かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

久保田利伸

華麗なる賭け / 田原俊彦

1985_09_華麗なる賭け_田原俊彦


今回の1曲セレクトは、「華麗なる賭け」田原俊彦です。

まずはデータです。

・タイトル    華麗なる賭け
・アーティスト  田原俊彦
・作詞      吉元由美
・作曲      久保田利伸
・編曲      新田一郎
・リリース日   1985年8月14日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  12.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1985年8月26日〜9月2日付

1曲セレクトもここ暫くヒット曲という点では、メインストリームからちょっと外れた曲が続いたんで、ここいらで本来のメインストリーム的な曲を持って来ましょうかねぇ。 まあ週末と言う事もあるしね。

田原俊彦「華麗なる賭け」なんてとうだ

でも、うーーむ、ヒット曲のメインストリーム・・・なんて書いちゃったけど、これまた、ちょこっと「ビミョウ」なラインかなぁ。

一応、トシちゃんの曲ではあるけど、売り上げ的には下降線を辿っていた、85年の曲だからね。

それでも、この曲、オリコンでは1位取ってるんだよね。
まっち先生とは対照的に、オリコンではなかなか1位を獲れなかったトシちゅんではあるけども、この曲では、前年8月の「顔に書いた恋愛小説」以来、ちょうど1年ぶりでの1位獲得・・・・とチャートアクション的には良かったんだけどな。
 でも、ベスト100には僅か7週しかランクイン出来なかった・・・と、それまでのトシちゃんの曲としては同年2月の「銀河の神話」とワーストタイの「短命」ヒットに終わってしまった曲だからなぁ。

まあ、だからね、トシちゃんの曲とは言えど、あれから31年経った今じゃ、完全に知ってる人しか知らないよね・・・的な曲であっても不思議はないんだけどね。


ぢゃ曲的にツマンなかったのか・・・といえば、ま、個人的にではあるけども、この曲結構好きだったんだよな。
それまでの数作、ミディアムテンポな曲が続いたおかげか、それまでのトシの曲から比べれば、インパクトが救いない曲が続いたんだけどさ。そそそ、今一つ焦点が定まらない、シングルっぽくは無い曲が続いたんだけどさ。

この曲は、久しぶりに緊張感があるアップテンポだったし、曲の焦点も定まった・・というか、引きしまった感じの曲だったじゃん。
あ、久々にシングルっぽい曲が来たな・・・・なんて、嬉しかったんだけよね。 おそらく85年の勝負曲はこれだ・・・って感じ取れたとさ。 だから、これは売れてくるんだろうな・・・なんて予感があった。

BUT、フタを開けてみれば、ここまでのシングルの中でワーストの売り上げに留まっちゃったからなぁ。

デビューから丁度5年が経過し、さしものトシちゃん人気にも完全に陰りが見えてきたんだろうな・・・っていう所は拭えなかったよなぁ、この動きから見てさ。

まあ、丁度、この曲とは別に、トシ&ナオコの「夏ざかりほの字組」って曲が並行してヒットしてたって事もあるんだろうけどね、この曲の場合。
うん、「夏ざかりほの字組」は、売り上げ20万枚を超えてましたからね。そっちに「獲られ」ちゃったんだろうな。


ちなみに、この「華麗なる賭け」の作曲者は久保田利伸氏。 うんシンガーとしては、まだブレイクする前ですね。
個人的にも、この曲で久保田氏の名前を知ったのかな。
 久保田氏といえば、そのご「FUNKY」というキーワードで80年代終盤、大ブレイクしたアーティストだけど、この曲については、その後の「FUNKY」さっていうところは感じなかったんだよな。

いかにもそれまでの既存のポップス的な流れの曲だったしさ。どちらかと言えば、アレンジャーの新田一郎氏の色合いが強かったんだよな。イントロを初め、ブラスが比較的前面に出てきてたりするし。

久保田氏本来の「FUNKY」な一面がクローズアップされたのは、この曲に続いて次の「It's BAD」からだろうな、やっぱ。この曲・・・と言うよりも、「It's BAD」をきっかけにブレイクして言った感が強いからねぇ。



動画・・・リンクしたい動画が、You Tube以外からだと弾かれちゃうんで、You Tubeへ直リンク

https://www.youtube.com/watch?v=WhgFoZ0y6nI


個人的には、この曲の派手めな間奏が好きなんだよね。 いかにも「華麗なる」って感じでさ。
まあ、根っこの所は1985年・・・というよりも、もっと古い60年代〜70年代のエンターテインメント華やかかりし時代の雰囲気なんだけどさ。。。
 でも、個人的には、この曲の間奏部分を聴くと、1985年の今頃が一瞬にしてフラッシュバックされるんだよな。


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It's BAD / 田原俊彦

1985_11_It's BAD_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「It's BAD」田原俊彦です。

 まずはデータです。

・タイトル     It's BAD
・アーティスト   田原俊彦
・作詞       松本一起
・作曲       久保田利伸
・編曲       船山基紀
・リリース日    1985年11月28日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  4位
・売上げ枚数    11.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位 

 ここ数日、さて、どう書こうか・・・と迷ってた曲がある。まあ、迷うくらいなら、当たって砕けろ(←大げさ)ぢゃないけど、書いてしまえ・・・

 ・・・なんて、持って来たのが、今回の「It's BAD」だったりして。

 いや、このころになると、トシちゃんの曲も、いまひとつ、「ココ」っていうポイントがしぼりにくくてねぇ。。。
 ま、その前に、初期の曲に比べると、あんまり聴きこんでいない・・・っていうのもある。
 なんで、こういうレビューな書きもんになると、さて、どう書くべーな・・なんて、ついつい迷ってしまったして・・あせあせ

