今回の1曲セレクトは、「これがそうなのね仔猫ちゃん」ジューシィ・フルーツどえす。
まずはデータどえす。
・タイトル これがそうなのね仔猫ちゃん
・アーティスト ジューシィ・フルーツ
・作詞 近田春夫
・作曲 近田春夫
・編曲 ジューシィ・フルーツ
・リリース日 1981年5月1日
・発売元 コロムビア
・オリコン最高位 29位
・売上げ枚数 6.1万枚
・タイアップ:サッポロ「グイミー」CM曲
ここんところ、過去に書いた曲のアーカイブスを検索してて、過去に書いたはずなんだけど、アーカイブス検索にひっかからない曲が何曲か出できた。
いや確実に書いたはずなんだけどなあ・・・と思いーの、「mixi」の日記のアーカイブスを検索すると出て来てたり。。。。
そそそ、以前から何回か、書いたんだけども、ここのブログ、元はといえば、mixiに2005年から書いてきた日記のうち、「1曲セレクト」とか「ライブレビュー」にあたるものを、2015年に移植したものなんですよね。
もっとも、2015年以降は、それまで書いてこなかった曲を新たに書いてきたんだけども。。。
なので、ブログの底の方に沈んでいる、「初期」の記事は、ほとんどmixiに書いたかなり古いレビューなのよね。
で、mixi時代に書いた曲のほとんどは、このブログに移植したんだけども、中には移植しなかった曲があるのよ。
内容的にかなり古くて、さすがに今じゃ通用しないだろうなぁ・・・と思われ、新たに書いた方がいいか・・・と思われる曲なんだけども。。。
ただ、それがどの曲なのか・・・、今となってはわかんなくなっちゃったんで、ここんところ毎回、ひっくり返してみているわけです。。。。
今回は、そんな、mixi時代に一度書いたんだけども、移植してなかったんで新たに書き直そうと思った1曲。
ジューシィ・フルーツ 「これがそうなのね仔猫ちゃん」。
この曲、覚えてますかねぇ。
1981年5月にリリースされた、ジューシィ・フルーツ4枚目のシングル。
楽曲は覚えてなくても このCMは覚えてる方はいらっしゃるんじゃないのかな?
そそそそ、当時サッポロから発売されていた、「グイミー」っていう果汁飲料のCM
いわいるつぶつぶ果実入り、果汁飲料の走りですな。
・・というか、最近は、あんまり頻繁に見かけなくなったような気もするけど。。。この手のつぶつぶ果実入り飲料って。
私があんまり飲まなくなっただけで、いまでも売られているのかしらん?
・・その辺、よく分からないんだけども、当時は、結構売られてましたよね。
個人的には「グイミー」は、あまり飲んだ記憶がないんだけども、はごろもフーズの「こつぶ」がお気に入りで、いつもウチの冷蔵庫に入ってた記憶がありますねぇ。
オレンジのつぶづぶがたくさん入っているはうれしいんだけども、うまく飲まないと、つぶつぶが缶の底にへばりついて残っちゃうっちゅう。。。
そそそ、今でも売ってる、つぶコーンポタージュ缶と同じで。。。
たださ、この「グイミー」のCMは、インパクトあったんだよな。特に曲がさ。。
♪ 青空に星がピカピカ 背中駆け抜け ショック これがそうなのね ありがとう〜 ♪
一見「なんだこりゃ?」と思えるへんちくりんなフレーズなんだけども、一度聴いたら刺さってしまうような。。。
あの頃は、へんちくりんなんだけども、強烈なインパクトなCMって結構あったよなぁ。
CM曲で言ったら、この曲の前年、ブームになったミノルタの「いまのきみはピカピカにひかって」とかさ。
フレーズの勝利っていうのかなぁ、CMで使われている部分のフレーズは、兎に角強烈なインパクトがあるんだけどさ。
ただし、元々はCM用の曲として作られたところがあり、CMの部分以外はとってつけたようで、全然面白くなかったりしてね。
上記の「いまのきみはピカピカにひかって」なんてのは、その典型だったよね。
そんなじゃ、この「これがそうなのね仔猫ちゃん」はどうだったのか?
