かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

シャネルズ

憧れのスレンダー・ガール / シャネルズ

1982_04_憧れのスレンダーガール_シャネルズ


今回の1曲セレクトは、「憧れのスレンダー・ガール」シャネルズです。

まずはデータから

・タイトル     憧れのスレンダー・ガール
・アーティスト   シャネルズ
・作詞       田代マサシ
・作曲       鈴木雅之
・編曲       シャネルズ 村松邦男
・リリース日    1982年3月21日
・発売元      エピックソニー
・オリコン最高位 13位
・売上げ枚数   11.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 11位

あー、サンデーシンドローム。 日曜日の夜はユウウツだよなぁ。
昔は「サザエさん」が始まると、この「日曜日のユウウツ」が始まったもんだけど、「サザエさん」を見なくなった今、大河ドラマが終わるころには、ユウウツになるのよね。
「また、明日から会社か〜」と。。。
考えてみれば、幼稚園に入園して以来、約45年間。ずーーーーっと、この「日曜日のユウウツ」には悩まされてきた訳で。。 あ、大学の時は別だったけど・・・。
これからも定年まではずっと、これに悩まされるんだろうなぁ・・・。

 まあ、これも小学生の頃まではそれほど大したユウウツではなかったけど、中学校に上がるころからか・・・なんかユウウツが大きくなったような気がするな。

いや、振り返ってみれば、中学校に上がったころが、一番、サンデーシンドロームがはっきりしていたような気がする。

やっぱさ、前の年、小学6年の時って、一番上級生ってことで「王様」だったわけじゃん、ある意味。 それが、中学に上がる事で、一番「下っ端」になるってことがねぇ。 しかも中学生に上がると、より「タテ社会」になるわけじゃん。先輩は絶対だったし。。。。 
そんな環境の変化は「ユウウツ」を増大させたんだよな。

 しかも、この時期、うちのオヤジの仕事がうまく行かなくなってきて、家じゅうがギクシャクしてきてたんだよな。そんなことで、千葉に引っ越すの引っ越さないの・・・って言う話が出始めたのが、中学校に上がったばかりの頃だったと思う。

1982年4月。 今から36年前ですわ。

今回の1曲セレクトは、そんな環境の変化で「ユウウツ」が増大していた1982年の今頃のヒット。

シャネルズ「憧れのスレンダー・ガール」なぞ一つ。

いやいや、80年代特に81、82、83年あたりの主要なヒット曲なんぞ、もうほとんど書きつくしたぞい。もう書ける曲がないわい・・・。

なんて思って、当時のオリコンをひっくり返してたら、あったんですねぇ・・・。それが、今回引っ張ってきた「憧れのスレンダー・ガール」。

まあ、今まで書いてなかったって事は・・・。 そうなんですねぇ、当時は、それほど引っかからなかった曲って訳なんですわな・・・。

それまで、湯川れい子、井上大輔による、もろ、ドゥアップ路線で来ていたシャネルズが、始めてメンバーによる作詞、作曲でリリースした曲。 それがこの曲だったんだよね。

そんな事もあってか、それまでの50年代〜60年代前半を彷彿とさせるようなもろドゥアップという、言ってみればある種の泥臭さっていうのが、この曲ではなりを潜めたっていうのかなぁ。よりポップな路線に移行したんだよね。

よく言えば、新たな挑戦・・・って言うところなんだろうけど、個人的には、この路線が、上手く嵌まっているようには思えなかった。

いや、やっぱ、それまでのドゥアップって言う印象が、あまりにも今日連れ立った訳で、いきなりポップな路線で来られても馴染めなかったっていうのが、正解だったのかなぁ。

なんかね、82年って言う時代に染まっていなかったようなというか、カラーではなかったような・・・って言う印象があったんですよ、この曲には。

個人的な当時のヒット曲って、もっとドス黒いようなイメージがあってね。 いや、これはきっと忌野清志郎、坂本龍一の「いけないルージュマジック」の印象があまりにも強かったんだと思うんだけど。 うん、個人的に当時の「いけないルージュマジック」って、どす黒いイメージがあってね、「あー不快だ」って思いながらも、なんか当時、頭の中を支配していたカラーに近かったんだよな。

