かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

カネボウ

LADY NAVIGATION /B'z

1991_03_LADY NAVIGATION_B'z






今回の1曲セレクトは、「LADY NAVIGATION」B'zです。

 まずはデータです。

・タイトル    LADY NAVIGATION
・アーティスト  B'z
・作詞      稲葉浩志
・作曲      松本孝弘
・編曲      松本孝弘 明石昌夫
・リリース日   1991年3月27日
・発売元     BMGビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   117.3万枚 
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1991年4月8日〜7月1日付
・タイアップ:カネボウ91年夏のキャンペーンソング

 春の衣替え・・・というわけでもないんだけど、いらないPCソフトが随分出たもんで、こづかい稼ぎ・・・という訳でもないけどYAHOOオークションにでも出そうかな・・・なんて思って、オークションのページを見てたら、書くのが遅くなってしもた。。

 しかし、世の中不景気なんだねぇ、ホントに。オークションの出品数は相変わらずだけど、落札物がほんと少ないわ。。。こんな状況で、果たして捌けるのかしら。。。 だけんど、近所の「HARD OFF」では買い取ってくれないからなあ・・・。

 ・・・つうことで、今回の1曲セレクトは、早くも「夏」です。

 B'zの「LADY NAVIGATION」なんだけど、これ、カネボウ化粧品の91年「夏」のキャンペーンソングだったんだよね。
 でも、リリース日は「3月27日」・・・・

 冷静に考えてみたら「え〜〜〜」だよなぁ。その昔、80年代中盤ごろ、4月リリースで「夏」の曲が結構あって、「はえーよ」ってことは、前に書いたことあるんだけど、この曲は、それをも通り越して、まだ「3月」なのに、「夏のキャンペーンソング」・・・とな。。。
 詳しくは調べてないけど、もしかすると、この曲が「夏」のキャンペーンソングとしては、一番、早くリリースされたんぢゃないの?

 ちなみに、その昔、ラッツ&スターの「め組のひと」が、資生堂の夏のキャンペーンソングとしてリリースされたのが4月1日で、これがそれまで一番早かったような気がするんだけどさぁ。。

 ま、ただ、このころのB'zって、かなりロングセラーなイメージが強かったからさあ、だから、当時としては、特に、夏のキャンペーンソングとして、この時期リリースでも、特段早ぇなぁ・・・っていう感じはしなかったな、正直。
 まあ、今じゃ、絶対信じられないことなんだけど・・・。

 ちなみに、この曲が、B'zのシングルとしては、オリコンランクイン週数がもっとも長かった・・・ってしってた? 100位以内に通算54週ランクイン・・・っつうわけで。。 いや、ホンと今の、1位狙いだけのタンパクなチャートアクションからは想像できない動きしてたよなぁ。
 売り上げ的にも、B'zのシングルとして初のミリオンセラーオーバー。前年のブレイクから着実に人気を積み重ねてきたけど、この曲でその人気も不動のモノになった感じがしましたね。

 曲のほうも、このころの初期のB'zは、毛嫌いしてなかったなワタシも。 ブレイクしてきた頃は、TM NETWORKのニセものっぽくて、ウサン臭かったけど、それでもこの頃になると、B'z的な匂いも感じてきたし。うん、まだ、この頃はTMのニセ物臭いところはあったけどさ。

 感じ、今の「どROCK」っていうより、まだ、ポップスっぽかったしさ、この頃は。正直、今よりは全然聴きやすかったよな。




よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ J-POPへにほんブログ村

君は薔薇より美しい / 布施明

1979_03_君は薔薇より美しい_布施明







今回の1曲セレクトは、「君は薔薇より美しい」布施明です。

 まずはデータです。

・タイトル    君は薔薇より美しい
・アーティスト  布施明
・作詞      門谷憲二
・作曲      ミッキー吉野
・編曲      ミッキー吉野
・リリース日   1979年1月17日
・発売元     キング
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数   31.0万枚
・ザ・ベストテン最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1979年4月5日〜5月10日放送分
・タイアップ:カネボウ79年春のキャンペーンソング

