かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

主題歌

【キニナル曲】青と夏 / Mrs.GREEN APPLE


2018_08_青と夏_Mrs.Green Apple


・タイトル    青と夏
・アーティスト  Mrs.GREEN APPLE
・作詞      大森元貴
・作曲      大森元貴
・編曲      大森元貴
・リリース日   2018年8月1日
・発売元     ユニバーサルミュージック
・タイアップ: 映画「青夏 きみに恋した30日」主題歌

リリースは2018年と今から6年前の曲なんで、最近リリースの曲で引っ掛かった曲を取り上げている
「キニナル曲」っていうのも、なんか変だな・・と思いながら引っ張ってきたんだけども。。。

いや、実際、この曲には、ずっと引っかかっていたのよ。 うん、曲そのものという前に、この曲のチャートアクションに。

この曲、↑で書いたようにリリースは2018年なんだけども、いまだに「夏」が始まるとランキングを上げてくる。

さしずめ冬の「クリスマスイブ」の夏版的な曲・・っていうイメージですな。

まあ、いかにも「夏」の始まりを思い起こさせる、シンプルかつキャッチーなメロディラインと温度感のアッパーチューンなわけで、だから、夏に「受ける」のはよくわかる

そんなわけで、夏が始まるとランクを上げてくるのは分かるんだけども、「クリスマスイブ」と違うのは、夏が終わっても、ランクの下の方に居座り続けるということだろうな。

ちなみに、「ビルボード・ジャパン」では、ランクイン週数が300週を超えている。 不肖ワタクシのランクでも、今週で149週目のランクイン・・とランクイン週数で歴代トップを続けている。

ただ、今一つ、不思議なのは今のミセスのアーティストパワーならば、この時期、ベスト3に入っても、あわよくばトップをとってもおかしくない。。。
そのくらい「夏の匂い」っていう意味でのインパクトは強いと思いますよ、この曲。

けども、実際はそこまでランクが上ってこない。 上がってもベストテン内ギリギリで止まる。

これ、今年だけじゃなく、ずっと毎年のことで。。。
ここまでワタシのランクでの最高位は6位ですわ。

恰も、ランキングが上がりすぎるのを「抑制」しているかのようなチャートアクションに感じるんだよね。そんなところが個人的には、なんか不思議なチャートアクションだな・・と思いつつの。

いや、昔・・・少なくとも90年代だったら、夏に受けるの分かってるならば、夏の時期、もっと「花火」を打ち上げるべく集中的なプロモーションを仕掛けてた・・と思うんだけど、そこまで集中的なプロモーションをかけてこないし。。

というか、そういう90年代までの売り方が「デフォルト」と思える、「昭和」感覚がいまだに抜けないワタシなんかにしてみると、そういてこないプロモーションに違和感・・いやいや不思議に感じたりするんだけどさ。

でも、客観的に考えると、これも「曲の寿命」を長引かせる、一つの戦略なのかもしれない。

一気に集中的にプロモーションすることは、たしかに短期間のうちに爆発的に売ることも可能だけども、逆に言えば消費されるのも早い。
それは、ここまで積み重ねてきた音楽ビジネスの歴史を振り返れば一目瞭然なわけで。。

まあ、完全に私の「妄想」なんだけども、もし、本当にそこまで考えてるならば、「ミセス」っていうグループは、恐ろしくしたたかな人たちだなって思いますねぇ。

もっとも、これが「令和」時代のデフォルトな売り方なのかもしれないけども。。。






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TOMORROW / 岡本真夜

1995_06_tomorrow_岡本真夜



今回の1曲セレクトは、「TOMORROW」岡本真夜です。

まずはデータでする。

・タイトル    TOMORROW
・作詞      岡本真夜 真名杏樹
・作曲      岡本真夜
・編曲      十川知司
・リリース日   1995年5月10日
・発売元     徳間ジャパン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   177.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1995年5月29日〜8月7日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「セカンド・チャンス」主題歌

ここまで1700曲ほど書いた「1曲セレクト」。
個人的に苦手な「演歌」を除いて、90年代前半までのロック、ポップス系のいわいるミリオンヒットはあらかた書いた・・と思ってたんだけどね。。。

たまに、過去に書いた曲のアーカイブスを調べてみると、実際はまだまだ抜けがあるんですよね。。
意図的に書いてなかったのもあるんだけども、すでに書いたものとずっと思ってて、実際は書いてなかった・・っちゅう曲もあるんだよなぁ。

今回引っ張ってきた曲は、まさにそんな曲ですわな。

岡本真夜「TOMORROW」

mixi時代を含め、アーカイブスを検索してみたら・・・出てこない。。。

いやー、この曲なんかは絶対に書いたと思ったんだけどなぁ。。。。

ミリオンヒットでも個人的に触手が伸びなかったような曲は、意図的にこれまで書いてことなかった・・というのはあるけども、この曲はそんなことなかったしな。。
むしろ、初めて聴いた時から引っかかった曲だった。

この曲を初めて聴いたのはいつだったんだろ? うーん、思い出せない。。。

29年前と言ったら、社会人2年目、まだ害虫駆除会社に勤務していた頃。
2年目ということで、一通りの仕事の手順は覚え、ひとりでも行動できるようになり、やっと仕事の面白さを覚え始めていた頃だ。
確かに月に1/3ほど深夜勤があり、体力的には大変だったけども、なんせ20代中盤という若さだったからなあ。不規則な勤務でも苦にはならなかった。(今だったら絶対に死ぬな。。。きっと。。)

まあ、そんなわけで、定期的な深夜勤務ということもあり、この曲が主題歌となっていたドラマ「セカンド・チャンス」は見ていない。

・・・ということで、ドラマからこの曲を知ったわけではなかったと思うんだけどね。

やはり、リリースされた後にbay fm「POWER COUNTDOWN JAPAN HOT30」にランクされてから知ったんだったっけなぁ。。。

兎も角、素直メロディラインに 疾走感のあるモータウン系という組み合わせが新鮮で、一発で引っ掛かったのは覚えてる。
この手の曲って、それまでありそうではあったんだけどもね。 いや、もしかしたらそれ以前にもこの手の曲はあったのかもしれない。ただ個人的に届かなかっただけで・・・。
いずれにしても、初めて聴いたときはめっちゃ新鮮に聴こえたな。

ただ、この曲が、岡本さんのデビュー曲とは思わなかった。
すでに、何年かのキャリアを積んだヒトが、ドラマ主題歌に大抜擢されてブレイク。。。
そう思ってたんだよね。

いや、そのくらい、すでに出来上がってた曲と感じたよなぁ。

まあ、十川知司氏のアレンジも冴えてたというところも大きかったんだろう。

90年代の十川知司氏といえば、それまでチャゲアスやASKAソロ名義の数々の楽曲でアレンジの手腕を発揮し時代を席巻していたしな。


時代は90年代も中盤。 タイミングとしては、trfの大ブレイクで小室サウンドが注目。一方でシャ乱QやL⇔Rがブレイク。 うん、スピッツの「ロビンソン」が大ブレイクしたのも同じころですね。

そんな中で、90年台初頭を席巻した80年代の大御所ロックアーティストの勢いに陰りが見え始め、ビーイング系はややスローダウン。

代わってtrfの大ブレイクで小室サウンドが台頭。一方でシャ乱QやL⇔Rなどの新たなバンドがブレイク。 うん、スピッツの「ロビンソン」が大ブレイクしたのも同じころですね。

そんな時代が大きく動いてた同時期、岡本真夜さんもこの曲で出ていたわけなんだよね。

wikipediaによると、上京してからデビューまで2年半。その間デビューが3回延びたとある。

それからすると、仮に上京してすぐにデビューした場合、92年にはデビューしたかもしれない・・ということになる。

もし、この「TOMORROW」が92年にリリースされていたら。。 果たしてここまでの大ヒットになったのか・・といえば、正直、断言する自信はないなぁ。

もちろん、タイアップしたドラマ「セカンドチャンス」は無かったわけだし。。 いや、仮に他のタイアップが付いてたとしても、これだけのヒットになっていたのか!?

