かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

カネコアヤノ

One Park Festival 2024 1日目(9/7)

長いこと、野外フェスと言えば、「ROCK IN JAPAN」をメインとした、いわいるロキノン系フェス中心だったけども、ここ数年、別のフェスにも参戦しつつありますね。

一昨年20年ぶりで「FUJI ROCK」に参戦して以来、大阪での「METROCK」、山中湖での「SWEET LOVE SHOWER」・・。
今年の春には、横須賀で開催された「Crema  YAMABIKO FES」なんてのにも参戦したり。。。

理由はいろいろあるんだけどね、フェスに参戦し始めて20年を過ぎ、ロキノン系フェスだけでは飽き足らなくなってきたっていうんでしょうかねぇ。 もっといろいろと別のフェスも見てみたいっていうところが大きいですかね。

まあ、見たいアーティストが出るんで・・っていうところが一番でかいんだけども。

最近では、Festival Lifeっていう、野外フェス専門のサイトもあるし



いや、このサイトの存在がでかいかなぁ。 このサイトでいろいろと野外フェス開催情報を見つつ、当該フェスの公式サイトで、出演アーティスト見てると行きたくなっちゃりして。。。
うーむ、罪な・・・ うんにゃ、ワタシにとっては便利なサイトですわ。



数か月前、そんな感じで、↑サイトを見てたら、目に止まったフェス。

それが今回参戦した、「One Park Fes」ですわ。




今年は、今、個人的に一番刺さっているカネコアヤノさんに、スガシカオ、そしてサカナクションが出演。その他も、こと「音楽」にコミットしたアーティストが出演っていうところに刺さって言うのがでかいかな。

せっかく福井まで行くんで、2日間両日参戦と行きまっせ。


あ、↑で「ROCK IN JAPAN」とは別のフェスにも目が行くようになった・・という理由の一つは、ロッキンが、あまりにも「ゲーノー系」に傾いたことですわ。アイドル系アーティストの出演ですね。

アイドル系が出演していかん・・とは言わないけども、原点はあの自由な空間で「音楽」を楽しむ場だったはずですよね、もともとロックフェスって。

当初は、商業ベースとは別のところにいるような、一癖も二癖もあるような「アーティスト」が出演する、それがロックフェスだったと思う。

アイドルに「会い」に行きたいわけじゃないんや、「音楽を聴きに」行きたいんや・・・という思いが先にあって。。。
でも、野外ロックフェスってそういうアーティストの音楽を一同に聴ける。
併せて今はまだ無名でも、これからブレイク、時代を作っていきそうなアーティストを見つける場でもあったわけですよ。

以前は、「ROCK IN JAPAN」で、これらの欲求を満たすことが出来たんだけども、最近ではそれも叶わなくなってきたわけで、他のフェスにも足を運ぶようになったわけなんだけどね。



・・・というわけで、2024年9月7日(土) One Park Festival 2024 1日目

朝9時30分過ぎ。会場着

兎に角最寄りの福井駅から「近」かっ!  ものの5分ですね。

こんなフェスも珍しい・・・というか、個人的には、初めてなんじゃないのかなぁ。ここまで駅から近いのは。

これも、街のど真ん中にある福井城址にある「福井市中央公園」が会場というのがでかいですね。

↓Google Mapのリンクを挿入




周りは、福井県庁に、福井市役所という官庁街。
こんな場所でフェス・・・っていうのも他にはないと思う。

しかも、県庁の地下フロアがフェスの第3ステージという。。。 

ここまでやっていただけると、官民あげて福井を盛り上げようという心意気を感じずにはいられないし、フェスのテーマである

街全体が一つのテーマパークになる音楽フェス

というコンセプトには、十分かなっていると思いますわ。



前週参戦予定だった、「SWEET LOVE SHOWER」。 

↓先日ブログの別トピに書いたように、チケットがちゃんと取れてなかった・・というドジを起こしてしまっただけに、 今回はちゃんと確認してきましたよ。




山中湖ならば、千葉からのドライブになっちゃいました・・なんて諦めがつくけども、福井まで来て同じことやったんじゃねー。

今回は無事、リストバンドと交換できましたわ。。。

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メインステージでは、トップバッターバンドのリハが始まっていたけども、まだ朝早くということもあり、観客はまばら。

