かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

モーニング娘。

そうだ!We're ALIVE / モーニング娘。

2002_02_そうだ!We're ALIVE_モーニング娘。



今回の1曲セレクトは、「そうだ!We're ALIVE」モーニング娘。なのだ。

まずはデータでする。

・タイトル   そうだ!We're ALIVE
・アーティスト モーニング娘。
・作詞     つんく
・作曲     つんく
・編曲     ダンス☆マン
・リリース日  2002年2月20日
・発売元    ゼティマ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  44.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2002年3月7日〜3月21日付
・タイアップ:TBS系「ソルトレークシティ五輪」テーマソング

米津玄師の「KICK BACK」が昨年11月のリリース以来、今だヒットチャートの上位守りを続けている。僭越ながら、ワタクシのランキングでも、最新のランキングで、まだ2位を守っていたりして。
2018年のあの「LEMON」以来のロングヒットの兆しが・・・っつうか、実際にそうなってきているますね。
アニメ「チェンソーマン」の大ヒットのオープニングに起用されてというのもでかいだろうし、何といっても曲調がね。

ラフなサウンド、鬼気迫るようなスピード感と圧迫感のせめぎあいのようなシュールな世界観は、さすが、King Gnuの常田氏とのコラボというべきか。
これだけでも、ロングヒットの条件はそろっているわけなんだけども、そのほか、この曲がモー娘の「そうだ!We're ALIVE」をパクった。。。。

いやいやいや、サンプリングしたってニュースが話題の拍車をかけたような気もするんだよね。








っつうか、はじめは、「え? この曲でモー娘。なんて使われてたっけ?」 ・・・っつうくらい、よくわかんなかったんだけども。。。。

歌詞をよくよく見ると、 イントロの部分でぶつぶつ言ってるラップのような部分で

♪努力 未来 A BEAUTIFUL STAR・・・

と「そうだ!We're ALIVE」のメロ冒頭のフレーズが引用されてるんじゃん。

そのほかにCメロの

♪ 幸せになりたい 〜 ♪ のフレーズもそうだわな。

なるほどよくよく聴いてみると、確かにサンプリングされているのがわかる。
パッと聴いただけでは、原曲の「そうだ!We're ALIVE」との楽曲の世界観が180度違うんで、全く気が付かなかったんだけども。。。。

しかも、こんな感じで、パっと外観だけでは見過ごしてしまいそうなサンプリングでも、米津玄師側のスタッフは、「そうだ!We're ALIVE」のフレーズ使用の許諾をきちんと、つんく氏に取ったという。

その話を聞いて、「うわっ、律儀」と思ってしまった私なんだけども。。。

いやいや、これが正式なやり方・・・というか「スジ」の通し方なんだよね、本来は。

以前は「ぱくり」という言い方で揶揄されてきた、まあ、曲を作る上で昔からの、ある種の「手法」なんだけども。。。
昔は揶揄されたぐらいだから、「ずる」な方法とも取られていたわけで。。。「ドロボー歌謡曲」なぞという本も上梓されたくらいなんで。。。
あれから時が流れ、今では「サンプリング」という言い方に代わって、この手法もある意味「合法」的に見られているようにも感じるんだけども、厳密にいえば、いまでも「違法」なんでね。

もっとも、あくまで「原曲者の許可なく勝手に使えば〜」にという枕詞がついてですけど。。。。

でも、意外と、それ知ってか知らずか、ちょいと他の曲のフレーズを「お借り」したような曲って意外と多いからさ。

本来は、今回の例のように、サンプリング元の「そうだ!We're ALIVE」の作詞作曲者の「つんく」氏に事前に許可を取って、そのうえで、著作権使用料もつんく氏に支払うというのが「スジ」の通し方なんだよね。

で、今回、この曲は、こんな「本来」のやり方で「スジ」を通したって聞いて、米津氏なかなかやるじゃん・・なんて思ったわけですわ。
某JASRACさん的には、「KICK BACK」を利用するときには、「そうだ!We're ALIVE」との2曲利用扱いになっているんで、使う方はご注意を。

まあ、米津氏が所属するのは、天下のソニーだし、その辺のスジの通し方は、コンプライアンスがうるさい、このご時世ですからね。なんかあった場合に大変なことになる・・ということも考えての上での、今回のやり方だと思うんだけどね。
それでも、まだまだ本来のスジの通し方をやらていない曲も多いですから。。。

なぜかって? そりゃ、著作権法自体が「申告罪」だからですね。 つまりは、訴えられないと実質的な罪にならないってこと。 だから、バレなきゃいいや・・・見たいなところもあると思うのよ。

まあ、一昔前だったら、そういう理由が最も強かったんだろうね。
なんせ「Far East」の日本の曲なんて、向こうの人はほとんど知らなかったわけじゃん昔は。
だからというわけでもないんだろうけど、向こうの曲をサンプリングしたフレーズの曲で、今聴くと、今だったらアウトっていう感じの曲って、結構ありますからね。

もっとも、サンプリングする場合は、本来だったらサンプリング元に許諾を取って、詞・曲をサンプリングする場合は著作権使用料を払うというのを知らなかったりすることは、以前から多かったんだろうし、今でも多いんだろうけど。。。。

ただ、今はネットっちゅうもんのおかげで、世界中どこでも、リアルタイムで曲が聴けるしね。だから、勝手にサンプリングすればバレることも多くなっているはずなんでね。もし、これ知らなかった方はご注意を。。