楽曲のクオリティ云々という前に、果たしてこの曲が1992年という時代にマッチしていたのか・・というと、やっぱり疑問だしね。

1995年って、↑で書いたように新たなアーティストの台頭によって楽曲の志向もそれまでと変わってきてましたよね。

個人的には、それら新興アーティストの曲とか、同時期にヒットしていた、THE BOOM「風になりたい」や、大黒摩季の「ららら」あたりから、乾いた温度感を感じるんだよね。ちょうど1995年の今頃のヒットには。

そんなヒット傾向の時代に、この「TOMORROW」っていう曲はピッタリマッチした・・ような気がしてならなんのよ。 うん1995年っていう時代だったからこそこれだけのヒットになったような気がするんだよな。

昔、筒美京平氏が「1973年なら1973年の色がある。ヒットさせるにはその年の色を出さなくてはならない」っておっしゃっていたけども、そういうことなんだよね。

もっとも、職業作家の時代から、シンガーソングライターの時代に変わったわけで、シンガーソングライターが、そんな時代の色を追いかけるように曲を作るということはないだろうから、この「TOMORROW」にしても全くの偶然なんだろうけどさ。





この曲のMVを見ればすぐわかるんだけども、そういえば、岡本真夜さんって、デビューしてから暫くはテレビにも出ない、マスコミに顔を出さない・・・など正体を隠してたんだよね。

それなのに曲は、ロングヒットで売れ続けていたし、声質やCDジャケットの横顔シルエットから、相当な美人なんじゃないか・・とか、逆に 実は岡本真夜って覆面アーティストで本当はいないんじゃないか・・とか囁かれていた・・ような記憶もあるなあ。

その後しばらくしてテレビ初登場の際、ワタシも見てたんだけども、想像していたよりも、ちょっとジミメのルックス(失礼)ちょっと拍子抜けした記憶がありますね。

その昔、やはりCMタイアップでの声質から、相当な美人じゃないかと囁かれた久保田早紀さんが「異邦人」の大ヒットでテレビに出演したときに、想像通りの美人だったことから、岡本真夜さんもそうなんじゃないか・・なんて期待したりもしたんだけどね。

ただ、だからと言って、楽曲の売り上げには支障がなかったし、この曲一発で終わらず、その後もコンスタントにヒットを出し続けてきたことからも、ヒットアーティストとしての実力は相当なものなんですけどね。。。

ちなみに、岡本真夜さんのテレビ初出演は95年の「紅白」とあるけど、そうだったかなぁ・・・。
なんか、もうちょっと早い段階で出演してたような記憶があるんだけどね。



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幸せな結末 / 大瀧詠一

1998_01_幸せな結末_大瀧詠一


今回の1曲セレクトは、「幸せな結末」大瀧詠一です。

まずはデータです。

・タイトル    幸せな結末
・アーティスト  大瀧詠一
・作詞      多幸福
・作曲      大瀧詠一
・編曲      井上鑑
・リリース日   1997年11月12日
・発売元     ソニーレコーズ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   97.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1997年11月24日〜1998年1月26日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「ラブジェネレーション」主題歌

先日、佐野元春氏の「約束の橋」で、70年代、80年代の「大御所」アーティストのドラマ主題歌で取り上げられねがれは、この辺から下火になる ・・と感じで書いた。
まあ、確かに頻度としては、90年代頭から92年くらいまでに比べると落ちた印象が強いんだけどね。
実際は、それ以後も90年代後半まで続いたわけで。

その「とどめ」として出てきたのが、このヒトのこの曲だったんじゃないのかなぁ。

大瀧詠一「幸せな結末」

最後の「大物」として、やっとドラマの主題歌で出てきたか・・・なんて、思った方も多いんじゃないんですかねぇ。

wikipediaを見ると、当時の大物ドラマプロデューサー、亀山千広氏から、大瀧氏へなんども、依頼をしていたものの、ずっと断られ続けた ・・とあるんで、ずっと前からオファーはされていたようなんだけどね。

まあ、70代〜80年代にかけて、テレビには出なかったアーティストも含め、超大物アーティストが次々とドラマ主題歌に抜擢されていく中で、 大物中でもさらに大物である大瀧氏にオファーが行かないわけもないわけで。

でもまあ、大瀧氏も当初は断り続けていたようなんだけどね。亀山氏の粘り強い交渉と、その他諸事情が整い、ここに実現したわけでね。

当時、ドラマ主題歌に大瀧氏の「新曲」・・ということを知ったとき、正直、個人的には複雑な心境だったな。

まず、大瀧氏の「新曲」が聴けるということ。 なんせ、待って待って待ち続けてましたから。。。
この曲の前にリリースされたシングルは、1985年11月の「フィヨルドの少女」まで遡るわけで。

中学2年(1983年)のちょうど今頃、親友だった「お寺」の息子のI君に強制的に聴かされた「A LONG VACATION」のカセットを強制的に聴かさせた。

衝撃的だったのよ。  なんだ、この音楽は。その頃主に聴いていた「ヒットチャート系」とは全然違う。 あの頃自分の中で求めていた「音楽」がすべて詰め込まれていたような気がして。

強制的に聴かされたカセットを、今度は、ワタシから「強制的」に借りてダビングしたな。
丁度、AIWAの「ダブルカセット」ラジカセを購入したときで、カセットからカセットへダビングしたのが、「A LONG VACATION」。

依頼、ワタシゃ、大瀧フリークになったのよ。

当然「EACH TIME」のLPも、 85年の「フィヨルドの少女」のシングルも聴き倒したな。

当時のマスコミ的な流れだと、次のアルバムは88年、その次は91年・・か?  とか言われていたわけで。。

でも、88年も 91年も 何の音沙汰もなし。 そろそろと次のアルバムの準備期間か? などの質問にも、まだ「EACH TIME」の整理期間 などとはぐらかされるばっかりで、ニューアルバムどころか新曲の声も一向に出てこないし。。。

もう、大瀧氏の新曲は永遠に出ないかもしれない。。。 なんて諦めに変わったりして。

そのうち、90年代の新たなアーティストが台頭する中で、大瀧氏については、ほとんど忘れかけていたんだよね、ワタシも。


そんな折に、突然ふっと湧いてきた「新曲」の情報。
やっと来たか・・と思ったのは言うまでもなかったのよ。

・・と同時に、一体どういう曲になるんだろう? 90年代の「NEW」大瀧詠一氏を見せてくれるのか、という期待があった。

反面、「ロングバケーション」の焼き直しだったらやだな・・っていう不安もあった。
時に90年代も後半。 すっかり70年代、80年代の匂いも一掃されていた頃だったからさ。
ここに「ロングバケーション」が来られても、時代錯誤のような気もしたのよ。