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こちらも本日お目当てのアーティストまで、まだまだ時間があるので会場内外の散策。
初めての会場なんで、どこに何があるのか勝手がわからない。 特にトイレが近いワタシゃ、トイレの位置と数は把握しておきたいので。

そうこうしているうちに、メインのPark Garageから刺さる音楽が始まった。
思わず、Park Garageに足が向く。


YOUR SONG IS GOOD がライブの真っ最中。

Wikiには、オルガンインストルメントバンドとあるように、たしかにサイトウジュン氏のオルガンメインのバンドだとわかる。

リズム体としてはスカですよね。ベースは。ただ、もうちょっとラテンよりのテイストを感じる。
トロンボーンを加えた編成は東京スカパラダイスオーケストラに近いけども、もっとダサい。

あ、これは貶しではなく、個人的にはこのようが好み。 ダサい分、曲が刺さるし入り込みやすい。 

それと、個人的には、強力なリズム体に目が行ってしまったな。
タカダヒロユキ氏のベース、タナカレイジ氏のドラム、 松井泉氏のパーカッションが醸し出す独特なグルーヴに、ついつい引き込まれてしまう。

特に、パーカスの松井氏が、汗びっしょりになってリズムと熱く格闘している様を見て、「あ、これこそ音楽だ」と思ってしまった。

シニカルに、クールに音楽と向き合う昨今の若いアーティストには、こういう熱血漢あふれるプレイは流行んないかもしれないけども、個人的には、こう真剣に音楽に向き合っている人たちはいいですね。

兎も角、これぞ野外ライブっちゅう圧巻の熱いステージを展開してくれた。
これこそ音楽フェス。 アイドルフェスじゃないですよ!

なんて、今回のライブにゼッサンのワタシだったりするんですが、YOUR SONG IS GOODって、いつだったかは忘れてしまったけども、ROCK IN JAPANかCOUNTDOWN JAPANで見たような気がするんだよね。
でも、そん時は、今回ほどは刺さらなかったような気がする。

あれから何年たったのかわからないけども、個人的に、表面だけでなく、より深く「音楽」の良さっていうのが分かってきたんでしょうかねぇ。。。

↓ 写真は 
YOUR SONG IS GOOD 終了直後。

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お昼を回り、気温も35℃近くまで上がってきた。本日も暑いですわ。
ただ、風は心地よい。 湿度も少なくとも東京、千葉のあのジドーっとした不快さは無い。 
そのあたりは、真夏のピークは過ぎつつあるといっていいのか、それとも、福井特有の気候なのか。。。 いずれにしても、ここから退避したいという暑さではないのは助かる。

ただ、空を見上げると、なんか怪しい雲が。。。

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降られないでくれ・・と願う。


午後のインターバルの時間は、まったり感。

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しかしね、この狭い空間で、明日本当にサカナクションやるんですかね。 なんか信じられない。

このまったり感の中、
次の、本日のお目当て、カネコアヤノを待つ。
↑の写真から、少しずつ緊張眼が漂い始める中、おもむろにカネコアヤノさん登場。
白のドレススーツが鮮やかだ。

そんな中、サウンドチェックを兼ねたリハーサル。



今回はFULL BAND 編成ではなく、 G、B カネコアヤノ、 G
林宏敏、Dr  Hikari Sakashita というtrio 編成での出演。

誰かも書いてたけども、カネコアヤノさんってベースも弾けるんかい? ・・・なんか初めて知った。。

ギターをおもむろに取り出した
林宏敏氏の第1音が、アルバム「燦々」オープニングの「花ひらくまで」のイントロの出だし。

サウンドチェックが進んでいっても、あの独特の70年代ソフトロック的なやさしめので広がりの音が続く。

お、これは今回こそは、代表曲の「光の方へ」が聴けるかな?  ・・期待が膨らむ中、15時30分 カネコアヤノ ライブスタート!