でもこの「憧れのスレンダー・ガール」ってポップなメジャー系で、より健全な感じがしたんだよなぁ。 その違いが、この曲の方に違和感を感じたんだよね。

だからと言って、この曲、当時あんまり聴いてなかった訳じゃないんですよ。 この頃、既にラジオのランキング番組は聴き始めていたし。 そそそ、TBSラジオの平日の夜毎日放送していた、「ザ・ヒットパレード〜毎日がベストテン〜」の、特に月曜日の「ニューミュージックベストテン」では、毎週のように流れてたしさ。

それでも、時代のカラーには染まらなかった・・・というか、あんまり引っかからなかったんだよね。個人的には。



オリジナルのシャネルズではなく、後年の「ゴスペラッツ」での動画しかなかったんで、これでメンゴ。
でも、リードボーカルのマーチン、バスの佐藤氏、 トランペットの桑まんは、そのままなんで、オリジナルと全く遜色ないしね。

 上で書いたように82年当時は、時代のカラーに合わなかったって書いたけど、今になって聴けば、もろ82年っていう時代を彷彿させるような曲・・に感じるなぁ。
メロディラインとにしても、コード進行にしても、あの時代だよね・・・っていう印象がねぇ。
やっぱり、環境、立場、時代の違いによって、同じ曲でも全然違うように聴こえるからなぁ。だから、音楽って言うのは不思議というか、奥深いというか・・・切り離せないもんなんだよね。

それにしても、この曲、桑マンのペットは頑張ってるかよなぁ。 それまでのシャネルズの曲って、この曲ほどペットのフレーズって多くなかったしさ。

そうそう、たしか、この曲を聴いて中学では、吹奏楽でペットやりたいと思ったんだったっけ・・・。
結局はトロンボーンに回されちゃったけど。。。



ちなみに、個人的には、「スレンダー」な女の子はちょっとね。。。。。やっぱね女の子は、少しぽっちゃりした子に限りますっ 
もっとも、この曲がヒットしたころは「スレンダー」って意味も知らなかったんだけど。。。。





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もしかしてI love you / シャネルズ+1

1982_09_もしかしてI love you_シャネルズ


今回の1曲セレクトは「もしかしてI love you」シャネルズ+1です。

まずはデータでする。

・タイトル    もしかしてI love you
・アーティスト  シャネルズ+1
・作詞      田代マサシ
・作曲      村松邦男
・編曲      シャネルズ 村松邦男
・リリース日   1982年8月25日
・発売元     エピックソニー
・オリコン最高位 28位
・売上げ枚数  6.1万枚
・THE HITCHARTHOT30最高位 22位(1982年9月27日付)

 えー本日は氣志團万博に参戦予定。それなのに1曲セレクトなんて書いてて良いのでしょうか・・・って感じなんですが、いいんです。氣志團万博は午後からの参戦予定なんで。。。 この辺が「地元」開催フェスのいいところかなぁ。時間的に「余裕」こけるってところが。。
 問題は、この台風だよなぁ。これ書いてるのが午前9時半過ぎ。既に雨模様の千葉なんですが・・・。これ以上悪化しないでほしいねぇ。なんせ「雨・風」に弱い内房線なんで。。。

氣志團万博と言えば、千葉・袖ヶ浦。 ワタシが福島のいわきから千葉に越してきてから今年で35年ですわ。
その間、袖ヶ浦周辺も大分変わったよなぁ。 大体ねぇ35年前はマジで「田舎」だったもの。なーんにもなくて。。。
東京の近くに引っ越すということで、少しは都会な場所に越すもの・・と思いきや、「自分の田舎より田舎」って感じでさあ、戸惑ったもんよ、最初は。
 なーんにもない田舎なのに、一歩海岸線に踏み入れると一連の石油化学コンビナートでさあ。 田圃とコンビナートの異様なコントラストにも戸惑ったけどな。

ただ、一番良かったのはラジオが聴けるようになった事。 いわきに居た頃はラジオの入りが悪かったからなぁ。
夜・電波状態が多少良くなる時間に、ノイズ混じりで入ってくるTBS、文化放送、ニッポン放送っていう東京のAM放送だけが頼りだったんだよね。