あー、またまた、マクラが長くなっちてしもた。。。。

・・・っつうことで、本来の「そうだ!We're ALIVE 」。

なんか、最近、モーニング娘。ばっか書いてるじゃんとか言われそうなんだけども、↑のように米津くんの曲と引っ掛けるのにちょうどタイミングが良かったんで、ご了承くだされ。。。


この曲を初めてきたのって、今でもよく覚えてる。

あれは、2002年の2月の頭だったと思うんだけども・・・。前にも何回か書いたように、当時、某着メロサイトのディレクターをやってたワタシゃ、例のごとく、午前1時20分着の京葉線の終電で蘇我駅へ。で、そこから車で30〜40分かけて家まで帰宅してたんだけども。。。

なんで、最寄りの駅ではなく、わざわざ車で30〜40分かけて蘇我まで行っていたか・・というと、京葉線の終電が、最寄りの駅までの終電に比べて1時間30分ほど遅かったからさあ・・・。

入社後、はじめ、それで終電に乗れなくて「朝まで会社」コースをしたことが何回かあったんで、わざわざ蘇我まで車で行ってたわけなのさ。

で、車を止めてたち勇者場の近くに「セブン」があってさ、決まって腹が減るんで、帰りがけによるのが日課になってたわけで。。。

そんな時に車で夜食の焼きそばを食べながら聴いてた「オールナイト」でかかったのが、この曲を初めて聴いたときだ。

だから、なんだろうけど、いまだに、この曲を聴くと、あんときの光景と「焼きそば」の匂いがフラッシュバックする。

なんか、因果なもんですな。。。。

初めて聴いた時、ブリッジのインストの部分で「ジンギスカン」っぽいリズムになったり、スピードが上がったり変則的なアレンジだったりするんで、 「なんか変な曲」と感じたのが第一印象だったな。

それでも、また聴きたくなったりして、個人的には引っかかったのよ、この曲にも。

ただ、前曲「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」での「ヅカ風」なミュージカルアレンジよりは、とっつきやすさを感じたけど、統一感という意味ではさ。
こんな変則的なアレンジで、印象がとっ散らかるような曲がどこまで売れるのか・・というのは、少し疑問だった。

当然売れるよな・・・というよりは、売れてほしい・・・っていう感じの曲って感じだったかなぁ。

でも、結局、CD売り上げという点で「Mr.Moonlight〜愛のビッグバンド〜」を7万枚ほど下回り、50万枚割れ。 CD売り上げだけではなく、ベストテン入り期間も短縮と、ヒット規模自体の縮小にも歯止めがかけられなかったわけでね。

モーニング娘。という「時代の波」は本格的に過ぎてきたな。。と「数字」の上でも実感した曲でもありましたね。





それにしても、米津玄師くんが、この曲をサンプリングしたってことは、米津くん自体この曲を聴いてたってことだよね。ってことを感じた時に、日本の音楽界も変わったなぁ・・・と思わずにはいられなかったワタシだったりして。。。

いや、ワタシらの世代の感覚からすれば、いわいるシンガーソング系の「アーティスト」が聴く音楽って向こうの曲オンリーで、日本の曲、ましてやアイドルの曲は、ほとんど聴かないって頭があるからさあ。うん、自ら作ることはあってもさ。

件の「LEMON」を聴いていても、アイドルの匂いなんて全然しないし、当然、向こうの曲メインで聴いてるんだろうな・・なんて感じたりしてたんだけどさ。

もっとも、もともと米津くんって、ニコ動から出てきたアーティストだし、アイドル、アニメ系から音楽に入ってきていたっておかしくないんだけどね。
そういう頭がないワタシからすると、世代間ギャップを感じずにはいられないですよ〜。

もっとも、細野晴臣氏だって、Y.M.Oのころからアイドルの曲を掘っていたらしいし、桑田氏だって大瀧詠一氏だって昭和歌謡が好きだったわけだし。。。
昔からアイドル好きなシンガーソングライターもいたわけで、特段驚くことじゃないんだけどね。


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恋愛レボリューション21 / モーニング娘。

2001_01_恋愛レボリューション21_モーニング娘。


今回の1曲セレクトは、「恋愛レボリューション21」モーニング娘。どぇす。

まずはデータから。

・タイトル   恋愛レボリューション21
・アーティスト モーニング娘。
・作詞     つんく
・作曲     つんく
・編曲     ダンス☆マン
・リリース日  2000年12月13日
・発売元    ゼティマ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  98.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:2000年12月28日〜2001年2月8日付
・タイアップ:テレビ東京系「アイドルをさがせ!」オープニングテーマ

ようやっと、超繁忙期を抜けた。新年早々、バタバタでしたわ。
おかげで、こんな感じで1曲セレクトを書いたりするんだけどね。
ただ、超繁忙期は抜けても、個人的には生業を含めて、やらなきゃいけないことが山積み。
生業の方は、「定年」を見据えて、そろそろ世代交代を本格的に考えなきゃいけなくなってきたこともあり、業務引継ぎを考えつつ、担当業務分担の見直し案を作らなきゃいけない。

