かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

カネボウ

セクシャルバイオレッドNO.1 / 桑名正博

1_桑名正博






今回の1曲セレクトは、「セクシャルバイオレッドNO.1」桑名正博です。

 まずはデータです。

・タイトル     セクシャルバイオレッドNO.1
・アーティスト   桑名正博
・作詞       松本隆
・作曲       筒美京平
・編曲       桑名正博&Tears Drops、 戸塚修
・リリース日    1979年7月21日
・発売元      RVC
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    59.2万枚
・ベストテンランクイン期間:1979年9月10日〜11月19日付
・タイアップ:カネボウ79年秋のキャンペーンソング

 今回引っ張って来た、桑名正博の「セクシャルバイレッドNO.1」。
 これ、前々から、書こう書こうと思いながら、いざ、書こうと思うと気分が萎えちゃったりして、なかなか書けなかったのよね。
 そうは言っても、どうも書かないことに引っかかっちゃっててさ。
・・・なら、書いちゃうか・・・と一念発起(大げさたけど)して、引っ張ってきましたわ。

 うん、そろそろヒットしてた時期も過ぎつつあるんで、書くなら早めにと言うこともあったんだけど。



・・・なかなか書けなかったのは、正直、この曲は、どう書いたらいいか分からん。。。ってのが、大きいな。
 もう一つは、今となっては、引っ掛かりが弱いんじゃないかなぁ。。。と。

 まあ、当時はオリコン1位も獲得した大ヒット曲なんだけどね。今となっては、ほとんど忘れられちゃった曲のような気もしたりしてねぇ。

 なんか、そんなことが、どうも、書く気を削いで居たんだけどねぇ。


 しかしさあ、この曲、当時は「不良」な曲だとばっか思ってたの。
いや、当時、桑名氏って、ジャケ写のようなチリチリパーマで網タイツなんか履いてちゃったじゃん。
 見た目、ロックじゃん。。な格好だったし。 当時、10才。まだ小学4年生だったワタシにゃ、ロックな格好は不良に見えたのよ。

 曲も、もろロックで、不良な音楽っぽかったしさあ。

 逆に言えば、そんな不良っぽさが、カッコよかったんだけどね。

 だけど、今考えてみると、この曲、松本隆−筒美京平って、思いっきりポップスな黄金コンビで作られていたんだよねぇ。

 いや、あのころは、筒美京平氏は、いろんなタイプのアーティストに曲を提供してたからなぁ。
 自分が、このヒトと思えるヒトには、ジャンルを問わず、曲を書いてたしね。

 桑名正博氏もお気に入りのアーティストの一人だったんだよね筒美京平氏は。 
 証拠に、この曲のみならず、売れない頃からずっと書いてたしねぇ。

 この曲は、例のカネボウのキャンペーンソングだったこともあって、ま、特別な存在ではあったんだけどね。

 大体において、「セクシャルバイオレッドNO.1」なんて、タイトルは、すんごいよなぁ。
 意味がありそうで、よくよく考えてみると、なんも意味がないのよね。

 イメージよ、イメージ。コトバのさ。 聴いた感じ、すごそうなタイトルじゃん。

 特にカネボウのキャンペーンキャッチって、後年にわたって、すごかったからねぇ。よくよく考えて見れば意味がないコトバのられつ。

・・・なんだけど、パッと聴きキャッチーな・・・。「君に胸キュン」とかさ。

 そんな、タイトルのキャッチーさで、半分売れたようなところもあるだろうね。


 もちろん、曲もキャッチーだからこそ、オリコンでも1位取れたんだけどね。

 なにせ、当時、オリコンの1位は獲得が難しかったからねぇ。今と違って。 それだけ、権威があったのよ。チャートに重みがあった時代の1位だから。



 ところでさ、 サビに行く前の


 ♪ You make feel good 〜 ♪

 って歌詞、 昔、高校の英語の文法の授業で使われませんでした?

 S+V+O+C 第5文型 で、この場合の「make」は使役動詞「〜させる」になるんですよ〜・・・ ってやつ。ふらふらふらふら

 高校の英語で使われたような気がするんだけど・・・・、違ったかなぁ。 予備校で浪人してたときか?