だからね、千葉に来て最初に夢中になったのはラジオだったな。 まあ、友達もいなかったしね初めは。
中学1年だったけど、ちょうど夏休みだった事もあり、他にやることも無かったからなぁ。 兎に角1日中ラジオ聴いてたな。 土曜の14時からだけはニッポン放送の「オリコンヒット速報」、それ以外は大抵文化放送聴いてましたねぇ。

今回の1曲セレクトは、そんな当時、ラジオでよく聴いてた1曲をひとつ。

シャネルズ+1 「もしかしてI love you」

いやいや、この曲はマジで、当時ラジオでよく聴いてた。 
シャネルズとは、あのシャネルズですよ、「ランナウェイ」とか「街角トワイライト」とかの。 気になるのは「+1」ってところだけど、これはボーカルの鈴木マーチン氏の姉貴、鈴木聖美さんのことですね。

たしか当時は、まだプロとして本格デビュー前の事で、「アマチュア」としての参加だったんですよね。なのであからさまに名前を出す訳にも行かず、「+1」って扱いになってんだよね。

ただ、この曲がリリースされた頃の月刊明星には、既に顔だしもしてたし。そう、鈴木聖美さんがプロにならずアマチュアのままだったのは、この曲をリリースした当時、子育て真っ最中でプロとして活動が難しいと言う事からだった気がする。
 ちなみに、この曲から丁度5年後に未だにカラオケで有名な「ロンリーチャップリン」がリリースされ、本格的にプロ活動をして行くことになる鈴木聖美さんだけども、そん時の理由も「子育てが一段落したんで・・・」ってことだったんだよね。

 兎も角は、アマチュアなのにアマチュアらしからぬボーカル力には、舌を巻いたけどさ、この「もしかしてI love you」の時も。

曲も聴きやすかったんだよね、この曲。 湯川れい子−井上大輔コンビによる、一連の「大ヒット」当時の曲に比べると、自分たちで曲を作るようになって大分、肩の力が抜けた曲調になってきてたしさ。
 シャネルズといえば、50年代を彷彿させるドゥアップ・・・って言うイメージが強かったわけじゃん。大ヒット曲を連発してた頃は。

でも、この「もしかしてI love you」なんてのは 、そんなドゥアップに固執したような泥臭さは抜け、ポップだったしさ。

ま、確かに最初は戸惑ったんだけどさ。やっぱりどうしても「シャネルズ=ドゥアップ」っていう耳になっちゃってたわけじゃん当時は。そこに来てポップなデュエット曲だったわけだからさ。
でも、それでも当時はラジオで大分聴いたからなぁ。 だんだん、これはこれでアリかな・・・なんて思えるようになったりしてさ。

これがさ、やっぱり自分たちで曲を作るようになった、この曲より前の「憧れのスレンダーガール」とか「サマ・ホリデー」は、ちょっと違う印象なんですよ。 
・・・というのも、まだ、これらの曲の頃は千葉に越して来る前で、ラジオであんまり聴いてなかったから・・・。
耳馴染んでないんだよな。

そう考えると、この頃のラジオの存在って、ワタシにとっては大きかったんだよなぁ。あとあと「ヒット曲」の道にどっぷり足を踏み入れて行くことを考えるとさ。

うん、この頃ラジオ聴いてなかったら、絶対に知らなかったよな・・・って言う曲が、この頃の曲にはたくさんあるんですよ。

GANGYの「スローダンサー」にしても、クリキンの「セシル」にしても、山下久美子の「マラソン恋女」にしても、沖田浩之の「気絶するほど悩ましい」にしても・・・。 みんなラジオを聴いてからこそ知った曲々なんだよねぇ。
「ベストテン」って枠にとらわれず、もっと幅広くヒット曲を知るようになれた一番のツールだったんだよね、ラジオは。


動画・・・・この曲テレビではほとんど歌っていない筈なんでないだろうな・・・って思ったら、「音」だけ落ちてた
・・・んで、リンク。

https://www.youtube.com/watch?v=E2qh6A_ytDo&list=PLODx9ykwmhxTyHW3W2xy10N7nw0a_wngF

そーそー、この曲さあ、ボーカルのマーチン氏と、鈴木聖美女史で、Aメロのそれぞれのカラミの部分で所々歌詞が違うんだよね。

例えば
 ♪ 聖美 「あの娘は?」
   マーチン 「別れた」
   聖美 「ホント?」
   マーチン+聖美 「本当さ」(マーチン) 
「うそでしょDarlin'」(聖美)  