 さてと、今回はどの曲がいいべかな? ・・・・と、思ったんだけど、最初思いついた曲は、「あ、この前と同じ86年の曲だ」・・・ということで、とりあえず保留。
 
 なるべくなら、年代は適当にバラつかせたいしねぇ。。 っつうことで、ちょっと考えたけど、あ、そーそー、そういえば、この間までCMで流れてた曲があったじゃん・・・。
 ・・・とおもむろにひっぱってきたりして。。あせあせ

 ふむ、布施明の「君は薔薇より美しい」


・・・・なんて、タイトル書いても、しらなーい・・・って言う人も・・・いるよなぁ。。

 だってさあ、気がついたら、もう36年前の曲よ、36年。。。

えーーーーーー、そんなに経つのぉ・・・なんて思わず書きたくなるよなぁ。
 だってさあ、すでにこの曲の頃はリアルタイムで聴いてたんだもん、ワタシ。。。

もともとこの曲って、カネボウ化粧品の1979年春のキャンペーンソングだったんだよね。 
モデルは、オリビア・ハッセー。なぜか布施明の元奥さんだったりして。。 って、ざわとらく書いたりするけど、結局、このCMがきっかけで結婚したんだったよね、たしか。



ギター片手にうたっちゃったりして、かっこいいじゃあーりませんか。

 だけど、この曲は難しすぎるわ。 大体においてキーレンジが広いもの。

 サビの最後の  ♪ わあ〜〜〜〜 君は   変わった〜〜〜〜 ♪

 は、普通のヒトじゃ声でないよなぁ。 いやいや、だからかっこよかったんだよね。 さすがプロって感じがするじゃん。
 うーん、あのころは、フロフェッショナルな時代だったよなぁ・・・と改めて感じだりしてね。 

今は「シロート」の時代だからなぁ。こういうプロフェッショナルな「ウタ」は、すっかり無くなっちゃいましたね。
少なくともヒットチャート戦線上では。



よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

水のルージュ / 小泉今日子

1987_03_水のルージュ_小泉今日子






今回の1曲セレクトは、「水のルージュ」小泉今日子です。

 まずはデータです。

・タイトル    水のルージュ
・アーティスト  小泉今日子
・作詞      松本隆
・作曲      筒美京平
・編曲      大村雅朗
・リリース日   1987年2月25日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   18.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1987年3月9日〜4月20日付
・タイアップ:カネボウ87年春のキャンペーンソング

 うむ、そんでは今回は、キョンキョンで行くかな。

 「水のルージュ」

 オリコンで1位を獲ってたこの曲を今まで書かなかったのも、やっぱ訳ありだな。
 っつうか、この曲、どう表現したらいいかよく分からんのよねぇ。うーむ、つかみ所が無いというか。。。

 今思うと、87年ってそういう曲が結構多いな。うーむ、客観的に考えると、特にアイドル系の曲がちょこっと凝りすぎだったんじゃないかねぇ。
 すでに、この時期ともなると、80年代アイドルも「成熟」の域に達してたしな。特に、80年代初頭にデビューした人たちは。
 だから、というわけでもないんだろうけど、作り手も難解な曲を持ってきてたような気がする。

 正直、この曲って、何を言わんとしているのか、いまだに良くわかんないワタシなんですよねぇ。

 キョンキョンにしては珍しく、作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 大村雅朗 なんていうアイドルポップスの超王道のお三方の曲なんですけどねぇ。めずらしく、今一つつかみどころが感じないんですよね。