で、曲を聴いて、その不安は的中したな。 まったく「ロングバケーション」の再現だったから。
これは、亀山氏の意向でもあった様なんだけど。。。

BUT、そんな個人的な見立てとはウラハラに、売り上げ97万枚と、大瀧氏のシングルとしては、ダントツの売り上げを記録。

そもそも、シングルでオリコンのベストテン入りしたのも、この曲が初めてだったし。。。

まあ、あの当時、飛ぶ鳥落とす勢いだったキムタク主演の「月9」の主題歌だったわけで、大ヒットは約束されていたわけなんだけども、それにしてもミリオンセラー近くの売り上げっていうのは、正直、個人的には複雑な気分だったな。

メディアミックスでCDが売れるっていうのは、決して悪いことではないと思ってたし、今でも思ってるんだけどね。
でも、これは、あくまでニューカマーアーティストがブレイクする。そのきっかけとしてのメディアミックスなら・・って思うのよ。個人的には。

果たして、大瀧氏ほどの大物が、ドラマの主題歌としてメディアミックスが必要だったのか・・・というのは、やっぱ引っかかっていたし、そういう曲が、いとも簡単にミリオン近くまで売れるっていうヒットの風潮にも引っかかった。

佐野元春氏が「約束の橋」の時に、「ドラマの主題歌になんないとみんな聴いてくれないのか?」と疑問を呈したコトバが、甦ってきたりして。。。

待望の新曲が聴けたのは、うれしかった。けども、そんな理由から、もろ手を挙げて賞賛は出来なかったんだよな。 以来、この曲を聴くと、いつもどこかに、何かが引っ掛かったような違和感を感じたりしてね。




↑で、なんだかんだ書いても、今となっては、1998年の今頃の曲って頭になっているのは自分の中でちゃんと昇華してるんだろうな。 1998年の今頃って当時の仕事でも色々ツライことが多かったのよ。そういう時期の曲って好き嫌い抜きにして、印象に残りますね。


ちなみに、この曲がヒットしていた、ちょうどこの頃、個人的にはインターネットを始めたんだよね。
1997年12月の暮れだったな。
年末年始休暇を利用して、自宅PCとネット回線を繋いだの覚えてるわ。
TCP/IPとか手動で設定しなきゃならないところかあって、接続するまで結構苦労したんだよな。
あの頃OSは、まだWindows95、回線はISDN、今みたいに常時接続は高くて個人では無理だったからダイヤルアップでしたね。 もちろんテレホーダイで。
日中は、直近のアクセスポイントまで3分10円の通信料がかかるから、接続は23時から翌日8時の通信料が一律になるテレホーダイタイム。
でも、考えることはみんな一緒で、23時になるとたちまち接続が重くなったりしてね。。。

仕事でネットを使うのを含めて、IT系の人たちに宵っ張りが多いのは、この頃のテレホーダイの慣習の名残だよなぁ。。。

いずれにしても、ネットに接続したことで、自分のサイトのランキング集計も、全部PC上で集計ができるようになったわけで。。今に続く環境が整った頃ですね。

それまでは、すべて紙媒体を利用して集計してたんで。。。。

でも、ネットにつないだことによって、あの当時の仕事を辞めようと思い始めたんだよな。


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Everything / Misia

2000_12_Everything_Misia



今回の1曲セレクトは、「Everything」Misiaです。

まずはデータでする。

・タイトル    Everything
・アーティスト  Misia
・作詞      Misia
・作曲      松本俊明
・編曲      冨田恵一
・リリース日   2000年10月25日
・発売元     アリスタジャパン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   187.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2000年11月9日〜2001年2月1日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「やまとなでしこ」主題歌

大晦日ですね。今年の1曲セレクトはこれが最後になりそうですので。。
今年も閲覧していただきありがとうございました。年々、書く曲も少なくなってきましたが、来年も新たな曲も紹介していこうと思います。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。🙇‍♂️🙇‍♂️

さて、もうすぐ、紅白と相成りますが、、今年も紅組のトリは、Misiaということで。。。
2019年以来、5回続けてトリですわ。 しかも今年は2020年、2021年に続いて3回目の「大トリ」ということで。。。

いやいや、他に紅組のトリを務められそうなアーティスト出てこないもんですかねぇ。。。
まあ、白組もここんところ福山に頼り切りな状態ですが。。。。

圧倒的な歌唱力、存在感があると言ったら、現在のところMisiaしかいない。。。 

しかし若くして5年連続トリかよ・・・ なんて思っていたけども、気が付いてみれば、Misiaも今年45歳ですからね。トリを務めても全然違和感がないなったわけで。。。

誰もが認めざるを得ない・・・というところですかね。


そんなMisiaも紅白に出るようになったのは、ここ10年あまり。 

そそそ、大ヒットを連発していた20代の頃は、紅白からはお声もかかっていない。 それが不思議でね。 なんかの間違いぢゃないの?  ・・・なんて思ったもんだけどね。

今回は、そんな、なんかの間違いじゃないの? と思った、あの大ヒット曲を一つ。


「Everything」

そそそ、フジテレビ2000年10月期の月9ドラマ「やまとなでしこ」の主題歌として、187万枚セールスを記録した、あの超大ヒット曲。

むーー、この曲も、まだ1曲セレクトで書いてなかったんかいな?  

今となっては、なんかの間違いじゃないんか?   ・・・と思ってしまうんだけども。。。

いや、この曲、「1曲セレクト」としては書いてなかったけども、当時、運営していた「CHART BBS」っていうネット掲示板には、「新曲レビュー」として1度書いた気がする。

もっとも、何と書いたのかは、今となっては全く覚えていないけど。。。

ただ、ヤバイ曲が出てきたなとは、当時も感じたと思うのよ。

ヤバイっていうのは、「すげぇ」っていう意味でのヤバイってことで。

まず感じたのは、日本のヒット曲もここまで上り詰めてしまったか・・・ってことですね。

曲調、メロディライン、サウンド、歌唱・・・どこをとっても、完璧なんだもん、この曲。もう、これ以上の曲は出ないんじゃないか!? って感じたな、初めて聴いたときは。

Misiaって、たしかにウタは、デビュー曲の「つつみこむように」から滅茶苦茶うまかったんだけども、まだ、どこか幼さが残った声質だったのよ。 まだ、のびしろを感じるような。

それは、この「Everything」の前曲の「Escape」でも、まだ感じた。

もっとも、小悪魔調なアッパーチューンである「Escape」とは、単純には比較にならないんだけども。。

でも、この曲は完璧すぎた。売れるべくして売れた曲ですわ。

あまりに凄すぎて初聴で固まってしまうことが何年か一度あるんだけども、この曲なんかはそうだったなぁ。とにかく、すげえ曲が出てきたと日本のヒット曲のレベルの高さを感じましたね。


たしかに、月9ドラマ主題歌というブランドも大きかったとは思うけども、たとえ、そういうブランドタイアップなくても売れたんじゃないんかなぁ。

そもそも、ワタシ、ドラマ見てなかったしね。 あの頃、すっかり一般的になったMVから、この曲を知ったと思うし、暫くはMVと、件の、bay fmの「パワーカウントダウン」だけで、この曲を聴いてくらいだったから。 いや、それでも十分、この曲のすばらしさが伝わってきたのよ。