・・・なんて、この曲聴くと、いつもそんなことを思い出したりして。。。ふらふら




ちなみに、この曲、この頃、フジテレビで始まった、「ビッグベストテン」なる、哀しいほど「ザ・ベストテン」のコピーのベストテン番組の第1回放送の1位だったのよね。
 放送時間が金曜日夜8時からで、ウラが「金八先生」と「太陽にほえろ!」なんてとんでもない高視聴率番組だったんで、視聴率が全く取れず、半年で消えた・・・という




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MUGO・ん・・・色っぽい / 工藤静香

1988_09_MUGO・ん・・・色っぽい_工藤静香








今回の1曲セレクトは、「MUGO・ん・・・色っぽい」工藤静香です。

まずはデータです。

・タイトル          MUGO・ん・・・色っぽい
・アーティスト       工藤静香
・作詞        中島みゆき
・作曲        後藤次利
・編曲        後藤次利
・リリース日    1988年8月24日
・発売元      ポニーキャニオン
・オリコン最高位 1位
・売り上げ枚数  54.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1988年9月5日〜11月28日付
・タイアップ:カネボウ「88年秋のキャンペーンソング」

これまで、いわいる「Aクラス」のアイドル・・・特に女性アイドルについては、かなりの曲数書いてきたと思うんだけど、こと工藤静香さんについては、ほとんど書いてないんだよな。
さっき、過去に書いた工藤さんの曲をカウントしてみたら、5曲くらいしか書いてない。。。

うーん、どうも偏ってるなぁ・・・ なんて思いーの、今回は、初期の代表曲とも言えるこの曲をセレクト。

「MUGO・ん・・・色っぽい」

うわっ、この曲もまだ書いてなかったんだ。。。。と思うと「不覚」。 

うーん、今まで書いてなかったのも、なんか理由があったような気がしないでもないけど・・・よく覚えてないな。。。

工藤さんの曲を嫌ってたわけではないんだけどね。逆に言えば、熱烈に好きでもなかったんだけど

でも、この曲はリリースされてすぐにシングル買ったよなぁ。

あ、そうそう思い出した。この曲あたりから、シングルCDの録音レベル(音量)がでかくなったんだよな。この曲だけかもしれないけど、この曲以前のシングルと同じレベルで録音すると、めちゃくちゃ音割れしたんですよ、この曲。
 そのためか、この曲聴くたび不快でね、一時、あんまり聴いてなかったような気がする。

逆に言えば、これ以前のCDの録音レベルがかなり小さかった・・とも言えるんだけど。。。。

まあ、そういうこと抜きにして、この曲は流行ってねぇ、当時。 上で書いたように個人的にはそれほど刺さった曲ではないんだけど、やっぱり、サビの

♪ 目と目で通じあう たしかに 「ん〜」 色っぽい〜 ♪ ってところの若干中国音階のような不思議なメロディが面白かったんだろうね。 なぜに「ん〜」なのかは良く分かんないんだけど。。。
ま、普段の中島みゆき女史の曲には見られないようなポップな歌詞ってのも面白かったんだろうな。

・・・ってか、この間、松田聖子の「ピンクのモーツァルト」でも書いたけど、このころの化粧品キャンペーン・・・特にカネボウさんのキャンペーンは、かなりゴーインになってきてたからなぁ。
 この曲でも、そんな所が出て来てたんじゃないかなぁ・・・なんて、今では思ったりしてね。

いずれにしても、この曲の大ヒットによって、工藤静香ってひとも、完全にビッグアイドルになりましたね。
なにより、おニャン子臭が完全に消えましたよね。後々考えれば、そこが良かったんではないかなぁ




そう言えば、工藤静香ってソロデビューの頃、めちやくちゃ「音痴」だった・・・って書くと今となっては信じられないんだけど、でも、この曲の頃には、すっかりそんな感じじゃなくなってましたよね。それには驚いたな、当時も。



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ピンクのモーツァルト / 松田聖子

1984_09_ピンクのモーツァルト_松田聖子








今回の1曲セレクトは、「ピンクのモーツァルト」松田聖子です。


まずはデータです。


・タイトル   ピンクのモーツァルト
・アーティスト 松田聖子
・作詞     松本隆
・作曲     細野晴臣
・編曲     細野晴臣 松任谷正隆
・リリース日  1984年8月1日
・発売元    CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売り上げ枚数  42.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1984年8月13日〜10月1日付
・タイアップ:カネボウ '84年秋のキャンペーンソング


  これまで松田聖子の曲は大分書いて来たんだけど、mixi時代に書いていた1曲セレクトを含めて、書いてなかった曲って、またあるんだよな。

その1曲が今回セレクトしてきた「ピンクのモーツァルト」。


むーーー、この曲書いて無かったんだな。

ま、一部は何も考えないで「エイヤッ」とセレクトしてくることもあるけど、基本、これまで自分で引っかかってきた曲をセレクトするパターンが多いからねぇ、この「1曲セレクト」は。

