かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

ニール・セダカ

Z・刻をこえて / 鮎川麻弥

1985_03_Z・刻をこえて_鮎川麻弥


今回の1曲セレクトは、「Z・刻をこえて 」鮎川麻弥です。

まずはデータなのだ。

・タイトル    Z・刻をこえて
・アーティスト  鮎川麻弥
・作詞      NEIL SEDAKA
・作曲      NEIL SEDAKA
・日本語詞   井萩麟
・編曲      渡辺博也
・リリース日   1985年2月21日
・発売元     キング
・オリコン最高位 15位
・売上げ枚数  9.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 22位
・タイアップ:テレビ朝日系アニメ「機動戦士Zガンダム」オープニングテーマ

毎回毎回「マクラ」で書いてるように、「久々」っていうのが、常套句のようになった最近の1曲セレクトですが、今回も2週間ぶり(?)ですな。
 最近は平日の帰宅時間が遅くなってきたんで、ちょっと書くのが難しいんで、少なくとも週末ぐらいは書きたいなぁ・・・と頭では思ってるんだけどねぇ・・・。 何分、もともと「物ぐさ」な性格なもので・・・っていうか、最近、それがだんだんエスカレートしてきて、なかなか筆が上がらないんだよねぇ。

でも・・・と思いつつ、やっとPCに向かいましたわ。

さてさて、今回引っ張ってきた曲は、鮎川麻弥さんの「Z・刻をこえて 」。

そそそそ、あのアニメ「機動戦士Zガンダム」の最初のオープニングテーマだった曲ですわな。

へぇ、アニメの曲を持ってくるとは珍しい・・・なんて思われますかねぇ。 まあ、たしかに、最近のアニメだとかゲーム関係の曲には、とんと触手が伸びないワタシなわけで、ここでもあんまりこのテの曲は書かないんだけどね。

それでも、85年当時は、まだ、今ほど気ぎらしいしてた訳でもないんだよね、アニメ関係の曲も。 ただ、たしかに85年くらいになると、アニメなんてあんまり見なくなってたからなぁ。
当時、、周りで超人気だった、「北斗の拳」だって見てなかったし・・・。 当時中学〜高校だったワタシは、「いい年こいてアニメかよ」って思い始めてたところもある。

うん、個人的には「実写」のドラマの方が好きだったしね。

でもさ、「ガンダム」関係はみてたな、当時も。 84年頃って、「ファースト」ガンダムの再放送を、まだ、たまにやってたんだよね。 もう、再放送を何度も見て、内容もセリフも覚えてるのに、それでも再放送見てたもんなぁ、ガンダムは。

だから、新シリーズとなる「Z・ガンダム」が始まるって言われて時は、楽しみだった。

でもさ、いざ、シリーズが始まって、オープニングテーマとなった、この「Z・刻をこえて」を初めて聴いた時は、違和感たっぷりだったんだよな。

だってさぁ、カッコ良過ぎるんだもの。 ワタシの中のガンダムのオープニングというと、どうしても「翔べガンダム」の、如何にも子供向け戦隊モノアニメのオープニングっていうイメージがこびりついてたからさぁ。

そこからしてみると、この「Z・刻をこえて」はカッコ良過ぎた。 まあ、今にして思えば、その後のアニメ関係の楽曲の礎のような曲ではあるんだけど、エッジが立ちドライブが聴いたサウンドは、ニューウェイブ系のそれを彷彿させるんだよな。
 簡単に言うと、如何にも80年代中盤・・・いや、もっと細かく言えば、如何にも「85年的」な音なんだけどさ。

エッジが立った輪郭がはっきりしたサウンドっていうのは、前年の84年もその傾向はあったんだけど、85年の音って、84年のそれよりももっと輪郭が深いんだよな。でもって84年よりも音が軽い。 

84年の特に邦楽って、「フットルース」っていう一つ命題があって、特にボニータイラーの「HOLDING OUT FOR A HERO」ね、これにインスパイアされたような曲が多かった。
うん、ニューウェイヴ系ではあっても、もっと猥雑なサウンドが流行りだったんだよね。
でも、85年は、そののくびきが取れ、もっと音のエッジが深くなっていく。