 とりあえず、ちょっと暗めの曲調が、今日のような春先の不安定な天候を予感しているような感じもするけどさ。

 あ、そーいえば、この頃、初めて花粉症になったんだ。ワタシふらふら

 だからか、この曲を聴くと、思わず「鼻水たらーん」を想像してしまうワタシです。

ま、そういう意味では春を予感させるような曲か・・・。 でもさぁ、どうせ春を予感させるなら、もっと明るい感じの曲のほうがよかったんじゃないですかねぇ。

 で、これらをひっくるめて、次の「スマイルアゲイン」の方が何倍も好きなワタシどぇす。

 だって分かりやすいんだもん。胸がキュンキュンしちゃうしふらふら





 ちょっと意外だったのは、この曲のとき、バックバンド(らしき)が付いてたんだ。しかも全員、女の子で・・・調べたら、バックバンド名は「イマージュ」って言うらしい。。なるほどね

 ♪ 水のルージュ  不思議なイマージュ〜 ♪ ってとこから獲ってるんですかね〜。


 よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

吐息でネット / 南野陽子

1988_03_吐息でネット_南野陽子






今回の1曲セレクトは、「吐息でネット」南野陽子です。

 まずはデータです。

・タイトル    吐息でネット
・アーティスト  南野陽子
・作詞      田口俊
・作曲      柴矢俊彦
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1988年2月26日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   30.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1988年3月7日〜4月11日付
・タイアップ:カネボウ「88年春のキャンペーンソング」


 3月に入ると、いつの時代も一斉に春っぽい曲がリリースされてくるよなぁ。今年は・・・うーん、まだ、春っぽい曲はリリースされてこない・・かexclamation & question

 ・・・ということで、今日の1曲セレクトも「春っぽい」曲を。

 南野陽子 「吐息でネット」

 今まで、化粧品キャンペーンソングって書いてきたけど、この曲もそうだね。1988年「春」のキャンペーンソング。

 ・・・だったけど、個人的には、そんなにCMで聴いたって記憶がない。今にして思えば、「あれ? そうだったかな? 」って感じだな。

 どっちかって言えば、この後の浅香唯の「C-Girl」(カネボウ「88年夏のキャンペーンソング」)の方が、全然記憶に残ってたりするな。

 うん、この「吐息でネット」と「C-Girl」のリリース間隔が2ヶ月足らずって言うのも面白いけどね。2ヶ月足らずで春から一気に夏へ・・っていう変わり様が・・・。カネボウさんも大変だったねぇ、年がら年中キャンペーンで。。ふらふら


 曲としては、今聴いても、ほんとに「春らしい」温度感いっぱいの曲だな。南野陽子としては。珍しく16ビートのポップな曲で。
 メジャー系の曲としては、この前の「はいからさんが通る」もそうだったけど、このテのシンプルなメジャー系の明るいポップな曲が、一番、このヒトにあってたような気がするな。

 このヒトの「アイドルスマイル」が一番光ってたわけで。

 まあ、その辺は、ファン心理としてもプラスとして働いたんだろうね。
 「吐息でネット」っていうタイトル自体は、意味不明だったりするんだけどふらふら、コトバとしては、ポップな響きだもんね。そこがいいんでしょ。
 そんな、プラスな部分が多かったからだろうけど、この曲が、南野陽子としては一番「売れた」曲になったもんね。
 うん、アイドル四天王とか言われて、祀られていたけど、意外にも30万枚を突破したのは、この曲のみだったのですわ。

 当時も、レコードからCDへ・・っていう移行期間だったんで、なかなか売上げがともわなかったって言うのもあるけどね。

 ただ、この曲から、「シングルCD」なるものが登場したんですわ。

 そそそ、あの細こいジャケットの、8cmのちっちゃいディスクね。

 今は、シングルも殆ど全てが「マキシ」の12cmCDになっちゃったから、8cmシングルなんて見なくなっちゃったけどさ。

 たしか、シングルCD第1弾リリースは、1988年3月20日リリース分から・・って記憶してるけど、違ったかなぁ。

 当時の「オリコンウイークリー」(現Oricon Style)にも、シングルCDのリリースリスト一覧が出てた記憶がある。

 でも、それまで発売したCDプレーヤーはシングルCDなんて想定してなかったから、いちいち、CDアダプター付けなきゃいけなくて、これが、結構メンドウだったんだよなぁ・・・
 