 そう考えると、この曲は、当時も引っかからなかったんだろうなぁ。いや、引っかからなかったんですよ、正直なところ。



どうもねぇ、印象が薄い・・・っていう感想しかないんだよね、この曲には。
 丁度、中森明菜の「十戎(1984)」と、チェッカーズの「星屑のステージ」とヒット時期がバッティッングするんだけど、この2曲の印象が兎に角強かったからなぁ、84年の晩夏から初秋にかけては。
 その他にも、いろんな新手のグループが出てきた頃で、正直、これらの曲に「埋もれて」しまったイメージが強い。


 実際、ワタシのチャートでは2位まで行っているものの、「ザ・ベストテン」では最高位3位でしたからねぇ。松田聖子がベスト3ギリギリなんていうことは、80年の「青い珊瑚礁」以来初めてだったしな。それ上、さしもの松田聖子もそろそろピークは過ぎたか・・・っていう印象の方が強くなってきたりしてたんだよな。

 ま、実際は、上の2曲が尋常じゃないくらい超強力だったわけで、この曲もベストテンの「得点」換算でいえば、超高レベルな「3位」だったわけで、そう考えると必ずしも人気が落ちていたってわけじゃないんだけどさ。

ただ、実際的に、曲自体の印象が薄いんだよな。
Y.M.Oの細野氏の作曲なんだけど、どうもここっていうポイントが無いのよ。フックが弱いっていうかね。だから、どうも引っかからないんだよな。


唯一、最後の

♪ ビッグウェイブが砕けたら 華やかな9月〜 ♪ 


ってところは、絵が浮かんでくるかなって感じはするけど。。。


大体において、ピンクのモーツァルトって何? っていうイメージが沸かないんだよなぁ。
ピンクの燕尾服を着て、棒ふってるモーツァルト?? 

やっぱキモの部分の単語は、耳に入った時にイメージが沸かないとなぁ。。。。


まあこの曲、例のカネボウ化粧品のキャンペーンソングだったからなぁ。恐らく、キャッチコピーとして、「ピンクのモーツァルト」ってコトバが入ってたんで、ウタにも使ったんだろうけどね。


 たださ、この頃の化粧品のキャッペーンのキャッチコピーって、大分、飛躍したものが増えてきて、冷静に考えるとどういう意味? っていう突飛押しのないコトバの羅列が多くなって来てたからなぁ。
 単語として成立するというか、なんかミョーなフレーズという「音」が並んだコピーって感じでさ。
この曲なんかも、そんな曲の1曲なんじゃないかなぁ




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Mr.サマータイム / サーカス

サマータイム_サーカス







今回の1曲セレクトは、「Mr.サマータイム」サーカスです。

 まずはデータです。

・タイトル    Mr.サマータイム
・アーティスト  サーカス
・作詞      DELANOE PIERRE
・作曲      FUGAIN MICHEL PAUL
・日本語詞   竜真知子
・編曲      前田憲男
・リリース日   1978年3月25日
・発売元     アルファ
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   65.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1978年6月19日〜8月28日付
・タイアップ:カネボウ「78年夏のキャンペーンソング」

 トートツだけど、日本でサマータイム導入するって話はどうなんたんですかねぇ。。うーん、ワタシャ「反対」なんだけどね。
 理由は簡単で、ただでさえ、朝、弱いのに、1時間時間が早くなるなんてねぇ。。。とんでもねーだ。
 まあ、サマータイムから通常時間に戻るときは、逆に、1時間遅くなるんだから、いいんだろうけど。。。ふらふら

 いやいや、やっぱ、メンドウくさいわ。 いまさらサマータイム導入なんて・・・。
 なんちゃらスタンダードとか言って、なんでも外国のマネすりゃいいってもんぢゃないっすよ。

 もっと「ジャパニーズカルチャー」スタイルのままでいいんでない?



・・・・っつうことで、今回引っ張って来た曲は、もろですよ。

 サーカスの「Mr.サマータイム」


 えー、まあ、見え見えのマクラですけど〜〜〜・・・。



 ところで、オリコン1位を獲得したこの曲今まで引っ張ってこなかった理由はですねぇ・・

 たしかに、その前に書きたかった曲があったんで・・・ってこともあるんだけど、この曲が、こと書きにくい・・・ってのもあるんだよなぁ。。。

 とりあえず、78年のカネボウ夏のキャンペーンソングでした・・・って位しか書けないんだよなぁ。

 「曲」として書こう・・・と思うと、これが、なかなか書き出しが浮かんでこない。。

 うーん、「真っ直ぐ」な曲だからだろうなぁ。 「おちゃらけ」たタイトルの曲とか、ふざけた曲っていうのは、意外と書きやすいのよ。とっかかりがあるから。

 でも、この曲のように「真っ直ぐ」な曲っていうのは、書きにくいんだなぁ、これが。

 それでも、どこかにインパクトがあってくれるといいんだけど、これがまた、インパクトに乏しい曲でして・・・。ふらふら

 まあ、悪く書くとだけど・・・。


 メロディラインとしては、すでに、大体の方は、この曲はお分かりでしょうから、いまさら・・・って感じもするけど、全体的にキャッチーだけど、「あちら」の曲特有の平坦に流れるメロディラインでしょ。

