かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

アルフィー

星空のディスタンス / アルフィー

1984_02_星空のディスタンス_アルフィー






今日の1曲セレクトは、「星空のディスタンス」アルフィーです。

まずは、データから

・タイトル    星空のディスタンス
・アーティスト アルフィー
・作詞       高見沢俊彦  高橋研
・作曲       高見沢俊彦
・編曲       アルフィー
・リリース日    1984年1月21日
・発売元       キャニオン
・オリコン最高位   2位
・売上げ枚数     52.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1984年2月6日〜4月23日付
・タイアップ  TBS系ドラマ「無邪気な関係」主題歌


 風邪のためダウンしてた関係で、久々の「1曲セレクト」でっす。別のトピにも書いたように、ことしの風邪はホントしつこい。4日ぶりにPC向かって、「普通」に書けるようになりましたわ。

 しかしねー、考えてみたら、どうも、今年の「運勢」っていうか、こういう状況、1984年に似てるんだよなぁ。
 いやいや、何回も書いてるけど、あの年の冬も、寒い冬でねー、大雪が何回も降ったしね。
 で、私的には、風邪で1週間ダウンしたでしょ、あの年も・・・(^^;;;;;;
 
 まあ、こじ付けがましいけど、状況が似てるのよ。。今年と。
 そんなわけで、今回は1984年の曲を引っ張ってきたんだけど、1984年のこの時期で、印象に残っている曲・・・って、個人的に言うと、結構あるんだよね。
 割と、傾向的に好きな曲が多かったってのもあるんだけど、時代の流れと曲調が、あのころの心の動きにシンクロしてたんだろうな。個人的には・・。

 で、まあ、その好きな曲のなかの1曲が、この曲だったわけですよ。

 うーん、でも、いつ、どのダイミングで好きになったのかは、よく覚えてないんですよね。
 いや、最初は、逆に、あんまりよく思って無かった気がするな。
 そのまえのブレイク曲「メリーアン」とは、随分印象的に違ってたからかなぁ?
 「メリーアン」って、たしかに「ロック」っぽくはあるけど、それでもまだ、ニューミュージック系、フォーク系の匂いは強かったよね。

 でも、この曲は、より「ロック色」が強くなったよね。それが若干違和感があった気がするな。
 いまだったら、この程度の変化は平気だろうけど、あのころは、まだガキだったから、「保守的」な感覚が強かったからなぁ。個人的に。

 うーん、でも、本音を言うと、なぜか、この曲聴いて、ドラムやりたくなっちゃったんだよね。理由はわかんない。
 でも、単純にやりたくなっちゃったんだよなぁ。
 この曲、イントロから、ドラムかっこいいじゃん。ほら、あの「雷」のみたいな連打のフレーズ。どうも、あれがかっこよかったんだよね。
 叩いているのは、このころのアルフィーのバックバンドでドラム叩いてた、富岡”グリコ"義広氏なんだけど、ヒトによっては、アルフィーは、ドラムが「うるさい」って言われてたよねぇ。

 たしかに、レコード聴くと、曲によってはボーカル殺しちゃうくらいの「大音量」だったりする。
 うん、「メリーアン」は、まだ、押さえ気味だったけどね。
 それと、やたらとフィルインいれるかんねぇ、このヒト。だから、なんか、不安定になっちゃう場合と、ぴったりはまる場合と極端なんだよね。

 でも、この曲は、ピタリとはまったと思うなぁ。それに、重いドラミングが、逆にこの曲を引き締めているよね。
 この手の「ハードロック」に近い曲、ドラムが軽いと目もあてらんないもんなぁ。ギターだけがやたらと浮いちゃってさ。
 まあ、その辺の曲のバランスも良かったんだよね。

 しかしさあ、このころのアルフィーが一番よかったんぢゃないかねぇ?
 勢いも、一番あったけどさ、曲的にも一番よかった。なにより、3人のハーモニーがピッタリあってた。このころ。
 いつからだ? ハーモニーも崩れてきたのは。。。
 やっぱ、桜井氏のボーカルがいちばん、引き締まるんだよね。
 まあ、また、後日書くかもしれないけど、次の年あたりから、ひどかったもん。ハーモニー、バラバラで。

