かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

サントリー

琥珀色の日々 / 菅原進

1981_09_琥珀色の日々_菅原進


今回の1曲セレクトは、「琥珀色の日々」菅原進です。

まずはデータです。

・タイトル     琥珀色の日々
・アーティスト   菅原進
・作詞       菅原進
・作曲       菅原進
・編曲       菅原進
・リリース日    1981年6月5日
・発売元      アルファ
・オリコン最高位 23位
・売上げ枚数  12.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 23位
・タイアップ:サントリー「トリス」CM曲

やおら、本当はね昨日書くはずだったの、今回持ってきた曲。
・・・・というのもね、頭で「サンデー・シンドローム」って書こうと思ってたんで。。。

さすがに明けて月曜日に「サンデー・シンドローム」ってのもなあ・・・と思いつつ、来週は月曜日休みなんで、「サンデー・シンドローム」にゃならねーよな・・・ってことで、持ってきちゃいました。

しかしねぇ、昨日はホントにサンデー・シンドロームだったんだよなぁ、夕方。
いわいる「日曜日の憂鬱」ってやつですね。 

あー、明日からまた仕事かぁ ・・・って思うと、憂鬱になるってやつ。

よくさ、日曜日の夕方、「サザエさん」のエンディングとかさ、昔だったら、日曜日20時前の日テレの日立のCM・・・そそそ、♪この木なんの木キニなる木〜♪ って「日立の樹」が流れるとサンデー・シンドロームにかかるってヒト、良くいたけどさ。

ワタシも件通り、昔は、上の2つがかかるとサンデー・シンドロームにかかったもんよ。

今は、「あー、明日からまた仕事かぁ〜」 、昔は、「あー、明日からまた学校かぁ〜」っていうユウウツね。

でもね、ワタシの場合、これを聴くとサンデー・シンドロームになる・・・って曲がもう一つあったんだよなぁ。

今回はその曲をセレクト。

菅原進「琥珀色の日々」

この曲、覚えてる方いるかなぁ。 1981年の今頃ですよ、サントリー「トリス」のCMで流れてたの。
子犬が1匹、京都の街の中を歩き回るCM、覚えてないかなぁ。

↓ コレ


このCMのバックで流れてる曲が、「琥珀色の日々」ですね。

切なくなるのよ、この曲聴くと。

CM全体が夕方っぽい背景。その中に子犬が一匹。 そしてこの曲。 おもわず「シンミリ」しちゃうんだよね。

でもさ、なんで、この曲を聴くと、サンデー・シンドロームになるか・・・っちゅうと、ま、上で書いたようにこのCMがもつ「シンミリ」切なくなるところが、明日からの学校生活のユウウツさを連想させる・・って言うのもあるんだけど、このCM、よく日テレの「笑点」の枠のCMで流れてたんだよなぁ。

まさに「サンデーシンドローム」よ。

あの頃の記憶は未だに抜けないんだよねぇ。

ちなみに、CMでは、インストと、♪ダティダドゥダードゥダー♪っていうスキャットの部分しか流れてませんが、実際のレコード盤では、ちゃんと歌詞も付いてるんですよね。



フォーク調ニューミュージック。もう今や絶滅な曲調ですよね。
個人的には、この手の曲調で育ってきた部分もあるんで、やっぱり落ち着くんだよね、この手の曲調を聴くと。

ところで、菅原進氏は、ご存じ兄弟デュオユニット、ビリー・バンバンの「弟」の方ですね。 ベース担当の「兄」、菅原孝氏に対して、ギター担当が菅原進氏。 ・・・っていうのは、ここ読んでくださってる方ら取っては常識です・・・よね

ビリーバンバンとしては、最近では「いいちこ」のCMで健在だけどさ、心に染みるメロディラインは、昔も今も変わらないですよね。
でね、ビリーバンバンとしても当然ヒット曲、ありますが、あの「白いブランコ」にしても、その後の「さよならをするために」にしても、ヒット時期が大体「夏」なんだよねぇ。