 それが困る。

 しかも、この曲ってどこが「サビ」なんじゃい? っていうのも困る。。。ふらふら

 Aメロ→Bメロ  ・・・・と来て、普通の歌謡曲なら、「サビ」なんだけど、いきなり尻切れトンボ・・・のような感じだし・・・。

 まあ、曲の構造として、そこが面白いっていえば、面白いのかな。


 蛇足だけど、この当時は、まだ、向こうの曲の「カバー」っていうのが、そこそこ流行の時代だったよな。

 まあ、戦後の日本のポップスの歴史は、洋楽カバーの歴史でもあるわけだからね。 この曲なんかは、もろ、その延長線上にあるってわけよ。

 そういう意味でも、この曲のアレンジを前田憲男氏が担当しているっていうのも頷けるし、カバーで鍛えられた方だからこそ、ゴージャス感があるアレンジに仕上がってたりするんだよね。


 ちなみに、もともとオリジナルは、フランスのミシェルフェガンってヒトが歌っていた、フレンチポップスだったのよね。 オリジナルタイトルは「UNE BELLE HISTOIRE 」といい、1972年のフレンチヒット。

↓ コレ



うーん、やっぱ、「Mr.サマータイム」とくらべると大分イメージが違うかな?

でも、あの頃は、本命的にはディスコブームだったけど、方や、60年代からの流れでフレンチポップスも日本では流行ってたわけだし、いわば、ごった煮状態の日本の歌謡界だったわけだけど、だから、こういう曲も充分「あり」だったわけなんだよね。



うーん、これは、オリジナルより、サーカスの「Mr.サマータイム」の方が、ゴージャスさという点から言えば、上かもな。


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赤道小町ドキッ / 山下久美子

1982_06_赤道小町・ドキッ!_山下久美子






今回の1曲セレクトは、「赤道小町ドキッ」山下久美子です。

 まずはデータでーす。

・タイトル       赤道小町ドキッ
・アーティスト     山下久美子
・作詞         松本隆
・作曲         細野晴臣
・編曲         大村憲司
・リリース日      1982年4月1日
・発売元        コロムビア
・オリコン最高位    2位
・売上げ枚数      40.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年5月31日〜7月26日付
・タイアップ:カネボウ82年夏のキャンペーンソング

 いやいや、ちょっとね、今回は曲、どうしようかなぁ・・と迷ってたんですよ。
まあ、毎度のことなんだけど・・・。

あっ、これいいや・・・・とおもむろにセレクトしてきた曲

  赤道小町ドキッ  山下久美子

 山下久美子って学園祭の女王って言われてましたよね、当時。
 それまでレコードセールスについては、それほどでもなかったんだけど、大学生の間では絶大な人気があったんですよね。
 
 ちなみに、今では結構有名な曲になりましたが、80年のデビュー曲「バスルームから愛をこめて」は、オリコン100位内にランクされてなかったりする。。。。

 ま、そういうところで、当時の山下久美子の立ち位置って言うのが分かって来るとは思うんだけど。。。

 だから、このヒトがカネボウ82年夏のキャンペーンソングに起用されたのは、ある種、大抜擢だったんだよね。

 でもまあ、カネボウのキャンペーンソングの場合、大体が「大抜擢」といえる起用だから、よくマーケティングしてるよなぁ・・・という起用といった方がいいのかな。


 ま、そういうわけで、当時、ワタシは、このヒトのことは全く知らなかったんですよ。
 
 で、曲が曲だったからね、また、ひとり「色物」アーティストがでてきたかなぁ・・というのが、第一印象だったな。

 なんか、つかみ所ないんだよね、パッと聴いて、この曲って。
 これは、細野氏の曲の特徴でもあるんだけどさ。
 とりあえずは、あたまの♪ドキッ ドキッ♪ っていうところはインパクトあるなぁ・・・という印象。

 それでも、サビの ♪きみは赤道小町〜 ♪はキャッチーだよね。

 まあ、化粧品のキャンペーンソングの命とでも言うべきだもんね、CMで使われる部分のキャッチーさは。
 だから、ついつい、引き込まれちゃうんだけど、必ずしも、そのまえのメロディから、スムーズに流れているかというと、そうでもない。
 