 何があったかはよくわかんないけど、84年と85年以降では、このヒトたち別人みたいだもんなぁ。

 ちなみに、この曲、ドラマの主題歌だったんだよね。
TBS系、金曜ドラマ「無邪気な関係」っつうドラマ。。。
 
 って書いて、はたして、どれだけの方が覚えているかなぁ。。 いやいや、ワタシも知らなかったんですよ。長い間。
 後年、なんかの「なつかし番組」で知ったんだと思うな。

 まあ、それだけ、あんまり有名でもなかったんだよね。
あの当時は、まだ、ドラマの主題歌のタイアップも今ほどは、それが即ヒットに繋がるって分けでもなかったし、タイアップ自体、みなさん、それほど、注目してなかったしね。

 ドラマの主題歌タイアップに注目が行くようになったのは、この直後、84年春以降ではないかなぁ。
 まあ、その辺については、追々と。。。。


 話は変わるけど、最初に、1984年と今年の状況が似てるってかいたのは、ヒット曲界も同じなんですよね。
 あの時も、「新しい芽」の出現に期待が行ってて、実際、どんどん、のちのちビックというわれヒトたちが出てきたもんなぁ・・1984年は。
 特に、ロック、ニューミュージック界がすごかったでしょ。一気にニューエイジ、ニューウエイブ系がにぎやかになってきたのも84年だしね。

 そういう意味で、今年も結構、期待してるのね、ワタシ。
とりあえず、まず、期待してたAqua Timez、絢香は、うまく、波にのれたようだし、これからもひ、ブレイクして来そうなアーティストもいるしね。
 機は熟してきた・・・。84年と同じなんですよ。状況が。
とりあえず、次はMONKEY MAJIKと、MEGARYUですかね。ハイ。



 さいごは、まとまんなかったな。。。。




※2006年2月に書いたものを再掲載しました。


My Truth / アルフィー

1987_11_My Truth_アルフィー






今日の1曲セレクトは、「My Truth」アルフィーです。

まずは、データから〜

・タイトル    My Truth
・アーティスト  アルフィー
・作詞      高見沢俊彦
・作曲      高見沢俊彦
・編曲      アルフィー  井上鑑
・リリース日   1987年10月28日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   11.2万枚

 ここ3日ばかし、「死角」に入った曲って感じで書いてきましたが、今日もちょっと死角の曲かな? 時代はまた、1987年に戻ってきましして、さらに1位獲得曲なんだけどね。
 このころ、1986年〜1987年って、ヒットチートの傾向は今とにてるんだよ。
 毎週のように1位が入れ替わる猫の目チャートでさ、さらに、ランクもあっという間に消えちゃうってやつでさ〜。
 だから、今となっては、時代の「死角」となっちゃってる曲ってあまたあるわけですよ。 このころの曲って。

 まあ、それだけ、曲の「質」ってのも、問題があったけどね。だってさ、あっという間に消えちゃう曲が多い中、それなりにロングヒットを続けてた曲もあるわけだからね。この頃だって。

 ただ、そうは言っても、そのなかででも、曲として、割と印象にのこりながら、あっという間に消えて行っちゃった曲もありまして・・・。まあ、個人的な思い入れってのもあるんだけどさ、その中の1曲が、今日、引っ張ってきた、アルフィーの「My Truth」なわけです。

 なにせオリコン1位獲得曲ですよ。この曲。アルフィーで1位獲得してるのは、この曲を含めて4曲しかないわけだからね。
さぞかし、有名な曲って感じだけど、さにあらずなんだよね。
 
 ちなみに、アルフィーでオリコン1位獲得した曲って覚えてますか?

 ・恋人たちのペイヴメント  1984年10月
 ・シンデレラは眠れない   1985年 2月
・サファイアの瞳      1987年 3月
そして
 ・My Truth 1987年11月

なんですねー。

 うーん、ひとつ気付くのは、いまとなって、アルフィーの「代表曲」って言える曲が、はっきりいって「ない」のよ。アルフィーの1位獲得曲には。

 うん、たしかに「恋人たちのベイヴメント」は、代表曲にいれてもいいかもしれないけどね。
 代表曲といえる、「メリーアン」も「星空のディスタンス」も、一番売れた「Promised Love」も1位獲得してない。
 これが、22年の長きにわたってベストテン内ら送り込んできたアルフィーの「特徴」なのよね。
 