フォーキーな曲調からして、秋っぽいイメージが強いわけでさ。特に「さよならをするために」なんて「真冬」ってイメージじゃん。ま、実際リリースは「真冬」だったりするんだけど・・・。

でも、ヒットのピークっていつも「夏」なんですよ。個人的にはこれが不思議でねぇ。

今回セレクトしてきた、「琥珀色の日々」も件にもれず、1981年「夏」のヒットになりましたねぇ。
まあ、この曲の場合はリリースが「初夏」でしたからね。

ただ、それにしても曲調は、どう聴いても「秋」だよなぁ。。。 重いしさあ、どことなく濡れた曲調だし。。

うん、この1981年って年は夏以降、秋に向かって「秋」って言う色合いの曲が多かったんだよね。

大体において松田聖子の「風立ちぬ」からして、もろ「秋色」だった訳だし。 その他、フォークでは、伊藤敏博の「サヨナラ模様」とかチャゲアスの「男と女」とかさあ。

そんな秋の色合いが多かった頃、 そんな曲の1曲だったかもしれないなぁ、この曲は。

だからね、本来はこの時期、チャート的には下降線に向かってた頃なんだけど、逆に、今の時期の方が、よりしっくり来るんだよね、この曲。



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いっそセレナーデ / 井上陽水

1984_11_いっそセレナーデ_井上陽水






今回の1曲セレクトは、「いっそセレナーデ」井上陽水です。

 まずはデータです。

・タイトル   いっそセレナーデ
・アーティスト 井上陽水
・作詞     井上陽水
・作曲     井上陽水
・編曲     星勝
・リリース日  1984年10月24日
・発売元    フォーライフ
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数  35.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1984年11月19日〜1985年1月28日付
・タイアップ:サントリー「角瓶」CM曲

3日ぶり1曲セレクトです。 最近疲れてましてねぇ、帰宅するとすぐ眠くなるのですよ。なので、ここ2日ばかし、いつもは帰宅後すぐにPCに電源を入れるんだけど、すぐに寝ちゃってました。

それもこれも11月の大殺界が悪い  先月はいい事なかったからなぁ。

11月、ゆううつ・・・なんていうキーワードがあったりすると、どこからともなく聴こえてきたりするメロディが・・・

 ♪ 甘い口づけ 遠い想い出〜 ♪

なんてさ、この曲「いっそセレナーデ」のメロディが。。。


 だからってことも強くて、まあ、引っ張ってきたりしたわけなんだけど。。


 だけど、個人的にいって、この曲の頃って、もっと寒かったよなぁ・・・なんて印象。
 この曲の、間奏にでてくる、「冷たい」感触のシンセの音色が。なんとも、その頃の温度感にマッチしてたりして・・・、いや、だから寒かったんだよ、31年前の今ごろは。

 やっぱ、確実に「温暖化」っていうのが、進んでいるような気がするわ、

 ま、この曲がヒットのピークを迎えたのは、実際は11月と言うより、丁度、今頃の12月だったんだけどさ。

 いや、でも、個人的には、この曲は84年の今ごろっていう印象が強いんだよなぁ。。。 かといってクリスマスのイメージは全くない。
 
 そそそ、31年前の今頃は、高校受験で焦ってた頃だ。10月の模擬試験の結果が悪くて、焦りに焦ってたあの頃だ。 文字通り尻に火が付くって感じでねぇ、あの年はクリスマスどころじゃなかったんだよね。

 なんかねぇ、この曲、聴くと、そんなあの頃が、マジで蘇ってくるわ。

 個人的に、昔っから10月〜11月って鬼門な月だ。

 そういうときに、こういうせつない曲を聴くと、必ずしも好みの曲ではないんだけど、どうしても耳にこびりついて離れないんだよな。
 で、もって、あれから31年も経っているのに、未だに思い浮かんできたりする。