 まず、サビの部分があって、付け足しでAメロがあるっていう感じなんだよねぇ。 そんなギコチナサがのこるこの曲なんですねぇ。

 さしもの、松本隆氏も、どうも元「同僚」の細野氏とか大滝大先生と組むと詞がぎこちないんですよね。
 元同僚に遠慮してしまうんでしょうかねぇ? 筒美氏なんかと組む時の伸びやかで繊細な部分が影を隠してしまう・・・というか、なんか、ぶっきらぼうな詞の場合が多いんだよね。


 個人的には、この曲の次の「マラソン恋女」の方が好きだったりするんだけどね。おなじ、へんちくりんな曲というなら。
 スピード感、サイケデリック的なわけのわかんなさもあるしね。(要するに理解できないのがいい)

 当の山下久美子さんも当時の大学の学園祭の女王という時期が過ぎてからは、かなり苦戦してましたよね。
 
 その斤を破ったのが、例の布袋寅泰氏が本格的についてから、90年代に入ってから数年ですよね。
 楽曲という点では、この90年代の方がたしかに面白い曲が多かったかもしれない。 その辺については、また、追々書いていきますよ。
 取り急ぎ、近々にもう1曲書きますよ。

 なんか、よくまとまんなかったけど、今回はこんなところで。。。



そういえば、この曲、「ザ・ベストテン」で、本物の「象」の背中で歌うっていう演出があった時はびっくりしたねぇ。
まさか、本物の象が出てくるなんて思ってもなかったんで。。。
 毎度書いてる気がするけど、あの頃のベストテンって結構むちやくちゃな演出があったんだよね。
まあ、ユーミンがステージに本物の象を出したのもこの頃だから、パクッたんだろうけどさ。


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ちょっとやそっとじゃCAN'T GET LOVE / 中村あゆみ

1986_05_ちょっとやそっとじゃCAN'T GET LOVE_中村あゆみ






今回の1曲セレクトは、「ちょっとやそっとじゃCAN'T GET LOVE」中村あゆみデス。

まずはデータです〜

・タイトル    ちょっとやそっとじゃCAN'T GET LOVE
・アーティスト  中村あゆみ
・作詞      高橋研
・作曲      高橋研
・編曲      高橋研
・リリース日   1986年4月16日
・発売元     ハミングバード
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   17.9万枚
・THE HITCHART 30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1986年5月12日〜6月2日付
・タイアップ:カネボウ86年夏のキャンペーンソング

 それにしても、この初夏の風って気持ち良いですよね。この温度感を感じると、つい聴きたくなってくる曲があるわけなんですわ。

 今回セレクトしてきた、中村あゆみ「ちょっとやそっとじゃCAN'T GET LOVE」。

 個人的には、この曲なんかは、まさにそんな感じの曲だなぁ。

 この曲のスピード感、感じる温度感っちゅうのが、まさに今日の温度感と、吹き込んでくる微風の温度感、そのままって感じ。
 うん、べとついた・・・って言うんではなくて、かくまで「カラッ」とした空気感っちゅうのかなぁ。

 まあ、この曲がヒットした時期っていのうが、まさに、「今」の季節だったから、未だにその空気感を感じちゃうところもあるんだけどね。

 プラス、高校生活の中では、この曲がヒットしてたころが一番楽しかったし、充実してたからなぁ。
 
 音楽三昧の日々・・・・。

 そういう楽しかった記憶も、この曲を聴くと甦ってくるから不思議。

 中村あゆみにとっても、前年の「翼の折れたエンジェル」に続くヒットになって、おかけで、「一発屋」とならずに済んだわけなんだけども。それよりも、「翼の折れたエンジェル」でのハスキーな「ロックボーカリスト」っていうイメージを屈返したのはよかったよね。

 たしからネはロックンロールなんだけど、ホップでイメージは随分変わりましたよ。

 まあ、たしかに、

 ♪ ちょっとやそっとじゃ くずれない〜 ♪

なんて、あまりにも「化粧品」のキャンペーンソングっちゅう「宣伝」ぽい歌詞はタザ過ぎなんだけどさ。
 それをとってもあまるほどのポップさ新鮮さを感じましたよ。

 何よりも、ライブで、みんなで歌って踊れる、ノリがサイコー(⇒死語だよねん!?)の曲が出来て、このヒトにとっては、めっちゃプラスだったんぢゃないかなぁ。

「みんな〜行くよー! ちょっとや・そっとじゃ CAN'T GET LOVE!」

で大盛り上がり大会になってたもんね、当時。

 あのころ、今のような大規模なロックフェスがあったら、このヒトなんてのはどこも常連だったろうなぁ。

 つねづね惜しいんだよねぇ。



途中で画像と音が飛んじゃったりしております。
こんな動画しか落ちてなかったんであいすみません。



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にくまれそうなNEWフェイス / 吉川晃司

1985_05_にくまれそうなNEWフェイス_吉川晃司






今回の1曲セレクトは、「にくまれそうなNEWフェイス」吉川晃司です。

・タイトル    にくまれそうなNEWフェイス
・アーティスト  吉川晃司
・作詞      安藤秀樹
・作曲      NOBODY
・編曲      後藤次利
・リリース日   1985年4月21日
・発売元     SMS
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   26.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1985年5月6日〜6月17日付
・タイアップ:カネボウ85年夏のキャンペーンソング