結果的に、今回も「
光の方へ」は聴けなかったのが残念。 
全体的に、ライブでは毎度毎度ともいえる難解なセットリストだったけど、昨年の「FUJIROCK」のようなヘビーなギターサウンドの曲は少なかったのは良し。 これまで何回か見てきたライヴの中では一番刺さったセットリストでしたわ。

▼カネコアヤノ セットリスト
サウンドチェック(リハーサル) ・花ひらくまで ・気分 ・腕の中でしか眠れない猫のように 1.窓辺 (2021年 アルバム「よすが」より) 2.もしも (2023年 アルバム「タオルケットは穏やかな」より) 3.春 (2018年 アルバム「群たち」より) 4.カーステレオから (2018年 アルバム「祝祭」より) 5.ラッキー  (2024年 配信シングル) 6.車窓より (2019年 アルバム「燦々」より) 7.やさしい生活 (2018年 アルバム「群たち」より)
8.気分 (2023年 アルバム「タオルケットは穏やかな」より) 9.腕の中でしか眠れない猫のように (2021年 アルバム「よすが」より)


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午前中は、ヒトもそれほど多くなく、まったり感いっぱいの場内だったけども、夕方メインアーティスト近くにもなってくると、お客さんが増えてきた。

そんな17時 次のアクトである 
スガシカオ ライブスタート!

最近ヒットチャート的なヒットは出ていなスガ氏ではあるけども、ライブとなると、まだまだ動員数は衰えていないようだ。ライブが始まる直前には、
メインのPark Garage前も人でいっぱいになった。

ただ、当のスガ氏、東北、上越、北陸新幹線での人身事故の影響で、駆け込みギリギリセーフでステージに間に合ったようだ。幸い、着替えの時間はあったようだが。。。 


そういえば、先月の「RISING SUN」でも新千歳空港での「ハサミ」紛失で飛行機が飛ばなくなり、危うく、ライブ時間に間に合わなくなりそう・・・っていうことがあったな。
それだけでなく、先日の「SWEET LOVE SHOWER」では大雨でステージまで、まっすぐ行くことが出来ず大回りしてやっとステージにたどり着いたようで。。。

こんな災難続きの今年の夏フェスのぼやきをボソッとカミングアウト。観衆を和ませ、ライブスタート!



これの前のカネコアヤノさんは、難解なセットリストだったが、スガシカオさんは一転。
シングル中心のセットリストで分かりやすい。
デビュー曲の「ヒットチャートをかけぬけろ」に、NHKプロフェッショナルの「Progress」、「夜空のムコウ」までやってくれた。大判振舞い。

やる曲考えてないんだよ・・・とは本人の弁。 「でも、昨日「X」に「夜空ノムコウ」をやって」と書いてあったので、やります。

・・・とおもむろに始めた「夜空ノムコウ」にはやっぱりトリハダがたったわ。

でも、本人がそういうんだから、今年も数多くのフェスに出演しているスガしても「夜空ノムコウ」は、ここだけのスペシャルナンバーだったのかな?

・・と思ったんだけども、先ほど「LIVE FANS」を見ると、先月の「
RISING SUN」も同じセットリストだったようですね。

ただ、上記のように「RISING SUN」の時も、飛行機の遅れで、あわやライブに間に合わなかった・・とこのヒト同じ状況だっただけに、もしかすると、同じような境遇・・・ってことで本来は別のセットリストだったのを「RISING SUN」の時のセットリストに合わせたのかもしれない。

兎も角、ヒット曲満載のライブで、40分はあっという間。 個人的には、正直、他のフェスでは回避することが多いスガ氏だけども、今回のステージの感じだったら見てもいいですね。 というか見て正解でしたわ。


▼スガシカオ セットリスト
1. 
Party People  (2009年 25thシングル)  
2.ストーリー       (1998年 5thシングル)
3.19才                 (2006年 19thシングル)
4.黄金の月          (1997年 2ndシングル)
5.ヤグルトさんの唄 (2020年 アルバム「ACOUSTIC SOUL 2」より)  
6.夜空ノムコウ  (1998年 SMAP 27thシングル セルフカバー)
7.Progress   (2006年 Kokua名義シングル NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」テーマ曲)
8.ヒットチャートをかけぬけろ (1997年 1stシングル ⇒デビュー曲)
9.ハチミツ  (2023年 配信シングル)