ただ、今思うと、この曲があまりにも完璧すぎたから・・・だったのかもな、当時、Misiaが紅白に出なかったのは。

2000年と言ったら、Misiaは、まだ22歳ですわ。

22歳で、これだけパーフェクトな楽曲、パーフェクトな歌唱で、紅白なんて言う舞台を踏んだら、すぐ昇華されてしまう。 こんな逸材を若くして昇華されないためにも、この曲でトリをとれるような年齢まで紅白の出演は見送る。。

もしよ、そんな決断をMisia陣営がしてたとしたら、これはなかなかすごい決断だと思うな。

とかく、目先の利益に行きがちなエンタメの世界で、そういう長期的な目で見て決断するってこと自体が異例だと思うし。。。

もっとも、これはあくまで個人的に思ったことで、実際どうだったのか・・は分からないけども。。。

ただ、この曲の1年後、「ソルトレイクシティ」冬季五輪のNHK放送のテーマ曲に「果てなく続くストーリー」が使用された2002年も紅白出場は見送ってたりするしね。
あの当時は、何らかの理由があったと思うんだよね。






この曲がヒットしていた2000年の暮れ・・・。焦ってた頃だな、個人的には。

2000年は、自分のサイトを開設した年でもあり、この頃は運営も軌道に乗り、めちゃくちゃ楽しかった頃だ。 反面、この年の2月に新卒で入社した会社を退職し、プー太郎を続けていたからさ、大分、貯金も切り崩してしまい、先が見えてきてたからさ。

もっとも、IT業界に転職を試みようと、某ネットワークエンジニア養成の専門学校に通ってたわけなんだけども。この年の4月に入学して、1年コースに通ってたから、12月の頃は、そろそろ本格的に転職先を考えなきゃいけなくなってきたころですわ。
でも、ワタシゃ、全然決まってなくて。。当然専門学校側からの斡旋があるものと思ってたんだけども、それも期待していたほどなくてさ。。だから、焦ってたんだよな、今頃は。

なんせ、後先も全然考えずに、卒で入社した会社を退職したから、転職の進め方なんて全く考えてなかったし。。。

この「Everything」って曲を聴くと、↑で書いたようにパーフェクトな曲だと思うと同時に、あの頃の「焦り」もフラッシュバックしてくるんだよね、個人的には。

そんな焦りは、この後半年間続くだよね。その後、今に続く人生の転機を迎えるんだけどさ。
この曲がヒットしていた時は、そんな少し先の未来なんて全く見えず。ただ、ただ焦っていただけだったな。



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クリスマスキャロルの頃には / 稲垣潤一

1992_12_クリスマスキャロルの頃には_稲垣潤一



今回の1曲セレクトは、「クリスマスキャロルの頃には」稲垣潤一 なのだ。

まずはデータです。

・タイトル   クリスマスキャロルの頃には
・アーティスト 稲垣潤一
・作詞     秋元康
・作曲     三井誠
・編曲     清水信之
・リリース日  1992年10月28日
・発売元    ファンハウス
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  140.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1992年11月16日〜1993年1月18日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「ホームワーク」主題歌

先日から、以前すでに書いたクリスマスソングのうち、ずっとアクセスが多めの曲、ブログの底に沈んでいたのを表に引っ張り上げることを何曲かやってきた。

いつだかも書いたけども、1曲セレクトを始めた2005年、まだmixiに書いてた頃だけど、2週間くらいずっとクリスマスソングだけ書いてたことがあった。 

当時は、文字通り「1日1曲書く」ってことを目標にやってたんで、それこそ一気に10数曲書いたのかなぁ。 あの時点での過去の、めぼしいクリスマスヒットは、あん時、あらかた書いたんだよね。

ただ、後先考えずに書いたんで、その後、クリスマス時期に書きたい曲が無くなって、毎年難儀してるんだけども。。。。

でも、あの時も、それ以後もまだ書いてなかった クリスマスソングももちろんあるんだよね。


今回は、そんな、まだ書いてなかった「大ヒット」のクリスマスソングを一つ。


稲垣潤一「クリスマスキャロルの頃には」

じゃじゃーん。 1992年のクリスマスソングとしてリリースされ、当時、ミリオンセラーも記録した大ヒットをまだ書いてなかったとは。。。。

いやいや、書いてなかった・・というよりは、あえて書いてなかったといった方がいいのかなぁ。

リリースされた1992年当時、個人的には、どうも今一つ、この曲が好きになれなくて。。。 そういう記憶がずっと残っていたりするのよ。

生理的に好きになれなかった・・というよりは、あの時点で、この時期、毎年のようにリリースされるクリスマスソングに飽きてたって言った方がいいだろうな。

なんか、またか? ・・・って気持ちも強くてね。

それと、少し前に書いた、佐野元春氏の「約束の橋」と同じで、ドラマの主題歌にならないとみんな聴かないのか?  っていう現象に飽きてきてたんだよね、この時点で。

90年代に入り、70年代、80年から活躍してきた「大物」アーティストも、時代の流れの中で、苦戦をしれられてきていたアーティストも、ドラマの主題歌となると、約束されたようにミリオンセラーになる。

この曲は、ドラマ「ホームワーク」の主題歌。当時、上記にかいたような現象を起こしていたフジテレビ系ではなく、TBS系の金曜9時ドラマだけども。 結果的には同じような現象が起きた。

これを見てて、なんだかなあ・・・と思ってたのよ。

周りの盛り上がりとはウラハラに、なんか冷ややかな目で・・というと聞こえが悪いけども、冷静な目で見てたワタシがいたりしてね。。。
まあ、周りの風潮に流されすぎるのも嫌だった・・・っていうのもあったかもしれない。あの頃の心境として。

時代は90年代も丸々2年が過ぎようとしていた頃だったじゃん。 
件の「約束の橋」の時にも同じことを書いたけども、90年代をけん引していくような新たなアーティストもそろい始めてきていたし。個人的には、そちらの方に新鮮味を感じていたんだよね。
やっぱり、新鮮味を感じる方向を支持したくなってたし。。。

あ、これは、今でもそうだけども。。 

これって普遍的な物なんだよね、特にポップス、ロックなど、いわいる「流行歌」を聴く上ではさ。
これらの曲には、ある意味、新鮮さを求めているわけじゃん。 だからこそ新しい曲を聴きたくなるし、長いこと聴き続けていられると思うのよ。


確かにこの曲を聴く限りでは、90年代の匂いがするし、80年代の頃とは違うカラーの稲垣氏を感じさせてくれる。

だけど、ワタシの中では、稲垣氏と言えばどうしても80年代のカラーなんだよね、一番しっくりくるのは。
やっぱり、「ドラマティック・レイン」であり「夏のクラクション」なのよ。ワタシの中の稲垣氏は。
90年代・・というか、特にこの曲の稲垣氏は曲が大ヒットしたこともあって、特にアナクロに映ってしまう。

恐らく、そんなところから、当時は生理的には今一つ触手が伸びなかったのかもな。

だからね、ミリオンセラーではあるけども、長いこと、手元には、この曲のCD音源はなかったのよ。
むろん、bay fmの「パワーカウントダウンJAPAN HOT30」からエアチェックしたカセット音源はあったけども。 