 でねー、個人的な考えなんだけど、実際は、アルフィーって84年までで終わっちゃってんぢゃないかな・・・と思うんだよね。

 ・・・と書くと、アルフィーファンから猛烈クレームが来そうな気もするけど、個人的にはそうなのよ。
 ワタシねー、83年のブレイク曲「メリーアン」、84年の「星空のディスタンス」、「STARSHIP〜光を求めて〜」までは、いいと思ったんだよね。
 曲はしっかりしてるし、ハーモニーもしっかりしてるし。
あ、これを言いたいんだよなっていうのが、見えたわけ。

 とくにやっぱりブレイク曲の「メリーアン」は良かったよね。曲が自然だったし・・。

 でもねー、「恋人たちのペイヴメント」あたりから、なんか違ってきたんだよね。なんか、間違ってるとしか思えなくなってきたわけ。
 別に高見沢氏のボーカルが変、やっぱし、ボーカルは桜井氏だろ、とかぢゃなくてさ、なんか、曲がバラバラになっちゃったんだよね。

 メロディはメロディで勝手に動いてるし、バックはバックで勝手に動いてるし、全然シンクロしてないんだよ。

 特に85年の「シンデレラは眠れない」はひどかった。途中で曲が止まっちゃうんだよ〜。 えーと、実際に止まっているわけではないんだけど、そう聞こえる箇所が1箇所あるんだよ。
 原因はドラムが下手すぎるの。リズムが止まっちゃうんですよ。メロディとずれてるの。 ワタシ、これは間違ってるとしか思えないのよ。
 それと、第2は、88年3月の「WEEKEND SHUFFLE」。これもさ、間違えてるとしか思えなかったのね。 だってさ、イントロの音がひん曲がってるんだもん。
 ワタシ最初、レコードの回転数が間違ってるのかと・・それなかったらレコード「反っちゃったかな」って思ったんだよね。レコードって塩化ビニール製だから熱に弱いのよ。
 で、長時間日向においておくと、ぐにゃぐにゃに反り返っちゃうんだよね。 それをプレーヤーで聴くと、音までぐにゃぐにゃになっちゃうのよ。
 この曲、そんな感じなんだよね。 別にレコードが反ってるわけじゃないんだけどさ。
 そんな感じの曲がこの頃のアルフィーが多いのよ。

 だから、個人的にはあんまり好きできなかったんだけどさ。
確かにメッセージ性はあったけど、音楽性は感じなかったっていうかね。

 そういう時代において、この「My Truth」だけは、割とよかったんだよね。
 たしかに、音楽性は乏しいんだけどさ。うーん、歌詞がよかったのかな。

 出だしの歌詞が全てだけどね。

♪ 何故 俺はこんなに孤独なのか
  あいつらの笑い声がこの胸に突き刺さる
  だれも本当の俺なんか しらなくていい ♪

うーん、たしかに、重箱の隅をつつてる感じがするし、演歌とか、抒情フォークの世界なんだけどさ、なんか突き刺さるものがあるんだよね。

 とくに、あの時代⇒18歳の頃の俺 よりは、最近のほうが突き刺さるものが多いかなぁ。
 あのころは、それなりに仲間がいたけど、いまは、あのころのようなフランクな付き合いの仲間ってさあ、身近ではあんまりいないからねぇ。

 あ、もちろん、ネットで知り合った方は別よ。 あくまで、いつも身近にいる仲間〜これは、仕事上の仲間もとおして〜で本当の俺をさらけだせる仲間って、いま、いないからね。
 だから、余計この歌詞が突き刺さってくるわけですわ。

 本当は、こんな世界は考えないような世界だったら、楽しいんだろうけどね。

 まあ、そういう精神論的な曲ですわ。でも、1位取るってことは、それだけ共感できるヒトも多いってことかなぁ、この曲の世界観に。


 うーん、今日はちょっと暗くなっちゃたかなぁ。 ちょっと反省。


 この4日間はちょっと、「死角」目の曲を持ってきましたが、明日は、もうちょっとメジャーな曲を持ってきまーす。
 今から予告ね。 お楽しみにー。





※2005年11月に書いたものの再掲載です。

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