 どうもね、このところ「あ、これ、今日書こう」と頭に浮かんできた曲、ヒット期間を調べてみると、微妙にずれてる曲ばっかしなんだなぁ。。。
 じつは、今日書こうと最初から決めてた曲、いまリリース日を改めて見てみたら6月中旬だった。。。

 う〜〜ん、いや今ごろだったと思ったんだけどなぁ。。長い年月のうちに季節感覚がずれてるかなぁ。。。
 どうも、最近、ボケ気味。 あ、もともと天然ボケは入ってるけどね
最近は、その度を越して「痴呆」気味(?)
 一度、「脳トレ」でもやってみようか。きっとワタシの脳年齢80歳くらいよ。。。

 ということで、本当に「急遽」

 にくまれそうなNEWフェイス  吉川晃司

 うーん、この曲、正直言って当時、全くわかんなかったんだよね。一言で言うと、ワタシの「趣味」ではなかったというかね〜。
少し前に、久保田利伸「You Were Mine」の時も書いたんだけど、このテの「ニューウェーブ」系の音は生理的にあんまり受け付けなかったっていうのもあったかなぁ。

 再三書いてるように、何分、「ダサい」音が好みなんでねぇ。

 ま、たしかに、ホンマもんの向こうの「ニューウェーブ系」に比べたら、この曲も充分にダサイんだろうけど、それでも、ワタシの中ノバロメーターでは、それでもイマイかったんだよねぇ。
 ジャケ写からして、ニューウェーブのそれっぽいでしょ。
 ちょっとコワイ。。。。

 だいいち、この曲、吉川晃司何歌ってんだか、さっぱり理解不能だったんだもん。歌詞が聴き取れないのね。
 
・・なんてかくと、んじゃ、サザンの桑田はどうなのよ・・・と言われそうだけど、桑田氏はそれでもフィーリングが伝わってくるから

 吉川の場合はフィーリングが伝わってこなかったのね、当時は。それって、やっぱりフィーリング云々の前に、やっぱ生理的な部分で受け付けなかったっていう部分があったからだろうなぁ。
 なんかね、たんにクスリやってラリッて歌ってるアブナイ兄ちゃんとしか見えなかったんですよ、個人的には。。

でも、それがカッコよかったんだろうなぁ、このころの吉川がひとつの人気のピークだったもんね。


 ・・・と書きつつ、ただ、サビの

♪(コード)C B♭ A♭ 〜 にーくまーれーそうなNEWフェイス〜♪

って言うところだけは引っかかりましたけどねぇ

 なんか、それまで、自分の頭の中にプロットされていなかった流れとフレーズだったんだよなぁ。
 それが新鮮だったのと、なんか、みょーに一度聴いたら忘れられないインパクトがあるんだよね。

 ♪ にーくまれーそーなー ♪ の入り方、譜割にしても、不安定な変な入り方でしょ。

 逆に言うとこれがよかったんだよね。これなかった、本当にただの「駄作」だもん。この曲。
Aメロにしても、Bメロにしてもインパクトなんてなかったわけだからさ。

まあ、この曲も「カネボウ化粧品」のキャンペーンソングだったからね、毎度のごとくだけど、サビは強烈だったんだよね。





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君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね / 中原めいこ

1984_05_君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね_中原めい子






今回の1曲セレクトは、「キウイ・パパイヤ・マンゴーだね」中原めいこです。

まずはデータでーす。

・タイトル     君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね
・アーティスト   中原めいこ
・作詞       中原めいこ 森雪之丞
・作曲       中原めいこ
・編曲       新川博
・リリース日    1984年4月5日
・発売元      東芝EMI
・オリコン最高位  8位
・売上げ枚数    23.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1984年5月28日〜6月18日付
・タイアップ:カネボウ84年夏のキャンペーンソング

 意味不明がタイトルな曲って探すと結構あったりしてね。
と書いといて咄嗟に浮かんでこないワタシがいたりするんだけど、結構、当時の化粧品キャンペーン曲には、むちゃくちゃなタイトルの曲があったりするんだよね。
 ザ・ヴィーナスの「キッスは目にして」とか・・・。ほんとにやったら痛いやん。。。。
 うーん、どうしても、キャンペーン曲っていったら、そのタイトルだけで、ガバッと根こそぎお客さんを捕まえてこなきゃいけないわけで、このようなマヌケだけど、キャッチーの塊のようなフレーズをタイトルに持ってきたりするわけなんだよね。

 まあ、その中でも究極だよね。「君たちキウイ・パハイヤ・マンゴーだね」って。
 意味わかんねー。 且つ見方によっちゃめちゃくちゃマヌケなタイトルだよね。

 そもそもなんで、キウイ パパイヤ マンゴーなんだろ?
トロピカルなフルーツっていう意味?
 いや そもそもキウイはトロピカルフルーツぢゃねーぞ。

 なんで、バナナ、いちご メロンぢゃだめなんだ?