セットリスト的に、90年代の曲が多いのは、初めにスガ氏が言ったように観客の年齢層を見てのとっさの判断だったんでしょうかね〜。
これの前の「SWEET LOVE SHOWER」とも「FUJI ROCK」とも大分違うセットリストなんだよね。


・・ということで、本来は、この後、「YO-KING」、そして、この日のトリである「SOIL&PINK SESSIONS」をを見て帰るべきだったんだろうけど。。。


ちょっと疲れたのと、そういえば、会社への「お土産」を買わなきゃいけないんだ・・っていうのと、ホテルのコインランドリーで洗濯しなきゃいけないんだ・・・っていうのが一斉に頭に浮かびーの。。。
時間的に、ここで退場すれば、駅のお土産コーナーで買えるな。。。 ってことで、この日はここで退場。。

あとで YO-KINGが真心ブラザーズの「どかーん」と「サマーヌード」やったって聞いて地団駄を踏んだんだけども。。。。


ちなみに、この日食べたもののベストフード ↓

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馬茶(UMATEA)さんだったと思うんだけども 午前中から「のぼり」が気になってた、「スイカスムージー」。 
これが、まんまめっちゃスイカ。 冷たくて、甘くて、疲れた体にはもってこい!
この日の一番当たり!





福井、南越前町の「キッチンカー」専門のようなので、このフェスでしか飲めないようですね。

こういう、「ご当地」でしか食べられないものを食べるのも、今ではフェスの楽しみですわ。


・・・ということで、2日目につづく。

 

【キニナル曲】光の方へ / カネコアヤノ

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カネコアヤノ「光の方へ」

・タイトル   光の方へ
・アーティスト カネコアヤノ
・作詞     カネコアヤノ
・作曲     カネコアヤノ
・リリース日  2019年9月18日
・発売元    1994
※アルバム「燦々」より

これまで主に「新曲」書いてきた【キニナル曲】シリーズ。
なんで、「ちょっと」前リリースの曲をここに書くのもどうなのか・・とも思ったんだけども。。。
まあいいですよね。。。。

ラジオをきいてたら、この曲が流れてきて、思わず仕事の手が止まってしまったわ。
一瞬、新曲? とおもったけど、曲自体はちょうど3年前リリースされた「燦々」というアルバムに収録された1曲。
このアルバム、2020年の「CDショップ大賞」もとったというから知ってる方も多いだろう。
とにかく、なんて懐かしいサウンドなんだろう。
・・といっても歌謡曲ぢゃない。

それは、この曲の公式YOU TUBE動画へのコメントのほとんどが「外人」からのコメントっていうことからも分かるだろう。

日本語のボーカルを覗くと、サウンドとしては、もろ洋楽的なテイストな1曲。

最近のシティポップと言われる曲が、洋楽に対して日本特有のフィルターを通した曲であるならば、この曲なんかは、もろその定義は満たしているんじゃないか。

でも、なぜかシティポップと言われる曲は、昭和時代の曲ばかりなんだよね。
平成の時代、いや最近の令和の曲にだって、無機質で都会を連想させる、シティポップ的な曲もあるのに、なぜかシティポップって言われない。 不思議なことに。

もっとも、この曲で無機質な都会を連想するかといえば、全くの真逆で、田舎のゆったりと流れる時間を連想させる訳で、いかに洋楽的な曲といえども、シティポップと呼ぶのもおかしいんだけども。。。

それにしても、この曲の、この感じ、遥か昔に感じた感触なんだよな。 このアルバムに関してのリリース資料を見ると、レイド・バックサウンドだとか、サイケデリックでチルアウトな1曲・・とか言われているけど。。。
いやいや、でも、一般的にサイケデリックという言葉に象徴されるようなアバンギャルドな感触ではない。 カントリーにソフトロックをプラスしたような、優しい風のような感覚。

はるか昔にヒットしたドラマ「水もれ甲介」の主題歌のような

・・って書いてどのくらいの人が納得してくれるんだ? 

↓ コレ




いやでも、時代的には、あの頃(1970,年代中盤)のソフトロックな感触ですわ。
時代は巡るとは言うけども、ルネッサンスだよね。




それにしても、このアルバムジャケットの、ねこちゃん、ブスだよねぇ。。。
でもインパクトあるよ。

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