正直言えば、近い部分があったと思うのよ。
上記のCMで使われた、 ♪ 青空に星がピカピカ 背中駆け抜け ショック これがそうなのね ありがとう〜 ♪ っていう、出だしサビの部分は、強烈なインパクトだったとおもう。
とにかく、一聴して「なんじゃこりゃ?」と思わず引き込まれちゃうようなインパクト。
・・・に比べると、曲の本編と言えるその先のAメロ、Bメロは、今一つインパクトが弱い。
まあ、「いまのきみはピカピカにひかって」のような取ってつけたようなメロディではなく、これはこれで曲として成り立っている。
実験的といえば実験的なんだけども、ぎこちなさも感じたりして。
ジューシィ・フルーツって、本来、近田春夫氏のバックバンドとして結成した「BEEF」というグループが原点だけども、近田氏のレコード会社移籍問題で、曲のリリースできなくなって、間をつなぐために急遽作られたバンド。
なので、まともに勝負というよりは、実験的なことをやる・・というのが、根底にはあったようなんだよね。
そんな実験というか遊び心が、デビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」でのイリアのすっとんきょうなファルセットボイスになるわけなんだけども。 ま、それが思いもがけない大ヒットにつながったわけで。。ただまあ、だからこそイロモノ風にも見られたところは強いけども、イロモノと見られたことで、実験的なことはやりやかったんじゃないのかな。
そんな実験的なところが「これがそうなのね仔猫ちゃん」にもみられるわけなんだよね。
もっとも、実験的なことをやり続けた結果、売上げ自体は、次第に尻つぼみ。
前年6月リリースの「ジェニーはご機嫌ななめ」がオリコン最高位5位 売上げ37万枚の大ヒットだったに対し、この曲は、オリコン最高位29位 売上げ6.2万枚まで落ち込む。 1年も経ってないのにね。
当時、ヒット曲の情報源は「ザ・ベストテン」がメインだった私なんで、本来ならば、この曲なんて、知らなくて普通・・・だったのに、当時からこの曲に引っかかっていたのは、やっぱCMの影響と、なんといっても、月刊・明星の影響が大きかったんだろうな。
うん、明星本誌というよりも、付録の歌本「Young Song」。 この本のおかげで、ヒット曲の見方も大分広がったしね。 オリコンの存在を知ったのもヤンソンだったし。。。
確かに今のワタシを形成しているのは、「ベストテン」の影響が一番なのは間違いないんだけども、ヤンソン、オリコンからの影響もかなりでかい。
そもそもヤンソンも、小5の冬にクラスの「お楽しみ会」でのど自慢大会をやったときに、誰かが持ってきたのを拝借して読んだのをきっかけにして買うようになったわけでさ。
そう考えると、あん時の「お楽しみ会」が、今のワタシの原点であり、今メシ食ってんだ・・・なんても思えたりして。。。 人生なんてわかんないもんなんだよね、そう考えると。。。
ところで、ジューシィ・フルーツは、この曲の後、急激にガレージバンド化していく。ガレージというよりは、G.S的といったほうがいいのかな。
この曲の2年後、サザンの「そんなヒロシに騙されて」のカバーなんかは、典型的な例だよね。
まあ、たしかにこの「これがそうなのね仔猫ちゃん」にも、そんな匂いを感じるし、同時期にリリースされたベースの沖山優司氏の「東京キケン野郎」なんてのは、完全なガレージだったしね。
サーフロック的なガレージというのかなぁ。もろベンチャーズというような。
ただ、時代は60年代懐古のような雰囲気があったのよ81年頃って。
寺尾聰氏の突然のブームは、その一つと言えるし、ブーム終焉から丁度10年が過ぎたG.Sに再びスポットが当たり始めたのもこの頃。ジュリーが「G.S I LOVE YOU」というコンセプトアルバムをリリースしたのもこの年だったしね。