の最後の「マーチン+聖美」のところ、同じフレーズで同時ユニゾンとしてに違う歌詞で入ってくるんで、実際聴いてると、歌詞がズレてるように聴こえたりしてね。

最初、あれ? これ、どっちかが歌詞間違ってるよ・・・っなんて思ったんだけど、これが正しいんだよね。

まあ、男と女での感じ方の違いを歌詞にするとこうなる・・・って事を表現するとこういうすれ違いになるって事を言いたいんだと思うし、それがこの曲の面白さであり、キモなんだろうな。

たださ、歌詞の仕掛けとしては面白かったし鈴木聖美氏の参加で話題になったこの曲だけど、大ヒットまでには至りませんでしたねぇ。オリコン28位とベスト20にも入らなかったからなぁ。

まあ、もともとアルバム曲からのカットっていうシングルとしては臨発だった事もあるかもしれない。

でもいずれにしても、この曲の後、シャネルズとして半年間の活動休止と、「ラッツ&スター」へのアーティスト名変更となって行く訳なんですけど。。。



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トゥナイト / シャネルズ

1980_07_トゥナイト_シャネルズ







今回の1曲セレクトは、「トゥナイト」シャネルズです。

 まずはデータです。

・タイトル    トゥナイト
・アーティスト  シャネルズ
・作詞      湯川れい子
・作曲      井上忠夫
・編曲      井上忠夫
・リリース日   1980年6月21日
・発売元     エピックソニー
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   27.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1980年7月14日〜8月11日付

 ここでは、これまでも何曲もセレクトしてきてるシャネルズですが、田代氏は、また、なにかやらかしたみたいですな。 ザッツ、ゲーノー人と言ってしまえば、それまでだけど、このヒトと清水健太郎氏の「ジケン屋」性は、一生治らない性格かもね。

・・・と、まあ、今回引っ張ってきた曲とは、関係がないマクラ・・・、うんにゃ、この曲、歌ってる最中にも、事件を起こしてましたな。
 件の田代氏は、この時の事件には、関与していなかったけど、まあ、いろいろ事件を起こしたグループっていう、イメージもなきにしもあらずexclamation & question

 いやいや、これも「That'sゲーノー界」とも言えるし。。。 一概にも言えないんだけどね。。。

 いずれにしても、この時の不祥事がもとで、デビュー半年にして「謹慎」生活に入ってしまったシャネルズなわけで・・・。
 
 おかげで、今回引っ張ってきた、「トゥナイト」って曲、ほとんどテレビで歌ってないんじゃなかったっけ?

 たしか、「ベストテン」では、ランクインして、1回か2回だけ、出演したような記憶があるけど・・・。


 その影響も強くて、個人的に、この曲、ずーっと「記憶の外」にあったんだよねぇ。
 いや、そういうヒト、多いんじゃないかなぁ。。


 ・・・で、ずっと後・・・うん、最近だねぇ・・・になって、「あれ? この曲ってどういう曲だったっけ・・・」なんて、思うようになりまして、急遽、音源を調達したりしてね。

 まあ、そういう経緯があったからか、この曲に関しては、今聴いても、めっちゃ新鮮に聴こえるな。

 基本的には、「ランナウェイ」の延長線上にある、ドゥワップな曲だけど、「ランナウェイ」なんかは、すでに耳にタコが何回で来たことか・・・って位、聴いてるからさぁ、今聴いても新鮮味は感じてこないわけよ。
 
 そこに来ると、この曲は、↑のような経緯で、約20年間も記憶の外にあったからさあ。

 そういう曲って、掘り起こせば、まだまだ出てきそうなんだよなぁ・・・。
 だから、新曲とは別に、「過去」の掘り起こしっていうのも、止められないわけなんだよねぇ。
 

 ・・・ということで、動画。。。

 なになに? そんないわくつきの曲じゃ、あるわけないじゃんって?