 まあ、ヒット曲っちゅうもんは、元来そういうもんだんだよね。なんせ、「歌は世につれ、世は歌につれ」ですから。。


 ところで、正直言って、この曲、最初に聴いたときは、ここまで大ヒットするとは思っても見なかったなぁ。
 確かに本人出演のサントリーの「角瓶」のCMは鮮烈だった。

↓ コレ


たしかに、印象は強かったのよ、このCM。何分、それまでテレビにはほとんど一切出演してなかった、井上陽水が出てるって言うことだけども話題は大きかったわけで。。

 それでも、その3年前の「ジェラシー」のこともあったから、そこまで大ヒットは予想してなかった・・・というか考えられなかった・・・というかねぇ。

 まあ、結果から言うと、このCMで火がついて、その後の本格的なテレビ出演が大きかったんだろうなぁ。
 そっちのほうの話題もありましたからねぇ・・、上で書いたように、それまでテレビ出演を拒否してきた、陽水が、この曲で積極的に、テレビ出演をしている・・・っていう図が。。。

 時代は変わったよなぁ・・・っていう声も聞こえたりして。。

 まあ、それだけも陽水本人も、時代への折り合いを考えていたんだろうね。なんかそんな感じもする、今になって思えば。

 でも、この曲をきっかけにして、この頃第2次陽水ブームが来たのは確か。ちょうど同時期にリリースされた、アルバム「9.5カラット」は、9週連続1位なんて離れ技を見せたもんなぁ。まさに予期せぬブームでしたね。





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【キニナル曲】Ki・mi・ni・mu・chu / EXILE

20015_12_Kiminimuchu_EXILE










・タイトル    Ki・mi・ni・mu・chu
・アーティスト  EXILE
・作詞      ATSUSHI
・作曲      Daniel Sherman  Claire Rodrigues Lee  Sam Gray
・リリース日   2015年12月9日
・発売元    rhythm zone
・タイアップ:サントリー「サントリー・ザ・モルツ」CM曲

 現在、サントリーの「モルツ」でEXILE自ら出演してるCMで流れてる曲がコレ。

 先ほど書いた、サカナクション「新宝島」ぢゃないけど、今、まさにキニナッている曲がこの曲。
だってめちゃくちゃダサいんだもの、この曲。
EXILEですよ唄ってるの。 時代の最先端を行くEXILEですよ。それにしてはダッサダサじゃんか 

時代の第一人者的ユニットが、こんな時代錯誤のようなダッサダサな曲を歌う。ウレシクなっちゃいますよ 


正直「キニナル曲」でEXILEの曲を取り上げるのなんて何年振りだろう? って感じだよなぁ。10年以上前に、まだ「CHART BBS」っていう掲示板で、同じようなキニなってた曲を取り上げてレビューしてた頃以来なんじゃないかなぁ。
それ以来、EXILEの曲なんて、ずっと流していたわけで、うん、はっきり言うと眼中になかったんだけど。

なぜかと言えば、このヒト達、次元が違うんだよな。もうねヒット曲云々の存在じゃないんですよ。個人的なヒット曲の概念と違うところを行っているような感じで。。。

平たく言えば、カッコよすぎなのよ。 まあ、簡単に言えば「嫉妬」なんだけどさ 

そう言う訳で、ずっとレビュる対象じゃなかったんだけどさ。 でも、今回、こういうダッサダサの曲を演っちったりして。思わず引っ張ってきちゃったりして。。


それにしても、先ほどのサカナシクション「新宝島」にしても、この曲にしても、「ダサイ、ダサい」って何度も書いてるけど、こう見ると、やっぱし、時代は「ダサい」が「かっこいい」時代なんじゃないかなぁ・・・なんて思っちゃいますね。
 
 そう言えば、さっきフジテレビの「ノンストップ」に出てた、ぺこりゅうちぇるってダッサいもんなぁ。80年代90年代の焼き直しってことなんだけど、これが今の原宿のトレンドなんだってねぇ。
 それを見てて、なるほど、流行は「ダサい」がトレンドに向かってるんだなぁ・・・ってことは感じましたわ。