 この曲って言ったら、やっぱ、久保田利伸氏の存在なくしては語れないですかねぇ、やっぱ。
 じつは、この曲の前の「華麗なる賭け」も久保田氏の作曲なんだけど、そっちは、ほとんど注目もされていないんだよね。
 ま、たしかに「華麗なる賭け」は、それほど「久保田利伸」っていうかんじの曲ぢゃないってのもある。

 久保田利伸っていったら、やっぱ「ファンキー」ぢゃん。「華麗なる賭け」は、そういう曲ぢゃなかった・・・ってことよね。

 それに比べたら、この「It's BAD」はめちゃめちゃファンキーだったもんな。(←英語で訳してみてね。。。 そういえば、こんなタイトルの久保田氏のアルバムがあったなあせあせ

 これ書くにあたって、当時の動画を改めてみてみた。 いや、今見ても、見劣りしないもの。曲にしても、トシの踊りにしても。

 当時、そろそろトシの言動に「驕り」も見えはじめてはいたけど、この曲については、それも許せるかなって感じだよな。
 
 たしかにウタはヘタなのよ。でも、今からして思えば、ヘタだったけど、口パクに逃げてないじゃん。踊りについては、ま、ここまで来ると、ほぼ完璧だったな。
 時期的に「少年隊」のデビューも控えていたんで、気合の入り方も違っていたみたいだわ。

 そのあたりが、すぐ口パクに逃げる、最近のジャニーズ軍団との違いなんだよな。

 全然、エンターテイメント意識というか、ストイックなまでのプロ意識はあったんじゃないかねぇ。動画見てて、そう思いましたわ。


 曲については、ま、この曲あたりが、「ラップ」歌謡の原点と言われているわな。
 違うのは、まだHIPHOPっていうジャンルは確立されていない時期のわけで、ファンクをベースにラップが入っているってことか。。
 このあたりは、今のHIPHOPに馴染みきっている輩にとっては、ちょっと違和感があるか、または、新鮮に聴こえるか・・・ってところだろうな。

 いずれにしても、最近の「J-POP」の下地になっている、ずーーーーっと大元の曲ですよ。



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You Were Mine / 久保田利伸

1988_04_You Were Mine_久保田利伸






今回の1曲セレクトは、「You Were Mine」久保田利伸です。

 まずはデータです。

・タイトル    You Were Mine
・アーティスト  久保田利伸
・作詞      川村真澄
・作曲      久保田利伸 羽田一郎
・編曲      杉山卓夫&MOTHER EARTH
・リリース日   1988年2月26日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   34.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1988年3月7日〜5月9日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「君の瞳をタイホする」主題歌

 意外と苦手な音楽ジャンル・・・・。まあ、音楽ジャンルは、どのジャンルも割と平気だけど、生理的に合わないよな・・・っていうのがHIPHOPだろうな。 これだけは、どう折り合いつけようとしても、どうも合わないわ。生理的に合わないわけだから、こればっかりはねぇ・・。
 
 一時期のHIPHOPな時代は、ワタシャ地獄でしたわ。 そんな時代が、ようやく通り過ぎて、ホッとしていたりする、この頃だったりするんだけどね。あせあせ

 それと、ニューウェイブ系も案外苦手だったりする。
 うーん、この場合は、苦手・・・と言うよりは、肌に合うまでに時間がかかるって言うのかなぁ・・・。
 初聴のときに、一発で「あ、これいい」・・・ってなることは、あんまりないな。何回か聴き倒して、やっと「なるほど〜」って消化できることが多いな。

 特にソニー系のニューウェイブ系はねぇ・・・。ワタシにとっては、消化不良を起こし易いっちゅうか、消化できるまでに時間がかかるんだよなぁ。

 だからか、ソニー系のニューウェイブ系は、意外と音源持ってなかったりするな、未だに。

 そういうわけで、今日引っ張ってきた、久保田利伸の「You Were Mine」。

 うん、ウチにある久保田の唯一の音源。

・・・と書くと、またまた冗談でしょ? ・・・とか言われそうたけど、これが事実だったりしてふらふら

 96年の、あの大ヒット曲「LA LA LA LOVESONG」も持ってない。

 世間では186万枚も売れたことになっているけど、ワタシの中では「ナンデスカ〜」的な曲ってことなのよね。

 なぜか? っていうと、上で書いたように、どうもこのヒトの曲はワタシん中で消化できないんだよなぁ。

 聴いてるうちに「あーーー、もういいや」って感じになっちゃうのよ。

 この「ファンキー」なノリがねぇ・・・どうも・・・。

 この辺からなんだよね、日本の曲も本格的に洋楽っぽいメロディラインになっていったのも。

 88年当時は、まだ「J-POP」っていうジャンル用語はなかったけど、この曲が出てきた頃からだよなぁ、「J-POP」が広義の上での「J-POP」らしくなってきたのは。

 ただ、この「You Were Mine」は唯一、許せる曲なのよね、ワタシの中では。

 なんでなんだろうね〜。この曲は、久保田独特の匂い・・・っていうかクセが少なく、ファンキー・・・っつうよりはポップな感じがしたからだろうな。

 現に、売れてたからなぁ、この曲は。 だから聴く機会も結構あったわけで、そのうちに消化できたってことなんだろうね。


 ちなみに、この曲はフジテレビの月9の「君の瞳をタイホする」の主題歌だったわけで・・・。
 うんにゃ、「月9」、「とれんでぃどらま」っていう「用語」が出来た頃の作品ですわ。

 今思うと「現実にありえねー」っていう設定が、もろ「バブル」。


 ワタシャ、見てなかったけど・・・・ふらふら




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