でも、あったんです。。。 まあ、動画と言うより、「音だけ」ですけどね。。。


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ハリケーン / シャネルズ

1981_06_ハリケーン_シャネルズ






今回の1曲セレクトは、「ハリケーン」シャネルズです。
 

 まずはデータからでーす。


・タイトル     ハリケーン
・アーティスト   シャネルズ
・作詞       湯川れい子
・作曲       井上大輔
・編曲       井上大輔
・リリース日    1981年5月21日
・発売元      エピックソニー
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    42.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1981年6月8日〜8月3日付

 10年くらい前にトピックスを立てたんだけど、当時、セルフカバーを含めて、80年代の曲のカバーがブームだったんだよね。いや、それは、今も続いているか

 
かくいう、今回セレクトしてきた「ハリケーン」は、ゴスペラッツなる、ゴスペラーズ+ラッツ&スターの合体ユニットにて「セルフカバー」されてたなぁ。
 
 しかも、これがそこそこ売れてたりして。やっぱり、30代以上のヒトが買ってたんですかね。


 セルフカバーと書きましたけど、よもや、「シャネルズ」と「ラッツ&スター」は同じグループだってこと、ここ読んでるヒトには「しらなーい」なんてヒトいないですよね。。。


 うんにゃ、ちょっと心配。 

 なにせ、シャネルズからラッツ&スターへグループ名を変更してから、すでに23年経ってるもんなぁ。。。。

 ちなみに、ゴスペラーズは、シャネルズでベースボーカルを担当していた佐藤氏が、見つけた来たんだよね。
そそそ、今はプロダクションの社長をされてたりするんですよ。


 オリジナルの「ハリケーン」は、いまから34年前の今ごろチャートに登場してきてたんだよね。
 34年前・・・。年取るわけだよねぇ、私も、、、(爆)


 もともと、ドゥワップスタイルをメインにしてたシャネルズだけど、この曲あたりから、ちょっと毛色が変わってきたかなと思えたんだよね。

 たしかに、1曲前の「街角トワイライト」までは、ドゥワップ1色だった。うーん、遊びがあまりないというか、正統派というか。。。


 でも、この曲は、たしかにサウンドの「根」の部分はドゥワップなんだけど、遊びも入ってたんだよね。


 例えば、サビの部分


(鈴木⇒メイン)♪ ハリケーン ♪ ⇒G音 
          ↓
(田代⇒中音) ♪ ハリケーン ♪ ⇒B音
          ↓
(久保木⇒高音)♪ ハリケーン ♪ ⇒1オクターブ上G音

          ↓
        G7コード ハモリ

          ↓
(佐藤⇒ベース音)♪Every day theドシャブリー♪


とか、感想の部分でのボーカル4人での♪ボン ボン ボン ボン♪での分解コード


 などなど。。。


 うーん、文字で書くと雰囲気出すの難しいな。おとで聴いてもらえたら簡単なんだけどな。。。。


 ともかくさ、ちょっとジメジメした季節に、タイムリーなタイトルの曲であり、そのジメジメさを吹き飛ばすようなカラッとした曲調だったよなぁ。


 Aメロメインの


♪ あの娘さがすのさ midnight Choo Choo Train ♪ あたりは、ニールセダカの「恋の片道切符」あたりを意識してる? さすがは湯川女史。


 そうだ、この曲は、ドゥワップというより、50年代〜60年代前半のアメリカンポップスっぽいんだよね。

だから、他のシャネルズの曲と、すこし色合いが違うんですよ。

 ま、これから夏に向けての季節には、スピード感、爽快感があってよかったんだけどね。


 しかしながら、「シャネルズ」としては、これが最後のベストテン入り作品。 ここからいきなり失速しちゃうのよ。
 やはり、味が濃い料理は飽きられやすいっちゅうのかなぁ。

 シャネルズからラッツ&スターに変わり、より一般的な曲調の「め組のひと」で復活するのは、ここから2年先の話ですね。





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ランナウェイ / シャネルズ

1980_04_ランナウェイ_シャネルズ






今回の1曲セレクトは、「ランナウェイ」シャネルズです。

まずはデータです。

・タイトル     ランナウェイ
・アーティスト   シャネルズ
・作詞       湯川れい子
・作曲       井上忠夫
・編曲       井上忠夫
・リリース日    1980年2月25日
・発売元      エピックソニー
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    97.5万枚
・THE HIRCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1980年3月31日〜7月7日付