・・・・ということは、音楽もダサい曲がトレンド・・・っていう方向に向かっているのかもな。




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南回帰線 / 堀内孝雄 滝ともはる

1980_05_南回帰線_堀内孝雄 滝ともはる






今回の1曲セレクトは、「南回帰線」堀内孝雄 滝ともはる です。

 まずはデータです。

・タイトル    南回帰線
・アーティスト  堀内孝雄 滝ともはる
・作詞      山川啓介
・作曲      堀内孝雄
・編曲      石川鷹彦
・リリース日   1980年4月25日
・発売元     ポリスター
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   37.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1980年5月26日〜7月21日付
・タイアップ:サントリービールCM曲

 えー、今回の1曲セレクトは、全くセレクトした意味はありませぬ。ってか、いつもそーだけど、今回は、特にこの曲を選んだ意味は無いのよね。
 いつものごとく、昔の「今ごろ」のチャートを見つつ、ちょうど、目に留まった曲を持ってきちゃった・・・と。

 ふむ、堀内孝雄 滝ともはるの「南回帰線」ですぞ。

 この曲、当時、CMでよく流れてたよなぁ・・・っていう印象が、強いんだよねぇ、今でも。サントリービールのCMよ。
 どーいうCMだったか・・・っちゅうのは、忘れちゃったけど、この曲のサビの部分

 ♪ 若さとは〜たましいが〜野生の歌を歌うこと〜 おいーかけーるゆーめが〜ある〜かぎり〜 ♪

 って部分は、なんかすごく印象に残ってるんだよね。

 まあ、この年は、結構、CMで使われた曲がヒットした年でもあったしなぁ。うん、印象的・・・というか、キャッチーな曲が多かったんだよね、CM曲が。
 ミノルタの例の「いまのキミはピカピカに光って」とか、山下達郎の「RIDE ON TIME」とか・・・。
 なに? 「RIDE ON TIME」はキムタクのドラマの主題歌だって? 
ノンノンノン・・・そう思っているあなたは、まだ時代が浅い。もともとは80年のマクセルのカセットテープのCM曲だったの。

 まあ、まだ、CMタイアップをとれば、必ず大ヒットする・・・なんて確約は無かった時代だけど、考えてみれば、この辺から、そういう流れも出てきたいたのかもしれないな。



 ところで、この曲は、もともと堀内孝雄のソロの曲だったけど、CM用として、シングルに切ったのは、滝ともはるとのデュエットだったんだよね。
 もちろん、ベストテンとかにも出演してたんだけど、そん時のアレンジがかっちょ良かったんだよね。
 レコードと、かなり違うの。レコードのバージョンは、なんかさ、のぺーっとしてるんだけど、もっと、疾走感があってさ。

 私ねぇ、この曲に関しては、レコードのバージョン聴くよりも、ベストテンで聴いたのが先でさあ、後年、この曲のレコードを手にしたとき、ちょっと期待してたんだよね。おー、あの疾走感がある「南回帰線」が聴けるぞー・・・なんてさ。

 でも、実際、レコード聴いたら、なんか、のぺーっとしたアレンジで、おもわず「何これ?」なんて言っちゃった記憶があるわ。

 なーんか、がっかりしたよなぁ。



そそそそ、テレビではこのアップテンポの感じだったのよ。
レコードもこの感じだっと思ってたんだよね。



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ハピネス / タケカワユキヒデ

1979_05_ハピネス_タケカワユキヒデ






今回の1曲セレクトは、「ハピネス」タケカワユキヒデです。

 まずはデータです。

・タイトル    ハピネス
・アーティスト  タケカワユキヒデ
・作詞      奈良橋陽子
・作曲      タケカワユキヒデ
・編曲      ミッキー吉野
・リリース日   1979年5月1日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 11位
・売上げ枚数   20.1万枚
・タイアップ:サントリー「純生」CM曲

 えー、どうしよう、今回は、どういうマクラで入ろうかな。。。う〜む。。。


 えー、今回引っ張ってきた、曲は、ゴダイゴのボーカル、タケカワユキヒデ氏のソロ名義の曲、「ハピネス」なんだけど、特に、理由もなく引っ張ってきたんだよね。

 ・・・なんで、マクラに困る。。。こう言うときは、とーとつに入るに限る・・・か。

 この曲さ、ゴダイゴ好きだった、ワタシも当時は、ほとんど聴いた記憶がないんだよねぇ・・・。

・・・というか、「ザ・ベストテン」にランクされていたことも、最終回の「さよならザ・ベストテン」で紹介されるまで、記憶になかったから、よっぽど印象に薄かったんだろうなぁ。