うむ、ワタシみたいなロートルジジィにいつまでも担当が集中してはいけないわけでさ。まずは担当作業をチーム内に分散させる案の作成ですわな。これが頭が痛い。。。

そんなこともあって、繁忙期は抜けたものの、まだ「音楽」をゆっくり聴きながら、新たに引っかかる曲の発掘ってところまでは、進んでない状況ですわ。

おかげで、今年に入って、ヒットチャート上位の曲も、まだまともに聴けてない感じですわ。

まあ、ランキングは毎週、「自主チャート」を作っているんで、ヒットチャートの流れはつかんでいるんだけどね、肝心な曲までゆっくり聴けてないのよ。



ヒット曲を長く聴いてると、それほどヒットしなかった曲まで細かく聴いてる時期と、ヒットチャート上位の曲でもほとんど聴けてない時期、濃淡がはっきりしてくる。

細かく聴けている時期は、精神的にゆとりがある時期ですわな。 それと、個人的に刺さる曲がヒットチャートに多い時期かなぁ。最近だったら2019〜2020年にかけてはそんな感じだったな。
ほとんど聴けてない時期っていうのは、その逆の時期ですわね。

精神的なゆとりがない時期・・・・個人的には、やっぱりプー太郎(無職)で金銭的に余裕がない時期が、以前は顕著でしたね。

ここまでの人生の中で、プー太郎の時期って結構あるのよ、ワタシ。 

↑で、業務引継ぎ云々、なぞ、えらそーに書いてるけどさ。 

今回引っ張ってきた曲も、そんなプー太郎してて、金銭的に余裕がなくなってきていた頃のヒットですね。

モーニング娘。「恋愛レボリューション21」


そういえば、昨日1月28日で、モー娘。もデビュー25周年でしたね。
いや、それを狙ってモー娘を書いたわけじゃないんですけどね。。。


この曲「恋愛レボリューション21」がリリースされたのは2000年の年末。
世間が、20世紀から21世紀突入ってことに沸いてた頃だ。

コンピューター的に前年1999年から2000年になる瞬間に一斉に問題が起こるといわれた、いわいる「2000年問題」が大きな話題になったんで、2000年から21世紀って勘違いしちゃうこともあるんだけどさ、実際21世紀は2001年からなんだよね。

だから、この曲のタイトルにも「21」と入るってわけなんだけど。。。。

ただ、個人的にはプー太郎してた時期でさ。

以前も、ここで書いたことがあると思うんだけども、2000年2月に新卒で入社した会社を退職して、4月から1年間、「ネットワーク管理者」の知識と実践技術を磨くために、UNIX系ネットワーク管理者養成の某専門学校に通ってたのよね。

その年の12月ともなると、講座も終盤で、そろそろ転職先を探さなきゃいけなくなってきたころ。

退職の時に、1年くらいは暮らせるくらいの貯金はあったんだけども、それもかなり少なくなり、焦り始めたのが、この年の11月くらいだったな。

専門学校なんで、就職先も紹介してくれるものと思って当初はノホホンとしていたんだけども、実際は、紹介してくれるところも少なく、実質自分で探さなきゃいけないことも分かってさ。

転職先は自分で探さなきゃならない、貯金は少なくなる・・・で2000年年末にもなると焦りもかなり膨らんでたんだよな。

・・・とともに、音楽をゆっくり聴いてる余裕もなくなりーの。 

そんなわけで、2000年12月ごろから、ネットの求人サイトにかじりつくようになってたのよ。
おかげで、しばらく、ヒット曲はまともに聴けてなかった時期だ。
いまだに、自分で持っている音源も、この時期はまだ「抜け」が多いんだよな。

後年、そんな抜けを取り戻すべく、音源を補充することもできるっちゃできるんだけども、なぜか、そういう気も、今のところあんまり起きない。

なんかさ、この時期の曲を聴くと、どうも、あんときの精神的な焦りがフラッシュバックしてきちゃってさ、いまだにゆっくり曲を聴けない・・。一種のトラウマだよね。 
元はと言えば、会社辞めた私のせいなんだけども。。。。

もちろん、それだけではなく、個人的に刺さる曲が、この時期に少なかったことも大きいな。

前年2000年は、10月ころまではキャッチーで濃い口な味付け、またはインパクトが強い曲が多かったこともあり、刺さる曲も多かったんだけどね。、その反動なのか、2000年年末あたりから、薄口な曲が増えてきたのよ。
同時に刺さる曲が減ってきてたということもあるかもしれない。

ただ、如何せん、このころは精神的な焦りという部分が大きかったんだよなー。

今回引っ張ってきた「恋愛レボリューション21」も、そんな時期のヒットということは大きかったと思うんだけども、ヒット当時、ほとんど聴いた記憶がない。

もろディスコなこの曲なんで、個人的に嫌悪感がある曲調ではないし、生理的に引っかからないはずはないと思うんだけどもね。

如何せん、精神的な余裕がなかった。あの頃。

この曲、きちんと聴いたと思えるのは、リリースから1年後の2001年年末。

そそそ、少し前にミスチルの「君が好き」の時にも書いた、2001年大晦日に出勤したときだ。
ガラガラの京葉線、潮見駅を通過して地下に入るころにウォークマンから流れてきた、「恋愛レボリューション21」。

あんときの光景が、なんか妙に強く印象に残ってる。

 1年前を振りかえれば、精神的にきつかった2000年 年末だったけども、そんな状況を脱して、2001年 年末、今はこうして「働き場所」がある・・・っていう安心感がどっと沸いてきてたんだろうと思うわ。同時に、2001年という1年の目まぐるしい変化が急に甦ってきてんだよな、あんとき。

そんなわけで、曲そのものに印象が残ったわけじゃ、必ずしもないんだけどさ。。。
次の「ザ☆ピース」は、曲そのものに対して強烈に引っかかったんだけど。。。この曲については、なんとなく・・・という弱い引っかかり方だったのよ。
つまりさ、あの当時、曲内容については、よくわかんなかったのよ、いいのか悪いのか。 もっとも、それは、未だに変わりないんだけども。