 口は災いの元とはよく言ったものですが、先日別のトピックスでついつい書いてしまった、デビューからの1位獲得週連続記録ですが、思いっきり嘘っぱちを書いてしまいました。。。。。

・・・・というわけで、お詫びではないですが、少しばかり調べてみましたよ、デビュー曲の連続1位記録を。。。

 結果は下の通り

・黒ネコのタンゴ  皆川おさむ  14週連続 1969年10月5日リリース
・恋の季節  ヒンキーとキラーズ 12週連続 1968年7月20日リリース
※通算では17週1位獲得。現オリコン記録
・わたしの城下町  小柳ルミ子  12週連続 1971年4月25日リリース
・ふれあい     中村雅俊   10週連続 1974年7月1日リリース
・雨の御堂筋    欧陽菲菲    9週連続 1971年9月5日リリース
・うそ       中条きよし   8週連続 1974年1月25日リリース
・あなた      小坂明子    7週連続 1973年12月21日リリース
・異邦人      久保田早紀   7週連続 1979年10月1日リリース
※年始2週間集計を含め7週
・ランナウェイ   シャネルズ   7週連続 1980年2月25日リリース
・ハイスクールララバイ イモ欽トリオ 7週連続 1981年8月5日リリース
・WOW WAR TONIGHT
  〜時には起せよムーブメント〜 H jungle with.t 7週連続 1995年3月15日リリース
※この曲がデビュー曲っていうのは、無理があるか。。。(^^;;


・・・・・とまあ、こんな感じですわ。うーんにゃ、この間はまーったくの嘘800をこのあいだ書いてしまったわけね。

 というわけで、丁度いいから、今日はこの中から、

 ランナウェイ /シャネルズ   をご紹介。

・・といっても、これ読んでくれてる方は、既にほとんど、この曲ご存知ですよねぇ。。。
 シャネルズ、後のRATS&STARの「レコード」デビュー曲です。
 わざわざ「レコード」といれたのは、シャネルズってレコードを出す以前から業界内ではかなり有名なグループで、すでに新宿ルイードを拠点に定期的にライヴ活動は行っていたんですよね。
 77年のEast Weat。このときは、サザンが入賞して話題を呼んだ年だったけど、このときにシャネルズも出演していたってのは、有名な話ですよね。

 それにしても、この「ランナウェイ」は衝撃的だったねぇ。
(それにしてもよく衝撃を受けるヒトだワタシは。。。)

 それまで、バンドっていったら、サザン、ツイスト・・といった、「ロック」が中心だったじゃないですか。
 そこに持ってきて、「ドゥワップ」という、全く新しいスタイル。
 ウン、全くというのは大げさだね。60年代のキングトーンズ以来の・・・って言ったらいいかな。

 でも、ワタシとしたら、これが初めてのドゥワップだったから、衝撃だったんだよね。
 
 それまでのバンドは、上で書いたようにロックでありながら、どこか日本的なところがあった。
 でも、シャネルズには、日本的な「土着」さっていうのが、ほとんど感じなかったんですよね。当時は。
 それこそ、ムコウのグループかと思うほど。
 もっとも、例のドーランで顔を黒く塗ってたから、はじめてみた時は、ほんとに「外人」のグループかと思ったけどね。

 曲の方は、もう、言うことなしですよね。井上忠夫(後の大輔氏)のマニアック性も見せながら一般性の強いメロディライン。 それと、トランペットがからんでくるっていう、全く新しいスタイルだったな。
 
 80年代の幕開けと共に、ほんと、新しいスタイルのグループの登場だったよなぁ。


 メンバーの1名が、現在、「脱落」しているのは、ホント、惜しいけど。。。。



ちなみに、ボーカル4人の左端。バスボーカルの佐藤氏は、現在、芸能プロダクションの社長。
ボーカルユニット、ゴスペラーズやRIP SLYMEを発掘したりして、プロデューサーとしても活躍されていますね。
 脱落するメンバーもいれば、社長として活躍しているメンバーもいる・・・と。


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街角トワイライト / シャネルズ

1981_03_街角トワイライト_シャネルズ






今回の1曲セレクトは、「街角トワイライト」シャネルズです。

 まずはデータです。

・タイトル     街角トワイライト
・アーティスト  シャネルズ
・作詞       湯川れい子
・作曲       井上大輔
・編曲       井上大輔
・リリース日   1981年2月1日
・発売元     エピックソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   71.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1981年2月16日〜5月25日付

