1993_07_島唄_THE BOOM






今回の1曲セレクトは、「島唄」THE BOOMでーす。

 まずはデータでーす。

・タイトル       島唄
・アーティスト     THE BOOM
・作詞         宮沢和史
・作曲         宮沢和史
・編曲         THE BOOM
・リリース日      1992年12月12日
・発売元        ソニー
・オリコン最高位    14位
・売上げ枚数      43.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1993年7月5日〜9月13日付
・タイアップ:瑞穂酒造「クロッシー」イメージソング

 今回、引っ張ってきたのは、ま、みなさんご存知だと思うTHE BOOMの「島唄」です。

 ・・・とかいておきながら・・・、データを見てチョッとヘンじゃない? ・・と思った方もいるかなぁ!?

 オリコン最高14位ってこたぁないでしょ!?

と思った方、あなたは正しい! 

 そう、当時を知っている方には常識だけど、この曲は2バージョンあるんだよね。

 多分、ほとんどの方が聴いて知っているのは、「オリジナルバージョン」の方だよね。
 そう、歌詞が「標準語」なの。だからまあ、聴きやすい。
何言ってるか分かりやすいもんね。

 そういうこともあってか、「オリジナルバージョン」の方は、オリコン最高位4位 売上げも91.4万枚を記録している。


BUT! 今回は、あえて、「オリジナルバージョン」の方は割愛したい。

 なぜか? 

 まあ、個人的な好みというところもあるんだけど、どうも、このオリジナルバージョン、今ひとつ、気分が出ない。そう、「島唄」としての気分ですね。
 やはり、いかにも「沖縄」っていう曲を「標準語」で歌ってはいかんですよ。
 そのほかに、歌い方もさらっとしてて、いまいち感情移入が乏しいんだよね。

 そういうところもあってか、ワタシは、当時から「オリジナルバージョン」ではない「バージョン」の方が数段上に見てるんですよね。

「オリジナルバージョン」ではない方・・・・というとすごいまどろっこしいんだけど、こちらにはバージョン名が付いてない。仮に「沖縄方言バージョン」とでもしておきますか。

 そう、そういうバージョン名にした通り、こちらは、歌詞のうちらこちらに沖縄の方言がちりばめられている。

サビはこんな感じ

♪ 島唄ぐわぁ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄ぐわぁ風に乗り 届けてたぼれ わんくぬ涙ぐわぁ♪


これが「オリジナルバージョン」の標準語に直すと


♪ 島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ 私の涙 〜 ♪


ねーーーー、気分でないでしょ。。。。


 この曲、ワタシのカラオケの「持ち歌」なんだけど、ぜっーたい、オリジナルバージョンでは歌いません、ワタクシ。
 
 でも、なぜかカラオケって「オリジナルバージョン」しか入ってないところが多いんだよなぁ・・・・。
 だから、歌詞スーパー無視して、沖縄語バージョンで歌っております

えーと、いまはカラオケボックスに行くと「ウチナーグチバージョン」として入ってますね


話がずれまくり!?

 この曲、とかく、沖縄のイメージっていうのが、先に立つんだけど、個人的には、それだけでは収まらない、壮大さがあると思うんだよね。


Cメロの部分

♪海よ宇宙よ 神よ命よ このまま永久に夕凪を ♪

これがとっても、効果的で、この曲のスケールを「無限大」に広げていると思うんだよね。

 個人的には、カンツォーネではないけど、こういう、無限大にスケールが大きな曲が大好きなのね。
 同じ時期では、2年ばかりもどるけど、CHAGE&ASKAの「BIG TREE」とかさ。

 ああいう、とてつもなくスケールがでかい曲に出会うと、思わずアドレナリンが騒ぎ出しちゃうんだよね。


 いずれにしろ、未だに、ワタシにとって切り離せない、なくてはならない曲ですねぇ、この曲は。


 蛇足だけどTHE BOOMはここから2年ばかしは、血が騒ぐようないい曲書いてたよね。

 最後にジャケ写は、「沖縄方言バージョン」のもの。現地沖縄で「泡盛」のCM曲だったんだよね。

 当時は「内地」では全く話題にもならなかったけど、有線でジワリと人気を広げ、全国区に駆け上がった、典型的なジワリ型ヒットですわね。




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