この曲がヒットしてた時期、精神的にもっと安定していてたら、聴こえ方も大分違ったんだろうけどね。

音楽って、そういう所があるから不思議なのよ。 同じ曲でも、自分が置かれた環境、状況によっては、聴こえ方が全く違ってくる・・・ってところがさ。





個人的には、よくわからないこの曲だけども、前曲「I Wish」がミディアムテンポで65万枚だったのに対して、98万枚に売り上げがV字回復。
これから見ても、やっぱ、あのころのモー娘。といったらディスコなアップーチューンだったんだろうね、世間的にみると。

ただし、前々曲の「ハッピーサマーウェディング」の99万枚同様、あと一歩のところでミリオンには到達せず。

さすがに99年の「LOVEマシーン」の頃の超フィーバー的な人気も、少し落ち着いてきたとも思えてきた頃でしたな。
実際、ミリオン近くまで売れたのも、この曲までだったんだけども。。。

さしものモー娘。と言えども、ミリオンセラー近くまで達するほどのアーティストパワーというのも1年でしたね。

ただ、この1年が大きかったと言えるわけで、年が明けた2001年以降は急激にアーティストパワーが下降していくことになる。

出る杭は打たれるとは言ったもので、いわいるブームと言われるような急激に人気が出た、アーティストなり、コンテンツなり、事象なりなんでも同じなんだけども、飽きられるのも早いっていうのは、モー娘。を見てもわかるのよ。

もっとも、モー娘。のすごいところは、2000年当時の全盛期から見るとアーティストパワー的には下がっても、未だに続いているっていう所だろうな。
一般的幅広く刺さってはいなくても、根強い「コア」なファンが未だに多数ついているっていう証拠ですわな。



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ザ☆ピース! / モーニング娘。

  2001_08_ザ☆ピース_モーニング娘。

今回の1曲セレクトは「ザ☆ピース!」モーニング娘。なのら〜

まずはデータでする。


・タイトル     ザ☆ピース!
・アーティスト   モーニング娘。
・作詞       つんく
・作曲       つんく
・編曲       ダンス☆マン
・リリース日    2001年7月25日
・発売元      ゼティマ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   68.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:2001年8月9日〜9月13日付

先週に引き続き、「平日」に書いてる1曲セレクト。 
なんかね、ここに来て、書きたい曲が溜まって来ちゃってるんだよね。 「あの曲も書いとこう」と思ったら、ちょっと土日だけじゃ捌き切れないような気がして、火曜日なのに書いちゃったりしてます。

うん、まあ、仕事終わりに書くのは、肉体的にゃ、ちょっと辛いけどね。 

今回引っ張ってきた曲、2000年代の曲ですわ。 

モーニング娘。「ザ☆ピース!」。

正確には2001年の今頃のヒットですわな。 ちょっと前までは、2000年代の曲なんて「昨日ぢゃん」・・・って思ってたんだけども、振り返ってみれば、17年も経ってるんだよな、あれから。

この曲がヒットしてた頃生まれたヒトは、今や高校2年生ですわ。 そう考えると、そろそろ「昨日」とも言いづらくなってきたかなぁ・・・なんてね。

もうこの時代ともなれば、ワタシが書かなくてもいいじゃん・・・、って言う考えもあるんだけども、「昨日」とも言いづらくなってきた今日この頃、そろそろ、引っ張って来てもいいよな・・・っつうことで、今回引っ張ってきたんだけども。。。

うん、まあ、単純に、この曲好きなんですよ〜、個人的に

モー娘。の曲の中では、いっちゃんのお気に入りと言っていいかも。

なんかね、それまでのモー娘。には無かったような新鮮さがあったんだよな、この曲。

まあ、この曲の前の「恋愛レボリューション21」のリリースから、8カ月ものインターバルがあったことも影響しているかもしれない。

で、この8カ月の間に、ワタシ的にも、激動に環境の変化があったからなぁ。 具体的には、この曲がリリースされるちょっと前、某C社に入社。 着メロの配信曲のセレクターになったんだよな。

つまりさ、ヒットしそうな曲を選んでナンボな役割になった訳。 ということは、ヒット曲を聴くのも仕事のうち
・・・っちゅう訳で、大手を振ってヒット曲を聴けるようになったんだよなぁ。

いや、それまでは、ちょっと後ろめたかったの、ヒット曲を追いかけるのって。  

この時、既にワタシゃ32才ですわ。 32才にもなってヒット曲・・・、ましてやアイドル追っかけてるのって・・どうなのよ ってところじゃん。世間一般からしてみれば。

最近は、30だろうが、40だろうが、普通にアイドル追っかけてる会社員も多いどさ、20年前は、やっぱ後ろめたかったのよ。

それが、全く逆転した訳だからねぇ。。 しかも、ヒット曲聴いてお金もらえるんだから、こりゃやめられんわい・・・って感じで、怒涛のごとくラジオのベストテン番組の聴取を再開したのが、この時期だったなぁ。

この「ザ☆ピース」が「新鮮に聴こえた」っていうのは、そんな環境の変化が大きかったんだろうな。


ただ、実際的に、8か月間のブランクがあっただけに、細かく見ると曲調的な変化はあったとは思うんだよな。
それまでの数曲のモー娘。って、どうしても「LOVEマシーン」の勢いを引きずったところがあったと思うのよ。

