かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

佐藤隆

AL-MAUJ / 中森明菜

1988_02_AL-MAUJ_中森明菜








今回の1曲セレクトは、「AL-MAUJ」中森明菜です。

まずはデータです。

・タイトル    AL-MAUJ
・アーティスト  中森明菜
・作詞      大津あきら
・作曲      佐藤隆
・編曲      武部聡
・リリース日   1988年1月27日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 29.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1988年2月8日〜3月28日付

さてさて、今回もマクラ無しでいきなり行きますぞ。

中森明菜さんの「AL-MAUJ」。

明菜さんの曲も、これまで大分書いてきたんで、残りは少なくなってきているんだけど、そんな残り少ない曲の1曲がこの曲ですわね。

今まで書こうと思えば、今まで書ける機会はあった。昨年の今頃でも良かったんだけどね。

でも、この曲は、いままでどうも触手が伸びなかったんだよなぁ。
ま、単に自分の好みの曲じゃなかったから・・・・っちゅうのが大きいんだけどさ うーん、好みじゃないというよりは、期待はずれだった・・・って言った方がいいのかなぁ。

この曲の前が件の「難破船」。 
「難破船」は、もう言及しなくてもいい様な重〜い「暗黒曲」だったわけじゃん。 しかもああいう形で大ヒットし、ロングヒットにもなった。

もうね、明菜の暗黒曲はいいよ 腹いっぱいよ・・・・っていう気分だったんだよね 当時は。

そこに持ってきて、この「AL- MAUJ」のまたもや、重い曲じゃん。 もうねゲップが出そうだったんだよね。


考えてみれば、中森明菜ってデビューしてから、この曲までの間、メジャー系なキー曲ってないんだよな。一貫して、マイナーキーな曲ばっかりなんですよ。
 一見、メジャーのように聴こえる、ポップ系の「サザンウインド」だって、キーはFmだし、やっぱり、一見メジャー系に聴こえるデビュー曲の「スローモーション」だって、キーはF♯mだしね。

そう考える、デビュー以来、この曲まで一度もメジャーキー系のシングルがなかったんだよね。
まあ、その辺が、陽の聖子、陰の明菜って感じで対比される所以でもあるんだけどさ。

しかも、86年の「DESIRE」あたりから、「陰」の要素に加えて「重さ」も加わってきたじゃん。
へヴィーだったんだよね、当時の明菜ってさ。聴いてて疲れるんですよ。

曲そのものは、全然悪くないし、今、単体で聴くと、なかなかいいね・・・とは思えんるだけど、当時は、めちゃくちゃヘヴィーだった。

当時の明菜自身の後ろにある、「モヤモヤとした」って部分にも引っかかっていたことは確かにあった。
けど、それを差し引いても、どうして、メジャー系のポップスをやってくれないんだろう・・・とはずっと思っていたな。
まあ、恐らく、そういうメジャー系の曲は歌えないほど、当時、明菜の精神状態って悪かったんだろう・・・と今になってはそう思えるんだけどさ。


ちなみに、この「AL-MAUJ」は、作曲者の佐藤隆氏の87年のアルバムに収録されている「デラシネ」って曲のカバーなんだよね。 
まあ、詞は少しアレンジして、タイトルも「AL-MAUJ」に変更してあるけども。
 
 たださ、アレンジャーが武部聡氏だったことは、今の今まで気がつかなかった。 全然、そんなイメージが無いんでさ。
 当時の武部氏っちてったら、斉藤由貴に代表されるようなハーフトーン系の柔らかなアレンジって言うイメージが強いからさ、大津あきら−佐藤隆っていう、いかにもアクの強いラテン系の曲調のアレンジをやってるとは、全く思わなかったですねぇ。

・・・と、ここまで、今までこの曲書いてなかった、と思って書き進めてきたんだけど、どうも、昨年も書いてたみたいね(爆)

ま、いいか、ここまで書いちゃったしね。

・・・ということで、こちらへ差し替え。


 動画・・・でもですねぇ、なしてもこの曲の動画、ようつべに落ちてないの? 
「歌ってみた」は腐るほど上がってるんだけどさ、別に、他の方のカラオケき聴きたくないから。。。。
 しょうがないんで、他のサイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/xx9lzd_%E4%B8%AD%E6%A3%AE%E6%98%8E%E8%8F%9C-al-mauj_music