 などなど、いろいろ考えたくなったりして・・・。まあ、そこが詞を書いた森雪之丞氏の頭の柔らかさってもんですかねぇ。
 ワタシャ頭固いかんね。絶対に浮かんでこないですよ。


 この曲は、いまでもはっきり覚えてるけど、まだ、発売前の84年3月あたりからガーンガン、ラジオでかかってたんだよなぁ。
 当時、夜、メシを食い終わってから寝るまで、テレビを見てるよりラジオを聴いていた時間が長かったワタシは、この曲何回聴いた事か。。。。
 リリースの84年4月5日の時点では既に食傷気味だったもんね。  

・・・と書きながら、このシングル盤は、リリース日に買ったような記憶が。。。多分、リリース日に買ったシングルは、当時は、この曲と、あみんの「待つわ」くらいじゃなかったかなぁ。。。


 まあ、それだけ大量スポットを打たれてたわけだ。いろんなメディアで。
 あの当時、化粧品キャンペーンソングって言ったら、カネボウの一人勝ち状態だったから、金かけてただよなぁ。

 それと、中原めいこっていうヒト、ワタシそれまで知らなくてさぁ、「中村メイコ」さんと間違ってたの。ワタシ。
 だから、「なんで、あんなオバさんがいまごろ注目されて、レコードが流れるだろう?」って何回も思ったよなぁ。

 曲調がビックバンド プラス サンバ調だったじゃない?
イメージ的に、昭和30年代って感じがしたんだよね。
 「ザ・ヒットパレード」全盛期のような華やかさっていうのかな。だからさ、中村メイコさんが歌っててもおかしくないと思ったもの。この曲。

 それが、中原めいこ っていうヒトってわかって、いささが面食らったもんだよなぁ。

 しっかし、意味の無く明るい曲だったよなぁ、上で書いたようにブラスバシバシのビックバンド風だったじゃない。
 当時、ワタシゃ、ブラスバンドだったからさぁ、当然のごとく、この曲やりましたよ。いろんなトコで。
 中学生だったからちょっとノリがむずかしめだったけどさ。

 でも、まあ、今考えるとノリだけで、意味はほとんどナシって曲だったよね。 よくよく考えてみると。。。

 中原めいこっていうヒト、この後は、この曲に匹敵するくらいのヒットは出なかったけど、アニメの主題歌の「鏡の中のアクトレス」でベストテンヒットをだすなど、そこそこヒットに恵まれましたよね。
 最近はどうしちゃったんでしょう?




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C−Girl / 浅香唯

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今回の1曲セレクトは、「C-Girl」浅香唯です。

まずはデータでーす。

・タイトル     C-Girl
・アーティスト   浅香唯
・作詞       森雪之丞
・作曲       NOBODY
・編曲       井上鑑
・リリース日    1988年4月20日
・発売元      ハミングバード
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    27.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1988年5月2日〜7月11日付
・タイアップ:カネボウ88年夏のキャンペーンソング

 どーも、ここ2,3日元気が出ないんですよね。。ちょっと鬱気味。。久々の長期の休みのせいか、はたまた、一日中パソコンに向かっているせいか、よくわかんないんだけど、どうも、気分が沈みぎみです。
 4月の繁忙期がやっと終わって疲れがたまっている・・・ってのが一番正解かもしれないけど。。

 そういうところもあって、今回は、ちょっと元気が出そうな曲を引っ張ってきました。

 うーん、正直、浅香唯って、これで何曲目だ? なんか、結構引っ張ってきているよなぁ・・ちょっと、このところ選曲が偏り気味だけど、まあ、お許しあれ。

 この曲は88年のカネボウの「夏」のキャンペーンソングとして、18年前の今ごろ、ガンガンCMで流れてましたね。

 たしか、この曲もCM先行の後出しリリースだったんですよね。だから、はじめはCMのほうを先に見たんと思うんだけども、まずもって驚きましたよね。

 1曲前の「Believe Again」と、曲調がガラリと変わって、よりロックぽっくなってたし。。 ただ、それでいてキャッチーな親しみやすいメロディがすぐ耳になじみましたね。
 一発で気に入りましたよ、この曲は。