それだけで十分だったんだよね。




当時は生理的に合わなかったものの、あれから30年が過ぎ、今では、手元にこの曲のCD音源はあるんだけども。
まあ、過去の大ヒットのアーカイブとして、最近中古で購入したモノなんだけどね。

あのころの個人的な好き嫌い別として、時代を飾った1曲であることは間違いないですからねぇ。


あ、そうそう、↑で、当時80年代のアーティストがドラマ主題歌を歌って大ヒットことに飽きていた・・と書いたけども、もちろん全てではないですね。

たとえば、同じ1992年10月期のTBS金ドラだった「十年愛」の主題歌を担当した大江千里氏の「ありがとう」なんかは、個人的には当時から好きだった。

まあ、大江氏の場合、80年代には稲垣潤一氏ほどの「代名詞」になるような大ヒットが少なかったこともあり、80年代のカラーっていう印象が少なかったからかもしれない。
だから、当時曲を聴いて新鮮味を感じたし、時代の風も感じたんだろうな。



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KNOCKIN' ON YOUR DOOR / L⇔R

1995_05_KONCKIN'ON YOUR DOOR_L⇔R


今回の1曲セレクトは、「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」L⇔R です。

まずはデータです。

・タイトル    KNOCKIN' ON YOUR DOOR
・アーティスト  L⇔R
・作詞      黒澤健一
・作曲      黒澤健一
・編曲      TOMATO CUBE  山内薫
・リリース日   1995年5月3日
・発売元     ポニーキャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   134.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1995年5月15日〜6月26日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「僕らに愛を!」主題歌

一聴して「うわっ、だっせえ!」と思わず笑ってしまう曲ってありますよね?

え? ないですか?

ウーム、私だけかなぁ。。。。

最近は、ヒット系の曲ってホント、よく考えられたつくりになっている曲が多いので、「だっせえ」と思える曲って少なくなった気がするけども、昔はあったんだよなぁ。。。

でも、ここでは、前から言ってきているけども、個人的には、そういう「だっせえ曲」になんか刺さるんだよね。

なんでなんだろうねぇ。。。逆に、誰が聴いても「かっちょいい」って思える曲って、あんまり刺さらないんだよな。。。。  

まあ、その辺が「天邪鬼」と思っている所以なんだけども。。。。

その「ダサさ」こそが、いわいる「売れせん」って言われるモノなのかもしれないけどさ。




・・・ということで、今回は、そんな初めて聴いて「うわっ! だっせえ!」と思った曲を一つ。

L⇔R 「KNOCK'N ON YOUR DOOR」


いやいや、ちょっとマクラで変な風に書きすぎたかなぁ。。。

前年、ポリスターからポニーキャニオンに移籍したL⇔Rだけども、個人的に、ポリスター時代の曲は正直、きちんと聴いたことがない。
だから、はっきりとは言えないんだけども、少なくとも、この曲の前、ポッキーのCFで使用された「Hello It's Me」あたりからは、そんなダサさの片りんは見えてた。

ちなみに、この場合の「ダサ」さっていうのは、メロディラインではなくサウンドですね。

例えば、「Hello It's Me」の場合は、フロアタムを多用したリズム体が、どことなくメロディラインやコード進行とシンクロしてなかったし、逆に不協和音のようにもなっていた。
その辺、昔、「Hello It's Me」の時にも書いたけんだけどさ。 
キャッチーなメロディラインなのに、そこになんかダサを感じたりしてね。

少なくともあの頃時代を席巻しようとしていた、小室系に比べるとスタイリッシュさは感じられなかったわけで。。。




そいで、この「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」は、サビのドラムの「おかず」(フィルイン)がめちやくちゃダサいじゃん。

 ♪ I KNOCKIN' ON YOUR DOOR いつもすぐせめぎ合う LONELY〜 ♪

ジャン(シンバル)   ドコドコ(16分タム)   ジャン(シンバル) ドコドコ(16分タム)〜 っていう繰り返しのフィル。

ドラムの経験がある方ならば、一度はやったことあるよね・・・っちゅう、超王道の「おかず」じゃん。


昔、1960年代のG,Sのころは、よく多用された「おかず」だけども、さすがに1990年代ともなると「ださっ」という感じで、ほとんどだれも叩かなくなったフィルインフレーズじゃん。

そんなドラムの、フィルインで、頭サビから一気に「うわっ ださっ!」って思ってしまったもの、ワタシ。。。

ただ、逆に言えば、頭サビからこのダサいフィルインのおかげで、一気に曲に引き込まれてしまったのも事実でさ。

ドラムにしろ、ギターにしろ、聴きなれたフレーズが、入ってくると、どこか安心してしまんだろうなぁ、ついつい刺さっちゃうんだよね。

結局、前曲「Hello It's Me」に引き続いて、ドラムのフレーズで曲に引き込まれた「L⇔R」って感じよ。

ただ、この2曲と、前年1994年にフロントマンの黒澤健一氏が森高千里に提供した「気分爽快」を聴く限りでは、そっち方向  ⇒1960年代G.S 志向のグループなのかな?

・・・という印象は持った。




もっとも、それ以前、ポリスター時代の曲は、よくわからないので、断言できないけども、
1993年にリリースされた、ポリスター時代の「恋のタンブリングマン」を聴く限りでは、やっぱ、そうだったんじゃないか・・とは一層思えてきますね。



いや、同じ1960年代でも、G.Sというよりは、ビートルズを核としたU.Kロックっぽいですね。

キャニオンに移籍して そんな、1960年代という時代感は残しつつも洋楽から、日本のG.Sに様変わりした(させられた!?)っていうのが、この「KNOCK'N ON YOUR DOOR」であり、前曲の「Hello It's Me」だったんじゃないのかなぁ。。。

書いてるうちに、そんな風に思えてきたな。

ただ、1960年代的曲っていうのは、あの時代、1994〜1995年あたりの、一つのトレンドだったと思うんだよね。

そもそも、ミスチルがモロそうだったし。。。 

今考えてみれば、L⇔Rっていう人たちも、その流れを汲んでたグループの一つっていう志向だよね。今思うと。

メンバーのフロントマン、黒澤健一氏は1968年。弟の黒澤秀樹氏は1970年生まれ。
ミスチルとは同世代ですわ。

もっとも、ミスチルのメンバーと「同級生」(1969年生まれ)のワタシも、もろ同年代なんだけども。。。

でも、それを考えると、ちょっと納得なのかな。

考えてみれば、我々世代がマジメに音楽に興味を持ち始めたと思われる1980〜1981年ころって、G.Sの揺り起こし(リバイバルブーム)で60年代的な曲がトレンドだったわけでさ。
G.Sぢゃなくても、あの寺尾聰氏にしろ大瀧詠一氏の「ロングバケイション」だってそうだったわけじゃん。