 サビの部分なんかは聴けば、あー、はいはい・・・って思い出したりするんだけど。。。

 サビは、ほとんど全部「英語」詞だったじゃん。

 ♪ ●×▼$#☆◇ ハピネス ハピネス〜 ♪

って感じでふらふら、「ハピネス」の部分だけ、分かったりしてふらふらふらふら


(ちなみに正しい歌詞は・・・
 ♪ We are hoping for peace and freedom Hapiness Hapiness〜 ♪)



 どーもね、この曲、「邦楽」っていうよりも、「洋楽」なイメージが強かったんだよね、当時は。

 だから、個人的にはあんまり引っかからなかったのかもしれない。

 もちろん、洋楽ではなく、れっきとした「邦楽」なんだけどさ、パッと聴き、イントロから全般にわたって、邦楽っぽくないんだよね。

 まあ、ゴダイゴってもともと、「邦楽」というより、当時としては、かなり「洋楽」よりに影響が強かったアーティストだったけど、それでもシングルヒットについては、キャッチーでありフックが強い曲を出してたからなぁ。

 でも、この曲は、「ソロ名義」ということもあってか、あくまでゴダイゴとは別路線で、もともとの洋楽色を強く押し出したってところもあったんでしょう。

 ・・・というところもあって、長い間、個人的には、引っかからなかったんだろうね。


 うん、レコード買ったの、つい最近ですよふらふらふらふら

 36年前のレコードを最近買うっていうのも、珍しいだろうけど・・・。

 あ、もちろん中古屋で・・・。

 なんか、突然、無性に気になってねぇ〜。。。 実際、今聴くと、すんなり聴けるんだよなぁ。

 ま、それなりにオトナになったのと、やっぱ、それだけ、J-POPも洋楽に近づいたって事でしょう。ほとんどコトバの違いだけで、「壁」はなくなった感じるするしなぁ。

 コトバにしたって、タイトルから詞にいたるまで、ほとんど横文字が並んでる世界なわけだし、もう、洋楽との違いなんて微々たるもんだよね。

 だけど、36年前は、まだ、邦楽と洋楽には、完全な見えない壁があったわけですよ。

 この曲なんかを聴くと、当時の、その見えない壁を感じたりするんだよねぇ。


あ、、たぶん、今の若いコが聴いても、その壁は、よく理解できないかも知れないけど・・・。
 何分、、小さい頃から、「壁」はなくなってたりするしなぁ。



ちなみに、この曲、当時のサントリー「純生」のCM曲だったんだねぇ・・・。今、知ったっす。



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ワインレッドの心 / 安全地帯

1984_02_ワインレッドの心_安全地帯






今回の1曲セレクトは「ワインレッドの心」安全地帯です。

 まずはデータです。

・タイトル     ワインレッドの心
・アーティスト   安全地帯
・作詞       井上陽水
・作曲       玉置浩二
・編曲       星勝 安全地帯
・リリース日    1983年11月25日
・発売元      キティ
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    71.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1984年2月20日〜5月14日付
・タイアップ:サントリー「赤玉パンチ」CM曲

 さてさて、今回の1曲セレクトなんですが、

 ワインレッドの心  /安全地帯


 いままで、何回も安全地帯は書かないんですか? ・・って言われ続けていたんだけど、なかなか難しくてねぇ・・・。
 どうも、途中の曲から書くと中途ハンパな気がしてさぁ。