なんていうのかな、ちょっとゴーインな猥雑さっていうんでしょうか。 そんな流れにちょっと「飽き」が来ていたところはあったかもしれない。

そんな猥雑さをこの曲では感じ無かったんだよなぁ。 カラッとしたシンプルさっていうのかな。 少なくとも「恋愛レボリューション21」までの数曲のような、ゴチャついたようなところは感じなかった。
そんなところも新鮮だったのもだったんだろうな。 

ただ、ファンって言うのはやっぱり保守的なもので、 曲調がシンプルになった変化があった分、、売り上げ枚数にも変化が見られましたよね。 ミリオン近くの売り上げがあった前曲までに比べると、約30万枚の売り上げ減。 ベストテンのランクイン期間も短くなりーの、チャートアクションまで「シンプル」になっちゃったところはあったんだよな。
こんな動きから、アーティストパワーは右肩下がり・・・って言う印象はどうしても否めなかったんだよな、残念ながら。




あー、どうしても安部なつみの「丸顔」に目が行ってしまう 
やっぱ、アイドルは「丸顔」の子が好きやなぁ。おまんじゅうみたいな

You Tubeに多くのコメントがあるけど、9人体制だったこの当時のモーニング娘。がメンバー的には一番最強だったと思うわ。ここから人数が増えるけど、それとともにアーティストパワーがみるみる落ちて行ったしな。


曲調、やっぱ新鮮だわ。

♪HO〜 ほら 歌おうぜ〜 ♪ から始まる、いわいる「ピースラップ」のとかさ。初めて聴いた時はちょっとピックりしたもんな。 逆に、終わりそうで終わらない、最後の部分とか。

詞にしても、訳分かんない歌詞だったじゃん。 なんで、♪ 選挙の日には 投票行って 会食するんだ〜 ♪とか、
♪デリバリピザ LかMで悩む〜 ♪ とかさ。なんで、こんな事強調するの? って言う詞が続くじゃん。 しかも詞の内容に一貫性が無いのよ。歌詞を見ると、4行ずつで場面が、全く変わるんだよね。 
なんて言うのかなぁ、チャンネルをザッピングしながら見てるテレビのような感じで・・・。

それでいて、なぜか引っかかってくる。 もしかすると、こんなところが新しかったのかも。

いずれにしても、型にはまらない遊び心があったと思うのよ。、この曲は。


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モーニングコーヒー / モーニング娘。

1998_02_モーニングコーヒー_モーニング娘。


今回の1曲セレクトは「モーニングコーヒー」モーニング娘。です。

まずはデータどぇす。

・タイトル        モーニングコーヒー
・アーティスト       モーニング娘。
・作詞       つんく
・作曲       つんく
・編曲       桜井鉄太郎
・リリース日    1998年1月28日
・発売元      ワン・アップ・ミュージック
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数  20.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1998年2月9日付

この間は時代の区切りの曲っていうことで、1992年の今頃、工藤静香さんの「めちゃくちゃに泣いてしまいたい」なんて引っ張って気んだけども、時代の区切り・・・ま、個人的にね・・・っていうのは、1つだけじゃない訳で、まだまだある訳ですわな。
今回も、前回に引き続き、そんな「個人的な」時代の区切りの頃の1曲を引っ張って来ますか。

モーニング娘。「モーニングコーヒー」

今から丁度20年前、1998年の今頃のヒットでありーの、モーニング娘。としては記念すべきメジャーデビュー曲というわけですわーな。

そそそ、ここから今に続く、女性「団体」アイドルの変遷が始まった・・・って言っても過言ではない訳で、そんな意味では、まさに「時代の区切り」と言えるかもしれない。

でもねぇ、個人的にはちょっと違うんだよな。 うん、この1998年の1月から、ネットを使って、ワタシメのチャート集計を始めたんだよね〜。
まあ、第三者の方にはどーでもいい事だろうけど・・・。 でも、個人的には結構感慨深い時代の変わり目なんだよなぁ。
まあ、この頃、正確にはもうちょっと前なんだけども本格的にネットを使い始めたんだよね。だからネット歴も20年になるんだよなぁ。 早いもんだねぇ。

当時は、まだISDN 64kbpsだったもん、ウチの回線。 しかも常時接続なんて高くて使えないからダイヤルアップの従量制よ。
だから昼間、ちんたらネットに繋いでたら通信料が大変なんで、もっぱらオフラインか、テレホーダイで夜11時以降だったよなぁ、ネットに繋ぐの。
古いヒトには懐かしいよね、テレホーダイも。 考える事はみんな一緒で、だから、テレホタイムになると急に回線が重くなってさ〜。 スケベサイトからたかが数十kbyteの画像を落として来るのに何十分かかるんだって・・・って感じだったもんな。

だから、最初のうちはランキング用の調査も結構大変だったんだよね。なるべく金と時間をかけないように、夜中に集計してたもんなぁ。

ちなみに、IT関係のヒトが未だに宵っ張りの夜型人間が多いのは、このころのテレホーダイ時代の名残だよな。
みんなテレホで夜中にネットしてたから。

でもさ、そんな今と比べれば貧弱なネット環境でも、ワクワクしたよなぁ。なんか俺ってサイバーだよね・・・って感じで。。。  結局その後、当時勤めてた会社を辞めて、IT関係に移り、今に至る・・・ってわけだから、よほど、性にあってたんだろうなネットっていうシロモノは。