 一番はやっぱり曲調の変化なんだけども、「Believe Again」はどちらかというと、アイドルらしく、まだ、「メルヘンチック」な部分が多かったけども、この曲は、アイドル浅香唯・・というよりもシンガー浅香唯・・・という部分が強く感じましたね。まずは。
 ロック色が強いのは、作曲がそれまで吉川晃司やアンルイスを手がけてきたNOBODYに変わったって言うのが一番大きいだろうけど、井上鑑氏のアレンジもよかったですよね。
 たしかに、原曲のNOBODYらしいギターサウンドを前面に押し出しながら、濃い目のややGS、ガレージっぽいノリで「夏」を演出してたりして・・。

 兎に角、元気いっぱいの浅香唯が好印象。全盛期でしたねぇ・・・。

 当時、浪人生活がはじまったワタシに「潤い」を与えてくれましたよ、この曲は・・・。


  そして、今も元気をもらってたりして・・・。うーーん。




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くちびるNetwork / 岡田有希子

1986_04_くちびるNetwork_岡田有希子






今回の1曲セレクトは、「くちびるNetwork」岡田有希子です。

まずはデータです。

・タイトル       くちびるNetwork
・アーティスト     岡田有希子
・作詞         SEIKO
・作曲         坂本龍一
・編曲         かしぶち哲郎
・リリース日      1986年1月29日
・発売元        キャニオン
・オリコン最高位    1位
・売上げ枚数      23.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1986年2月17日〜3月3日付
・タイアップ:カネボウ86年春のキャンペーンソング

1986年4月8日(火)、みなさんは、あの日あの時、どこで何をしていましたか?

 と、大上段な書き方をしてしまいましたが。。。そうです、29年前のこの日、岡田有希子さんが急逝した日ですね。
年回忌でいえば、30回忌っていうのは無いものなんだけど、今年は、ちょうど30回忌に当たるんですよね。

 この曲、本当は、昨日4月8日に出そうと思ってストックしてたんですが、昨日は忙しさにかまけて更新しなかったので1日遅れとなってしまいました。

 
 1986年4月8日、ワタシはたしか、高校2年の始業日だったと思うな。帰りの電車の中で、目の前のオヤジが読んでた夕刊の記事で知ったんだよね、たしか。。
 一言、衝撃的でしたね。・・・そのまえに、信じられなかったよね。トップアイドルの死っていうのは。
つい数日前まで、いつもと変わらずテレビに出てたのに・・・。

 だけど、あの時の各界の衝撃は大変なもんだったよね。後追いするファンは次々に出るわ。。。 それだけ、すでに一アイドルって枠を超えた存在だったんだろうね。

 岡田有希子さんを初めて知ったきっかけの曲・・・は、まあ、デビュー曲の「ファーストデイト」だったわけですが、この曲については、また後日、改めて書きます。

 今日は、「ラストシングル」となってしまった、「くちびるNetwork」についてですね。

 この曲は、カネボウ86年春のキャンペーンソング。くしくも、ライバル資生堂は、中山美穂の「色・ホワイト・ブレンド」を立ててきて、アイドル同士のライバル対決という色がありましたね。
 しかも、作家陣も中山美穂の「竹内まりや」に対して、こちらは、松田聖子と坂本龍一という、とんでもなく豪華な組み合わせとなったわけです。
 たしか、松田聖子としても、他のヒトに詞を提供するの、これが初めてでしたよね。
 サンミュージックの後輩のために、ということもあったんでしょう。

 曲の方も、坂本龍一氏らしからぬ(?)、分かりやすい明るいポップスで、春の雰囲気が充分ありましたよね。
 岡田有希子さんの場合、初期の竹内まりや作品は別として、この曲の前2,3曲って、今ひとつ分かりにくい、中途半端な曲が続いてましたからね。余計、この曲がストレートに聴こえたんだよね。
 その結果の、初めてのオリコン1位獲得。セールスも初めて20万枚を突破! ・・・と、さあ、これからだ! ・・・・という時の突然の訃報だったので余計信じられなかったんだよね。

 次のシングル、「花のイマージュ」も、本来なら、1986年5月1日リリースで決まってたんだよね。
 この曲、リリースしてたら、連続1位は取れたんだろうか。
 あの時から、ずっとそれが気になっていたりします。


 しかし、あれから丸29年か。。。 この間「ルビーの指環」でも書いたけど、時代の流れってほんとに速いよね。
 特に、こういう節目がやってくると、感じますわ。

 
 今回は、ちょっと湿っぽい内容になってしまいまして。。。また、こういうことを書くのも不謹慎と思われる方もいるかもしれないですが、ひとつの節目としてあえて書きました。



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