あの頃、(ゲーノーではなく)「音楽」に興味を持ち始めてた同年代のキッズって、無意識のうちに60年代(音楽)の洗礼って受けてたと思うんだよね。

ちょうど1994〜1995年あたりって、そんな音楽トレンドが一周して、再度60年代っぽい曲がトレンドになっていたわけでさ。。。

だから、1994〜1995年ごろの音楽のトレンドを考えると、売れるべきして売れた人たちと言えると思うのよ


ただ、この「KNOCKIN' ON YOUR DOOR」は急激に売れすぎたと思う。

まあ、フジの月9の主題歌ってわけで、当然のようなミリオンセラーなんだけども。。。

急激に売れすぎると、ほとんどの場合は後が続かない。。。  音楽業界の不文律だけども、結局は、この人たちもこんな不文律に当てはまってしまった感じだわな。

もっとも、前曲「Hello It's Me」が、オリコン最高10位 41万枚のヒットだったおかげで「ワンヒットワンダー」(一発屋)ではないんだけども。。。

まあ、本人たちも、このままずっと大ヒット狙い・・・というつもりもなかったんだろうしね。




なんか、さんざん「ださい」とか書いちゃったけども、L⇔Rもこの曲のあとは、サウンドが変わりつつあったんだよね。
個人的には、CDTVの1996年1月のオープニングテーマとなった、3曲後の「GAME」なんかは好きだった。 スタイリッシュでスピード感があって。この曲については「ださい」とは思わなかったもの。

一応、オリコンでも10位までは上がったけども、売り上げは16万枚のスマッシュヒット止まり。

やっぱり、売れるっていうのは、曲の良さだけでは決まらないんだよね・・・ある種のダサさと強力タイアップありきだよね・・・っていうのがよく分かったな。



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ステップ・バイ・ステップ / 島田歌穂

1992_03_ステップ バイ ステップ_島田歌穂



今回の1曲セレクトは、「ステップ・バイ・ステップ」島田歌穂です。

まずはデータでする。

・タイトル   ステップ・バイ・ステップ
・アーティスト 島田歌穂
・作詞     CARLY SIMON
・作曲     CARLY SIMON
・日本語詞   秋元康
・編曲     義野裕明
・リリース日  1992年2月5日
・発売元    キング
・オリコン最高位 10位
・売上げ枚数  20.3万枚
・THE HIT CHART HOT30最高位 40位
・タイアップ:TBS系ドラマ「HOTEL」オープニングテーマ

 時代を象徴する曲っていうのは、必ずあったりするよね。まあ、それは、ヒトによって変わってくるとは思うんだけどさ。

 個人的には、1992年「春」っていうと、なぜか、今回引っ張ってきた、島田歌穂の「ステップ・バイ・ステップ」が浮かんできたりする。

 ・・・と書くと、さも、当時から、この曲好きだったんだろう・・・なんて、思われたりするかもしれないけど、正直、リリースされた当初から刺さっていたわけではないんだけどね。

 ・・・っつかさ、この曲、当時の人気ドラマだった「HOTEL」のオープニングテーマだったじゃん。
 でもさ、なんか、個人的には、このドラマ、最初はあんまり好きじゃなかった。。

 ・・・・とういのも、まあ、早く言えば「食わず嫌い」なんだけどさ、このドラマ、TBSの木曜21時からだったじゃん。 

TBS木曜21時っていったら、あーた、「ザ・ベストテン」しかないじゃん・・・なんて、思ってたのよ、まだ、このころは。

 まあ、未練がましいっちゃ、そうなんだけど、でも、まだ、当時は、その「幻想」が抜けきれない時代だったのですよ、私にとっては。


・・・といいつつ、時々は見たりしてね。 

いや、たまたま見た・・という方が正確かな。

あの頃、夕飯のあと、テレビ見てるとすぐ寝落ちしちゃう癖があってさ。

あんときも、寝落ちして、目が覚めたら、たまたまこのドラマやってて、見てたら嵌っちゃったんだよな、確か。

で、ドラマ人気も手伝って、主題歌だったこの曲、チャートを上がってきてたのもあったんでね。
ちょうど、あの頃、bay fmの「パワーカウントダウン」をエアチェックし始めてたこともあって、本格的に聴き始めたんだよな、確か。。

で、何回か、聴いてるうちに、「あ、いいな」って思えるようになったんだよね。
 
聴いてて、気持ちいいじゃん、この曲。さわやかだし・・・。

 まあ、ちょっと、道徳過ぎるって感じもしないでもないから、このテの曲はどうも、っていうヒトもいるかもしれないけど、個人的には好きですよ、この手の曲は。


・・・ってか、この曲、この曲、カーリーサイモンの「LET THE RIVER RUN」って曲だったんだ。。。映画「ワーキング・ガール」の主題歌の。。。

なんて、今頃、知ったりして。。。。。 

 ↓ コレ




まあ、よくこんな曲、見っけてきて、島田歌穂に歌わせたね、なんて、言いたくなったりもするけど。。

たけど、この曲、みっけてきて、島田歌穂っていうヒトに歌わせたヒトは、秀悦なヒトだと思う。正直、オリジナルのカーリーサイモンより、いいと思うもん、味があって。

何より、島田歌穂っていうヒトはウタが達者だから、安心して聴いてられるっていうのもある。

訳詞が、秋元康氏っていうのも、意外っちゃ意外なんだけどさ。

90年代に入って、アイドルも冬の時代に入り、時代の第一線から離れたような感じだったんだけどね。当時の秋元氏は。。

でも、この曲もそうだけども、次の年の「ポケベルが鳴らなくて」、そのまた次の年の「愛が生まれた日」・・というスポット的な大ヒットは出していたわけだし、常に第一線にいなくても、要所要所で顔を出してはいたんだよね。



・・・っつうわけで、島田歌穂の方を聴いてみますか






ちなみに、オリコンでは、カップリングの「FRIENDS」が表題曲となってたりする。


↓ これね




これは、、同じくドラマ「HOTEL」のエンディング・テーマでしたね。

CDシングルは、こちらが「表題曲」扱いだったこともあって、ワタシのランキングでは、こちらの曲の方が正式な順位対象となっていたこともあって、こちらは最高位14位まで上がっていたりする。

↑のデータで「ステップ・バイ・ステップ」が最高40位までしか上がっていないのは、このためですね

個人的には、サビで、どこかゴスペルっぽいシングアウトになるこっちの曲ほうが好きだったんだよな、当時は。


ちなみに、これも、カバー曲で、オリジナルは、Mike & The Mechanics の「The living Years」って曲なんだよね。 
 っつか、こっちの方が、よく、見っけてきたよな・・・って感じなんかねぇ。

 ↓コレ







・・・っつうわけで、姉さん事件です。。。


【キニナル曲】新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED) / Ado


202208_新時代_Ado_



今一番キニナル曲はこれだ

Ado「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」

・タイトル    新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)
・アーティスト  Ado
・作詞      中田ヤスタカ
・作曲      中田ヤスタカ
・編曲      中田ヤスタカ
・リリース日   2022年8月10日(アルバム「ウタのうた(ONE PIECE FILM RED」
         2022年6月8日 (ネット配信)
・発売元  ユニバーサルミュージック
・タイアップ:映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌

映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌。
今、一番勢いがある曲と言えば、この曲だわな。
興行収入100億円突破と超大ヒットの映画主題歌ということもあり、あ、当然といえば当然というところか。
・・ただ、映画の主題歌という所を差し引いても、この曲はいいね。
映画の大ヒットそのままに、曲にも勢いがあるし、高揚感がある。

