かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

カメリアダイアモンド

Woman / 中西圭三

1992_04_Woman_中西圭三


今回の1曲セレクトは、「Woman」中西圭三です。

まずはデータです。

・タイトル     Woman
・アーティスト   中西圭三
・作詞       売野雅勇
・作曲       中西圭三
・編曲       中西貴雄 遠山淳
・リリース日    1992年1月22日
・発売元      パイオニアLDC
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数   43.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1992年3月9日〜5月11日付
・タイアップ:三貴「カメリアダイアモンド」CM曲

雨ですなぁ。 結局今週末は土日とも雨。。。2日とも雨なんて久しぶりだわな。
おかげで洗濯物が乾かず、久しぶりに「コインランドリー」に乾燥機かけに行ってきましたわ。。。

こういう雨の日は、やっぱ「雨」に似合う曲を持って来たい・・・・と思いーの、引っ張ってきた曲はこれ。


中西圭三「Woman」。

久っしぶりに「アイドル」から離れましたぞ   うん、ちょっとアイドルの曲が長く続いたからね。

でも、その前に、「え? なんでこの曲が「雨の日」の曲なの?」 ・・・なんて突っ込まれそうだけど。。。

えー、完全に個人的なイメージですね、ハイ。 別に歌詞に「雨がどうたらこうたら」とは入ってないし。。。

この曲一番初めに聴いたのが、やっぱり今日のような1日雨が降っていたグズグズしていた天気だったんだよね。
なんで、この曲を聴くたびに、今日のような雲が低く垂れさがり、1日薄暗い雨の日を思い出してしまうワタシだったりするんだよね。

逆にこの曲を書くために、今日のようなぐずついた天気の日を待っていたところもある。 やっぱさ、この曲はピー感な天気の日って言うイメージじゃないからさ。

歌詞に「雨」のフレーズは無いけど、全体にしっとり濡れた手触りだし、もともと雲が低く垂れこめた〜って言うイメージの曲でもあった・・・と言う事もあるし。

いやいや、その前に、やっぱ「カメリアダイヤモンド」のCM曲として、夜中によく聴いてたよなぁ・・・って言うイメージの方が強いかなぁ。
なんせ、あの当時、夜中テレビ見てると、ヘビロテだったもんね「カメリアダイアモンド」のCMって。 いやでも耳に残っちゃう・・・と。TVの業界もまだまだバブルな時代だったんだよな。


でも、この曲を初めて聴いたのは、確か、Bayfmの「パワカン」(パワーカウントダウンJAPAN)だったと思う。

92年に入って大分、ヒット曲の曲調が変わってきたな・・・って言うイメージが大きかった頃。

前年91年って、言わずと知れた超ロングセラーが続いた年。 でもその実態はと言えば、小田和正氏、CHAGE&ASKA、それと、丁度この曲がリリースされた頃に1位ロングランしていた浜省の「悲しみは雪のように」と・・・ベテラン勢が頑張っていた頃なんだよね。

ベテランが頑張っていたって事は、少なくともワタシらの世代としては、それまでにも聴きなれたような曲調が多かった訳でもあり、90年代に入っていたとは言えど、それほど目新しいところは感じていなかったのも事実。

ま、その分、ヒット曲に安心感はあったけどね。

でも、この「Woman」を聴いた時は、「あ、新しい音楽が出てきたな」っていう印象は強かった。

たしかに「R&B」を根っこにしたクセのあるファンキーなノリのリズムの音楽は、それ以前にも久保田利伸氏がいたけどさ。その手触りとは、また違うんだよね。

もっとザラザラとしたというか、凹凸があるような手触り。 この曲を聴いた時の印象はそんな感じだったかなぁ。

でも、そこに新たしい音楽を感じたし。。。 80年代以降のいい方言えばニューウェイヴだよね。

この曲とか、同時期にヒットしていた、氷室の「Urban dance」、V2(小室哲哉&YOSHIKI)の「背徳の瞳」を聴いてると、同じような感覚を受けるんだよな。

そう言うところを考えると、「90年代の音楽」の「真」の幕開けは、もしかするとこの頃の曲からなんじゃないのかな・・・。 そんな思いが強いんですよ。

つまりさ、ここまでの90年代の音楽は80年代からの延長であって、ここから本当の90年代が始まったんじゃないか・・・と。

だからね、ま、個人的な事ではあるんだけども、今自分で管理している音源も、92年以降と、それ以前で別のカテゴライズで分けてたりするんだよね。

その時代的なターニングポイントの1曲がこの曲・・・っていう意識が強いなぁ、この曲は。


ま、曲調自体が個人的な趣味と合ってるかどうか・・・って言うのは別にして置いてさ。
ってか、正直言うと、あんまり個人的に「絶賛」するほど「引っかかった」曲ではないんだけどさ

うん、ここでは再三書いてるように、ニューウェーヴ系には、あんまり引きを感じないからさあ、ワタシ。

ただね、同じ中西圭三氏でも、この「Woman」のほんのちょっと前に大ブレイクしたZOOの「Choo Choo TRAIN」は大好きだったけどさ。 ってか、この曲キライってヒトはあんまり居ないか。。。