 今回もマクラ無しでいきなり、本題へ行きましょうかね。

 えー、シャネルズの「街角トワイライト」ですね。

 この曲、いつ持ってこようか・・・って、ずっとタイミングを計ってたんだよね。。
 そんなことしてたら、そろそろ書かなきゃな・・・と思いつつも、既にヒットのピーク時期を迎えつつあったりして。。。

 そんなわけで、今日、持ってきちゃいました。

 いや、書かなきゃと思いながらも、なかなか腰が上がらなかったのは、この曲、どう書いたらいいか、よくわかんないんだよなぁ。。

 ストレートな表現だと、シャネルズらしい、ドゥワップ色いっぱいの曲。まがった書き方だと、未成年女子にわいせつな行為をしたとして謹慎、活動停止期間を終えて、最初にリリースした曲・・・って感じになっちゃうのかな。

 このヒトたちは、その後もいろいろ事件を起こしてくれたんだよね。まあ、すでに「オリジナルメンバー」で再結成というのも、ほぼ永遠に「むり」な状態になってしまっておりますが。。。

 それは、今回は置いといて・・・。

 シャネルズといえば、ドゥワップ。この曲の前の年の「ランナウェイ」なイメージは、未だに強いんだけど、個人的には、この「街角トワイライト」の方が印象に強いなぁ。

 まあ、何回も飽きるほど聴いたってのもあるけどね、ちょうど、このころの曲たちって。
 ベストテンから録音したテープを一番、聴いてた頃だな。
 よくさ、テープが延びるまで聴いてた・・・って表現があるけど、ホントに延びちゃったんですよ。聴きすぎて。。。

 一体、何回聴いただろう? 正直わかんない。でも、毎日毎日、聴いてたのは確かだな。自宅のテープレコーダー、車のカーステ、それとウォークマン・・・。といつも持ち歩いてたなぁ。

 そそそ、この曲が出る直前にウォークマンを買ったのよ。小学5年生の分際で。。。ふらふら せっせと貯めたお年玉でさぁ。。。確か5万近くしたな。高かったのよぉ、まだ、ウォークマンって。
 それも、小型のテレコくらいある大きさの奴で・・・。今のネットウォークマンに比べたら何倍あっただろ? 兎に角デカかったのよ。
 それでも、高かった分丈夫で、随分使ったな。5年以上持ったものね。


・・・ととと、また、話がズレたね。。。あせあせ

 この曲、「ランナウェイ」よりも、曲の構成がいいんだよなぁ。「ランナウェイ」は、単純明快な曲だったけど、この曲は、ゴスペラーズも真っ青の、ゴスペル調アカペラの入り(イントロ)。
 ♪ Hold Me Tight〜 ♪ の部分ね

そこから、♪ 夕闇迫る 街角で 〜 ♪ とマイナー調のAメロ。

そのままマイナー調で行くのか・・・と思いきや、サビは

♪ 南風 受けながら (生まれたままの姿で〜) ♪

で、メジャー系に転調。

うーん、今聴くとちょっとエッチな内容ね。この部分。

で、また、♪ 夕闇迫る街角で〜 ♪ でマイナーに戻る。

うん、随所随所に、佐藤氏の味のある♪ボーンボホボンボ〜♪とバスボーカルが絡んでくる。

 いやいや、これぞジャパニーズドゥワップっすよ。

ただ、この曲の完成度が高すぎたかねぇ・・・。その後の展開に困ってたものねぇ、シャネルズって。

 取りあえず、次の「ハリケーン」は持ちこたえたものの、尻つぼみ。

 やっぱし、ドゥワップ1本でやっていくのは難しいわけですよ。
・・・で、まあ、83年から「ラッツ&スター」として、ドゥワップにこだわらない展開をしていったわけだけどさ。これは正解だったよね。

 まあ、その辺のところは、また、追々と。。。



この動画、今、出していいのか悪いのか・・・ってのは、微妙だよね。
テレビじゃ、まだダメなんだよね、きっと。
まあ、この間、田代氏は久しぶりにテレビで会見してたみたいだけど。。。


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