ま、そんなこともありーの、この1998年っていうのは、ワタシにとっても今に至る大事な時代の節目だった訳ですわ。


でもでも・・・やっぱ最初に書いたように、ゲ―ノー界的には、今に至る「団体」アイドル全盛の節目という意味で、時代の変わり目の年だったって言う方が良いのかなぁ・・。

まあ、個人的にはどーでもいい事なんだけどね・・・っちゃ、怒られるわな

現に、今をときめく、モーニング娘。のこの記念すべくデビュー曲であるこの「モーニングコーヒー」だって、当時はろくに聴いてなかった・・・ような気がする。

もちろん、モーニング娘。の存在はリリース前から知ってた。ま、なんと無しにだけどさ。

当時、「手売りでCD5万枚売ったら」デビューっていうのは、一応の話題になってたから。でもね、個人的にはそれまでだったんだよね、当初は。

たしかに一介のシロウトの女の子たちがCD手売りで5万枚っていうのは凄い事だと思ったけど、この曲を聴いた途端、あまりの「シロウト」っぷりに、こりゃダメだわって思ったんだよなぁ。

一介のシロウト集団アイドルっていうと、世代的に、どうしてもおニャン子と比較したくなっちゃうんだけど、たしかにおニャン子とし違う色合いは感じたし、まとまりも感じた。

けど、どうにも「かっぺ」だったんだよなぁ。うん田舎のお姉ちゃんっていうイメージがねぇ、どうしてもした訳。

当時のウレ線っていうと、安室を初めとして女性アーティストもカッコよくなってたからねぇ。それに比べると・・・ってどうしても感じちゃうんだよね。

この「モーニングコーヒー」って曲も素朴過ぎるくらい素朴だったしな。 果たしてこれでゲーノー人として渡って行けるんだろうか

ま、話題性として最初はソコソコ売れるだろうけど「1発屋」だろうな・・・

とは、まずもって感じましたねぇ。


まさか、この曲から2年足らずのうちに、「化ける」とはねぇ。。。。  
はっきり言って、この曲がリリースされた時点では、全く想像もつかなかったですよ、「国民的」なモンスターアイドル集団になるとは。。。。

そんなモーニング娘。のデビュー曲ですわねぇ。 あれから20年ですわ。



↑のデータにもあるように、この曲、一応20万枚売れたんだよな。
今から思うと、そんなに売れたっけ って言う感覚なんだけどさ。うん、感覚的には10万枚も売れなかったような感じなんだよね。
 まあ、それだけ当時はCDバブルだったって訳だよな。10万枚、20万枚程度の売り上げじゃ、全然驚かなかったし。。。

ちなみに、この年1998年は全CDのトータル売り上げ高が史上最高を記録した年。 あれから20年。いまや見る影もないもんなぁ、CDって言う代物の売り上げも。

個人的には・・というと、90年代で一番ヒット曲から遠ざかっていた年だな。この年のヒット曲傾向と、個人的な好みの曲とは、大分かけ離れてたんだよね。引っかかった曲は殆ど無かった年だったなぁ。
未だに所有音源が一番少ないんだよなこの年は。

まあ、ヒット曲から距離を置いていたのは、引っかかった曲が少なかったからだけどはなく、当時勤務してた会社の仕事の方が忙しくなり音楽をじっくり聴く余裕も無くなってたっていうのもあったけどさ。
そんなこともあってか、ストレスも少しずつ溜まってきてたんだよな。ネットに現をぬかすようになったのも、そんな仕事のストレスのはけ口っていうところも大いにあったかもな。


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抱いてHOLD ON ME! / モーニング娘。

1998_10_抱いてHOLD ON ME_モーニング娘。






今回の1曲セレクトは、「抱いてHOLD ON ME!」モーニング娘。です。

 まずはデータです。

・タイトル    抱いてHOLD ON ME!
・アーティスト  モーニング娘。
・作詞      つんく
・作曲      つんく
・編曲      前嶋康明
・リリース日   1998年9月9日
・発売元     ゼティマ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   49.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1998年9月21日〜10月26日付

 10月はかなりの密度で大ヒット曲を書いてきた気がするなぁ・・・。おかげで、ここにきて曲が枯渇気味。 
うーん、曲がねぇ・・・、思いつかないわい・・・などと、悩んでいたら、さっき、自分の車のカーステのMP3から、モー娘。の「抱いてHOLD ON ME!」が。。。

 あ〜〜、もー、これでいいワイ・・・・ と、半ば、やけっぱちで引っ張ってまいりました、「抱いてHOLD ON ME!」。

 むー、ここのところ、よく「モー娘。」引っ張ってくるな・・・なんて言わないでねふらふら

 ところで、気がついてみれば、この曲、ヒットしてから、もう17年経つんだーね。
 
 まー、一時期は「風前の灯」な存在のモー娘。だったけど、なんか、ここのところまた勢いがぶり返してきたような感じだし。。。

 17年前は、勢いありましたよ〜・・・ってか、そういう風に見えたんだよね、一時的に。

 うん、ちょうど、この曲の時よ。この曲、オリコンで1位とったじゃん。いや、正直言って、当時、結構面食らったワタシだったな。

 だって、結構バカにしてたからさあ、このヒトたちのこと。結局シロートが集まっただけのグループじゃん・・・程度しか、見てなかったのよ。

 たしかに17年前も今と同じような、傾向だったんだよねぇ、音楽界も。イージーに作って、どんどんリリースしましょう・・・っていう世界だったから。

 ま、それは、今も続いているんだけど、違うのは、兎に角バカみたいにCDが売れたってことよ、当時は。
 
 なんせ、1998年が日本の音楽産業史上、もっとも売上げが伸びたとですわ。他の業界が不景気が続く中、なんで、音楽業界だけが、こんなに景気がいいねん・・・って感じだったよな。
 まあ、だから、とにかくリリースしろや・・・ってかんじで、イージーな曲がいっぱい出てたわけですわ。