 ・・・って最近の若いコにゃ、わかんないか。。。

 まあ、シングルCDの登場によって、前年度にめっちゃ酷かったレコード売上げも底を打って、ここから上昇していくことになるんだけど、まさか、数年後、とんでもないメガヒットの時代になるとは、この頃は全く想像もつかなかったな。

 プラス、「アイドル」ってモノ自体も下火になっていくとは・・・。

 うんにゃ、それだけはちょっと、予測できたかな、この頃になると。

 上で書いたようにアイドル四天王って呼ばれてた「売れ組」と、オタク化したアイドルに「差」ができてたからなぁ、このころになると・・。

 そして、「オリコンウイークリー」っていう雑誌自体、完全に「アイドルオタクご用達」の雑誌になっていたことは言うまでもない。

 このころ本屋で「オリコンウイークリー」買うの、結構勇気いったんだわ。レジが若い女の子だったりすると、特に。。

 「わぁ、このヒト、オタクだわ」って感じで見られるんだものふらふら

 まだ、今のようにオタクに「市民権」はない時代だったのよ。

 ・・・といっても、ワタシャ、アイドルオタクぢゃなかったけど。。ふらふら

 あれから27年かぁ〜。 27年なんてあっという間だな。マジで月日が流れるのが早いワ。 このころだと、マジで昨日のようだよ。感覚的に。。

 ヤバイ、この感覚だと、60の還暦なんて、あっちゅうまだなバッド(下向き矢印)たらーっ(汗)衝撃



恐らく、動画はすぐ消されちゃいそうなんで、早いもん勝ちですね


よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

いけないルージュマジック / 忌野清志郎 坂本龍一

1982_03_いけないルージュマジック






今回の1曲セレクトは、「いけないルージュマジック」忌野清志郎、坂本龍一です。

 まずはデータでする。

・タイトル   いけないルージュマジック
・アーティスト 忌野清志郎 坂本龍一
・作詞     忌野清志郎 坂本龍一
・作曲     忌野清志郎 坂本龍一
・編曲     忌野清志郎 坂本龍一
・リリース日  1982年2月14日
・発売元    ジャパン
・オリコン最高位 1位
・売り上げ枚数 41.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1982年3月15日〜5月3日付
・タイアップ:カネボウ82年春のキャンペーンソング

 えー、Facebookとかmixiとか、会員縛りのSNSと違って、ネット的に縛りのないブログに書く時、気にしているのは、やっぱしPV(ページビュー)なのね。 やっぱ、ブログで公開するからには、1人でもたくさんの方に見ていただきたいんで。

 やっばりねぇ、そうしてみると、意外とプロフ写真って大事なのよね。
 プロフ写真が気持ち悪いと(失礼)、第三者の方もアクセスもしづらいってもんでしょう。
 
 
 でも、今となっては、ほとんど、知らない・・・ってなっちゃうとね。

 見た目の興味と、曲のキャッチーさ・・・って言うのは、やっぱし大事だよね。

 その点から行くと、おそらく、今日の曲もアクセスは悪い・・・・かもなぁ(失礼)


いけないルージュマジック  /忌野清志郎 坂本龍一

という、なんとも想像外のコンビ。
 
 そのうえ、ジャケ写見ただけでも、後ずさりしちゃいそうなビジュアルでしょ。
 なんでも、スタイリストに「チベットの乞食」をイメージしてもらったら、こうなったんだとか・・・。
 いや、究極に汚らしかったよね。化粧の下に残っているヒゲが青々としてたりして・・・
「チベットの乞食」というより、究極の「オカマ」同士やん。。


