
今回の1曲セレクトは、「激愛」長渕剛です。
まずはデータです。
・タイトル 激愛
・アーティスト 長渕剛
・作詞 長渕剛
・作曲 長渕剛
・編曲 瀬尾一三
・リリース日 1989年2月8日
・発売元 東芝EMI
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 44.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1989年2月20日〜4月17日付
・タイアップ:映画「オルゴール」主題歌
今まで長渕剛氏の曲は、初期の比較的馴染みやすい曲以外は1曲セレクトで書いてこなかったんだけど、うーむ、そうだね、もういい加減引っ張ってこない訳にはいかないよね。。。
・・・ってことで、今回の1曲セレクトは、長渕剛「激愛」。
なぜに今まで、特に88年リリースの「乾杯」以降の長渕剛氏の曲をセレクトしてこなかったのか。
うん、特にキライと言う訳じゃないんだよね。まあ、クセがあるヒトだし、88年以降の「ヤクザ」な風体から、好きキライが激しいヒトではあるけどさ。
現に、今回セレクトしてきた「激愛」が収録されているアルバム「昭和」も、当時購入したしね。
書かなかった・・・というよりは、書けなかったんだよね。
難しいのよ、このヒトの曲は。
アイドルの曲を書く様に、かるーい気持ちで・・・って訳にはいかないような気がしてさ。
それこそ、折り目正して正座して書かなきゃ後ろから刺されるように気分になるしさ。
特に今回セレクトしてきた「激愛」なんて曲は、まあ、重たいでしょ。楽曲そのものもそうだけど、歌詞の内容がさ。
死を覚悟した上で繰り返す激情。 いや死に向かって繰り返す「SEX」そのものだよね。
これをコトバで表すっていうのは、どだい限度があるような気がしてさ。 だから、いままで書けなかった・・・ってところかなぁ。
正直言うと、今でもそうなんだけね。今回は其処を押してセレクトしてきましたわ。
まあ、オリコン1位獲得曲をいつまでも書かない・・・って訳にもいかないしねぇ。
それにしても、歌詞の内容は過激。
もし、これが本来の長渕の愛情の姿なのだとしたら、これは、石野真子では到底、受け止めることなんて出来なかったよなぁ。現夫人である、志穂美悦子さんくらいの「たん力」のあるヒトじゃないと。。。
・・・それを考えると、長渕が志穂美悦子さんと再婚したのは正解だったのかもしれない。
この曲を聴くと、いつもそんなことを感じてしまったりするな。
たださ、正直なところ、もう少し軽い曲も聴きたかったよっていうのは、当時の本音だったよなぁ。
大熱演の「激愛」ですね。これは凄い。
兎角、「夜ヒット」の演奏ってショボイのが多いんだけど、これは、そんな夜ヒットの中でも、かなりのクオリティな演奏だったんじゃないかなぁ。
たしか、ベストテンには、「激愛」では出なかったような・・・・あれ? でたったけな?
兎に角、生演奏では、当時もあんまり見た記憶がないんだよな。だから、ここまで大熱演していたとは全然知らなかったな。
矢島賢氏のギターソロと、長渕のボーカルとの絡みが、めっちゃかっこいい。70年代ならいざ知らず、89年当時でもテレビでこういう熱い演奏はそうそうなかったですよ。
こういう大熱演な、ボーカル、演奏を聴いてきちゃってるからさあ、どうしても最近の曲は軽く感じちゃうんだよな。
もっと「ウタ」に魂入れろよって言いたくなっちゃうのよ
逆に、今の若いコからすると、ウザいんだろうけどさ、こういう音楽は。
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