 その代わり、粗製濫造もいいところでさあ・・・、その悪しき傾向が未だに続いている・・ってわけよ。
 あれから、17年経っているんだから、いい加減、目を覚ませよって感じだけど、一旦、甘い汁をしっちゃ、なかなか、地道に汗水たらして・・・なんて、出来ないんだろうな。。。

 あー、また、話がずれた。ふらふら

 曲だけど、うん、たしかに、まとまってはいる。ただ、粒が小さいんだよね。 次の年の「LOVEマシーン」に比べると。
 うーん、まだ、ハチャメチャなところもなくてさ。いや、それが、逆に粒が小さく感じるんだよね。

 それに、どうしても、時代てきにSPEEDを意識しちゃってるサウンドだし、アクションだし、踊りだし。。。

 その辺に、オリジナリティもまだ感じない。その辺が、普通のおねーちゃんのワクから、まだ、抜け出せてないんだろうな、印象的にさ。

  この辺だったんだろうね。だから、この曲で1位は取ったものの、そのあと、尻つぼみになっちゃっうのよ。

 もし、「LOVEマシーン」って曲で、ぶっちゃけなかったら、この間も書いたように、そこで終わってたんだろうね、モー娘。も。




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LOVEマシーン / モーニング娘。

1999_09_LOVEマシーン_モーニング娘。






今回の1曲セレクトは、「LOVEマシーン」モーニング娘。です。

 まずはデータです。

・タイトル    LOVEマシーン
・アーティスト  モーニング娘。
・作詞      つんく
・作曲      つんく
・編曲      ダンス☆マン
・リリース日   1999年9月9日
・発売元     ゼティマ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   164.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1999年9月20日〜2000年1月24日付
・タイアップ:「エルセーヌ」CM曲


 一か八かの勝負をしなけりゃいけないときがある。

 お、今回の書き出しは、かっくいいexclamation ×2 なんて自画自賛ふらふら

 でもさ、マジな話、ヒット曲界だって、そういう時ってあるんだよね。
 まあ、最近は、あんまり、「勝負をかける」っていうような曲は少なくなってきたけどさぁ。
 なんて言いましょうか、落ち目のアーティストは、そのまま「捨てる」っていう風潮があるでしょ。代わりはいくらでもいるんだぜ・・と言わんばかりに。。

 ・・・おっとっと、またまた、話がずれてきたな。修正、修正。


 でさ、そういう時って、復活をかけて、一か八かの「勝負」をかけることがあるわけさ。

 まあ、大体が、それではずれるんだよねぇ。 場合によっては、冒険したことで、固定ファンまでに見放されちゃったり。。。

 なんせ、この間も書いたように、ゲーノー界は水物。ハイリスクハイリターンの世界だからさぁ。

 だから、「ビジネス」化が進行した昨今では、そういうリスクを避ける・・・とばかりに、冒険はしなくなったってわけさ。
 特に、最近は「上場」の会社も多くなったからさぁ、ゲーノー界も。

 おおっと、またまた、話がすれたな。。

 で、今回の1曲セレクトは、そんな、「冒険」をしたひとつのグループ。

 ・・・なんて大げさですかね。 なんせ、「モーニング娘。」ですからふらふら

 はい、誰でも知ってる「LOVEマシーン」どえす。

 いや、今でこそ、だれでも知ってる・・・なんて、気楽に書いてるけどさぁ、この曲って、けっこう、勝負したんじゃないの? とか、思うわけなんだよね。

・・・っつうのも、この曲の前は、「ふるさと」っていう、ジミーな曲だったわけですよ。
 そそそ、安倍なつみがメインボーカルだった。

 そこまで、ちょぼちょぼ売れてた、モー娘。も、これまでかね・・・と思いましたわ。

 ま、正直言って、ワタシは、当時、そんなに注目もしてなかったしな。
 まー、いつものシロウトグループで、そのうち消えるでしょ・・・位にしか思ってなかったわけで。。
 いわんや、一時代・・・うんにゃ、そのあと、現在まで16年も続くなんぞ、つゆとも思わず。。。

 当時は、既にネットでここで書いてることと同じようなレビューの書き込みもしてたし、ほとんど、今と同じスタンスでランキングを見てたしな。

 この「LOVEマシーン」がリリースされたときも、当初は、考えは同じだったな。
 うん、ただの最後の悪あがき・・とばかり、ついに「イロモノ」やらされたか・・って感じだったような気がする。
 全く評価してなかったんだよね、ワタシ。


 でもさ、少し経って、ちょっとまてよ・・って思えたのは、当時、勤務してた、(新卒で入社した)某I社の営業所の事務のオネーサマ方(もちろん、とっても一般の方)が、「今度のモー娘。の曲、いいね」・・・なんて、話をしているところを小耳に挟んだことからだったなぁ。

 むむむむ、一般のヒトにも受けてるんだ・・・と思うと同時に、これは、ちょっと「波」が来るかもな・・なんて、思い始めてた、16年前。(←かじやん、30才)


 ・・・なんて、書けるのも、この曲が、まんまと、大成功したからだよなぁ。

 まあ、成功と失敗なんて、紙一重なわけでさ、もし、あの時、失敗してたら、やっぱ「イロモノ」だったから・・・で終わってたわけよ。
 もちろん、モー娘って存在も、あそこで終わってたでしょ。


 だけど、なんで、成功したんだろ?  まあ、いろいろな要因が重なっているわけで、一概には言えないけど、「ヤケクソ根性」っていうのも、一つなんじゃないのかねぇ。

 うん、少なくとも、ワタシゃそんな感じがしてたりしてさ。

 いや、この曲って、けっこう、ヤケクソだと思いません? 大体において、R&B全盛のころに、なんで、いきなしディスコなんだ?