キャッチーさ言う点では、同じニューウェイヴでも別物を感じるし。 まあ、おそらくキャッチーってことは、同時にダサさも同居しているのかもしれないけど。。




そういえば、パワカンでは、当時DJだった、バッキー木場氏に大分弄られてましたよね。
中西圭三氏、
その板前風の「風貌」から「ヘイ、ラッシャイ!」とか、曲紹介の時に言われてたもんなぁ。。。

チャート的に見るとこの曲も、意外とロングヒットだったんだよね。
手前味噌だけどワタシのチャートでは2カ月間ベストテン入りしてる。 週単位で見ると派手に売れた訳じゃないんでそんなにロングヒットだったかなぁ・・・っていう感覚も今振り返るとあるけど、実際は、ジミ〜にロングヒットしてたんだよね。


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桃色吐息 / 高橋真梨子

1984_09_桃色吐息_高橋真梨子






今回の1曲セレクトは、「桃色吐息」高橋真梨子です。

 まずはデータです。

・タイトル    桃色吐息
・アーティスト  高橋真梨子
・作詞      康珍化
・作曲      佐藤隆
・編曲      奥慶一
・リリース日   1984年5月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   36.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1984年8月13日〜9月24日付
・タイアップ:三貴「カメリアダイアモンド」CM曲


 今回はマクラなしで、いきなり本題に入っちゃいますかね。

 高橋真梨子の「桃色吐息」。

 大人の曲だったよね。 ヒットは、1984年の今ごろ。1984年っ言ったら、チェッカーズと中森明菜の全盛期よ。まあ、つまりは、「アイドル」が主流だったわけよ。

 まあ、今ごろ書かんでも、よくお分かりの方が多いと思いますが・・ふらふら

 そこに来て、いきなり「オトナ」の曲が上位に来たもんなぁ。

 うん、あの当時は、まだ「曲の力」でヒットする曲もあったんだよね。だから、こういうオトナの曲が、ヒット街道に上って来るチャンスもあった。

 84年って、アイドル主流といっても、やや流動的で、新たな勢力が出てきたりしたりした、安定期というよりは、まだまだ時代が動いてた時期だったからさ、だから、曲が良くて、多くの人たちに支持されれば、ヒットするっていう地盤があったのよ。
 まだ、かろうじてウタバングミを家族で見る習慣も残ってたってのもあるし、だから、コドモでも、こういう大人の曲も普通に聴いてたってところもあるしなぁ。

 個人的には・・・うーん、どうだったんだろう? うーん、普通に聴いてたってのは確かにある。
 ただ、すすんでは聴いてなかったかなぁ。。。ベストテンに入ってたから聴いてた・・・って感じだったかなぁ。

 あのね、正直いうと、まだ、このテのオトナの曲にピンと来てなかったって言うのもある。

 もちろん、今では、等身大よ。 高橋真梨子、当時35歳よ。

 ・・となると、やっぱ、今の自分の年齢的にも等身大・・・・というか、いつの間にか随分年下の年齢なんだよね。

 いやね、今も、こーいう、等身大の「オトナ」のポップスが、出てこないかな・・・と期待してるんだけどねぇ。。なかなかねぇ。・・というか年々難しくなってきているよな。

 当時、ピンと来なかったのも、この曲、難しいんだよね。曲自体が・・。だから、なかなか咀嚼できなかった・・っていうのもあるんだろうな。

 作曲は、佐藤隆氏。当時、自分の曲もヒットさせてたソングライターですわ。
 このヒトが、また、やたらと、難解な曲が得意だったからなぁ。

 まあ、基本のところは、スパニッシュ系なんだろうな。メロディライン的には。 この曲もそんな匂いがするし。

 まず、そこからして、ちょっとコドモでは解釈できないのよ。

 夜の匂い、お酒の匂い、タバコの匂いが・・・漂ってくるでしょ、艶めかしい大人の匂いが。

 そういうシチュエーションを知らないコドモには、なかなか理解しろっていっても、難しいよなぁ。


 ただ、今、改めて聴くと、サウンドし、いかにも84年って感じだよね。ギターの音色にしても、安全地帯っぽくて、あの時代以外は考えにくいような感じですよ。
 そういう意味では、どんぴしゃのタイミングだったんだろうな。
 いや、逆に考えると、そういう作りをしたのかも知れないけど・・。

 ところで、この曲は、「カメリアダイアモンド」のCM曲だったんだってねぇ・・。
 うーむ、覚えてないなぁ・・・。

 「カメリアダイヤモンド」のCM曲って、80年代の終盤から90年代の前半にかけては、やたらと流れてたけどね。特に深夜番組帯では。
 基本、深夜までテレビみてた、大学生の頃は、まあ、耳にタコが出来るくらい見たけどねぇ。。

 でも、まだ、このころは深夜番組も見てなかったしなぁ・・、だから、CMで流れてた頃とは、全然覚えてない。

 曲自体、「ベストテン入り」してきてから、初めて聴いた・・・のかなぁ?
 うーん、多分、「全日本歌謡選抜」が最初だったとは思うけど・・。




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