ヘビと蔦が絡んだ、マイクスタンド、気持ち悪かったねぇ。


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桃色吐息 / 高橋真梨子

1984_09_桃色吐息_高橋真梨子






今回の1曲セレクトは、「桃色吐息」高橋真梨子です。

 まずはデータです。

・タイトル    桃色吐息
・アーティスト  高橋真梨子
・作詞      康珍化
・作曲      佐藤隆
・編曲      奥慶一
・リリース日   1984年5月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   36.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1984年8月13日〜9月24日付
・タイアップ:三貴「カメリアダイアモンド」CM曲


 今回はマクラなしで、いきなり本題に入っちゃいますかね。

 高橋真梨子の「桃色吐息」。

 大人の曲だったよね。 ヒットは、1984年の今ごろ。1984年っ言ったら、チェッカーズと中森明菜の全盛期よ。まあ、つまりは、「アイドル」が主流だったわけよ。

 まあ、今ごろ書かんでも、よくお分かりの方が多いと思いますが・・ふらふら

 そこに来て、いきなり「オトナ」の曲が上位に来たもんなぁ。

 うん、あの当時は、まだ「曲の力」でヒットする曲もあったんだよね。だから、こういうオトナの曲が、ヒット街道に上って来るチャンスもあった。

 84年って、アイドル主流といっても、やや流動的で、新たな勢力が出てきたりしたりした、安定期というよりは、まだまだ時代が動いてた時期だったからさ、だから、曲が良くて、多くの人たちに支持されれば、ヒットするっていう地盤があったのよ。
 まだ、かろうじてウタバングミを家族で見る習慣も残ってたってのもあるし、だから、コドモでも、こういう大人の曲も普通に聴いてたってところもあるしなぁ。

 個人的には・・・うーん、どうだったんだろう? うーん、普通に聴いてたってのは確かにある。
 ただ、すすんでは聴いてなかったかなぁ。。。ベストテンに入ってたから聴いてた・・・って感じだったかなぁ。

 あのね、正直いうと、まだ、このテのオトナの曲にピンと来てなかったって言うのもある。

 もちろん、今では、等身大よ。 高橋真梨子、当時35歳よ。

 ・・となると、やっぱ、今の自分の年齢的にも等身大・・・・というか、いつの間にか随分年下の年齢なんだよね。

 いやね、今も、こーいう、等身大の「オトナ」のポップスが、出てこないかな・・・と期待してるんだけどねぇ。。なかなかねぇ。・・というか年々難しくなってきているよな。

 当時、ピンと来なかったのも、この曲、難しいんだよね。曲自体が・・。だから、なかなか咀嚼できなかった・・っていうのもあるんだろうな。

 作曲は、佐藤隆氏。当時、自分の曲もヒットさせてたソングライターですわ。
 このヒトが、また、やたらと、難解な曲が得意だったからなぁ。

 まあ、基本のところは、スパニッシュ系なんだろうな。メロディライン的には。 この曲もそんな匂いがするし。

 まず、そこからして、ちょっとコドモでは解釈できないのよ。

 夜の匂い、お酒の匂い、タバコの匂いが・・・漂ってくるでしょ、艶めかしい大人の匂いが。

 そういうシチュエーションを知らないコドモには、なかなか理解しろっていっても、難しいよなぁ。


 ただ、今、改めて聴くと、サウンドし、いかにも84年って感じだよね。ギターの音色にしても、安全地帯っぽくて、あの時代以外は考えにくいような感じですよ。
 そういう意味では、どんぴしゃのタイミングだったんだろうな。
 いや、逆に考えると、そういう作りをしたのかも知れないけど・・。

 ところで、この曲は、「カメリアダイアモンド」のCM曲だったんだってねぇ・・。
 うーむ、覚えてないなぁ・・・。

 「カメリアダイヤモンド」のCM曲って、80年代の終盤から90年代の前半にかけては、やたらと流れてたけどね。特に深夜番組帯では。
 基本、深夜までテレビみてた、大学生の頃は、まあ、耳にタコが出来るくらい見たけどねぇ。。

 でも、まだ、このころは深夜番組も見てなかったしなぁ・・、だから、CMで流れてた頃とは、全然覚えてない。

 曲自体、「ベストテン入り」してきてから、初めて聴いた・・・のかなぁ?
 うーん、多分、「全日本歌謡選抜」が最初だったとは思うけど・・。




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