年のコの集団アイドルは、昔っから似たような声質になるからな。


 でも、仮に、この「EQUALロマンス」をAKBが唄っても、なんら違和感はないと思うわ。 まあ、そんな曲ですわ。。





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淋しい熱帯魚 / Wink

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今回の1曲セレクトは、「淋しい熱帯魚」Winkです。

 まずはデータです。

・タイトル   淋しい熱帯魚
・アーティスト Wink
・作詞     及川眠子
・作曲     尾関昌也
・編曲     船山基紀
・リリース日  1989年7月5日
・発売元    ポリスター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  56.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1989年7月17日〜10月2日付
・タイアップ:パナソニック「ヘッドホンステレオS」CM曲

最近はカレンダーにしても、年号で呼ぶことがめっきり少なくなったよな。 今年って平成何年? 2015年って言うのはすぐ出てくるんだけどね。。。
 って調べたら、平成27年だった。。。 うーみゅ、すぐに出てこない。
考えてみれば、「平成」に入ってから、年号で数えることが少なくなったよなぁ。「昭和」の頃は、逆でしたけどねぇ。

・・・ということで、今回は、そんな「平成」になった頃の曲を一つ。

 Winkの「淋しい熱帯魚」

1989年、「平成元年」の今頃の曲ですよ。 これでも26年前の曲になるんだものなぁ。

この曲、もうとっくに書いたと思ってたんだけどね。 過去のアーカイブスを検索しても出てこないから、まだ書いてなかったんでしょう、きっと。

 ちょうどいいや。 ワタシの人生の〜・・・ってところで区切ってみればキリがいいし、さらに「淋しい〜」っていうイメージが、いまのワタシの気分にもちょうどいいワイ。

 この曲っていうと、89年だよなぁ。
・・・と当時浪人してたよなぁ・・・なんていうのも思い浮かんできたりして。。
 もうね、このセットは切り離せないよなぁ、ワタシの中では。

 とにかくさぁ、この曲聴くと、あの精神的に長くつらかった浪人生活のころが思い浮かぶなぁ。。

 ふむ、歌は世につれ、世は歌につれなのです。 
曲を聴くと、あー、このころはこうだったよな・・・って思う浮かんでくるのも、ヒット曲の役割の一つですな。

 ところで、それまで「カバー」曲で当ててきてたWinkの最初の「オリジナル」ヒットがこの曲ですな。
 うむ、前年の2ndシングルの「アマリリス」もオリジナルだけど、売れなかったから。。ふらふら

 ま、「愛が止まらない」「涙をみせないで」と連続大ヒットを受けてのこの曲となったわけだから、売れないわけないんだけど、売上げ的には、前曲「涙をみせないで」の53万枚から、やや盛り返しての56万枚というわけで、成功だったわけですわな。

 兎に角、このころのWink人気はかなりなもんだったからなぁ。売上げ的にもだったけど、チャートアクションがねぇ、粘りのWinkっていうくらい、ロングヒットが続いてたからなぁ。ちなみにこの曲が12週連続でベストテン入り。そのうち8週がベスト3入りだったりするし。。
 
 その前に前曲の「涙をみせないで」も12週連続ベストテン入り。その前の「ブレイク曲」となった「愛が止まらない」は17週連続1位と、3曲連続で10週以上のベストテン入りを果たしていたわけだから、大変なもんだ。
 
 ちょうど、このころからCDシングルの売上げが急激伸びだしきたっていう環境下にもあったんだけど、それにしても、やっぱ人気があったんだよね。

 いま思うと、どこがそんなに良かったんだろ? なんだけど・・。
 いや、正直言って、当時もそうだったよな。なんかよくわかんないんだけど、すごく人気があるっていう・・。 うん、つかみ所っていうが、手ごたえが感じないんだけど売れてた・・・ってやつだよねぇ。


曲が良かったのかなぁ? 
・・・まあ、それもないでもないけどさ。たしかに、当時の「アイドル」路線からしても、けっこうレベル高い・・というか、ハイパーなポップス路線は付いてたと思う。  
 少なくとも、既存のアイドル路線に比べると、「音楽」を聴いてるように感じたしさあ。

 その辺の複合的に要素で売れたんたろうなぁ、きっと。



安易にPVをリンクしたりして。。。。


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涙をみせないで〜Boys Don't Cry〜 / Wink

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今回の1曲セレクトは、「涙をみせないで」Winkです。

まずはデータでーす。

・タイトル       涙をみせないで
・アーティスト     Wink
・作詞         Matjaz Kosi
・作曲         Matjaz Kosi
・日本語詞      及川眠子
・編曲         船山基紀
・リリース日      1989年3月16日
・発売元        ポリスター
・オリコン最高位    1位
・売上げ枚数      52.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1989年3月27日〜6月12日付

 さっきの安室の「TRY ME」もそうだけど、このあいだから、カバー曲を数多く紹介してる気がするなぁ。
 もちろん、意識しているわけではないんだけど、この時期って昔からカバー曲が多い・・・っていう感じが、改めてしますね。
 
・・というか、このころのWink自体が、オリジナル曲で勝負というよりも、カバー専門でやってるっていう印象の方が強かった・・という気もするし、だから、当たり前のように自然に受け止めてたところもあるなぁ。個人的には。

 それにも増して、曲が一つ前の「愛が止まらない」とは対照的に、春らしい「明るい」曲だったで言うことが一番、好印象に残っているなぁ。
 イメージ色としては、メロウイエローって感じかなぁ。別に「飲み物」ぢゃないですよ  ほんわりとした明るいイエローっていうイメージは、今の季節にはピッタリってかんじでしたよね。
それに、メロディも簡単だし、一回聴いたら、そのまま入ってきちゃうって言う感じでね。
 まあ、オリジナルの方を知らないからかもしれないけど、個人的には、Winkのオリジナルなんじゃないかって思うほど、自然な感じはうけましたね。
 かといって、メロディやサウンド的には日本的な匂いもしない。 程よくアメリカナイズされたっていう距離感があの時代にはよかったんだろうなぁ。

 あの時代、ブルハとかBUKUFUとか出てきて、やけに日本的なメロディをもったグループが出てきてかと思えば、より日本的なところから離れていったグループもいたりで、80年代末期の特徴的な時代だったよなぁ。
 世はバブル全盛。そんな中で変な形でより日本的なものがスポイルされてた時代なのかもしれん。 いま思うとだけど。



 そして、私といえば・・・・・浪人2年目の身分として、勉強に邁進する決意を固めた時期でもあったなぁ。(硬い!!)



いやー、このころ、アイドル界はユーロビート全盛期でしたな。
まあ、アイドルに限らず、ユーロビートが「イマイ」時代でしたわ。


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かじやん