 やっぱり、まずは、ブレイク曲のこの曲から書くべきだよな
っていう意識がずっとあって、今まで書いてこなかったんだよね

 この曲は、やっぱりワインのCMが強烈だったんだよね。

 サビの

 ♪ あの〜 消えそうに 燃えそうなワインレッドの 心を持つ あなたの願いがかなうのに〜 ♪

り部分がまさにCMに使われてたんだけど、どうしてもこの部分の印象が未だに強く残るわけで・・・。

 でも、これ今の今まで、キッコーマンの「マンズワイン」のCM曲だとばっかり思ってたんだけど、実際はサントリーの「赤玉パンチ」のCMだったようですね。。。

 完全に間違って記憶してたんだけど、どうもね・・・「赤玉パンチ」っていうイメージがないんだけどなぁ。

 もっと辛口の大人の香りが高かった気がする。当時は。

 ま、ワタシもこん時は14才の若造だったからなぁ。それでも「大人」の匂いを感じたんだろうな。

 安全地帯も、この曲までは、全くの泣かず飛ばずのバンドだったんだけど、このCM起用で一気にブレイク、スターダムにのし上がったんだもんね。
 ただ、下積み経験が長かっただけ、音楽性は確かだったし、オリジナリティも感じたなぁ。
 もちろん、テクニックは言うに及ばず。
 
 なりよりも玉置氏のあの「苦しそうな歌い方」がねぇ、独特だったんですよね。

 それを象徴するかのように、この曲は音が取りにくいんですよねぇ。
 あの当時・・・って今でもそうだけど、ワタシ、音源にあわせて譜面見ながら、口笛吹きながら、曲聴くのが好きなんだけど、この曲は兎に角音が取りにくいんだよね。

 たしかに音域が広いってのもあるんだけど、独特の節回しとメロディラインがこの曲にはあるんですよ。
 一見シンプルな曲に感じるんだけど、実際はかなりひねくれてる・・・。

 だから、個人的にはすごく難しい曲感じるんだよね。この曲に比べると、次の年(85年)の「悲しみにさよなら」は素直な曲ですよ。転調の嵐が辛いけど。。。



これって、PVかなぁ・・・。 83〜84年当時、PVはまだ一般ではなかったからなぁ。
・・でも、PVを作られていたってことは、リリース当初からヒットを期待されてたって事なんだろうな。
あのころは、どの曲もPVを作られてたってわけじゃないから。


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SWEET MEMROIES / 松田聖子

1983_10_SWEET MEMRIES_松田聖子







今日の1曲セレクトは、「SWEET MEMORIES」松田聖子です。

まずは、データから

・タイトル    SWEET MEMORIES
・アーティスト  松田聖子
・作詞      松本隆
・作曲      大村雅朗
・編曲      大村雅朗
・リリース日   1983年8月1日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位 (但し「ガラスの林檎」共)
・売上げ枚数   85.7万枚(但し「ガラスの林檎」合算)
・THE HITCHART HOT30最高位 17位
・オリコンベストテンランクイン期間:1983年8月8日〜9月12日付 10月10日〜12月26日付
・タイアップ  サントリー「CANビール」CM曲


 例年、9月下旬っていうのは、リリースが多いんで、10月って言うのは、結構、ヒット曲が多いんだよね。
 なので、今月は、結構曲をセレクトするのも、先月にくらべりゃ楽ですね。
 でも、そのなかで、「9月リリースでない」、10月のヒット曲も当然あるわけで・・・。 まあ、、ヒットチャートの動きの遅かった70年代前半までは、これは、当たり前だったけ訳だけど、ヒットチャートの動きが「初動」で勝負・・となった、80年代に入ってもそういう曲はあったわけです。

 それが、アイドル・・・特にスーパーアイドルになると、そういう動きはきわめて珍しいわけですね。

 松田聖子は、80年代を代表するアイドル・・・っていうのは、まあ、ここで紹介するまでもないよね。
 でも、今日紹介する「SWEET MEMORIES」は、その珍しい曲の1曲というわけです。

 もともと、この曲、83年8月1日リリースの「ガラスの林檎」の「B面」だったわけです。
 たしか、当初はB面。
 今、当時のオリコン(1983年8月12号)のランキングを見ながら書いてるんですけど、「SWEET MEMORIES」の文字はどこにもないんですよね。なので、確かに「B面」だったわけです。
後に両A面に挿し変わるんですが、発売当初は、まったく注目もされていなかったのですよね。