個人的には、このテの音が、どうも好きになれなかったんだよなぁ。 まあ、まったく受け付けられなかったって訳じゃないけど、深入りはしたくないって言うか・・・・。 だからねぇ、この85年ぐらいから、個人的な曲の好きキライっていうのかのが、はっきりしだしてきたんだよね。 キライというか生理的に受け付けられないっていうか。。。

まあ、そんなこともあって、この曲も、正直、初めて聴いたイメージが払しょくされずに・・・そのまま「闇」の中に封じ込めてしまった・・というか、全く聴かないままいつしか忘れちゃった・・・って感じだったんだよなぁ。

うん、当初、楽しみにしてた「Z・ガンダム」も、実際にみたのは最初の10回くらいだったし・・・。

・・・っつうかさ、「Z・ガンダム」って本放送は、土曜日の17時30分〜18時だったじゃん。

始まったのが、85年3月で。この時丁度、中学校を卒業したワタシは、最初は見れたんだよ。卒業式が終わって、高校入学式までの1ヶ月は暇だったからさ。

でも、高校入学して部活が始まってからは、土曜日の17時30分なんて、まだ帰宅してなかったもの。

物理的に見れなくなっちゃう訳よ。 で、いつしか忘れちゃったしさ・・・。 だからねぇ「Z・ガンダム」も「ZZ」も今となっては、、全然話が分かんないんだよね



ニューウェイブ然としたサウンドで、ヒットした当時は受け入れづらかったこの曲も、33年経った今では、理解出来るようになったな。 
この曲、若干、ノリがジャズっぽいんだよな。ハネ系のノリから一見するとモータウンって言う感じもするけど、バックのブラスがジャズっぽい。間奏部のギターソロにしてもそう。 おそらく、その辺ノリにも当時はっついて行けなかったんだろうな。

ちなみに、この曲の作詞、作曲者はニールセダカ氏。 そそそ、50〜60年代のオールディーズの立役者の一人ですわな。 だからか、どこかオールディーズの匂いが・・・いいや、そんな匂いは全くしないんだよな、この曲は。
あくまで80年代のニューウエイブなんだよ。

 なんでニールセダカ氏なの? って考えると不思議な気もするけど、この頃、結構オールディーズの立役者が日本の曲を書くのがちょっと流行りだったんだよね。83年のトシちゃんの「さらば・・・夏」も、ポールアンカだったりするしさ。
まあ、この曲は、あくまで「カバー」曲だけどさ。 原題は「BETTER DAYS ARE COMING 」


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水の星へ愛をこめて / 森口博子

1985_08_水の星へ愛をこめて_森口博子


今回の1曲セレクトは、「水の星へ愛をこめて」森口博子です。

まずはデータです。

・タイトル    水の星へ愛をこめて
・アーティスト  森口博子
・作詞      NEIL SEDAKA
・作曲      NEIL SEDAKA
・日本語詞   売野雅勇
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1985年8月5日
・発売元     キング
・オリコン最高位 16位
・売上げ枚数  7.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 21位
・タイアップ:テレビ朝日系アニメ「機動戦士Zガンダム」主題歌

 前回のスターダスト・レビュー「夢伝説」に引き続き、今回もちょこっと変化球な曲かなぁ。
まあ、前回に比べれば、まだマシかな 

ハイ今回の1曲セレクトは、森口博子さんの「デビュー」シングル、「水の星へ愛をこめて 」ですわ。

まあ、この曲の場合、機動戦士「Z」ガンダムのオープニングテーマと言った方がしっくりくるヒトの方が多いかもなぁ。
かくゆう、ワタシも当初は、森口さんのデビュー曲というよりも、ガンダムの主題歌っていう認識が強かったような気がするなぁ、この曲に関しては。

アニメはあんまり見ないワタシだけど、当時「ガンダム」は見てたからねぇ。この「Z」は、ファーストガンダム「1年戦争編」の続編と言う位置づけだったじゃん。「ファーストガンダム」は、再放送や劇場版でセリフまでそらんじるほど見てたからなぁ、もちろん、続編となる「Z」も見なきゃなぁ・・・と意気込んでたからなぁ、当初は。