なんといっても、Adoの歌唱がすばらしいんだよね。
たしかに以前からこの年齢の割には歌唱力はあるAdoだけども、この曲を初めて聴いたとき、まず感じたのは「あ、ホンモノ」になってきた・・・ってこと。
昨年から一番変わったのは、高音域での地声の太さですね。いまだにファルセットで逃げるところはあるけど、少なくとも、昨年よりは、声は太く、通るようになってきたと思う。

「うっせえわ」で出てきたときはもっと雑だったんだよね。

まあ、それがいいという見方も出来るんで、一概に「雑」なのは間違っているというわけではないけど、少なくとも、あれから大分成長したように感じる。

正直「うっせえわ」からというもの、 尻つぼみ気味だったところもあり、やっぱ生き残るのは難しいか・・と思ったけど。。。その間、ボイトレで、喉を鍛えていたんであれば、この曲を聴く限りでは無駄ではなかったんじゃないかと思う。
この曲を筆頭に「ONE PIECE FILM RED」の他の曲も、現在ヒットチャートを席巻しているわけで、れから年末にかけてどうなっていくのか、ちょっと恐ろしい存在になりつつありますな。

これは、今年の頭の段階では、こういう展開になるとは全く考えもしてなかったわけだけども。。。。

作詞、作曲は、中田ヤスタカ。
これまでの「なんとかP」って人たちよりも、きちんとポイントを押さえたプロな曲を作ってきますね。さすがの実績ですわ。

というか、これまでのPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの中田ヤスタカの一連のヒット曲よりも、格段にパワーアップしているように思える。その位のスケールを感じる。
最初、中田ヤスタカとは気が付かなかったもの。

このヒトの曲って、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの一連のヒット曲のように、生身の人間というよりもアンドロイド感が先感じてしまうことが多かったんだけども、これまでは。
Adoっていうヒトは、強烈な人間臭さを感じるわけで、そこに引っ張られているっていうところもあるんだな。、件の中田ヤスタカ氏も。


人魚姫 / 中山美穂

1988_08_人魚姫_中山美穂


今回の1曲セレクトは、「人魚姫」中山美穂でする。

・タイトル    人魚姫
・アーティスト  中山美穂
・作詞      康珍化
・作曲      CINDY
・編曲      ROD ANTON
・リリース日   1988年7月11日
・発売元     キング
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   36.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1988年7月25日〜10月17日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「若奥さまは腕まくり」主題歌

既に書いてても書いててもおかしくないのに、まだ書いてない曲。
最近、そんなシチュエーションで、主に書き進めている1曲セレクトだけども、探してみると、まだまだあるんだよなぁ。

当然、書いてておかしくないのに、まだ書いてない「大ヒット」曲。

書こうと思って忘れている曲、個人的にあまり好みじゃないんで書いてない曲・・・まあ、理由はいろいろあるわけなんだけども。。。

あ、結構あるのが、過去に書こうと思っていたんだけども、その時点で、最上段に必ず掲示しているジャケ写がネット上になかったり、You tubeに動画がないんで、書くのを断念したりしていた曲も、意外とあるんだよな。

今回、引っ張ってきた曲は、たしか、過去に書こうと思った時点で、ジャケ写かYou tube動画か無かったんで、書くのを断念していた曲・・・・・だったと思う(すんません、その辺、あやふやです。。。)


中山美穂さんの「人魚姫」。

「人魚姫」と書いて「mermaid」と読ませる。 サイトとか著書によっては「人魚姫mermaid」と連記してあったりするんだけどね。

とりあえず、ここではオリコンでの表記を持ってきて「人魚姫」と表記しておきます。

しかしねえ、この曲の売り上げ36.5万枚は、この曲がリリースされるまでの、ミポリンの曲では最高売り上げ。

オリコン1位獲得は、前々曲の「CATCH ME」、前曲の「You're my only shinin' star」に引き続き3作目。

・・・・という大ヒットにもかかわらず、今まで書いてなかったとは。。。。

いや、だからね、昔書こうと思ったときに、まだYou tubeに動画がアップされていなかったんじゃなかったかなぁ。。。。

さすがに、あの当時の最高売り上げであったし、しかも「ザ・ベストテン」でも首位を獲得したこの曲を、よもや忘れていたわけではないよなぁ。。。。


ただ、当時を振り返ってみれば、この曲をゼッサンしていたわけではないんだよね、ワタシの中では。

以前「CATCH ME」の時にも、どうも今一つしっくりこないんだよな・・って書いたけど、この曲も、どうも今一つしっくりこなかったんだよな、当時は。

ミポリンと、まるで洋楽なダンスビートっていうのが、個人的にはどうもね。。。。

まあ、この曲なんか3か月近くベストテン入りした、いわいるロングヒットになったし、結果的には成功したわけでね。結果がすべての業界にあっては、この路線に進んだのは、間違いではなかったわけなんだけどね。

個人的には、どうしてもデビュー当時の「C」をはじめとした、松本−筒美 っていう黄金コンビの頭がこの時も抜けてなかったからな。

ビートが前面に出て来ている曲でも大村雅朗氏アレンジの「ツイてるねノッてるね」とか船山基紀氏アレンジの「WAKU WAKUさせて」のような、「職人」が紡ぎだすビートのほうが、個人的にはしっくりと来てたからなぁ。 
なんていうのかな、サウンドとしては当時の先端ではあったど、基本的なビートとしては、少し時代を遡るような。
「WAKU WAKUさせて」にしても、サウンド自体は当時の流行りだった、ユーロビートだったけども、実際のビートはディスコだもんね。70年代っぽい。
そういう、日本独特のフィルターがかかった、一種のミクスチャー的な曲の方が個人的には好きだった。


この「人魚姫」なんか、ほとんど洋楽だもんね。もっとも、作曲はハーフのCINDY、アレンジャーがROD ANTONっていう「外人」なんで、そういう「音」になるのは必然的というか、当然なんだけども。

抑揚、起伏のあまりないメロディラインに、ある一定のフレーズの繰り返し。 それに絡んでくる、エッジが効いたいかにも80年代後半を彷彿とさせる硬い音質のビート。

うーん、最近だったら、NIGHT TEMPO氏をはじめとして、「シティポップ」として、リバイバルさせてきているようなサウンドですわ。

ただ、ここまで書いたように個人的には、当時からシックリこなかったこともあってさ。だから、最近のシティポップとして再評価してきている曲たちも、当時からあまり触手がのびなかった曲が多いんだよね。勿論、すべてではないけど。。。

最近、海外でのシティポップブームを、個人的にはそんな騒ぐほどすげえことなんか?・・・なんて冷めた目でみている一つの原因はそこにあるかもしれないな。

うん、あくまで洋楽寄りであって、日本独特のフィルターにかけた曲調ではないという事ですね。

洋楽を日本独特のフィルターにかけずに、あくまで洋楽寄りの曲であるからこそ、シティポップとして向こう(外国)で受けるのは、ある意味、当然と言えば当然なんだよね。なんせ彼らからすれば親和性が高いんだうろしさ、聴きなれたサウンドであるんだから。

もっとも、クオリティの高い音楽であるからこそ、耳が肥えている向こうの人達にも受け入れられていることは認めますけどね。

・・・なんて、シティポップについてになると、ついつい熱くなってしまいマス。。。。





この曲PVがあったんだな。。。ってか1988年くらいならば、すでにPVあってもおかしくないか。。。



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ミチシルベ〜a road home〜 / オレンジレンジ

