今回の1曲セレクトは、「ストリッパー」沢田研二です。
まずはデータです。
・タイトル ス・ト・リ・ッ・パ・−
・アーティスト 沢田研二
・作詞 三浦徳子
・作曲 沢田研二
・編曲 伊藤銀二
・リリース日 1981年9月21日
・発売元 ポリドール
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数 36.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1981年11月2日〜1982年1月11日付
ここでも何回か書いてるんだけど、最近「エロエロ」な歌って少ないよなぁ。なんでなんだろうねぇ。やっぱりPTAがウルサイんでしょうかねぇ。いわいるモンスターペアレントって言うヒト達。でもさあ、自分たちだってエロエロやってたから子供が生まれたわけじゃんか・・・なんて思うんだけどねぇ
まあ、その反動か、ここでもエロエロな曲を書くと意外とアクセス数が良いんだよね。
いやいや、そんなに「エロエロ」ソングが人気あるんなら、「エロエロ」ソングを持って来ようじゃん・・・・っつうことで、沢田研二の「ストリッパー」を持ってきました。
あ、正確には表記は「ス・ト・リ・ッ・パ・−」のようですね。間に「・」が入る・・・と。
まあ、それはどうでもいいんだけど、↑で書いたほど、実際は「エロエロ」ソングではないです。
たしかにタイトルを見ると、衝撃的ですけどね。作詞は、三浦徳子さん。
しかし、前、シブがき隊の「処女的衝撃」の時も書いたけど、女の作詞家としては、野太いよねぇ。「ストリッパー」ですよ。
普通、女の作詞家では、こんな衝撃的なタイトルの曲、書かないですよねぇ。
まあ、タイトルはもともと決まってたのかもしれないけど、タイトルに負けないほど、内容的にも野太いものねぇ。
♪ ヒールを脱ぎ捨て ルージュを脱ぎ捨て 全てを脱ぎ捨てたらおいで 裸にならなきゃ 始まらないショーの始まりさ〜 ♪
だもの。
これなんですよ〜、ヤバさって。詞を読んだだけでもドキッとするヤバさを感じるじゃん。
これが「歌謡曲」の醍醐味なんじゃないかと思うわけです。
きっと、最初から「オトナ」のマーケットを意識した作りに徹してるから、この位ヤバい曲でも大丈夫っていう読みもあるから、作れるんだろうね。
この曲、今から34年前の曲だけど、まだ、あの頃は、聴き手(ユーザー)にもオトナが居たんだよね。
・・・かと思えば、松田聖子の「青い珊瑚礁」のような、ソフトな詞も書くし、早見優の「夏色のナンシー」のような、キラキラした詞も書くし、このヒト一体、何者? って思うくらい、変幻自在な幅広いイメージの詞を書くヒトだったよなぁ。
この曲に関しては、曲も詞に負けないくらいスリリングだし、久々に「勝負」をかけてきたジュリーだったよなぁ。ジュリーは、こうじゃなくちゃ!
まずもって、イントロ最初のドラムのスタタタタタタタタタタタタっていう力強いスネアからして、インパクト大だったもんなぁ。
サウンドはギンギンギターの悪夢路線。エロくていいんだよね、さすがにストリッパーというだけあって。。。
この前の年の「TOKIO」から、バックバンドは、長年連れ添った井上尭之バンドから、オールウェイズを経て、この年81年から、吉田健氏率いるエキゾティクスに変わったけど、恐らくこのバンドの魅力が、あのころでは一番引き立った曲なんぢゃないかな。
曲はジュリー自身。このころは、前曲の「渚のラブレター」、この曲、次の「麗人」と3曲連続で自身作曲でいってたけど、ソングライターとしても、かなりいけるよねジュリーって。
本人の言葉を借りると、たまたま自分で書いた曲が選ばれたっていう話だけど。
まあ、今となっては、最期の力を「振り絞って」に入ってた時期でもあるんだけどね。
この曲が現在まで、最期の30万枚突破曲となってしまったわけで・・・。
でも、コノヒトが年末のレコード大賞に居ると、それだけでステージが華やいでた時期ですよね。
改めて「スター」だと思いますわ。最近は「スター」っていうほど存在感があるヒトも少なくなっちゃいましたからねぇ。
ちなみに、エロエロ・・・だったら「時には娼婦のように」の方が、もっとスリリングだったかな?
だけど、残念ながら、時期が合わないんだよね。。。
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