ただね、放送時間が確か、土曜日の17時30分〜だったんだよね。
当時、高校で部活をやってた身からして、土曜日と言えど、夕方はまだ帰ってなかった事が多かったからねぇ。最初の10話くらいまでは、毎週見てたんだけど、だんだんと見れなくなってきて、この「水の星へ愛をこめて 」で主題歌になったくらいはほとんど見れなくなっちゃってたんだよな、そう言えば。

この曲が主題歌になる前は、鮎川麻弥の「Z・刻をこえて」って曲が主題歌だったじゃん。たがら、ある日、久しぶりに「Zガンダム」を見たら、この曲が主題歌に代わってて、ちょっと違和感を感じたのを覚えてるなぁ。

違和感・・・ってのも変だけど、それまでの主題歌がスピード感があって、戦隊モノ的なイメージが強かったからさあ、この曲は、戦隊モノの主題歌にしては、大人しい感じがするからさあ、その辺に当初は違和感を感じてたんだよね。

ただ、アニメの主題歌・・・というところを離れて、いちアイドルとしての曲というと、やっぱり、なんか今一つ寂しかったのを覚えてるなぁ。
 やっぱり、当時のアイドルの曲は、もっと尖がった曲が多かったからさあ、メロディラインももっとキャッチーだったし、華やかさがあったからね。

そこから比べると、この曲は、アイドルの曲にしては「大人」っぽさがあったからなぁ。
メロディラインも他のアイドルの曲に比べると難易度があったしな。まあ、作曲者が、あの有名なニール・セダカ氏でしたからねぇ。
 日本のアイドルのことなど、考えてはいらっしゃらなかっただろうし、だから、難易度があったのは当然だったろうけどね。
ただ、そういう難しい曲を、いともさらりと歌う、森口さんもまたアイドルらしさから無かったんだけどさ。

・・・でも、ルックスはアイドルそのものだったんだよね。聖子ちゃんカットだったしさ

そそそ、まだ「バラドル」に行く前、正統派アイドルとして売り出したんですよ、当初は。

この曲こそ、そこそこ売れたんでね、85年デビュー組のアイドルとして出足は良かったんだけど、後が続かなかったからねぇ。

まあ、アイドル的なルックスではあったものの、今一つ華やかさがなかったからなぁ。ウタが達者だったっていうのも、当時のアイドルとしては、マイナスだったかもしれない。まあ、ヘンな話ではあるんだけども。。。
 例えば、やっぱりウタがウマかった、本田美奈子さんよりも「パンチ」は無かったからなぁ。そそそ、達者ではあるけどもインパクトは薄い・・・って言うかね。
それらの面でアイドルとしては、インパクトが弱かったんだろうなぁ。

うん、その後、やっぱり85年デビュー組の井森美幸とともに「バラドル」っていう新たなフロンティアを開拓して、成功するんだけどさ。
ま、当初の「既存」のアイドルとして成功できなかったからこそ、新たな道に行けたんだと思うし、それはそれでよかったんだよね。

・・・・ということで、「聖子ちゃん」カットの頃の森口さんのウタを。。



うーん、やっぱり、当時のアイドルの水準からするとウタ、達者だったんだよなぁ。
高音部の声の伸びがきれいだったしね。
ただ、やっぱりバラドルとして成功した後に比べると、今一つ線が細いよね。
個人的にも、この曲の後は、消えるだろうなぁ・・・とは思ってたよなぁ、当時。

ちなみに、今回のデータには、作詞・作曲者ともに「ニール・セダカ」氏とし、日本語詞を売野雅勇氏と記載しました。
ネット上見ると、作詞者は、売野氏になっているところが多いんだけども、JASRACの作品データベースを見ると、作詞・作曲者共にニール・セダカ氏になっているので、それに合わせました。

ちなみにちなみに、この曲のオリジナルタイトルは、「FOR US TO DECIDE」って言うんだよね。それは、知られていないかな?


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