 で、タイトル曲の「ガラスの林檎」ですが、これが、当時は評判があまりよくなくてねー。
 なにせ、初登場は、まさかの4位。次の週、なんとか1位を取ったものの、わずか1週でダウン。しかも、粘りもなく、9月19日付けでは、早くもベストテンから落ちちゃったんですよね。
 このときのセールス枚数が33万枚。このペースで落ちると、2月の「秘密の花園」の39万枚を下回り、最低セールスを記録する・・と思われたんだよね。
 
 ところがですねー。10月に入って、空気が一変したんですねー。
 そう、例の「ペンギン」さんのCMですよ。

 ・・・といっても、もう、32年前の話だから、分からない人もいるかなぁ。
 サントリーの「CANビール」のCMなんですね。このキャラクターの「ペンギン」さんが大人気となったんですよねぇ
このCMに使われてた曲が、「SWEET MEMORIES」だったんですよね。
 最初は、全くテロップも何もなかったわけで、これ、歌ってるのは「だれ?」・・というところから話題になりましたよね。
 ・・で、松田聖子と判明した時、かなりのインパクトがあったよなぁ。
 もちろん、ファンとか、それまでに「ガラスの林檎」のレコードを持ってたヒトなら、いざ知らず、何分、最低ヒットで終わるはずのレコードだったんで、ほとんど、見向きもそれなかったからねぇ。
 
 で、10月以降、CMに「唄 松田聖子」ってテロップが入るようになっんだよね。
 
 そこから、快進撃が加速するわけです。
 10月10日付オリコンで、ベストテン再登場し、10月31日付では、1位に返り咲いちゃうんですねぇ。
 もちろん、このときは、「ガラスの林檎」よりは、「SWEET MEMORIES」人気での返り咲きですね。 既にこのときには、B面扱いから、両A面扱いに変更になってましたけど・・。
 しかも、このときは、すでに次のシングル「瞳はダイヤモンド」はリリースした後で、次の週の11月7日付では、1位 瞳はダイヤモンド 2位 ガラスの林檎/SWEET MEMORIES というワンツーフィニッシュの快挙を達成しています。

 これは、たしか、この時点では、1970年6月1日付の藤圭子、1位 圭子の夢は夜ひらく 2位 女のブルース でワンツーフィニッシュを決めて以来じゃなかったかなぁ。
 もちろん、その後は、何人の方が達成してますけどね。

 ともあれ、最終的に85.7万枚っつう、96年に「あなたに逢いたくて」がミリオンを達成するまで、このレコードが松田聖子最大のヒットだったわけですよ。

 しかし、サントリーCANビールのCM恐れるべし。

コピーは「泣かせる味じゃん」でしたよね。ナレーションは、所ジョージさんでしたね。

その時のCMがコレ



 しかし、この曲は、たしかにCMの大ヒットというのもあったけど、曲自体、良かったよなぁ。
 最初、フルコーラス聴いた時、「トリハダ」でしたもん。
もちろん、いい意味で。

 イントロのシンセの音色聴いた瞬間、「ゾゾゾ」ってトリハダたって行ったのを覚えてるワ。
 とにかく、姿勢を正さないと聴けないっていうかね。
ワタシ、曲を聴く時、(安もんだけど)譜面みながら、「口笛」を吹きながらレコードを聴くっつうのが、昔からのスタイルなんですが、この曲は、腹の底からきちんと「口笛」を吹いてあげないと、絶対雰囲気が出ない。いいかげんな気持ちではダメって曲なんだよね。
 それだけステイタスが高いっていうかね。

 作曲は、今は亡き、大村雅朗さんです。 もともと、松田聖子は、ほとんどこのヒトがアレンジやってますが、この曲は作曲も手がけたんですよね。
 タイトル曲では、まずありえない取り合わせなんですが、だからこそ、力が抜けて、逆にすばらしい曲に仕上がったのかもしれないなぁ・・と思いますね。



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