 途中の「あいの手」だって、普通に考えたらヤケクソよ〜。

 その他、途中、バックで、メンバーの雑談の声が入ってたり(笑い声とか・・)、あげくの果てには、つんくが「あ゛ーーー」なんて雄たけびを上げてたり、 よくよく聴くと、めちゃくちゃなテイクなんだよな。
 
 でも、そんなヤケクソ感が受けちゃうんだから、世の中わかんないもんよ。

 
 いや〜、これは、綿密なマーケティングの上で、こうしました〜・・なんてことがあったとしたら、まあ、100%ウソだな。

 絶対、これは、マーケティングして出来る技じゃないよ〜、ここまでヤケクソになると。

 うん、なにが言いたいか・・・っちゅうとさ、数字だけじゃ、割り切れないこともあるんよ・・とね。
 いや、最近、兎角、数字で割り切っちゃうヒトが増えてるような気がするからさあ。

 時々はバクチ、直感と、どんぶり勘定も必要なことよ・・・ってか。


 いや、この曲を聴くと、そんな感じがするんだよねぇ。


 ま、「人為的」にバクチやって、当たった曲って、たくさんありそうで、意外と少ないけどさあ。






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恋のダンスサイト / モーニング娘。

2000_02_恋のダンスサイト_モーニング娘。











今回の1曲セレクトは、「恋のダンスサイト」 モーニング娘。です。

まずデータでっす。

・タイトル     恋のダンスサイト
・アーティスト  モーニング娘。

・作詞       つんく
・作曲       つんく
・編曲        ダンス☆マン
・リリース日      2000年1月26日
・発売元          ゼティマ
・オリコン最高位 2位
・売り上げ枚数 123.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:2000年2月7日〜3月20日付

 この間から、今から10数年前には、今では考えられないほどCDが売れた時期があった・・・と何回も書いてきたけど、そのなかでも圧巻だった週がいくつかある。その一つが、2000年2月7日付のオリコンシングルチャートだろうなぁ。

 
 奇しくも、サザンの「TSUNAMI」、椎名林檎の「ギブス」「罪と罰」、鈴木あみ「Don't need to say good bye」、そして、今日セレクトしてきたモーニング娘。「恋のダンスサイト」が同じ1月26日リリースなんていう、とんでもない「超強力曲」同時リリースとなった結果、1位から8位までの曲がすべて10万枚以上の週間セールスなんて、空前絶後な売り上げ枚数を記録してしまったわけで・・・。


 その中でも、サザンの「TUNAMI」とモー娘。の「恋のダンスサイト」は、週間売り上げ期間内一杯一杯のつばぜり合いが続いた結果、両者とも60万枚以上を記録。最終的にはサザンが1位、モー娘。が2位に落ち着いたんだけど、あれだけの重量感があるヒットチャートっていうのは、もう、ちょっと見ることは出来ないだろうね。


 時に・・・、当初、この1月26日リリースだったはずの、B'z「今夜月の見える丘に」は、このとんでもない超強力な同時リリース群を見て、ビビった・・・かどうかは定かではないけど、突然、1月26日から2月9日にリリースをずらしたことは、有名な話だわな。。
(まあ正式には収録曲の「突然」の変更・・という事になってはいるが。。。)



・・・と、前置きがえらい長くなっちゃいました。。。


モーニング娘。の「恋のダンスサイト」。


この曲は、前曲の「LOVEマシーン」の超大ヒットを受けてのリリースとなったわけだけど、「LOVEマシーン」同様、周辺の「しがらみ」を一切外した、つんくの意欲作第2弾って感じでしたな。

  周辺の「しがらみ」を一切取っ払って、突っ張れるところまで突っ走ってみようっていう試みは、おそらく往年のピンクレディーをヒントにしているものだと思いますけどね。それが、「LOVEマシーン」で嵌まってしまった・・・ってところなんだろうね。

 
 まあ、それ以前の「単なる」アイドル、アイドルした曲では、先が知れてただろうし、この戦略は、ある意味必然だったのかもしれないけどさ。

それにしても、この「恋のダンスサイト」は、どこをどう切っても、ジンギスカンの「ジンギスカン」だよね。


↓ これ




 下敷きとして、ある曲を「利用」してみました。。。なんてことはよくある話だけど、この曲は、パクリ以上に「盗作」っていわれても仕方ないよなぁ・・・ってくらい「ジンギスカン」だよね。


でも、モー娘。にも、合っているとは思うし、面白い曲をセレクトしてきたなぁ・・っていうのは、当時からの感想ですね。

 まあ、前曲の「LOVEマシーン」が70年代ディスコの再来を表現してみたならば、その当時ディスコで人気があった、「ジンギスカン」をいっその事やってしまえ・・・って感じなのかもしれないけど。。。

いずれにしても、この曲のヒットで、すっかりこの「いてまえ」路線に嵌まってしまったモー娘。はここから抜け出せなくなっちゃった・・ってとこもあるかもしれないけどなぁ。。今から考えると。。。




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