2004_03_ミチシルベ_オレンジレンジ_



今回の1曲セレクトは、「ミチシルベ〜a road home〜」オレンジレンジです。

まずはデータです。

・タイトル   ミチシルベ〜a road home〜
・アーティスト オレンジレンジ
・作詞     オレンジレンジ
・作曲     オレンジレンジ
・編曲    (クレジットなし)
・リリース日  2004年2月25日
・発売元    ソニーレコーズ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  27.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2004年3月11日〜4月8日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「FIRE BOYS 〜め組の大吾〜」主題歌

ここんところ、1曲セレクトをあまり書かなくなったのは、「生業」がめちゃくちゃ忙しくなったからなんですよね。 ・・・なんて、ちょっと言い訳がましくなっちゃうけど。。。
 会社的な事情もあってさ。ワタシのチームから別のチームにメンバーが移ることになったりして、人数が減ったのにもかかわらずクライアントの数が増えて、ニッチもサッチも行かない状態が続いてたんでね。

 以前だったら、1日1曲は義務って感じで書いてたんだけども、ここんところ、書くスピードが遅くなっちゃったんだよね。 昔だったら30分で1本かけたんだけども、最近は2時間くらいかかるのね。 
まあ、以前は自分の本当に好きな曲とか、かかわりが深い曲を書いてたからスラスラ書けたんだけども、最近は、あんまり個人的な趣味ではない曲も書いてるからね。前段階でいろいろ調べたり、書くまでが時間がかかるのよ。 

字数が昔よりも増えたってのもあるな。昔は本当に簡単なメモのようなコラムだったから、1曲セレクトも・・・。

そんなこともあって、さすがに仕事終わりに1本というわけにもいかず、なかなか書けないでいたっていうわけね。

 今日も平日の仕事終わりで、本当はちょっと書くのもつらいんだけども、明日から4月の繁忙期に入るんで、また暫く書けなくなるだろうから今のうちに書いとこうと思いーの、昨日に引き続いてPCに向かってたりします。



今回引っ張ってきた曲は、 オレンジレンジの「ミチシルベ〜a road home〜」。
2004年2月リリースの彼らの初のオリコン1位獲得ですわ。

オレンジレンジって、この前の年の夏、「上海ハニー」でいきなりブレイクしてきた、いわいるアイドルロックな人たちだよね。

なんか胡散臭かったんだよ、出てきたときは。  

今、当時のオリコン読み返してみると、「上海ハニー」でブレイクする前から、オリコンには取り上げられていたから、期待はされていたんだろうけどね。

でも、個人的にはそれほど注目はしてなかったのよ。正直言って。

ただ、当時、着メロサイトのセレクター兼、プロデューサーっていう立場だったんで、仕事がらみで聴いていたようなもんでさ。

あの頃、ロックではないけどヒップポップ系の人たちで、こんな感じで、見た目汚いナリの人たちがいろいたからさ。 そんな人たちの1組・・・っていう認識だった。

うん、「上海ハニー」は、ロックではあるけど、 Aメロからヒップポップっぽいフレーズが続くからさ、そっち方面人たちだと思ってたのよ。

・・まあ、個人的にはヒップポップってどうも苦手だったからさあ・・・。あくまで仕事という思いで聴いてたんただよね。

でも、この曲を聴いて、がらりと考えを変えたのを覚えてる。

まずもって、浮遊感の有るイントロのギターのアルペジオ。それに絡んでくる硬質で切れのあるドラム。

思わず引き込まれたんだよな。

まあ、メロディはもろティーン向けの易しく優しいラインで、これは、30過ぎのおっさんが聴く感じじゃないなと思ったけど、兎も角、イントロのギターの音色と切れのあるドラムロールに引き込まれてしまった。


あの頃、今と同じく仕事上で煮詰まっていたからねぇ。 トリプルブッキングの会議が果てしなく続いて居たりしたしさ。あの頃のグループウェアのスケジュール表みると、連日真っ黒で、ワシャ、ピンク・レディか・・・ってホントに思ったもの。

加えて、管理職にもなったからさ。 いや、たまたま成功したサイトのオープニングメンバーだったからってことで、「ご祝儀」で管理職にしてもらったようなもんで、別に本当の実力があったわけじゃないのよ。
むしろ、それまでの人生、「ダメ人間」っていうレッテルで生きてきたからさ。人の上に立つって分かんないのよ。 まあ、今でも分かんないけど、あの頃は、輪をかけて分かんなかった。
あの頃は八方美人だったからなぁ。チーム内をいい方向にまとめようとみんなにいい顔してたから。。
それが逆むしろ効果だったのよ会社行っても人間関係がギクシャクしてきてて。。。
人間関係がストレスだったのよ。

一方では、自分のサイトを、会社から帰って夜中から朝方まで更新したり、掲示板のコメント書いたりして。。。 ほとんど寝てる暇もなかったり。。。。 

いまだったら、別にいい関係じゃなくてもいいや・・とある程度は割り切れるんだけとね。あの頃は若かったから。
現に、今のチームでは、ワタシなんてダメオヤジの嫌われもんだから。 でも、それでいいと思ってる。リーダーなんてみんなから好かれちゃだめよ、自分の考えを通し続けるにはさ。

でもまあ、そんな状態が2年近く続いたんで、精神的に病んできちゃってさ、あの頃。

ホント、今考えても精神的に不安定だったのよ。 なんかいつもイライラしてたし。。。

そんな折、今の「M-ON」当時は Viewsic TVったっけな・・・日曜日の朝っぱらから昼過ぎまで、日中延々とやってた、Countdown 100。

あの番組を、うつらうつらしながら 見てたら、この曲のMusic ビデオが流れて来てさ。

↑に書いたように、南国の温度感、浮遊感が有るイントロのギターのアルペジオ。それに絡んでくる硬質で切れのあるドラムに一発で引き込まれた。

いやいや、癒されましたね。精神的に。

それで初めて、コイツラは、ちゃんと評価してやらなきゃいけないな・・っていう気になったんだよね。

現に、ドラマの主題歌というタイアップが付いてたいたとはいえ、この曲で初の1位を獲ったし。
次の「ロコローション」〜「花」と、急激にスターダムの階段を上ることになったわけなんだけどさ、オレンジレンジも。

その賭場口の曲で引っかかったっていうのも、まだ、あのころは、この先ホンモノになりそう(売れてきそう)だな・・って嗅覚はあったんだろうね。最近はすっかり鈍っちゃったけさ。。。


そういえばオレンジレンジの「花」が大ヒットしていた頃、当時運営していたBBSに、業界に対する当時の考えを長々と書いて、その筋の方に褒めてもらたっけ。一部引用したいとか言われて。。。

内容はすっかり忘れちゃったけど、日ごろのうっぷんが溜まっていたんだろうね。あの頃の個人的に感じてた業界に対する想いを叩きつけるように書いたような気がするんだよね。


まだ30代前半だったけども、今はもう、ああいう熱い文章は書けないな。

もっとも、最近は慢性的な寝不足で頭が回らないんで、まともな文章が書けなくなったていうのもあるんだけども。。。




いまは、当時のMVは、ようつべに上がってないんだな。
どうも、この手のライブ映像ばっかで、ちょっとつまんないんだけども、しょうがないですわな。



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