 だけど、やっばり、前年の「春先小紅」と同じように曲は、ポップ&キャッチーなメロディラインなんですよね。

 これらの点を含めて、今から思うと、この曲と、前年の「春先小紅」ってそっくりなんだよなぁ。

 うん、なんか、仕組まれてない? ・・・って思っちゃったりして・・。

 ベストテン入りの時期だって、「春先小紅」が1981年3月16日付でベストテン入りを果たしたのに対して、この曲は、1982年3月15日付ですよ。。。

 つまりぃ、きっかり1年後にベストテン入りしてるわけです。

 さらに、ベストテン入り最終週が、「春先小紅」が1981年4月27日だったのに対して、この曲は1982年5月3日付・・とこれまた、ほとんど同じような動きをしてるもんね。

 まあ、偶然であることは間違いないんだけど、ここまでいろいろ重なっちゃうと、なんとなく疑りたくなったりしてね。

 うん、何分、当時、矢野顕子さんのダンナが坂本龍一氏だったりしてたからねぇ。


 ただ、ブッ飛び度からすると、この曲の方が上だったなぁ。

 レコードジャケ写はまだいい方で、この曲のプロモーションビデオがまたすごいんだよね。。。

 ・・・その前に、この当時でプロモーションビデオを作ったことがすごいんだけど、いったいどこで流してたんだろ?

 まあ、噂にはなってたんだけど、万札が乱舞する中での忌野清志郎と坂本龍一のディープキスですよ。
すごい曲でしたねぇ〜。


 すごいといえば、この曲、ほとんど

 ♪Baby oh Baby いけないルージュマジック〜 ♪

って歌ってるだけなの。

 たしか、5分くらいあるんだよね。この曲。

 その中で↑の歌詞を、多分4分くらい歌ってるんぢゃなかろうかねぇ。

ようするに、ほとんど歌詞なんてあってないような曲なんだよね。

 まあ、その場のノリを持ったとも大事にするひとだから、もともと歌詞なんぞ、考えてなかったのかもしれないけどさ。
 すでに「いけないルージュマジック」っていうキャッチーなフレーズがあるだけで、すべてが決まった・・といってもよいんだよね。

 ちなみに、化粧品のキャンペーンソングということは、最初に決まってて、「ルージュマジック」っていうフレーズも最初からあったようですが、「いけない」ってつけたのは、このお二方のようですね。

 普通は、つけないよね「いけない」・・・なんて。スポンサーが嫌うフレーズだもんね。

 そこを見事に使い切った・・・っていうところが、この曲の成功につながったんじゃないかなぁ。
 この「不安定さ」と「危なさ」がスリリングなんですよ。 これ、「素敵なルージュマジック」じゃありきたりすぎるもんね。


 あ、そうそう、この曲で、ただ1度だけ、「ザ・ベストテン」に出演したけど、バックでドラムたたいてたの、女性だったんだよね。
 なんかね、それが一番衝撃的だったんですよ。今だったら、女性がドラム叩くのも普通になったけど、当時、女性がロックバンドのドラムを叩くって言うのは、あんまりなかったんだよね。女性は大体キーボードっていうのが相場だったし・・・。

 なんか、他愛もないことなんだけどね、このテの「汗臭いロック」で女性がドラム叩いてるってことが、なんか信じられなくてね。当時は



バックのリードギターは、当時RCの朋友、仲井戸"チャボ"麗一氏。
このカット、「生」で見たかったよなぁ。キヨシローが亡くなってしまった今では、永遠に不可能になってしまったことであり・・・。


よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

春咲小紅 / 矢野顕子

1981_03_春咲小紅_矢野顕子







今回の1曲セレクトは、「春咲小紅」矢野顕子です。

まずは、データでーす。

・タイトル       春咲小紅
・アーティスト    矢野顕子
・作詞         糸井重里
・作曲         矢野顕子
・編曲         YMO
・リリース日     1981年2月1日
・発売元       ジャパンレコード
・オリコン最高位   5位
・売上げ枚数     37.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1981年3月16日〜4月27日付
・タイアップ:カネボウ'81年春のキャンペーンソング