ジューシィ・フルーツのガレージバンド化っていうのもそういう時代の流れが影響していたんだろうなぁ。 もっともセールス的には成功しなかったけど。。。。
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ここんところ、過去に書いた曲のアーカイブスを検索してて、過去に書いたはずなんだけど、アーカイブス検索にひっかからない曲が何曲か出できた。
いや確実に書いたはずなんだけどなあ・・・と思いーの、「mixi」の日記のアーカイブスを検索すると出て来てたり。。。。
そそそ、以前から何回か、書いたんだけども、ここのブログ、元はといえば、mixiに2005年から書いてきた日記のうち、「1曲セレクト」とか「ライブレビュー」にあたるものを、2015年に移植したものなんですよね。
もっとも、2015年以降は、それまで書いてこなかった曲を新たに書いてきたんだけども。。。
なので、ブログの底の方に沈んでいる、「初期」の記事は、ほとんどmixiに書いたかなり古いレビューなのよね。
で、mixi時代に書いた曲のほとんどは、このブログに移植したんだけども、中には移植しなかった曲があるのよ。
内容的にかなり古くて、さすがに今じゃ通用しないだろうなぁ・・・と思われ、新たに書いた方がいいか・・・と思われる曲なんだけども。。。
ただ、それがどの曲なのか・・・、今となってはわかんなくなっちゃったんで、ここんところ毎回、ひっくり返してみているわけです。。。。
今回は、そんな、mixi時代に一度書いたんだけども、移植してなかったんで新たに書き直そうと思った1曲。
ジューシィ・フルーツ 「これがそうなのね仔猫ちゃん」。
この曲、覚えてますかねぇ。
1981年5月にリリースされた、ジューシィ・フルーツ4枚目のシングル。
楽曲は覚えてなくても このCMは覚えてる方はいらっしゃるんじゃないのかな?
そそそそ、当時サッポロから発売されていた、「グイミー」っていう果汁飲料のCM
いわいるつぶつぶ果実入り、果汁飲料の走りですな。
・・というか、最近は、あんまり頻繁に見かけなくなったような気もするけど。。。この手のつぶつぶ果実入り飲料って。
私があんまり飲まなくなっただけで、いまでも売られているのかしらん?
・・その辺、よく分からないんだけども、当時は、結構売られてましたよね。
個人的には「グイミー」は、あまり飲んだ記憶がないんだけども、はごろもフーズの「こつぶ」がお気に入りで、いつもウチの冷蔵庫に入ってた記憶がありますねぇ。
オレンジのつぶづぶがたくさん入っているはうれしいんだけども、うまく飲まないと、つぶつぶが缶の底にへばりついて残っちゃうっちゅう。。。
そそそ、今でも売ってる、つぶコーンポタージュ缶と同じで。。。
たださ、この「グイミー」のCMは、インパクトあったんだよな。特に曲がさ。。
♪ 青空に星がピカピカ 背中駆け抜け ショック これがそうなのね ありがとう〜 ♪
一見「なんだこりゃ?」と思えるへんちくりんなフレーズなんだけども、一度聴いたら刺さってしまうような。。。
あの頃は、へんちくりんなんだけども、強烈なインパクトなCMって結構あったよなぁ。
CM曲で言ったら、この曲の前年、ブームになったミノルタの「いまのきみはピカピカにひかって」とかさ。
フレーズの勝利っていうのかなぁ、CMで使われている部分のフレーズは、兎に角強烈なインパクトがあるんだけどさ。
ただし、元々はCM用の曲として作られたところがあり、CMの部分以外はとってつけたようで、全然面白くなかったりしてね。
上記の「いまのきみはピカピカにひかって」なんてのは、その典型だったよね。
そんなじゃ、この「これがそうなのね仔猫ちゃん」はどうだったのか?
正直言えば、近い部分があったと思うのよ。
上記のCMで使われた、 ♪ 青空に星がピカピカ 背中駆け抜け ショック これがそうなのね ありがとう〜 ♪ っていう、出だしサビの部分は、強烈なインパクトだったとおもう。
とにかく、一聴して「なんじゃこりゃ?」と思わず引き込まれちゃうようなインパクト。
・・・に比べると、曲の本編と言えるその先のAメロ、Bメロは、今一つインパクトが弱い。
まあ、「いまのきみはピカピカにひかって」のような取ってつけたようなメロディではなく、これはこれで曲として成り立っている。
実験的といえば実験的なんだけども、ぎこちなさも感じたりして。
ジューシィ・フルーツって、本来、近田春夫氏のバックバンドとして結成した「BEEF」というグループが原点だけども、近田氏のレコード会社移籍問題で、曲のリリースできなくなって、間をつなぐために急遽作られたバンド。
なので、まともに勝負というよりは、実験的なことをやる・・というのが、根底にはあったようなんだよね。
そんな実験というか遊び心が、デビュー曲「ジェニーはご機嫌ななめ」でのイリアのすっとんきょうなファルセットボイスになるわけなんだけども。 ま、それが思いもがけない大ヒットにつながったわけで。。ただまあ、だからこそイロモノ風にも見られたところは強いけども、イロモノと見られたことで、実験的なことはやりやかったんじゃないのかな。
そんな実験的なところが「これがそうなのね仔猫ちゃん」にもみられるわけなんだよね。
もっとも、実験的なことをやり続けた結果、売上げ自体は、次第に尻つぼみ。
前年6月リリースの「ジェニーはご機嫌ななめ」がオリコン最高位5位 売上げ37万枚の大ヒットだったに対し、この曲は、オリコン最高位29位 売上げ6.2万枚まで落ち込む。 1年も経ってないのにね。
当時、ヒット曲の情報源は「ザ・ベストテン」がメインだった私なんで、本来ならば、この曲なんて、知らなくて普通・・・だったのに、当時からこの曲に引っかかっていたのは、やっぱCMの影響と、なんといっても、月刊・明星の影響が大きかったんだろうな。
うん、明星本誌というよりも、付録の歌本「Young Song」。 この本のおかげで、ヒット曲の見方も大分広がったしね。 オリコンの存在を知ったのもヤンソンだったし。。。
確かに今のワタシを形成しているのは、「ベストテン」の影響が一番なのは間違いないんだけども、ヤンソン、オリコンからの影響もかなりでかい。
そもそもヤンソンも、小5の冬にクラスの「お楽しみ会」でのど自慢大会をやったときに、誰かが持ってきたのを拝借して読んだのをきっかけにして買うようになったわけでさ。
そう考えると、あん時の「お楽しみ会」が、今のワタシの原点であり、今メシ食ってんだ・・・なんても思えたりして。。。 人生なんてわかんないもんなんだよね、そう考えると。。。
ところで、ジューシィ・フルーツは、この曲の後、急激にガレージバンド化していく。ガレージというよりは、G.S的といったほうがいいのかな。
この曲の2年後、サザンの「そんなヒロシに騙されて」のカバーなんかは、典型的な例だよね。
まあ、たしかにこの「これがそうなのね仔猫ちゃん」にも、そんな匂いを感じるし、同時期にリリースされたベースの沖山優司氏の「東京キケン野郎」なんてのは、完全なガレージだったしね。
サーフロック的なガレージというのかなぁ。もろベンチャーズというような。
ただ、時代は60年代懐古のような雰囲気があったのよ81年頃って。
寺尾聰氏の突然のブームは、その一つと言えるし、ブーム終焉から丁度10年が過ぎたG.Sに再びスポットが当たり始めたのもこの頃。ジュリーが「G.S I LOVE YOU」というコンセプトアルバムをリリースしたのもこの年だったしね。
ジューシィ・フルーツのガレージバンド化っていうのもそういう時代の流れが影響していたんだろうなぁ。 もっともセールス的には成功しなかったけど。。。。
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