 さきほどセレクトした、島田奈美「タンポポの草原」の作曲者の井上ヨシマサ氏がデビューしたのは、「テクノバンド」のコスミックインベンションということでしたが、もとはといえば、YMOジュニアということで、デビューしたきっかけもあったのよね。このバンド・・・
・・・ということで、「テクノ」つながりで、今回はこの曲を引っ張ってきちゃいました。

 「春咲小紅」 矢野顕子 女史

何を隠そう、YMOの坂本龍一氏の奥方ですな。

 そういうこともあってか、この曲は、「ほぼ」テクノミュージック。
 「ほぼ」というのは、完全というわけではないってことね。たしかに、バックには、YMOのメンバーがいたりして、今から考えても至極豪華なんですけど、ストリングスを入れたり、本人は「生」ピアノ弾いてたりしたんで、テクノっぽいポップス、いうなれば「テクノ歌謡」ってぽいノリでしたね。

 まあ、もともとこのヒトは、テクノとは無縁のところで音楽やってましたしね。
 ・・・・いや、もとを正せば、YMOの3人だって、テクノとは無縁の音楽から出発しているわけだけども。。。

 とにかく、あのころって、シンセが入ってればなんでも「テクノ」だったかんね。今だったら、絶対に「歌謡曲」に分類したく曲でさえ、シンセが入ってるってだけで、あの時代は「テクノ」だったから。。

 この曲は、81年のカネボウの春のキャンペーンソング。だからかな、このヒトにとっては、かなり「まとも」でキャッチーなメロディラインですよね。
 とりあえず、「普通」に聴けるってね。 なにせ、このヒトは普段は、そのわけ分からない「哲学的」な音楽が持ち味ですからね。その辺が坂本龍一氏ガ惚れ込んだんではないですかねぇ。
 まあ、この曲は、YMOも売れたので、ちょっと有名になりましょう、見たいな一種の「お遊び」的感覚ですよね。

 作詞の糸井氏の「詞」にしたって軽いですしね。 まあ、このヒトはいつも軽いポップな詞が売りなんだけども。

♪ホラ 春咲小紅 ミニミニ 見に来てね〜 ♪なんでいうのは、いかにも糸井氏らしい世界ですよね。

  それでいて、全体的な温度感はいかにも「春」っていう、ホンワカした、春っぽい温度感と躍動感を保ってる。そのへんがこの曲のいいところなんだよね。

 ベストテンでは、一度、ホントにYMOをバックに従えてこの曲、演奏したことありましたよねぇ。あれは、ほんとに豪華だった。まあ、いまでは、やってくれっていったら、随分吹っかけられますよ、ギャラを。
 まあ、そのまえにYMOは散開して、もうすでにいないけど・・。

 そのYMO、2年後に「君に胸キュン」で、カネボウのキャンペーンソングに登場。なんだかんだいうても、結構夫婦そろって、好きみたいですね。お遊びが・・。

 この「春咲小紅」が使われたカネボウ81年のキャンペーンCF(コマーシャルフィルム)って覚えてますか?
 中国の川に行きかう船にモデルのおねーちゃんがのってた図柄でしたよね。

↓ コレッ!


 うーん、どうも当時は「テクノ」的、イコール「中国」っていう図式でしたよねぇ。
 これは、YMOが「人民服」着てたのと、喜多郎のシルクロードっていうところから、中国なんだろうね。
 まあ、安易っちゃ安易だけど・・。

 この曲とは関係ないけど、当時は、丁度チャゲアスの「万里の河」も大ヒットしてたりして、ちょっとしたチャイニーズブームだったこともあると思いますけどね。



上で書いたように、YMOをバックに・・・っていう動画があったんで、リンクしたんだけど、音がめちゃくちゃ悪いです。メンゴ。
 矢野顕子ってヒトは、昔から全然変わらないなぁ・・・なんて思ってたけど、やっぱり、心なしか若いかなぁ。
 そりゃ、まあ、34年前だからね。。。。
 坂本美雨さんは、このとき、まだ生後10ヶ月ですね。


よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

唇よ、熱く君を語れ / 渡辺真知子

1980_02_唇よ、熱く君を語れ_渡辺真知子






今回の1曲セレクトは、「唇よ、熱く君を語れ」渡辺真知子です。

まずはデータでーす。

・タイトル     唇よ熱く君を語れ
・アーティスト   渡辺真知子
・作詞       東海林良
・作曲       渡辺真知子
・編曲       船山基紀
・リリース日    1980年1月21日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位  4位
・売上げ枚数    42.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1980年3月17日〜5月12日付
・タイアップ: カネボウ'80年春のキャンペーンソング


 80年春の化粧品キャンペーンソングスペシャル、第2弾は、渡辺真知子「唇よ熱く君を語れ」でっす。

  この曲は、渡辺真知子としては、本当に久しぶりのヒットで、78年の「ブルー」以来、約1年半ぶりのベストテン入りとなるんですよね。
 当時、私もすでに「過去のヒト」という意識があった方のカムバックは感激したなぁ。

 曲調も、そのまえまでとは随分違ったイメージがあるんですよね。アレンジは、ずっと船山基紀氏で変わりないんだけど、この曲は、それまでの曲に比べるとアグレッシヴさと、カラっとした温度感というのかな、春〜初夏を思わせる温度感がありましたね。 この辺は、「春真っ只中」のホンワリ感を連想させる「不思議なピーチパイ」とは、正反対的な曲だったよなぁ。


 BUT、ランキング上では、この2曲での「壮絶な」つばぜり合いを演じていたんですよ〜。

 その辺を当時のオリコンで週間ランキングと、週間売り上げを追いかけてみると

1980/3/10付
10位 唇よ熱く君を語れ   渡辺真知子 29,140枚
11位 不思議なピーチパイ  竹内まりや 24,170枚

1980/3/17付
4位 唇よ熱く君を語れ   渡辺真知子 44,540枚
5位 不思議なピーチパイ  竹内まりや 44,280枚

1980/3/24付
4位 唇よ熱く君を語れ   渡辺真知子 39,590枚
5位 不思議なピーチパイ  竹内まりや 39,000枚

1980/3/31付
4位 不思議なピーチパイ  竹内まりや 37,730枚
5位 唇よ熱く君を語れ   渡辺真知子 36,480枚

1980/4/7付
4位 唇よ熱く君を語れ   渡辺真知子 38,750枚
5位 不思議なピーチパイ  竹内まりや 36,810枚

1980/4/14付
3位 不思議なピーチパイ  竹内まりや 36,750枚
5位 唇よ熱く君を語れ   渡辺真知子 35,490枚

1980/4/21付
4位 唇よ熱く君を語れ   渡辺真知子 34,700枚
5位 不思議なピーチパイ  竹内まりや 34,290枚


・・・という感じで、約2ヶ月間にわたり、抜きつ抜かれつ、この2曲でのデットヒートがチャート上では繰り広げられていたんですねぇ。

 奇しくも、どちらの曲もキャンペーンの真っ最中。

 こういうところからも、史上最大の化粧品キャンペーンソングバトルという所以になっているんですよねぇ

まあ、最終的には、 42.6万枚売った「唇よ、熱く君を語れ」に対して、39万枚の「不思議なピーチパイ」っていうことで、僅かではあるけど、レコード売り上げでも「カネボウ」の勝利・・・って感じになったわけだどもね

 ヒットチャートというものが、一番「ヒットチャート」らしく、かつ「重み」をもった時期の出来事ゆえに、そのデットヒートの重みもひとしおって言ったところかな。
 まあ、1週間で100万枚も売れても、あっという間に「下火」になる現在では、こういうチャートバトルアクションは、見たくても見れないわな。。





よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村
記事検索
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
livedoor プロフィール

かじやん